JP5503695B2 - パーキングブレーキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、駐停車時に車両の車輪を手動操作によってロックすることが可能なパーキングブレーキ装置に関する。
例えば、特許文献1には、図8に示されるように、図示しないパーキングレバーの基端部を支軸によって回動可能に軸支するブラケット1を有するパーキングブレーキ装置が開示されている。このブラケット1の脚部2a、2bの下端部には、車体パネルに沿って互いに逆方向に折り曲げて形成された固定座面3a、3bが設けられる。ブラケット1は、その固定座面3a、3bを介して車体パネルに固定される。
特開2012−1131号公報
ところで、パーキングブレーキ装置は、例えば、車両のセンタコンソール等に設けられ、このセンタコンソールに配置されるシフト装置や運転者の小物入れ等との位置関係で、レイアウトが制約される。
そこで、特許文献1のブラケット1のように、固定座面3a、3bを互いに逆方向に折り曲げて構成した場合、それぞれの固定座面3a、3b間の幅寸法W(図8参照)だけ他の部材のレイアウトに影響を与え、又は、センタコンソール等の車体側部材を固定座面3a、3b間の幅寸法Wに対応した幅広の寸法で構成する必要がある。このため、車室スペースの効率化に影響を及ぼすおそれがある。
ここで、固定座面3a、3bを互いに同じ方向に折り曲げることで、幅狭な幅寸法として幅方向のスペースを確保することが考えられるが、そうした場合、パーキングブレーキ装置の出力荷重(引っ張り力)と固定座面3a、3bの車体側への締結点との間に回転モーメントが発生し、パーキングブレーキ装置(ブラケット1)を変位させようとする力が発生する。このような変位させようとする力を抑制するために、ブラケット1の剛性・強度を確保すべくブラケット1の板厚を厚くし、又は、他の部材等によって大幅な補強が必要となり、重量が増加するおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、重量の増加を抑制しつつ、レイアウト性を向上させることが可能なパーキングブレーキ装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車両前後方向に延在する縦壁が設けられ車体側部材に固定されるブラケットと、前記縦壁に支軸を介して回動可能に軸支されるパーキングブレーキレバーと、前記パーキングブレーキレバーに連結されるブレーキワイヤ又はジョイントボルトとを有するパーキングブレーキ装置において、前記ブラケットは、前記縦壁の車両前後方向にそれぞれ設けられた脚部の各下端部から、前記ブレーキワイヤ又は前記ジョイントボルトの車幅方向側方で互いに同一方向に延び、前記車体側部材に固定される一組の固定座面と、一方の前記固定座面の先端から他方の前記固定座面の付け根に向けて伸びる補強部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、車両の駐停車時に運転者がパーキングブレーキレバーを操作しブレーキワイヤが引っ張られたときの出力荷重により、同一方向に延出して配置された一組の固定座面に対し同一方向の回転モーメントが付与されるが、一方の固定座面の先端から他方の固定座面の付け根に向けて直線状に伸びる補強部材を設けることで、互いの回転モーメントを受ける力が発生し、これにより回転モーメントを好適に吸収することができる。
このため、本発明では、パーキングブレーキ装置が車体側部材に固定される固定点を中心として回転しようとすることを好適に抑制することができる。この結果、本発明では、装置全体の重量の軽量化とレイアウト性の向上とを両立させて好適に調和することができる。
また、本発明は、前記補強部材の一端が、車両前方側の前記固定座面の固定点の車幅方向外側に配置され、前記補強部材の他端が、車両後方側の前記固定座面の固定点の車幅方向内側に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、補強部材の一端が、車両前方側の固定座面の固定点よりも車幅方向外側(固定点を起点としてブレーキワイヤから離間する側)に配置され、補強部材の他端が、車両後方側の固定座面の固定点よりも車幅方向内側(固定点を起点としてブレーキワイヤに近接する側)に配置される。これにより、本発明では、互いの固定座面の回転モーメントを支持(吸収)する程度の幅寸法からなる、例えば、バー形状等で補強部材を構成することができるため、装置全体の重量増加を抑制することができる。
さらに、本発明は、車両前後方向に延在する縦壁が設けられ車体側部材に固定されるブラケットと、前記縦壁に支軸を介して回動可能に軸支されるパーキングブレーキレバーと、前記パーキングブレーキレバーに連結されるブレーキワイヤ又はジョイントボルトとを有するパーキングブレーキ装置において、前記ブラケットは、前記縦壁の車両前後方向にそれぞれ設けられた脚部の各下端部から、前記ブレーキワイヤ又は前記ジョイントボルトの車幅方向側方で互いに同一方向に延び、前記車体側部材に固定される一組の固定座面と、前記ブレーキワイヤから前記固定座面のそれぞれに付与される回転モーメントを互いに逆方向で支持する補強部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ブレーキワイヤが引っ張られたときの出力荷重によって、同一方向に延出して配置された一組の固定座面に対し同一方向の回転モーメントが付与されるが、ブレーキワイヤから一組の固定座面のそれぞれに付与される回転モーメントを互いに逆方向で支持する補強部材を設けることで、互いの回転モーメントを相殺するように受ける力が発生し、これにより回転モーメントを好適に吸収することができる。
このため、本発明では、パーキングブレーキ装置が車体側部材に固定される固定点を中心として回転しようとすることを好適に抑制することができる。この結果、本発明では、装置全体の重量の軽量化とレイアウト性の向上とを両立させて好適に調和することができる。
本発明では、重量の増加を抑制しつつ、レイアウト性を向上させることが可能なパーキングブレーキ装置を得ることができる。
本発明の実施形態に係るパーキングブレーキ装置が車両のセンタコンソールに配置された状態を示す斜視図である。 図1に示すパーキングブレーキ装置の斜視図である。 図2に示すパーキングブレーキ装置の平面図である。 (a)は、右ハンドル仕様における一組の固定座面及び補強部材の平面図、(b)は、(a)と回転モーメントが反対方向に付与された状態を示す一組の固定座面及び補強部材の平面図、(c)は、左ハンドル仕様における一組の固定座面及び補強部材の平面図である。 本出願人が案出した第1比較例に係るパーキングブレーキ装置の斜視図である。 本出願人が案出した第2比較例に係るパーキングブレーキ装置の斜視図である。 本出願人が案出した第3比較例に係るパーキングブレーキ装置の斜視図である。 特許文献1に開示されたパーキングブレーキ装置を構成するブラケット下部の斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るパーキングブレーキ装置が車両のセンタコンソールに配置された状態を示す斜視図、図2は、図1に示すパーキングブレーキ装置の斜視図、図3は、図2に示すパーキングブレーキ装置の平面図である。なお、各図中における「前後」、「左右」、「上下」は、車両前後方向、車幅方向、車両上下方向をそれぞれ示している。
本発明の実施形態に係るパーキングブレーキ装置10は、例えば、駐停車時に車両12の車輪を手動操作によってロックする機能を有し、図1に示されるように、車両前後方向に沿って延在するセンタコンソール14の上面で運転席16に近接する側に配置される。なお、パーキングブレーキ装置の出力荷重(引っ張り力)は、図示しないリヤブレーキに伝達され、図示しないリヤブレーキの制動力によって後輪がロックされる。
図2及び図3に示されるように、パーキングブレーキ装置10は、ボルト等の固定部材18によってフロアパネル(車体側部材)20の上面に固定され車両前後方向に沿って延在する縦壁22を有するブラケット24と、ブラケット24の上方に配置され縦壁22に支軸26を介して回動可能に軸支されるパーキングブレーキレバー28と、パーキングブレーキレバー28に一端が連結されるブレーキワイヤ30とを備えて構成されている。
パーキングブレーキレバー28は、運転者が操作時に把持するためのグリップ部32と、前記グリップ部32の下部側に一体的に形成されたスカート部34とを有する。グリップ部32の先端部には、出没可能に設けられ運転者が押圧することでリヤブレーキのロック状態を解除するロック解除ボタン36が突出して設けられる。
また、ブラケット24の縦壁22の上部には、ラチェットプレート38が装着されている。ラチェットプレート38の円弧状の外周面には、図示しない複数のラチェット歯が形成されている。パーキングブレーキレバー28は、図示しないラチェット爪が軸部材(図示せず)を介して回動可能に軸支されている。図示しないラチェット爪の先端は、ラチェットプレート38の外周に形成されたラチェット歯の1つに選択的に噛合する。
ブラケット24の縦壁22の下端には、車両前後方向にそれぞれ二股状に分岐する脚部が40a、40b設けられている。脚部40a、40bには、この脚部40a、40bの各下端から車幅方向側方で互いに同一方向に延び、フロアパネル20に固定される一組の固定座面42a、42bが設けられている。一組の固定座面42a、42bの間には、一方の固定座面42aの先端44から他方の固定座面42bの付け根46に向けて直線状に伸びる補強部材48が設けられる。
換言すると、補強部材48は、固定座面42a、42bよりも比較的幅狭なバー形状からなり、略矩形状を呈する車両前方側の固定座面42aにおいて脚部40aから遠ざかる方向にある先端44と、略矩形状を呈する車両後方側の固定座面42bにおいて脚部40bに近接し脚部40bと結合される固定座面42bの付け根46とを、対角状に結ぶように形成される。
ここで、「対角状」とは、一方の固定座面42aの先端44と他方の固定座面42bの付け根46とが略対角状に位置している関係をいう。また、「先端」とは、略矩形状からなる一方の固定座面42aにおいて、ブレーキワイヤ30及びジョイントボルト60から離間する側であって脚部40aから遠ざかる方向をいう。さらに、「付け根」とは、略矩形状からなる他方の固定座面42bにおいて、ブレーキワイヤ30及びジョイントボルト60に近接する側であって脚部40bに近づく方向をいう。
脚部40a、40b及び固定座面42a、42bの車両前後方向の側縁部には、運転席16側に向かって屈曲したフランジ部50が形成され、このフランジ部50によって脚部40a、40b及び固定座面42a、42bの剛性・強度を高めている。
補強部材48は、始点から終点までの幅寸法が略一定で平板状の帯形状体からなり、この帯形状体によって一組の固定座面42a、42b間が架け渡される。図3に示されるように、補強部材48の一端48aは、車両前方側の固定座面42aの締結中心点(固定点)C1よりも車幅方向外側(締結中心点C1を起点としてブレーキワイヤ30及びジョイントボルト60から離間する側)に配置される。補強部材48の他端48bは、車両後方側の固定座面42bの締結中心点(固定点)C2よりも車幅方向内側(締結中心点C2を起点としてブレーキワイヤ30及びジョイントボルト60に近接する側)に配置される。
車両前方側の固定座面42aには、ボルト等の固定部材18が挿通される円形状の挿通孔51aが形成される。車両後方側の固定座面42bには、ボルト等の固定部材18が挿通される楕円形状の挿通孔51bが形成される。この場合、補強部材48は、ブレーキワイヤ30から固定座面42a、42bのそれぞれに付与される回転モーメントM(図4参照)を、互いに逆方向で支持(相殺)する機能を有する(図4参照)。この点については、後記で詳細に説明する。
本実施形態では、補強部材48を固定座面42a、42b、脚部40a、40b及び縦壁22等と一体的に形成しているが、これに限定されるものではなく、固定座面42a、42b、脚部40a、40b等と別体で構成し、例えば、溶接等の結合手段によって固定座面42a、42b、脚部40a、40b等と一体的に接合(結合)するようにしてもよい。
図2に戻って、車両前後方向に沿った一組の脚部40a、40bの間で縦壁22の下部側には、リンク部材52を回動中心として一対の三角形状のプレート54が所定角度だけ回動可能に軸支される。リンク部材52の下方側でプレート54の一つの頂点部には、連結部材56を介してブレーキワイヤ30の他端が連結される。また、前記一つの頂点部と対向するプレート54の他の頂点部には、連結部材58を介してジョイントボルト60の一端部が連結される。なお、ジョイントボルト60の他端部は、図示しないイコライザ機構に連結される。
本実施形態に係るパーキングブレーキ装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次にその動作及び作用効果について説明する。
図4(a)は、右ハンドル仕様における一組の固定座面及び補強部材の平面図、図4(b)は、図4(a)と回転モーメントが反対方向に付与された状態を示す一組の固定座面及び補強部材の平面図、図4(c)は、左ハンドル仕様における一組の固定座面及び補強部材の平面図である。
なお、図4(a)〜(c)は、補強部材48の作用効果を便宜的に説明するために、一組の固定座面42a、42bの形状と、この一組の固定座面42a、42bを結合する補強部材48のバー形状とを取り出して描出したものである。また、図4(a)〜(c)において、一組の固定座面42a、42bと補強部材48との間に記載される破線は、固定座面42a、42bの略矩形形状を示すために便宜的に付与したものである。
車両12が駐停車した後、運転者がパーキングブレーキレバー28のグリップ部32を把持して引き上げることで、パーキングブレーキレバー28が支軸26を回動中心として上方へと回動する。この回動動作に伴って、パーキングブレーキレバー28に連結されたブレーキワイヤ30が引っ張られることで、図示しないリヤブレーキが作動して後輪がロックされる。
パーキングブレーキレバー28が支軸26を回動中心として所定角度だけ回動し運転者がグリップ部32から手を離すと、図示しないラチェット爪の先端がラチェットプレート38のラチェット歯の1つと噛合し、パーキングブレーキレバー28がその噛合位置で保持される。
このような運転者のパーキングブレーキレバー28の操作によって、ブラケット24の脚部40a、40bの各固定座面42a、42bには、図4(a)に示されるように、それぞれ反時計回り方向の回転モーメントMが付与される。
本実施形態では、ブレーキワイヤ30が引っ張られたときの出力荷重によって、同一方向に屈曲して配置された一組の固定座面42a、42bに対し同一方向の回転モーメントMが付与されるが、一方の固定座面42aの先端44から他方の固定座面42bの付け根46に向けて直線状に伸びる補強部材48を設けることで、互いの回転モーメントMを受ける力Fが相互に離間する反対方向に発生し(図4(a)参照)、これにより回転モーメントMを好適に吸収することができる。
このため、本実施形態では、パーキングブレーキ装置10が締結中心点C1、C2を中心として回転しようとすることを好適に抑制することができる。この結果、本実施形態では、装置全体の重量の軽量化とレイアウト性の向上とを両立させて好適に調和することができる。
また、本実施形態では、補強部材48の一端48aが、車両前方側の固定座面42aの締結中心点(固定点)C1よりも車幅方向外側(締結中心点C1を起点としてブレーキワイヤ30及びジョイントボルト60から離間する側)に配置され、補強部材48の他端48bが、車両後方側の固定座面42bの締結中心点(固定点)C2よりも車幅方向内側(締結中心点C2を起点としてブレーキワイヤ30及びジョイントボルト60に近接する側)に配置される。これにより、本実施形態では、互いの固定座面42a、42bの回転モーメントMを支持(吸収)する程度の幅寸法からなるバー形状で補強部材48を構成することができるため、装置全体の重量増加を抑制することができる。
さらにまた、本実施形態では、ブレーキワイヤ30が引っ張られたときの出力荷重によって、同一方向に屈曲して配置された一組の固定座面42a、42bに対し同一方向の回転モーメントMが付与されるが、ブレーキワイヤ30から一組の固定座面42a、42bのそれぞれに付与される回転モーメントMを互いに逆方向で支持する補強部材48を設けることで、互いの回転モーメントMを相殺するように受ける力Fが発生し、これにより回転モーメントMを好適に吸収することができる。
このため、本実施形態では、パーキングブレーキ装置10が締結中心点C1、C2を中心として回転しようとすることを好適に抑制することができる。この結果、本実施形態では、装置全体の重量の軽量化とレイアウト性の向上とを両立させて好適に調和することができる。
例えば、図4(b)に示されるように、一組の固定座面42a、42bに対して前記とは反対の時計回り方向の回転モーメントMが付与された場合であっても、この回転モーメントMを相殺する力Fが互いに近接する方向に向かって発生し、回転モーメントMを好適に吸収することができる。
図4(c)に示されるように、左ハンドル仕様の車両に備えられるパーキングブレーキ装置10では、ブラケット24に設けられる一組の固定座面42a、42bが図4(a)に示す一組の固定座面42a、42bと対称形状となる。このような左ハンドル仕様の場合であっても、回転モーメントMを相殺する力Fが互いに接近する方向に向かって発生し、回転モーメントMを好適に吸収することができる。
次に、本出願人が案出した第1〜第3比較例に係るパーキングブレーキ装置100a〜cを図5〜図7に示す。なお、図2に示す本実施形態に係るパーキングブレーキ装置10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して以下説明する。
図5に示される第1比較例に係るパーキングブレーキ装置100aでは、一組の固定座面42a、42b間を橋渡しする補強部材48が設けられていない点で本実施形態と相違している。第1比較例では、ブレーキワイヤ30の引っ張りによって出力荷重が付与された場合、締結中心点C1、C2に反時計回り方向の回転モーメントMが発生し、この回転モーメントMによってブラケット102及びパーキングブレーキレバー28が回動するおそれがある。
図6に示される第2比較例に係るパーキングブレーキ装置100bでは、脚部104a、104b及び一組の固定座面106a、106bの幅を拡張すると共に、厚肉で形成することで本実施形態と相違している。第2比較例では、剛性・強度を向上させることができるが、装置全体の重量が増加するという不具合がある。
図7に示される第3比較例に係るパーキングブレーキ装置100cは、固定座面42a、42bの幅に沿って幅広に形成されたバー形状体108によって一組の固定座面42a、42b間を橋渡ししている点で本実施形態と相違している。第3比較例では、剛性・強度を向上させることができるが、装置全体の重量が増加するという不具合がある。さらに、第3比較例では、一組の固定座面42a、42b間を橋渡しするバー形状体108によって、回転モーメントMを打ち消す(相殺する)ことができないという不具合がある。
10 パーキングブレーキ装置
12 車両
20 フロアパネル(車体側部材)
22 縦壁
24 ブラケット
26 支軸
28 パーキングブレーキレバー
30 ブレーキワイヤ
40a、40b 脚部
42a、42b 固定座面
44 先端
46 付け根
48 補強部材
48a 補強部材の一端
48b 補強部材の他端
60 ジョイントボルト
C1、C2 締結中心点(固定点)
M 回転モーメント

Claims (3)

  1. 車両前後方向に延在する縦壁が設けられ車体側部材に固定されるブラケットと、前記縦壁に支軸を介して回動可能に軸支されるパーキングブレーキレバーと、前記パーキングブレーキレバーに連結されるブレーキワイヤ又はジョイントボルトとを有するパーキングブレーキ装置において、
    前記ブラケットは、
    前記縦壁の車両前後方向にそれぞれ設けられた脚部の各下端部から、前記ブレーキワイヤ又は前記ジョイントボルトの車幅方向側方で互いに同一方向に延び、前記車体側部材に固定される一組の固定座面と、
    一方の前記固定座面の先端から他方の前記固定座面の付け根に向けて伸びる補強部材と、
    を備えることを特徴とするパーキングブレーキ装置。
  2. 請求項1記載のパーキングブレーキ装置において、
    前記補強部材の一端は、車両前方側の前記固定座面の固定点の車幅方向外側に配置され、前記補強部材の他端は、車両後方側の前記固定座面の固定点の車幅方向内側に配置されることを特徴とする請求項1記載のパーキングブレーキ装置。
  3. 車両前後方向に延在する縦壁が設けられ車体側部材に固定されるブラケットと、前記縦壁に支軸を介して回動可能に軸支されるパーキングブレーキレバーと、前記パーキングブレーキレバーに連結されるブレーキワイヤ又はジョイントボルトとを有するパーキングブレーキ装置において、
    前記ブラケットは、
    前記縦壁の車両前後方向にそれぞれ設けられた脚部の各下端部から、前記ブレーキワイヤ又は前記ジョイントボルトの車幅方向側方で互いに同一方向に延び、前記車体側部材に固定される一組の固定座面と、
    前記ブレーキワイヤから前記固定座面のそれぞれに付与される回転モーメントを互いに逆方向で支持する補強部材と、
    を備えることを特徴とするパーキングブレーキ装置。
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