JP5315355B2 - 伝動ベルト用ゴム組成物及びそれを用いた伝動ベルト - Google Patents

伝動ベルト用ゴム組成物及びそれを用いた伝動ベルト Download PDF

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Description

本発明は、伝動ベルト用ゴム組成物及びそれを用いた伝動ベルトに関する。
近年、伝動ベルトは高負荷伝動が可能であることが要求されている。
高負荷伝動を行う伝動ベルトとして、エチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとしてこれに不飽和カルボン酸金属塩が配合されたゴム組成物でベルト本体を形成することが行われている。
特許文献1には、主鎖が完全飽和ゴムである合成ゴムを原料ゴムとして、この原料ゴムに有機過酸化物及びエチレン性不飽和カルボン酸金属塩を配合した伝動ベルト用ゴム組成物が開示されている。
特許文献2には、エチレン含量が50〜65質量%のEPDMを原料ゴムとして、この原料ゴム100質量部に対して不飽和カルボン酸金属塩を32〜100質量部が配合された伝動ベルト用ゴム組成物が開示されている。
特許文献3には、エチレン−α−オレフィンエラストマーを原料ゴムとして、この原料ゴム100質量部に対して不飽和カルボン酸金属塩が1〜30質量部配合された伝動ベルト用ゴム組成物が開示されている。
特開平4−339843号公報 国際公開第97/22662号パンフレット 国際公開第96/13544号パンフレット
本発明は、ベルト走行による摩擦係数の経時変化の小さいゴム組成物で伝動ベルトのプーリ接触部分を形成することにより、長期に亘って安定して高負荷伝動を行うことを目的とする。
本発明の伝動ベルト用ゴム組成物は、エチレン含量が66〜85質量%のエチレンプロピレンジエンモノマーゴム(以下、「EPDM」という)、エチレンブテンコポリマー(以下、「EBM」という)、及びエチレンオクテンコポリマー(以下、「EOM」という)の少なくとも1種類を合計で5質量%以上40質量%未満含むエチレン−α−オレフィンエラストマー100質量部に対し、α,β−不飽和カルボン酸金属塩32〜100質量部が配合され、エチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーが配合されていない又は10質量部未満が配合され、上記エチレン−α−オレフィンエラストマーに含まれるEPDMの平均エチレン含量が66〜85質量%であることを特徴とす
また、本発明の伝動ベルト用ゴム組成物は、上記エチレン−α−オレフィンエラストマーはエチレンプロピレンゴム(以下、「EPM」という)を5〜95質量%含むことが好ましい。
本発明の伝動ベルトは、上記伝動ベルト用ゴム組成物でプーリ接触部分が形成されたものである。
本発明によれば、伝動ベルト用ゴム組成物は、エチレン含量が66〜85質量%のEPDM、EBM、及びEOMの少なくとも1種類を合計で5質量%以上40質量%未満含むエチレン−α−オレフィンエラストマー100質量部に対し、α,β−不飽和カルボン酸金属塩32〜100質量部が配合されている一方で、エチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーが配合されていない又はその配合量が10質量部未満と少ないので、ベルト走行による摩擦係数の経時変化が小さくなる。また、本発明の伝動ベルトは係る伝動ベルト用ゴム組成物でプーリ接触部分が形成されているので、長期に亘って安定して高負荷伝動を行うことができる。
実施形態に係る平ベルトの斜視図である。 他の実施形態に係る平ベルトの斜視図である。 耐熱走行試験及び耐寒走行試験のベルト走行試験機のプーリレイアウトを示す図である。 摩擦係数測定装置を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係る平ベルトBを示す。この平ベルトBは、高負荷伝動用途に好適に用いられるものであり、具体的用途としては、例えば、送風機やコンプレッサーや発電機の駆動伝達用途等が挙げられる。この平ベルトBは、例えば、ベルト周長60〜4000mm、ベルト幅3〜100mm及びベルト厚さ0.3〜10mmに形成されている。
まず、平ベルトBを形成している伝動ベルト用ゴム組成物について詳細に説明する。
<伝動ベルト用ゴム組成物>
ベルト本体ゴム層11を形成する伝動ベルト用ゴム組成物(以下、伝動ベルト用ゴム組成物Rとする。)は、原料ゴムがエチレン−α−オレフィンエラストマーであり、そのエチレン−α−オレフィンエラストマーはエチレン含量が66〜85質量%のEPDM、EBM、及びEOMの少なくとも1種類を合計で5質量%以上40質量%未満含んでいる。伝動ベルト用ゴム組成物Rは、エチレン−α−オレフィンエラストマー中のエチレン含量が66〜85質量%のEPDM、EBM、及びEOMの合計量が5質量%よりも小さいときはベルト走行による摩擦係数の経時安定性が悪くなり、一方、40質量%以上であるときは耐寒性が悪くなる。
エチレン含量が66〜85質量%のEPDMとしては、例えば、Dow Chemical社製のNordel IP 4770R(エチレン含量70質量%)、Nordel 4820P(エチレン含量85質量%)、JSR社製のEP57F(エチレン含量66質量%)、EP51(エチレン含量67質量%)、Lanxess社製のBuna EP G6470(エチレン含量70質量%)等が挙げられる。
EBMとしては、例えば、Dow Chemical社製のエンゲージ7447、エンゲージ7270等が挙げられる。
EOMとしては、例えば、Dow Chemical社製のエンゲージ8130、エンゲージ8003等が挙げられる。
エチレン−α−オレフィンエラストマーに含まれるエラストマーのうち、エチレン含量が66〜85質量%のEPDM、EBM、及びEOM以外のエラストマーとしては、例えば、エチレン含量が66質量%未満のEPDM、EPM等が挙げられる。これらのうち、エチレン−α−オレフィンエラストマーには、EPMを5〜95質量%含まれていることが好ましく、5〜90質量%であることがより好ましく、5〜70質量%であることがさらに好ましい。伝動ベルト用ゴム組成物Rは、EPMを5〜95質量%含んだエチレン−α−オレフィンエラストマーで原料ゴムが形成されているので、より優れた経時安定性を得ることができる。
EPMとしては、例えば、JSR社製のEP11、住友化学社製のエスプレン201等が挙げられる。
エチレン−α−オレフィンエラストマーに含まれているEPDMは、平均エチレン含量は66〜85質量%であることが好ましい。ここで、EPDMの平均エチレン含量とは、各EPDMのエチレン含量にそのEPDMの質量百分率を乗じたものの総和を意味する。
伝動ベルト用ゴム組成物Rは、エチレン−α−オレフィンエラストマーのみで構成されていてもよいが、親水性その他の性質を付与する目的でエチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーを含んでいてもよい。伝動ベルト用ゴム組成物Rがエチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーを含んでいる場合、その配合量はエチレン−α−オレフィンエラストマー100質量部に対して10質量部未満である。エチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーの配合量が多いとエチレン−α−オレフィンエラストマーが本来有する機械特性や耐久性に悪影響を及ぼす虞があるが、伝動ベルト用ゴム組成物Rではその配合量がエチレン−α−オレフィンエラストマー100質量部に対して10質量部未満であるので、そのような悪影響は生じない。
エチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーとしては、例えば、水素添加アクリロニトリルゴム(H−NBR),クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、アルキル化クロロスルフォン化ポリエチレン(ACSM)、エピクロロヒドリン(ECO)、ブタジエンゴム(BR)、ポリイソプレンゴム(IR)、塩素化ポリエチレン(CM)等が挙げられる。
伝動ベルト用ゴム組成物Rには、共架橋剤として、α,β−不飽和カルボン酸金属塩が配合されている。α,β−不飽和カルボン酸金属塩の配合量は、エチレン−α−オレフィンエラストマー100質量部に対して32〜100質量部であり、32〜80質量部であることが好ましく、32〜70質量部であることがより好ましい。α,β−不飽和カルボン酸金属塩の配合量が32質量部よりも少ないと弾性率が十分に得られず、高負荷伝動が不安定となる。一方、100質量部よりも多いと耐曲疲労性が悪くなってクラックが発生し、ベルトが分解する虞がある。
α,β−不飽和カルボン酸金属塩としては、例えば、ジメタクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸マグネシウム、ジアクリル酸亜鉛等が挙げられる。α,β−不飽和カルボン酸金属塩は、例えば、精工化学社製のハイクロスZT、Sartomer社製のSR636等に含まれている。
伝動ベルト用ゴム組成物Rに配合される配合剤のうち、α,β−不飽和カルボン酸金属塩以外の配合剤としては、例えば、架橋剤、架橋助剤、架橋促進剤、老化防止剤、補強材、充填材、増強剤、可塑剤、加工助剤、安定剤、着色剤等が挙げられる。なお、各配合剤については、単一種で構成されていても、また、複数種で構成されていても、いずれでもよい。
また、伝動ベルト用ゴム組成物Rには、短繊維が含まれていてもよい。短繊維としては、例えば、アラミド短繊維、ナイロン短繊維、ポリエステル短繊維、綿短繊維、カーボン短繊維等が挙げられる。短繊維については、単一種で構成されていても、また、複数種で構成されていても、いずれでもよい。短繊維の含有量は、例えば、原料ゴム100質量部に対して1〜10質量部であり、2〜5質量部であることが好ましい。また、短繊維は、例えば繊維長が1〜5mmである。この短繊維は、ベルト幅方向に配向するように配されていることが好ましい。これによりベルト成形時にゴムが過剰に流動して心線12の配置が乱れるのを抑止することができる。短繊維は、例えば、RFL水溶液に浸漬した後に加熱する処理やゴム糊に浸漬した後に乾燥させる処理等の接着処理が行われていてもよい。なお、心線12の配置の乱れを防ぐために短繊維を配合する観点からは、心線12を保持しているゴム層以外のゴム層には、短繊維は配合されていなくてもよく、被水時のスリップや異音の発生を抑制する観点からは、短繊維が配合されていてもよい。
以上の構成の伝動ベルト用ゴム組成物Rによれば、エチレン−α−オレフィンエラストマー100質量部に対してα,β−不飽和カルボン酸金属塩32〜100質量部が配合され、エチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーが配合されていない又は10質量部未満が配合されているので、十分な高弾性率が得られると共にベルト走行による摩擦係数の経時変化が小さくなり、高負荷伝動が可能となる。
なお、この伝動ベルト用ゴム組成物Rは、従来公知の方法によって未架橋ゴム組成物を調製した後に成形加工することができる。具体的には、例えば密閉式混練機に、材料のエラストマー及び配合剤を投入して混練して未架橋ゴム組成物を得る。そして、調製された未架橋ゴム組成物をベルト成形すると同時に加熱及び加圧することによって架橋し、架橋済みゴム組成物とする。
<平ベルト>
次に、平ベルトBの具体的な構成について説明する。平ベルトBは、ベルト本体ゴム層11に、ベルト長さ方向に延びると共にベルト幅方向にピッチを有する螺旋を形成するように心線12が埋設された構成のものである。
ベルト本体ゴム層11は、断面横長矩形の帯状に構成されている。ベルト本体ゴム層11は、上述の伝動ベルト用ゴム組成物Rで形成されている。
心線12は、例えば、アラミド繊維、ビニロン繊維、ポリエステル繊維、ポリケトン繊維、カーボン繊維、ポリ−p−フェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、ガラス繊維等の撚り糸で構成されている。心線12は、例えば、心線径が0.1〜3mmである。心線12には、例えば、予めRFL水溶液に浸漬した後に加熱する処理やゴム糊に浸漬した後に乾燥させる処理等の接着処理が行われていてもよい。
以上の構成の平ベルトBによれば、ベルト走行による摩擦係数の経時変化が小さい伝動ベルト用ゴム組成物でプーリ接触部分が形成されているので、長期に亘って安定して高負荷伝動を行うことができる。
この平ベルトBは、従来公知の方法によって製造することができる。
なお、本実施形態ではベルト本体ゴム層11の1層構造の平ベルトBとしたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、図2に示すように、ベルト内周側の内側ゴム層21、心線22が埋設された心線保持層23、及びベルト外周側の外側ゴム層24の3層の積層体であってもよい。この場合、少なくともプーリ接触部分となる内側ゴム層21が本発明のゴム組成物を用いて構成されていればよい。この場合、上述の通り、心線保持層23には短繊維が配合されていることが好ましい。内側ゴム層21及び外側ゴム層24には、高い摩擦係数を得るために短繊維を配合しなくてもよいし、被水時のスリップや異音発生を抑制するために短繊維を配合してもよい。また、平ベルトBのベルト外周側が補強布で被覆されていてもよい。
また、本実施形態では伝動ベルトを平ベルトとして説明したが、VベルトやVリブドベルト等の摩擦伝動ベルトであっても、歯付ベルト等の噛み合い伝動ベルトであっても、いずれでもよい。例えば、伝動ベルトがVリブドベルトの場合、少なくともVリブのリブプーリ接触部分が伝動ベルト用ゴム組成物Rで形成されている。また、例えば、伝動ベルトが歯付ベルトの場合、少なくとも歯部の歯付プーリ接触部分が伝動ベルト用ゴム組成物Rで形成されている。
[試験評価]
平ベルトについて行った試験評価について説明する。
(試験評価用ベルト)
以下の参考例1〜7,14,15,19及び20、実施例8〜13及び16〜18、並びに比較例1〜8の平ベルトを作製した。それぞれの構成は表1〜4にも示す。
参考例1
まず、ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を調製した。EPDM(1)(住友化学社製、商品名:エスプレン301、エチレン含量62質量%)70質量%及びEPDM(2)(Dow Chemical社製、商品名:Nordel IP 4770R、エチレン含量70質量%)30質量%の割合で混練したものを原料ゴムとして、この原料ゴム100質量部に対し、カーボンブラック(東海カーボン社製、商品名:シーストSO)50質量部、プロセスオイル(日本サン石油社製、商品名:サンパー2280)5質量部、酸化亜鉛(堺化学工業社製、商品名:酸化亜鉛3種)5質量部、ステアリン酸(新日本理化社製、商品名:ステアリン酸50S)0.5質量部、老化防止剤(大内新興化学工業社製、商品名:ノクラックMB)2質量部、共架橋剤(川口化学工業社製、商品名:アクターZMA、ジメタクリル酸亜鉛を70質量%含有)46質量部、有機過酸化物(日本油脂社製、商品名:ペロキシモンF40)6質量部、及び、アラミド短繊維(帝人社製、商品名:テクノーラ3mmカットファイバー)3質量部を配合して混練機で混練し、未架橋ゴム組成物を得た。この未架橋ゴム組成物は、EPDMの平均エチレン含量が64.4質量%であった。また、ジメタクリル酸亜鉛の含有量は32.2質量部であった。
この未架橋ゴム組成物をベルト本体ゴムとして平ベルトを作製し、これを参考例1とした。平ベルトは、ベルト幅10mm、ベルト厚さ1.0mmであり、短繊維はベルト幅方向に配向するように設けた。なお、心線をアラミド繊維(帝人社製、商品名:テクノーラ)の撚り糸(890dtex/1×3、心線径0.58mm、心線巻きピッチ0.65mm)で構成し、ベルト厚さ方向のちょうど中央に配置した。
参考例2
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPDM(1)95質量%及びEPDM(2)5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例2とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が62.4質量%であった。
参考例3
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPDM(1)95質量%及びEPDM(3)(Dow Chemical社製、商品名:Nordel 4820P、エチレン含量85質量%)5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例3とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が63.2質量%であった。
参考例4
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPDM(1)95質量%及びEBM(Dow Chemical社製、商品名:エンゲージ7467)5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例4とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が62質量%であった。
参考例5
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPDM(1)95質量%及びEOM(Dow Chemical社製、商品名:エンゲージ8003)5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例5とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が62質量%であった。
参考例6
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM(JSR社製、商品名:EP11、エチレン含量52質量%)5質量%、EPDM(1)65質量%及びEPDM(2)30質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例6とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が64.5質量%であった。
参考例7
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM10質量%、EPDM(1)60質量%及びEPDM(2)30質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例7とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が64.7質量%であった。
<実施例8>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM30質量%、EPDM(1)35質量%及びEPDM(2)35質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例8とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が66質量%であった。
<実施例9>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM50質量%、EPDM(1)25質量%及びEPDM(2)25質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例9とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が66質量%であった。
<実施例10>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM70質量%及びEPDM(2)30質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例10とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が70質量%であった。
<実施例11>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM90質量%及びEPDM(2)10質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例11とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が70質量%であった。
<実施例12>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM95質量%及びEPDM(2)5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例12とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が70質量%であった。
<実施例13>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM95質量%及びEPDM(3)5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例13とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が85質量%であった。
参考例14
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM95質量%及びEBM5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例14とした。
参考例15
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM95質量%及びEOM5質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例15とした。
<実施例16>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物の共架橋剤の配合量を70質量部としたことを除いて実施例8と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例16とした。このゴム組成物は、ジメタクリル酸亜鉛の含有量が49質量部であった。
<実施例17>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物の共架橋剤の配合量を142.9質量部としたことを除いて実施例8と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例17とした。このゴム組成物は、ジメタクリル酸亜鉛の含有量が100質量部であった。
<実施例18>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物にさらにH−NBR(日本ゼオン社製、商品名:Zetpol2020)を8質量部配合したことを除いて実施例16と同一構成の平ベルトを作製し、これを実施例18とした。
参考例19
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物に、ジメタクリル酸亜鉛を含有する共架橋剤の代わりにジアクリル酸亜鉛(川口化学工業社製、商品名:アクターZA)を32.2質量部配合したことを除いて参考例6と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例19とした。
参考例20
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物に、ジメタクリル酸亜鉛を含有する共架橋剤の代わりにジメタクリル酸マグネシウム(精工化学社製、商品名:ハイクロスGT)を32.2質量部配合したことを除いて参考例6と同一構成の平ベルトを作製し、これを参考例20とした。
<比較例1>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPDM(2)を原料ゴムとしたことを除いて参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例1とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が70質量%であった。
<比較例2>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPDM(1)50質量%及びEPDM(2)50質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例2とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が66質量%であった。
<比較例3>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPM50質量%及びEPDM(2)50質量%の割合で混練したものを原料ゴムとしたことを除いて、参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例3とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が70質量%であった。
<比較例4>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPDM(1)を原料ゴムとしたことを除いて参考例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例4とした。このゴム組成物の原料ゴムは、EPDMの平均エチレン含量が62質量%であった。
<比較例5>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物を、EPMを原料ゴムとしたことを除いて実施例1と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例5とした。
<比較例6>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物の共架橋剤の配合量を44質量部としたことを除いて実施例8と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例6とした。このゴム組成物は、ジメタクリル酸亜鉛の含有量が30.8質量部であった。
<比較例7>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物の共架橋剤の配合量を150質量部としたことを除いて実施例8と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例7とした。このゴム組成物は、ジメタクリル酸亜鉛の含有量が105質量部であった。
<比較例8>
ベルト本体ゴム層を形成するゴム組成物のH−NBRの配合量を15質量部としたことを除いて実施例18と同一構成の平ベルトを作製し、これを比較例8とした。
Figure 0005315355
Figure 0005315355
Figure 0005315355
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(試験評価方法)
<耐熱走行試験>
図3は、耐熱走行試験に用いたベルト走行試験機30のプーリレイアウトを示す。なお、このベルト走行試験機30は、後述の耐寒走行試験においても使用されるものである。
ベルト走行試験機30は、上下に並ぶように配されたプーリ径120mmの大径の平プーリ31,32(上側が従動プーリ、下側が駆動プーリ)と、それらの上下方向中間の右方に設けられたプーリ径50mmの小径の従動平プーリ33と、からなり、従動平プーリ33へのベルトの巻き付け角度が90°となるように配されている。
このベルト走行試験機30に参考例1〜7,14,15,19及び20、実施例8〜13及び16〜18、並びに比較例1〜8の平ベルト(ベルト幅10mm)のそれぞれを巻き掛けた。そして、大径平プーリ31に8.8kWの負荷トルクを付与すると共に小径平プーリ33に側方に98Nのデッドウェイトを付与し、雰囲気温度120℃の下で駆動平プーリ32を4800rpmで時計回りに回転させて、平ベルトが分解して走行不可となるまでの時間を測定した。なお、ベルト走行開始から500時間経過した時点でベルト走行を打ち切った。
また、ベルト走行中は、大径平プーリ31から上方に50mm離れた位置に騒音計を設置して、ベルト走行開始から1分後の騒音レベルに対して5dB以上大きな騒音が観測されたものについて、「異音発生」と評価した。
<摩擦係数測定試験>
図4は、摩擦係数測定装置40を示す。この摩擦係数測定装置40は、プーリ径60mmの平プーリ42とその側方に設けられたロードセル41とからなる。平プーリ42は、鉄系の材料S45Cで構成されている。なお、後述の試験片は、ロードセル41から平プーリ42に向かって水平に延びた後に平プーリ42に巻き掛けられる、つまり、平プーリ42への巻き付け角度が90°となるように設けられている。
このロードセル41に、各試験片(平ベルト)の一端をロードセル41に固定して平プーリ42に巻き掛け、他端に1.75kgの分銅43を取り付けて吊した。それに続いて、分銅43を引き下げようとする方向に平プーリ42を43rpmの回転速度で回転させ、回転開始後60秒の時点で、ロードセル41で試験片のロードセル41と平プーリ42との間の水平部分に負荷される張力Ttを計測した。なお、試験片の平プーリ42と分銅43との垂直部分に負荷される張力Tsは、分銅43の重さ分の17.15Nであった。
試験片としては、参考例1〜7,14,15,19及び20、実施例8〜13及び16〜18、並びに比較例1〜8の平ベルトのそれぞれについて、耐熱走行試験で24時間、100時間、500時間走行させた後のものの3種を用いた。そして、摩擦係数測定装置40を用いて、雰囲気温度25℃においてこれらの摩擦係数μ’を測定した。なお、摩擦係数μ’は数1に基づいて算出した。数1中のθは試験片の平プーリ42への巻き付け角であり、ここでは、θ=π/2である。
Figure 0005315355
24時間後、100時間後、及び500時間後のそれぞれにおける摩擦係数の値から、摩擦係数の経時変化を計算して、摩擦係数の安定性を評価した。
<耐寒走行試験>
ベルト走行試験機30に参考例1〜7,14,15,19及び20、実施例8〜13及び16〜18、並びに比較例1〜8の平ベルト(ベルト幅10mm)のそれぞれを巻き掛けた。そして、小径平プーリ33に側方に98Nのデッドウェイトを付与し、雰囲気温度−45℃の下で耐寒走行試験を行った。耐寒走行試験では、5秒間走行させて2秒間走行停止させる計7秒間を1サイクルとして、ベルトのゴム表面にクラックが発生するまでこのサイクルをくり返し行った。なお、1000サイクルくり返した時点でベルト走行を打ち切った。
(試験評価結果)
評価試験の結果を、表5〜7に示す。
Figure 0005315355
Figure 0005315355
Figure 0005315355
表5〜7の結果から、原料ゴムがEPDM(1)及びEPDM(2)の混合物であり、それらの混合割合を変量した比較例1,2,参考例1,2及び比較例4の比較、並びに、原料ゴムがEPM及びEPDM(2)の混合物であり、それらの混合割合を変量した比較例1,3,実施例10〜12及び比較例5の比較を行った結果を表8に示す。
Figure 0005315355
表8によれば、エチレン含量が70質量%であるEPDM(2)の割合が原料ゴムのうち40質量%よりも多いと耐寒性が悪くなることが分かる。一方、5質量%よりも少ないと、摩擦係数の経時変化が大きくなり、異音発生や心線セパレーション等を起こす原因となる傾向が伺われる。
次に、表5〜7の結果から、ジメタクリル酸亜鉛の含有量を変量させた実施例8,16,17,比較例6,7の比較を行った結果を表9に示す。
Figure 0005315355
表9によれば、ジメタクリル酸亜鉛が32〜100質量部であれば優れた耐久性が得られることが分かる。
また、表5〜7の結果から、エチレン−α−オレフィンエラストマー以外のゴム成分(つまり、H−NBR)の配合量を変量した実施例16,18,比較例8の比較を行った結果を表10に示す。
Figure 0005315355
表10によれば、H−NBRの配合量が10質量部以下であれば優れた耐久性が得られることが分かる。
さらに、表5及び6によれば、EPDMの平均エチレン含量が66〜85質量%である実施例8〜13,16,17と、平均エチレン含量が66質量%よりも小さい参考例1〜7,14,15と、を比較すると、前者は後者よりも摩擦係数の経時変化が小さいことが分かる。
そして、同じく表5及び6によれば、エチレン−α−オレフィンエラストマーにEPMが5質量%以上含まれている参考例6,7,14,15及び実施例8〜13、16〜18と、EPMが含まれていない参考例1〜5と、を比較すると、前者は後者よりも摩擦係数の経時変化が小さいことが分かる。
さらに、表5及び6によれば、参考例6,19及び20の結果から、ジカルボン酸金属塩としてジメタクリル酸亜鉛、ジアクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸マグネシウムのいずれを用いた場合でも、良好な耐久性が得られることが分かる。
以上説明したように、本発明はゴム組成物及びそれを用いた伝動ベルトについて有用である。
B 平ベルト(伝動ベルト)
11 ベルト本体ゴム層
12 心線

Claims (3)

  1. エチレン含量が66〜85質量%のエチレンプロピレンジエンモノマーゴム、エチレンブテンコポリマー、及びエチレンオクテンコポリマーの少なくとも1種類を合計で5質量%以上40質量%未満含むエチレン−α−オレフィンエラストマー100質量部に対し、α,β−不飽和カルボン酸金属塩32〜100質量部が配合され、エチレン−α−オレフィンエラストマー以外のエラストマーが配合されていない又は10質量部未満が配合され
    上記エチレン−α−オレフィンエラストマーに含まれるエチレンプロピレンジエンモノマーゴムの平均エチレン含量が66〜85質量%である伝動ベルト用ゴム組成物。
  2. 請求項1に記載された伝動ベルト用ゴム組成物において、
    上記エチレン−α−オレフィンエラストマーはエチレンプロピレンゴムを5〜95質量%含むことを特徴とする伝動ベルト用ゴム組成物。
  3. 請求項1または2に記載された伝動ベルト用ゴム組成物でプーリ接触部分が形成された伝動ベルト。
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