JP7305688B2 - 演出出力玩具 - Google Patents

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特許法第30条第2項適用 株式会社バンダイが、「2017年1月~3月トイマーケティングガイド」(平成28年10月4日発行)にて「演出出力玩具」を公開した。
本発明は、動きに応じて体感可能な演出を出力できる演出出力玩具に関する。
後記特許文献1には、ボールの状態を判定することで、ボールの状態に合わせてボールやボールの使用環境における光や音等の出力信号や出力方法を変化させるボールが開示されている。
すなわち、予期されないある時点での使用環境に応じた出力がなされるのであって、予め定められた動きに応じて音や光や振動等による体感可能な演出を出力するものではなかった。
国際公開第2010/016349号
本発明の課題は、予め定められた動きに応じて体感可能な演出を出力できる演出出力玩具を提供することにある。
本発明に係る演出出力玩具は、玩具本体と、前記玩具本体の動きを検出する動き検出部と、体感可能な演出を出力するための演出出力部と、当該玩具本体の予め定められた動きを複数記憶する記憶部と、当該予め定められた動きのうち何れか1つの動きを選択する動き選択部と、当該演出出力部による演出の出力を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記玩具本体の動きが前記動き選択部により選択された予め定められた動きであることを前記動き検出部が検出したことを条件として、前記演出出力部から前記体感可能な演出を出力するように制御可能とし、前記玩具本体の動きが前記動き選択部により選択された予め定められた動きではないことを前記動き検出部が検出したことを条件として、前記演出出力部から前記予め定められた動きではないことを示す演出を出力するように制御可能となるように構成されている。また、本発明に係る演出出力玩具は、玩具本体と、当該玩具本体の動きを検出する動き検出部と、演出を出力するための演出出力部と、当該玩具本体の予め定められた動きを複数記憶する記憶部と、当該記憶部に記憶された当該予め定められた動きのうち何れか1つの動きを選択する動き選択部と、当該演出出力部による演出の出力を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記玩具本体の動きが前記動き選択部により選択された予め定められた動きであることを前記動き検出部が検出したことを条件として、前記演出出力部から前記演出を出力可能に制御する。また、本発明に係る演出出力玩具は、玩具本体と、当該玩具本体の動くときの移動方向を検出する3次元加速度センサである動き検出部と、演出を出力するための演出出力部と、当該玩具本体の移動方向を含む予め定められた動きを複数記憶する記憶部と、当該記憶部に複数記憶された当該予め定められた動きのうち何れか1つの動きを選択する動き選択部と、当該動き検出部で検出された移動方向が当該選択部で選択された予め定められた動きの移動方向に相当するか否かを判断する判断部と、当該演出出力部による演出の出力を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記玩具本体の動きが前記選択部で選択された予め定められた動きの移動方向であると前記判断部が判断したことを条件として、前記演出出力部から前記演出を出力可能に制御する。また、本発明に係る演出出力玩具は、玩具本体と、当該玩具本体の動くときの移動方向および移動量を検出する3次元加速度センサである動き検出部と、演出を出力するための演出出力部と、当該玩具本体の移動方向および移動量を含む予め定められた動きを複数記憶する記憶部と、当該記憶部に複数記憶された当該予め定められた動きのうち何れか1つの動きを選択する動き選択部と、当該動き検出部で検出された移動方向および移動量が当該選択部で選択された予め定められた動きの移動方向および移動量に相当するか否かを判断する判断部と、当該演出出力部による演出の出力を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記玩具本体の動きが前記選択部で選択された予め定められた動きの移動方向および移動量であると前記判断部が判断したことを条件として、前記演出出力部から前記演出を出力可能に制御する。
本発明に係る演出出力玩具によれば、予め定められた動きに応じて体感可能な演出を出力することで、演出を出力させる面白さや楽しさを利用者に感じさせ、玩具の興趣性を向上させることができる。
図1は本発明を適用した演出出力玩具の外観斜視図である。 図2は図1に示した演出出力玩具を異なる方向から見た外観斜視図である。 図3は図1および図2に示した演出出力玩具の側面図である。 図4は図3に示した演出出力玩具の分解図である。 図5は図4に示したユニットケースの上面図である。 図6は図4に示したユニットケースの下面図である。 図7は図4~図6に示したユニットケース内に収納された演出出力ユニットのブロック図である。 図8は予め定められた動きの一例を示す図である。 図9は予め定められた動きの他の例を示す図である。 図10は図1~図7に示した演出出力玩具の動作フローを示す図である。 図11は図1~図7に示した演出出力玩具の変形例を示す図である。
まず、図1~図7を用いて、本発明を適用した演出出力玩具の構成について説明する。この説明では、便宜上、図1~図3の上側を上、下側を下と表記し、他の図についてもこれに準じて上、下を表記する。
演出出力玩具は、玩具本体10と、玩具本体10内に収納されたユニットケース20と、ユニットケース20内に収納された演出出力ユニット30とを備えている。
〈玩具本体10の構成(図1~図4を参照)〉
玩具本体10は球状を成し、内部は中空である。玩具本体10は透明、半透明および不透明のいずれもよいが、後記の体感可能な演出が光を含む場合には透明または半透明が好ましい。また、玩具本体10の表面の最大外径に相当する線上には、四角い第1のマーク10aと丸い第2のマーク10bが180度異なる位置に設けられている。
玩具本体10は、略半球状の第1の本体部11と略半球状の第2の本体部12を着脱可能に結合して構成されている。第1の本体部11の表面には図1および図2に示すような凹部11aが設けられていて、凹部11aの下面には後記の電源スイッチ32の操作部(図5を参照)と後記の動き選択スイッチ33の操作部(図5を参照)をそれぞれ突出させるための孔11bおよび11cが設けられている。
また、第1の本体部11の開口縁には嵌め合わせ部11dが設けられ、第2の本体部12の開口縁には嵌め合わせ部11dの嵌め込みを可能とした嵌め合わせ部12aが設けられている。すなわち、第1の本体部11の嵌め合わせ部11dを第2の本体部12の嵌め合わせ部12aに嵌め込むことにより、第1の本体部11と第2の本体部12が結合されて球状となる。
第1の本体部11と第2の本体部12を着脱可能に結合する手段には、前記の嵌め合わせ部11dおよび12aの他、嵌め合わせ部11dの内周面にL字状溝を設けたものと嵌め合わせ部12aの外周面にこのL字状溝に係合可能な凸部を設けたものとの組み合わせや、嵌め合わせ部11dの内周面にネジ山を設けたものと嵌め合わせ部12aの内周面にこのネジ山がかみ合うネジ溝を設けたものとの組み合わせ等が適宜採用できる。
さらに、第1の本体部11の内面には、凹部11aとともにユニットケース20の上面を支える突起11eが、第1の本体部11と一体または別体で1個以上設けられている。第2の本体部12の内面には、ユニットケース20の下面を支える突起11eが、第2の本体部12と一体または別体で2個以上設けられている。
ユニットケース20の上面を支える手段には、前記の突起11eの他、第1の本体部11の内面に設けた環状凸部やC状凸部等が適宜採用できる。また、ユニットケース20の下面を支える手段には、前記の突起12aの他、第2の本体部12の内面に設けた環状凸部やC状凸部等が適宜採用できる。
〈ユニットケース20の構成(図3~図6を参照)〉
ユニットケース20は、略円筒状のケース本体21と、ケース本体21の下面開口に着脱可能に取り付けられたケースカバー22と、ケース本体21の上面に着脱可能に取り付けられた電源カバー23とから構成されている。ユニットケース20は透明、半透明および不透明のいずれもよいが、後記の体感可能な演出が光を含む場合には透明または半透明が好ましい。ケースカバー22は、演出出力ユニット30を点検するときや演出出力ユニット30を着脱するとき等に開閉される。電源カバー23は、ケース本体21の上部に設けられた電池収納部24に電池(図示省略)を収納するときや同電池を交換するとき等に開閉される。
ケース本体21の内面には、好ましくは3本以上の棒状部25が一体または別体で設けられている。ケースカバー22は、ケースカバー22に設けた孔(図示省略)を通じて、各棒状部25の端部にネジSCをねじ込むことによって、ケース本体21に取り付けられている。電源カバー23は、電源カバー23に設けられた孔(図示省略)を通じて、ケース本体21の上面にネジSCをねじ込むことによって、ケース本体21に取り付けられている。
ケースカバー22をケース本体21に着脱可能に取り付ける手段には、前記のネジSCの他、先に述べた第1の本体部11と第2の本体部12とを着脱可能に結合する手段等が適宜採用できる。また、電源カバー23をケース本体21の下面開口に着脱可能に取り付ける手段には、ケース本体21の上面に設けた差し込み孔に抜き差し可能な差し込み部を電源カバー23の一端部に設けて、差し込み部を差し込み孔に差し込んだ状態で、電源カバー23の他端部をネジSCを用いてケース本体21の上面に固定するようにしたものや、ケース本体21の上面に設けた差し込み孔に抜き差し可能な差し込み部を電源カバー23の一端部に設け、かつ、ケース本体21の上面に設けた係合孔に係合可能な可撓性係合片を電源カバー23の他端部に設けて、差し込み部を差し込み孔に差し込んだ状態で、電源カバー23の可撓性係合片をケース本体21の係合孔に係合するようにしたもの等が適宜採用できる。
〈玩具本体10内へのユニットケース20の収納方法(図3および図4を参照)〉
玩具本体10内にユニットケース20を収納するときには、上下向きを合わせたユニットケース20を第1の本体部11に挿入するとともに電源スイッチ32の操作部(図5を参照)と動き選択スイッチ33の操作部(図5を参照)を孔11bおよび11c(図1、図2および図4を参照)にそれぞれ挿入した後、第2の本体部13をユニットケース20の露出部分に被せながら第1の本体部11に結合する。この結合状態では、図3に示したように、ユニットケース20の上下面が第1の本体部11の内面の突起11eと第2の本体部12の突起12b等によって支えられ、ユニットケース20が玩具本体10内の所定位置に収納される。
〈演出出力ユニット30の構成(図7を参照)〉
演出出力ユニット30は、制御部31と、電源スイッチ32と、動き選択スイッチ33と、第1の接触検出部34と、第2の接触検出部35と、動き検出部36と、音出力部37と、光出力部38と、振動出力部39と、記憶部40と、電源部41とを有している。
制御部31は、マイクロコンピュータ、各種ドライバおよび各種インターフェース等を有しており、動作制御用のプログラムをROMに格納している。電源スイッチ32は、スライドスイッチ等から成り、電源部41(ユニットケース20の電池収納部24に収納された電池を指す)から制御部31への電源の供給および遮断を行うためのものである。動き選択スイッチ33は、押しボタンスイッチ等から成り、1回または複数回の押圧に基づいて対象となる動きの選択を行うためのものである。
第1の接触検出部34と第2の接触検出部35は、静電センサ等からなり、図1および図2に示した玩具本体10への人体(例えば手)の接触を検出するためのものである。第1の接触検出部34は図1および図2に示した第1のマーク10aの内側に位置しており、第2の接触検出部35は図1および図2に示した第2のマーク10bの内側に位置している。詳しく述べれば、第1の接触検出部34と第2の接触検出部35はユニットケース20内に互いの位置が180度異なるように設けられており、このユニットケース20は、第1の接触検出部34が第1のマーク10aの内側に位置し、かつ、第2の接触検出部35が第2のマーク10bの内側に位置するように玩具本体10内に収納される。
第1の接触検出部34と第1のマーク10aとの位置合わせ、ならびに、第2の接触検出部35と第2のマーク10bとの位置合わせは、玩具本体10内におけるユニットケース20の周方向向きを定めることによって行うことができる。すなわち、電源スイッチ32の操作部(図5を参照)と動き選択スイッチ33の操作部(図5を参照)を、ユニットケース20を第1の本体部11の孔11bおよび11c(図1、図2および図4を参照)にそれぞれ挿入することによって行うことができる。勿論、位置決め用の凸部と凹部の一方を第1の本体部11および第2本体部12の少なくとも一方に設け、かつ、他方をユニットケース20に設けておき、ユニットケース20を玩具本体10内に収納するときに、凸部と凹部の嵌め合いによってユニットケース20の周方向向きを定めるようにしてもよい。
動き検出部36は、3次元加速度センサ等から成り、玩具本体10の3次元変位を検出するためのものである。音出力部37はスピーカ等から成り、音による演出を出力するためのものである。光出力部38は、多色発光ダイオードや異色ダイオードの組み合わせ等から成り、光による演出を出力するためのものである。振動出力部39は、モータの回転軸に重りを取り付けたもの等からなり、振動による演出を出力するためのものである。すなわち、本実施形態の演出出力玩具は、音出力部37と光出力部38と振動出力部39とによって演出出力部(符号省略)が構成されていて、音と光と振動の少なくとも1つによって体感可能な演出を出力できるようになっている。記憶部40は、音出力部37から出力される演出用音、ガイド音声等の音声に加えて、光出力部38と振動出力部39から出力される発光パターン及び振動パターン等を記憶している。さらに、記憶部40は、後述の「予め定められた動き(以下、単に動きと言う)」に関しても記憶している。
記憶部40は、少なくとも2種類の動きを記憶しており、図8および図9を用いて、動きの例としての2種類の動きについて説明する。
〈第1の動き(図8を参照)〉
この第1の動きは、玩具本体10の初期位置(x1,y1,z1)から中間位置(x2,y2,z1)への第1変位と、玩具本体10の中間位置(x2,y2,z1)から最終位置(x1,y1,z1)への第2変位とから構成されている。すなわち、第1の動きは、初期位置と中間位置と最終位置を順に経由する動きである。
〈第2の動き(図9を参照)〉
この第2の動きは、玩具本体10の初期位置(x1,y1,z1)から中間位置(x1,y2,z2)への第1変位と、玩具本体10の中間位置(x1,y2,z2)から最終位置(x1,y1,z1)への第2変位とから構成されている。すなわち、第2の動きも、初期位置と中間位置と最終位置を順に経由する動きである。
第1の動きと第2の動きとして、第1変位及び第2変位をx,y,zの3軸中2軸の値を変位させるものとして説明したが、これらの変位に限定されるものではなく、x,y,zのいずれかの軸のみの変位、もしくは、x,y,zの3軸全ての変位とすることも可能である。
次に、図10を用い、かつ、図1~図9を適宜引用し、選択可能な動きが図8に示した第1の動きと図9に示した第2の動きの2種類である場合を前提として、前述の演出出力玩具の動作フローについて説明する。
利用者が図1および図2に示した玩具本体10を手に持って電源スイッチ32をオンにすると、ガイド音声が出力される(図10のステップST1およびST2を参照)。ステップST2で出力されるガイド音声は「体の前で、玩具本体を四角いマーク(第1のマーク10a)を下にして左手にのせてください」である。
ステップST2のガイド音声に従って、利用者が玩具本体10を第1のマーク10aを下にして左手にのせると、第1のマーク10aの内側に位置する第1の接触検出部34によって第1のマーク10aへの手の接触が認識され、この認識に基づいて初期演出が出力され、続いてガイド音声が出力される(図10のステップST3~ST5を参照)。ステップST4で出力される初期演出は音と光と振動の少なくとも1つによって構成されたものであって、初期位置において利用者の高揚感を高める役割を果たす他、利用者に操作適正を通知する役割を果たす。また、初期演出に続いてステップST5で出力されるガイド音声は「希望する動きを選択してください」である。
ステップST5のガイド音声に従って、利用者が動き選択スイッチ33を押圧して動きが選択されると、動き選択スイッチ33の押圧が途切れた段階で動きが確定される(図10のステップST6およびST7を参照)。動きの選択は、動き選択スイッチ33の押圧回数に準じて行われる。具体的には、動き選択スイッチ33の押圧回数が奇数の場合には第1の動きが選択され、偶数の場合には第2の動きが選択される。また、動きの確定は、動き選択スイッチ33の押圧が途切れて所定時間が経過したときに行われる。
なお、動き選択スイッチ33の押圧回数だけで動きを選択することは難しいため、動き選択スイッチ33が押圧される度に「第1の動きです」や「第2の動きです」といったガイド音声が出力して、押圧途中で選択されている動きを利用者に通知することが好ましい。
ステップST7で動きが確定されると、ガイド音声が出力される(図10のステップST8を参照)。ステップST8で出力されるガイド音声は「選択された動きは第1の動きです」または「選択された動きは第2の動きです」と「次に、玩具本体の丸いマーク(第2のマーク10b)の上に右手をのせてください」との組み合わせである。
ステップST8のガイド音声に従って、利用者が玩具本体10を第2のマーク10bの上に右手をのせると、第2のマーク10bの内側に位置する第2の接触検出部35によって第2のマーク10bへの人体(例えば手)の接触が認識され、この認識に基づいてステップST4で出力される初期演出とは異なる新たな初期演出が出力され、続いてガイド音声が出力される(図10のステップST9~ST11を参照)。ステップST10で出力される初期演出は、音と光と振動の少なくとも1つによって構成されたものであって、初期位置において利用者の高揚感を高める役割を果たす他、利用者に操作適正を通知する役割を果たす。また、ステップST10で出力される初期演出に続いてステップST11で出力されるガイド音声は、第1の動きのときは「玩具本体を体の横に移動させてください」であり、第2の動きのときは「玩具本体を頭の上に移動させてください」である。
なお、ステップST10で出力される初期演出は、初期位置における静止時間に応じて順次変化させてもよく、このようにすれば、初期位置において利用者の高揚感をより高めることができる。
図8に示した第1の動きが選択されている場合、ステップST11のガイド音声に従って、利用者が玩具本体10を体の横に移動させると、動き検出部36によってこの移動に伴う変位が検出され、続いてこの変位が図8に示した第1変位に相当するか否かが判断される(図10のステップST12およびST13を参照)。一方、図9に示した第2の動きが選択されている場合、ステップST11のガイド音声に従って、利用者が玩具本体10を頭の上に移動させると、動き検出部36によってこの移動に伴う変位が検出され、続いてこの変位が図9に示した第1変位に相当するか否かが判断される(図10のステップST12およびST13を参照)。
ステップST13の判断は、図8および図9に示した各第1変位(初期位置から中間位置への変位)に基づいて行われるが、前記の各動きに伴う変位の方向および移動量が概ね合っていれば、各動きは各第1変位として認識される。すなわち、ステップST13における方向および移動量の判断基準には、利用者の腕の長さや背の高さ等を考慮した許容範囲がそれぞれ設けられている。これに対し、前記の各動きに伴う変位の方向および移動量のいずれか一方が前記の許容範囲を超えている場合には、各動きは各第1変位として認識されず、予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)が出力される(図10のステップST14を参照)。予め定められた動きではないと判断される動きとしては、上述の動きの他にも、玩具本体10が初期位置から中間位置まで到達せずに中間位置の手前まで動く場合や、玩具本体10が初期位置から所定の中間位置とは異なる位置へ動く場合も含まれ、これらの場合においても予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)が出力される。ステップST14で出力される、予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)は音と光と振動の少なくとも1つによって構成されたものであって、中間位置及び第1変位後の中間位置とは異なる位置のいずれかにおいて利用者に操作不適正を通知する役割を果たす他、予め定められた動きではないと判断される場合においても予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)を行うことで、利用者に多様な演出を提供でき、それに伴う玩具の興趣性を向上させることができる。
ステップST13で各第1変位が認識された場合には、この認識に基づいて中間演出が出力され、続いてガイド音声が出力される(図10のステップST15およびST16を参照)。ステップST15で出力される中間演出は音と光と振動の少なくとも1つによって構成されたものであって、中間位置において利用者の高揚感を高める役割を果たす他、利用者に操作適正を通知する役割を果たす。また、中間演出に続いてステップST16で出力されるガイド音声は、第1の動きおよび第2の動きとも「玩具本体を体の前に移動させてください」である。
なお、ステップST15で出力される中間演出は、中間位置における静止時間に応じて順次変化させてもよく、このようにすれば、中間位置において利用者の高揚感をより高めることができる。また、中間位置における静止時間に応じて後記の最終演出を変化させるようにしてもよい。
図8に示した第1の動きが選択されている場合、ステップST16のガイド音声に従って、利用者が玩具本体10を体の前に移動させると、動き検出部36によってこの移動に伴う変位が検出され、続いてこの変位が図8に示した第2変位に相当するか否かが判断される(図10のステップST17およびST18を参照)。一方、図9に示した第2の動きが選択されている場合、ステップST16のガイド音声に従って、利用者が玩具本体10を体の前に移動させると、動き検出部36によってこの移動に伴う変位が検出され、続いてこの変位が図9に示した第2変位に相当するか否かが判断される(図10のステップST17およびST18を参照)。
ステップST18の判断は、図8および図9に示した各第2変位(中間位置から最終位置への変位)に基づいて行われるが、前記の各動きに伴う変位の方向および移動量が概ね合っていれば、各動きは各第2変位として認識される。すなわち、ステップST18における方向および移動量の判断基準には、利用者の腕の長さや背の高さ等を考慮した許容範囲がそれぞれ設けられている。これに対し、前記の各動きに伴う変位の方向および移動量のいずれか一方が前記の許容範囲を超えている場合には、各動きは各第2変位として認識されず、予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)が出力される(図10のステップST19を参照)。予め定められた動きではないと判断される動きとしては、上述の動きの他にも、玩具本体10が中間位置から最終位置まで到達せずに最終位置の手前まで動く場合や、玩具本体10が中間位置から所定の最終位置とは異なる位置へ動く場合も含まれ、これらの場合においても予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)が出力される。ステップST19で出力される予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)は音と光と振動の少なくとも1つによって構成されたものであって、最終位置において利用者に操作不適正を通知する役割を果たす他、予め定められた動きではないと判断される場合においても予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)を行うことで、利用者に多様な演出を提供でき、それに伴う玩具の興趣性を向上させることができる。
なお、中間位置で中間演出が行われている間、利用者が玩具本体10を静止状態にしておくことにより、中間演出が際立ち利用者にとってより高揚感を高めることになり得るが、所定の中間演出が終わる前、すなわち中間位置において所定の静止時間が経過する前に第2の変位に移行する場合も、予め定められた動きではないと判断し、予め定められた動きではないことを示す演出(誤変位演出)が出力されるようにしてもよい。
ステップST18で各第2変位が認識された場合には、この認識に基づいて最終演出が出力される(図10のステップST20を参照)。ステップST20で出力される最終演出は音と光と振動の少なくとも1つによって構成されたものであって、最終位置において利用者の高揚感を高める役割を果たす他、利用者に操作適正を通知する役割を果たす。
なお、ステップST20で出力される最終演出は、最終位置における静止時間に応じて順次変化させてもよく、このようにすれば、最終位置において利用者の高揚感をより高めることができる。
次に、前述の演出出力玩具によって得られる効果について説明する。
(E1)予め定められた動きに応じて音や光や振動等による体感可能な演出を出力できるため、演出を出力させる面白さや楽しさを利用者に感じさせることができるとともに、演出を出力できたときの達成感を利用者に与えることができる。
特に、前記の体感可能な演出を漫画やアニメ等のキャラクターが必殺技を出すときの演出に見合ったものとすれば、必殺技の出し方を利用者に擬似体験させて、高い満足感を利用者に与えることができる。
(E2)前記の予め定められた動きに対し、前記の体感可能な演出を段階的に出力できるので、利用者が感じる前記の面白さや楽しさをより一層大きなものとすることができる。
(E3)前記の予め定められた動きとして複数の動きを用意し、利用者が希望する動きを選択できるため、この点においても高い満足感を利用者に与えることができる。
(E4)前記の予め定められた動きに基づいて実際の動きの正否を判断して、正しくないときには所期の演出が出力されないので、この点においても前記の達成感をより一層大きなものとすることができる。
次に、前述の演出出力玩具の変形例について説明する。
(M1)予め定められた動きとして2種類の動きに対応した演出出力玩具を示したが、3種類以上の動きと各動きに応じた演出を用意しておけば、第1の動きおよび第2の動きとは異なる動きを選択してこれらと異なる演出を出力することができる。また、予め定められた動きとして初期位置と中間位置と最終位置を順に経由する動きを示したが、初期位置と最終位置が異なる動きであってもよいし、中間位置が2以上存在する動きであってもよいし、初期位置と最終位置のみを経由する動きであってもよい。
(M2)予め定められた動きとして2種類の動きに対応した演出出力玩具を示したが、3種類以上の動きと各動きに応じた演出を用意しておいて、最初はそのうちの1種類の動きしか選択できないようにし、この1種類目の動き及びその演出が適正に行われたことを条件として2種類目の動きが選択できるようにしたり、この2種類目の動きおよびその演出が適正に行われたことを条件として3種類目の動きが選択できるようにしてもよい。
(M3)玩具本体10の第1の位置(第1のマーク10a)への人体(例えば手)の接触を検出するための第1の接触検出部34と、玩具本体10の第1の位置とは異なる第2の位置(第2のマーク10b)への人体(例えば手)の接触を検出するための第2の接触検出部35とを有する演出出力玩具を示したが、第1の接触検出部34を無くして図10のステップST3を排除した動作フローを採用してもよいし、第1の接触検出部34と第2の接触検出部35の両方を無くして図10のステップST3およびST9を排除した動作フローを採用してもよい。
(M4)前述の演出出力玩具に人体に係止する手提げ用や首下げ用の吊り紐を設けておけば、予め定められた動きに準じて玩具本体を動かすときに、誤って演出出力玩具を落下させて故障を生じることを未然に防止できる。図11は吊り紐50を設けた一例を示すもので、第2の本体部12の開口縁に切り欠き12cを設けるとともに、ユニットケース20の外周面に内部に通じる孔26を設けて、ユニットケース20内の棒状部25の1つに吊り紐50の端部を連結して、他端部をユニットケース20の孔26と第2の本体部12の切り欠き12cを通じて、外部に引き出したものである。勿論、第1の本体部11または第2の本体部12に吊り紐を取り付けるための部位を設けて、当該部位に吊り紐を取り付けるようにしてもよい。
10…玩具本体、10a…第1のマーク、10b…第2のマーク、11…第1の本体部、12…第2の本体部、20…ユニットケース、30…演出出力ユニット、31…制御部、32…電源スイッチ、33…動き選択スイッチ、34…第1の接触検出部、35…第2の接触検出部、36…動き検出部、37…音出力部、38…光出力部、39…振動出力部、40…記憶部、41…電源部、50…吊り紐。

Claims (8)

  1. 演出出力玩具であって、
    玩具本体と、当該玩具本体の動くときの移動方向および移動量を検出する3次元加速度センサである動き検出部と、演出を出力するための演出出力部と、当該玩具本体の移動方向および移動量を含む予め定められた動きを複数記憶する記憶部と、当該記憶部に複数記憶された当該予め定められた動きのうち何れか1つの動きを選択する動き選択部と、当該動き検出部で検出された移動方向および移動量が当該選択部で選択された予め定められた動きの移動方向および移動量に相当するか否かを判断する判断部と、当該演出出力部による演出の出力を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記玩具本体の動きが前記選択部で選択された予め定められた動きの移動方向および移動量であると前記判断部が判断したことを条件として、前記演出出力部から前記演出を出力可能に制御する、
    演出出力玩具。
  2. 前記演出出力部は、音による演出を出力するための音出力部と、光による演出を出力するための光出力部と、振動による演出を出力するための振動出力部の少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の演出出力玩具。
  3. 前記演出出力部は、前記玩具本体への人体の接触を検出するための接触検出部をさらに有し、
    前記制御部は、前記玩具本体に人体が接触していることを条件として、前記演出出力部から体感可能な演出を出力するように構成されている、
    請求項1または2に記載の演出出力玩具。
  4. 前記接触検出部は、前記玩具本体の第1の位置への人体の接触を検出するための第1の接触検出部と、前記玩具本体の第1の位置とは異なる第2の位置への人体の接触を検出するための第2の接触検出部とを含む、
    請求項3に記載の演出出力玩具。
  5. 前記演出出力部は、選択された前記予め定められた動きを玩具本体が検出する前に、選択された前記予め定められた動きを通知する通知演出を出力する、
    請求項1~のいずれか1項に記載の演出出力玩具。
  6. 前記演出出力部は、前記玩具本体への人体の接触を検出するための接触検出部をさらに有し、
    前記制御部は、前記玩具本体に人体が接触していることを条件として、前記動き選択部による選択要求を許容するように構成されている、
    請求項1~のいずれか1項に記載の演出出力玩具。
  7. 前記制御部は、前記動き検出部が検出した予め定められた動きに応じて前記演出出力部から異なる演出を出力する、
    請求項1~のいずれか1項に記載の演出出力玩具。
  8. 前記制御部は、前記玩具本体の動きが前記動き選択部により選択された予め定められた動きであることを前記動き検出部が検出し、前記予め定められた動きに応じた前記演出を前記演出出力部から出力したことを条件として、当該動き選択部で選択可能な予め定められた動きの種類を追加可能である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の演出出力玩具。
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