JP5821157B2 - 歩行おもちゃ及び歩行おもちゃセット - Google Patents

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Description

本発明は、ばねを動力源とする歩行おもちゃに関する。更に詳述すると、本発明は、足を床面から離さずに摺り足で任意の方向に歩かせたり、走らせたりする2足歩行を可能とする歩行おもちゃに関する。尚、本明細書において、歩行方向を前後方向とし、それと直交する水平方向を左右方向(幅方向)並びに鉛直方向を上下方向と呼ぶ。また、本明細書では、おもちゃを歩かせようとする面を総称して床面という。
従来、両足を床面から離さずに摺るように交互に前後動させて足早に歩行可能とするおもちゃが提案されている(特許文献1)。このおもちゃは、ボディに対して同じ長さの2本の脚部材及び足部材を前後方向へ揺動自在に備える一方、それら一対の脚部材に設けられた上下方向の長孔にぜんまい駆動のギアボックスの出力軸の両端に180度位相させて備えられたクランク機構のクランクピンをそれぞれ係合させ、ギアボックスの出力軸の回転をクランク機構を介して脚部材・足部材の前後方向への揺動に変換させることにより、一対の脚部材・足部材を交互に前後動させるようにしたものである。この歩行おもちゃには、重心位置を調整する重心位置調整部材として機能するボールを持った片腕がボディの一側に肩を中心に回転自在に備えられ、ボールを持った片腕を前後左右並びに上下方向に回動させることにより傾いた方向(重心移動方向)に進むようにしている。
特開平8−835号公報
しかしながら、特許文献1記載の発明にかかる歩行おもちゃは、ギアボックスのぜんまいを巻き上げるための手巻きノブがボディの側方に突出するため、その分だけおもちゃの重心が左右方向の一方に偏るという本質的な問題を有している。しかも、手巻きノブは、おもちゃの大きさに拘わらず、指先で摘みながら回すためにある程度の大きさが必要となることから、おもちゃの大きさが小さくなるほど左右方向での重心の偏りに与える影響が大きくなり、歩行時のおもちゃの姿勢を不安定にして転倒を誘発することとなる。
また、同時に、おもちゃの重心位置を調整する重心位置調整部材をボディの他方の側方にしか備えられないことから、重心の移動範囲がおもちゃの片側に制限され、おもちゃの動きの変化に乏しいという問題を伴う。
さらに、手巻きノブを指先で摘みながら回す操作は、片手ではできない。おもちゃを床面に置いて巻き上げる場合には、おもちゃを押さえた状態で手巻きノブを指先で摘みながら回さなければならないが、このような操作は、幼児にとってはたやすい操作とはいえない。また、おもちゃを手にもって手巻きノブを巻き上げる場合にも、おもちゃを床面に降ろして手を離す際に、立ち姿勢のバランスを崩し易く、歩行開始直後に転倒し易い。いずれにしても、手巻きノブを指先で摘みながら回す操作は、この種の玩具を好む幼児にとっては難しい作業であり、また転倒を頻繁に繰り返すと、そのおもちゃを使った遊びへの興味を急速に失ってしまうことの一要因ともなる。このため、幼児にとって遊び易いものとすることが望まれている。
また、ぜんまいを駆動源とするギアボックスは、径方向に拡がるぜんまいを収容する空間を必要とするため、ギアボックスが大型化するし、指先で摘みながら回す手巻きノブの大きさはある程度の大きさが必要となる。そこで、ギアボックスの小型化に限界が有り、引いてはそれを内蔵するおもちゃのボディの小型化・おもちゃの小型化が難しいものとなる。
また、特許文献1記載の発明にかかる歩行おもちゃは、おもちゃの重心位置を調整する重心位置調整部材が取り外しのできないもの、即ち重心位置を変更可能とするだけのものであるため、おもちゃの遊び方はその動きの変化を楽しむだけのものであって、おもちゃに具現されたキャラクターの変化例えばキャラクターの成長や機能のアップグレードなどのストーリー性を与えたり、尚且つキャラクターの成長や機能のアップグレードに伴った動きの質に変化を与えることなどができないものである。
さらに、歩行おもちゃとしての遊び方も、床面などで単に前後方向に直進させたり、曲がりながら前進あるいは後退させたり、あるいはその場で旋回あるいはい足踏みするといったものに限られる。他者の歩行おもちゃと競争するという対戦形式の遊びの要素に欠けるものである。
本発明は、歩行時のおもちゃの姿勢を安定にして転倒し難い歩行おもちゃを提供することを目的とする。また、本発明は、ばねの巻き上げ操作が片手で容易にでき、幼児にとっても遊び易い歩行おもちゃを提供することを目的とする。さらに、本発明は、おもちゃの動きの変化が豊かであり、対戦形式の遊びの要素を有する歩行おもちゃを提供することを目的とする。さらに、本発明は、小型化を可能とする歩行おもちゃを提供することを目的とする。また、本発明は、おもちゃに具現されたキャラクターの成長や機能のアップグレードなどのストーリー性を与えることができ、尚且つキャラクターの成長や機能のアップグレードに伴った動きの質に変化を与えることができる歩行おもちゃを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、重心位置調整部材と一対の脚をボディに前後方向に揺動自在に支持すると共に該一対の脚を交互に前後へ強制揺動させるクランク機構を有するギアボックスをボディに内蔵し、かつ一対の脚の床面と接する面が強制揺動方向に湾曲した曲面に形成されて床面と一対の脚とが常時接触して一対の脚で走行可能な歩行おもちゃにおいて、ギアボックスは、捻りコイルばねを駆動源とし該捻りコイルばねによって駆動される駆動ギアとクランク機構を回転させる出力軸並びに駆動ギアの回転を出力軸に伝達させるギア列とを含み、且つ、駆動ギアを回転させると共にボディの外に先端部分が突出し上下方向に揺動するレバーを備え、レバーはその回転中心に円盤部を有し、駆動ギアが円盤部の周面の一部に形成され、捻りコイルばねを収納する空間がレバー及び駆動ギアの内方に設けられ、捻りコイルばねの一端がレバーの先端側に延びる内部空間に収められると共に、捻りコイルばねの他端が内部空間の外においてギアボックスのフレームに当てられ、回転中心と直交する垂直面に沿って捩られるように捻りコイルばねが配置される一方、レバーがギアボックスの左右方向の中央に上下方向に揺動可能に備えられ、ギアボックスがボディの左右方向の中央に配置されるようにボディ内にセットされ、レバーを押し下げることで捻りコイルばねを捻って巻き上げるようにしている。
また、発明にかかる歩行おもちゃは、重心位置調整部材がボディの両側に左右対称に配置されることが好ましい。
また、本発明にかかる歩行おもちゃ、重心位置調整部材、ボディに対し可動的に連結される腕とその先端に取り付けられる装備品とから構成され、腕の先端に装備品を着脱可能に把持させる把持部を備えるものであることが好ましい。
また、本発明にかかる歩行おもちゃ、ギア列を構成するギアの1つを駆動ギア寄りの噛合相手のギアの周りを公転する駆け上がりギアとし、レバーを操作して捻りコイルばねを巻き上げるときに、駆け上がりギアを公転させて該駆け上がりギアの出力軸寄りの噛合相手のギアとの噛み合いを解除し、ギア列の回転が出力軸に伝達されないようにすることが好ましい。
また、本発明にかかる歩行おもちゃ、脚、ギアボックスによって前後方向に揺動される脚部材と、該脚部材の下端に着脱可能に取り付けられる足部材とから成り、足部材を交換可能とすることが好ましい。
また、本発明にかかる歩行おもちゃ、脚床面と接する面が脚の揺動中心を通る鉛直軸上に曲率中心を有する曲面であり、脚の揺動中心を通る鉛直軸上の位置で床面と接し、ボディが直立するものであることが好ましい。また本発明にかかる歩行おもちゃは、脚が、床面と接する面が脚部材の揺動中心を通る鉛直軸よりも進行方向前方に曲率中心を有する曲面であり、おもちゃを直立させたときに鉛直軸よりも前の位置で足裏の面と床面とが接し、それよりも後方では床面に対して漸次足裏が離れて床面から浮き上がる曲面の足裏を有し、ボディが傾斜するものであることが好ましい。
請求項8記載の発明にかかる歩行おもちゃセットは、請求項1から7のいずれか1つの記載の歩行おもちゃと、走行面から突出した軌道を有する軌道盤とを有し、軌道盤の軌道を跨ぐように歩行おもちゃの脚の間に軌道を配置して、軌道に沿っておもちゃを走行させるようにしている。
請求項9記載の発明にかかる歩行おもちゃセットは、軌道盤の軌道を複数本備え、各軌道を跨ぐように請求項1から7のいずれか1つの記載の複数の歩行おもちゃを配置し、複数の歩行おもちゃを同時に走行開始させて軌道に沿っておもちゃを競って走行させることが好ましい。
請求項1記載の歩行おもちゃによれば、捻りコイルばねを駆動源とするギアボックスを備え、レバーがギアボックスの左右方向の中央に上下方向に揺動可能に備えられ、ギアボックスがボディの左右方向の中央に配置されるようにボディ内にセットされ、ギアボックスの駆動ギアを回転させるレバーの先端部分をボディの外に突出させ、駆動ギアと一体となったレバーの内方に収納された捻りコイルばねをレバーを回すことで捻って巻き上げる構成にしているので、歩行おもちゃの左右方向の重心の偏りを少なくして、歩行時のバランスを安定させて転倒し難くできる。しかも、歩行おもちゃの左右方向の中心からの重心位置の偏りが少ないので、重心位置調整部材による重心移動の影響が大きくなり、おもちゃの動きに大きな変化を与え得る。依って、重心位置調整部材が比較的軽量であっても、おもちゃの動きに様々な変化を与えうるので、おもちゃ全体をコンパクトにしても変化に富む動きを与えることができる。
また、レバーを一押しするだけ、即ち所定角だけ回すだけで捻りコイルばねの巻き上げが完了するので、手巻きノブを何度となく巻き上げるよりも、巻き上げが早い。
また、径方向に拡がるぜんまいを収容可能とする空間や、指先で摘みながら回すことができる程度の大きさの手巻きノブを必要としないので、駆動源となるギアボックスの小型化が可能であり、ひいてはそれを内蔵するおもちゃのボディの小型化も可能となる。また、ねじりコイルばねでコストが下がる。
また、発明にかかる歩行おもちゃによれば、捻りコイルばねを駆動源とするギアボックスの巻き上げ操作手段としてのレバーをギアボックスの左右方向の中心に上下方向に揺動可能に配置すると共にギアボックスをボディの左右方向の中心に配置しているので、歩行おもちゃの左右方向における重心の位置がさらに中心に置かれ、歩行時のおもちゃの転倒を誘発する要因の一つである、左右方向の重心位置の偏りを少なくして、歩行時のバランスを安定させて転倒し難くできる。しかも、歩行おもちゃの左右方向の重心位置がさらに中心に配置されるので、重心位置調整部材による重心移動の影響が大きくなり、おもちゃの動きに大きな変化を与え得る。依って、重心位置調整部材が比較的軽量であっても、おもちゃの動きに様々な変化を与えうるので、おもちゃ全体をコンパクトにしても変化に富む動きを与えることができる。
さらに、発明にかかる歩行おもちゃによれば、レバーと駆動ギアとが一体成形されると共にその内方に捻りコイルばねが収納されるので、レバー,駆動ギア及び捻りコイルばねがほぼ同一平面上に配置されてギアボックスの薄形化が可能である。
また、重心位置調整部材がボディの両側に左右対称に配置されているので、弥次郎兵衛のようにおもちゃの左右方向の釣合いがとれて歩行時に倒れ難くなる。また、装備品を含めない状態においては、両腕やボディなどを含めたおもちゃ全体の重心位置は、おもちゃの左右方向においてはその中心にあるので、重心位置調整部材による重心位置の変更に与える影響が大きくなり、両腕の位置を互いにずらすことによって、あるいは装備品の有無やその大きさなどを変更することによって、重心の位置のずれを微妙にあるいは大胆に調整でき、動きの変化を細かにあるいは大胆に調整することができる。
さらに、請求項記載の発明にかかる歩行おもちゃによれば、ボディに対し可動的に連結された腕とその先端に取り付けられる装備品とで重心位置調整部材が構成され、装備品を着脱可能に把持部で把持させるようにしているので、様々な装備品を取り付けることができる。ここで、装備品は、重心を調整するためのものであると共に、おもちゃのキャラクターにストーリー性を与えるための小道具としての役目も果たす。したがって、おもちゃに具現されたキャラクターの成長や機能のアップグレードなどを暗示ないし示唆する装備品を取り付けることにより、ストーリー性を与えることができる。しかも、装備品の取り替えにより、キャラクターの成長や機能のアップグレードに伴った動きの質に変化を与えることができる。例えば、重い装備品の場合には、おもちゃが前傾姿勢となり歩行速度が速いものとなるがその反面転び易くなり、他方、軽い装備品の場合には、歩行速度は遅くなるが安定走行となる。このため、装備品の選択によっておもちゃの歩行や走りの質を代えることができる。
また、請求項記載の発明にかかる歩行おもちゃによれば、レバーを押し下げて捻りコイルばねを巻き上げる際に、ギアボックスのギア列を構成するギアの1つがギア列から離脱し、ギア列の回転が出力軸に伝達されないようにしているので、脚がばたつくことが無く、おもちゃを床面に置いたまま片手でレバーを押し下げる操作ができる。つまり、おもちゃを床面に置いたまま、レバーを押し下げるだけの操作は、幼児にとっても可能な単純な動きであるから、幼児にも遊べるおもちゃとなる。また、おもちゃを一旦手にもって、ばねを巻いてから床面に降ろすという作業が不要となるので、おもちゃから手を離す際に、おもちゃの姿勢のバランスを崩すことがない。しかも、もともと重心が左右方向の中心にあり重心の偏りが少ないことから、歩行時のおもちゃの姿勢のバランスを崩し難く、歩行開始直後に転倒するということが少なく、遊び易いおもちゃを実現できる。
また、請求項記載の発明にかかる歩行おもちゃによれば、足部材の床面と接する面の曲率中心を通る鉛直軸よりも重心の位置がずれたときに、そのずれた方向へ容易に移動する。換言すれば、装備品の有無、大きさや形状の異なる装備品との交換、さらには腕を回して装備品の位置を変えることによって、おもちゃの歩行方向を自由に設定することができる。また、請求項6記載の歩行おもちゃによれば、脚の床面と接する位置と重心位置との関係で必然的におもちゃが後傾姿勢あるいは前傾姿勢をとった状態で、脚がボディの傾斜方向と反対方向に向けて持ち上げられるように強制揺動されるので、譬え重心位置調整部材として機能する腕や装備品を備えていても、これら腕や装備品の位置に関係なく、おもちゃは後傾姿勢あるいは前傾姿勢のまま傾斜方向とは逆方向に進行する。例えば、後傾姿勢の場合には腕を後方に向けて突き出させても、前へ向けて進む。また、前傾姿勢の場合には腕を前方に向けて突き出させても、後ろへ向けて進む。この結果、ボディが後傾しながらも前方へ歩く、あるいは前傾しながらも後方へ歩くという、今までの歩行おもちゃにはない面白い動きが得られる。
また、請求項記載の発明にかかる歩行おもちゃによれば、足部材を取り替えることができるので、簡単におもちゃの動きに変化を与えることができる。例えば、足部材を取り替えることで、足裏の曲面形状を変えることにより、その場で足踏みするおもちゃ、前にだけ進むおもちゃ、後ろだけに進むおもちゃ、速いおもちゃ、遅いおもちゃなど、おもちゃ本体を変えずに動きの特性を変更することができる。
また、本発明にかかる歩行おもちゃは、重心位置調整部材の位置調整や、選択する装備品の違い、例えば重さや形状の異なる装備品との組み合わせの違いで、動き・走りや安定性に違いが生ずる。したがって、この歩行おもちゃをレールを備える軌道盤と組み合わせて遊ぶことにより、同じ走行条件での他の歩行おもちゃとの歩行速さを競争させることができる。また、軌道に沿って歩行おもちゃを歩行させることができるので、既設のあるいは任意に変形させた軌道に沿って単に歩ませたり走らせたりするだけでなく、歩行おもちゃ同士を向い合って戦わせたり、あるいは追いかけさせたりするなどの対戦形式での遊びを楽しむことができる。
本発明にかかる歩行おもちゃの一実施形態を示す斜視図である。 図1の歩行おもちゃの分解斜視図である。 本発明にかかる歩行おもちゃのギアボックスの外観を示す斜視図である。 図3のギアボックスの一方のフレームを除いてレバーとギア列との関係を示す側面図である。 図3のギアボックスのギア列を各ギアの軸を通る線に沿って断面した断面図である。 図3のギアボックスの分解斜視図である。 本発明にかかる歩行おもちゃと軌道盤との関係を示す斜視図である。 脚部材及び足部材の一実施形態を示す図で、(A)は側面図、(B)は斜視図である。 脚部材及び足部材の他の実施形態を示す図で、(A)は側面図、(B)は斜視図である。 本発明にかかる歩行おもちゃの腕、装備品、足部材などの組み合わせの一例を示す概念図である。 歩行おもちゃの遊び方の一例(A)〜(D)を示す斜視図である。 同歩行おもちゃにおいて、図8(A)及び(B)に示す脚を備え、後傾姿勢を採る場合の側面図である。 同歩行おもちゃにおいて、図8(A)及び(B)に示す脚部材に対する足部材の取り付け向きを図12の例とは前後逆にして取り付けることにより、前傾姿勢を採る場合の側面図である。
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6に本発明の歩行おもちゃの一実施形態を示す。この歩行おもちゃ1は、捻りコイルばね25を動力源とするギアボックス8と、該ギアボックス8によって交互に前後動する一対の脚部材6及び足部材7と、ギアボックス8及び脚部材6を内蔵するボディ2と、このボディ2に対する位置関係を調整可能とすることによっておもちゃの重心位置を調整する重心位置調整部材としての腕3及び装備品4とから主に構成されている。
ボディ2は、歩行おもちゃの本体となる部分であり、例えばプラスチックの射出成形品によって形成され、任意のキャラクターや動物などの顔、胴などが象られたりあるいは印刷されている。このボディ2は、例えば前後方向に分割される2つのピース2a,2bから構成され、2つのピース2a,2bの間にギアボックス8と両脚部材6並びに腕3を可動的に支持するための軸受け部材9が収容されて嵌め合わされ、締め付けビス20で一体化されている。
また、ボディ2の背面即ち後側には、ギアボックス8のレバー22が突き出ると共に上下方向に動くことを可能にするための縦長の長溝44が形成されている。ここで、レバー22はボディ2の中央に配置されることが重心の左右方向への偏りを無くして中心に配置する上で好ましいが、必ずしも厳密な意味で中央に配置しなくとも良く、場合によっては中央から外れるように備えても良い。また、各ピース2a,2bの内部には、ギアボックス8を収容しボディ2のほぼ中心に保持するための凹部46がそれぞれ備えられる。凹部46は、ギアボックス8を挟むようにピース2a,2bを組み合わせることによってギアボックス8をボディ2の中心に固定するように設けられている。また、両脚部材6が揺動するため、ボディ2の底面即ち下側には前後方向に長い溝45が形成されている。
ボディ2の内部にはギアボックス8がセットされている。ここで、ギアボックス8はボディ2の中央に配置されることが重心の左右方向への偏りを無くして中心に配置する上で好ましいが、必ずしも厳密な意味で中央に配置しなくとも良く、場合によっては中央から外れるように備えても良い。また、ギアボックス8は入力軸並びに出力軸を水平に保持するように立ててボディ2に収容されることが機構上並びに重心を中心に配置する上で好ましいが、これに特にかぎられるものではなく、場合によっては横置きにして鉛直方向に入力軸並びに出力軸を配置してもよい。ギアユニットを横置きにする場合には、レバー22を水平にボディ2を横切るように揺動させると共に、クランク機構に鉛直軸周りの円板17の回転を水平軸周りの揺動に変換するレバー機構を介在させる必要がある。尚、レバー22及び又はギアボックス8がボディ2の中心からオフセットして配置される場合には、その他の部品などの重量を調整したり、バランサーなどを設けることによって、重心がほぼ中心にあるように設けることが好ましい。
このギアボックス8は、捻りコイルばね25の一端25aを引っ掛けたレバー22と、両端にクランク機構を備える出力軸35と、これらの間に配置されて回転を伝達する変速ギア列あるいは必要に応じて設けられる定速機構と、これらを収容する筐体としてのフレーム36とから構成されている。変速ギア列は、本実施形態の場合、レバー25に形成されるギア23を1番ギア(駆動ギア)として、2番ギア27、3番ギア28、4番ギア32及び出力軸35に備えられた5番ギア34とから成る。また、本実施形態のギアボックス8は、3番ギア28の軸29を長孔30,31で支持することによって、3番ギア28を2番ギア27の周りに長孔30,31の範囲で公転可能としている。したがって、レバー22が押し下げられて捻りコイルばね25が捩られる際には、2番ギア27の回転によって3番ギア28が2番ギアの回転方向に釣られて長孔30,31内を移動し、4番ギア32から切り離される。これにより、レバー22を押し下げる際の回転運動は、3番ギア28で途絶え、4番ギア32及び5番ギア34には伝達されないので、出力軸35ひいては脚部材6が動くことがない。つまり、レバー22を押し下げて捻りコイルばね25を巻き上げようとする際に、脚部材6が動くことがないので、おもちゃ1を床面においたままレバー22の押し下げ操作ができる。尚、2番ギア27はレバー22に形成された駆動ギア23と噛合する小歯車27aと同軸上に配置された大歯車27bと軸26とから成る。また、3番ギア28は2番ギア27の大歯車27bと噛合する小歯車28aと同軸上に配置された大歯車28bと軸29とから成る。また、4番ギア32は3番ギア28の大歯車28bと噛合する小歯車32aと同軸上に配置された大歯車32bと軸33とから成る。
レバー22は、図4〜図6に示すように、その回転中心に周面の一部に駆動ギア23を形成した円盤部43を有し、該円盤部43の内方に捻りコイルばね25を収納する空間24が設けられている。レバー22は、円盤部43の中心を貫通する軸39によって左右のフレーム36a,36b間に回転自在に支持されている。捻りコイルばね25は、円盤部43の内部空間24に収容され、同空間24を貫通する軸39の周りに配置されると共に、その一端25bがレバー22の先端側に延びる内部空間24に収められてレバー22と当接し、他端25aが内部空間24の外のフレーム36に設けられている開口41から突出されて開口41を区画するフレーム36の縁42に当てられるように設けられている。これにより、レバー22を押し下げる際に、レバー22とフレーム36との間で捻りコイルばね25に捻りが与えられるように設けられている。フレーム36は2つのフレーム36a,36bを合わせて成り、中央で左右に分割されるように設けられている。レバー22は、左右のフレーム36a,36bの合わせ面に沿ってフレーム36の後方側の中央部に形成される縦長の開口37の上下方向の範囲内で揺動可能に支持される。そして、レバー22の円盤部43には、当該レバー22の揺動範囲よりも僅かに広い角度で駆動ギア23が形成されている。
ここで、捻りコイルばね25は、ボディ2の中央にセットされるギアボックス8に、二つの端部25a,25bがどちらも垂直面に沿って揺動して変形しながら反力を発揮するように設けられている。そして、捻りコイルばね25は、ボディ2の左右封コ得における中央位置において、垂直面に沿って変形する。即ち、捻りコイルばね25が変形する際に生ずるモーメントの作用面が歩行おもちゃ1のボディ2の左右方向における中央に位置し、且つ、作用面の方向が歩行おもちゃ1の前後方向に沿う。このため、捻りコイルばね25の変形によって歩行おもちゃ1に左右方向の力が与えられることがない。したがって、捻りコイルばね25が変形しながら歩行おもちゃ1が歩行するときに当該歩行おもちゃ1を左右方向に揺れ動かすような力が働くことがないので、歩行おもちゃ1の歩行が安定する。
ギアボックス8の出力軸35の両端にはクランク機構が設けられている。クランク機構は、クランクアームに相当する円板17と該円板17の回転中心から偏心して備えられるクランクピン18とで構成される。クランク機構は、ギアボックス8の外に突出した出力軸35の両端に円板17が嵌合されて、ギアボックス8のフレーム36の外側に形成された凹部40に収められている。ギアボックス8の左右に配置される円板17の各クランクピン18は、互いに取り付け角度が180°ずらして配置され、ギアボックス8に沿って配置されている両脚部材6の縦長孔16と係合するように設けられている。したがって、左右の脚部材6は出力軸35の回転に伴って互いに逆方向に、即ち交互に前後方向へ強制的に揺動される。
ギアボックス8の外側には、左右方向に突出するピン19によって一対の脚部材6がそれぞれ揺動自在に取り付けられている。ピン19が脚部材6の上部の孔14に嵌入されることで、脚部材6は前後方向に揺動自在に吊り下げられるように支持される。脚部材6のレバー22の軸39と干渉する部分には、前後方向に横長な円弧状の長孔15が設けられ、長孔15に軸39及び軸受け部が通過することによって、脚部材6と軸39とが干渉しないようら設けられている。また、脚部材6のクランクピン18と交差する部分には縦の長孔16が形成され、この長孔16部分にクランクピン18が嵌め込まれて前後方向に係合するように設けられている。したがって、円板17が回転すると、クランクピン18が脚部材6の長孔16内を長手方向に移動しつつ脚部材6を前後方向へ駆動させる。
両脚部材6の下端には、足部材7がそれぞれ備えられている。脚部材6と足部材7とは一体的に成形されても良いが、本実施形態では独立した脚部材6と足部材7とが組み付けられて一体化されるように設けられている。例えば、図2に示すように、脚部材6の下端に二股状の連結部13が形成され、該連結部13を足部材7に設けられている溝12に挿入してから、溝12内に設けられている溝12を横切る軸(図示省略)を挟持するようにして揺動かつ着脱可能に連結されている。これによって、足部材7だけの取り替えが容易に行うことができる。
足部材7は、床面52と接する面(以下、足の裏という)が少なくとも揺動方向・前後方向に緩やかに湾曲した曲面に形成されており、床面52と両足部材7とが常時接触しかつ両脚部材6・足部材7で直立可能に設けられている。例えば図8に示すように、脚の揺動中心(孔14の中心)を通る鉛直軸47上に曲率中心を有する曲面、即ち鉛直軸47を中心としてその前方側と後方側とで対称となる曲面の足裏を有する足部材7であっても良い。また、足裏の曲面は、軸19(あるいは孔14)部分を通過する鉛直軸47を基準に前後方向に対称な形状としているが、場合によっては脚の揺動中心を通る鉛直軸47を中心としたときにその前方側と後方側とで非対称となる曲面形状としても良い。例えば、図9に示すように、直立状態にある脚の揺動中心(孔14の中心)を通る鉛直軸47よりも進行方向前方に床面52と接する位置48を設定してその位置48を通過する鉛直軸49上に曲率中心を有する曲面、即ちおもちゃ1を直立させたときに脚の揺動中心を通る鉛直軸47よりも前の位置(鉛直軸49上)48で足裏の面と床面とが接し、それよりも後方では床面に対して漸次足裏が離れて床面から浮き上がる曲面の足裏を有する足部材7でも良い。この場合には、ボディ全体の重心がおもちゃを直立させたときの足裏の面と床面とが接する位置48よりも後方となるので、図12に示すように必然的にボディ2が後傾するものとなる。他方、図13に示すように、直立させた脚の揺動中心14を通る鉛直軸47よりも前方に足裏の面と床面52とが接する位置48が設定される足部材の場合には、おもちゃを直立させたときの足裏の面と床面とが接する位置48よりもボディ全体の重心が前方となるので、必然的にボディ2が前傾するものとなる。即ち、脚の床面と接する面が脚の揺動中心を通る鉛直軸に対し前後方向の前方あるいは後方にオフセットした位置を通る鉛直軸上に曲率中心を有する曲面でかつ揺動中心を通る鉛直軸を中心に前後方向に非対称な曲面とし、脚の揺動中心を通る鉛直軸上の位置で床面と接するようにすれば、ボディが傾斜する。尚、足裏の曲面は1つの曲率中心を有する曲面であることに限られず、場合によっては2以上の曲率中心を有する曲面で構成されても良い。この場合には、直立状態にある脚の揺動中心たる孔14部分を通る鉛直軸47に対して偏心した位置48を通る鉛直軸49を中心としたときにその前方側と後方側とで非対称となる曲面形状を成す。
重心位置調整部材は、ボディ2の両側に左右対称に配置されている。例えば、本実施形態の場合、腕3と該腕3に装着可能な装備品4とで構成される重心位置調整部材がボディ2の両側に左右対称に配置されている。腕3とボディ2とは球面継手を用いて回転かつ傾斜可能に連結されている。例えば、腕3に球状の軸部10が設けられ、ボディ2側には球面状の凹部11を有する軸受け9が備えられ、球面摺り合わせによって軸10ひいては腕3が傾いたり、回転したりできるように連結されている。軸受け9は前後方向に突出する鍔部を有する矩形のブロックから成り、前後に分割されるボディピース2a,2bの分割面に沿って設けられた溝付き凹部21に嵌め込まれ、ボディピース2a,2bがビス20で連結されたときに軸受け9の縁部と凹部21の溝部分とが嵌合してボディ2の左右方向に離脱しないように固定される。尚、腕3は、球面軸受けによって回動自在にボディ2に連結される場合に限られず、一軸あるいは直交する二軸の関節を備えることで前後左右並びにこれらを組み合わせた動きを得られるようにしても良い。また、腕3そのものを任意に塑性変形する素材、例えば塩化ビニールや形状記憶合金あるいは形状記憶樹脂などで形成して腕3そのものを変形させることによって前後あるいは側方へ重心を移動させるようにしても良い。この場合には、腕3とボディ2との間に関節構造を設ける必要はない。
腕3の先端には、腕3と協働して重心位置調整部材として機能する装備品4を着脱可能に取り付けるための把持部5を有する。この把持部5は、特定の形状並びに構造に限られるものではない。本実施形態の場合、装備品4の腕3に取付けられようとする部位(被取付け部位と呼ぶ)4aが棒状に形成されているので、例えばC形の半筒形状を成し、装備品4の被取付け部位4aを軸方向に嵌め込む込むことによって、着脱可能に支持するようにしている。ここで、装備品4は、重心を調整するためのものであると共に、おもちゃのキャラクターにストーリー性を与えるための小道具としての役目も有する。例えば、戦闘員をキャラクターとしたおもちゃの場合、右把持部5には剣や槍などを持たせる一方、左把持部5には様々な形状の盾などを持たせる。勿論、このようなキャラクターや装備品に特に限られるものではなく、把持部5に着脱可能な被取付け部位4aを備えれば、おもちゃのキャラクターに応じて様々な構造、形状、様式の装備品を取り付けることができる。尚、本実施形態では、重心位置調整部材としての腕3と装備品4とは脱着可能な構造として装備品4を取り替え可能としているが、場合によっては腕3と装備品4とを一体的に形成して腕3そのものをボディ2に対し脱着自在に取り付けるようにしても良い。
以上のように構成された歩行おもちゃによれば、装備品4の有無、大きさや形状の異なる装備品4との交換、さらには腕3を回して装備品4の位置を変えることによって、おもちゃの歩行方向を自由に設定することができる。
例えば、図8に示すような直立し易い足部材7を有する歩行おもちゃ1、即ち揺動中心である孔14と長孔16とを通る軸(鉛直軸)47上に曲率中心を有する前後方向に対称な曲面から成る足裏を有する足部材7を備えた歩行おもちゃ1によれば、両腕3に装備品4を持たせないで下にのばした気をつけ(直立不動)の姿勢をとったときにはその場で足踏み運動をし(ケース1)、装備品4を持たせた両腕3を前にして装備品4を浮かせた状態に保持するときには前進した(ケース2)。ケース2における前進は、途中で方向を変えて動くような動きになる。また、装備品4を持たせた両腕3を後ろにして装備品4を浮かせた状態に保持するときには後進し(ケース3)、装備品4を持たせた両腕3を真上に挙げたときにはその場でクルクルと小さく旋回した(ケース4)。また、前にした両腕3に持たせた装備品4を床に接するようにしてボディ2を後ろに傾けたときには装備品4は前にあるが後ろに動き(ケース5)、片方の把持部5に持たせた大きな装備品4を把持部5の直近で床に接するようにしたときには小旋回し(ケース6)、片手に持たせた大きな装備品4を把持部5から離れた先の方で床に接するようにしたときには大旋回した(ケース7)。ケース6のように装備品4が床に接している点がボディから近いと、装備品4が床に接している点を中心に回転し、ケース7のように離れて遠いと回り込めずに大きく回転するものと思われる。さらに、片方の把持部5に持たせた装備品4を床に接するようしてボディーを後ろに傾けたときには、装備品4は前に有るが後に大旋回し(ケース8)、大きな装備品4を前にした両把持部5に持たせて床に接するようにしたときには前進した(ケース9)。ケース9の場合の前進の仕方はケース2の場合と異なり、途中で方向を変えるような動きはしなかった。つまり、揺動中心を通る鉛直軸を中心に前後方向に対称な曲面の足裏を有する足部材7を備えた歩行おもちゃ1によれば、装備品4を取り付けない状態では、腕3の位置で動く方向が決まり、装備品4を取り付けた場合には、装備品4の位置で動く方向が決まる。換言すれば、ボディ2が傾いた方向に動く。また、装備品4を床につけてボディ2を装備品4の位置とは反対側に傾けると、装備品4の大きさ・重さに関係なく、ボディ2の傾いた方向に動く。
また、足部材7を取り替えることでもおもちゃ1の動きに変化をもたらすことができる。例えば、図9に示すようなボディ2が後傾し易い足部材7を有する歩行おもちゃ1、即ち直立姿勢において揺動中心である孔14と長孔16とを通る軸(直立時の鉛直軸)47よりも進行方向前方側に床面に接する位置48とそれを通る鉛直軸49上に曲率中心が存在する湾曲面の足裏からなる足部材7を備えた歩行おもちゃ1によれば、腕3の位置に関係なくボディ2の傾斜方向とは逆方向に進む。即ち、前進する。これは、脚部材6の揺動中心たる孔14の中心を通る鉛直軸線上で足部材7の底と床面との間に隙間が生じており、その隙間が後端側に向かう程漸次大きくなるものであるため、必然的にボディ2が後傾してしまい、足部材7の後側で床面に接する状態で立つため、足を前を踏み出すような状態となるからと考えられる。腕3を後方に向けて突き出させることにより進行方向後ろ側へ重心を移動させても、前へ向けて進むという、図8に示すような足部材7を用いた歩行人形とは異なる現象を起こす(ケース10)。通常、歩行おもちゃの動きは、重心の位置によって進行方向が決まるが、おもちゃ1のボディ2そのものは後傾しながらも前方へ走るという、奇妙な走行姿勢であるため、今までになく面白いおもちゃの動きが得られる。しかも、このときには、おもちゃの走りの直進性が図1のおもちゃよりも高まり、かつ走行距離も長くなるという、予測もしなかった実験結果が得られた。本発明者等によって、図8に示す前後方向に対称な曲面から成る足裏の足部材7を備えた2体のおもちゃ(片方の把持部5に持たせた大きな装備品4を把持部5から離れた先の方で床に接するようにしたおもちゃ(ケースA)と、片方の把持部5に持たせた大きな装備品4を把持部5の直近で床に接するようにしたおもちゃ(ケースB))と、図9に示す後傾し易い足部材7を備える1体のおもちゃ(具体的には図12に示すようにボディ2を後傾させたおもちゃの装備品4を持たせた両腕3を後ろに配置し尚且つ装備品4を浮かせた状態に保持する姿勢のおもちゃ。ケースC)とを、図11(A)に示す軌道盤上で同時に歩行させた場合、最も早く端まで到達したのはケースCのおもちゃであり、次にケースBのおもちゃが到達し、そして最後にケースAのおもちゃが端近くまで到達したものの完走することはできなかった。勿論、足部材7は上述のものに特に限定されるものではなく、足裏の曲面形状を変えることにより、その場で足踏みしたり、前に進んだり、後ろに進んだり、速く進んだり、遅く進んだりといった、様々な動きを実現させることができる。
いずれにしても、ボディ2を中心に両腕3を左右対称に配置しているので、弥次郎兵衛のようにおもちゃ1の左右方向の釣合いがとれて歩行時に倒れ難くなる。また、装備品4を含めない状態においては、両腕3やボディ2などを含めたおもちゃ全体の重心位置は、おもちゃ1の左右方向においてはその中心にあるので、重心位置調整部材による重心位置の変更に与える影響が大きくなり、両腕3の位置を互いにずらすことによって、あるいは装備品4の有無やその大きさなどを変更することによって、重心の位置のずれを微妙にあるいは大胆に調整でき、動きの変化を細かにあるいは大胆に調整することができる。例えば、両腕3および装備品4を揃って前ないし後へ突き出せば、移動速度がスピードアップし、互いに逆方向に突き出せばより小さく早く旋回する。
さらに、装備品4を除くおもちゃ1の重心位置がほぼ中心にあるため、装備品4の違いによって重心の位置などに変化を与え易い。即ち、装備品4を重量や形状が異なる他の装備品と取り替えることにより、装備品4に起因して重心位置がずれるので、同じ姿勢でも、おもちゃの歩行速度や移動方向が変化する。例えば、重心位置調整部材の装備品4として盾や矛のような武器を使用する場合には、重い武器を前方に掲げる場合には、おもちゃが前傾姿勢となり歩行速度が速いものとなるが、その反面転び易くなるというリスクを伴う。他方、軽い装備品4即ち武器を前方に掲げる場合には、歩行速度は遅くなるが、その反面安定して進むことができるというメリットを伴う。このため、装備品4の選択によりその姿勢や走行速度、転び易さなどの違いがでてくるので、複数体の歩行おもちゃの間での競争が成立する。即ち、競走といった遊び方ができる。特に、図7や図11(A),(C)に示すように、複数のレール51を備える軌道盤50と組み合わせて遊ぶことにより、同じ走行条件での他の歩行おもちゃとの歩行速さを競争させることができる。即ち、選択する装備・装備品4の違い、例えば重さや形状の異なる装備品との組み合わせの違いで、動き・走りや安定性の違いが生ずることから、ゲーム性が高まる。
また、レール51を跨ぐようにおもちゃ1の左右の足部材7を配置すれば、レール51に沿っておもちゃ1を走らせたり、歩かせることができることから、レール51に沿ってトレースさせるといった遊び方や、競走を行わせることもできる。例えば、可撓性のある1本のレールを好きに曲げてから床面に配置し、それに沿っておもちゃを走らせたり、歩かせる遊び方もできる(図11(D)参照)。また、直線の1本のレール51を備える盤50の上に、2体のおもちゃを対面するようにセットしてから互いに前進させることで、おもちゃ同士を衝突させてどちらのおもちゃが先に転倒するかなどを争う遊び方もできる(図11(B)参照)。さらには、互いにルートが異なる蛇行した複数本のレールを備える軌道盤50において、複数体のおもちゃ1の抜きつ抜かれつの走りを競わせても良い(図11(C)参照)。
また、装備品4や足部材7あるいは腕3などを交換可能とする場合(図10参照)、例えばおもちゃに設定されているキャラクターの武器のアップグレードを可能とすることで、キャラクターの成長や変貌などのストーリ性を与えることができる。この場合、おもちゃのキャラクターに合わせた付属品を用意して使うおもしろ味が増す。しかも、おもちゃ1に持たせる武器やその他の付属品などの装備品4を取り替えることで、おもちゃ1の動きの質に変化を与えることができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、上述の実施形態では、脚部材6と足部材7とを分離可能な構造とし、足部材7を交換可能としているが、これに特に限られるものではなく、脚部材6と足部材7とを予め連結しあるいは一体成形したものとし、脚部材6ともども足部材7を交換可能としても良い。
また、足部材7は脚部材6を延長する部分を備えた長靴のようなものとし、脚部材6と連結したときに、実質的な脚の長さを長くし、おもちゃのキャラクターの容貌・外観を幼児体型から少年・少女体型あるいはさらに成人体型に成長させることができる。同様に、腕3も図示形態のようなものばかりではなく、さらに短い腕としたり、逆にさらに長い腕としても良い。また、場合によっては、腕3の先端にローラを備え、腕3の先端が床面に当てられるようにして前方への転倒を未然に防ぐようにしても良い。さらに、ボディの背後側に、ローラを備え、屈曲することにより後方へ延び出てボディの後方への転倒を防ぐ固定脚が備えられられるようにしても良い。また、場合によっては、様々な形態の装備品を腕3の先端の把持部5に嵌め込むようにしても良い。
また、重心位置調整部材全体をボディ2に、あるいは重心位置調整部材の一部である装備品4を腕3に対し着脱自在とする場合、おもちゃのキャラクターに合わせた付属品を用意して使えば、おもちゃとしての面白みが増す。さらには、腕3の先端の把持部5に床面に立つ人形のような重しを用意し、これを把持部5に連結させれば、人形を中心におもちゃが回り、ダンスのような動きを再現することも可能である。
更に、本実施例の場合、重心位置調整部材としての腕3および装備品4は、ボディ2の両側にそれぞれ設けているが、場合によっては片側の腕3だけに装備品4を取り付けても良いし、場合によってはボディ2の片側だけに腕3と装備品4とを設けるようにしても良い。ボディの片側だけに重心位置調整部材を設ける場合には、反対側に釣り合いをとるためのバランサーを設けたり、他の部品で調整することによって、ボディ2の左右方向の一方に重心が常時著しく偏ることを防ぐことが好ましい。また、場合によっては、重心位置調整部材としては、腕3とは異なるもの、例えば尻尾や楽器などの装備品をボディ2の前あるいは後ろに備えるようにしても良い。
1 歩行おもちゃ
2 ボディ
3 重心位置調整部材を構成する腕
4 重心位置調整部材を構成する装備品
5 手に装備品を着脱自在に取り付けるための把持部(ハンド部)
6 脚部材
7 足部材
8 ギアボックス
22 レバー
23 ギア列を構成する駆動ギア(1番ギア)
24 捻りコイルばねを収容するレバー22の内部空間
25 捻りコイルばね
27 ギア列を構成する2番ギア
28 ギア列を構成する3番ギア
30,31 円弧状の長孔
32 ギア列を構成する4番ギア
34 ギア列を構成する5番ギア
35 出力軸
36 フレーム
37 レバーを回すための開口部
50 軌道盤
51 レール
52 床面

Claims (9)

  1. 重心位置調整部材と一対の脚をボディに前後方向に揺動自在に支持すると共に該一対の脚を交互に前後へ強制揺動させるクランク機構を有するギアボックスを前記ボディに内蔵し、かつ前記一対の脚の床面と接する面が前記強制揺動方向に湾曲した曲面に形成されて前記床面と前記一対の脚とが常時接触して前記一対の脚で走行可能な歩行おもちゃにおいて、
    前記ギアボックスは、捻りコイルばねを駆動源とし該捻りコイルばねによって駆動される駆動ギアと前記クランク機構を回転させる出力軸並びに駆動ギアの回転を前記出力軸に伝達させるギア列とを含み、且つ、前記駆動ギアを回転させると共に前記ボディの外に先端部分が突出し上下方向に揺動するレバーを備え、
    前記レバーはその回転中心に円盤部を有し、前記駆動ギアが前記円盤部の周面の一部に形成され、前記捻りコイルばねを収納する空間が前記レバー及び前記駆動ギアの内方に設けられ、前記捻りコイルばねの一端が前記レバーの先端側に延びる内部空間に収められると共に、前記捻りコイルばねの他端が前記内部空間の外において前記ギアボックスのフレームに当てられ、前記回転中心と直交する垂直面に沿って捩られるように前記捻りコイルばねが配置される一方、
    前記レバーが前記ギアボックスの左右方向の中央に上下方向に揺動可能に備えられ、前記ギアボックスが前記ボディの左右方向の中央に配置されるように前記ボディ内にセットされ、
    前記レバーを押し下げることで前記捻りコイルばねを捻って巻き上げることを特徴とする歩行おもちゃ。
  2. 前記重心位置調整部材が前記ボディの両側に左右対称に配置されることを特徴とする請求項1記載の歩行おもちゃ。
  3. 前記重心位置調整部材は、前記ボディに対し可動的に連結される腕とその先端に取り付けられる装備品とから構成され、前記腕の先端に前記装備品を着脱可能に把持させる把持部を備える請求項1または2に記載の歩行おもちゃ。
  4. 前記ギア列を構成するギアの1つを前記駆動ギア寄りの噛合相手のギアの周りを公転する駆け上がりギアとし、前記レバーを操作して前記捻りコイルばねを巻き上げるときに、前記駆け上がりギアを公転させて該駆け上がりギアの前記出力軸寄りの噛合相手のギアとの噛み合いを解除し、前記ギア列の回転が前記出力軸に伝達されないようにしたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の歩行おもちゃ。
  5. 前記脚は、前記床面と接する面が前記脚の揺動中心を通る鉛直軸上に曲率中心を有する曲面であり、前記脚の揺動中心を通る鉛直軸上の位置で前記床面と接し、前記ボディが直立することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の記載の歩行おもちゃ。
  6. 前記脚は、前記床面と接する面が前記脚部材の揺動中心を通る鉛直軸よりも進行方向前方に曲率中心を有する曲面であり、おもちゃを直立させたときに前記鉛直軸よりも前の位置で足裏の面と床面とが接し、それよりも後方では床面に対して漸次足裏が離れて床面から浮き上がる曲面の足裏を有し、前記ボディが傾斜することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の歩行おもちゃ。
  7. 前記脚は、前記ギアボックスによって前後方向に揺動される脚部材と、該脚部材の下端に着脱可能に取り付けられ前記床面と接する面を有する足部材とから成り、前記足部材を交換可能としたことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の歩行おもちゃ。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の歩行おもちゃと、走行面から突出した軌道を有する軌道盤とを有し、前記軌道盤の前記軌道を跨ぐように前記歩行おもちゃの前記脚の間に前記軌道を配置して、前記軌道に沿って前記おもちゃを走行させることを特徴とする歩行おもちゃセット。
  9. 前記軌道盤の前記軌道を複数本備え、各軌道を跨ぐように前記複数の歩行おもちゃを配置し、前記複数の歩行おもちゃを同時に走行開始させて前記軌道に沿って前記おもちゃを競って走行させることを特徴とする請求項8記載の歩行おもちゃセット。
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