JP5500427B2 - 表面検査装置および表面検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェハや液晶基板等の表面を検査する表面検査装置および表面検査方法に関する。
半導体回路素子や液晶表示素子の製造工程では、半導体ウェハや液晶基板(以降、総じて「基板」と称する)の表面に形成された繰り返しパターン(配線パターン等のライン・アンド・スペースのパターン)の欠陥検査が行われる。自動化された表面検査装置では、チルト可能なステージの上に基板を載置し、基板の表面に検査用の照明光(非偏光)を照射し、基板上の繰り返しパターンから発生する回折光(例えば、1次回折光)に基づいて基板の画像を取り込み、この画像の明暗差(コントラスト)に基づいて繰り返しパターンの欠陥箇所を特定する(例えば、特許文献1を参照)。さらに、このような表面検査装置は、ステージをチルト調整することにより、基板上の繰り返しピッチが異なる繰り返しパターンの欠陥検査を行うことができる。
基板の表面に形成された繰り返しパターンを検査する技術として、上述のような回折光を用いた検査(以降、このような検査を回折検査と称する)の他、正反射光を用いた検査や、パターンの構造性複屈折による偏光状態の変化を利用した検査(以降、このような検査をPER検査と称する)等がある。これらの検査方法によれは、露光装置のデフォーカスやドーズシフトに基づく線幅不良、レジスト塗布不良等を、高速かつ高精度で検出することができる。
なお、繰り返しパターンの線幅が微細化されると、回折検査では照明波長を短くする必要があり、線幅が45nm以下の繰り返しパターンにおいては、回折検査のための最適な照明光源がなく、PER検査での検査となる。また、線幅が45nm以下の繰り返しパターンにおいては、1nm程度のパターンの形状変化を検出する必要があり、パターンの形状変化に対する高い検出感度が要求される。
特開平10−232122号公報
PER検査において検出感度を向上させる条件として、例えば照明波長等といった3種類のパラメータが知られているものの、これら3種類のパラメータを組み合わせて最適な検査条件を導き出すのが難しく、検査条件の適否を判断する手法も無かった。また、パラメータを変えた複数の検査条件で全ての検査を行うと、検査時間が長くなるという問題や、疑似欠陥を検出してしまうという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、より高速で高精度な検査が可能な表面検査装置および表面検査方法を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る表面検査装置は、所定の繰り返しパターンを有する被検基板の表面に直線偏光を照射する照明部と、前記直線偏光が照射された前記被検基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記繰り返しパターンの画像を撮像する撮像部と、前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照明部により照射される前記直線偏光の振動方向とがなす角度および、前記繰り返しパターンと前記照明部により照射される前記直線偏光の振動方向とがなす角度のうち少なくとも一方を、複数の角度に設定可能な設定部と、前記設定部により設定される前記複数の角度において前記撮像部により撮像された複数の前記繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記被検基板の検査用情報を生成する情報処理部とを備えて構成される。
なお、上述の表面検査装置において、前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照明部により照射される前記直線偏光の振動方向とがなす角度は、90度近傍の角度であることが好ましい。
また、上述の表面検査装置において、前記相対信号強度は、正常である前記繰り返しパターンからの信号強度で規格化された信号強度であることが好ましい。
また、上述の表面検査装置において、前記情報処理部に生成された前記検査用情報に基づいて検査用画像を生成し、前記検査用画像を目視可能に表示する表示部を備えて構成されることが好ましい。
また、上述の表面検査装置において、前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査する検査部を備え、前記検査部は、前記検査用情報と所定の基準情報とを比較することにより、前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査するように構成されており、前記照明部は、前記検査の基準となる基準基板の表面に直線偏光を照射し、前記撮像部は、前記直線偏光が照射された前記基準基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記基準基板の繰り返しパターンの画像を撮像し、前記情報処理部は、前記設定部により設定される前記複数の角度において前記撮像部により撮像された複数の前記基準基板の繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記基準情報を生成することが好ましい。
また、本発明に係る表面検査方法は、検査条件を設定する第1のステップと、所定の繰り返しパターンを有する被検基板の表面に直線偏光を照射する第2のステップと、前記直線偏光が照射された前記被検基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記繰り返しパターンの画像を撮像する第3のステップと、前記第1のステップにおいて、前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照射する前記直線偏光の振動方向とがなす角度および、前記繰り返しパターンと前記照射する前記直線偏光の振動方向とがなす角度のうち少なくとも一方が、前記検査条件として複数の角度に設定され、該複数の角度において前記第3のステップで撮像した複数の前記繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記被検基板の検査用情報を生成する第4のステップとを有している。
なお、上述の表面検査方法において、前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照射する前記直線偏光の振動方向とがなす角度は、90度近傍の角度であることが好ましい。
また、上述の表面検査方法において、前記第4のステップで生成した前記検査用情報に基づいて検査用画像を生成し、前記検査用画像を目視可能に表示する第5のステップを有することが好ましい。
また、上述の表面検査方法において、前記第4のステップで生成した前記検査用情報に基づいて、前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査する第6のステップを有し、前記第6のステップでは、前記検査用情報と所定の基準情報とを比較することにより、前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査しており、前記検査の基準となる基準基板の表面に直線偏光を照射する第7のステップと、前記直線偏光が照射された前記基準基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記基準基板の繰り返しパターンの画像を撮像する第8のステップと、前記第1のステップで設定される前記複数の角度において前記第8のステップで撮像した複数の前記基準基板の繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記基準情報を生成する第9のステップとを有することが好ましい。
本発明によれば、より高速で高精度な検査が可能となる。
本発明に係る表面検査装置の全体構成を示す図である。 半導体ウェハの表面の外観図である。 繰り返しパターンの凹凸構造を説明する斜視図である。 直線偏光の入射面と繰り返しパターンの繰り返し方向との傾き状態を説明する図である。 照明装置の概略図である。 本発明に係る表面検査方法を示す第1のフローチャートである。 本発明に係る表面検査方法を示す第2のフローチャートである。 表面検査装置の変形例を示す図である。
符号の説明
1 表面検査装置
10 ウェハ(被検基板)
12 繰り返しパターン
30 照明光学系(照明部)
40 撮像光学系(撮像部)
50 画像処理装置(情報処理部、表示部および検査部)
55 制御装置(設定部)
L 直線偏光
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本実施形態の表面検査装置1は、図1に示すように、被検基板である半導体ウェハ10(以下、ウェハ10と称する)を支持するステージ20と、照明光学系30と、撮像光学系40と、画像処理装置50と、制御装置55とを主体に構成される。表面検査装置1は、半導体回路素子の製造工程において、ウェハ10の表面の検査を自動的に行う装置である。ウェハ10は、最上層のレジスト膜への露光・現像後、不図示の搬送系により、不図示のウェハカセットまたは現像装置から運ばれ、ステージ20に吸着保持される。
ウェハ10の表面には、図2に示すように、複数のチップ領域11がXY方向に配列され、各チップ領域の中に所定の繰り返しパターン12が形成されている。繰り返しパターン12は、例えば図3に示すように、複数のライン部2Aがその短手方向(X方向)に沿って一定のピッチPで配列されたレジストパターン(例えば、配線パターン)である。隣り合うライン部2A同士の間は、スペース部2Bである。なお、ライン部2Aの配列方向(X方向)を「繰り返しパターン12の繰り返し方向」と称する。
ここで、繰り返しパターン12におけるライン部2Aの線幅DAの設計値をピッチPの1/2とする。すなわち、繰り返しパターン12は、ライン部2Aとスペース部2BとをX方向に沿って交互に配列した凹凸形状を有しており、適正な露光フォーカスで露光されるとパターンエッジがシャープに形成され、このような理想的な形状の場合に、後述の撮像光学系40で検出される偏光成分の輝度(信号強度)は最も大きくなる。これに対し、露光フォーカスが適正値から外れるとパターン崩れが発生し、このときの偏光成分の輝度は理想的な場合と比較して小さくなる。
本実施形態の表面検査装置1は、上記のような繰り返しパターン12における輝度変化(信号強度の変化)、より具体的には、パターンの構造性複屈折による偏光状態の変化を利用して、繰り返しパターン12の欠陥検査(PER検査)を行うものである。上述したように、輝度変化は、露光フォーカスの適正状態からの外れに起因し、ウェハ10のショット領域ごとに現れる。
また、本実施形態においては、繰り返しパターン12に対する照明光(後述する直線偏光)の波長と比較して繰り返しパターン12のピッチPが十分小さいものとする。このため、繰り返しパターン12から回折光が発生することはなく、繰り返しパターン12の欠陥検査を回折光により行うことはできない。
表面検査装置1のステージ20は、ウェハ10を上面で支持して、例えば真空吸着により固定保持する。さらに、ステージ20は、ステージ上面の中心における法線A1を中心軸として回転可能である。この回転機構によって、ウェハ10における繰り返しパターン12の繰り返し方向(図2および図3におけるX方向)を、ウェハ10の表面内で回転させることができる。
本実施形態においては、繰り返しパターン12の欠陥検査の反射率を最も高くするため、ウェハ10における繰り返しパターン12の繰り返し方向を、例えば図4に示すように、ウェハ10の表面における照明光(直線偏光L)の振動方向に対して、45度の角度に傾けて設定する。なお、角度は45度に限らず、22.5度や67.5度など任意角度方向に設定可能である。
照明光学系30は、図1に示すように、特定の波長を有する光を射出する照明装置60と、第1の偏光板32と、第1のレンズ33とを有して構成される。照明装置60は、図5に示すように、互いに波長の異なる光を発する3つの照明器61a,61b,61cと、各照明器61a,61b,61cから発せられた光をそれぞれウェハ10に導く集光光学系63とを有して構成される。第1照明器61aは、詳細な図示を省略するが、キセノンランプや水銀ランプ等の光源や、光源からの光のうち所望の波長成分(輝線スペクトル)を抽出する干渉フィルター(バンドパスフィルター)等から構成され、546nm(e線)の波長を有する光を発するようになっている。
第2照明器61bは、第1照明器61aと同様の構成であるが、436nm(g線)の波長を有する光を発するようになっている。第3照明器61cも、第1照明器61aと同様の構成であるが、405nm(h線)の波長を有する光を発するようになっている。なお実際には、3つの照明器61a,61b,61cはそれぞれ、前述の各波長±10nm〜±30nm程度の波長領域を有する光を発する。
集光光学系63は、3つの集光レンズ64a,64b,64cと、3つの減光フィルター65a,65b,65cと、3つのミラー66,67,68とを有して構成される。第1集光レンズ64aは、第1照明器61aから発せられた光を集光して第1減光フィルター65aに導く。第2および第3集光レンズ64b,64cも、第1集光レンズ64aと同様に、第2および第3照明器61b,61cから発せられた光をそれぞれ集光し、第2および第3減光フィルター65b,65cに導く。
第1減光フィルター65aは、透過率が周方向に連続的に変化する円盤状に形成され、第1集光レンズ64aからの光がこの第1減光フィルター65aを透過して第1のミラー66に達する。また、第1減光フィルター65aは、図示しない回転駆動装置により周方向へ回転可能に構成され、第1減光フィルター65aの回転角に応じて第1照明器61aから発せられる光の光量調整を行う。第2および第3減光フィルター65b,65cも、第1減光フィルター65aと同様の構成であり、第2および第3集光レンズ64b,64cからの光がそれぞれ第2および第3減光フィルター65b,65cを透過して第2および第3のミラー67,68に達する。そして、第2および第3減光フィルター65b,65cの回転角に応じてそれぞれ、第2および第3照明器61b,61cから発せられる光の光量調整を行う。
第1減光フィルター65aと第1のミラー66との間には、第1のシャッター69aが光路上へ挿抜可能に設けられており、第1照明器61aによる照明のオン・オフを切り替えることができるようになっている。また、第2減光フィルター65bと第2のミラー67との間には、第2のシャッター69bが光路上へ挿抜可能に設けられており、第2照明器61bによる照明のオン・オフを切り替えることができるようになっている。また、第3減光フィルター65cと第3のミラー68との間には、第3のシャッター69cが光路上へ挿抜可能に設けられており、第3照明器61cによる照明のオン・オフを切り替えることができるようになっている。
第3のミラー68は、通常の反射ミラーである。第3のミラー68では、第3減光フィルター65cからの光が反射して第2のミラー67に向かうようになっている。第2のミラー67は、いわゆるダイクロイックミラーである。第2のミラー67では、第2減光フィルター65bからの光が反射して第1のミラー66に向かい、また、第3減光フィルター65cからの光が透過して第1のミラー66に向かうようになっている。
第1のミラー66も、いわゆるダイクロイックミラーである。第1のミラー66では、第1減光フィルター65aからの光が透過してウェハ10の表面に向かい、また、第2のミラー67からの光が反射してウェハ10の表面に向かうようになっている。これにより、第1〜第3のシャッター69a〜69cのうちいずれか一つのシャッターを開くことで、第1〜第3照明器61a〜61cからの(すなわち、546nm(e線)、436nm(g線)、および405nm(h線)の波長を有する)光のうちいずれか一つを選択的にウェハ10に向けて射出することができる。なお、複数のシャッターを開くことで、第1〜第3照明器61a〜61cからの(いずれかの)光を合成してウェハ10に射出することも可能である。
第1の偏光板32は、照明装置60と第1のレンズ33との間の光路上に配設され、照明装置60から射出された光を透過軸の向きに応じた直線偏光L(図4を参照)にする。第1のレンズ33は、第1の偏光板32からの照明光を平行光束にして、被検基板であるウェハ10へ照射する。すなわち照明光学系30は、ウェハ10側に対してテレセントリックな光学系である。なお、照明光学系30の光軸O1は、ステージ20の法線A1に対して角度θだけ傾けられる。
上記の照明光学系30において、照明装置60からの光は、第1の偏光板32および第1のレンズ33を介してp偏光の直線偏光Lとなり、照明光としてウェハ10の表面全体に入射する。このとき、直線偏光Lの進行方向(ウェハ10表面上の任意の点に到達する直線偏光Lの主光線の方向)は光軸O1に略平行であることから、ウェハ10の各点における直線偏光Lの入射角度は、平行光束のため互いに同じであり、光軸O1と法線A1とのなす角度θに相当する。
なお、本実施形態では、ウェハ10に入射する直線偏光Lがp偏光であるため、例えば図4に示すように、繰り返しパターン12の繰り返し方向が直線偏光Lの入射面(ウェハ10の表面における直線偏光Lの進行方向)に対して45度の角度に設定された場合、ウェハ10の表面における直線偏光Lの振動方向と繰り返しパターン12の繰り返し方向とのなす角度も、45度に設定される。言い換えると、直線偏光Lは、ウェハ10の表面における直線偏光Lの振動方向が繰り返しパターン12の繰り返し方向に対して45度傾いた状態で、繰り返しパターン12を斜めに横切るようにして繰り返しパターン12に入射することになる。
撮像光学系40は、図1に示すように、第2のレンズ41と、第2の偏光板42と、撮像装置45とを有して構成され、その光軸O2がステージ20の中心を通る法線A1に対して角度θだけ傾くように配設される。従って、ウェハ10の表面(繰り返しパターン12)で正反射した正反射光は、撮像光学系40の光軸O2に沿って進行することになる。第2のレンズ41は、ウェハ10の表面で正反射した正反射光を撮像装置45に向けて集光する。これにより、ウェハ10からの正反射光は、第2のレンズ41および第2の偏光板42を経て撮像装置45の撮像面上に達し、ウェハ10の像が結像される。
第2の偏光板42は、第2のレンズ41と撮像装置45との間の光路上に配設され、回転駆動装置43を用いて撮像光学系40の光軸を中心に透過軸の方位(偏光方向)を回転可能に構成されており、第2の偏光板42の透過軸の方位は、上述した第1の偏光板32の透過軸に対して90度前後の傾斜角度で傾くように設定される。したがって、第2の偏光板42により、ウェハ10(繰り返しパターン12)からの正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が異なる(略直角な)偏光成分を抽出して、撮像装置45に導くことができる。その結果、撮像装置45の撮像面には、ウェハ10からの正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が異なる(略直角な)偏光成分によるウェハ10の反射像が形成される。
撮像装置45は、例えばCCD撮像素子等から構成され、撮像面に形成されたウェハ10の反射像を光電変換して、画像信号を画像処理装置50に出力する。ウェハ10の反射像の明暗は、撮像装置45で検出された偏光成分の信号強度(輝度)に略比例し、繰り返しパターン12の形状に応じて変化する。ウェハ10の反射像が最も明るくなるのは、繰り返しパターン12が理想的な形状の場合である。
画像処理装置50は、撮像装置45から出力される画像信号に基づいて、ウェハ10の反射画像を取り込む。なお、画像処理装置50は、比較のため、良品ウェハの反射画像を予め記憶している。良品ウェハとは、繰り返しパターン12が理想的なもしくは理想的とみなせる形状で表面全体に形成されたものである。そのため、良品ウェハの反射画像の輝度情報(信号強度)は、最も高い輝度値を示すものと考えられる。
したがって、画像処理装置50は、被検基板であるウェハ10の反射画像を取り込むと、その輝度情報(信号強度)を良品ウェハの反射画像の輝度情報(信号強度)と比較する。そして、ウェハ10の反射画像における暗い箇所の輝度値の低下量に基づいて、繰り返しパターン12の欠陥を検出する。例えば、輝度変化が予め定められた閾値(許容値)より大きければ「欠陥」と判定し、閾値より小さければ「正常」と判断すればよい。そして、画像処理装置50による輝度情報(信号強度)の比較結果およびそのときのウェハ10の反射画像が画像処理装置50のモニター部で目視可能に出力表示される。また、制御装置55は、ステージ20や、照明装置60、第2の偏光板42の回転駆動装置43、画像処理装置50等の作動を統括的に制御する。
なお、画像処理装置50においては、上述のように、良品ウェハの反射画像を予め記憶しておく構成の他、ウェハ10のショット領域の配列データと輝度値の閾値を予め記憶しておく構成でもよい。この場合、ショット領域の配列データに基づいて、取り込まれたウェハ10の反射画像中における各ショット領域の位置が分かるので、各ショット領域の輝度値を求める。そして、その輝度値と記憶されている閾値とを比較することにより、パターンの欠陥を検出する。閾値より輝度値が小さいショット領域を「欠陥」と判断すればよい。
このような構成の表面検査装置1を用いた表面検査方法について、図6および図7に示すフローチャートを参照しながら以下に説明する。そこでまず、レシピ作成時に行われる良品ウェハ(図示せず)の基準画像を生成する工程について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS101において、良品ウェハをステージ20上に搬送し、良品ウェハ上の繰り返しパターンに対する位置合わせを行う。このとき、制御装置55により、直線偏光Lの振動方向に対するパターンの方位角(ウェハの表面における直線偏光Lの振動方向と繰り返しパターンの繰り返し方向とのなす角度)が所定の(初期設定時の)方位角となるようにステージ20を駆動制御する。またこのとき、第1の偏光板32の透過軸に対する第2の偏光板42の透過軸の方位が所定の(初期設定時の)傾斜角度となるように回転駆動装置43を駆動制御する。さらにこのとき、照明装置60から射出される光の波長が所定の(初期設定時の)波長となるように第1〜第3のシャッター69a〜69cの作動を制御する。
このように検査条件を設定すると、次のステップS102において、良品ウェハの表面に直線偏光Lを照射し、良品ウェハの表面からの正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が略直角な偏光成分による良品ウェハの像を撮像する。このとき、照明装置60から射出された光は、第1の偏光板32でp偏光の直線偏光Lに変換されるとともに、第1のレンズ33で平行光束となって良品ウェハの表面に照射される。良品ウェハの表面で反射した正反射光は、第2のレンズ41により集光され、第2の偏光板42で正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が略直角な偏光成分が抽出されて撮像装置45の撮像面上に導かれる。そして、撮像装置45は、撮像面上に形成された、正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が略直角な偏光成分による良品ウェハの反射像を光電変換して、画像信号を画像処理装置50に出力する。
撮像装置45から画像処理装置50に画像信号が出力されると、次のステップS103において、画像処理装置50は、撮像装置45から出力される画像信号に基づいて、良品ウェハの反射画像を取り込み、画像処理装置50の内部メモリ(図示せず)に良品ウェハの画像データを記憶する。
次のステップS104において、必要な全ての検査条件で良品ウェハの撮像を行ったか否かを判定する。判定がNoである場合、ステップS105を経てから、未だ撮像を行っていない検査条件でステップS102およびステップS103を繰り返す。一方、判定がYesである場合、ステップS106に進む。
ところで、ステップS104で判定する検査条件は、パターンの方位角、第2の偏光板42の傾斜角度、および照明波長の3種類のパラメータからなる検査条件である。すなわち、3種類のパラメータを組み合わせた検査条件の数だけ、良品ウェハの撮像が行われることになる。そこで、ステップS105では、制御装置55が検査条件における3種類のパラメータのうち少なくともいずれかを設定変更する処理を行う。このとき、パターンの方位角として、例えば、45度、67.5度、22.5度のうちいずれかの方位角に設定される。これは、パターンの種類(例えば、メモリ回路のパターンやロジック回路のパターン)によって、デフォーカスに対し検出感度が高くなる条件(方位角)が異なるためである。なお、135度、157.5度、112.5度の方位角をさらに加えるようにしてもよい。
また、第2の偏光板42の傾斜角度は、90度(クロスニコルの状態)±4度の範囲において、0.5度ピッチで設定される。これは、本実施形態のような欠陥検査(PER検査)において、第2の偏光板42の傾斜角度を90度(クロスニコルの状態)より少しずらした方が、デフォーカスに対する検出感度は高くなることが判明しているが、検出感度の高くなる条件が半導体プロセスにより異なるためである。また、照明波長として、546nm(e線)、436nm(g線)、405nm(h線)のうちいずれかの波長に設定される。これも、検出感度の高くなる条件が半導体プロセスにより異なるためである。ただし、照明波長によっては、パターンの下地との干渉ムラが生じる可能性があるため、このような照明波長の条件は予め検査条件から除外される。また、照明波長以外の条件においても、条件によってパターンの下地との干渉ムラが生じる場合があるので、このような異常のある条件は除外される。
なお、各検査条件において、ステップS102で撮像される良品ウェハの画像で基準となる部分の輝度値(信号強度)が一定になるように、第1〜第3減光フィルター65a〜65cによる照明光の光量調整を行う。このとき、制御装置55により、良品ウェハの画像で基準となる部分の輝度値(信号強度)が一定になるように、言い換えれば、良品ウェハの画像において基準となる部分(繰り返しパターン)の輝度値(信号強度)で規格化するように、第1〜第3減光フィルター65a〜65cの回転駆動装置(図示せず)を駆動制御する。また、第1〜第3減光フィルター65a〜65cによる光量調整に代えて、画像処理装置50におけるゲインを調整してもよい。
さて、ステップS106では、複数の検査条件で撮像が行われた良品ウェハがステージ20から搬出回収され、次のステップS107において、画像処理装置50は、複数の検査条件で撮像した良品ウェハの画像における同一画素(ピクセル)位置での画素同士を比較して、輝度値(信号強度)が最小となる(検査条件の)画素をそれぞれ抽出し、このときの輝度値(信号強度)を当該画素位置における輝度値(真値)として設定する。
そして、次のステップS108において、画像処理装置50は、ステップS107で設定した画素毎の輝度値(信号強度)に基づき、輝度値(信号強度)が最小となる画素同士を繋いで1つの基準画像を生成する。これにより、良品ウェハの画像であるウェハ検査時の基準画像が生成され、当該良品ウェハの基準画像は画像処理装置50の内部メモリに記憶される。なお、ステップS108においては、例えば、パターンの種類は同じでレジスト膜の材料が変わる場合のように、プロセスが変更された場合、新しいプロセスで露光・現像された良品ウェハについてステップS101〜S107と同様の処理を行い、内部メモリに記憶された良品ウェハの基準画像と比較して輝度値(真値)が相対的に明るくなった画素を置き換える追加学習を行うことも可能である。
続いて、ウェハ10の検査工程について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS201において、被検基板であるウェハ10をステージ20上に搬送し、ウェハ10上の繰り返しパターン12に対する位置合わせを行う。このとき、制御装置55により、良品ウェハの基準画像を生成する場合と同様の条件で、パターンの方位角が所定の(初期設定時の)方位角となるようにステージ20を駆動制御し、第2の偏光板42の傾斜角度が所定の(初期設定時の)傾斜角度となるように回転駆動装置43を駆動制御し、照明波長が所定の(初期設定時の)波長となるように第1〜第3のシャッター69a〜69cの作動を制御する。
このように検査条件を設定すると、次のステップS202において、ウェハ10の表面に直線偏光Lを照射し、ウェハ10の表面からの正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が略直角な偏光成分によるウェハ10の像を撮像する。このとき、照明装置60から射出された光は、第1の偏光板32でp偏光の直線偏光Lに変換されるとともに、第1のレンズ33で平行光束となってウェハ10の表面に照射される。ウェハ10の表面で反射した正反射光は、第2のレンズ41により集光され、第2の偏光板42で正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が略直角な偏光成分が抽出されて撮像装置45の撮像面上に導かれる。そして、撮像装置45は、撮像面上に形成された、正反射光のうち直線偏光Lと振動方向が略直角な偏光成分によるウェハ10の反射像を光電変換して、画像信号を画像処理装置50に出力する。
撮像装置45から画像処理装置50に画像信号が出力されると、次のステップS203において、画像処理装置50は、撮像装置45から出力される画像信号に基づいて、ウェハ10の反射画像を取り込み、画像処理装置50の内部メモリ(図示せず)にウェハ10の画像データを記憶する。
次のステップS204において、必要な全ての検査条件でウェハ10の撮像を行ったか否かを判定する。判定がNoである場合、ステップS205を経てから、未だ撮像を行っていない検査条件でステップS202およびステップS203を繰り返す。一方、判定がYesである場合、ステップS206に進む。
ステップS204で判定する検査条件は、良品ウェハの基準画像を生成する場合と同じ検査条件である。すなわち、良品ウェハの基準画像を生成する場合と同じ検査条件の数だけ、ウェハ10の撮像が行われることになる。そこで、ステップS205では、制御装置55が検査条件における3種類のパラメータ(パターンの方位角、第2の偏光板42の傾斜角度、および照明波長)のうち少なくともいずれかを設定変更する処理を行う。なお、良品ウェハの基準画像を生成する場合と同じ条件で、第1〜第3減光フィルター65a〜65cによる照明光の光量調整が行われる。
さて、ステップS206では、複数の検査条件で撮像が行われたウェハ10がステージ20から搬出回収され、次のステップS207において、画像処理装置50は、複数の検査条件で撮像したウェハ10の画像における同一画素(ピクセル)位置での画素同士を比較して、輝度値(信号強度)が最小となる(検査条件の)画素をそれぞれ抽出し、このときの輝度値(信号強度)を当該画素位置における輝度値(真値)として設定する。
次のステップS208において、画像処理装置50は、ステップS207で設定した画素毎の輝度値(信号強度)に基づき、輝度値(信号強度)が最小となる画素同士を繋いで1つの検査用画像を生成する。これにより、ウェハ10の検査用画像が生成され、当該ウェハ10の検査用画像は画像処理装置50の内部メモリに記憶される。
そして、次のステップS209において、画像処理装置50は、ステップS208で生成したウェハ10の検査用画像の輝度情報(すなわち検査用情報)を、先のステップS108で生成した良品ウェハの基準画像の輝度情報(すなわち基準情報)と比較し、輝度変化が予め設定した閾値を超えたとき、欠陥があると判定する。このとき、画像処理装置50による輝度情報(信号強度)の比較結果およびそのときのウェハ10の反射画像(検査用画像)が画像処理装置50のモニター部で目視可能に出力表示され、目視による検査も可能となる。
この結果、本実施形態の表面検査装置1および表面検査方法によれば、本実施形態のような欠陥検査(PER検査)では、良品ウェハの画像の輝度情報(信号強度)が最も高い輝度値を示すと考えられるため、複数の検査条件で撮像されたウェハ10の画像のうち、輝度値(信号強度)が最小となる画像を画素毎に抽出し、輝度値(信号強度)が最小となる画素を繋いで生成したウェハ10の検査用画像に基づいて検査を行うことで、全ての検査条件で検査を行うことなく高速で、検出感度の高い高精度な検査が可能となる。なお、適正なドーズ量で露光が行われなかった場合にも、ウェハ10の反射画像における輝度値は低下するが、ドーズ量が過剰の場合と不足の場合とによって、ドーズ不良を検出するための最適条件が異なる。このように、同じ種類の欠陥でも、欠陥の程度によって欠陥検出のための最適条件が異なる。これに対し、本実施形態によれば、複数の検査条件で撮像されたウェハ10の画像のうち、輝度値(信号強度)が最小となる画を繋いで生成したウェハ10の検査用画像に基づいて検査を行うため、異なる種類の欠陥または同じ種類でも程度の異なる欠陥を全て1枚の検査用画像から容易に認識することができ、検出感度の高い高精度な検査を行うことができる。また、このような1枚の検査用画像に基づいて検査を行うようにすれば、ショット毎に欠陥を検出する画像処理時間が短くなるため、高速で検査を行うことができる。
また、良品ウェハの画像についても、ウェハ10の検査用画像と同様にして、良品ウェハの基準画像を生成するようにすれば、疑似欠陥を検出してしまうのを防止することができ、より高精度な検査が可能となる。なお、ウェハ10のレジスト膜は、ウェハ10の中心から外側になるにつれて薄くなるため、レジスト膜の膜厚に応じてドーズ量を変化させる場合がある。このような場合、レジスト膜が相対的に薄くなるウェハ10の外側では、パターンが倒れるのを防止するために線幅等を太くすることがあり、良品ウェハにおいて基準となる輝度値がショット毎に異なることになる。これに対し、ウェハ10の検査用画像と同様にして、良品ウェハの基準画像を生成するようにすれば、ショット毎に輝度値が異なる良品ウェハの基準画像を生成することができるため、疑似欠陥を検出してしまうのを防止することができ、より高精度な検査を行うことができる。
なお、上述の実施形態において、検査条件のうち、パターンの方位角、第2の偏光板42の傾斜角度、および照明波長の3種類のパラメータを変更してウェハの撮像を行っているが、これに限られるものではなく、3種類のパラメータのうち1つ(もしくは2つ)のパラメータだけを設定変更するようにしてもよい(すなわち、パターンの方位角、第2の偏光板42の傾斜角度、および照明波長のうちいずれか1つ(もしくは2つ)のパラメータを設定変更する検査条件として用いるようにしてもよい)。
また、上述の実施形態において、第2の偏光板42は、回転駆動装置43を用いて撮像光学系40の光軸O2を中心に透過軸の方位を回転可能に構成されているが、これに限られるものではない。例えば、図8に示すように、第2のレンズ41と第2の偏光板42との間に1/2λ板47を配置し、1/2λ板47の遅相軸の方位を、回転駆動装置48を用いて光軸O2を中心に回転させるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、照明波長として、546nm(e線)、436nm(g線)、および405nm(h線)を用いているが、これに限られるものではなく、例えば、365nm(i線)や313nm(j線)等を用いるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、画像処理装置50が、ウェハ10の検査用画像を生成するとともに、生成したウェハ10の検査用画像に基づいて、繰り返しパターン12における欠陥の有無を検査しているが、これに限られるものではなく、ウェハ10の検査用画像を生成する画像処理部や、繰り返しパターン12における欠陥の有無を検査する検査部を、それぞれ別体に設けるようにしてもよい。

Claims (9)

  1. 所定の繰り返しパターンを有する被検基板の表面に直線偏光を照射する照明部と、
    前記直線偏光が照射された前記被検基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記繰り返しパターンの画像を撮像する撮像部と、
    前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照明部により照射される前記直線偏光の振動方向とがなす角度および、前記繰り返しパターンと前記照明部により照射される前記直線偏光の振動方向とがなす角度のうち少なくとも一方を、複数の角度に設定可能な設定部と、
    前記設定部により設定される前記複数の角度において前記撮像部により撮像された複数の前記繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記被検基板の検査用情報を生成する情報処理部とを備えて構成されることを特徴とする表面検査装置。
  2. 前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照明部により照射される前記直線偏光の振動方向とがなす角度は、90度近傍の角度であることを特徴とする請求項1に記載の表面検査装置。
  3. 前記信号強度は、正常である前記繰り返しパターンからの信号強度で規格化された信号強度であることを特徴とする請求項1または2に記載の表面検査装置。
  4. 前記情報処理部に生成された前記検査用情報に基づいて検査用画像を生成し、前記検査用画像を目視可能に表示する表示部を備えて構成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の表面検査装置。
  5. 前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査する検査部を備え、
    前記検査部は、前記検査用情報と所定の基準情報とを比較することにより、前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査するように構成されており、
    前記照明部は、前記検査の基準となる基準基板の表面に直線偏光を照射し、
    前記撮像部は、前記直線偏光が照射された前記基準基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記基準基板の繰り返しパターンの画像を撮像し、
    前記情報処理部は、前記設定部により設定される前記複数の角度において前記撮像部により撮像された複数の前記基準基板の繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記基準情報を生成することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の表面検査装置。
  6. 検査条件を設定する第1のステップと、
    所定の繰り返しパターンを有する被検基板の表面に直線偏光を照射する第2のステップと、
    前記直線偏光が照射された前記被検基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記繰り返しパターンの画像を撮像する第3のステップと、
    前記第1のステップにおいて、前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照射する前記直線偏光の振動方向とがなす角度および、前記繰り返しパターンと前記照射する前記直線偏光の振動方向とがなす角度のうち少なくとも一方が、前記検査条件として複数の角度に設定され、該複数の角度において前記第3のステップで撮像した複数の前記繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記被検基板の検査用情報を生成する第4のステップとを有することを特徴とする表面検査方法。
  7. 前記画像を形成する偏光の振動方向と前記照射する前記直線偏光の振動方向とがなす角度は、90度近傍の角度であることを特徴とする請求項6に記載の表面検査方法。
  8. 前記第4のステップで生成した前記検査用情報に基づいて検査用画像を生成し、前記検査用画像を目視可能に表示する第5のステップを有することを特徴とする請求項6または7に記載の表面検査方法。
  9. 前記第4のステップで生成した前記検査用情報に基づいて、前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査する第6のステップを有し、
    前記第6のステップでは、前記検査用情報と所定の基準情報とを比較することにより、前記繰り返しパターンにおける欠陥の有無を検査しており、
    前記検査の基準となる基準基板の表面に直線偏光を照射する第7のステップと、
    前記直線偏光が照射された前記基準基板の表面からの反射光のうち前記直線偏光と振動方向が異なる偏光成分による前記基準基板の繰り返しパターンの画像を撮像する第8のステップと、
    前記第1のステップで設定される前記複数の角度において前記第8のステップ撮像した複数の前記基準基板の繰り返しパターンの画像について画像上の同一部分の信号強度を比較し、各部分において最小となる信号強度を該各部分の信号強度として抽出し、前記各部分において抽出された信号強度の情報を用いて前記基準情報を生成する第9のステップとを有することを特徴とする請求項6から8のいずれか一項に記載の表面検査方法。
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