JP5498941B2 - 伝動ベルト - Google Patents

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Description

本発明は、伝動ベルトに関し、特に、平プーリに巻きかけられて用いられる伝動ベルトに関する。
Vリブドベルト等の伝動ベルトは、一般に、心線が埋設された接着ゴム層とそのベルト内周側に設けられた圧縮ゴム層とが積層されて構成されているが、これらに加えて、接着ゴム層のベルト外周側に背面ゴム層が設けられ、ベルトの背面伝動時の伝動能力を高めることが行われている。
特許文献1には、Vリブドベルトの背面ゴム層に横断面が扁平状のモノフィラメントを埋設することが開示されている。そして、これによって、Vリブでの溝部分でのリブゴムの縦裂きの発生を防止できると記載されている。
特許文献2には、Vリブドベルトの背面ゴム層をエチレン含量40〜60%及びムーニー粘度40〜60のエチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとするゴム組成物で形成し、さらに、背面ゴム層に、ゴム100重量部に対して補強短繊維を総添加量で0〜30重量部含有させた構成が開示されている。そして、これにより、優れた屈曲疲労性、耐熱性、耐寒性、耐摩耗性、耐粘着性が得られることが記載されている。
特開平7−269658号公報 特開2006−29493号公報
伝動ベルトをプーリに巻きかけてベルト走行させる場合、伝動ベルトのプーリ接触部分が摩耗して摩耗粉が発生する。伝動ベルトを巻きかけるプーリが平プーリである場合、発生した摩耗粉がベルトとプーリとの間に溜まりやすく、ベルト表面上に堆積しやすくなる。特に、平プーリ接触部の耐粘着性が低いときには、摩耗粉の堆積が促進される。そして、摩耗粉の堆積物がベルト表面上に段差を生じ、この段差がベルト走行時に異音発生の原因となる。
本発明の目的は、平プーリに巻きかけられて用いられる伝動ベルトにおいて、平プーリ接触部分の耐摩耗性及び耐粘着性を改善し、耐寒性及び耐熱性を損なうことなくベルト走行時の異音発生を抑制することである。
本発明の伝動ベルトは、エチレン含量が60質量%以下のエチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとするゴム組成物で形成された平プーリ接触部分を有するベルト本体を備えたものであって、
上記平プーリ接触部分を形成するゴム組成物は、25℃における列理方向の貯蔵たて弾性係数が20〜30MPaで且つ100℃における列理方向の貯蔵たて弾性係数が12〜24MPaであると共に短繊維が配合されておらず、列理方向がベルト長さ方向に一致するように設けられていることを特徴とする。
本発明の伝動ベルトは、平プーリ接触部分を形成するゴム組成物に、原料ゴム100質量部に対して70〜80質量部のカーボンブラックが配合されていることが好ましい。
この場合、カーボンブラックとしては、カーボンブラックFEFが好適に用いられる。
本発明の伝動ベルトは、上記平プーリ接触部分がベルト背面部分であってもよい。
この場合、上記ベルト本体がVリブドベルト本体であってもよい。
本発明の伝動ベルトは、上記ベルト本体が平ベルト本体であり、
上記平プーリ接触部分が上記ベルト本体である平ベルト本体のベルト内周面であってもよい。
本発明によれば、ベルト本体の平プーリ接触部分がエチレン含量が60質量%以下のエチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとするゴム組成物で形成され、この平プーリ接触部分を形成するゴム組成物が25℃における貯蔵たて弾性係数が20〜60MPaで且つ100℃における貯蔵たて弾性係数が12MPa以上であると共に短繊維が配合されておらず、列理方向がベルト長さ方向に一致するように設けられているので、耐寒性及び耐熱性が損なわれることなく、優れた耐摩耗性及び耐粘着性が得られ、結果として、ベルト走行時の異音発生が抑制される。
Vリブドベルトの斜視図である。 Vリブドベルトの製造方法を示す説明図である。 補機駆動用ベルト伝動装置のプーリのレイアウト図である。 平ベルトの斜視図である。 試験評価1で用いたベルト試験走行機のプーリのレイアウト図である。 (a)〜(d)は、ベルト表面の粘着レベル毎における粘着状態を示す写真である。 試験評価2で用いたベルト試験走行機のプーリのレイアウト図である。 試験評価3で用いたベルト試験走行機のプーリのレイアウト図である。 試験評価4で用いたベルト試験走行機のプーリのレイアウト図である。 試験評価1における摩耗量と粘着レベルの関係を示すグラフである。 (a)走行開始後24時間及び(b)走行開始後96時間における市販品AのVリブドベルトの異音の状態を示すグラフである。 (a)走行開始後24時間及び(b)走行開始後96時間における市販品BのVリブドベルトの異音の状態を示すグラフである。 (a)走行開始後24時間及び(b)走行開始後96時間における参考例 のVリブドベルトの異音の状態を示すグラフである。
以下、実施形態1及び2を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、実施形態1にかかるVリブドベルト10を示す。このVリブドベルト10は、例えば、自動車のエンジンルーム内に設けられる補機駆動ベルト伝動装置に用いられる。Vリブドベルト10は、例えば、ベルト周長700〜3000mm、ベルト幅10〜30mm、及びベルト厚さ4.0〜5.0mmに形成されている。
このVリブドベルト10は、ベルト中間部の接着ゴム層12と、ベルト内周側の圧縮ゴム層13と、ベルト外周側の背面ゴム層14と、の3層に構成されたVリブドベルト本体11を備えている。また、接着ゴム層12には、ベルト幅方向にピッチを有する螺旋を形成するように心線16が埋設されている。
接着ゴム層12は、断面横長矩形の帯状に構成され、例えば、厚さ1.0〜2.5mmに形成されている。接着ゴム層12は、原料ゴムに種々の配合剤が配合されたゴム組成物で形成されている。接着ゴム層12を構成するゴム組成物の原料ゴムとしては、例えば、エチレン・プロピレンゴム(EPR)やエチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)などのエチレン−α−オレフィンエラストマー、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR)等が挙げられる。これらのうち、環境に対する配慮や耐摩耗性、耐クラック性などの性能の観点から、エチレン−α−オレフィンエラストマーが好ましい。配合剤としては、例えば、架橋剤(例えば、硫黄、有機過酸化物)、老化防止剤、加工助剤、可塑剤、カーボンブラックなどの補強材、充填材等が挙げられる。接着ゴム層12には短繊維が配合されていてもよいが、心線との接着性の観点からは短繊維が配合されていないことが好ましい。なお、接着ゴム層12は、原料ゴムに配合剤が配合されて混練された未架橋ゴム組成物を加熱及び加圧して架橋剤により架橋させたゴム組成物で形成されている。
圧縮ゴム層13は、複数のVリブ13aがベルト内周側に垂下するように設けられている。これらの複数のVリブ13aは、各々がベルト長さ方向に延びる断面略逆三角形の突条に形成されていると共に、ベルト幅方向に並設されている。各Vリブ13aは、例えば、リブ高さが2.0〜3.0mm、基端間の幅が1.0〜3.6mmに形成されている。また、リブ数は、例えば、3〜6個である(図1では、リブ数が6)。
圧縮ゴム層13は、原料ゴムに種々の配合剤が配合されたゴム組成物で形成されている。圧縮ゴム層13を構成するゴム組成物の原料ゴムとしては、例えば、エチレン・プロピレンゴム(EPR)やエチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)などのエチレン−α−オレフィンエラストマー、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR)等が挙げられる。これらのうち、環境に対する配慮や耐摩耗性、耐クラック性などの性能の観点から、エチレン−α−オレフィンエラストマーが好ましい。配合剤としては、例えば、架橋剤(例えば、硫黄、有機過酸化物)、老化防止剤、加工助剤、可塑剤、カーボンブラック等の補強材、充填材、短繊維15等が挙げられる。なお、圧縮ゴム層13は、原料ゴムに配合剤が配合されて混練された未架橋ゴム組成物を加熱及び加圧して架橋剤により架橋させたゴム組成物で形成されている。
短繊維15は、例えば、ベルト幅方向に配向するように設けられている。短繊維15のうち一部分は、Vリブ13a表面に露出している。Vリブ13a表面に露出した短繊維15は、Vリブ13a表面から突出していてもよい。短繊維15としては、例えば、アラミド短繊維、ナイロン短繊維、ビニロン短繊維、ポリエステル短繊維、綿等が挙げられる。短繊維15は、例えば、レゾルシン・ホルマリン・ラテックス水溶液(以下、「RFL水溶液」という)等に浸漬した後に加熱する接着処理が施された長繊維を長さ方向に沿って所定長に切断して製造される。短繊維15は、例えば、長さが0.1〜4.0mm、及び繊維径が10〜50μmである。そして、短繊維15は、例えば、原料ゴム100質量部に対して5〜30質量部配合されている。
背面ゴム層14は、例えば厚さ0.3〜0.8mmのシート状に形成され、接着ゴム層12のベルト外周側に一体に設けられてベルト背面部を構成している。この背面ゴム層14は、Vリブドベルト10の背面が平プーリに巻きかけられて背面伝動を行う場合、平プーリ接触部分を構成する。背面ゴム層14は、以下に説明するゴム組成物(A)で形成されている。なお、この背面ゴム層14を形成するゴム組成物(A)は列理方向がベルト長さ方向に一致するように設けられている。ここで、列理方向とは、カレンダーを用いて未架橋ゴム組成物を圧延して未架橋ゴムシートとするときの、圧延方向のことである。
ゴム組成物(A)は、エチレン含量が60質量%以下のエチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとして、この原料ゴムに種々の配合剤が配合されたゴム組成物である。ゴム組成物(A)の原料ゴムに配合される配合剤としては、例えば、架橋剤、架橋促進剤、架橋促進助剤、可塑剤、プロセスオイル、老化防止剤、補強材、充填材等が挙げられる。
エチレン含量が60質量%以下のエチレン−α−オレフィンエラストマーとしては、例えば、JSR株式会社製のJSR EP25(エチレン含量59質量%)、JSR EP24(エチレン含量54質量%)、Dow Chemical社製のNordel IP3640(エチレン含量55質量%)、Dow Chemical社製のNordel IP4520(エチレン含量50質量%)、住友化学社製のEsprene 501A(エチレン含量52質量%)等のエチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)や、JSR社製のJSR EP11(エチレン含量52質量%)、Exxon Mobile Corporation社製のVistalon 785(エチレン含量49質量%)、Lanxess社製のBuna EP T4040(エチレン含量48質量%)等のエチレン・プロピレンゴム(EPR)等が挙げられる。エチレン含量が60質量%以下のエチレン−α−オレフィンエラストマーについては、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。エチレン−α−オレフィンエラストマーが複数のゴムで構成される場合、ゴム組成物(A)は、エチレン含量が60質量%以下のエチレン−α−オレフィンエラストマー以外のゴム成分を含んでいてもよい。
架橋剤としては、例えば、硫黄、有機過酸化物等が挙げられる。架橋剤については、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
架橋促進剤としては、チアゾール系促進剤やチウラム系促進剤等が挙げられる。架橋促進剤については、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
架橋促進助剤としては、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ステアリン酸等が挙げられる。架橋促進助剤については、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
可塑剤としては、ジアルキルフタレート、ジアルキルアジペート、ジアルキルセバケート等が挙げられる。可塑剤については、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
プロセスオイルとしては、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、芳香族系オイル等が挙げられる。プロセスオイルについては、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
老化防止剤としては、例えば、アミン系老化防止剤、フェノール系老化防止剤等が挙げられる。老化防止剤については、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
補強材としては、カーボンブラックGPF,カーボンブラックFEF,カーボンブラックSRF等が挙げられる。補強材としては、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
充填材としては、例えば、炭酸カルシウム、クレー、タルク、珪藻土等が挙げられる。充填材については、単一種で構成しても、また、複数種で構成してもいずれでもよい。
このゴム組成物(A)には、短繊維が配合されていない。このため、ゴムの摩耗粉が短繊維にひっかかって平プーリ接触表面に溜まることがない。
また、このゴム組成物(A)は、JIS K6394に準じて測定される、25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数が、それぞれ、20〜60MPa及び12MPa以上である。
背面ゴム層14は、以上の構成のゴム組成物(A)で形成されているので、優れた耐摩耗性及び耐粘着性が得られる。
接着ゴム層12と圧縮ゴム層13とは、別々のゴム組成物で形成されていても、また、全く同じゴム組成物で形成されていても、いずれでもよい。また、接着ゴム層12と背面ゴム層14とは、別々のゴム組成物で形成されていても、また、全く同じゴム組成物で形成されていても、いずれでもよい。
心線16は、ポリエチレンテレフタラート(PET)繊維、ポリエチレンナフタレート(PEN)繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等の撚り糸16’で構成されている。心線16は、Vリブドベルト本体11に対する接着性を付与するために、成形加工前にRFL水溶液に浸漬した後に加熱する接着処理及び/又はゴム糊に浸漬した後に乾燥させる接着処理が施されている。
次に、上記Vリブドベルト10の製造方法を、図2に基づいて説明する。
Vリブドベルト10の製造では、外周にベルト背面を所定形状に形成する成形面を有する内金型と、内周にベルト内側を所定形状に形成する成形面を有するゴムスリーブとが用いられる。
まず、内金型の外周に背面ゴム層14を形成するための未架橋ゴムシート14’を巻き付ける。このとき、未架橋ゴムシート14’のカレンダーの列理方向が内金型の周方向となるようにして巻き付けを行う。
次いで、未架橋ゴムシート14’の上に、接着ゴム層12の外側部分12bを形成するための未架橋ゴムシート12b’を巻き付け、その上に、心線16となる撚り糸16’を螺旋状に巻き付けた後、さらに、接着ゴム層12の内側部分12aを形成するための未架橋ゴムシート12a’を巻き付け、最後に、圧縮ゴム層13を形成するための未架橋ゴムシート13’を巻き付ける。
しかる後、内金型上の成形体にゴムスリーブを被せてそれを成形釜にセットし、内金型を高熱の水蒸気などにより加熱すると共に、高圧をかけてゴムスリーブを半径方向内方に押圧する。このとき、原料ゴムが流動すると共に架橋反応が進行し、加えて、撚り糸16’のゴムへの接着反応も進行する。そして、これによって、筒状のベルトスラブ(ベルト本体前駆体)が成形される。
そして、内金型からベルトスラブを取り外し、それを長さ方向に数個に分割した後、それぞれの外周を研磨切削してVリブ13aを形成する。このとき、Vリブ13aに露出する短繊維15は、Vリブ13a表面から突出した形態となっていてもよい。
最後に、分割されて外周にVリブ13aが形成されたベルトスラブを所定幅に幅切りし、それぞれの表裏を裏返すことによりVリブドベルト10が得られる。
図3は、Vリブドベルト10が巻きかけられて用いられる補機駆動ベルト伝動装置30のプーリレイアウトを示す。この補機駆動ベルト伝動装置30は、Vリブドベルト10が4つのリブプーリ及び2つの平プーリの6つのプーリに巻きかけられたサーペンタインドライブ方式のものである。
この補機駆動ベルト伝動装置30のレイアウトは、最上位置のパワーステアリングプーリ31、そのパワーステアリングプーリ31の下方に配置されたACジェネレータプーリ32、パワーステアリングプーリ31の左下方に配置された平プーリのテンショナプーリ33と、そのテンショナプーリ33の下方に配置された平プーリのウォーターポンププーリ34と、テンショナプーリ33の左下方に配置されたクランクシャフトプーリ35と、そのクランクシャフトプーリ35の右下方に配置されたエアコンプーリ36とにより構成されている。これらのうち、平プーリであるテンショナプーリ33及びウォーターポンププーリ34以外は全てリブプーリである。そして、Vリブドベルト10は、Vリブ13a側が接触するようにパワーステアリングプーリ31に巻きかけられ、次いで、平プーリ接触部分である背面ゴム層14側が接触するように平プーリのテンショナプーリ33に巻きかけられた後、Vリブ13a側が接触するようにクランクシャフトプーリ35及びエアコンプーリ36に順に巻きかけられ、さらに、平プーリ接触部分である背面ゴム層14側が接触するように平プーリのウォーターポンププーリ34に巻きかけられ、そして、Vリブ13a側が接触するようにACジェネレータプーリ32に巻きかけられ、最後にパワーステアリングプーリ31に戻るように設けられている。
以上の構成のVリブドベルト10によれば、平プーリ接触部分である背面ゴム層14が上記説明したゴム組成物(A)で形成されており、しかも列理方向がベルト長さ方向に一致するように設けられているので、耐寒性及び耐熱性を維持しつつ、優れた耐摩耗性及び耐粘着性が得られる。そのため、補機駆動ベルト伝動装置30の平プーリであるテンショナプーリ33及びウォーターポンププーリ34に巻きかけられて使用された場合でも、平プーリ表面上に堆積したベルトの摩耗粉が段差となって異音発生の原因となることがない。
なお、実施形態1ではVリブドベルト10について説明したが、特にこれに限定されるものではなく、Vベルト、歯付ベルト、コグドベルト、平ベルト等の伝動ベルトであってもよい。
(実施形態2)
図4は、実施形態2にかかる平ベルト20を示す。この平ベルト20は、例えば、送風機用途のものである。
この平ベルト20は、ベルト外側の帯状の心線保持層22とベルト内側の帯状の内側ゴム層23とが積層されて一体となってエンドレスの平ベルト本体21が構成されている。また、この平ベルト20は、心線保持層22の厚さ方向の中央にベルト幅方向に一定ピッチの螺旋を形成するように心線26が埋設されている。さらに、この平ベルト20は、平ベルト本体21のベルト外側表面を被覆するように補強布27が設けられている。
心線保持層22は、断面横長矩形の帯状に構成され、例えば、厚さ1.0〜2.5mmに形成されている。心線保持層22は、原料ゴムに種々の配合剤が配合されたゴム組成物で形成されている。心線保持層22を形成するゴム組成物の原料ゴムとしては、例えば、エチレン・プロピレンゴム(EPR)やエチレンプロピレンジエンモノマーゴム(EPDM)などのエチレン−α−オレフィンエラストマー、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR)等が挙げられる。これらのうち、環境に対する配慮や耐摩耗性、耐クラック性などの性能の観点から、エチレン−α−オレフィンエラストマーが好ましい。配合剤としては、例えば、架橋剤(例えば、硫黄、有機過酸化物)、老化防止剤、加工助剤、可塑剤、カーボンブラックなどの補強材、充填材等が挙げられる。なお、心線保持層22は、原料ゴムに配合剤が配合されて混練された未架橋ゴム組成物を加熱及び加圧して架橋剤により架橋させたゴム組成物で形成されている。
内側ゴム層23は、エチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとするゴム組成物で形成されており、例えば、厚さ0.3〜0.8mmのシート状に形成されている。この内側ゴム層23は、平ベルト20が平プーリに巻きかけられてベルト走行する場合、平プーリ接触部分を構成する。
内側ゴム層23を形成するゴム組成物は、前述した実施形態1にかかるVリブドベルト10の背面ゴム層14を形成するゴム組成物(A)として挙げられるゴム組成物と同じものである。なお、この内側ゴム層23を形成するゴム組成物は、列理方向がベルト長さ方向に一致するように設けられている。
心線保持層22と内側ゴム層23とは、別々のゴム組成物で形成されていても、また、全く同じゴム組成物で形成されていても、いずれでもよい。
心線26は、ポリエチレンテレフタラート(PET)繊維、ポリエチレンナフタレート(PEN)繊維、アラミド繊維、ビニロン繊維等の撚り糸26’で構成されている。心線26は、例えば、外径が0.4〜0.8mm、ベルト幅方向のピッチが0.4〜1.0mmである。心線26は、平ベルト本体21に対する接着性を付与するために、成形加工前に撚り糸26’をRFL水溶液に浸漬した後に加熱する接着処理及び/又はゴム糊に浸漬した後に乾燥させる接着処理が施されている。
補強布27は、例えば、綿、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、アラミド繊維等の糸で形成された平織、綾織、朱子織等に製織した織布27’で構成されている。補強布27は、例えば、厚さが0.5〜1.0mmである。補強布27は、平ベルト本体21に対する接着性を付与するために、成形加工前に織布27’をRFL水溶液に浸漬して加熱する接着処理及び/又は平ベルト本体21側となる表面にゴム糊をコーティングして乾燥させる接着処理が施されている。なお、補強布27は、編物で構成されていてもよい。
以上の構成の平ベルト20によれば、平プーリ接触部分である内側ゴム層がゴム組成物(A)で形成されているので、耐寒性及び耐熱性を維持しつつ、優れた耐摩耗性及び耐粘着性が得られ、結果として、ベルト走行時の異音発生が抑制される。
なお、以上のような構成の平ベルト20は、公知の製造方法によって製造することができる。
また、実施形態2では、ベルト外側表面に補強布27が設けられた構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、補強布の位置に帯状の外側ゴム層が設けられた構成であってもよい。
[試験評価]
Vリブドベルトについて行った試験評価について説明する。
(試験評価用ベルト)
圧縮ゴム層用の圧縮ゴム組成物、接着ゴム層用の接着ゴム組成物、及び背面ゴム層用の背面ゴム組成物1〜10を準備し、実施例1〜3、参考例1及び2、並びに比較例1〜5のVリブドベルトを作製した。それぞれの構成は表1〜3及び表4〜5にも示す。また、製品例として、市販品A及び市販品BのVリブドベルトを準備した。
<圧縮ゴム組成物>
EPDM(JSR社製、商品名:JSR EP24)を原料ゴムとして、この原料ゴム100質量部に対し、カーボンブラックFEF(東海カーボン社製、商品名:シーストSO)60質量部、可塑剤(日本サン石油社製、商品名:サンパー2280)10質量部、ステアリン酸(新日本理化社製、商品名:ステアリン酸50S)1質量部、酸化亜鉛(堺化学工業社製、商品名:酸化亜鉛3種)5質量部、硫黄(細井化学社製、商品名:オイルサルファー)1.5質量部、老化防止剤(1)(大内新興化学社製、商品名:ノクセラーM)0.5質量部、老化防止剤(2)(大内新興化学社製、商品名:ノクセラーTS)2.5質量部、及びナイロン短繊維(旭化成社製、商品名:ナイロン66 タイプT−5、繊維長1mm)20質量部からなる配合剤と、を密閉式混練機で5分間混練し、圧縮ゴム層を形成するための未架橋ゴム組成物とした。
<接着ゴム組成物>
EPDM(JSR社製、商品名:JSR EP33)を原料ゴムとして、この原料ゴム100質量部に対し、カーボンブラックFEF85質量部、可塑剤15質量部、ステアリン酸1質量部、酸化亜鉛5質量部、硫黄1.5質量部、老化防止剤(1)0.5質量部、及び、老化防止剤(2)2.5質量部からなる配合剤と、を密閉式混練機で5分間混練し、接着ゴム層を形成するための未架橋ゴム組成物とした。
<背面ゴム組成物1>
EPDM(1)(JSR社製、商品名:JSR EP25、エチレン含量59質量%)を原料ゴムとして、この原料ゴム100質量部に対し、カーボンブラックFEF80質量部、可塑剤8質量部、ステアリン酸1質量部、酸化亜鉛5質量部、硫黄1.5質量部、老化防止剤(1)0.5質量部、及び老化防止剤(2)2.5質量部からなる配合剤と、を密閉式混練機で5分間混練し、未架橋ゴム組成物を得た。これを、背面ゴム組成物1とした。
この未架橋ゴム組成物について、JIS K6394に準じて、動的粘弾性測定装置(DMA)(ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン社製;RSA−III)を用いて貯蔵たて弾性係数を測定した。このときの測定条件は、引張モードで引張方向がカレンダーの列理方向、周波数10Hz、動歪1%、静荷重200g、チャック間隔20mm、サンプルの幅5mm、及び、サンプルの厚さ0.5mmであった。背面ゴム組成物1の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、30MPa及び24MPaであった。
<背面ゴム組成物2>
カーボンブラックの配合量を70質量部としたことを除いて背面ゴム組成物1と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物2とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物2の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、20MPa及び23MPaであった。
<背面ゴム組成物3>
原料ゴムとしてEPDM(2)(JSR社製、商品名:JSR EP24、エチレン含量54質量%)を用いたことを除いて背面ゴム組成物1と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物3とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物3の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、23MPa及び16MPaであった。
<背面ゴム組成物4>
カーボンブラックFEFの配合量を85質量部、及び可塑剤の配合量を4質量部としたことを除いて背面ゴム組成物3と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物4とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物4の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、50MPa及び35MPaであった。
<背面ゴム組成物5>
可塑剤を配合しなかったことを除いて背面ゴム組成物4と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物5とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物5の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、60MPa及び40MPaであった。
<背面ゴム組成物6>
原料ゴムとしてEPDM(3)(JSR社製、商品名:JSR EP21、エチレン含量61質量%)を用いたこと、及び、カーボンブラックFEFの配合量を60質量部としたことを除いて、背面ゴム組成物1と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物6とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物6の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、21MPa及び10MPaであった。
<背面ゴム組成物7>
カーボンブラックFEFの配合量を80質量部としたことを除き、背面ゴム組成物1と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物7とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物7の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、45MPa及び22MPaであった。
<背面ゴム組成物8>
カーボンブラックFEFの配合量を75質量部としたことを除き、背面ゴム組成物3と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物8とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物8の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、18MPa及び12MPaであった。
<背面ゴム組成物9>
ナイロン短繊維を10質量部配合したことを除いて背面ゴム組成物2と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物9とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物9の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、35MPa及び24MPaであった。
<背面ゴム組成物10>
カーボンブラックFEFの配合量を85質量部としたことを除き、背面ゴム組成物4と同一の構成の未架橋ゴム組成物を調製し、これを背面ゴム組成物10とした。
この未架橋ゴム組成物の貯蔵たて弾性係数E’を、背面ゴム組成物1と同様の方法で測定した。背面ゴム組成物10の25℃及び100℃における貯蔵たて弾性係数E’は、それぞれ、51MPa及び35MPaであった。
<実施例1>
接着ゴム組成物、圧縮ゴム組成物、及び背面ゴム組成物1を、シート状に加工した。そして、それぞれの未架橋ゴムシートを用いて、接着ゴム層、圧縮ゴム層、及び背面ゴム層を形成することにより、Vリブドベルトを作製し、これを実施例1とした。
このVリブドベルトは、ベルト幅10.68mm、ベルト厚さ4.8mm、リブピッチ3.56mm、及びリブ数が3であった。また、背面ゴム層の列理方向がベルト長さ方向となるようにした。
<実施例2>
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物2を用いたことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを実施例2とした。
<実施例3>
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物3を用いたことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを実施例3とした。
参考例1
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物4を用いたことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを参考例1とした。
参考例2
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物5を用いたことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを参考例2とした。
<比較例1>
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物6を用いたことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを比較例1とした。
<比較例2>
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物7を用いたことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを比較例2とした。
<比較例3>
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物8を用いたことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを比較例3とした。
<比較例4>
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物9を用い、背面ゴム層の列理方向がベルトの幅方向となるようにして構成したことを除いて実施例1と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを比較例4とした。
<比較例5>
背面ゴム層を形成するゴム組成物として背面ゴム組成物10を用いたことを除いて比較例4と同一の構成のVリブドベルトを作製し、これを比較例5とした。
<市販品A>
市販品Aとして、ベルト幅10.68mm、ベルト厚さ4.3mm、リブピッチ3.56mm、及びリブ数が3のVリブドベルトを準備した。市販品Aの背面ゴム層はEPDMゴム組成物で形成されたものであった。
<市販品B>
市販品Bとして、ベルト幅10.68mm、ベルト厚さ4.0mm、リブピッチ3.56mm、及びリブ数が3のVリブドベルトを準備した。市販品Bの背面ゴム層は背面ゴム組成物9で形成されたものであった。
(試験評価方法)
<試験評価1>
図5は、試験評価1で用いたベルト走行機50のプーリレイアウトを示す。
このベルト走行試験機50は、上下に並ぶように設けられたプーリ径120mmのリブプーリ51,52(上側が従動プーリ及び下側が駆動プーリ)と、それらの上下方向中間の右方に設けられたプーリ径45mmのテンションプーリ53と、で構成されている。そして、テンションプーリ53へのベルトの巻き付け角度が90°となるように、それぞれ配置されている。
実施例1〜3、参考例1及び2、並びに比較例1〜5のそれぞれのVリブドベルトについて、ベルト質量を測定した後にベルト走行試験機50に巻きかけると共に、テンションプーリ53を側方に引っ張り686Nのデッドウェイトを負荷し、雰囲気温度25℃の下でリブプーリ52を4900rpmで反時計回りに回転させた。そして、Vリブドベルトを500万周走行させた後に再びベルト質量を測定した。走行前と走行後とのベルト質量の差をベルトの摩耗した量として、Vリブドベルトの表面積1m2当たりの摩耗量を求めた。
また、ベルトの走行中に発生する異音の状態を、次のように評価した。聴診器を用いても異音が聞き取れないレベルを「なし」、聴診器を用いないときには何も聞こえないが聴診器を使用すると微小な異音が聞き取れるレベルを「小」、聴診器を使用しなくても異音が聞き取れるレベルを「中」、明確に異音が聞き取れるレベルを「大」、及び、異音が大きくて不快な騒音となるレベルを「特大」とした。
さらに、ベルト走行後のベルト表面の粘着状態を目視によって観察し、次のように評価した。図6は、各粘着レベルのベルト表面の粘着状態を示す写真である。ベルト表面に堆積物が見られない状態を「粘着レベル1」、ベルト表面に細長い堆積物が見られる状態を「粘着レベル2」、ベルト表面に堆積物が幅及び厚みを持って堆積している状態を「粘着レベル3」、並びに、ベルト表面の堆積物がベルトの幅方向にわたって遮断する程度にまで広範囲に堆積している状態を「粘着レベル4」とした。
<試験評価2>
図7は、試験評価2で用いたベルト走行試験機70のプーリレイアウトを示す。
このベルト走行試験機70は、プーリ径45mmの駆動リブプーリ71と,その右方に配されたプーリ径45mmの従動リブプーリ72と、で構成されている。
実施例1〜3、参考例1及び2、並びに比較例1〜5のそれぞれのVリブドベルトについて、ベルト走行試験機70に巻きかけると共に、従動リブプーリ72を側方に引っ張って1リブ当たり98N(全体で294N)のセットウェイトを負荷し、雰囲気温度−40℃の下で、1秒間のベルト走行と9秒間のベルト走行停止とを交互に繰り返すようにしてベルト運転を行った。ベルト走行時には、駆動リブプーリ71を1800rpmで反時計回りに回転させた。1秒間走行と9秒間停止との合計10秒間を1サイクルとして、Vリブドベルトにクラックが生じるまでこのサイクルを繰り返し、このときのサイクル数を耐寒寿命とした。そして、ベルト運転開始から1200サイクル繰り返した後ベルト走行試験を打ち切った。
<試験評価3>
図8は、試験評価3で用いたベルト走行試験機80のプーリレイアウトを示す。
このベルト走行試験機80は、上下に並ぶように設けられたプーリ径120mmのリブプーリ81,82(上側が従動プーリ及び下側が駆動プーリ)と、それらの上下方向中間に設けられた平プーリのアイドラプーリ83(プーリ径85mm)と、アイドラプーリ83の右方に設けられたプーリ径45mmのリブプーリ84と、で構成されている。そして、アイドラプーリ83及びリブプーリ84へのベルトの巻き付け角度が90°となるように、それぞれ配置されている。
実施例1〜3、参考例1及び2、並びに比較例1〜5のそれぞれのVリブドベルトについて、ベルト走行試験機80に巻きかけると共に、リブプーリ84を側方に引っ張って559Nのセットウェイトを負荷し、雰囲気温度120℃の下でリブプーリ82を4900rpmで反時計回りに回転させた。そして、Vリブドベルトにクラックが生じるまでベルト走行を続け、このときのベルト走行時間を耐熱寿命とした。ベルト走行開始から500時間が経過したとき、ベルト走行試験を打ち切った。
<試験評価4>
図9は、試験評価4で用いたベルト走行試験機90のプーリレイアウトを示す。
このベルト走行試験機90は、上下に設けられた駆動リブプーリ91(プーリ径120mm)及び第1従動リブプーリ92(プーリ径120mm)と、駆動リブプーリ91の右方に設けられた第2従動リブプーリ93(プーリ径120mm)と、駆動リブプーリ91と第1従動リブプーリ92との上下方向中間の右方に配された平プーリのアイドラプーリ94(プーリ径60mm)と、からなる。また、アイドラプーリ94の左上方であってアイドラプーリ94のベルト巻きかけ部からベルト内方に約10mm離れた位置に、マイクがセットされている。このマイクは騒音計に接続されている。
このベルト走行試験機90に、市販品A、B及び参考例1のVリブドベルトのそれぞれについて、リブ側が接触するように第1従動リブプーリ92、駆動リブプーリ91、第2従動リブプーリ93に順に巻きかけ、そして、背面側が接触するようにアイドラプーリ94に巻きかけ、最後に第1従動リブプーリ92に戻るようにして、Vリブドベルトを取り付けた。そして、第2従動リブプーリ93に、側方に196Nのセットウェイトが負荷されるようにして、雰囲気温度20±5℃の下で、回転数2000rpmで時計回りに回転させた。
ベルト走行開始から24時間後及び96時間後のそれぞれにおいて、マイクに接続された騒音計で各ベルトの異音の発生状態を測定した。また、24時間後及び96時間後の各部位リブドベルトのベルト背面の表面状態を観察し、粘着レベルの評価を行った。
(試験評価結果)
試験評価1〜3の結果を、表4及び5に示す。図10は、これらの結果のうち、摩耗量と粘着レベルとの関係を表すグラフである。また、試験評価4の結果を、図11〜13及び表6に示す。
表4及び表5によれば、実施例1〜3並びに参考例1及び2と、エチレン含量が60質量%よりも多いエチレン−α−オレフィンエラストマーを使用した比較例1と2とを比較すると、耐寒性の点で前者が優れることが分かる。また、比較例1では、ネチネチ、という異音が発生し、粘着状態も悪いが、これを改善するためにカーボンブラックの配合量を多くした比較例2では、耐粘着性及び異音抑制の問題は解決されるものの、耐寒性がさらに劣化していることが分かる。
25℃における貯蔵たて弾性係数が20〜60MPa、且つ、100℃における貯蔵たて弾性係数が12MPa以上である実施例1〜3並びに参考例1及び2と、25℃における貯蔵たて弾性係数が18MPaである比較例3と、を比較すると、前者は、耐摩耗性及び異音抑制の点で優れることが分かる。
列理方向がベルト長さ方向であって短繊維を含まない実施例1〜3並びに参考例1及び2と、列理方向がベルト幅方向であって短繊維を配合した比較例4とを比較すると、後者は、摩耗量が著しく増大し、トントン、という異音が発生することが分かる。また、比較例4と、比較例4の耐摩耗性、耐粘着性及び異音抑制をよくするためにカーボンブラックの量を増やした比較例5と、を比較すると、耐摩耗性、耐粘着性及び異音抑制の問題は解決されるものの、耐寒性及び耐熱性が劣化することが分かる。
実施例1〜3と、カーボンブラック量の多い参考例1及び2とを比較すると、耐寒性の点で、前者の方が優れることが分かる。
図10によれば、摩耗量が40g/m2を超えるとベルト表面の粘着状態が悪くなる傾向が伺われる。
表6及び図11〜13によれば、背面ゴム組成物4で背面ゴム層を形成した参考例1のVリブドベルトは、ベルト走行開始から24時間後も96時間後も共に、騒音性及び耐粘着性の点で市販品A及び市販品Bより優れていることが分かる。
以上説明したように、本発明は、平プーリに巻きかけて用いられる伝動ベルトについて有用である。
10 Vリブドベルト(伝動ベルト)
11 Vリブドベルト本体
14 背面ゴム層(平プーリ接触部分)
20 平ベルト(伝動ベルト)
21 平ベルト本体
22 内側ゴム層(平プーリ接触部分)

Claims (6)

  1. エチレン含量が60質量%以下のエチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとするゴム組成物で形成された平プーリ接触部分を有するベルト本体を備えた伝動ベルトであって、
    上記平プーリ接触部分を形成するゴム組成物は、25℃における列理方向の貯蔵たて弾性係数が20〜30MPaで且つ100℃における列理方向の貯蔵たて弾性係数が12〜24MPaであると共に短繊維が配合されておらず、列理方向がベルト長さ方向に一致するように設けられていることを特徴とする伝動ベルト。
  2. 請求項1に記載された伝動ベルトにおいて、
    上記平プーリ接触部分を形成するゴム組成物には、原料ゴム100質量部に対して70〜80質量部のカーボンブラックが配合されていることを特徴とする伝動ベルト。
  3. 請求項2に記載された伝動ベルトにおいて、
    上記カーボンブラックは、少なくともカーボンブラックFEFを含むことを特徴とする伝動ベルト。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載された伝動ベルトにおいて、
    上記平プーリ接触部分がベルト背面部分であることを特徴とする伝動ベルト。
  5. 請求項に記載された伝動ベルトにおいて、
    上記ベルト本体がVリブドベルト本体であることを特徴とする伝動ベルト。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載された伝動ベルトにおいて、
    上記ベルト本体が平ベルト本体であり、
    上記平プーリ接触部分が上記ベルト本体である平ベルト本体のベルト内周面であることを特徴とする伝動ベルト。
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