JP5490570B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、リフト機構を備えた車両用シートに関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開2009−286237号公報がある。この公報に記載された車両用シートは、リフト機構を備え、4本のリンク部がシートフレーム(クッションフレーム)とアッパーレールとに前後左右で軸支され、左右に配置された後方リンク部は、水平方向に延在する軸部によって連結されている。そして、後方の片側のリンク部には、セクターギア部が形成され、このセクターギア部は、シートフレームに軸支されたピニオンに噛合され、このピニオンは、リフターブレーキを有する手動リフターレバー(駆動源)に連結されている。従って、手動リフターレバーを持ち上げることで、ピニオンが正転して、セクターギア部を介してシートフレームが上昇する。また、手動リフターレバーを押し下げることで、ピニオンが逆転して、セクターギア部を介してシートフレームを降下させることができる。
特開2009−286237号公報
しかしながら、前述した従来の車両用シートでは、一方のシートフレームに設けられた後方リンク部は、リフターブレーキをもった手動リフターレバーにセクターギア部及びピニオンを介して連結されているが、他方のシートフレームの後方リンク部は、軸部によってシートフレームに軸支されているのみであるから、車両走行時に後突が起こると、慣性力によって、他方のシートフレームに荷重が集中して、座席シートの片側の沈み込みが起こり、これによって、左右の後方リンク部が軸部を介してスムーズに連動しなくなってしまうといった問題点があった。
本発明は、後突時にシートの片側の沈み込みを防止した車両用シートを提供することを目的とする。
本発明は、下端部がアッパーレールに軸支され上端部がクッションフレームに軸支されたリフターリンクが左右に配置され、左右のリフターリンクが連結軸部によって連結されてなる車両用シートにおいて、
一方の前記クッションフレームに回転自在に軸支されると共に、駆動源によって回転する駆動用ピニオンと、
一方の前記リフターリンクの上部に形成されて前記駆動用ピニオンに噛合する駆動用セクターギア部と、
前記連結軸部に対して平行に延在して左右の前記リフターリンクを貫通し、両端が前記クッションフレームに回動自在に軸支された補強軸部と、
前記補強軸部の両側に設けられた連結用ピニオンと、
左右のリフターリンクに設けられて、前記連結用ピニオンのそれぞれに噛合する連結用セクターギア部と、を備えたことを特徴とする。
この車両用シートは、左右のリフターリンクを連動させるための連結軸部に対して平行に延在する補強軸部を有し、補強軸部の両側に連結用ピニオンが設けられ、各連結用ピニオンは、左右のリフターリンクに設けられた連結用セクターギア部に噛合されているので、連結軸部による左右のリフターリンクの連動性と相まって、補強軸部に設けられた連結用ピニオンと、リフターリンクに設けられたセクターギア部との噛合によって左右のリフターリンクの連動性を高めることができる。しかも、左右のリフターリンクには、補強軸部の連結用ピニオンとリフターリンクのセクターギア部との噛合力が働いているので、左右のリフターリンクの連結剛性がアップし、車両の走行時などに後続車が追突した際、荷重を左右のクッションフレームに分散させ易くなる。また、他方側にもブレーキユニットの制動力が作用する。従って、座席シートの片側の沈み込みが起こり難く、これによって、後突後であっても、左右のリフターリンクをスムーズに連動させることができる。座席シートの片側の沈み込み防止によって、後突時に起こる乗員姿勢保持性の低下や鞭打ち防止性能の低下を防止することができる。
また、前記連結用セクターギア部は、前記連結用ピニオンが挿入される長穴の壁面に形成され、前記長穴は、上下方向に延在すると好適である。
このような構成を採用すると、リフターリンクの揺動範囲を規定するストッパとして、連結用セクターギア部の上端及び下端を機能させることができる。
本発明によれば、後突時のシートの片側の沈み込み防止することができる。
本発明に係る車両用シートの一実施形態を示す斜視図である。 車両用シートの要部拡大斜視図である。 リフト機構を示す斜視図である。 連結用ピニオンと長穴との関係を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る車両用シートの好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、リフター機構を備えた車両用シートSは、シートクッションに覆われた左右一対のクッションフレーム3A,3Bに対して、シートバッククッションに覆われた左右一対のバックフレーム4A,4Bが傾動自在に連結されている。
各クッションフレーム3A,3Bは、前後で平行リンクをなすリフターリンク5,6を介してアッパーレール2A,2Bに連結され、このアッパーレール2A,2Bは、車床に固定されたロアレール1A,1Bに対して前後に摺動自在に装着されている。
リフターリンク5,6は、上端部がクッションフレーム3A,3Bに軸支され、下端部がアッパーレール2A,2Bに軸支されている。左右の後側リフターリンク6A,6Bには、水平に延在する連結パイプ(連結軸部)8が貫通し、リフターリンク6A,6Bの回動軸をなす連結パイプ8の両端は、左右のクッションフレーム3A,3Bに回動自在に連結され、それぞれの後側リフターリンク6A,6Bは連結パイプ8に溶接により固定されている。
更に、一方の後側リフターリンク6Aは、一方のクッションフレーム3Aの側面に固定されたギャードモータを設けたパワー式、又はマニュアル用ブレーキユニットなどの駆動源Mによって、連結パイプ8を中心として所望の角度だけ回動させることができる。この駆動源Mは、昇降スイッチによって正逆転が可能であり、マニュアル用の駆動源Mの場合には、所望の方向にのみ回転を維持させるためのブレーキ機構や減速ギアを備えている。
図2及び図3に示すように、モータMは、クッションフレーム3Aに回転自在な駆動用ピニオン7に連結され、この駆動用ピニオン7は、リフターリンク6Aの上部に形成された駆動用セクターギア部6aに噛合する。このセクターギア部6aは、回動中心をなす連結パイプ8を中心とした扇弧状に形成されている。
モータMの駆動力は、駆動用ピニオン7を回動させ、駆動用セクターギア部6aを介して一方のリフターリンク6Aを所定の角度だけ回動させる。そして、この回動力は、連結パイプ8を介して他方のリフターリンク6Bに伝達され、平行リンクをなすリフターリンク5,6によってクッションフレーム3A,3Bを昇降させることができる。
図2〜図4に示すように、一方の後側リフターリンク6Aと他方の後側リフターリンク6Bは補強軸部10で連結されている。この補強軸部10は、連結パイプ8に平行に延在して左右のリフターリンク6A,6Bを貫通すると共に、両端がクッションフレーム3A,3Bに回動自在に軸支されている。
補強軸部10の両端部分には連結用ピニオン14,15が固定され、補強軸部10の両端は、左右のクッションフレーム3A,3Bに回動自在に軸支されている。更に、左右のリフターリンク6A,6Bには、上下方向に延在して、連結パイプ8を中心とした円弧状をなす長穴12,13が形成され、各長穴12,13内に連結用ピニオン14,15が挿入されている。そして、長穴12,13の壁面には、連結用ピニオン14,15に噛合する連結用セクターギア部12a,13aが形成されている。
このような長穴12,13を採用すると、リフターリンク6A,6Bの揺動範囲を規定するストッパとして、連結用セクターギア部12a,13aの上端及び下端を機能させることができる。
また、取付ブラケット11は、ピニオン7を支持し、その一端は、クッションフレーム3Aの裏面に固定され、取付ブラケット11の他端は、補強軸部10を回動自在に支持されている。更に、補強軸部10には、補強軸部10の横ズレを防止して、連結用ピニオン14,15と連結用セクターギア部12a,13aとを確実に噛合させるためのストッパ部16,17が固定されている。
この車両用シートSは、左右の後側リフターリンク6A,6Bを連動させるための連結パイプ8に対して平行に延在する補強軸部10を有し、補強軸部10の両側に連結用ピニオン14,15が設けられ、各連結用ピニオン14,15は、左右の後側リフターリンク6A,6Bに設けられた連結用セクターギア部12a,13aに噛合されているので、後側リフターリンク6A,6Bが連結パイプ8を中心に回動すると、連結用セクターギア部12a,13aが上下に移動し、これに噛合する連結用ピニオン14,15によって補強軸部10も回動する。
このように、連結パイプ8による左右の後側リフターリンク6A,6Bの連動性と相まって、補強軸部10に設けられた連結用ピニオン14,15と後側リフターリンク6A,6Bに設けられたセクターギア部12a,13aとの噛合によって左右の後側リフターリンク6A,6Bの連動性を高めることができる。
しかも、左右の後側リフターリンク6A,6Bには、補強軸部10の連結用ピニオン14,15と、後側リフターリンク6A,6Bのセクターギア部12a,13aとの噛合力が働いているので、左右の後側リフターリンク6A,6Bの連結剛性がアップし、車両の走行時、或いは停車時に後続車が追突した際、荷重を左右のクッションフレーム3A,3Bに分散し、制動力が他方にも作用する。従って、座席シートの片側のクッションフレーム3Bの沈み込みが起こり難く、これによって、後突後であっても、左右の後側リフターリンク6A,6Bをスムーズに連動させることができる。座席シートの片側のクッションフレーム3Bの沈み込み防止によって、後突時に起こる乗員姿勢保持性の低下や鞭打ち防止性能の低下を防止することができる。
S…車両用シート、M…モータ(駆動源)、2A,2B…アッパーレール、3A,3B…クッションフレーム、5,6,6A,6B…リフターリンク、6a…駆動用セクターギア部、7…駆動用ピニオン、8…連結パイプ(連結軸部)、10…補強軸部、12,13…長穴、12a,13a…連結用セクターギア部、14,15…連結用ピニオン。

Claims (2)

  1. 下端部がアッパーレールに軸支され上端部がクッションフレームに軸支されたリフターリンクが左右に配置され、左右のリフターリンクが連結軸部によって連結されてなる車両用シートにおいて、
    一方の前記クッションフレームに回転自在に軸支されると共に、駆動源によって回転する駆動用ピニオンと、
    一方の前記リフターリンクの上部に形成されて前記駆動用ピニオンに噛合する駆動用セクターギア部と、
    前記連結軸部に対して平行に延在して左右の前記リフターリンクを貫通し、両端が前記クッションフレームに回動自在に軸支された補強軸部と、
    前記補強軸部の両側に設けられた連結用ピニオンと、
    左右のリフターリンクに設けられて、前記連結用ピニオンのそれぞれに噛合する連結用セクターギア部と、を備えたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記連結用セクターギア部は、前記連結用ピニオンが挿入される長穴の壁面に形成され、前記長穴は、上下方向に延在することを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
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