JP6624489B2 - ステアリングサポートメンバー - Google Patents

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    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear

Description

本発明は、
ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムが固定されるステアリングサポートメンバーに関する。
自動車のステアリングコラムは運転席側のステアリングサポートメンバーに固定される。そのために、運転席側のステアリングサポートメンバーには、助手席側のステアリングサポートメンバーよりも大きな負荷がかかる。
この負荷にステアリングサポートメンバーが抗することができるように、ステアリングサポートメンバーの全体を大径にする手段が考えられるが、この手段では、ステアリングサポートメンバーの重量が増大する上に、インストルメントパネル内への部品の配置の自由度を低下させてしまう。
そこで、従来、図7に示すように、前記ステアリングサポートメンバー2は、自動車の左右の側部に架け渡されたストレート状のメインパイプ7と、運転席側のメインパイプ7(メインパイプ7のうちの運転席側の部分)に接合されて運転席側のメインパイプ7の剛性を向上させるサブパイプ8とから構成されていた。
前記サブパイプ8は、運転席側のメインパイプ7に沿うストレート部8Bと、ストレート部8Bの長手方向の両端部から車両前方側Frに延びてメインパイプ7に接合する折曲部8Aとから成る。
また、サブパイプ8の折曲部8Aとフロアトンネルとにわたってストレート状のブレース11が架け渡されている。そして、立体構造で剛性を有するスティフナ10を介してカウルパネルと運転席側のメインパイプ7とが連結されている。
以上の構造により、ステアリングサポートメンバー2の全体を大径にしなくても、ステアリングサポートメンバー2の剛性を確保できて、ステアリングサポートメンバー2の軽量化を図ることができる。この従来の技術の構造に類似した構造が特許文献1に開示されている。
特開2013−32124号公報
しかしながら、運転席側にはステアリングシャフト5を回転自在に支持するステアリングコラム6やスピードメーターの支持ブラケット21が存在する。さらに、近年、電動パワーステアリングの電動モーターMが前記支持ブラケット21の近傍に位置する構造が多く採用されている。
そのために、上記従来の技術の構造によれば、支持ブラケット21及び電動モーターMと、車両前後方向に並んだメインパイプ7及びサブパイプ8とを干渉させることなく共存させるレイアウトが困難になっており、ステアリングサポートメンバーのレイアウトの自由度が低いという問題があった。
本発明の目的は、軽量化・高剛性化とレイアウトの自由度の向上とを両立させることができるステアリングサポートメンバーを提供する点にある。
本発明の特徴は、
ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムが固定されるステアリングサポートメンバーであって、
車両の左右の側部に架け渡されたメインパイプと、
運転席側のメインパイプに接合されて前記運転席側のメインパイプの剛性を向上させるサブパイプとから成り、
前記運転席側のメインパイプは、長手方向の両端部間のメインパイプ部分が車両後方側に凹んだ状態に折曲され、
車両前後方向から見て、前記ステアリングコラムが前記メインパイプ部分の左右一対の折曲部の間に位置するとともに、
前記サブパイプは、前記メインパイプ部分の車両後方側において前記メインパイプ部分に略沿うように車両後方側に凹んだ状態に折曲されるとともに、前記サブパイプの長手方向の両端部が、前記運転席側メインパイプ部分の左右一対の折曲部の夫々の外方側に各別に接合されている点にある。( 請求項1 )
この構成によれば、サブパイプが運転席側のメインパイプに接合されて運転席側のメインパイプの剛性を向上させる。その結果、前記メインパイプの径を小さくすることができてメインパイプの軽量化を図ることができる。
そして、運転席側のメインパイプは、長手方向の両端部間のメインパイプ部分が車両後方側に凹んだ状態に折曲され、車両前後方向から見て、ステアリングコラムが前記メインパイプ部分の左右一対の折曲部の間に位置するから、ステアリングコラムの電動モーター等の部品をメインパイプ部分の凹み内に収容することで、電動モーター等の部品とメインパイプ部分の干渉を回避することができる。
これにより、ステアリングサポートメンバーのレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、ステアリングサポートメンバーをダッシュパネルに近づけることができる。これにより、ステアリングサポートメンバーのレイアウトの自由度をさらに向上させ、インストルメントパネルの車両前後方向の寸法を抑えて、乗員前方の空間を拡大させることができる。(請求項1)
(請求項1)
前記サブパイプの長手方向の両端部が、前記運転席側のメインパイプの長手方向の両端部(すなわち、前記メインパイプ部分の長手方向両外方側) に各別に接合されているから、例えば、図2に示すように、メインパイプ7 の左右一対の折曲点C を、メインパイプ7とサブパイプ8 で囲まれた閉じ構造の中に入り込ませることができる。
その結果、曲がり変形の起点となるような単純な折曲点をなくすことができる。つまり、前記左右一対の折曲点C が曲がり変形の起点となることを回避することができる。これにより、メインパイプ7 の左右一対の折曲点C が前記閉じ構造の外側に位置する構造に比べて、メインパイプ7 の剛性をより向上させることができる。(請求項
本発明において、
前記サブパイプは、前記メインパイプ部分から車両後方側に離間して、前記メインパイプ部分とサブパイプとで環状のパイプ部が形成されていると、次の作用を奏することができる。(請求項
前記メインパイプ部分とサブパイプとで環状のパイプ部が形成されているから、メインパイプ部分の剛性をより向上させることができる。(請求項
本発明において、
車両衝突時にペダルアーム後退抑制機構のトリガーを受け止めるトリガー受けが前記ステアリングコラムに設けられ、
上面視、前記トリガー受けが前記メインパイプ部分の左右一対の折曲部の間に位置すると、次の作用を奏することができる。(請求項
車両のブレーキのペダルアームやクラッチのペダルアームはペダルブラケットを介してダッシュパネルに取り付けられている。そして、このペダルアームを踏み込むことにより、ペダルアームの変位量をマスターシリンダに伝えて制動操作やクラッチの接断操作を行っている。
前記マスターシリンダはダッシュパネルに直接取り付けられている。そのために、車両衝突時に車両前方側から過大な荷重がダッシュパネルに入力すると、ダッシュパネルの変位がそのままマスターシリンダの変位量になる。そして、マスターシリンダのプッシュロッドがペダルアームを車両後方側に揺動させることになる。
そこで、車両前方側からの過大な荷重の入力でペダルブラケットが車両後方側に移動したときにペダルアームが車両後方側に揺動するのを抑制するペダルアーム後退抑制機構が前記ペダルアームの周りに設けられている。
また、車両前方側からの過大な荷重の入力でペダルブラケットが車両後方側に移動したときに、マスターシリンダのプッシュロッドとブレーキペダルアームとの連動連結状態を解除する解除手段がペダルアーム後退抑制機構に設けられている。解除手段が作動することで、マスターシリンダのプッシュロッドがペダルアームを車両後方側に揺動させることができなくなる。この解除手段は、ペダルブラケット側に設けられたトリガーと、トリガーを車両後方側から受け止めるトリガー受けとから成る。
本発明の上記の構成によれば、車両衝突時にペダルアーム後退抑制機構のトリガーを受け止めるトリガー受けが前記ステアリングコラムに設けられており、上面視、前記トリガー受けが前記メインパイプ部分の左右一対の折曲部の間に位置するから、前記トリガー受けでトリガーを確実に受け止めることができて、ペダルアーム後退抑制機構を確実に作動
させることができる。
そして、折曲部によって衝突時コラム固定個所の変形を低減することにより、トリガーとトリガー受けのずれが低減できる。(屈曲によりメンバーの変形を吸収できる) また、後方に凸な形状内に電動モーターの幅方向の全体を含めて位置するように配置することで、トリガーとトリガー受けの横方向のずれを最小限に抑え確実性を向上できる。(請求項
本発明によれば、
軽量化・高剛性化とレイアウトの自由度の向上とを両立させることができるステアリングサポートメンバーを提供することができた。
ステアリングサポートメンバーとその周りの構造を左後上方から見た斜視図 ステアリングサポートメンバーとその周りの構造を上方から見た図 ステアリングサポートメンバーとその周りの構造を車両後方側から見た図 図3のA−A矢視図 図4のブレーキペダルとその周りの構造の拡大図 別実施形態を示す図 従来のステアリングサポートメンバーとその周りの構造を示す斜視図
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、自動車の左右のダッシュサイドパネル1(車両の側部に相当)に、車幅方向に沿うステアリングサポートメンバー2が略水平に架け渡されている。符号3はエンジンルームと車室を仕切るダッシュパネル、4はフロアパネルである。
そして、運転席側(本実施形態では車両右側)のステアリングサポートメンバー2に、ステアリングシャフト5を回転自在に支持するステアリングコラム6が固定されている。ステアリングシャフト5の車室内側の一端部にはステアリング(図示せず)が取り付けられる。この構造により、運転席側のステアリングサポートメンバー2に、助手席側のステアリングサポートメンバー2よりも大きな負荷がかかる。
この負荷にステアリングサポートメンバー2が抗することができるように、ステアリングサポートメンバー2の全体を大径にする手段が考えられるが、この手段では、ステアリングサポートメンバー2の重量が増大する。
そこで、ステアリングサポートメンバー2は、左右のダッシュサイドパネル1に架け渡された車幅方向に沿う円筒状の金属製のメインパイプ7と、運転席側のメインパイプ7(メインパイプ7のうちの運転席側の部分)に溶接接合されて前記運転席側のメインパイプ7の剛性を向上させる円筒状の金属製のサブパイプ8とから構成されている。
[メインパイプ7の構造]
図2に示すように、前記運転席側のメインパイプ7は、長手方向の両端部7A間のメインパイプ部分7Bが車両後方側Rrに凹んだ状態に折曲されている。メインパイプ部分7Bは、上面視車両後方側Rrに窄まる台形状に形成されており、左右一対の第1傾斜部7B1(折曲部に相当)と、左右一対の第1傾斜部7B1間の第1ストレート部7B2とから成る。
[サブパイプ8の構造]
前記サブパイプ8は、メインパイプ部分7Bの車両後方側Rrにおいてメインパイプ部分7Bに略沿うように車両後方側Rrに凹んだ状態に折曲されている。このサブパイプ8も上面視車両後方側Rrに窄まる台形状に形成されており、左右一対の第2傾斜部8A(折曲部に相当)と、左右一対の第2傾斜部8A間の第2ストレート部8Bとから成る。車両前後方向から見て、サブパイプ8はメインパイプ7よりも上方に位置する。メインパイプ部分7Bの第1ストレート部7B2とサブパイプ8の第2ストレート部8Bとは平行である。
そして、図2に示すように、サブパイプ8の長手方向の両端部8A1(第2傾斜部8Aの前端部)が、運転席側のメインパイプ7の屈曲部の長手方向の両端部7A近傍に各別に溶接接合されている。
前記サブパイプ8は、メインパイプ部分7Bから車両後方側Rr(詳しくは車両後上方側)に離間して、メインパイプ部分7Bとサブパイプ8とで車幅方向に長い環状のパイプ部9が形成されている。
図1,図2に示すように、ステアリングサポートメンバー2とダッシュパネル3とには、連結部材としての金属製のスティフナ10が架け渡されている。図4に示すように、スティフナ10は車両後方側Rrほど上方に位置するように傾斜している。このスティフナ10は、車両後方側Rrの後半部が車両後方側Rrほど幅広の台形状に形成されるとともに(図2参照)、後端部が二股に分岐している。そして、スティフナ10の左右一対の後端側接合部10A1が、サブパイプ8の第2ストレート部8Bに溶接接合され、左右一対の中間部側接合部10A2が、メインパイプ部分7Bの第1ストレート部7B2に溶接接合されている。
また、図3に示すように、サブパイプ8の車両左右中央側(車幅方向内側W1)の第2傾斜部8Aとフロアパネル4とにわたって、支持部材としての金属製のブレース11が架け渡されている。ブレース11は上側ほど車両後方側Rrに位置するように(図4参照)、かつ、上側ほど車幅方向外側W2に位置するように(図3参照)傾斜している。
[ステアリングコラム6の構造]
図4に示すように、ステアリングシャフト5及びステアリングコラム6の軸芯O(共通の軸芯である)は、車両後方側Rrほど上方に位置するように後ろ上がりに傾斜している。図1に示すように、このステアリングコラム6の車両左右中央側の側部にEPSモーターM(電動モーターである)が取り付けられている。EPSモーターMは、モーター軸芯方向(符号Qはモーター軸芯である)から見て略円形であり、モーター軸芯方向にやや長く形成されている。
図4に示すように、車両の側方から見て、EPSモーターMのモーター軸芯Qは、ステアリングシャフト5及びステアリングコラム6の軸芯Oに対して略直交している。より詳しくは、EPSモーターMは、車両前方側Frほど上方に位置し(図4参照)、かつ、上端部側ほど車両左右中央側に位置する(図2参照)ように傾斜している。
図3に示すように、ステアリングコラム本体6Hの長手方向中間部の上側外周面に左右一対の取り付けブラケット12が固定され、この取り付けブラケット12がサブパイプ8の第2ストレート部8Bに取り付けボルト13・ナット14により締め付け固定されている。取り付けブラケット12と第2ストレート部8Bの間には金属製の円筒形のボス状の台座22が介在している。
図2に示すように、上面視、ステアリングコラム6はメインパイプ部分7Bの左右一対の第1傾斜部7B1(折曲部)の間に位置している。また、EPSモーターMの車両後方側Rrの部分は、車両後方側Rrに凹む前記メインパイプ部分7Bの凹み内に収容されている。
[ペダルアーム後退抑制機構26の構造]
図4,図5に示すように、上記の自動車のブレーキペダルアーム15は、ペダルブラケット16を介してダッシュパネル3に取り付けられている。そして、このブレーキペダルアーム15を踏み込むことにより、ブレーキペダルアーム15の変位量をマスターシリンダ(図示せず)に伝えて制動操作を行っている。ブレーキペダルアーム15はペダル軸芯P(図5参照)周りに揺動する。
マスターシリンダはダッシュパネル3に直接取り付けられている。そのために、車両衝突時に車両前方側Frから過大な荷重がダッシュパネル3に入力すると、ダッシュパネル3の変位がそのままマスターシリンダの変位量になり、マスターシリンダのプッシュロッドがブレーキペダルアーム15を、ペダル軸芯P周りに車両後方側Rrに揺動させることになる。
そこで、車両前方側Frからの過大な荷重の入力でペダルブラケット16が車両後方側Rrに移動したときにブレーキペダルアーム15が車両後方側Rrに揺動するのを抑制するペダルアーム後退抑制機構26がブレーキペダルアーム15の周りに設けられている。
また、車両前方側Frからの過大な荷重の入力でペダルブラケット16が車両後方側Rrに移動したときに、マスターシリンダのプッシュロッドとブレーキペダルアーム15との連動連結状態を解除する解除手段17がペダルアーム後退抑制機構26に設けられている。解除手段17が作動することで、マスターシリンダのプッシュロッドがブレーキペダルアーム15を車両後方側Rrに揺動させることができなくなる。この解除手段17は、ペダルブラケット16側に設けられたトリガー18と、このトリガー18を車両後方側Rrから受け止めるトリガー受け19とから成る。
前記トリガー受け19はステアリングコラム6に設けられている。このトリガー受け19は、上面視、前記メインパイプ部分7Bの左右一対の第1傾斜部7B1(折曲部)の間に位置する。これにより、前記トリガー受け19でトリガー18を確実に受け止めることができて、ペダルアーム後退抑制機構26を確実に作動させることができる。
図3に示すように、前記EPSモーターMは、前記メインパイプ部分7Bの一方の第1傾斜部7B1側に位置し、トリガー受け19はメインパイプ部分7Bの他方の第1傾斜部7B1側に位置している。そして、車幅方向から見て、EPSモーターMとトリガー受け19とが重なっている。
本発明によれば、
(1) サブパイプ8が運転席側のメインパイプ7に溶接接合されて運転席側のメインパイプ7の剛性を向上させる。その結果、メインパイプ7の径を小さくすることができてメインパイプ7の軽量化を図ることができる。
そして、運転席側のメインパイプ7は、長手方向の両端部7A間のメインパイプ部分7Bが車両後方側Rrに凹んだ状態に折曲され、車両前後方向から見て、ステアリングコラム6が前記メインパイプ部分7Bの左右一対の第1傾斜部7B1の間に位置するから、ステアリングコラム6のEPSモーターM等の部品をメインパイプ部分7Bの凹み内に収容することで、EPSモーターM等の部品とメインパイプ部分7Bの干渉を回避することができる。これにより、ステアリングサポートメンバー2のレイアウトの自由度を向上させることができる。
また、ステアリングサポートメンバー2をダッシュパネル3に近づけることができる。これにより、ステアリングサポートメンバー2のレイアウトの自由度をさらに向上させることができる。
(2) 前記サブパイプ8の長手方向の両端部8Aが、前記運転席側のメインパイプ7の長手方向の両端部7A(すなわち、前記メインパイプ部分7Bの長手方向両外方側)に各別に接合されているから、図2に示すように、メインパイプ7の左右一対の折曲点Cを、メインパイプ7とサブパイプ8で囲まれた閉じ構造(環状のパイプ部9)の中に入り込ませることができる。その結果、曲がり変形の起点となるような単純な折曲点をなくすことができる。つまり、前記左右一対の折曲点Cが曲がり変形の起点となることを回避することができる。これにより、メインパイプ7の左右一対の折曲点Cが前記閉じ構造の外側に位置する構造に比べて、メインパイプ7の剛性をより向上させることができる。
(3) 前記メインパイプ部分7Bとサブパイプ8とで環状のパイプ部9が形成されているから、メインパイプ部分7Bの剛性をより向上させることができる。
[別実施形態]
(A) 上記の第1の実施形態において、前記メインパイプ部分7は上面視車両後方側Rrに窄まる台形状に形成されているが、前記メインパイプ部分7が上面視車両後方側Rrに凹む円弧状に形成されている構造であってもよい。
(B) 図6に示すように、前記サブパイプ8がストレート状に形成されて、前記メインパイプ部分7Bの左右一対の折曲部7B1に架け渡されている構造であってもよい。
前記サブパイプ8は、メインパイプ部分7Bの凹み内に入り込んで、助手席側のメインパイプ7よりも車両後方側Rrに位置している。この構成により、上記(1)と同様の作用効果を奏することができる。
第1実施形態の図1〜図5の発明は、前記別実施形態の(B)の図6に示す構造に比べると、次のような利点がある。
すなわち、前述したように、メインパイプ7の左右一対の折曲点C(図2参照)は、メインパイプ7とサブパイプ8で囲まれた閉じ構造(環状のパイプ部9)の中に入っており(図6に示す構造では、左右一対の折曲点Cは閉じ構造(環状のパイプ部9)の外側に位置している)、曲がり変形の起点となるような単純な折曲点が存在しない。つまり、図1〜図5の発明では、前記左右一対の折曲点Cが曲がり変形の起点となることを回避することができる。これにより、前記(B)の構造に比べて、メインパイプ7の剛性をより向上させることができる。
1 車両の側部(ダッシュサイドパネル)
5 ステアリングシャフト
6 ステアリングコラム
7 メインパイプ
7A 長手方向の端部(運転席側のメインパイプの長手方向の端部)
7B メインパイプ部分
7B1 折曲部(メインパイプ部分の折曲部、メインパイプ部分の第1傾斜部)
8 サブパイプ
8A 長手方向の端部(サブパイプの長手方向の端部)
9 パイプ部
18 トリガー
19 トリガー受け
26 ペダルアーム後退抑制機構
Rr 車両後方側

Claims (3)

  1. ステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムが固定されるステアリングサポートメンバーであって、
    車両の左右の側部に架け渡されたメインパイプと、
    運転席側のメインパイプに接合されて前記運転席側のメインパイプの剛性を向上させるサブパイプとから成り、
    前記運転席側のメインパイプは、長手方向の両端部間のメインパイプ部分が車両後方側に凹んだ状態に折曲され、
    車両前後方向から見て、前記ステアリングコラムが前記メインパイプ部分の左右一対の折曲部の間に位置するとともに、
    前記サブパイプは、前記メインパイプ部分の車両後方側において前記メインパイプ部分に略沿うように車両後方側に凹んだ状態に折曲されるとともに、前記サブパイプの長手方向の両端部が、前記運転席側メインパイプ部分の左右一対の折曲部の夫々の外方側に各別に接合されているステアリングサポートメンバー。
  2. 前記サブパイプは、前記メインパイプ部分から車両後方側に離間して、前記メインパイプ部分とサブパイプとで環状のパイプ部が形成されている請求項記載のステアリングサポートメンバー。
  3. 車両衝突時にペダルアーム後退抑制機構のトリガーを受け止めるトリガー受けが前記ステアリングコラムに設けられ、
    上面視、前記トリガー受けが前記メインパイプ部分の左右一対の折曲部の間に位置する請求項1又は2に記載のステアリングサポートメンバー。
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