JP7268421B2 - 光源光学系、光源装置及び画像投射装置 - Google Patents

光源光学系、光源装置及び画像投射装置 Download PDF

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Description

本発明は、光源光学系、光源装置及び画像投射装置に関する。
今日、様々な映像を拡大投影するプロジェクタ(画像投射装置)が広く普及している。プロジェクタは、光源から出射された光をデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)または液晶表示素子といった空間光変調素子に集光させ、映像信号により変調された空間光変調素子からの出射光をスクリーン上にカラー映像として表示させるものである。
従来、プロジェクタには主に高輝度の超高圧水銀ランプ等が用いられてきたが、寿命が短いため、メンテナンスを頻繁に行う必要があった。そのため、近年、超高圧水銀ランプに変えてレーザやLED等を使用したプロジェクタが増加している。これは、レーザやLEDが超高圧水銀ランプと比較して寿命が長く、また、その単色性により色再現性も良いためである。
プロジェクタでは、DMD等の画像表示素子に、例えば色の三原色である赤色・緑色・青色の三色を照射することにより映像を形成している。この三色の全てをレーザ光源で生成することも可能ではあるが、緑色レーザや赤色レーザの発光効率が青色レーザに比べて低いため、好ましくはない。そのため、青色レーザを励起光として蛍光体に照射して、蛍光体で波長変換された蛍光光から赤色光と緑色光を生成する方法が用いられている。このようなレーザ光源と蛍光体を用いた(組み合わせた)光源光学系が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1には、励起光源と、蛍光体ユニットと、励起光源と蛍光体ユニットの間の光路上に位置して励起光の強度分布を均一に近付けるための拡散板とを有する照明光学系が開示されている。特許文献2には、複数の光源と、波長変換素子と、複数の光源と波長変換素子の間の光路上に位置する複数のミラーアレイとレンズアレイとを有する光源装置が開示されている。
特許第6090875号公報 特開2017-194523号公報
プロジェクタにおいては、より明るいプロジェクタを実現するために、光の利用効率を高める要望が強くなってきている。蛍光体による光の変換効率は、蛍光体に入射する励起光のエネルギー密度により変動し、入射する励起光のエネルギー密度が高いと、温度上昇及び蛍光体内の励起可能な電子が少なくなることによって効率が低下する。そのため、エネルギー密度を均一化し、スポットサイズを大きくすることで、光の利用効率の向上を図ることが考えられる。
一方、蛍光体における励起光のエネルギー密度を抑えるために蛍光体上の励起光のスポットサイズを大きくすると、後段の(後続する)光学系での光線ケラレが大きくなるため、プロジェクタ全体での光の利用効率が低下する。すなわち、プロジェクタにおける光の利用効率を向上させるためには、エネルギー密度の均一化と最適なスポットサイズを得ることが重要である。
上述した特許文献1は、励起光源と蛍光体ユニットの間に拡散板を設けることにより、蛍光体ユニットに入射する励起光の強度が低下してしまうため、プロジェクタ全体の光の利用効率が低下してしまう。上述した特許文献2は、ミラーアレイとレンズアレイにより装置の大型化と複雑化と高コスト化を招くばかりでなく、ミラーアレイとレンズアレイの吸収等により、蛍光体ユニットに入射する励起光の効率が低下してしまう。
本発明は、以上の問題意識に基づいて完成されたものであり、光の利用効率に優れるとともに、小型化を図ることができる光源光学系、光源装置及び画像投射装置を提供することを目的とする。
本実施形態の光源光学系は、第1の色光を出射する励起光源と用いられる光源光学系であって、前記励起光源から出射された前記第1の色光が入射して前記第1の色光とは波長の異なる第2の色光を出射する波長変換ユニットと、前記励起光源と前記波長変換ユニットの間の光路上に設けられた第1、第2の光学系と、前記励起光源と前記波長変換ユニットの間の光路上に位置する反射面と、を有しており、前記第1の光学系は、前記励起光源と前記反射面の間に配置されており、前記第2の光学系は、前記反射面と前記波長変換ユニットの間に配置されており、前記第1の光学系は、少なくとも1つの負のパワーを有する光学素子を有しており、前記第2の光学系は、全体として正のパワーを有しており、前記第1の光学系は、前記第1の光学系の光軸に平行な光線が入射したとき、前記第1の光学系から出射される光線が前記光軸に角度をなして近付きながら前記第2の光学系に入射するような光学特性を有し、前記第2の光学系に入射した光の集光点が、前記第2の光学系の内部に形成され、次の条件式(1)を満足する、ことを特徴としている。
(1)1.8<|Fn/F2|<5.0
但し、
Fn:前記第1の光学系の負のパワーを有する光学素子のd線における焦点距離、
F2:前記第2の光学系のd線における焦点距離。
本発明によれば、光の利用効率に優れるとともに、小型化を図ることができる光源光学系、光源装置及び画像投射装置を提供することができる。
第1実施形態によるプロジェクタを示す概略構成図である。 第1実施形態による光源装置を示す概略構成図である。 第1実施形態による蛍光体ホイールの詳細構造を示す図である。 カラーホイールを示す概略構成図である。 第1実施形態による第1の光学系と第2の光学系の構成と通過光線の一例を示す図である。 第2実施形態による第1の光学系と第2の光学系の構成と通過光線の一例を示す図である。 第3実施形態による第1の光学系と第2の光学系の構成と通過光線の一例を示す図である。 第4実施形態による第1の光学系と第2の光学系の構成と通過光線の一例を示す図である。 第5実施形態による第1の光学系と第2の光学系の構成と通過光線の一例を示す図である。 励起光源における複数の発光点の一例を示す図である。 条件式(3)を満足する場合と満足しない場合の光のプロファイルの一例を示す図である。 条件式(5)における各パラメータを概念的に説明するための図である。 第1実施形態~第5実施形態及び比較例1、2における光のスポット形状を示す図である。 第6実施形態による光源装置を示す概略構成図である。 第6実施形態による蛍光体ホイールの詳細構造を示す図である。 第7実施形態による光源装置を示す概略構成図である。 第8実施形態による光源装置を示す概略構成図である。 第8実施形態による蛍光体ホイールの詳細構造を示す図である。 第9実施形態による光源装置を示す概略構成図である。 第9実施形態による蛍光体ホイールの詳細構造を示す図である。 第10実施形態による光源装置の第1の光学系と第2の光学系を通る光線の一例を示す図である。 第10実施形態による光源装置を示す概略構成図である。 第11実施形態による光源装置を示す概略構成図である。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態によるプロジェクタ(画像投射装置)1を示す概略構成図である。
プロジェクタ1は、筐体10と、光源装置20と、光均一化素子30と、照明光学系40と、画像形成素子(画像表示素子)50と、投射光学系60とを有している。
筐体10は、光源装置20と光均一化素子30と照明光学系40と画像形成素子50と投射光学系60とを収納する。
光源装置20は、例えば、RGBの各色に対応する波長を含んだ光を出射する。光源装置20の内部構成については、後に詳細に説明する。
光均一化素子30は、光源装置20から出射された光をミキシングすることで均一化する。光均一化素子30としては、例えば、4枚のミラーを組み合わせたライトトンネル、ロッドインテグレータ、フライアイレンズ等が用いられる。
照明光学系40は、光均一化素子30が均一化した光で画像形成素子50を略均一に照明する。照明光学系40は、例えば、1枚以上のレンズや1面以上の反射面等を有している。
画像形成素子50は、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)、透過型液晶パネル、反射型液晶パネル等のライトバルブを有している。画像形成素子50は、照明光学系40により照明される光(光源装置20の光源光学系からの光)を変調することにより画像を形成する。
投射光学系60は、画像形成素子50が形成した画像をスクリーン(被投射面)70に拡大投射する。投射光学系60は、例えば、1枚以上のレンズを有している。
図2は、第1実施形態による光源装置20を示す概略構成図である。
光源装置20は、光の伝搬方向に順に配置された、レーザ光源(励起光源)21と、コリメータレンズ22と、第1の光学系23と、偏光ビームスプリッタ24と、1/4波長板25と、第2の光学系26と、蛍光体ホイール(波長変換ユニット、蛍光体ユニット)27と、集光レンズ28と、カラーホイール29とを有している。例えば、光源装置20のうち、レーザ光源21を除いた構成要素によって「光源光学系」が構成される。
レーザ光源21は、複数の光源(発光点)を有している。図2では、上下方向に並ぶ6個の光源を描いているが、実際には、6個の光源が紙面直交方向(奥行方向)に4列に並んでおり、6×4=24個の光源が二次元的に配列されている。レーザ光源21の各光源は、蛍光体ホイール27の蛍光領域(波長変換領域)27D(後述)に設けられた蛍光体を励起させる励起光B(第1の色光)として、例えば、発光強度の中心波長が455nmの青色帯域の光(青色レーザ光)を出射する。レーザ光源21の各光源から出射される青色レーザ光は、偏光状態が一定の直線偏光であり、偏光ビームスプリッタ24の入射面に対してS偏光となるように配置されている。レーザ光源21の各光源から出射される青色レーザ光は、コヒーレント光である。レーザ光源21の各光源から出射される励起光Bは、蛍光体ホイール27の蛍光領域27Dの蛍光体を励起させることができる波長の光であればよく、青色帯域の光に限定されるものではない。レーザ光源21の光源の数は24個に限定されず、1-23個であってもよいし、25個以上であってもよい。レーザ光源21は、例えば、基板上に複数の光源をアレイ状に配置した光源ユニットとして構成することができる(その具体例については後に詳細に説明する)。
コリメータレンズ22は、レーザ光源21の24個の光源に対応して24個設けられている。各コリメータレンズ22は、レーザ光源21の各光源が出射した励起光Bを略平行光となるように調整する。コリメータレンズ22の数は、レーザ光源21の光源の数に対応していればよく、レーザ光源21の光源の数の増減に応じて増減することができる。
第1の光学系23は、全体として正のパワーを有しており、レーザ光源21の側から蛍光体ホイール27の側に向かって順に、正レンズ(正のパワーを有する光学要素)23Aと負レンズ(負のパワーを有する光学要素)23Bとを有している。第1の光学系23は、コリメータレンズ22から略平行光となって入射した励起光Bを収束させながら偏光ビームスプリッタ24に導く。第1の光学系23の詳細な構成と作用効果については、後に詳細に説明する。
偏光ビームスプリッタ24は、第1の光学系23から導かれた励起光Bの波長帯域のS偏光(第1の偏光成分)を反射する一方、第1の光学系23から導かれた励起光Bの波長帯域のP偏光(第2の偏光成分)および蛍光体ホイール27からの蛍光光(第2の色光)を透過するようなコートが施されている。第1実施形態では、平板状の偏光ビームスプリッタ24を用いているが、プリズムタイプの偏光ビームスプリッタ24を用いることも可能である。また、第1実施形態では、偏光ビームスプリッタ24が、励起光Bの波長帯域のS偏光を反射してP偏光を透過しているが、これとは逆に、励起光Bの波長帯域のP偏光を反射してS偏光を透過するようにしてもよい。
このように、偏光ビームスプリッタ24は、レーザ光源21と第2の光学系26(蛍光体ホイール27)の間の光路上に位置して、励起光B(第1の色光)と蛍光光Y(第2の色光)の一方を反射して他方を透過する「反射面」として機能する。偏光ビームスプリッタ24によって光路を折り返すことで、光源光学系の小型化を図ることができる。
1/4波長板25は、偏光ビームスプリッタ24で反射された励起光Bの直線偏光に対して光学軸を45度だけ傾けた状態で配置されている。1/4波長板25は、偏光ビームスプリッタ24で反射された励起光Bを直線偏光から円偏光に変換する。
第2の光学系26は、全体として正のパワーを有しており、レーザ光源21の側から蛍光体ホイール27の側に向かって順に、正レンズ(正のパワーを有する光学要素)26Aと正レンズ(正のパワーを有する光学要素)26Bとを有している。第2の光学系26は、1/4波長板25から円偏光に変換されて入射した励起光Bを収束させながら蛍光体ホイール27に導く。第2の光学系26の詳細な構成と作用効果については、後に詳細に説明する。
蛍光体ホイール27には、第2の光学系26から導かれた励起光Bが入射する。図3は、蛍光体ホイール27の詳細構造を示す図である。蛍光体ホイール27は、円盤部材(基板)27Aと、回転軸27Bを中心として円盤部材27Aを回転駆動する駆動モータ(駆動部材)27Cとを有している。円盤部材27Aは、例えば、透明基板や金属基板(アルミニウム基板等)を用いることができるが、これに限定されるものではない。
蛍光体ホイール27(円盤部材27A)は、周方向の大部分(第1実施形態では270°よりも大きい角度範囲)が蛍光領域27Dに区画されており、周方向の小部分(第1実施形態では90°よりも小さい角度範囲)が励起光反射領域27Eに区画されている。
蛍光領域27Dは、下層側から上層側に向かって順に、反射コート27D1と、蛍光体層27D2と、反射防止コート(ARコート)27D3とを積層して構成されている。
反射コート27D1は、蛍光体層27D2による蛍光光(発光光)の波長領域の光を反射する特性を有している。円盤部材27Aを反射率が高い金属基板で構成した場合には、反射コート27D1を省略することも可能である(円盤部材27Aに反射コート27D1の機能を持たせることも可能である)。
蛍光体層27D2としては、例えば、蛍光体材料を有機・無機のバインダ内に分散させたもの、蛍光体材料の結晶を直接形成したもの、Ce:YAG系などの希土類蛍光体を用いることができる。蛍光体層27D2による蛍光光(発光光)の波長帯域は、例えば、黄色、青色、緑色、赤色の波長帯域を用いることができるが、第1実施形態では、黄色の波長帯域を有する蛍光光(発光光)を用いる場合を例示して説明する。また、本実施例では波長変換素子として蛍光体を用いているが、燐光体や、非線形光学結晶などを用いてもよい。
反射防止コート27D3は、蛍光体層27D2の表面における光の反射を防止する特性を有している。
励起光反射領域27Eには、第2の光学系26から導かれた励起光Bの波長領域の光を反射する特性を有する反射コート(反射面)27E1が積層されている。円盤部材27Aを反射率が高い金属基板で構成した場合には、反射コート27E1を省略することも可能である(円盤部材27Aに反射コート27E1の機能を持たせることも可能である)。
円盤部材27Aを駆動モータ27Cによって回転駆動することにより、蛍光体ホイール27上における励起光Bの照射位置が時間とともに移動する。その結果、蛍光体ホイール27に入射した励起光B(第1の色光)の一部分が、蛍光領域(波長変換領域)27Dで励起光B(第1の色光)とは波長の異なる蛍光光Y(第2の色光)に変換されて出射され、蛍光体ホイール27に入射した励起光Bの他部分が、励起光反射領域27Eで励起光Bのままで反射されて出射される。
蛍光体ホイール27(円盤部材27A)を回転させることで、蛍光体ホイール27の一箇所に励起光が照射され続けることによる焼けを防ぐとともに、蛍光体ホール27の冷却効果も得られる。
なお、蛍光領域27Dと励起光反射領域27Eの数や範囲等には自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、各2つの蛍光領域と励起光反射領域とを周方向に90°間隔となるように交互に配置してもよい。
再び図2に基づいて説明する。蛍光体ホイール27の励起光反射領域27Eで反射された励起光Bは逆向きの円偏光となり、再び第2の光学系26と1/4波長板25を通過し、P偏光に変換される。P偏光に変換された励起光Bは、偏光ビームスプリッタ24を透過して、集光レンズ28を通してカラーホイール29に入射する。
一方、蛍光体ホイール27の蛍光領域27Dに入射した励起光Bは蛍光光Yに変換されて出射される。この蛍光光Yは、第2の光学系26により略平行光とされ、1/4波長板25を通過し、偏光ビームスプリッタ24を透過して、集光レンズ28を通してカラーホイール29に入射する。
図4は、カラーホイール29を示す概略構成図である。カラーホイール29は、周方向に区画された青色領域B、黄色領域Y、赤色領域R、緑色領域Gを有している。青色領域Bは、蛍光体ホイール27の励起光反射領域27Eに対応し、黄色領域Y、赤色領域R、緑色領域Gは、蛍光体ホイール27の蛍光領域27Dにそれぞれ対応するように同期される。青色領域Bには透過拡散板(図示略)を配置することにより、レーザ光源21のコヒーレンスを低減することが可能となり、スクリーン70上でのスペックルを低減させることができる。黄色領域Yは、蛍光体ホイール27から発光する黄色の波長領域をそのまま透過させる。赤色領域R、緑色領域Gは、それぞれダイクロイックミラーを用いることにより、黄色の波長から不要な波長域の光を反射させ、純度の高い色の光を得る。カラーホイール29によって時分割で作られた各色が光均一化素子30から照明光学系40を通して画像形成素子50に導かれ、各色に対応した画像を形成し、投射光学系60によってスクリーン70に拡大投影させることにより、カラー画像が得られる。
第1実施形態では、光源光学系として、レーザ光源21と、蛍光体ホイール27と、レーザ光源21と蛍光体ホイール27の間の光路上に順に設けられた正のパワーの第1の光学系23と正のパワーの第2の光学系26とが設けられている。
第1の光学系23は、S偏光の励起光Bは通過するが、蛍光光Yは通過しない。第2の光学系26は、S偏光の励起光BとP偏光の励起光Bと蛍光光Yが通過する。このように、第1の光学系23と第2の光学系26は、前者は蛍光光Yが通過し、後者は蛍光光Yが通過しないという点で、切り分けられる。これが、第1の光学系23と第2の光学系26の切り分け方(区画の仕方)の1つ目の例である。
第1の光学系23は、蛍光体ホイール27からの蛍光光(第2の色光)の50%以上が通過せず、第2の光学系26は、蛍光体ホイール27からの蛍光光(第2の色光)の50%以上が通過するという点で、切り分けられる。これが、第1の光学系23と第2の光学系26の切り分け方(区画の仕方)の2つ目の例である。
第1の光学系23と第2の光学系26は、最大空気間隔の箇所で、切り分けられる。これが、第1の光学系23と第2の光学系26の切り分け方(区画の仕方)の3つ目の例である。
レーザ光源21と蛍光体ホイール(波長変換ユニット)27の間の光路上には、偏光ビームスプリッタ(反射面)24が位置している。第1の光学系23は、レーザ光源21と偏光ビームスプリッタ(反射面)24の間に配置されており、第2の光学系26は、偏光ビームスプリッタ(反射面)24と蛍光体ホイール(波長変換ユニット)27の間に配置されている。これが、第1の光学系23と第2の光学系26の切り分け方(区画の仕方)の4つ目の例である。
図5は、第1実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と通過光線の一例を示す図である。また、第1の光学系23と第2の光学系26のレンズデータと非球面データを表1、表2として示す。表1、表2において、Rは曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)、Dは面間隔、Ndは屈折率、νdはアッベ数、Kは非球面の円錐定数、Aiはi次の非球面定数をそれぞれ示している。表中の面番号に*が付いているものは、非球面を示している。非球面形状は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率)をC、光軸からの高さをH、円錐定数をK、上記各次数の非球面係数を用いて、Xを光軸方向における非球面量としたときに、下記の数式1によって表すことができる。すなわち、近軸曲率半径、円錐定数、非球面係数を与えることで非球面形状を特定する。
Figure 0007268421000001
Figure 0007268421000002
Figure 0007268421000003
第1実施形態では、第1の光学系23において、正レンズ23Aが両凸形状を有しており、負レンズ23Bが両凹形状を有している。また、第2の光学系26において、正レンズ26Aが両凸形状を有しており、正レンズ26Bが物体側に凸の平凸形状を有している。また、正レンズ26Aは、両面に非球面を有している。図示は省略しているが、第1の光学系23の正レンズ23Aの直前には、励起光Bの光量を調整するための開口絞りが設けられている(面番号1)。
図5に示すように、第1の光学系23は、第1の光学系23の光軸Aに平行な光線が入射したとき、第1の光学系23から出射される光線が光軸Aに角度をなして近付きながら(集光されながら)第2の光学系26に入射するような光学特性を有している。これにより、第2の光学系26に入射した光の集光点が、蛍光体ユニット27の入射面を基準として、第2の光学系26の側(手前側)に形成される。その結果として、スポット形状をぼかして均一化することによりサイズが大きく均一な像を得ることができ、蛍光体ホイール27における集光密度を下げて光の変換効率を向上することができる。
≪第2実施形態≫
図6は、第2実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と通過光線の一例を示す図である。また、第1の光学系23と第2の光学系26のレンズデータと非球面データを表3、表4として示す。第2実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成は、第1実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と同様である(レンズ曲率やレンズ間隔等のパラメータが異なっている)。
Figure 0007268421000004
Figure 0007268421000005
≪第3実施形態≫
図7は、第3実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と通過光線の一例を示す図である。また、第1の光学系23と第2の光学系26のレンズデータと非球面データを表5、表6として示す。第3実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成は、第1実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と同様である(レンズ曲率やレンズ間隔等のパラメータが異なっている)。
Figure 0007268421000006
Figure 0007268421000007
≪第4実施形態≫
図8は、第4実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と通過光線の一例を示す図である。また、第1の光学系23と第2の光学系26のレンズデータと非球面データを表7、表8として示す。第4実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成は、第1実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と同様である(レンズ曲率やレンズ間隔等のパラメータが異なっている)。
Figure 0007268421000008
Figure 0007268421000009
≪第5実施形態≫
図9は、第5実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と通過光線の一例を示す図である。また、第1の光学系23と第2の光学系26のレンズデータと非球面データを表9、表10として示す。第5実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成は、第1実施形態による第1の光学系23と第2の光学系26の構成と同様である(レンズ曲率やレンズ間隔等のパラメータが異なっている)。
Figure 0007268421000010
Figure 0007268421000011
上述した第1実施形態~第5実施形態に示すように、第1の光学系23は、少なくとも1つの正のパワーを有する光学素子(正レンズ23A)と、少なくとも1つの負のパワーを有する光学素子(負レンズ23B)とを有している。また、第2の光学系26は、全体として正のパワーを有している。
本実施形態では、次の条件式(1)を満足することが好ましい。
(1)1.8<|Fn/F2|<5.0
但し、
Fn:第1の光学系の負のパワーを有する光学素子のd線における焦点距離、
F2:第2の光学系のd線における焦点距離。
一般的に、蛍光体のような波長変換ユニットの変換効率は、波長変換素子上の励起光の集光密度に反比例し、ある集光密度以上だと、焼けの原因にもなる。第1の光学系23の負のパワーを有する光学素子(負レンズ23B)と、集光光学系としての第2の光学系26とのパワー配置を、条件式(1)を満足するような適切な範囲に設定することにより、蛍光体ホイール(波長変換ユニット)27に対する入射光路と出射光路が干渉しないように光束を細くすることができる。その結果、蛍光体ホイール(波長変換ユニット)27の励起光のスポットを均一化できるため、集光密度を下げ、光の変換効率を向上させることができる。また、光源光学系の小型化を図ることができる。
条件式(1)の下限を下回ると、光源光学系の小型化が可能となるが、波長変換ユニットにおける励起光の集光密度が上がりすぎて光の変換効率が低下するだけでなく、焼けの原因になる。条件式(1)の上限を上回ると、波長変換素子上の励起光のスポットを均一化することができ、集光密度を下げ変換効率を向上させることができるが、光源光学系が大型化してしまう。
条件式(1)の条件式範囲の中でも、次の条件式(1’)を満足することがより好ましい。
(1’)1.9<|Fn/F2|<4.5
本実施形態では、次の条件式(2)を満足することが好ましい。
(2)1.5<|Fp/Fn|<2.4
但し、
Fp:第1の光学系の正のパワーを有する光学素子のd線における焦点距離、
Fn:第1の光学系の負のパワーを有する光学素子のd線における焦点距離。
条件式(2)は、第1の光学系23による光束の縮小率を規定している。条件式(2)を満足することにより、蛍光体ホイール(波長変換ユニット)27におけるスポットの集光密度ひいては光の変換効率を最適化することができる。また条件式(1)、(2)を同時に満足することで、光源光学系の小型化と光の変換効率の向上を高いレベルで両立させることができる。
条件式(2)の下限を下回ると、波長変換ユニットにおけるスポットの集光密度が大きくなり、光の変換効率が低下してしまう。条件式(2)の上限を上回ると、波長変換ユニットにおけるスポットの集光密度が小さくなり、光の変換効率は向上するが、第2の光学系を構成するレンズの集光密度が大きくなり、レンズが溶ける等の問題が発生してしまう。
図10は、レーザ光源21における複数の発光点の一例を示す図である。図10に示すように、レーザ光源21は、二次元アレイ状に配列された複数の発光点を有している。レーザ光源21の複数の発光点としては、例えば、金属ブロックにLD(Laser Diode)が配置されたもの、あるいは、単一の基板上にLD(Laser Diode)チップを並べたマルチチップ品を用いることができる。アレイ状に並んだ発光点のうち任意の2つの発光点の距離をSとしたときに最大となる距離(複数の発光点のうちの2つの発光点の間の最大距離)をSmaxと定義する。図10の例では、対角方向の2点間距離が最大となるため、これをSmaxとしている。
一方、図5~図9において、第2の光学系26のうちの第1の光学系23の側の光学素子(ここでは正レンズ26A)の外径をDLと定義している。また、第1の光学系23と第2の光学系26のうちの光学素子の最大外径(ここでは正レンズ23Aの外径)をDLmaxと定義している。
本実施形態では、次の条件式(3)を満足することが好ましい。
(3)Smax/DL<2.0
但し、
Smax:複数の発光点のうちの2つの発光点の間の最大距離、
DL:第2の光学系のうちの第1の光学系の側(励起光入射側)の光学素子の外径。
条件式(3)は、レーザ光源21における複数の発光点のサイズを規定している。条件式(3)を満足することで、蛍光体上における集光密度を抑制して、光の変換効率を向上させることができる。条件式(3)の上限を上回ると、蛍光体上のスポット径を所望のスポットサイズにしたい場合に、光源光学系の縮小率を大きくする必要がある。その結果、波長変換ユニットにおける各発光点の像が小さくなって集光密度が上がってしまうため、光の変換効率が低下してしまう。
図11は、条件式(3)を満足する場合と満足しない場合の光のプロファイルの一例を示す図である。図11に示すように、各発光点に対応するコリメータレンズ直後のプロファイルが同じで、条件式(3)が2よりも大きい場合(左側)と、条件式(3)が2以下である場合(右側)と場合を比較する。この場合、蛍光体上のプロファイルの全体サイズBを同じにしようとしたときに、条件式(3)が2よりも大きい場合(左側)の方が、条件式(3)が2以下である場合(右側)よりも、縮小倍率が大きくなるため、各発光点のスポットが小さくなり、集光密度が上がってしまう。
条件式(3)の条件式範囲の中でも、次の条件式(3’)を満足することがより好ましい。
(3’)Smax/DL<1.7
本実施形態では、次の条件式(4)を満足することが好ましい。
(4)0.5<Smax/DLmax<1.0
但し、
Smax:複数の発光点のうちの2つの発光点の間の最大距離、
DLmax:第1の光学系と第2の光学系のうちの光学素子の最大外径。
条件式(4)を満足することで、光源装置の小型化、低コスト化を図りつつ、光の変換効率を向上させることができる。条件式(4)の下限を下回ると、レンズ外径が大きくなるため、光源装置の大型化、高コスト化が避けられなくなってしまう。条件式(4)の上限を上回ると、ある程度の光源装置の小型化、低コスト化が可能となるが、光の変換効率の低下を招いてしまう。
図10に示すように、レーザ光源21の複数の発光点、特にSmaxを満足する2つの発光点は、単一の基板上に配置されていることが好ましい。これにより、複数の発光点を有するレーザ光源21を簡易に構成することができる。
図2、図10に示すように、レーザ光源21は、二次元アレイ状に配列された複数の発光点を有している。図2に示すように、光源装置20は、レーザ光源21の複数の発光点に対応する複数のコリメータレンズ22を有している。
本実施形態では、次の条件式(5)を満足することが好ましい。
(5)0.5<Px/L・tanθx<2.0
但し、
θx:各発光点の発散角が最大となる方向をX方向としたときのX方向における各発光点の発散角、
Px:各発光点の発散角が最大となる方向をX方向としたときのX方向における各発光点のピッチ、
L:各発光点(の出射面)と各コリメータレンズの間の距離。
図12は、条件式(5)における各パラメータを概念的に説明するための図であって、発散角θx、ピッチPx、距離Lを視覚的に認識できるように描いている。
条件式(5)を満足することで、レーザ光源21の各発光点のプロファイル間距離が小さくなるため、全体でのプロファイルが密な状態となり、蛍光体上に縮小したときに均一なプロファイルを得られ、蛍光体変換効率を向上させることができる。
条件式(5)の上限を上回ると、レーザ光源21の各発光点の距離が大きくなるため、各発光点のプロファイル間の距離が大きくなる。この場合、前述した通り、波長変換ユニットにおいて所望のスポットサイズとしたい場合に、縮小率が大きくなるため、各発光点の像が小さくなり、波長変換ユニットの集光密度が大きくなり、波長変換効率が低下してしまう。条件式(5)の下限を下回ると、波長変換ユニットで均一なプロファイルを得やすいが、隣接するコリメータレンズに各発光点からの光が入射し、消耗の方向ではない方向に光線の一部が進んでしまうため、迷光となるばかりか、光の変換効率が低下してしまう。
本実施形態では、次の条件式(6)を満足することが好ましい。
(6)1.6<Ndave<1.9
但し、
Ndave:第2の光学系が有する光学素子のd線における屈折率の平均値。
条件式(6)は、第2の光学系26が有する光学素子(ここでは正レンズ26Aと正レンズ26B)の屈折率の最適範囲を規定している。条件式(6)を満足することで、光源光学系の光の変換効率を向上させるとともに、光源光学系の小型化を図ることができる。
条件式(6)の上限を上回ると、短波長側の透過率が下がるため、励起光の透過率が低下して、光源光学系の光の変換効率が低下してしまう。条件式(6)の下限を下回ると、レンズの肉厚等が大きくなるため、光源光学系が大型化してしまう。また、収差の増大により、スポットが均一化されないため、波長変換ユニットの励起光の集光密度が高くなり、蛍光の変換効率が落ちてしまう。
表11に、第1実施形態~第5実施形態についての条件式(1)~条件式(6)の対応数値を示す。表11に示す通り、第1実施形態~第5実施形態は、条件式(1)~条件式(6)を満足している。
Figure 0007268421000012
図13A~図13Gは、第1実施形態~第5実施形態及び比較例1、2における光のスポット形状を示す図である。比較例1、2は、本実施形態の構成要件であるレンズ構成、又は、条件式(1)~条件式(6)の一部若しくは全部を満足しないものである。図13A~図13Gは、1Wの励起光を照射した場合の光のスポット形状を示している。
図13Aは、第1実施形態における光のスポット形状を示す図であり、全体的に均一なスポット形状が得られている。また、光源として1Wのエネルギーの光を入れた場合の蛍光体上の最大エネルギー密度は0.84W/mmとなり、焼け等の発生を抑え、効率よく蛍光光を得ることができている。
図13Bは、第2実施形態における光のスポット形状を示す図であり、全体的に均一なスポット形状が得られている。また、光源として1Wのエネルギーの光を入れた場合の蛍光体上の最大エネルギー密度は0.92W/mmとなり、焼け等の発生を抑え、効率よく蛍光光を得ることができている。
図13Cは、第3実施形態における光のスポット形状を示す図であり、全体的に均一なスポット形状が得られている。また、光源として1Wのエネルギーの光を入れた場合の蛍光体上の最大エネルギー密度は1.21W/mmとなり、焼け等の発生を抑え、効率よく蛍光光を得ることができている。
図13Dは、第4実施形態における光のスポット形状を示す図であり、全体的に均一なスポット形状が得られている。また、光源として1Wのエネルギーの光を入れた場合の蛍光体上の最大エネルギー密度は1.36W/mmとなり、焼け等の発生を抑え、効率よく蛍光光を得ることができている。
図13Eは、第5実施形態における光のスポット形状を示す図であり、全体的に均一なスポット形状が得られている。また、光源として1Wのエネルギーの光を入れた場合の蛍光体上の最大エネルギー密度は1.49W/mmとなり、焼け等の発生を抑え、効率よく蛍光光を得ることができている。
図13Fは、比較例1における光のスポット形状を示す図であり、スポットが中央部に局所的に集まって密度が高くなっていることがわかる。また、光源として1Wのエネルギーの光を入れた場合の蛍光体上の最大エネルギー密度は2.0W/mmとなり、焼け等が発生するおそれが高くなってしまう。
図13Gは、比較例2における光のスポット形状を示す図であり、スポットが中央部に局所的に集まって密度が高くなっていることがわかる。また、光源として1Wのエネルギーの光を入れた場合の蛍光体上の最大エネルギー密度は1.75W/mmとなり、焼け等が発生するおそれが高くなってしまう。
≪第6実施形態≫
図14、図15を参照して第6実施形態によるプロジェクタ1について詳細に説明する。第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第6実施形態では、第1実施形態において、偏光ビームスプリッタ24と第2の光学系26の間にあった1/4波長板25を省略して、蛍光体ホイール27を挟んだ第2の光学系26の反対側に、コリメータレンズ80と、1/4波長板81と、反射面82とを設けている。また、蛍光体ホイール27の構成が第1実施形態とは異なっている。
図15は、第6実施形態による蛍光体ホイール27の詳細構造を示す図である。第6実施形態の蛍光体ホイール27は、第1実施形態の励起光反射領域27Eに代えて、励起光透過領域27Fを有している。励起光透過領域27Fは、第2の光学系26から導かれた励起光Bの波長領域の光を透過する特性を有している。励起光透過領域27Fには、第2の光学系26から導かれた励起光Bの反射を防止する反射防止コート(ARコート、透過面)27F1が施されている。
蛍光体ホイール27の励起光透過領域27Fを透過した励起光Bは、コリメータレンズ80で平行光とされ、1/4波長板81によって円偏光に変換され、反射面82で反射されて逆向きの円偏光となる。その後、励起光Bは、1/4波長板81でP偏光に変換され、コリメータレンズ80、第2の光学系26、偏光ビームスプリッタ24を透過して、集光レンズ28を通してカラーホイール29に入射する。
第6実施形態では、コリメータレンズ80を用いて励起光Bを平行光とする場合を例示して説明したが、角度依存性のない1/4波長板を用いて、コリメータレンズを省略する態様も可能である。また、コリメータレンズ80と1/4波長板81と反射面82が光学的に接している構成を例示して説明したが、これらが光学的に離間していてもよい。
第1実施形態と第6実施形態に示すように、蛍光体ホイール27は、励起光B(第1の色光)を蛍光光Y(第2の色光)に変換する波長変換領域(蛍光領域27D)と、励起光B(第1の色光)を透過又は反射する透過反射領域(励起光反射領域27E、励起光透過領域27F)とを有している。これにより、蛍光体ホイール27において、励起光B(第1の色光)と蛍光光Y(第2の色光)を切り替えられるので、光源装置20(光源光学系)の構成の簡素化と小型化を図ることができる。
≪第7実施形態≫
図16を参照して第7実施形態によるプロジェクタ1について詳細に説明する。第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第7実施形態は、次の点において第1実施形態と異なっている。すなわち、レーザ光源21から出射される励起光BがP偏光であり、偏光ビームスプリッタ24が、第1の光学系23から導かれたP偏光の励起光Bを透過する一方、1/4波長板25と第2の光学系26と蛍光体ホイール27からのS偏光に変換された励起光Bと蛍光光Yを反射するような特性を有している。
≪第8実施形態≫
図17、図18を参照して第8実施形態によるプロジェクタ1について詳細に説明する。第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第8実施形態では、第1実施形態において、集光レンズ28とカラーホイール29を省略するとともに、蛍光体ホイール27の構成を異ならせている。
図18は、第8実施形態による蛍光体ホイール27の詳細構造を示す図である。第8実施形態の蛍光体ホイール27は、第1実施形態のように周方向に蛍光領域27Dと励起光反射領域27Eに分割されておらず、周方向の全周に亘る蛍光領域(波長変換領域)27Gが設けられる。
蛍光領域27Gは、下層側から上層側に向かって順に、第1の反射コート27G1と、蛍光体層27G2と、第2の反射コート27G3とを積層して構成されている。
第1の反射コート27G1は、第2の光学系26から導かれた励起光Bの波長領域の光と、蛍光体層27G2による蛍光光(発光光)の波長領域の光とを反射する特性を有している。
蛍光体層27G2は、例えば、蛍光体材料を有機・無機のバインダ内に分散させたもの、蛍光体材料の結晶を直接形成したもの、Ce:YAG系などの希土類蛍光体を用いることができる。蛍光体層27D2による蛍光光(発光光)の波長帯域は、例えば、黄色とすることで、励起光の青色と組み合わせることで白色光を得ることができる。
第2の反射コート27G3は、第2の光学系26から導かれた励起光Bの一部分を反射する一方、第2の光学系26から導かれた励起光Bの他部分と蛍光体層27D2による蛍光光(発光光)を透過する特性を有している。
ここで、蛍光体層27G2は、励起光(第1の色光)Bを蛍光光(第2の色光)Yに変換する「波長変換領域」を構成している。また、第2の反射コート27G3は、蛍光体層27G2(波長変換領域)の入射面側に設けられて励起光(第1の色光)Bの一部を反射する「コート層」を構成している。これにより、時分割でない白色光源を実現することができる。
蛍光体ホイール27の第2の反射コート27G3で反射された励起光Bは、逆向きの円偏光となり、再び第2の光学系26と1/4波長板25を通過し、P偏光に変換される。P偏光に変換された励起光Bは、偏光ビームスプリッタ24を透過して、光均一化素子30に入射する。一方、蛍光体ホイール27の第2の反射コート27G3を透過した励起光Bは、蛍光体層27G2で蛍光光Yに変換され、第1の反射コート27G1で反射される。この蛍光光Yは、第2の光学系26により略平行光とされ、1/4波長板25を通過し、偏光ビームスプリッタ24を透過して、光均一化素子30に入射する。
≪第9実施形態≫
図19、図20を参照して第9実施形態によるプロジェクタ1について詳細に説明する。第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第9実施形態では、第1実施形態において、偏光ビームスプリッタ24、1/4波長板25、集光レンズ28及びカラーホイール29を省略している。また、偏光ビームスプリッタ24があった位置にダイクロイックミラー90を設けている。さらに、ダイクロイックミラー90を挟んだ第1の光学系23と反対側に、青色光源91と、コリメータレンズ92と、第3の光学系93を設けている。
青色光源91は、複数の光源(固体光源)を有している。青色光源91の各光源は、励起光Bとは別の青色波長域の光(青色レーザ光)を出射する。コリメータレンズ92は、青色光源91の複数の光源に対応して複数設けられている。図19では、上下方向に並ぶ各3個の青色光源91とコリメータレンズ92を描いているが、青色光源91とコリメータレンズ92のセットは、紙面直交方向(奥行方向)に複数列に亘って配置されていてもよい(二次元配列されていてもよい)。コリメータレンズ92は、青色光源91の各光源が出射した青色レーザ光を平行光となるように調整する。青色光源91とコリメータレンズ92の数は、適宜、増減することができる。第3の光学系93は、両凸形状の正レンズ93Aと、両凹形状の負レンズ93Bとを有しており、青色光源91とコリメータレンズ92による青色レーザ光を通過してダイクロイックミラー90に導く。なお、青色光源91は、レーザ光源以外にも、例えば発光ダイオードを用いてもよい。
ダイクロイックミラー90は、第1の光学系23から導かれた励起光Bを第2の光学系26に向けて反射し、第3の光学系93から導かれた青色レーザ光を光均一化素子30に向けて反射する。また、ダイクロイックミラー90は、蛍光体ホイール27からの蛍光光を光均一化素子30に向けて透過する。ダイクロイックミラー90で反射された励起光Bは、第2の光学系26を通って蛍光体ホイール27に入射する。
図20は、第9実施形態による蛍光体ホイール27の詳細構造を示す図である。第9実施形態の蛍光体ホイール27は、第1実施形態のように周方向に蛍光領域27Dと励起光反射領域27Eに分割されておらず、周方向の全周に亘る蛍光領域(波長変換領域)27Hが設けられる。
蛍光領域27Hは、下層側から上層側に向かって順に、反射コート27H1と、蛍光体層27H2と、反射防止コート(ARコート)27H3とを積層して構成されている。
反射コート27H1は、蛍光体層27H2による蛍光光(発光光)の波長領域の光を反射する特性を有している。円盤部材27Aを反射率が高い金属基板で構成した場合には、反射コート27H1を省略することも可能である(円盤部材27Aに反射コート27H1の機能を持たせることも可能である)。
蛍光体層27H2としては、例えば、蛍光体材料を有機・無機のバインダ内に分散させたもの、蛍光体材料の結晶を直接形成したもの、Ce:YAG系などの希土類蛍光体を用いることができる。蛍光体層27H2による蛍光光(発光光)の波長帯域は、例えば、青色光源91の各光源が出射した青色レーザ光と組み合わせることで白色光が得られる。
反射防止コート27H3は、蛍光体層27H2における光の反射を防止する特性を有している。
蛍光体ホイール27の蛍光領域27Hに入射した励起光Bは蛍光光Yに変換されて出射される。この蛍光光Yは、第2の光学系26により略平行光とされ、ダイクロイックミラー90を透過して、光均一化素子30に入射する。一方、色光源91の各光源が出射した青色レーザ光は、コリメータレンズ92で平行光とされ、第3の光学系93を通って、ダイクロイックミラー90で反射されることにより、光均一化素子30に入射する。
≪第10実施形態≫
図21、図22を参照して第10実施形態によるプロジェクタ1について詳細に説明する。第1実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第10実施形態では、第1実施形態において、偏光ビームスプリッタ24と第2の光学系26の間にあった1/4波長板25を省略するとともに、偏光ビームスプリッタ24があった位置にダイクロイックミラー100を設けている。さらに、第1の光学系23の光軸Xと第2の光学系26の光軸Yとを光軸と垂直な方向に偏心させている。これにより、第1の光学系23から出射された励起光Bが、第2の光学系26の片側(図21における光軸Yを挟んだ下側)から入射する。ここで、第10実施形態において、第1の光学系23の光軸Xと第2の光学系26の光軸Yを一致させた場合の光の振る舞いは、第1実施形態と同様である。
第1実施形態では、偏光方向(S偏光、P偏光)を規定していたが、第10実施形態では、どの方向に配置してもよい。レーザ光源21より出射した光がコリメータレンズ22によってそれぞれ平行光束にされた後、第1の光学系23を通り、励起光Bを反射し、蛍光光Yを透過させるダイクロイックミラー100により反射され、第2の光学系26に導かれる。第1の光学系23が第2の光学系26に対して偏心されるように配置することにより、励起光Bは第2の光学系26の片側より入射し、蛍光体ホイール27に対して斜めに入射される。蛍光ホイール27の蛍光領域27Dに入射した励起光Bは蛍光光Yに変換され、第1実施形態と同様の光路を通って光均一化素子30に導かれる。
一方、蛍光体ホイール27の励起光反射領域27Eに入射した励起光Bは正反射されるため、図22に示すように、第2の光学系26に入射した側(図22中の左側)と反対側(図22中の右側)を通って第2の光学系26より出射される。第2の光学系26から出射された励起光Bはダイクロイックミラー100を通らずに、集光レンズ28に入射し、カラーホイール29、光均一化素子30に導かれる。
第10実施形態では、蛍光体ホイール27の励起光反射領域27Eで反射された励起光Bがダイクロイックミラー100を通らない構成を示したが、ダイクロイックミラー100を大きくし、半分の面のコートは励起光Bを反射し、蛍光光Yを透過する特性とし、残りの半分を励起光B、蛍光光Yを透過する特性を有したダイクロイックミラー100を利用することも可能である。
≪第11実施形態≫
図23を参照して第11実施形態によるプロジェクタ1について詳細に説明する。第10実施形態と共通する構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第11実施形態では、第10実施形態において、レーザ光源21とコリメータレンズ22のセットに加えて、その下方に位置するレーザ光源21Xとコリメータレンズ22Xのセットを有している。レーザ光源21とコリメータレンズ22のセット、及び、レーザ光源21Xとコリメータレンズ22Xのセットは、ともに、P偏光の励起光Bを出射する。
光源装置20は、レーザ光源21とコリメータレンズ22のセット、及び、レーザ光源21Xとコリメータレンズ22Xのセットが出射した励起光Bを合成して、第1の光学系23に出射する合成光学系110を有している。
合成光学系110は、1/2波長板112と、反射ミラー114と、偏光ビームスプリッタ116とを有している。
1/2波長板112は、レーザ光源21Xとコリメータレンズ22Xのセットが出射した励起光BをP偏光からS偏光に変換する。
反射ミラー114は、1/2波長板112でS偏光に変換された励起光Bを偏光ビームスプリッタ116に向けて反射する。
偏光ビームスプリッタ116は、S偏光の励起光Bを反射する一方、P偏光の励起光Bを透過する特性を有している。偏光ビームスプリッタ116は、レーザ光源21とコリメータレンズ22のセットが出射したP偏光の励起光Bを透過して、第1の光学系23に導く。偏光ビームスプリッタ116は、反射ミラー114が反射したS偏光の励起光Bを反射して、第1の光学系23に導く。このようにして、P偏光とS偏光の励起光Bが合成されて、第1の光学系23に入射する。
レーザ光源21とレーザ光源21Xは、それぞれ、独立した基板上に形成されており、レーザ光源21の発光点のうち任意の2つの発光点の距離が最大となる距離をSmax1、レーザ光源21Xの発光点のうち任意の2つの発光点の距離が最大となる距離をSmax2としたときに、Smax1とSmax2のうち大きい方をSmaxとすることができる。例えば、レーザ光源21とレーザ光源21Xとして同一の光源アレイを用いた場合、Smax1=Smax2=Smaxが成立する。
なお、ここでは、レーザ光源21とコリメータレンズ22のセット、及び、レーザ光源21Xとコリメータレンズ22Xのセットが、ともに、P偏光の励起光Bを出射する場合を例示して説明したが、S偏光の励起光Bを出射してもよい。また、偏光ビームスプリッタ116を用いて励起光Bを合成する場合を例示して説明したが、櫛歯ミラー等を用いて励起光Bを合成することも可能である。
なお、上述した各実施形態では、本発明の好適な実施具体例を示したが、本発明はその内容に限定されることはない。特に、各実施形態で例示した各部の具体的形状および数値は、本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例にすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。このように、本発明は、本実施形態で説明した内容に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することができる。
1 プロジェクタ(画像投射装置)
10 筐体
20 光源装置
21 レーザ光源(励起光源)
21X レーザ光源(励起光源)
22 コリメータレンズ(光源光学系)
22X コリメータレンズ(光源光学系)
23 第1の光学系(光源光学系)
23A 正レンズ(正のパワーを有する光学要素)
23B 負レンズ(負のパワーを有する光学要素)
24 偏光ビームスプリッタ(光源光学系、反射面)
25 1/4波長板(光源光学系)
26 第2の光学系(光源光学系)
26A 正レンズ(正のパワーを有する光学要素)
26B 正レンズ(正のパワーを有する光学要素)
27 蛍光体ホイール(光源光学系、波長変換ユニット、蛍光体ユニット)
27A 円盤部材(基板)
27B 回転軸
27C 駆動モータ(駆動部材)
27D 蛍光領域(波長変換領域)
27D1 反射コート
27D2 蛍光体層
27D3 反射防止コート(ARコート)
27E 励起光反射領域
27E1 反射コート(反射面)
27F 励起光透過領域
27F1 反射防止コート(ARコート、透過面)
27G 蛍光領域(波長変換領域)
27G1 第1の反射コート
27G2 蛍光体層(波長変換領域)
27G3 第2の反射コート(コート層)
27H 蛍光領域(波長変換領域)
27H1 反射コート
27H2 蛍光体層
27H3 反射防止コート(ARコート)
28 集光レンズ(光源光学系)
29 カラーホイール(光源光学系)
30 光均一化素子
40 照明光学系
50 画像形成素子(画像表示素子)
60 投射光学系
70 スクリーン
80 コリメータレンズ
81 1/4波長板
82 反射面
90 ダイクロイックミラー(光源光学系)
91 青色光源(光源光学系)
92 コリメータレンズ(光源光学系)
93 第3の光学系(光源光学系)
100 ダイクロイックミラー
110 合成光学系
112 1/2波長板
114 反射ミラー
116 偏光ビームスプリッタ

Claims (16)

  1. 第1の色光を出射する励起光源と用いられる光源光学系であって、
    前記励起光源から出射された前記第1の色光が入射して前記第1の色光とは波長の異なる第2の色光を出射する波長変換ユニットと、
    前記励起光源と前記波長変換ユニットの間の光路上に設けられた第1、第2の光学系と、
    前記励起光源と前記波長変換ユニットの間の光路上に位置する反射面と、
    を有しており、
    前記第1の光学系は、前記励起光源と前記反射面の間に配置されており、
    前記第2の光学系は、前記反射面と前記波長変換ユニットの間に配置されており、
    前記第1の光学系は、少なくとも1つの負のパワーを有する光学素子を有しており、
    前記第2の光学系は、全体として正のパワーを有しており、
    前記第1の光学系は、前記第1の光学系の光軸に平行な光線が入射したとき、前記第1の光学系から出射される光線が前記光軸に角度をなして近付きながら前記第2の光学系に入射するような光学特性を有し、前記第2の光学系に入射した光の集光点が、前記第2の光学系の内部に形成され、
    次の条件式(1)を満足する、
    ことを特徴とする光源光学系。
    (1)1.8<|Fn/F2|<5.0
    但し、
    Fn:前記第1の光学系の負のパワーを有する光学素子のd線における焦点距離、
    F2:前記第2の光学系のd線における焦点距離。
  2. 前記第1の光学系は、少なくとも1つの正のパワーを有する光学素子を有しており、
    次の条件式(2)を満足する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源光学系。
    (2)1.5<|Fp/Fn|<2.4
    但し、
    Fp:前記第1の光学系の正のパワーを有する光学素子のd線における焦点距離、
    Fn:前記第1の光学系の負のパワーを有する光学素子のd線における焦点距離。
  3. 前記波長変換ユニットは、前記第1の色光を前記第2の色光に変換する波長変換領域と、前記第1の色光を透過又は反射する透過反射領域とを有している、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源光学系。
  4. 前記波長変換ユニットは、前記第1の色光を前記第2の色光に変換する波長変換領域と、前記波長変換領域の入射面側に設けられて前記第1の色光の一部を反射するコート層とを有している、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光源光学系。
  5. 前記波長変換ユニットに接続されて、前記波長変換ユニット上における前記第1の色光の照射位置が時間とともに移動するように駆動される駆動部材をさらに有している、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の光源光学系。
  6. 前記励起光源と前記第2の光学系の間の光路上に位置する反射面をさらに有しており、前記反射面は、前記第1の色光と前記第2の色光の一方を反射して他方を透過する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の光源光学系。
  7. 次の条件式(6)を満足する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の光源光学系。
    (6)1.6<Ndave<1.9
    但し、
    Ndave:前記第2の光学系が有する光学素子のd線における屈折率の平均値。
  8. 前記第1の光学系と前記第2の光学系は、前記第1の光学系の光軸と前記第2の光学系の光軸が偏心するように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の光源光学系。
  9. 前記第1の光学系と前記第2の光学系が有する光学素子は、レンズである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の光源光学系。
  10. 前記第1の光学系は、前記第2の色光の50%以上が通過せず、
    前記第2の光学系は、前記第2の色光の50%以上が通過する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の光源光学系。
  11. 前記励起光源と、
    請求項1から請求項10のいずれかに記載の光源光学系と、
    を有することを特徴とする光源装置。
  12. 前記励起光源は、二次元アレイ状に配列された複数の発光点を有しており、
    次の条件式(3)を満足する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の光源装置。
    (3)Smax/DL<2.0
    但し、
    Smax:前記複数の発光点のうちの2つの発光点の間の最大距離、
    DL:前記第2の光学系のうちの前記第1の光学系の側の光学素子の外径。
  13. 前記励起光源は、二次元アレイ状に配列された複数の発光点を有しており、
    次の条件式(4)を満足する、
    ことを特徴とする請求項11又は請求項12に記載の光源装置。
    (4)0.5<Smax/DLmax<1.0
    但し、
    Smax:前記複数の発光点のうちの2つの発光点の間の最大距離、
    DLmax:前記第1の光学系と前記第2の光学系のうちの光学素子の最大外径。
  14. 前記Smaxを満足する2つの発光点は、単一の基板上に配置されている、
    ことを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の光源装置。
  15. 前記励起光源は、二次元アレイ状に配列された複数の発光点を有しており、
    前記複数の発光点に対応する複数のコリメータレンズをさらに有しており、
    次の条件式(5)を満足する、
    ことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれかに記載の光源装置。
    (5)0.5<Px/L・tanθx<2.0
    但し、
    θx:各発光点の発散角が最大となる方向をX方向としたときのX方向における各発光点の発散角、
    Px:各発光点の発散角が最大となる方向をX方向としたときのX方向における各発光点のピッチ、
    L:各発光点と各コリメータレンズの間の距離。
  16. 前記励起光源と、
    請求項1から請求項10のいずれかに記載の光源光学系と、
    前記光源光学系からの光を変調して画像を形成する画像表示素子と、
    前記画像を被投射面に拡大投射する投射光学系と、
    を有することを特徴とする画像投射装置。
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