JP3191078U - 人形玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠心力を利用して可動部を作動させるときに、不規則で意外性に富んだ動きを実現可能な人形玩具を提供する。
【解決手段】水平方向に回転する回転部17を備えたベース体11と、前記回転部17に取り付け可能な人形体20と、を備え、前記人形体20は、前記回転部17に固定される本体部21と、前記本体部21に対して揺動可能に取り付けられた可動部25,26と、を備え、前記回転部17を回転させたときに、前記人形体20が一体的に回転するとともに、回転時の遠心力により前記可動部25,26が外周方向に作動するように形成され、前記可動部25,26は、複数の回動軸38〜40を備えて構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】水平方向に回転する回転部17を備えたベース体11と、前記回転部17に取り付け可能な人形体20と、を備え、前記人形体20は、前記回転部17に固定される本体部21と、前記本体部21に対して揺動可能に取り付けられた可動部25,26と、を備え、前記回転部17を回転させたときに、前記人形体20が一体的に回転するとともに、回転時の遠心力により前記可動部25,26が外周方向に作動するように形成され、前記可動部25,26は、複数の回動軸38〜40を備えて構成されている。
【選択図】図1
Description
この考案は、遠心力を利用して可動部を作動させる人形玩具に関するものである。
遠心力を利用して可動部を作動させる人形玩具として、特許文献1には、軸足を中心として人形玩具を回転させたときに、軸足とは別の足が遠心力で作動するようにした構成が開示されている。このような人形玩具は、人形同士を戦わせて勝敗を競ったり、目的物を蹴落としたりして得点などを競い合うゲーム用玩具として使用することができる。
しかし、上記した特許文献1記載の人形玩具は、重力で下向きの待機姿勢をとった足が遠心力で水平方向に浮き上がる構造であるので、動きが予想でき意外性に乏しいという問題があった。
そこで、本考案は、遠心力を利用して可動部を作動させるときに、不規則で意外性に富んだ動きを実現可能な人形玩具を提供することを課題とする。
そこで、本考案は、遠心力を利用して可動部を作動させるときに、不規則で意外性に富んだ動きを実現可能な人形玩具を提供することを課題とする。
本考案は、上記した課題を解決するためになされたものであり、以下を特徴とする。
請求項1記載の考案は、水平方向に回転する回転部を備えたベース体と、前記回転部に取り付け可能な人形体と、を備え、前記人形体は、前記回転部に固定される本体部と、前記本体部に対して揺動可能に取り付けられた可動部と、を備え、前記回転部を回転させたときに、前記人形体が一体的に回転するとともに、回転時の遠心力により前記可動部が外周方向に作動するように形成され、前記可動部は、複数の回動軸を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、前記複数の回動軸のうちの2つの回動軸を互いに直交するように配置したことを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、前記可動部を待機状態とするためのバネ部材を備え、前記人形体が回転したときの遠心力により前記可動部が前記バネ部材の付勢力に抗して外周方向に作動することを特徴とする。
請求項4に記載の考案は、前記可動部の先端部に武器又は防具を固定したことを特徴とする。
請求項5に記載の考案は、前記可動部は、複数の棒状部材を回動可能に連結したものであり、前記複数の棒状部材のうちの少なくとも1つは、2つの棒体を長手方向を軸として回転可能に連結したものであることを特徴とする。
請求項6に記載の考案は、前記人形体は、外部から押圧可能な押圧部を備えるとともに、前記押圧部が押されたときに前記回転部から離脱することを特徴とする。
請求項7に記載の考案は、前記可動部を水平方向の2箇所に設け、前記押圧部をこの2箇所の可動部の間に設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の考案は上記の通りであり、可動部が複数の回動軸を備えて構成されているので、遠心力を利用して可動部を作動させるときに複数の可動箇所及び可動方向で作動させることができる。よって、不規則で意外性に富んだ動きとなるので、遊びが単調にならず、興趣を高めることができる。
また、請求項2に記載の考案は上記の通りであり、前記複数の回動軸のうちの2つの回動軸を互いに直交するように配置したので、全方向へ可動部が動くようになっており、可動範囲が大きいのでより予測不能な動きを実現することができる。
また、請求項3に記載の考案は上記の通りであり、前記可動部を待機状態とするためのバネ部材を備えているので、バネ部材によって待機状態における可動部の姿勢を自由に設定することができる。例えば、可動部が持ち上げられた状態を待機状態とすることができるので、待機状態における人形玩具の見た目を向上させることができる。
また、人形体が回転したときの遠心力により可動部がバネ部材の付勢力に抗して外周方向に作動するので、遠心力を利用して可動部を作動させるときにバネ部材の付勢力が影響することで可動部の動きをより不規則とすることができる。
また、請求項4に記載の考案は上記の通りであり、前記可動部の先端部に武器又は防具を固定することで、可動部の先端重量を大きくできるので、遠心力による可動部の作動をスムーズにすることができる。また、例えば2体の人形玩具を対向させて作動させ、武器又は防具を使用した対戦型ゲームに使用することができる。
また、請求項5に記載の考案は上記の通りであり、前記可動部は、複数の棒状部材を回動可能に連結したものであり、前記複数の棒状部材のうちの少なくとも1つは、2つの棒体を長手方向を軸として回転可能に連結したものである。このような構成によれば、2つの棒体を長手方向を軸として回転させることで可動部の向きを変えることができるので、可動部の動きを遊戯者がカスタマイズして遊ぶことができる。
また、請求項6に記載の考案は上記の通りであり、前記人形体は、外部から押圧可能な押圧部を備えるとともに、前記押圧部が押されたときに前記回転部から離脱するようになっている。このような構成によれば、例えば2体の人形玩具を対向させて作動させる対戦型ゲームにおいて、可動部によって相手方の押圧部を押すことで勝敗を決めることができるので、遊びの幅を広げることができる。
また、請求項7に記載の考案は上記の通りであり、前記可動部を水平方向の2箇所に設け、前記押圧部をこの2箇所の可動部の間に設けたので、例えば2体の人形玩具を対向させて作動させる対戦型ゲームにおいて、2箇所の可動部をそれぞれ攻撃または防御に使用することができる。すなわち、可動部が待機状態のときは、2箇所の可動部で押圧部を守る防御姿勢とし、可動部が作動しているときは、可動部が伸び広がって相手方を攻撃する攻撃姿勢とすることができる。このように、人形体を回転させたり停止させたりすることで攻撃と防御とを切り替えることができるので、戦略的に人形体を操作して遊ぶことができ、対戦型ゲームの興趣を高めることができる。
本考案の実施形態について、図を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る人形玩具10は、遠心力を利用して可動部25,26を作動させるものであり、図1に示すように、ベース体11と、人形体20と、備えて構成される。
本実施形態に係る人形玩具10は、遠心力を利用して可動部25,26を作動させるものであり、図1に示すように、ベース体11と、人形体20と、備えて構成される。
ベース体11は、人形体20を取り付けるためのものであり、図1に示すように、基部12と、基部12の側方に突出したレバー14と、水平方向に回転する回転部17と、を備えている。
基部12は、側方に突出して設けられたハンドル13を備えており、このハンドル13を手で持って地面の上を滑らせて移動できるようになっている。
レバー14は、回転部17を回転操作するためのものであり、基部12に対して水平方向に揺動可能に取り付けられている。このレバー14は、図3に示すように、ハンドル13に対して接近又は離間する方向に揺動可能となっている。また、このレバー14は、ベース体11の内部でバネなどの付勢部材によって付勢されており、自然状態においてはハンドル13から離間する方向に付勢されている。
回転部17は、基部12の上部に設けられ、基部12に対して回転可能に取り付けられている。特に図示しないが、この回転部17はベース体11の内部においてギアを介してレバー14と接続されており、レバー14の揺動に連動して回転するようになっている。この回転部17には、上面に人形体20を取り付けるための支持軸18と2つの凸部19とが立設されている。人形体20の底面には、この支持軸18と2つの凸部19とを挿入するための孔が形成されており、この人形体20の孔に支持軸18と2つの凸部19とを挿入することで回転部17の上面に人形体20を取り付け可能となっている。なお、支持軸18の上端付近には鉤状の被係合部18aが設けられており、この被係合部18aが後述するフック部材24と弾発的に係合することで支持軸18に取り付けた人形体20が容易に外れないようになっている。
一方、ベース体11に取り付けられる人形体20は、図1に示すように、回転部17に固定される本体部21と、前記本体部21に対して揺動可能に取り付けられた可動部25,26と、を備えている。
本体部21は、頭部、胴体部、脚部を形成した人形体20の中軸部分である。この本体部21の底部には支持軸18を挿入するための挿入孔21cと凸部19を挿入するための孔(図示せず)とが開口形成されている。
この本体部21は、図4に示すように、前分割片21aと後分割片21bとを前後に組み合わせて構成されており、内部の挿入孔21cにはバネ23とフック部材24とが配置されている。このうちフック部材24は、前述した支持軸18の被係合部18aに係合させるためのものであり、被係合部18aと係合する方向に弾性的に付勢されている。このため、挿入孔21cに支持軸18を奥まで挿入すると、フック部材24と被係合部18aとが係合し、人形体20がベース体11から抜け落ちずに固定されるようになっている。このとき、バネ23は人形体20をベース体11から離反する方向(上方向)に付勢している。
また、本体部21の前面には、外部から押圧可能な押圧部22が設けられている。この押圧部22は、特に図示しないが、上記したフック部材24と直接または間接的に接続されており、この押圧部22が内部へと押し込まれると、被係合部18aとの係合が解除される方向にフック部材24が移動するようになっている。このため、押圧部22が押されたときに被係合部18aとフック部材24との係合が解除され、バネ23の付勢力によって人形体20が回転部17から離脱するようになっている。
可動部25,26は、本実施形態においては、人形体20の右腕に当たる第1可動部25と、人形体20の左腕に当たる第2可動部26と、の2箇所に設けられている。この2箇所の可動部25,26は、水平方向に見て同じ高さ位置に設けられており、この2箇所の可動部25,26の間に前記押圧部22が配置されている。
第1可動部25は、図1及び図2に示すように、上腕に当たる第1棒状部材27と、下腕に当たる第2棒状部材28と、手に当たる先端部材31と、を備えている。
第1棒状部材27は、第1回動軸38を軸として本体部21に対して回動可能に接続されており、この第1棒状部材27と本体部21との接続部分は第1関節部35を形成している。第1回動軸38は前後方向が軸方向となるように配置されている。第1棒状部材27は、自然状態においては重力により下方へと垂れ下がるようになっている。
第2棒状部材28は、第2回動軸39を軸として第1棒状部材27に対して回動可能に接続されており、第2棒状部材28と第1棒状部材27との接続部分が第2関節部36を形成している。第2回動軸39は、左右方向が軸方向となるように配置されており、言い換えると第1回動軸38と直交するように配置されている。第2関節部36には、捩りコイルバネからなる第1バネ部材41が設けられており、この第1バネ部材41が付勢することにより、自然状態において第1棒状部材27と第2棒状部材28とが略直角な姿勢を維持するようになっている。
この第2棒状部材28は、2つの棒体29,30を回転可能に連結して構成されている。具体的には、第2棒状部材28は、第1棒体29と第2棒体30という2つの棒体29,30を、長手方向を軸として回転可能に連結して構成されている。この第1棒体29と第2棒体30とは、摩擦力が働くことで自然に回転しないように固定されているが、2つの棒体を持って互いに捻るように回転方向に力を加えることで摩擦力に抗して互いに回転させることができるようになっている。第1棒体29と第2棒体30とを互いに回転させると、図5に示すように先端部材31の左右方向への傾きを変えることができる。
先端部材31は、第3回動軸40を軸として第2棒状部材28に対して回動可能に接続されており、先端部材31と第2棒状部材28との接続部分が第3関節部37を形成している。第3回動軸40は、左右方向が軸方向となるように配置されており、言い換えると第1回動軸38と直交し、かつ、第2回動軸39と平行に配置されている。この先端部材31には、図1に示すような長尺の武器32が固定されている。また第3関節部37には、捩りコイルバネからなる第2バネ部材42が設けられており、この第2バネ部材42が付勢することにより、自然状態において先端部材31に固定された武器32と第2棒状部材28とが略直角な姿勢を維持するようになっている。
一方、第2可動部26は、図1及び図2に示すように、第1可動部25とほぼ同じ構成であるが、以下の3点で第1可動部25と相違する。1つめの相違点は、第2棒状部材28と先端部材31とが固定されており、第3回動軸40が設けられていない点で第1可動部25と相違する。2つめの相違点は、先端部材31に防具33が固定されている点で、先端部材31に武器32を固定した第1可動部25と相違する。3つめの相違点は、第2棒状部材28が、2つの棒体29,30を回転可能に連結したものではない点で第1可動部25と相違する。なお、本実施形態においては第2可動部26を上記のように構成したが、これに限らず、第2可動部26に第3回動軸40を設けてもよいし、第2可動部26の先端部材31に武器32を固定してもよいし、第2可動部26の第2棒状部材28を2つの棒体29,30を回転可能に連結したものとしてもよい。
上記した人形玩具10で遊ぶ際には、側部に突出したレバー14とハンドル13とを片手で握り込むように把持し付勢部材の付勢力に抗してレバー14とハンドル13とを接近させる。このようにレバー14を操作すると、図3に示すように、レバー14の操作に連動して回転部17が所定の方向に回転する。回転部17が回転すると、回転部17と一体的に人形体20が回転し、回転時の遠心力により人形体20の可動部25,26が外周方向に伸び広がって作動する。その後、回転が停止すると重力及びバネ部材41,42の付勢力により可動部25,26は待機状態に戻り、縮んだ状態に戻る。
なお、レバー14とハンドル13とを把持している力を緩めると、レバー14を付勢している付勢部材の付勢力によって回転部17が前記した所定の方向とは逆方向に回転するが、このときにも回転中には遠心力が働くため、人形体20の可動部25,26が外周方向に伸び広がって作動する。そして回転が停止すると重力及びバネ部材41,42の付勢力により可動部25,26は待機状態に戻り、縮んだ状態に戻る。
このように、レバー14の操作を繰り返すことで、可動部25,26を作動させるようになっている。また、レバー14の操作量や操作速度によって遠心力の大きさや向きが変わるので、レバー14の操作量や操作速度を変化させることによって可動部25,26の動きを変えることができるようになっている。
以上説明したような実施形態によれば、可動部25,26が複数の回動軸38〜40を備えて構成されているため、遠心力を利用して可動部25,26を作動させるときに複数の可動箇所及び可動方向で作動させることができる。よって、不規則で意外性に富んだ動きとなるので、遊びが単調にならず、興趣を高めることができる。
また、第1回動軸38と第2回動軸39及び第3回動軸40とが互いに直交するように配置されているため、全方向へ可動部25,26が動くようになっており、可動範囲が大きいのでより予測不能な動きを実現することができる。
また、可動部25,26がバネ部材41,42によって待機状態に付勢されているので、バネ部材41,42によって待機状態における可動部25,26の姿勢を自由に設定することができる。本実施形態においては、腕や武器32などを持ち上げた状態を待機状態としているので、待機状態における人形体20の見た目が向上している。また、持ち上げた可動部25,26によって押圧部22をガードできるようになっている。
また、人形体20が回転したときの遠心力により可動部25,26がバネ部材41,42の付勢力に抗して外周方向に作動するので、遠心力を利用して可動部25,26を作動させるときにバネ部材41,42の付勢力が影響することで可動部25,26の動きをより不規則とすることができる。
また、本実施形態においては、第2棒状部材28が待機状態において外周方向に突出しているため、第2棒状部材28はそのままでは遠心力の影響を受けて外周方向に作動することはない。しかしながら、人形体20が回転して第1関節部35が外側に開くことで第2棒状部材28の向きが変わるため、更に人形体20を回転させることで第2関節部36が外側に開くように作用する。このように、第1関節部35が作動したことに連動して第2関節部36が作動するような構造であるので、段階的に可動部25,26を動作させることができ、更に予測不可能な動きを実現することができる。
また、可動部25,26の先端部に武器32又は防具33を固定したため、可動部25,26の先端重量が大きくなっており、遠心力による可動部25,26の作動をスムーズにすることができる。また、例えば2体の人形玩具10を対向させて作動させ、武器32又は防具33を使用した対戦型ゲームに使用することができる。
また、前記人形体20は、外部から押圧可能な押圧部22を備えるとともに、この押圧部22が押されたときに回転部17から離脱するようになっている。このような構成によれば、例えば2体の人形玩具10を対向させて作動させる対戦型ゲームにおいて、可動部25,26によって相手方の押圧部22を押すことで勝敗を決めることができるので、遊びの幅を広げることができる。
また、前記可動部25,26を水平方向の2箇所に設け、前記押圧部22をこの2箇所の可動部25,26の間に設けたので、例えば2体の人形玩具10を対向させて作動させる対戦型ゲームにおいて、2箇所の可動部25,26をそれぞれ攻撃または防御に使用することができる。すなわち、可動部25,26が待機状態のときは、図3(a)(b)に示すように、2箇所の可動部25,26で押圧部22を守る防御姿勢とする一方、可動部25,26が作動しているときは、図3(e)(f)に示すように、可動部25,26が伸び広がって相手方を攻撃する攻撃姿勢とすることができる。このように、人形体20を回転させたり停止させたりすることで攻撃と防御とを切り替えることができるので、戦略的に人形体20を操作して遊ぶことができ、対戦型ゲームの興趣を高めることができる。
また、可動部25,26は、複数の棒状部材27,28を回動可能に連結したものであり、前記複数の棒状部材27,28のうちの少なくとも1つは、2つの棒体29,30を長手方向を軸として回転可能に連結したものである。このような構成によれば、2つの棒体29,30を長手方向を軸として回転させることで可動部25,26の向きを変えることができるので、可動部25,26の動きを遊戯者がカスタマイズして遊ぶことができる。例えば本実施形態の図5に示すように先端部材31の左右方向への傾きを変えることができるようにすれば、遠心力の働き方を変えることで腕の振りを変化させることができる。このとき、長手方向を軸として棒体29,30を回転させるため、棒体29,30の回転位置にかかわらず腕が伸び広がったときの先端位置を一定にすることができる。よって、棒体29,30を回転させることで、伸びた腕の先端位置を一定にして押圧部22に当たり易い状態を維持しつつも、腕の振りを変化させて遊びの幅を広げることができる。
なお、上記した実施形態においては、人形体20の右腕及び左腕を可動部25,26としたが、これに限らない。例えば人形体20の頭、脚、尻尾などの部位を可動部として形成してもよい。
また、上記した実施形態においては、人形体20の右腕及び左腕に武器32と防具33とを固定したが、これに限らず、両手に武器32を持たせるようにしてもよい。また、武器32や防具33を着脱可能とし、異なる武器32や防具33を付け替え可能としてもよい。また、武器32や防具33を着脱可能とした場合には、武器32と防具33とを自由に組み合わせて取り付けられるようにしてもよい。具体的には、両手に武器32を持たせたり、武器32を左手に持たせるとともに防具33を右手に持たせたりしてもよい。
また、上記した実施形態においては、回転部17を回転させるための回転手段としてレバー14を設けたが、これに限らず、他の回転手段で回転部17を回転させるようにしてもよい。
例えば、図6に示すように、ベース体11の底部にローラ15を設け、このローラ15を回転手段としてもよい。この図6に示す例では、ベース体11を平面上で滑らせることでローラ15が回転し、この回転力が回転部17に伝達されることで回転部17を回転させるようにしている。
また、図7に示すような回転棒16を回転手段としてもよい。この図7に示す例では、1つのベース体11に2つの回転部17が配置されており、それぞれの回転部17はガイド溝11aに沿って左右に移動可能となっている。また、それぞれの回転部17には人形体20を互いに対向して取り付けることができるようになっている。ベース体11の前後には、それぞれの回転部17に連結された回転棒16が突出しており、この回転棒16を把持して左右に移動させることで、回転部17及び人形体20がガイド溝11aに沿って左右に移動するようになっている。また、回転棒16を回転させると、回転部17が回転し、回転部17の上に固定された人形体20が回転するようになっている。
この他にも、回転部17を回転させるためのモータを作動させる電気的なスイッチを回転手段として設けてもよい。
この他にも、回転部17を回転させるためのモータを作動させる電気的なスイッチを回転手段として設けてもよい。
10 人形玩具
11 ベース体
11a ガイド溝
12 基部
13 ハンドル
14 レバー
15 ローラ
16 回転棒
17 回転部
18 支持軸
18a被係合部
19 凸部
20 人形体
21 本体部
21a 前分割片
21b 後分割片
21c 挿入孔
22 押圧部
23 バネ
24 フック部材
25 第1可動部(可動部)
26 第2可動部(可動部)
27 第1棒状部材(棒状部材)
28 第2棒状部材(棒状部材)
29 第1棒体(棒体)
30 第2棒体(棒体)
31 先端部材
32 武器
33 防具
35 第1関節部
36 第2関節部
37 第3関節部
38 第1回動軸(回動軸)
39 第2回動軸(回動軸)
40 第3回動軸(回動軸)
41 第1バネ部材(バネ部材)
42 第2バネ部材(バネ部材)
11 ベース体
11a ガイド溝
12 基部
13 ハンドル
14 レバー
15 ローラ
16 回転棒
17 回転部
18 支持軸
18a被係合部
19 凸部
20 人形体
21 本体部
21a 前分割片
21b 後分割片
21c 挿入孔
22 押圧部
23 バネ
24 フック部材
25 第1可動部(可動部)
26 第2可動部(可動部)
27 第1棒状部材(棒状部材)
28 第2棒状部材(棒状部材)
29 第1棒体(棒体)
30 第2棒体(棒体)
31 先端部材
32 武器
33 防具
35 第1関節部
36 第2関節部
37 第3関節部
38 第1回動軸(回動軸)
39 第2回動軸(回動軸)
40 第3回動軸(回動軸)
41 第1バネ部材(バネ部材)
42 第2バネ部材(バネ部材)
Claims (7)
- 水平方向に回転する回転部を備えたベース体と、
前記回転部に取り付け可能な人形体と、
を備え、
前記人形体は、前記回転部に固定される本体部と、前記本体部に対して揺動可能に取り付けられた可動部と、を備え、
前記回転部を回転させたときに、前記人形体が一体的に回転するとともに、回転時の遠心力により前記可動部が外周方向に作動するように形成され、
前記可動部は、複数の回動軸を備えて構成されていることを特徴とする、人形玩具。 - 前記複数の回動軸のうちの2つの回動軸を互いに直交するように配置したことを特徴とする、請求項1記載の人形玩具。
- 前記可動部を待機状態とするためのバネ部材を備え、前記人形体が回転したときの遠心力により前記可動部が前記バネ部材の付勢力に抗して外周方向に作動することを特徴とする、請求項1又は2記載の人形玩具。
- 前記可動部の先端部に武器又は防具を固定したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の人形玩具。
- 前記可動部は、複数の棒状部材を回動可能に連結したものであり、
前記複数の棒状部材のうちの少なくとも1つは、2つの棒体を長手方向を軸として回転可能に連結したものであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の人形玩具。 - 前記人形体は、外部から押圧可能な押圧部を備えるとともに、前記押圧部が押されたときに前記回転部から離脱することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の人形玩具。
- 前記可動部を水平方向の2箇所に設け、前記押圧部をこの2箇所の可動部の間に設けたことを特徴とする、請求項6記載の人形玩具。
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