JP2010107465A - 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板のパターン形成面の下地層の影響を低減した回路パターン形状の良否を判別することができる欠陥検査装置及び欠陥検査方法を提供する。
【解決手段】繰り返しパターンが形成された基板10の欠陥を検査する欠陥検査装置20は、対物レンズ9を含み、対物レンズ9を介して基板10に形成された繰り返しパターンに光源1からの光を照射する照明光学系21と、繰り返しパターンに起因して生じた複数次数の回折光による、対物レンズ9の瞳面の像を検出する検出光学系22と、得られた瞳像から基板10の繰り返しパターンの欠陥を検出する検出部23と、を有し、検出部23は、第1の波長の光による瞳像を第1の波長とは異なる第2の波長の光による瞳像の輝度値を用いて補正し、補正された輝度値から基板10の繰り返しパターンの欠陥を検出する。
【選択図】図1
【解決手段】繰り返しパターンが形成された基板10の欠陥を検査する欠陥検査装置20は、対物レンズ9を含み、対物レンズ9を介して基板10に形成された繰り返しパターンに光源1からの光を照射する照明光学系21と、繰り返しパターンに起因して生じた複数次数の回折光による、対物レンズ9の瞳面の像を検出する検出光学系22と、得られた瞳像から基板10の繰り返しパターンの欠陥を検出する検出部23と、を有し、検出部23は、第1の波長の光による瞳像を第1の波長とは異なる第2の波長の光による瞳像の輝度値を用いて補正し、補正された輝度値から基板10の繰り返しパターンの欠陥を検出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、欠陥検査装置及び欠陥検査方法に関する。
従来から、半導体回路素子や液晶表示素子の製造工程では、半導体ウェハや液晶基板(以下「試料」という)の表面のレジスト層に形成された回路パターンの欠陥の検査が行われている。例えば、試料の表面に光を照射して得られる回折光の反射強度を利用する欠陥検査方法が知られている。この方法は、試料表面の回路パターンの形状変化により得られる回折光の反射強度が異なるため、その反射強度の変化を読み取り欠陥検査を行う方法である(例えば、特許文献1参照)。
WO 2005/064322
しかしながら、このような試料は、回路パターンの形成されたレジスト層である表面層と、下地層から構成されているため、試料表面に照射された光が、下地層を透過し、その透過した光が反射して、試料の表面層に到達し、表面層からの反射光若しくは回折光と下地層からの反射光若しくは回折光とが干渉を起し、表面層からの光の強度が変化してしまい、欠陥の有無を正確に判定することができないという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、試料の下地層の影響を排除して容易に欠陥検査を行うことができる欠陥検査装置及び欠陥検査方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、繰り返しパターンが形成された基板の欠陥を検査する欠陥検査装置であって、対物レンズを含み、対物レンズを介して基板に形成された繰り返しパターンに光源からの光を照射する照明光学系と、繰り返しパターンに起因して生じた複数次数の回折光による、対物レンズの瞳面の像を検出する検出光学系と、得られた瞳像から前記基板の繰り返しパターンの欠陥を検出する検出部と、を有し、検出部は、第1の波長の光を含む照明光による瞳像の輝度値を、第1の波長とは異なる第2の波長の光を含む照明光による瞳像の輝度値を用いて補正して、補正された輝度値から基板の繰り返しパターンの欠陥を検出するように構成されてなることを特徴とする。
このような欠陥検査装置において、検出部は、第1の波長の光を含む照明光による瞳像のうち、第1の回折次数の像の輝度値を、第2の波長の光を含む照明光による、第1の回折次数とは異なる第2の回折次数の像の輝度値を用いて補正して、補正された輝度値から基板の繰り返しパターンの欠陥を検出するように構成されることが好ましい。
このとき、第1の回折次数をm1とし、第1の波長における第1の回折次数の像の輝度値をE1(m1)とし、第2の波長における第2の回折次数をm2とし、第2の波長における第2の回折次数の像の輝度値をE2(m2)とし、比例係数をαとし、定数をNとし、開口部の第1の回折次数の像の補正後の輝度値をE1′(m1)としたとき、次式
E1′(m1)=α×E1(m1)×[E1(m1)/E2(m2)]N
により補正後の輝度値を決定するように構成されることが好ましい。
E1′(m1)=α×E1(m1)×[E1(m1)/E2(m2)]N
により補正後の輝度値を決定するように構成されることが好ましい。
さらに、補正後の輝度値は、次式
E1′(12)=α×E1(12)×[E1(12)/E2(6)]1/3
により決定されることが好ましい。
E1′(12)=α×E1(12)×[E1(12)/E2(6)]1/3
により決定されることが好ましい。
また、本発明に係る欠陥検査方法は、繰り返しパターンが形成された基板の欠陥を検査する欠陥検査方法であって、対物レンズを含む照明光学系を介して基板に形成された繰り返しパターンに、第1の波長の光を含む照明光と第2の波長の光を含む照明光を順次照射する照明工程と、検出光学系を介して照明光ごとに、繰り返しパターンに起因して生じた複数次数の回折光による、対物レンズの瞳面の像を順次検出する検出工程と、得られた第1の波長の光を含む照明光による瞳像の輝度値を、第1の波長とは異なる第2の波長の光を含む照明光による瞳像の輝度値を用いて補正して、補正された輝度値から基板の繰り返しパターンの欠陥を検出する判定工程と、を有する。
また、この欠陥検査方法において、判定工程は、第1の波長の光を含む照明光による瞳像のうち、第1の回折次数の像の輝度値を、第2の波長の光を含む照明光による、第1の回折次数とは異なる第2の回折次数の像の輝度値を用いて補正して、補正された輝度値から基板の繰り返しパターンの欠陥を検出するように構成されることが好ましい。
このとき、第1の回折次数をm1とし、第1の波長における第1の回折次数の像の輝度値をE1(m1)とし、第2の波長における第2の回折次数をm2とし、第2の波長における第2の回折次数の像の輝度値をE2(m2)とし、比例係数をαとし、定数をNとし、第1の回折次数の像の補正後の輝度値をE1′(m1)としたとき、次式
E1′(m1)=α×E1(m1)×[E1(m1)/E2(m2)]N
により補正後の輝度値を決定することが好ましい。
E1′(m1)=α×E1(m1)×[E1(m1)/E2(m2)]N
により補正後の輝度値を決定することが好ましい。
さらに、補正後の輝度値は、次式
E1′(12)=α×E1(12)×[E1(12)/E2(6)]1/3
により決定される事が好ましい。
E1′(12)=α×E1(12)×[E1(12)/E2(6)]1/3
により決定される事が好ましい。
本発明に係る欠陥検査装置及び欠陥検査方法によれば、被検査基板(試料)の下地層による影響を排除して、この被検査基板上に形成された回路パターン形状の良否判定を行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態の一例である欠陥検査装置20の概要を示す図であり、光軸を通る面内での断面模式図として表している。
欠陥検査装置20は、光源1と、ステージ11上に載置された基板であるウェハ10に光源1から放射された照明光を、対物レンズ9を介して照射する照明光学系21と、ウェハ10で反射された光を集光する検出光学系22と、この検出光学系22で集光された像のうち、対物レンズ9の瞳像を検出する第1撮像素子17と、ウェハ10の像を検出する第2撮像素子18と、第1撮像素子17で撮像された瞳像からウェハ10の欠陥を検出する検出部23と、を有して構成される。この欠陥検査装置20は、半導体回路素子の製造工程において、ウェハ10の表面に形成された検査パターンの検査を自動で行う装置である。ウェハ10は、最上層のレジスト膜への露光、現像後、図示しない搬送系により、図示しないウェハカセットまたは現像装置から運ばれ、ステージ11に吸着される。
照明光学系21は、光源1側から順に、コンデンサーレンズ2、干渉フィルタを含む照度均一化ユニット3、開口絞り4、第1視野絞り5、リレーレンズ6、偏光子7、ハーフミラー8、及び、対物レンズ9を有し、光軸上にこの順で並んで配置されている。ここで、この照明光学系21において、光源1から放射された照明光は、ハーフミラー8で反射された後、対物レンズ9を介してウェハ10に導かれるように構成されている。また、この照明光学系21の光軸は、検出光学系22の光軸と略一致するように配置され、ウェハ10を同軸落射照明するように構成されている。ここで、ステージ11は、この同軸落射照明の光軸をz軸として、z軸に垂直な面内においてこのz軸を通りそれぞれ直交する軸をx軸,y軸とすると、x軸、y軸、z軸方向に移動可能で、かつ、z軸の回りに回転可能に構成されている。また、光源1は、水銀ランプ、キセノンランプ、メタルハライドランプ、白色発光ダイオード(白色LED)などであり、特に、白色LEDは、水銀ランプ、メタルハライドランプと比較して、安価であり、発熱も少なく、長寿命であるため、扱いやすい光源あり、好ましい。
一方、検出光学系22は、ハーフミラー8及び対物レンズ9を照明光学系21と共用し、ウェハ10側から順に、対物レンズ9、ハーフミラー8、検光子12、第1結像レンズ13、ハーフプリズム14、第2結像レンズ15、及び、第2視野絞り16を有し、光軸上にこの順で並んで配置されている。ここで、ウェハ10で反射された光は、ハーフミラー8を透過し、さらに検光子12を透過して第1及び第2撮像素子17,18に導かれるように構成されている。また、第1撮像素子17は第1結像レンズ13で集光され、ハーフプリズム14を透過した光をさらに第2結像レンズ15で集光して検出する位置に配置されており、第2撮像素子18は第1結像レンズ13で集光され、ハーフプリズム14で反射された光を検出する位置に配置されている。この検出光学系22において、第1撮像素子17は、対物レンズ9の瞳面の像を検出する位置、すなわち、対物レンズ9の瞳面と共役な位置に配置されており、また、第2撮像素子18は、ウェハ10の像を検出する位置、すなわち、ウェハ10の表面と共役な位置に配置されている。また、第2視野絞り16は、ウェハ10の表面と共役な位置に配置されている。そして、第1撮像素子17側に配置された着脱可能な照明部(不図示)によって、第2視野絞り16を照明することで、ウェハ10から反射してくる第2視野絞り16の像を、第2撮像素子18で撮像することで、第1撮像素子17で検出するウェハ10上の領域を、第2撮像素子18の撮像位置に換算する。この第1及び第2撮像素子17,18で検出された対物レンズ9の瞳面の像およびウェハ10の像は、それぞれ検出部23を介して、モニター19で観察できる。従って、第2撮像素子18により検出した像をモニター19を介して観察すると、ウェハ10上のどの位置に照明光が照射されているかを確認することができる。
なお、照明光学系21に配置された偏光子7及び検出光学系22に配置された検光子12はそれぞれ、この欠陥検査装置20に着脱可能に構成されており、観察対象(ウェハ10)の状態に応じて光軸上に挿抜することができる。
また、開口絞り4、及び第1視野絞り5の開口部については、それぞれ、その大きさ(特に、光軸とこの開口部とを結ぶ直線方向の径の大きさ)及び光軸に直交する面内での位置を変化させることができる構造となっている。そのため、開口絞り4の開口部の位置を変化させると、ウェハ10に照射される照明光の入射角が変化し、また、第1視野絞り5の開口部の大きさ及び位置を変化させると、ウェハ10の表面に照射される照明領域の大きさ(照明の範囲)と位置を変化させることができる。また、開口絞り4の開口部の大きさを変化させると、瞳面における回折像の大きさを変化させることができる。
このような構成の欠陥検査装置20において、光源1から放射された照明光は、コンデンサーレンズ2で集光され、照度均一化ユニット3で照度が均一化された後、開口絞り4に照射される。そして、開口絞り4の開口部を通過した照明光は、第1視野絞り5を通過してリレーレンズ6でコリメートされ、偏光子7で直線偏光状態の光に変換された後、ハーフミラー8で反射されて対物レンズ9に導かれる。ここで、開口絞り4及び対物レンズ9の瞳面は、第1リレーレンズ6を挟んで、それぞれこの第1リレーレンズ6の焦点距離の略2倍の位置に配置されている。そのため、開口絞り4の開口部の像が対物レンズ9の瞳面上若しくはその近傍に結像され、さらに、対物レンズ9で集光されてウェハ10に照射される。すなわち、開口絞り4と対物レンズ9の瞳面とは共役関係となっている。
そして、対物レンズ9によりウェハ10に照射された照明光は、このウェハ10の表面で反射して再度対物レンズ9で集光される。このとき、ウェハ10で反射された開口絞り4の開口部の像は、対物レンズ9の瞳面(若しくはその近傍)に結像するが、ウェハ10に形成された繰り返しパターン(以降の方法により検査される検査パターン)による回折光も発生して同様に瞳面に結像する。そのため、例えば、開口絞り4に、図2(a)に示すような円形形状の開口部4aが、この開口絞り4の外周部近傍に形成されている場合、図3(a)に示すように、対物レンズ9の瞳面(図3(a)はこの瞳面の像PIを示す)において、開口部4aの回折像40が、回折次数に応じてこの次数の順で並んで結像される。なお、この回折像40が並ぶ方向は、光軸及び開口絞り4で偏斜された照明光の中心線を含む面と,瞳面とが交差する線上である。そして、回折次数が0次の回折像(反射像)は、対物レンズ9の瞳面上において、開口絞り4の開口部4aに対応する位置(及び範囲)に結像され、1次,2次・・n次の回折像は、上述のように並んで結像される(図3(a))。このとき、0次(反射光による像)〜n次のそれぞれの回折像が重ならないようにするために開口絞り4の開口部4aの径の大きさを調整する。例えば、上述のように、開口絞り4に円形の開口部4aが形成されている場合、この開口部4aの開口径(寸法)Raの大きさを変化させ、瞳面に形成された回折像が互いに重ならないように調整する。
なお、開口絞り4に形成する開口部の形状は円形に限定されることはなく、例えば、図2(b)に示す開口部4a′のように矩形形状にしても良い。この場合も上述の円形形状の開口部4aと同様に、図3(b)に示すように回折次数に応じた回折像40′が、この次数の順で対物レンズ9の瞳面(瞳像PI)上に並んで結像される。またこのとき、開口部4a′の光軸とこの開口部4a′とを結ぶ直線方向に延びる辺の長さSbを調整することにより、瞳面上に並んで結像された回折像40′が重ならないように調整することができる。
また、このような矩形形状の開口部4a′を有する場合、上記寸法Sbで示す辺と直交する方向に延びる辺の寸法Lbは、寸法Sbより、大きく設定されるのが好ましい。これは、このような形状の開口部4a′の像の輝度は、中心から照明光がウェハ10面に入射する方向と直交する方向に徐々に広がって低くなっていくので、回折像の中心部で得られる輝度の高い範囲を確保するためである。なお、以降では、円形の開口部4aを有する開口絞り4を用いた場合について説明する。
また、ウェハ10の表面において、照明光を照射する位置は、ステージ11をxy軸方向に移動させて調整し、照明光を照射する角度は、上述のように開口絞り4及び第1視野絞り5の開口部の位置及び大きさを調整し(例えば、図2に示すように、光軸からの位置Da,Dbを調整し、径Ra,Sbを調整する)、検査対象であるウェハ10に形成された繰り返し(検査)パターンの周期方向に対して照射する方向(繰り返しパターンに対する照明光の方位角)はステージ11を回転させて調整する。また、対物レンズ9の焦点上にウェハ10の表面を移動させるときは、ステージ11をz軸方向に移動させて調整する。さらに、照明光の波長域は、照度均一化ユニット3の干渉フィルタにより調整する。
欠陥検査装置20を以上のような構成とすると、対物レンズ9の瞳面(若しくはその近傍)に形成される瞳像PIを第1撮像素子17で撮像することにより、ウェハ10の表面で反射して対物レンズ9の瞳面に結像する開口絞り4の開口部4aの複数次数の回折像を検出することができ、検出部23は、複数次数の回折像を用いて、検査対象であるウェハ10に形成された繰り返しパターン(検査パターン)の良否を判定することができる。すなわち、第1撮像素子17により撮像された良品パターンからなるウェハによる瞳像を基準像として検出部23に接続された記憶部24に記憶しておき、検出部23によりこの基準像を読み出し、検査対象であるウェハ10による瞳像を検出像として検出し、検出像と基準像とを比較してその違いを検出することにより、検査対象のウェハ10の欠陥を検出する。なお、この検出部23による欠陥の検査方法としては、例えば、基準像と検出像との画素毎の階調値(瞳像における輝度値は、複数段の階調(デジタル量)として検出されるため、以降の説明では「階調値」と呼ぶ)の差を比較し、ある画素においてその差が所定の閾値を超えたときに欠陥があると判定するようにしても良い。このように、ウェハ10による対物レンズ9の瞳面の像の輝度値(階調値)を求め、予め計測され記憶された良品試料による対物レンズ9の瞳面の像の輝度値(階調値)と比較することにより欠陥検査が行われるので、より短時間で計測が可能となる。
ここで、ウェハ10の表面にはレジスト層が形成され、このレジスト層に図4(a)に示すような複数のショット領域100aが配列されており、このショット領域100aの中には検査すべき繰り返しパターン100b(図4(b)参照)が形成されている。なお、この繰り返しパターン100bは、図4(b)ではホールパターンである場合を示しているが、ラインアンドスペースパターン(L&Sパターン)であってもよい。ウェハ10のパターン100bは、一定の工程を経て形成されており、断面図によると、図5で示すような繰り返しパターンとして表面層10aに形成されている。また、このウェハ10は、表面層(レジスト層)10a以外にその下に設けられた下地の層10bを有して構成されている。そして、このウェハ10の表面層(レジスト層)10aに照射された光は、下地の層10bを透過し、透過した光が、例えば、この下地の層10bの下方にある別の層10cとの境界で反射若しくは回折してウェハ10の表面層10aに到達する。このとき、ウェハ10の下地の層10bに膜厚ムラ(下地の層10bの厚み方向Dに設計値に対して一定のバラツキ)があると、この膜厚ムラを反映した干渉(表面層10aで反射若しくは回折した光と、下地の層10bを透過して反射若しくは回折した光との干渉)が生じ、ウェハ10の表面から出射する光(瞳面上の複数の回折次数に応じた回折像)の強度が変化する。この膜厚ムラのある下地の層10bからの反射光若しくは回折光の影響は無視できず、本来、下地の層10bを透過せず表面層10aで反射若しくは回折した光と、膜厚が設計値どおりの下地の層10bを透過して反射若しくは回折した光との干渉による瞳面上も複数の回折次数に応じた回折像の強度とは異なってしまう。なお、下地の層10bを経ずに表面層10aで反射若しくは回折した光と下地の層10bを透過した後、表面層10aで反射若しくは回折した光との間で干渉が生じるが、回折次数ごとに、複数の照明領域(ウエハ10全面に相当)の回折像を繋ぎ合わせた合成画像を生成してみると、下地の層10bに膜厚ムラがあると、干渉縞が現れる。
このように、繰り返しパターン(パターン100b)の形状変化(欠陥)に伴う反射光若しくは回折光の強度に変化があったにもかかわらず、下地の層10bの膜厚ムラに起因して干渉状態に変化が生じてしまう。そうすると、繰り返しパターンが不良品であるにも関わらず、瞳面上の複数の回折次数に応じた回折像の輝度値から良品と判断してしまい、欠陥の検出漏れ(見落とし)の原因となってしまう。そこで、本実施の形態の欠陥検査装置20では、検出部23において、第1撮像素子17で撮像した瞳面の画像からウェハ10の欠陥検査を行う際に、ウェハ10の下地の層10bの膜厚ムラの影響を除去して、欠陥検査を行うようになっている。以下、下地の層10bの膜厚ムラの影響を除去する方法について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る欠陥検査装置20では、下地の層10bの膜厚ムラに起因して、下地の層10bを経ずに表面層10aで反射若しくは回折した光と、下地の層10bを経た後、表面層10aで反射若しくは回折した光との干渉の状態が波長毎に異なることを利用する。つまり、ある波長の光において発生する干渉による光の強度の強弱が逆になる波長の光を選択し、この異なる波長毎に得られる干渉による光の強度を合成して、光の強度の強弱を打ち消し合うようにする。これにより、最終的に、ウェハ10の表面からの反射光若しくは回折光による瞳像の干渉による強度変化を低減することができ、下地の層10bの膜厚ムラに起因する干渉の影響を軽減することができる。そして、このように下地の膜厚ムラの影響を軽減させた瞳像と記憶部24に予め記憶されている良品試料の像とを比較して、ある閾値以内にあるものを良品とすることにより、ウェハ10のパターン100bの欠陥検査を行うことができる。従って、この第1の実施形態の欠陥検査20によれば、下地の層10bの膜厚ムラ等が有る場合でも、確実にウェハ10の欠陥検査を行うことができるようになっている。なお、異なる波長の光を含む照明光を照射して、ウェハ10による瞳像を検出するように構成しても良いし、波長毎に瞳像を検出し、画像処理でこれらの画像を合成しても良い。
第1の実施形態に係る欠陥検査装置20では、下地の層10bの膜厚ムラに起因して、下地の層10bを経ずに表面層10aで反射若しくは回折した光と、下地の層10bを経た後、表面層10aで反射若しくは回折した光との干渉の状態が波長毎に異なることを利用する。つまり、ある波長の光において発生する干渉による光の強度の強弱が逆になる波長の光を選択し、この異なる波長毎に得られる干渉による光の強度を合成して、光の強度の強弱を打ち消し合うようにする。これにより、最終的に、ウェハ10の表面からの反射光若しくは回折光による瞳像の干渉による強度変化を低減することができ、下地の層10bの膜厚ムラに起因する干渉の影響を軽減することができる。そして、このように下地の膜厚ムラの影響を軽減させた瞳像と記憶部24に予め記憶されている良品試料の像とを比較して、ある閾値以内にあるものを良品とすることにより、ウェハ10のパターン100bの欠陥検査を行うことができる。従って、この第1の実施形態の欠陥検査20によれば、下地の層10bの膜厚ムラ等が有る場合でも、確実にウェハ10の欠陥検査を行うことができるようになっている。なお、異なる波長の光を含む照明光を照射して、ウェハ10による瞳像を検出するように構成しても良いし、波長毎に瞳像を検出し、画像処理でこれらの画像を合成しても良い。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の欠陥検査装置20における欠陥検査方法について、ウェハ10の表面の検査パターンがホールパターンで有る場合を例にして説明する。上述のように図5は、ウェハ10のホールパターンの断面図であり、このウェハ10は、所定の径Rのホールが所定のピッチPで繰り返されており、その繰り返しがパターンとして最上層の表面層(レジスト層)10aに形成されている。そして、パターンが形成された表面層10aの下には、下地の層10bが形成され、更に、その下に別の層10cが形成さている。また、下地の層10bの膜厚Dは、設計値に対して、一定のバラツキ(膜厚ムラ)を生じている。
次に、第2の実施形態の欠陥検査装置20における欠陥検査方法について、ウェハ10の表面の検査パターンがホールパターンで有る場合を例にして説明する。上述のように図5は、ウェハ10のホールパターンの断面図であり、このウェハ10は、所定の径Rのホールが所定のピッチPで繰り返されており、その繰り返しがパターンとして最上層の表面層(レジスト層)10aに形成されている。そして、パターンが形成された表面層10aの下には、下地の層10bが形成され、更に、その下に別の層10cが形成さている。また、下地の層10bの膜厚Dは、設計値に対して、一定のバラツキ(膜厚ムラ)を生じている。
このウェハ10の表面上におけるある視野内に入射角θi(本実施の形態では、55度付近)で照射された光(入射光IL)は、ホールの繰り返しパターンにより反射若しくは回折し、所定の角度(回折角θr)で出射(回折光DR)する。この時、同時に、正反射光や他の次数の回折光DLもホールパターン上から出射する。ここで、入射角θi及び回折角θrの間には、次式(1)の関係がある。なお、この式(1)において、mは回折次数、λは波長、Pはピッチである。
sinθi−sinθr = mλ/P (1)
下地の層10bの膜厚Dのバラツキに起因して生ずる、下地の層10bを経ず表面層10aで、反射若しくは回折した光と、下地の層10bを透過した後、表面層10aで反射若しくは回折した光との干渉による光の強度は、回折角θrに依存している。そして、式(1)から分かる通り、回折角θrが変わると、回折次数mも変化する。つまり、図5に示すように、照射された光(入射光IL)は、ウェハ10の表面上で反射される光DL1以外に、下地の層10bを透過する光TLも存在する。この下地の層10bを透過した光TLは、下地の層10bと別の層10cとの境界で反射され反射光CLとして、表面側に戻る。このとき、下地の層10bには、膜厚Dに一定のバラツキがあるので、このバラツキに依存して、ウェハ10の表面から反射もしくは回折される光との干渉状態が異なってしまう。また、このときの干渉による光の強度は、回折光の回折角θr、つまり、回折次数mにより異なっている。これは、図5における光線DL1と光線DL2のパスの差が長さLと表示した部分のパスに依存しているためである。そして、このパスの長さLは、回折角θr、つまり、回折次数mに依存しているので、回折次数mにより、干渉による光の強度が変化する。このように、干渉による光の強度の強弱が、回折次数mにより変化するため、回折次数mを選択することにより、下地の層10bの膜厚ムラに起因する干渉の影響を小さくすることができる。つまり、回折次数mを選択し、瞳像における選択した回折次数mに対応する開口部の像の輝度値を使用してこの瞳像から得られる輝度値を補正することにより、干渉の影響が低減された瞳像の輝度値を得ることができる。
さらに、具体例を挙げて、上述の輝度値の補正について説明する。異なる波長域の光を使用してウェハ10の検査パターン(パターン100b)面に照射すると、上述したように、それぞれの波長領域毎に、検査パターン面(パターン100b)からの反射若しくは回折による光が対物レンズ9の瞳面に結像する。この時、回折次数に応じた開口部の像が、この次数の順で瞳面上に並んで結像される。そして、これらの結像位置は波長域毎に異なっており、異なる波長領域の光線で得られた回折光による像は、上述したように、干渉の状態も異なっている。また、干渉の状態は、回折次数によっても異なっている。このため、これらの回折像の中から、干渉の影響を最も低減する波長と回折次数の組み合わせを選択して、瞳像における輝度値を補正することにより、干渉の影響を低減する補正を行うことができる。ここで、この欠陥検査装置20において、照度均一化ユニット3は、光源1から放射されウェハ10に照射される照明光の波長を選択する波長選択部である干渉フィルタを含む構成である。このため、光源1からの光をウェハ10に照射する際に、波長選択部である照度均一化ユニット3により、異なる2以上の波長域が選択されて、それぞれの波長域の光を使用して、像を得ることができる。
このとき、第1の回折次数をm1とし、第1の波長における開口部の第1の回折次数の像の輝度値をE1(m1)とし、第2の回折次数をm2とし、第2の波長における開口部の第2の回折次数の像の輝度値をE2(m2)とし、比例係数をαとし、定数をNとしたとき、次式(2)により、第1の波長における開口部の第1の回折次数の像の補正された輝度値E1′(m1)を決定する。
E1′(m1)=α×E1(m1)×[E1(m1)/E2(m2)]N (2)
このような補正を行い、得られた結果を基準(良品試料)の輝度値と比較する。その際、比較する基準の輝度値は、上述の式(2)の輝度値E1′(m1)の回折次数m1と同じ回折次数の像から得られる輝度値を用いることが好ましい。さらに基準像の輝度値も上述の式(2)により補正されていることが好ましい。または、良品試料のその回折次数における回折像の輝度値から、範囲を設定し、補正後の輝度値がその範囲内であるか否かによって、判別されるようにしてもよい。
さらに、具体的には、式(2)における異なる波長とは、第1の波長をe線(546nm)領域とし、第2の波長をC線(656nm)領域とした組み合わせである。また、それぞれの波長において、好ましい回折次数の回折像は、e線領域に対する回折像の次数、すなわち第1の回折次数は12次であり、C線領域に対する回折像の次数、すなわち第2の回折次数は6次である。それぞれの回折像を使用して、式(3)に従って、検出部23で輝度値の補正を行う。これにより、ウェハ10の下地の層10bの膜厚ムラに起因する干渉の影響が最も低減され、下地の層10bの膜厚ムラの影響を取り除くことができる。なお、比例係数αは適当な値とし、定数Nは1/3が好ましい。
E1′(12)=α×E1(12)×[E1(12)/E2(6)]1/3 (3)
このようにして得られた補正後の輝度値を用いて、ウェハ10の欠陥検査を行う。ここで、異なる2以上の波長領域、及び、回折次数の組み合わせ、若しくは比例係数α及び定数Nは、ウェハの製造工程や構成によって異なるので、適宜最適な条件を選定することが好ましい。一例として、式(3)による補正を挙げたが、例えば、単純な一次式による合成により干渉の影響を除去するようにしてもよく、また、3つ以上の異なる波長域の組み合わせによるものであってもよい。
以上のような構成を有する欠陥検査装置20によれば、開口絞り4の開口部の像を対物レンズ9の瞳面に結像させる照明光学系21と、光源1からの光がウェハ10表面で反射若しくは回折して対物レンズ9の瞳面若しくはその近傍のに結像する像を再度結像させる検出光学系22と、その結像した瞳面の像を撮像する第1撮像素子17と、第1撮像素子17で撮像した瞳面の像からウェハ10の欠陥の検出する検出部23を備えており、検出部23は、ウェハ10の下地層の膜厚ムラに起因するノイズ(干渉の影響)を低減する処理を行うような構成となっているので、ウェハ10表面の回路パターン形状の良否が下地層に膜厚ムラがあっても容易に判別することができる。
以上の欠陥検査装置20においては、照度均一化ユニット3は、光源1から放射されウェハ10に照射される照明光の波長を選択する干渉フィルタを含んで構成されている場合を示しているが、この干渉フィルタを含まないものとして構成してもよい。その場合は、光源1からの光は、複数の波長域を含んだ照明光となるので、この照明光を使用する場合は、ウェハ10に照射して得られた反射若しくは回折した光による瞳像を受光する際に、例えば、第1撮像素子17と第2視野絞り16との間に光路分割素子やカラーフィルターなどを設定しておき、R,G,Bの波長域毎に分けて受光されるようにしておく。そして、受光された波長域毎の瞳像の所定の回折次数における開口部4aの像の輝度値を用いて、上述の式(2)若しくは式(3)により、補正後の輝度値を求めることができ、その補正後の輝度値により、同様に、ウェハ10の欠陥検査が行うことができる。これにより、補正後の輝度値は、下地の層10bの膜厚ムラに起因する干渉の影響を低減した値であるので、検査パターンが正常な範囲(良品範囲)内であるにも関わらず、その膜厚ムラに起因する干渉により、欠陥品としてしまうことを防止することができる。
または、この複数の波長域を含んだ照明光を利用する場合において、上述のように第1撮像素子17と第2視野絞り16の間に光路分割素子やカラーフィルターなどを設定せずに、第1撮像素子17で撮像した瞳像を検出部23において波長毎の画像として分離するデータ処理を行うことより、同様の輝度値の補正を行うことができる。このような構成とすれば、第1撮像素子17での撮像は、1つのウェハ10に対し、一度で済むので、検査時間を短縮することができ、また、欠陥検査装置20自体も、簡易なものとすることができる。
1 光源 4 開口絞り 4a 開口部
9 対物レンズ 17 第1撮像素子
21 照明光学系 22 検出光学系 23 検出部
9 対物レンズ 17 第1撮像素子
21 照明光学系 22 検出光学系 23 検出部
Claims (8)
- 繰り返しパターンが形成された基板の欠陥を検査する欠陥検査装置であって、
対物レンズを含み、前記対物レンズを介して前記基板に形成された繰り返しパターンに光源からの光を照射する照明光学系と、
前記繰り返しパターンに起因して生じた複数次数の回折光による、前記対物レンズの瞳面の像を検出する検出光学系と、
得られた前記瞳像から前記基板の繰り返しパターンの欠陥を検出する検出部と、
を有し、
前記検出部は、第1の波長の光を含む照明光による前記瞳像の輝度値を、前記第1の波長とは異なる第2の波長の光を含む照明光による前記瞳像の輝度値を用いて補正して、補正された前記輝度値から前記基板の繰り返しパターンの欠陥を検出するように構成されてなることを特徴とする欠陥検査装置。 - 前記検出部は、前記第1の波長の光を含む前記照明光による前記瞳像のうち、第1の回折次数の像の輝度値を、前記第2の波長の光を含む前記照明光による、前記第1の回折次数とは異なる第2の回折次数の像の輝度値を用いて補正して、補正された前記輝度値から前記基板の繰り返しパターンの欠陥を検出するように構成された請求項1に記載の欠陥検査装置。
- 前記第1の回折次数をm1とし、前記第1の波長における前記第1の回折次数の像の前記輝度値をE1(m1)とし、前記第2の波長における前記第2の回折次数をm2とし、前記第2の波長における前記第2の回折次数の像の前記輝度値をE2(m2)とし、比例係数をαとし、定数をNとし、前記開口部の前記第1の回折次数の像の補正後の輝度値をE1′(m1)としたとき、次式
E1′(m1)=α×E1(m1)×[E1(m1)/E2(m2)]N
により前記補正後の輝度値を決定するようにした請求項2に記載の欠陥検査装置。 - 前記補正後の輝度値は、次式
E1′(12)=α×E1(12)×[E1(12)/E2(6)]1/3
により決定される請求項3に記載の欠陥検査装置。 - 繰り返しパターンが形成された基板の欠陥を検査する欠陥検査方法であって、
対物レンズを含む照明光学系を介して前記基板に形成された繰り返しパターンに、第1の波長の光を含む照明光と第2の波長の光を含む照明光を順次照射する照明工程と、
検出光学系を介して前記照明光ごとに、前記繰り返しパターンに起因して生じた複数次数の回折光による、前記対物レンズの瞳面の像を順次検出する検出工程と、
得られた第1の波長の光を含む前記照明光による前記瞳像の輝度値を、前記第1の波長とは異なる第2の波長の光を含む前記照明光による前記瞳像の輝度値を用いて補正して、補正された前記輝度値から前記基板の繰り返しパターンの欠陥を検出する判定工程と、
を有する欠陥検出方法。 - 前記判定工程は、前記第1の波長の光を含む前記照明光による前記瞳像のうち、第1の回折次数の像の輝度値を、前記第2の波長の光を含む前記照明光による、前記第1の回折次数とは異なる第2の回折次数の像の輝度値を用いて補正して、補正された前記輝度値から前記基板の繰り返しパターンの欠陥を検出するように構成された請求項5に記載の欠陥検査方法。
- 前記第1の回折次数をm1とし、前記第1の波長における前記第1の回折次数の像の前記輝度値をE1(m1)とし、前記第2の波長における前記第2の回折次数をm2とし、前記第2の波長における前記第2の回折次数の像の前記輝度値をE2(m2)とし、比例係数をαとし、定数をNとし、前記第1の回折次数の像の補正後の輝度値をE1′(m1)としたとき、次式
E1′(m1)=α×E1(m1)×[E1(m1)/E2(m2)]N
により前記補正後の輝度値を決定するようにした請求項6に記載の欠陥検査方法。 - 前記補正後の輝度値は、次式
E1′(12)=α×E1(12)×[E1(12)/E2(6)]1/3
により決定される請求項7に記載の欠陥検査方法。
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JP2008282073A JP2010107465A (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | 欠陥検査装置及び欠陥検査方法 |
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