JP5497912B2 - 光源装置、照明装置および投射型表示装置 - Google Patents

光源装置、照明装置および投射型表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、蛍光体を用いた光源装置に関する。
最近のプロジェクターには、光源として、蛍光体を用いた光源装置を用いたものがある。光源装置は、励起光を出力する励起光源と、励起光源から出力された励起光により励起されることで蛍光(可視光)を放出する蛍光体部と、を有する。
上記のプロジェクターでは、蛍光体部から放出された蛍光の光束が表示素子に照射され、表示素子により形成された画像光が投射レンズによってスクリーン上に投射される。
しかし、上記の光源装置において、励起光は蛍光体部の同じ領域に常に照射されるため、励起光の強度が高い場合には、励起光による蛍光体へのダメージ(例えば焦げ)が生じる場合がある。
そこで、励起光による蛍光体へのダメージを軽減することができる投写型表示装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載の投写型表示装置は、紫外光を出力する発光ダイオードと、発光ダイオードから出力された紫外光を可視光に変換するカラーホイールと、カラーホイールからの可視光が照射される空間光変調器と、空間光変調器からの変調光をスクリーン上に投写する投写レンズと、を有する。
カラーホイールは、回転可能な透明基板と、透明基板の一方の面上に形成された蛍光体層と、透明基板の他方の面上に形成された、紫外光を透過し、可視光を反射する可視光反射層と、を有する。
カラーホイールを回転させた状態で、発光ダイオードからの紫外光がカラーホイールの可視光反射層側の面に照射される。入射した紫外光は蛍光体層に到達し、蛍光体を励起する。蛍光体から放出された蛍光が、可視光としてカラーホイールから出射される。
なお、蛍光体から放出された蛍光のうち、透明基板側に向かう蛍光は、透明基板を透過した後、可視光反射層にて透明基板側の方向に反射される。可視光反射層からの反射光は、透明基板および蛍光体層を透過する。
上記の投写型表示装置によれば、カラーホイールを回転させることで、励起光の光スポットが蛍光体層上を移動するので、励起光による蛍光体へのダメージを軽減することができる。
特開2004−341105号公報
しかしながら、特許文献1に記載の投写型表示装置においては、カラーホイールを回転させるための回転駆動系が必要であるため、装置が大型化し、コストも増大する。
本発明の目的は、回転駆動系を用いることなく励起光による蛍光体へのダメージを軽減することができる、小型で低コストの光源装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、その光源装置を用いた照明装置および投射型表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の光源装置は、
励起光により励起されることで蛍光を放出する蛍光体部と、
前記励起光を出力する励起光源部と、
前記励起光源部から出力された前記励起光を前記蛍光体部に向けて反射するとともに、前記蛍光体部から放出された前記蛍光を透過する反射部と、
前記反射部と前記蛍光体部の間に設けられた、焦点距離が波長により異なるコリメータレンズと、を有し、
前記蛍光体部は、前記コリメータレンズの、前記蛍光体部から放出される前記蛍光の波長における焦点距離によって定められた位置に配置されており、
前記コリメータレンズは、
負のパワーを持つ少なくとも1つの第1のレンズと、
正のパワーを持ち、かつ、アッベ数が前記第1のレンズより小さい、少なくとも1つの第2のレンズと、を有する。
本発明の照明装置は、
上記の光源装置と、
発光色が異なる第1および第2の固体光源と、
前記光源装置から出力された蛍光と前記第1および第2の固体光源から出力された第1および第2の光とを合成する色合成手段と、を有する。
本発明の投射型表示装置は、
上記の光源装置と、
発光色が異なる第1および第2の固体光源と、
前記光源装置から出力された蛍光と前記第1および第2の固体光源から出力された第1および第2の光とを合成する色合成手段と、
前記色合成手段により合成された合成光を空間的に変調して変調光を生成する表示素子と、
前記表示素子で生成された前記変調光を投射する投射光学系と、を有する。
本発明の一実施形態である光源装置の構成を示す模式図である。 図1に示す光源装置のダイクロイックミラーのP偏光およびS偏光に対する分光透過特性を示すグラフである。 励起光の照射領域の一例を示す模式図である。 励起光の照射領域の別の例を示す模式図である。 励起光の照射領域のさらに別の例を示す模式図である。 励起光の照射領域のさらに別の例を示す模式図である。 励起光の照射領域のさらに別の例を示す模式図である。 励起光の照射領域のさらに別の例を示す模式図である。 励起光の照射領域のさらに別の例を示す模式図である。 励起光の照射領域のさらに別の例を示す模式図である。 図3A〜図3Hに示す照射領域のそれぞれについて光利用効率を計算した結果を示すグラフである。 図4に示す特性を計算するために用いた、図1に示す光源装置を備える投射型表示装置を説明するための模式図である。 図1に示す光源装置のコリメータレンズの設計データの一例を説明するための図である。 パネルサイズに応じたパネル側のエテンデューを求めた結果を示す図である。 パネルサイズに応じた光源側のエテンデューに基づいて最大発光面積を求めた結果を示す図である。 図6Aに示す面番号2に対応する非球面に関する係数の一例を示す図である。 本発明の光源装置を備える照明装置の構成を示す模式図である。 図7に示す照明装置の3つのダイクロイックミラーのうちの最も後段に位置するダイクロイックミラーのP偏光およびS偏光に対する分光透過特性を示すグラフである。 本発明の光源装置を備える投射型表示装置の一例を示す模式図である。
12、13 励起光源
14 蛍光体部
15、18、19 コリメータレンズ
51a ダイクロイックミラー
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態である光源装置の構成を示す模式図である。
図1を参照すると、光源装置は、プロジェクター等の投射型表示装置に用いられるものであって、励起光源12、13、蛍光体部14、コリメータレンズ15、18、19、ダイクロイックミラー51a、および光路変更用のミラー52、53を有する。
図1において、励起光源12、13から出力された励起光の光路および蛍光体部14から放出された蛍光の光路はそれぞれ、矢印付きの実線(太線)で示されている。なお、各色の光路はいずれも、中心光線の光路のみを示したものであり、実際は、複数の光線からなる光線束よりなる。
蛍光体部14は、基板と、基板の一方の面上に形成された蛍光体層と、を有する。基板として透明基板を用い、この透明基板上に蛍光の発光色を反射する反射膜を設けてその上に蛍光体層を均一な厚みで塗布する。
蛍光体層を形成する蛍光体の発光色は、例えば緑色であり、この緑色の波長より短い波長の励起光で蛍光体を励起することで、緑色の蛍光が蛍光体領域から放出される。なお、蛍光体色は、緑色以外の色、例えば赤色や青色であってもよい。
励起光源12、13は、緑色の蛍光の波長より短い波長のS偏光の励起光を出力する光源であって、例えば青色レーザや青色LEDに代表される固体光源よりなる。蛍光体の発光色が緑色以外の色である場合は、励起光源12、13は、その色の蛍光の波長より短い波長のS偏光の励起光を出力する。
励起光源12から出力された励起光は、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51aに入射する。励起光源13から出力された励起光は、ミラー52、53により、その光路が変更された後、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51aに入射する。
ダイクロイックミラー51aは、励起光源12、13からの励起光を蛍光体部14に向けて反射し、蛍光体部14から放出された蛍光(緑)を透過する。
図2に、ダイクロイックミラー51aのP偏光およびS偏光に対する分光透過特性を示す。図2において、一点鎖線はS偏光に対する分光透過特性を示し、破線はP偏光に対する分光透過特性を示す。低波長側にあるスペクトラム(Excitation)は、励起光源12、13から出力される励起光のスペクトラムである。
カットオフ波長を透過率が50%になる波長と定義する。S偏光で入射する光に対するダイクロイックミラー51aのカットオフ波長は、青色の波長域以下の光を反射し、それ以外の波長域(緑色および赤色の波長域を含む)の光を透過するように設定されている。P偏光で入射する光に対するダイクロイックミラー51aのカットオフ波長は、S偏光に対するカットオフ波長より短波長側に設定されている。カットオフ波長の設定は、誘電体多層膜の材料、積層数、膜厚、屈折率などにより調整することができる。
図2に示した分光透過特性を有するダイクロイックミラー51aにおいては、青色の波長域以下のS偏光は反射され、緑色および赤色の波長域のS偏光およびP偏光は透過する。
再び図1を参照する。コリメータレンズ15は、蛍光体部14の蛍光体領域から放出される緑色の蛍光(発散光)を平行光束化するように作用する(第1の作用)とともに、励起光源12、13からの励起光を蛍光体部14上である程度のデフォーカス量を有する状態で集光するように作用する(第2の作用)。ここで、デフォーカス量を有する状態とは、励起光が蛍光体部14上で一点に集光されないことを意味する。
本実施形態では、波長によって屈折率が変化する色分散により像の大きさと位置にずれを生じる現象を積極的に利用することで、第1および第2の作用を有するコリメータレンズ15を実現している。
具体的には、コリメータレンズ15は、2枚の凸状のレンズ15a、15bと1枚の凹状のレンズ15cからなる。レンズ15a、15bは、正のパワーを持つ高分散のレンズである。レンズ15cは、負のパワーを持つ低分散のレンズである。
正のパワーを持つ高分散のレンズと負のパワーを持つ低分散のレンズを有するコリメータレンズ15では、色分散が生じるため、波長により屈折率が変化し、その結果、蛍光の波長に対する焦点距離と励起光の波長に対する焦点距離との間で差が生じる。
したがって、蛍光体部14をコリメータレンズ15の蛍光の波長に対する焦点距離の位置に配置すれば、蛍光体部14から放出された緑色の蛍光(発散光)を平行光束化することができ、かつ、励起光源12、13からの励起光を蛍光体部14上である程度のデフォーカス量を有する状態で集光することができる。このようにして、第1および第2の作用を実現する。
第1および第2の作用によれば、回転駆動系を用いることなく励起光による蛍光体へのダメージを軽減することができ、かつ、光利用効率の低下も抑制することができる。
以下、第1および第2の作用により、励起光による蛍光体へのダメージの軽減および光利用効率低下の抑制を同時に実現する原理について、具体的に説明する。
まず、コリメータレンズ15のレンズ15aと蛍光体部14との間の距離x(mm)を変化させたときの、蛍光体部14上における励起光の照射領域とその照射領域から放出された蛍光の光利用効率との関係について説明する。ここで、励起光の照射領域は蛍光体部14上の励起光のスポットサイズに対応する。
図3A〜図3Hに、距離x(mm)を1.00mm〜1.35mmの範囲で0.05mmずつ変化させた場合の励起光の照射領域を模式的に示す。励起光源12、13から出力される励起光の波長は445nmである。
図3Aは、距離x(mm)が1.00mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.03mm2(=0.5mm×0.0mm)である。
図3Bは、距離x(mm)が1.05mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.005mm2(=0.1mm×0.05mm)である。
図3Cは、距離x(mm)が1.10mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.0025mm2(=0.05mm×0.05mm)である。
図3Dは、距離x(mm)が1.15mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.015mm2(=0.15mm×0.1mm)である。
図3Eは、距離x(mm)が1.20mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.05mm2(=0.25mm×0.2mm)である。
図3Fは、距離x(mm)が1.25mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.0875mm2(=0.35mm×0.25mm)である。
図3Gは、距離x(mm)が1.30mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.22mm2(=0.55mm×0.4mm)である。
図3Hは、距離x(mm)が1.35mmである場合の照射領域の例である。照射領域の面積は0.27mm2(=0.6mm×0.45mm)である。
図3A〜図3Hに示したように、照射領域の大きさは距離Xの値に応じて変化する。距離Xが1.10mmである場合の照射領域の大きさが最も小さいことから、この状態において、蛍光体部14が波長445nmの光に対するコリメータレンズ15の焦点距離近傍に配置されていることになる。
図4に、図3A〜図3Hに示した照射領域のそれぞれについて、光利用効率をコンピュータにより計算した結果を示す。この計算では、図5に示すような、本実施形態の光源装置が適用される投射型表示装置の必要最小限の構成を利用している。
図5に示す例では、ダイクロイックミラー51aを透過した蛍光が光学系を介してDMD46に照射される。
光学系は、フライアイレンズ40、41、フィールドレンズ42、ミラー43、コンデンサレンズ44、内部全反射(TIR)プリズム45を有する。
フライアイレンズ40、41、フィールドレンズ42、ミラー43は、この順番で、ダイクロイックミラー51aを透過した蛍光の進行方向に順に配置されている。
コンデンサレンズ44およびTIRプリズム45は、この順番で、ミラー43で反射された光の進行方向に順に配置されている。
フライアイレンズ40、41は、DMD46の照射面上で矩形照明および均一な照明光を得るためのものであり、それぞれが複数の微小レンズからなり、互いの微小レンズが一対一で対応するように配置されている。
フライアイレンズ40、41を通過した光は、フィールドレンズ42、ミラー43およびコンデンサレンズ44を介してTIRプリズム45に入射する。
TIRプリズム45は、2個の三角プリズムから構成され、コンデンサレンズ44で集光された光が一方の三角プリズムの側面からTIRプリズム45内に入射する。TIRプリズム45では、入射光は、三角プリズムの斜面で全反射し、その反射光が、一方の三角プリズムの他方の面からDMD46に向けて出射される。2個の三角プリズムが合わさっている面は全反射面でもあるため、2つの面の間には空気層が必要である。したがって2個の三角プリズムを合わせる際にスペーサー等を挟み接着することで2個の三角プリズム間に空気層を持たせている。
DMD46は、TIRプリズム45からの入射する光を空間的に変調する。DMD46からの変調光(画像光)は、一方の三角プリズムの他方の面から再びTIRプリズム45内に入射し、その入射した画像光は、三角プリズムの接合面をそのまま透過し、他方の三角プリズムの側面から出射される。
DMD46からTIRプリズム45を介して出射された変調光は、投射光学系47により外部スクリーン上へ投射される。
図4には、図5に示した構成において、図3A〜図3Hに示した照射領域のそれぞれについて、照射領域から放出された蛍光の光量に対する投射光学系47に入射する蛍光の光量の割合を光利用効率として算出した結果が示されている。
図4において、白丸付きの実線で示したグラフは、距離Xに対する光利用効率の変化を示し、黒丸付きの破線で示したグラフは距離Xに対する照射領域の大きさの変化を示す。
図4に示すように、光利用効率の大きさは距離Xの値に応じて変化する。距離Xが1.20mmである場合の光利用効率の大きさが最も大きいことから、この状態において、蛍光体部14が蛍光の波長(ここでは、緑色の波長)に対するコリメータレンズ15の焦点距離近傍に配置されていることになる。すなわち、距離Xが1.20mmである場合が、コリメータレンズ15による蛍光の平行光束化の度合いが最もよい状態である。
一方、距離Xが1.10mmである場合の照射領域の大きさが最も小さいことから、この状態において、蛍光体部14が波長445nm(励起光の波長)に対するコリメータレンズ15の焦点距離近傍に配置されていることになる。
図4に示した結果によれば、コリメータレンズ15の焦点距離が波長によって異なっており、蛍光体部14をコリメータレンズ15の蛍光波長に対応する焦点距離の位置(例えば距離Xが1.2mmとなる位置)に配置することで、光利用効率を大きくすることができる。この場合、励起光は、ある程度のデフォーカス量を含む状態でコリメータレンズ15により蛍光体部14上に集光されるので、蛍光体部14上の単位面積当たりの光エネルギー密度が低下し、蛍光体へのダメージも軽減することができる。
通常、分散の異なる2種類のガラスを用いて凸レンズと凹レンズをそれぞれ形成し、それら凸レンズと凹レンズを組み合わせることで色収差補正を行う。可視波長の範囲において、凸レンズでは、波長の短い光ほど強く集光される。一方、凹レンズでは、波長の短い光ほど強く発散される。凹レンズの発散作用は、凸レンズの収束作用より小さいが、凹レンズにアッベ数(または逆分散率)が小さい高分散ガラスを用いることで、異なる波長の光に対する結像点を一致させることができる。
アッベ数(または逆分散率)は、透明体の色分散(屈折率の波長による変化)を評価するための指標である。アッベ数νdは、以下の式で表わされる。
νd=(nd−1)÷(nF−nC
ここで、「d」はd線(587.5618nm)を示し、「F」はF線(486.1327nm)を示し、「C」はC線(656.2725nm)を示す。アッベ数νdの値が大きい場合を低分散と言い、逆にアッベ数νdの値が小さい場合を高分散と言う。一般に、アッベ数νdの値が50より大きな低分散ガラスをクラウンガラスと呼び、逆に、アッベ数νdの値が50以下の高分散ガラスをフリントガラスと呼ぶ。
色収差補正を行う場合は、通常、正のパワーを持つ、低分散ガラスよりなるレンズ(凸レンズ)と、負のパワーを持つ、高分散ガラスよりなるレンズ(凹レンズ)との組み合わせが用いられる。
コリメータレンズを集光レンズとして併用する場合、色収差補正により色収差をキャンセルすると、蛍光をコリメートし、かつ、励起光を一点に集光することができる。励起光の集光スポットを小さくするとエネルギー密度が高くなり、蛍光の発光効率が高くなる。しかし、この場合は、励起光により蛍光体が焦げる場合がある(蛍光体へのダメージ)。
これに対して、本実施形態では、色収差が生じるようにコリメータレンズ15を構成する。具体的には、コリメータレンズ15は、正のパワー有する高分散のレンズ15a、15bと、負のパワーを有する低分散のレンズ15cを有する。これらのレンズ15a〜15cの組み合わせは、上記の色収差補正を行う場合の組み合わせと全く逆の関係になっており、これにより、前述した第1および第2の作用を実現し、励起光による蛍光体へのダメージを低減する。
図6Aに、コリメータレンズ15のレンズ15a〜15cに関する設計データの一例を示す。
図6Aにおいて、L1、L2、L3はそれぞれレンズ15a、15b、15cに対応する。面番号1〜6はそれぞれレンズ15a〜15cの各面に対応し、蛍光体部14側が順番に番号が付されている。なお、面番号0は蛍光体部14の面を示す。曲率半径が負の値である場合は、蛍光体部14側から見た場合の面の形状が凹状であることを示す。曲率半径が正の値である場合は、蛍光体部14側から見た場合の面の形状が凸状であることを示す。
レンズ15a(L1)の蛍光体部14側の面は平面であり、その反対側の面は凸面(曲率半径は−2.96967mm)である。レンズ15aの屈折率は1.648であり、アッベ数は33.8である。
レンズ15b(L2)の蛍光体部14側の面は凸面(曲率半径は17mm)であり、その反対側の面も凸面(曲率半径は17mm)である。レンズ15bの屈折率は1.648であり、アッベ数は33.8である。
レンズ15c(L3)の蛍光体部14側の面は平面であり、その反対側の面は凹面(曲率半径は16.43mm)である。レンズ15cの屈折率は1.517であり、アッベ数は64.2である。
面番号2の面は非球面であって、図6Dに示すような係数により規定される。ここで、kはコニック係数、αiは非球面係数である。ザク量zは、以下の式で与えられる。
Figure 0005497912
以上説明した本実施形態の光源装置によれば、蛍光体部14は、コリメータレンズ15の蛍光の波長に対応する焦点距離により決まる位置に配置されるので、蛍光体部14から放出された緑色の蛍光(発散光)のほとんどを平行光束化することができ、それにより光利用効率を高めることができる。
また、コリメータレンズ15は、正のパワーを持つ高分散のレンズ15a、15bと負のパワーを持つ低分散のレンズ15cとで構成されるので、焦点距離が波長により変化する。したがって、蛍光体部14がコリメータレンズ15の蛍光の波長に対応する焦点距離により決まる位置に配置された場合、コリメータレンズ15は、励起光源12、13からの励起光を蛍光体部14上である程度のデフォーカス量を有する状態で集光する。これにより、単位面積当たりの光エネルギー密度が低下するので、励起光による蛍光体へのダメージを軽減することができる。
また、本実施形態の光源装置によれば、特許文献1に記載されたような回転駆動系は不要であるので、その分、装置を小型化することができ、装置コストを低くすることができる。
加えて、本実施形態の光源装置においては、以下のような作用効果を奏する。
図5に示した投射型表示装置においては、蛍光体部14上の励起光照射領域の面積とその励起光照射領域から放出される蛍光の発散角とで決まるエテンデュー(Etendue)と呼ばれる制約がある。励起光照射領域の面積(より具体的には、蛍光の発光面積)と発散角との積の値を、表示素子であるDMD46の面積と投射光学系47のFナンバーで決まる取り込み角(立体角)との積の値以下にすることで、蛍光体部14からの蛍光の光を余すことなく取り込み投影することができる。
蛍光体部14上における励起光の照射領域(スポットサイズ)は、エテンデューの制約により制限される範囲内であれば、どのような大きさにしても、光利用効率はほぼ同じである。
以下、エテンデューと蛍光体部14上の励起光のスポットサイズの関係について具体的に説明する。
まず、DMD46(パネル)側で受けることができるエテンデューについて説明する。
パネル側エテンデューは、以下の数式で表される。
Figure 0005497912
ここで、Eパネルはパネル側のエテンデューを示し、Sパネルはパネルの面積を示し、Fnoは投射光学系47のFナンバーを示す。
図6Bに、上記の式を使用して、パネルサイズに応じたパネル側のエテンデューを求めた結果を示す。図6Bには、0.2インチのパネルと0.3インチのパネルのそれぞれについて、Fナンバーを1.8、2、2.2、2.4と変えた場合のエテンデューの値(mm2/sr)が示されている。0.2インチのパネルと0.3インチのパネルのアスペクト比はいずれも4:3である。
次に、蛍光体部14(光源)側で受けることができるエテンデューについて説明する。
光源側のエテンデューは、以下の式で表される。
Figure 0005497912
ここで、E光源は光源のエテンデューを示し、S光源は光源の発光面積を示し、θは光源の立体角を示す。
図6Cに、上記の式を使用して、パネルサイズに応じた光源のエテンデューを求め、その結果から最大発光面積を求めた結果を示す。図6Cには、0.2インチのパネルと0.3インチのパネルのそれぞれについて、Fナンバーを1.8、2、2.2、2.4と変えた場合の最大発光面積の値(mm)が示されている。例えば、Fナンバーが2.4である場合、エテンデューの制約を満たす場合の、0.2インチのパネルで受けることができる光源の発光面積(発光サイズ)は、φ0.8mmまでである。
蛍光体部14に入射した励起光は蛍光体層中で拡散されるため、蛍光の発光面積は蛍光体部14上の励起光のスポットサイズ(ビーム径)よりも大きくなる。これを考慮し、励起光のスポットサイズに対して蛍光体部14の発光サイズが倍になると仮定すると、Fナンバーが2.4で、パネルサイズが0.2インチである場合は、励起光のスポットサイズをφ0.4mm以下とすることで、エテンデューの制約を満足することになる。逆に言うと、励起光のスポットサイズがφ0.4mm以下であれば、どのようなスポットサイズであっても、エテンデューの制約を満足するため、投射型表示装置の光利用効率が低下することはない。
励起光のスポットサイズを小さくすると、蛍光体にダメージを与える可能性があるため、エテンデューの制約を満足する範囲内で励起光のスポットサイズを大きくすることが望ましい。
コリメータレンズ15は、励起光を蛍光体部14上に集光する役割と、蛍光の光を平行光束化する役割を持つ。エテンデューの制約を満足する範囲内で励起光のスポットサイズをできるだけ大きくし、かつ、蛍光体部14からの蛍光の光は平行光束化するためには、励起光の波長域でのコリメートレンズ15の焦点距離と蛍光(緑)の波長域でのコリメートレンズ15の焦点距離とが異なることが望ましい。
本実施形態の光源装置によれば、色収差補正とは逆の考えで、正のパワーを持つレンズと負のレンズのパワーを持つレンズを組合せることによりコリメータレンズ15を構成し、しかも、正のパワーを持つレンズを高分散ガラスより構成し、負のパワーを持つレンズを低分散ガラスより構成することで、積極的に色収差を発生させて、焦点距離が波長により異なるようにしている。
コリメータレンズ15は、上記のエテンデューの制約により決まる照射領域範囲内において、励起光をある程度の大きさ有するスポットサイズで蛍光体部14上に集光する。これにより、光利用効率低下を抑制し、かつ、蛍光体へのダメージを低減することができる。
例えば、励起光の波長(例えば青色)における焦点距離が蛍光の波長(例えば緑色)における焦点距離に対して5%〜10%短くなるようにコリメータレンズ15を構成することで、エテンデューの制約を満足する範囲内で、励起光のスポットサイズをある程度大きくすることができる。これにより、確実に、光利用効率低下を抑制し、かつ、励起光の蛍光体へのダメージを低減することができる。
また、本実施形態の光源装置によれば、さらに以下のような効果を得ることができる。
一般に、正のパワーを持つレンズだけで色収差を制御する場合は、その制御はアッベ数のみに依存する。アッベ数はレンズに用いられる硝材に依存するので、正のパワーを持つレンズだけで構成されるコリメータレンズでは、色収差の制御に関する設計の自由度が小さいという問題が生じる。
本実施形態の光源装置によれば、正のパワーを持つレンズと負のパワーを持つレンズとの組み合わせでコリメータレンズ15の色収差を制御する。この場合は、正のパワーを持つレンズのアッベ数と負のパワーを持つレンズのアッベ数との関係により色収差を制御することができるので、色収差の制御に関する設計の自由度が高くなる。
以上説明した本実施形態の光源装置は、本発明の一例であり、その構成は、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、当業者が理解し得る変更を加えることができる。
例えば、コリメータレンズ15を構成する、正のパワーを持つ高分散のレンズおよび負のパワーを持つ低分散のレンズのそれぞれの枚数は、1枚であっても、複数枚であってもよい。
また、励起光源の数は2個に限定されない。励起光源の数は、1個であってもよく、3個以上であってもよい。
次に、本発明の光源装置が適用される照明装置について説明する。
図7は、本発明の光源装置が適用される照明装置の構成を示す模式図である。
図7を参照すると、照明装置は、プロジェクター等の投射型表示装置に用いられるものであって、赤色レーザ10、青色レーザ11、励起光源12、13、蛍光体部14、コリメータレンズ15〜19、ダイクロイックミラー51a、51b、51c、および光路変更用のミラー52、53を有する。
励起光源12、13、蛍光体部14、コリメータレンズ15およびダイクロイックミラー51aは、図1に示した光源装置で説明したものと同じであるので、ここでは、その説明は省略する。
図7において、赤色レーザ10から出力された赤色のレーザ光の光路、青色レーザ11から出力された青色のレーザ光の光路、励起光源12、13から出力された励起光の光路、および蛍光体14から放出された緑色の蛍光の光路はそれぞれ、矢印付きの実線(太線)で示されている。白抜きの矢印は、赤色のレーザ光、青色のレーザ光および緑色の蛍光が合成された光であり、本実施形態の照明装置の出力光である。なお、各色の光路はいずれも、中心光線の光路のみを示したものであり、実際は、複数の光線からなる光線束よりなる。
赤色レーザ10および青色レーザ11は、レーザダイオードに代表される半導体レーザやLEDなどの固体光源である。赤色レーザ10は、赤色の波長域にピーク波長を有するS偏光のレーザ光(以下、単に赤色のレーザ光と記す)を出力する。青色レーザ11は、青色の波長域にピーク波長を有するS偏光のレーザ光(以下、単に青色のレーザ光と記す)を出力する。なお、励起光源12、13の出力光のピーク波長は、青色レーザ11と同じであってもよく、また、異なっていてもよい。
コリメータレンズ16は、赤色レーザ10から出力された赤色のレーザ光(発散光)を平行光束に変換する。コリメータレンズ17は、青色レーザ11から出力された青色のレーザ光(発散光)を平行光束に変換する。コリメータレンズ18は、励起光源12から出力された励起光(発散光)を平行光束に変換する。コリメータレンズ19は、励起光源13から出力された励起光(発散光)を平行光束に変換する。
赤色レーザ10、青色レーザ11および励起光源12、13のそれぞれは、同じ方向に光を出射するように配置されている。より具体的には、赤色レーザ10、青色レーザ11および励起光源12、13の各光軸は互いに平行である。
ダイクロイックミラー51a〜51cはいずれも、誘電体多層膜からなる。ダイクロイックミラー51a〜51cは、蛍光体部14から放出された緑色の蛍光の光束の中心光線と交差するように配置されている。ダイクロイックミラー51a〜51cは、この順番で、蛍光体部14側から順に配置されている。ダイクロイックミラー51a〜51cは、蛍光の光束の中心光線を含む平面と直交するように配置されてもよい。
ダイクロイックミラー51a、51bの膜特性は同じである。すなわち、ダイクロイックミラー51a、51bはいずれも、図2に示した特性を有する。
ダイクロイックミラー51cの膜特性は、ダイクロイックミラー51a、51bのそれとは異なる。
図8に、ダイクロイックミラー51cのP偏光およびS偏光に対する分光透過特性を示す。図8において、実線はS偏光に対する分光透過特性を示し、点線はP偏光に対する分光透過特性を示す。R−LDは、赤色レーザ10から出力される赤色のレーザ光のスペクトラムである。
S偏光で入射する光に対するダイクロイックミラー51cのカットオフ波長は、赤色の波長域以上の光を反射し、それ以外の波長域(緑色および青色の波長域を含む)の光を透過するように設定されている。P偏光で入射する光に対するダイクロイックミラー51cのカットオフ波長は、S偏光に対するカットオフ波長よりも長波長側に設定されている。この場合も、カットオフ波長の設定は、誘電体多層膜の材料、積層数、膜厚、屈折率などにより調整することができる。
図8に示した分光透過特性を有するダイクロイックミラー51cにおいては、赤色の波長域以上のS偏光は反射され、緑色および青色の波長域のS偏光およびP偏光の光を透過する。
本実施形態の照明装置では、励起光源12から出力され、コリメータレンズ18で平行光束化された励起光は、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51aに入射する。励起光源13から出力され、コリメータレンズ19で平行光束化された励起光は、ミラー52、53を介して、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51aに入射する。
ダイクロイックミラー51aは、入射した励起光を蛍光体部14の方向に向けて反射する。ダイクロイックミラー51aで反射された励起光は、コリメータレンズ15を介して蛍光体部14の蛍光体領域に集光される。
蛍光体部14の蛍光体領域では、励起光の照射により蛍光体が励起される。励起された蛍光体から、緑色の蛍光が放出される。
蛍光体部14の蛍光体領域から放出された緑色の蛍光(発散光)は、コリメータレンズ15によって平行光束化された後、ダイクロイックミラー51aに入射する。ダイクロイックミラー51aは、入射した緑色の蛍光を透過する。
ダイクロイックミラー51aからの緑色の蛍光の透過光束は、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51bに入射する。ダイクロイックミラー51bは、青色レーザ11の光軸と蛍光体部14からの緑色の蛍光の光束(より具体的には、蛍光体部14およびコリメータレンズ15を含む系の光軸)との交点に配置されている。青色レーザ11からの青色のレーザ光は、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51bに入射する。
ダイクロイックミラー51bは、青色レーザ11からの青色のレーザ光をダイクロイックミラー51cに向けて反射し、ダイクロイックミラー51aからの緑色の蛍光の透過光束を透過する。これにより、青色レーザ11からの青色のレーザ光とダイクロイックミラー51aからの緑色の蛍光が色合成される。
ダイクロイックミラー51bからの光束(青色のレーザ光+緑色の蛍光)は、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51cに入射する。ダイクロイックミラー51cは、赤色レーザ10の光軸と蛍光体部14からの緑色の蛍光の光束(より具体的には、蛍光体部14およびコリメータレンズ15を含む系の光軸)との交点に配置されている。赤色レーザ10からの赤色のレーザ光は、入射角約45°で、ダイクロイックミラー51cに入射する。
ダイクロイックミラー51cは、赤色レーザ10からの赤色のレーザ光を反射し、ダイクロイックミラー51bからの光束(青色のレーザ光+緑色の蛍光)を透過する。これにり、赤色レーザ10からの赤色のレーザ光とダイクロイックミラー51bからの光束(青色のレーザ光+緑色の蛍光)が色合成される。
ダイクロイックミラー51b、51cは、青色のレーザ光、緑色の蛍光および赤色のレーザ光を合成する色合成手段である。ダイクロイックミラー51cからの光束(青色のレーザ光+緑色の蛍光+赤色のレーザ光)が、本実施形態の照明装置の出力光である。
上述した本実施形態の照明装置においても、前述した光源装置の実施形態と同様な作用効果を奏する。
以上説明した本実施形態の照明装置においても、前述した光源装置の実施形態で説明した様々な変形を適用することができる。
また、ダイクロイックミラー51a〜51cは、直方体形状のダイクロイックプリズムより構成されてもよい。
ダイクロイックプリズムは、第1および第2の直角プリズムと、台形形状のプリズムと、平行四辺形状のプリズムとからなる。第1および第2の直角プリズムのそれぞれは、直角面と斜面を有し、第1の直角プリズムの斜面が台形形状のプリズムの対向する斜面の一方に接合され、該接合面に、ダイクロイックミラー51aに対応するダイクロイック膜が形成される。
平行四辺形状のプリズムの対向する斜面の一方が台形形状のプリズムの対向する斜面の他方に接合され、該接合面に、ダイクロイックミラー51bに対応するダイクロイック膜が形成される。
平行四辺形状のプリズムの対向する斜面の他方が第2の直角プリズムの斜面に接合され、該接合面に、ダイクロイックミラー51cに対応するダイクロイック膜が形成される。
また、ダイクロイックプリズムは、第1乃至第3の直角プリズムと平行四辺形状のプリズムとから構成されてもよい。
第1乃至第3の直角プリズムのそれぞれは、直角面と斜面を有し、第1の直角プリズムの斜面が第2の直角プリズムの直角面の一方の面に接合され、該接合面に、ダイクロイックミラー51aに対応するダイクロイック膜が形成される。
平行四辺形状のプリズムの対向する2つの面の一方が第2の直角プリズムの直角面の他方の面に接合され、該接合面に、ダイクロイックミラー51bに対応するダイクロイック膜が形成される。
平行四辺形状のプリズムの対向する2つの面の他方が第3の直角プリズムの斜面に接合され、該接合面に、ダイクロイックミラー51cに対応するダイクロイック膜が形成される。
また、本実施形態の照明装置において、ダイクロイックミラー51b、51cに代えて、クロスダイクロイックプリズムを用いてもよい。
クロスダイクロイックプリズムは、直角を成す面が互いに接合された第1乃至第4の直角プリズムからなる。第1および第2の直角プリズムの接合面と第3および第4の直角プリズムの接合面により一様な第1の平面が形成されており、この第1の平面に、ダイクロイックミラー51bと同じ膜特性を有するダイクロイック膜が形成される。
第1および第4の直角プリズムの接合面と第2および第3の直角プリズムの接合面により、第1の平面と交差する一様な第2の平面が形成されており、この第2の平面に、ダイクロイックミラー51cと同じ膜特性を有するダイクロイック膜が形成される。
また、本実施形態の照明装置において、ダイクロイックミラー51cから出力された光を導くための光学系や導光手段などを設けてもよい。
さらに、ダイクロイックミラー51b、51cの位置を逆にしてもよい。すなわち、蛍光体部14側から、ダイクロイックミラー51a、51c、51bをこの順番で配置してもよい。この場合は、赤色レーザ10および青色レーザ11の位置も逆になる。
さらに、光路変更用のミラー52、53に代えて平行四辺形状のプリズムを用いてもよい。
(他の実施形態)
本他の実施形態の光源装置は、励起光により励起されることで蛍光を放出する蛍光体部と、励起光を出力する励起光源部と、励起光源部から出力された励起光を蛍光体部に向けて反射するとともに、蛍光体部から放出された蛍光を透過する反射部と、反射部と蛍光体部の間に設けられた、焦点距離が波長により異なるコリメータレンズと、を有する。
蛍光体部は、コリメータレンズの、蛍光体部から放出される蛍光の波長に対応する焦点距離によって定められた位置に配置されている。コリメータレンズは、負のパワーを持つ少なくとも1つの第1のレンズと、正のパワーを持ち、かつ、アッベ数が前記第1のレンズより小さい、少なくとも1つの第2のレンズと、を有する。
励起光源部は、図1に示した励起光源12、13より構成されてもよい。反射部は、図1に示したダイクロイックミラー51aにより構成されてもよい。コリメータレンズは、図1に示したコリメータレンズ15により構成されてもよい。
本他の実施形態の光源装置においても、前述した実施形態と同様の作用効果を奏する。
以上説明した本発明の光源装置は、プロジェクターに代表される投射型表示装置全般に適用することができる。
投射型表示装置は、発光色が異なる第1および第2の固体光源と、光源装置から出力された蛍光と第1および第2の固体光源から出力された第1および第2の光とを合成する色合成手段と、色合成手段により合成された合成光を空間的に変調して変調光を生成する表示素子と、表示素子で生成された変調光を投射する投射光学系と、を有する。表示素子は、DMDや液晶パネルなどである。
図9に、本発明の光源装置を備える投射型表示装置の一例を示す。
図9を参照すると、投射型表示装置は、表示素子であるDMD46と、第2の実施形態の照明装置と、照明装置からの光をDMD46に導くための光学系と、DMD46で形成された画像光(変調光)を不図示のスクリーン上に投射する投射光学系47とを有する。
光学系は、フライアイレンズ40、41、フィールドレンズ42、ミラー43、コンデンサレンズ44、および内部全反射(TIR)プリズム45を有する。これらは、図5に示したものと同じである。
励起光源12、13と赤色レーザ10と青色レーザ11との点灯タイミングを制御することで、赤色、緑色および青色の各色の光束が時分割で色合成プリズム20から出射される。この時分割で出射される各色の光束を、DMD46を用いて空間的に変調することで、各色の画像光を得ることができる。
上記の投射型表示装置において、前述した他の実施形態の光源装置を用いてもよい。

Claims (6)

  1. 励起光により励起されることで蛍光を放出する蛍光体部と、
    前記励起光を出力する励起光源部と、
    前記励起光源部から出力された前記励起光を前記蛍光体部に向けて反射するとともに、前記蛍光体部から放出された前記蛍光を透過する反射部と、
    前記反射部と前記蛍光体部の間に設けられた、焦点距離が波長により異なるコリメータレンズと、を有し、
    前記蛍光体部は、前記コリメータレンズの、前記蛍光体部から放出される前記蛍光の波長における焦点距離によって定められた位置に配置されており、
    前記コリメータレンズは、
    負のパワーを持つ少なくとも1つの第1のレンズと、
    正のパワーを持ち、かつ、アッベ数が前記第1のレンズより小さい、少なくとも1つの第2のレンズと、を有する、光源装置。
  2. 前記第2のレンズは、前記第1のレンズよりも前記蛍光体部側に配置されている、請求の範囲第1項に記載の光源装置。
  3. 前記コリメータレンズは、前記励起光源部から出力される前記励起光の波長における焦点距離が前記蛍光体部から放出される前記蛍光の波長における焦点距離に対して5%〜10%短くなるように構成されている、請求の範囲第1項または第2項に記載の光源装置。
  4. 前記励起光源部は、第1および第2の励起光源を有し、前記反射部で反射された前記第1の励起光源からの励起光の中心光線と、前記反射部で反射された前記第2の励起光源からの励起光の中心光線とは、前記コリメータレンズの光軸を挟んで線対称な位置関係にある、請求の範囲第1項から第3項のいずれか1項に記載の光源装置。
  5. 請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の光源装置と、
    発光色が異なる第1および第2の固体光源と、
    前記光源装置から出力された蛍光と前記第1および第2の固体光源から出力された第1および第2の光とを合成する色合成手段と、を有する照明装置。
  6. 請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の光源装置と、
    発光色が異なる第1および第2の固体光源と、
    前記光源装置から出力された蛍光と前記第1および第2の固体光源から出力された第1および第2の光とを合成する色合成手段と、
    前記色合成手段により合成された合成光を空間的に変調して変調光を生成する表示素子と、
    前記表示素子で生成された前記変調光を投射する投射光学系と、を有する投射型表示装置。
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