JP2015053227A - 光源装置および画像表示装置 - Google Patents

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真 平川
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Abstract

【課題】多数の固体光源とカップリングレンズを集積する新規な光源装置を実現する。
【解決手段】この発明の光源装置は、N(≧2)群の光源群と、これら光源群の各固体光源と1対1に対応するカップリングレンズにより、各光源群に対応して構成されるN群のレンズ群と、これらN群の光源群およびレンズ群を保持する保持具と、を有し、各固体光源から放射される光束の進行方向は互いに平行であり、各光源群を構成する複数の固体光源は、群ごとに、進行方向に直交する面上に円環状に配置され、各光源群における円環状の光源配置は、N群の光源群の全体としては、進行方向から見て同心円状であり、且つ、各光源群を配置された面PL1、PL2が、進行方向において互いに異なることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

この発明は、光源装置および画像表示装置に関する。
画像表示装置は、プロジェクタとして好適に実施できる。
プロジェクタの光源として「LDやLEDや有機LE光源等の固体光源」が普及しつつある。
3色の固体光源を用いたり、2色の固体光源を用い、そのうちの1つを波長変換したりすることで3原色を揃えて、フルカラー表示を行うことが可能である。
プロジェクタ用光源としての固体光源は、従来の水銀ランプに比して種々のメリットがある。
例えば、固体光源は、水銀ランプに比して寿命が極めて長いため「光源に関してメンテナンスフリーのプロジェクタ」を実現できる。
また、水銀ランプは廃棄時に「水銀の処理」が問題となるが、固体光源にはこのような問題がなく、環境規制対応の点で有利である。
さらに、固体光源は「光量の立ち上り時間」が水銀ランプより短時間であり、所望の明るさを瞬時に得られる。
しかし反面、単体の固体光源は、水銀ランプに比して発光量が小さく、水銀ランプと同等の光量を得るには複数の固体光源を用いて光量を総合する必要である。
また、固体光源の光束は一般に発散光束であるため、カップリングレンズにより所望の光束形態に変換する必要がある。
近来、データ用プロジェクタをモバイル用途に用いることも想定され、光源部の小型化の要請も強い。
このような状況から、プロジェクタに用いる固体光源の集積の「更なる高密度化」が必要になる。その場合、カップリングレンズの集積も高密度化される必要がある。
複数個の固体光源を用い、各固体光源からの光を合成して用いるプロジェクタが特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載された光源装置では、固体光源とカップリングレンズの配列は「2次元マトリックス状」である。
2次元マトリックス状の配列で、集積させる固体光源数が大きくなると、集積の高密度化に伴い、固体光源相互およびカップリングレンズ相互が近接し、配設が難しくなる。
この発明は、多数の固体光源とカップリングレンズを集積する新規な光源装置の実現を課題とする。
この発明の光源装置は、N(≧2)群の光源群と、これら光源群の各固体光源と1対1に対応するカップリングレンズにより、各光源群に対応して構成されるN群のレンズ群と、これらN群の光源群およびレンズ群を保持する保持具と、を有し、前記各固体光源から放射される光束の進行方向は互いに平行であり、各光源群を構成する複数の固体光源は、群ごとに、前記進行方向に直交する面上に円環状に配置され、各光源群における円環状の光源配置は、N群の光源群の全体としては、前記進行方向から見て同心円状であり、且つ、各光源群を配置された面が、前記進行方向において互いに異なることを特徴とする。
この発明によれば、多数の固体光源とカップリングレンズの集積が可能な新規な光源装置を実現できる。
プロジェクタの実施の1形態を説明する概念図である。 光源装置と集光レンズとミラーホイールの位置関係を概念的に示す図である。 光源装置の第1の実施形態を説明するための図である。 光源装置の第2の実施形態を説明するための図である。 カップリングレンズの、保持具への取り付けを説明する図である。
以下、実施の形態を説明する。
先ず、プロジェクタの概略を説明する。
図1は、固体光源を用いるプロジェクタの構成の1例を説明する概念図である。
図1において、符号101、102は「光源装置」を示し、符号201、202、203、204は「集光レンズ」を示す。
符号301は「ミラーホイール」、符号302は「蛍光体ホイール」を示している。また、符号Mは「ミラー」、符号DM1、DM2は「ダイクロイックミラー」を示す。
符号401は「ライトトンネル」、符号501は「レンズ」を示し、符号502は「凹面ミラー」、符号600は「画像表示素子」、符号700は「投射光学系」を示している。
レンズ500と凹面ミラー502とは「照明光学系」を構成する。
表示される画像を現す画像信号は、制御部100に入力し、制御部100による制御を受けて、画像表示素子600に向けて出力される。
制御部100はまた、画像信号に応じて、光源装置101、102、ミラーホイール301、蛍光体ホイール302を制御する。
光源装置101、102は、この発明の光源装置であり、その具体的な構成例は後述する。光源装置101、102は互いに異なった色(光波長)の光を放射する。
説明の具体性のため、光源装置101は半導体レーザ(LD)を固体光源とし「青色光を放射」し、光源装置102はLEDを固体光源とし「赤色光を放射」するものとする。
蛍光体ホイール302は、蛍光体302Aを有し、蛍光体302Aは、LDによる青色光により励起されて「緑色光」を蛍光として放射するものとする。
これらの色はあくまで、説明の具体性のための例示であって、これに限定されるものではない。
以下、青色光を「B光」、赤色光を「R光」、緑色光を「G光」と呼び、これらを図中に符号LB、LR、LGで示す。
光源装置101からB光LBを放射させると、B光LBは集光レンズ201によりミラーホイール301に集光される。
ミラーホイール301は、回転円板(ホイール)をステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動するようにしたものである。
回転円板は、ミラー部と透過部に分けられており、B光LBは、ミラー部に入射するときは反射され、透過部に入射するときは透過する。
ミラーホイール301は、制御部100により制御され、光源装置101からのB光LBの反射と透過を切り替える。
ミラーホイール301で反射されたB光LBは、ダイクロイックミラーDM1を透過し、集光レンズ203により蛍光体ホイール302に集光される。
蛍光体ホイール302は、回転円板(ホイール)をステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動するようにしたものである。
駆動手段は制御部100の制御を受けて、回転円板の回転を制御し、B光LBが入射するタイミングで、入射部に蛍光体302Aを位置させる。
蛍光体302AはB光LBにより励起され、G光LGを「蛍光」として放射する。放射されたG光LGは、集光レンズ203を介してダイクロイックミラーDM1に入射する。
ダイクロイックミラーDM1は、G光LGを反射する。
光源装置102は、制御部100の制御を受け、所定のタイミングでR光LRを放射する。
放射されたR光LRは、集光レンズ202を介してダイクロイックミラーDM1に入射し、ダイクロイックミラーDM1はR光LRを透過させる。
従って、ダイクロイックミラーDM1を透過したR光LRと、ダイクロイックミラーDM1に反射されたG光LGは、ダイクロイックミラーDM2に入射し、透過する。
一方、ミラーホイール301を透過したB光LBは、ミラーMに反射され、ダイクロイックミラーDM2に入射し反射される。
このようにして、ダイクロイックミラーDM2を透過したR光LR、G光LG、ダイクロイックミラーDM2に反射されたB光LBは、ライトトンネル401に向かう。
ライトトンネル401は、ロッドインテグレータとも呼ばれ、4つの短冊状ミラーを組み合わせて、中空のトンネル状の導光路を形成したものである。
図1に示されていないが、各色光の光路上には適宜のリレーレンズ系が配置され、各色光の導光を補償している。
上記ダイクロイックミラーDM2からのR光LR、G光LG、B光LBは、集光レンズ204により、ライトトンネル401の入口部に集光されて結像する。
このとき、これらの光は所定のタイミングで、互いに分離してライトトンネル401に入射する。
ライトトンネル401に順次に入射したR光LR、G光LG、B光LBは、ライトトンネル401の導光路内で、短冊状ミラーにより反射を繰り返して出口部から射出する。
各色の光は、ライトトンネル401の出口側では、実質的に「光量分布が一様」な状態となって射出する。
レンズ501と凹面ミラー502により構成される「照明光学系」は、ライトトンネル401の出口部を「光量分布が一様な面光源」とする。
そして、この面光源の像を画像表示素子600の画像表示面に結像させる。これにより、画像表示面は均一な照度分布で照明されることになる。
画像表示素子600は、この例ではDMD(デジタル・ミラー・デバイス テキサスインスツルメント製)を想定している。
DMDは多数の微小ミラーを2次元的に配列して画像表示面とし、各微小ミラーの角度を独立して、±12度の範囲で変化させることができるデバイスである。
そして、各微小ミラーの角度変化により、反射光の向きを変化させて、投射光学系700への入射状態と非入射状態とを切り替える。
例えば、微小ミラーの角度が−12°のとき、反射光が投射光学系700に入射(ON状態)し、+12°のときは入射しない(OFF状態)ように角度範囲を設定できる。
画像表示面にR光LRが照射されるときは「赤色画像に対応する微小ミラー」のみの角度が−12度に設定される。
これにより、反射された赤色光は投射光学系700に入射し、図示されないスクリーン(被投射面)上に赤色画像が拡大して投射される。
同様に、画像表示面にG光LGが照射されるときは「緑色画像に対応する微小ミラー」のみの角度が−12度に設定される。
これにより、反射された緑色光は投射光学系700に入射し、図示されないスクリーン上に緑色画像が拡大して投射される。
また、画像表示面にB光LBが照射されるときは「青色画像に対応する微小ミラー」のみの角度が−12度に設定される。
これにより、反射された青色光は投射光学系700に入射し、図示されないスクリーン上に青色画像が拡大して投射される。
このようにして、スクリーン上に赤色画像・緑色画像・青色画像が順次に投射され、これらが高速で切り替えられることにより、観察者は拡大されたカラー画像を観察できる。
前述の如く、画像表示素子600の画像表示面は「一様な照度分布」で照らされるので、その拡大像であるスクリーン上の投射画像も一様な照度分布となる。
なお、画像表示素子700の画像表示面は、投射光学系700のイメージサークル内に配置されている。
ここに言う「イメージサークル」は、投射光学系700に対し、スクリーン上の投射画像を物体としてみたときに、像側となる光源側のイメージサークルである。
図2は、光源装置101と集光レンズ201とミラーホイール301の位置関係を概念的に示す。
光源装置101は、複数の固体光源LS1、LS2、・・・、LSi、・・と、複数のカップリングレンズCL1、CL2、・・、CLi、・・を有する。
前述の如く、個々の固体光源LSiはLDである。
個々の固体光源LSiはカップリングレンズLSiと1対1に対応している。
固体光源LSiから放射された発散性のレーザ光束は、対応するカップリングレンズCLiにより光束形態を変換されて、集光レンズ201に入射する。
固体光源LSiから放射される光は発散性であるが、その主光線即ち、光束の中心に合致した光線の進行方向は、全ての固体光源LSiについて互いに平行である。
説明の具体性のため、ここではカップリングレンズCLiは、対応する固体光源LSiからの発散性の光束を平行光束に変換するものとする。
変換された平行光束は集光レンズCLiにより集束され、ミラーホイール301のミラー面上に集光する。
このようにして、全ての固体光源LSiからの光束は、ミラーホイール301の回転円板上に点状に結像する。
図2は、上述の如く概念図であり、具体的な構成を表すものではない。例えば、集光レンズ201は図では1枚であるが、複数枚のレンズにより構成されるのが普通である。
また、集光レンズ201による集光光束は、ミラーホイール301の回転円板に直交するように入射しているが、実際には、図1に示す如くミラー面に傾いて入射する。
上記の如く、集光レンズ201からミラーホイール301に向かう集束光が、ミラーホイール301の回転円板上で集光せずに、ある程度の光束径を持つことも考えられる。
このように、ミラーホイール301の回転円板上で、入射光束がある程度の光束径を持つと、ミラーホイール301の回転円板の大型化と高コスト化を齎す。
回転円板301が大きくなると、これを高速回転するのに要するエネルギも大きくなって、消費電力も増大する。
また、回転円板におけるミラー部と透過部との境界部では、光源装置101を点灯することができない。境界部で点灯すると、B光LBとG光LGとの混色が生じる。
このため、単位時間の画像表示光量が低下する。
これを避けるには、ミラーホイール301の回転円板上の入射光束径はなるべく小さいことが好ましい。
図3は、この発明の光源装置の第1の実施形態を説明するための図である。
説明の具体性のため図3の光源装置は、図1における光源装置101を想定している。
図3(a)は、固体光源からの光束の進行方向側から見た各個体光源とカップリングレンズの配列を示している。(b)は、図3(a)の「b−b断面図」である。
この実施の形態は、上に説明した「課題を解決する手段」におけるN=2の場合に相当とする。
即ち、複数の固体光源LS1−1、LS1−2、・・、LS1−i、・・は円環状に配列されて「第1の光源群」をなす。
以下、固体光源LS1−iは、第1の光源群の個々の固体光源を言うものとする。
固体光源LS1−iの配列による円環を「固体光源LS1−iの配列円環」と呼ぶ。
第1の光源群の個々の固体光源LS1−iには、カップリングレンズCL1−i(i=1,2,・・)が互いに1対1に対応する。
以下、カップリングレンズCL1−iは、第1のレンズ群の個々のカップリングレンズを言うものとする。
複数のカップリングレンズCL1−iは、第1の光源群の円環状配列に対応して円環状に配列され「第1のレンズ群」をなしている。
カップリングレンズCL1−iの配列による円環を「カップリングレンズCL1−iの配列円環」と呼ぶ。
複数の固体光源LS2−1、LS2−2、・・、LS2−i、・・は円環状に配列されて第2の光源群をなす。
第1の光源群の固体光源LS1−iと同様、固体光源LS2−iは、第2の光源群の個々の固体光源を言う。
固体光源LS2−iの配列による円環を「固体光源LS2−iの配列円環」と呼ぶ。
第2の光源群の個々の固体光源LS2−iには、カップリングレンズCL2−i(i=1,2,・・)が互いに1対1に対応する。
第1のレンズ群と同様、カップリングレンズCL2−iは、第2のレンズ群の個々のカップリングレンズを言うものとする。
複数のカップリングレンズCL2−iは、第2の光源群の円環状配列に対応して円環状に配列され、第2のレンズ群をなしている。
カップリングレンズCL2−iの配列による円環を「カップリングレンズCL2−iの配列円環」と呼ぶ。
固体光源LS1−i、LS2−iとしては何れも、半導体レーザ(LD)であり、青色光を放射する。
また、カップリングレンズCP1−i、CP2−iは何れも「同一の焦点距離」を有している。
「固体光源LS1−iの配列円環」と「カップリングレンズCL1−iの配列円環」とは同心円である。
この実施の形態においては、固体光源LS1−iは、対応するカップリングレンズCL1−iの光軸上に設けられており、従ってこれらの配列円環は互いに合致する。
「固体光源LS2−iの配列円環」と「カップリングレンズCL2−iの配列円環」とは同心円である。
この実施の形態においては、固体光源LS2−iは、対応するカップリングレンズCL2−iの光軸上に設けられており、従ってこれらの配列円環は互いに合致する。
そして、第1の光源群の配列円環と第2の光源群の配列円環とは、図3(a)に示す如く、図面に直交する方向から見て同心円である。
図3(a)において、図面に直交する方向は「各固体光源LS1−i、LS2−iから放射される光束の進行方向」である。
即ち、第1の光源群の配列円環、第1のレンズ群の配列円環、第2の光源群の配列円環、第2のレンズ群の配列円環は、上記進行方向から見て同心円である。
図3(b)において、符号30は「保持具」を示す。
保持具30は、アルミニウム等の材料で形成され、第1、第2の光源群、第1、第2のレンズ群の共通の保持具である。
保持具30は、各固体光源LS1−i、LS2−iから放射される光束の進行方向(図3(b)において右方)に平行な軸を中心とする軸対称な形状を有する。
図3(b)において、符号AXは上記「進行方向に平行な軸」を示している。
保持具30は、図3(b)に示すように、軸AX方向の一方の側(図の左方側)は、軸AXに直交する2個の平面状部分PL1およびPL2を有する。
2個の平面状部分PL1、PL2は、軸AXに近い側から順に、光束の進行方向(軸AXの右方向)へ順次にずれる階段状に形成されている。
保持具30の軸AX方向の他方の側(図の右方側)は、軸AXに平行な面をもつ2個のシリンダ面CN1、CN2を有する。
これらシリンダ面CN1、CN2は「凹シリンダ面」である。
シリンダ面CN1、CN2の端部面は、軸AXに近い側から順に「光束の進行方向側」に順次にずれる階段状に形成されている。
そして、2個の平面状部分PL1、PL2の個々に「1群の光源群」が配置され、2個のシリンダ面CN1、CN2の個々に「1群のレンズ群」が配置されている。
即ち、平面状部分PL1には、第1の光源群を構成する固体光源LS1−iが配列円環をなして配置されており、軸AXは上記配列円環の中心を通る。
また、シリンダ面CN1には、第1のレンズ群を構成するカップリングレンズCL1−iが、軸AXを中心軸とする配列円環をなして配置されている。
同様に、平面状部分PL2には、第2の光源群を構成する固体光源LS2−iが配列円環をなして配置されており、軸AXは上記配列円環の中心を通る。
シリンダ面CN2には、第2のレンズ群を構成するカップリングレンズCL2−iが、軸AXを中心軸とする配列円環をなして配置されている。
個々の固体光源LS1−iの発光部は、対応するカップリングレンズCL1−iの光軸上に配置されている。
同様に、個々の固体光源LS2−iの発光部は、対応するカップリングレンズCL2−iの光軸上に配置されている。
また、この例では、各固体光源LS1−i、LS2−iは、対応するカップリングレンズCL1−i、CL2−iの物体側焦点位置に発光部を合致させて配置されている。
従って、保持具30に保持された第1の光源群、第1のレンズ群、第2の光源群、第2のレンズ群は、軸AXの右側から見ると、図3(a)に示す如くになる。
即ち、第1の光源群の配列円環と第1のレンズ群の配列円環が重なり、第2の光源群の配列円環と第2のレンズ群の配列円環が重なり、重なりあった配列円環が同心円をなす。
図3の光源装置は、2群の光源群と、これら光源群の各固体光源と1対1に対応するカップリングレンズにより各光源群に対応して構成される2群のレンズ群を有する。
また、これら2群の光源群およびレンズ群を保持する保持具30を有し、各固体光源LS1−i、LS2−iから放射される光束の進行方向は互いに平行である。
各光源群を構成する複数の固体光源は、群ごとに、進行方向(軸AX)に直交する面PL1、PL2上に円環状に配置されている。
各光源群における円環状の光源配置は、2群の光源群の全体としては、前記進行方向から見て同心円状である。
そして、各光源群を配置された面PL1、PL2が、進行方向において互いに異なる。
各光源群の複数の固体光源を円環状に配置された面PL1、PL2は、同心円状の外側の光源群(第2の光源群)を配置された面PL2が、光束の進行方向側に位置する。
また、カップリングレンズCL1−i、CL2−iは「同一の焦点距離」を有する。
従って、固体光源LS1−i、LS2−iを発光させれば、対応するカップリングレンズCL1−i、CL2−iから、平行光束化された光束が軸AXに平行に射出する。
従って、図1における集光レンズ201の像側焦点位置を、ミラーホイール301の回転円板表面に合致させておけば、上記光束は全て、回転円板表面に結像する。
図3(b)を参照して、保持具30への固体光源LS1−i、LS2−i、カップリングレンズCL1−i、CL2−iの取り付けにつき説明する。
固体光源LS1−iは、保持具30の平面状部分PL1に、保持具30を貫通するように形成された「嵌め合い孔」に挿入されて固定されている。
嵌め合い穴は、平面状部分PL1の側が「座ぐり部」を有し、この座ぐり部に固体光源LS1−iの台座部を固定することにより、軸AX方向の位置が決定される。
同様に、固体光源LS2−iは、保持具30の平面状部分PL2に、保持具30を貫通するように形成された嵌め合い孔に挿入されて固定されている。
固定の方法は、固体光源LS1−iと同様である。
一方、カップリングレンズCP1−iは、保持具30のシリンダ面CN1に、接着剤ST1−iにより接着固定されている。
また、カップリングレンズCP2−iは、シリンダ面CN2に、接着剤ST2−iに接着固定されている。
接着材ST1−i、ST2−iは、この例では光硬化性接着剤、例えば、紫外線硬化型樹脂である。
接着剤ST1−i、ST2−iは、液状態で凹シリンダ面CN1、CN2のカップリングレンズ固定部に塗布される。
そして、この状態で、カップリングレンズCL1−i、CL2−iを位置決めされ、位置決め状態で紫外線を照射して、接着剤ST1−i、ST2−iを固化する。
カップリングレンズCL1−i、CL2−iは、チャッキング手段により保持されて、接着位置に位置決めされる。
接着剤ST1−1は、固化した状態で所定の厚みとなるようにし、その厚さにより、固体光源LS1−iと、カップリングレンズCL1−iの光軸直交方向の位置を合わせる。
接着剤ST2−1も、固化した状態で所定の厚みとなるようにし、その厚さにより、固体光源LS2−iと、カップリングレンズCL2−iの光軸直交方向の位置を合わせる。
このような、固体光源LS1−i、カップリングレンズCL1−iの位置関係には、以下の如き意義がある。
保持具30は「環境温度の上昇により熱膨張する」ことが避けられない。図3(b)において、軸AXに直交する方向の膨張を考えてみる。
保持具30の熱膨張により、固体光源LS1−i、カップリングレンズCL1−iは共に、軸AXから離れる側へ変位する。
固体光源LS1−iが配置されている部分と、カップリングレンズCL1−iが固定されている部分とでは、後者の方が軸AXから離れている。
接着剤ST1−iが「熱膨張しない」とすれば、固体光源LS1−i、カップリングレンズCL1−iの変位量は、カップリングレンズCL1−iの変位量がより大きい。
このような「変位量の大小関係」があると、保持具が熱膨張したとき、カップリングレンズCL1−iの光軸は、固体光源LS1−iに対して軸AXから離れる方向へずれる。
このような「ずれ」が生じると、カップリングレンズCL1−iから放射される光束は軸AXから離れる側に偏向する。
このような偏向が、全ての固体光源LS1−iからの光束について生じるので、図1の集光レンズ201による集光位置は、軸AXから離れることになる。
その結果、各光束の集光位置が「バラける」ことになり、ミラーホイール301の回転円板上の入射光束径が増大して、前述した混色等の不具合が生じる。
説明中の実施の形態では、凹シリンダ面CN1の径と、カップリングレンズCL1−iのレンズ外径と、接着剤ST1−iの固化状態での厚さが以下のように調整されている。
即ち、温度上昇に伴う保持具30の膨張に伴う、前記「カップリングレンズCL1−iの光軸と固体光源LS1−iの発光部とのずれ」を接着剤ST1−iの膨張で相殺する。
このようにすれば、温度上昇による保持具30の熱膨張が、光源装置101からミラーホイール301までの光学条件に与える影響を除去もしくは有効に軽減できる。
図4は、この発明の光源装置の第2の実施形態を説明するための図である。
繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図3と符号を共通化し、同一符号を付した部分については、図3に関する説明を援用する。
図4の光源装置も、図1における光源装置101を想定している。
この実施の形態も、上に説明した「課題を解決する手段」におけるN=2の場合に相当する。
第1の光源群の固体光源LS1−i、第1のレンズ群のカップリングレンズCL1−iの配列は、軸AXの右方から見ると、図3(a)の配列と同一になる。
第2の光源群の固体光源LS2−i、第2のレンズ群のカップリングレンズCL1−iの配列も、軸AXの右方から見ると、図3(a)の配列と同一になる。
各固体光源LS1−i、LS2−iから放射される光束の進行方向は互いに平行で、図4の軸AXに平行で、進行方向は図の右方である。
各光源群を構成する複数の固体光源LS1−i、LS2−iは、群ごとに、軸AXに直交する面上に円環状に配置される。
そして、各光源群における円環状の光源配置は、2群の光源群の全体としては、軸AXの右側から見て同心円状である。
図4において、符号32は、第1、第2の光源群、第1、第2のレンズ群を保持する共通の保持具を示す。
共通の保持具32は、各固体光源から放射される光束の進行方向に平行な軸AXを中心とする軸対称な形状を有している。
軸AX方向の一方の側は、軸AXに直交する2個の平面状部分PL11、PL21を有している。
これら2個の平面状部分PL11、PL21は、軸AXに遠い側から順次、光束の進行方向へ順次にずれる階段状に形成されている。
軸AX方向の他方の側は、軸AXに平行な外周面をもつN個のシリンダ面(凸シリンダ面)CN12、CN21を有する。
各シリンダ面CN12、CN21の図で右側の端部面は、軸AXから離れた側から順に、光束の進行方向側に順次にずれる階段状に形成されている。
第1の光源群を成す固体光源LS1−iは、平面状部分PL11に配置され、第2の光源群を成す固体光源LS2−iは、平面状部分PL21に配置されている。
即ち、第1、第2の光源群を配置された面PL11、PL21は、光束の進行方向(図4の右方)において互いに異なる。
平面状部分PL21は、円環状配置で外側の光源群(第2の光源群)を配置され、内側の光源群(第1の光源群)を配置された面PL11に対し、図で左方に位置する。
即ち、平面状部分PL21は、平面状部分PL11よりも「光束の進行方向と逆側」に位置する。
凸シリンダ面CN12には、第1のレンズ群を構成するカップリングレンズCL1−iが、軸AXを中心軸とする配列円環をなして配置されている。
凸シリンダ面CN21には、第2のレンズ群を構成するカップリングレンズCL2−iが、軸AXを中心軸とする配列円環をなして配置されている。
平面状部分PL11上の固体光源LS1−iの配列円環、平面状部分PL21上の固体光源LS2−iの配列円環は、軸AXを共通の中心軸とする同心円である。
個々の固体光源LS1−iは、対応するカップリングレンズCL1−iの光軸上に発光部を配置されている。
同様に、個々の固体光源LS2−iは、対応するカップリングレンズCL2−iの光軸上に発光部を配置されている。
この例でも、各固体光源LS1−i、LS2−iは、対応するカップリングレンズCL1−i、CL2−iの物体側焦点位置に発光部を合致させて配置されている。
従って、保持体32に保持された第1の光源群、第1のレンズ群、第2の光源群、第2のレンズ群は、軸AXの右側から見ると、前述の如く、図3(a)に示す如くになる。
従って、固体光源LS1−i、LS2−iを発光させれば、対応するカップリングレンズCL1−i、CL2−iから、平行光束化された光束が軸AXに平行に射出する。
そして、図1における集光レンズ201の像側焦点位置を、ミラーホイール301の回転円板表面に合致させておけば、上記光束は全て、回転円板表面に結像する。
図4に示す如く、保持具32への固体光源LS1−i、LS2−i、カップリングレンズCL1−i、CL2−iの取り付けは、図3の場合と同様である。
固体光源LS1−iは、保持具32の平面状部分PL11に、保持具32を貫通するように形成された「嵌め合い孔」に挿入されて固定されている。
嵌め合い穴は、平面状部分PL11の側が「座ぐり部」を有し、この座ぐり部に固体光源LS1−iの台座部を固定することにより、軸AX方向の位置が決定される。
同様に、固体光源LS2−iは、保持具32の平面状部分PL21に、保持具32を貫通するように形成された嵌め合い孔に挿入されて固定されている。
固定の方法は、固体光源LS1−iと同様である。
一方、カップリングレンズCP1−iは、保持具32のシリンダ面CN12に、接着剤ST1−iにより接着固定されている。
カップリングレンズCP2−iは、シリンダ面CN21に、接着剤ST2−iに接着固定されている。
接着材ST1−i、ST2−iは、この例でも紫外線硬化型樹脂である。
接着剤ST1−i、ST2−iは、液状態で凸シリンダ面CN1、CN2のカップリングレンズ固定部に塗布される。
そして、この状態で、カップリングレンズCL1−i、CL2−iを位置決めされ、位置決め状態で紫外線を照射して、接着剤ST1−i、ST2−iを固化する。
カップリングレンズCL1−i、CL2−iは、チャッキング手段により保持されて、接着位置に位置決めされる。
接着剤ST1−1は、固化した状態で所定の厚みとなるようにし、その厚さにより、固体光源LS1−iと、カップリングレンズCL1−iの光軸直交方向の位置を合わせる。
接着剤ST2−1も、固化した状態で所定の厚みとなるようにし、その厚さにより、固体光源LS2−iと、カップリングレンズCL2−iの光軸直交方向の位置を合わせる。
保持具32も「環境温度の上昇により熱膨張する」ことが避けられない。図4において、軸AXに直交する方向の膨張を考えてみる。
保持具32の熱膨張により、固体光源LS1−i、カップリングレンズCL1−iは共に、軸AXから離れる側へ変位する。
固体光源LS1−iが配置されている部分と、カップリングレンズCL1−iが固定されている部分とでは、前者の方が軸AXから離れている。
接着剤ST1−iが「熱膨張しない」とすれば、固体光源LS1−i、カップリングレンズCL1−iの変位量は、カップリングレンズCL1−iの変位量がより小さい。
このような「変位量の大小関係」があると、保持具が熱膨張したとき、カップリングレンズCL1−iの光軸は、固体光源LS1−iに対して軸AXに近づく方向へずれる。
このような「ずれ」が生じると、カップリングレンズCL1−iから放射される光束は、光軸AXに近づく側に偏向する。
このような偏向が、全ての固体光源LS1−iからの光束について生じるので、図1の集光レンズ201による集光位置は、各光束の集光位置が「バラける」ことになる。
その結果、ミラーホイール301の回転円板上の入射光束径が増大して、前述した混色等の不具合が生じる。
この実施の形態では、凸シリンダ面CN12の径と、カップリングレンズCL1−iのレンズ外径と、接着剤ST1−iの固化状態での厚さが以下のように調整されている。
即ち、温度上昇に伴う保持具32の膨張に伴う、前記「カップリングレンズCL1−iの光軸と固体光源LS1−iの発光部とのずれ」を接着剤ST1−iの膨張で相殺する。
即ち、凸シリンダ面CN12の軸AXから離れる側への膨張に対して、接着剤ST1−iの厚みの膨張を加える。
これにより、カップリングレンズCL1−iの光軸と固体光源LS1−iの発光部の、軸AXに直交する方向の乖離を防止もしくは有効に軽減するのである。
固体光源LS2iの発光部とカップリングレンズCL2−iの光軸とのずれも、接着剤ST2−iの厚みの調整により有効に軽減もしくは防止できる。
このようにすることにより、温度上昇による保持具32の熱膨張が、光源装置101からミラーホイール301までの光学条件に与える影響を除去もしくは有効に軽減できる。
ここで、図5を参照して、カップリングレンズの、保持具への取り付けを説明する。
図5(a)、(b)は取り付けの際に用いるチャッキング手段を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
「チャッキング手段」は、これらの図に示すように、2つのチャッキング部材51A、51Bを有し、これらにより、カップリングレンズCLをチャッキングする。
カップリングレンズCLはカップリングレンズCL1−i、CL2−iの任意のものを表している。
図5において「固定部」とあるのは、保持部のシリンダ面のカップリングレンズCLを固定する部分であり、この部分には接着剤が塗布されている。
このように接着剤(紫外線硬化樹脂)が塗布された固定部に対し、チャッキング手段によりチャッキングされたカップリングレンズCLを、図の接近方向から接近させる。
カップリングレンズCLがシリンダ面にある程度近づいた状態で、予め配置ずみの固体光源から光束を射出させて光学特性をモニタリングする。
このモニタリングで、カップリングレンズCLの位置が所定の位置になった状態で、接着剤に紫外線を照射して、カップリングレンズCLを固定接着する。
固定後は、チャッキング手段を固定部から離れるように移動させ、次のカップリングレンズの固定に順次進んでいく。
チャッキング部材51A、51Bが大きいと、隣接するカップリングレンズの間隔を大きく取らないと、チャッキング手段が保持具やカップリングレンズと干渉してしまう。
図5(c)は、この状態を説明するための図である。
この図では、第1のレンズ群のカップリングレンズCL1と第2のレンズ群のカップリングレンズCL2が「同一面上に配置」される場合が想定されている。
この場合、カップリングレンズCL1を保持したチャッキング部材51A、51Bによる位置決めが、先に固定されたカップリングレンズCL2により妨げられる。
このため、チャッキング部材51A、51Bは小さいことが望ましい。
しかし、カップリングレンズCLを安定して保持するためには、それ相応の大きさを必要とし、チャッキング部材の小型化には限度がある。
図5(d)は、この発明の光源装置の場合である。
例えば、図3(b)において、カップリングレンズCL1−iとCL2−iとを位置決めする場合が示されている。
この場合、カップリングレンズCL2−iは既に位置決め固定されている。この状態でカップリングレンズCL1−iの位置決め固定を行なう。
カップリングレンズCL1−iを位置決めする位置は、カップリングレンズCL2−iが位置決めされた位置とは軸AX方向にずれている。
従って、カップリングレンズCL2−iにチャッキング部材51A、51Bが干渉することなく、カップリングレンズCL1−iの位置決め・固定を行なうことができる。
カップリングレンズCL1−i、CL2−iは、図3(b)に示す軸AXに直交する方行において最小限まで近接させることができる。
即ち、第1、第2のレンズ群の配列円環の径を小径化でき、光源装置を「軸AXに直交する方向」に小型化できる。
また、第1、第2のレンズ群をそれぞれ、円環状に配列しているので、調整治具の簡素化も期待できる。
第1、第2のレンズ群のそれぞれにおいて、各群のカップリングレンズは「それぞれ中心(軸AX)から等距離」に配置されている。
このため、光源ユニットを「配列中心(軸AX)の回りに回転」させることで、チャッキング手段は、配列円環ごとに「略同じ位置で調整を行う」ことができる。
従って、チャッキング部材51A、51Bの可動範囲を1次元的(図5(d)の上下方向)にすることができ、簡素な構造とすることができる。
さらに、各群の光源やカップリングレンズの配列円環の小径化により「各固体光源からの光束の偏向角」を小さくできる。
これにより、カップリングレンズと集光レンズとの合成レンズ系を「収差の少ないレンズ系」とすることができる。
従がって、ミラーホイール301の回転円板上の集束状態をより良好にでき、集束状態にばらつきがあっても安定なものとすることができる。
図3に示した実施の形態では、同心円状に配置された第1、第2の光源群、第1、第2のレンズ群で、外側の光源群、レンズ群は光束の「より進行方向側」に位置する。
このようにすると、カップリングレンズと集光レンズによる合成光学系の結像の光路長は、内側の配列円環上の固体光源と、外側の配列円環の固体光源とで、差が小さくなる。
即ち、内側と外側の固体光源に対する合成光学系の光路長差を小さくできる。
光路長差が小さいと、外側と内側で同一のカップリングレンズを用いても、収差を少なくでき、ミラーホイール上の集束状態をより良好にできる。
そして、集束状態にばらつきがあっても安定なものとすることができる。
上に説明した実施の形態では、各個体光源は、その発光部を、対応するカップリングレンズの光軸上に位置させている。
「カップリングレンズと集光レンズとの合成レンズ系」には、集束点に結像させる結像機能と、集束点に集める偏向機能とが必要である。
固体光源の発光部をカップリングレンズの光軸上に位置させた場合は、偏向機能は集光レンズのみが担うことになり、集光レンズの設計の自由度が低くなる。
また、集光レンズの有効レンズ径も大きくなる。
この問題を避けるには、上記偏向機能をカップリングレンズにも担わせればよい。
即ち、各レンズ群のカップリングレンズの光軸を、光源群の配列円環の中心軸側へシフトさせることにより、カップリングレンズに偏向機能を担わせることができる。
勿論、第1のレンズ群においては「中心軸側へのシフト量」を同一とし、異なるレンズ群では、外側のレンズ群ほど大きいシフト量にするのがよい。
このようにカップリングレンズに偏向機能を分担することにより、集光レンズに対する設計の自由度が増し、合成レンズ系の光学特性を向上させることができる。
また、集光レンズの小型化が可能となり、集光レンズ系、延いては、画像表示装置の低コスト化が可能となる。
上に説明した実施の形態は、光源群およびレンズ群を2群とした例である。光源群とレンズ群の群数:Nは2に限られないことは言うまでもない。N≧3としても元論良い。
さらに、図3(a)に示した実施の形態では、第1、第2のレンズ群の固体光源の数をそれぞれ8個とし、第1、第2のレンズ群のカップリングレンズの数も8としている。
しかし、これら各群の固体光源やカップリングレンズの数は8に限られないことは言うまでもない。
また、実施の形態の光源装置として光源装置101を想定したが、光源装置102も上記と同様に構成できることは言うまでもない。
30 保持具
LS1−i、LS2−i 固体光源
CL1−i、CL2−i カップリングレンズ
PL1、PL2 各光源群を配置された面
特開2013−057702号公報

Claims (9)

  1. N(≧2)群の光源群と、
    これら光源群の各固体光源と1対1に対応するカップリングレンズにより、各光源群に対応して構成されるN群のレンズ群と、
    これらN群の光源群およびレンズ群を保持する保持具と、を有し、
    前記各固体光源から放射される光束の進行方向は互いに平行であり、
    各光源群を構成する複数の固体光源は、群ごとに、前記進行方向に直交する面上に円環状に配置され、
    各光源群における円環状の光源配置は、N群の光源群の全体としては、前記進行方向から見て同心円状であり、且つ、
    各光源群を配置された面が、前記進行方向において互いに異なることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1記載の光源装置において、
    各光源群の複数の固体光源を円環状に配置された各面は、同心円状の配置における外側の光源群を配置された面ほど、光束の進行方向側に位置することを特徴とする光源装置。
  3. 請求項1記載の光源装置において、
    各光源群の複数の固体光源を円環状に配置された各面は、同心円状の配置における外側の光源群を配置された面ほど、光束の進行方向と逆側に位置することを特徴とする光源装置。
  4. 請求項1または2または3に記載の光源装置において、
    N群のレンズ群の各カップリングレンズは、同一の焦点距離を有することを特徴とする光源装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか1項に記載の光源装置において、
    各レンズ群のカップリングレンズは、その光軸が、光源群の配列円環の中心軸側へシフトしており、前記中心軸側へのシフト量は、同一のレンズ群においては同一で、異なるレンズ群では、外側のレンズ群ほど大きいことを特徴とする光源装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか1項に記載の光源装置において、
    N群の光源群およびN群のレンズ群は、共通の保持具に保持されることを特徴とする光源装置。
  7. 請求項6記載の光源装置において、
    共通の保持具は、各固体光源から放射される光束の進行方向に平行な軸を中心とする軸対称な形状を有し、
    前記軸の方向の一方の側は、前記軸に直交するN個の平面状部分を有し、該N個の平面状部分が前記光束の進行方向へ順次にずれる階段状に形成され、
    前記軸方向の他方の側は、前記軸に平行な面をもつN個のシリンダ面を有し、各シリンダ面の端部面が、前記光束の進行方向側に順次にずれる階段状に形成され、
    上記N個の平面状部分の個々に、1群の光源群が配置され、
    上記N個のシリンダ面の個々に、1群のレンズ群が配置されることを特徴とする光源装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1項に記載の光源装置において、
    N=2であることを特徴とする光源装置。
  9. 光源装置から放射される光束を用いて画像表示素子を照明し、画像表示素子に形成された画像を、投射光学系により被投射面に拡大して投射する画像表示装置において、
    光源装置として請求項1ないし8の何れか1項に記載のものを用いることを特徴とする画像表示装置。
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