JP6727899B2 - 光源装置および画像投射装置 - Google Patents

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本発明は、半導体レーザなどの固体光源を用いた光源装置に関する。
近年、高出力レーザダイオードから発する光束を励起光として蛍光体に照射し、波長変換された蛍光光を光源として用いる画像投射装置(プロジェクタ)が開発されている。
特許文献1には、RGBの3原色に対応した3つの画像表示素子を用いて、蛍光体に励起光を入射して発生した蛍光光と未変換の励起光とを足し合わせて生成された白色光を各画像表示素子に導きフルカラー画像の投射が可能な画像投射装置が開示されている。特許文献2には、励起光を複数の光束に分割し、分割した複数の光束を蛍光体上に重畳しながら照射することにより、蛍光体上の励起光の光密度を均一にして局所的なパワーの集中を防ぎ、蛍光体の発光効率を向上させた光源ユニットが開示されている。
特許第5733376号 特許第5527594号
ところで、蛍光体基板に形成される蛍光体層は、一定の厚みを有する。特許文献1のように未変換の励起光と蛍光光とを足し合わせて白色光を取り出す構成において、特に反射型の蛍光体の場合、未変換の励起光の大部分は蛍光体層の表面反射によるもので蛍光体層の厚み方向において比較的表面側で多く発生する。一方、蛍光光の大部分は、蛍光体層の表面から内部にかけて発生して反射する。従って、未変換の励起光と蛍光光は、光軸方向において互いに異なる位置で反射する。
一般的に、励起光を蛍光体へ集光し、かつ未変換の励起光と蛍光光とを取り出す集光レンズは、数枚の正レンズで構成されるため、軸上色収差が残存する。特許文献2では、励起光の複数の光束について蛍光体上で中心位置が重なるように照射する、つまり「蛍光体上で最も光線が収束するように励起光を照射する」ことが開示されている。しかし、特許文献2には、具体的に蛍光体層における光軸方向のどの位置で励起光を最も収束させているかについて開示されていない。この場合、前述の励起光および蛍光光の光軸方向の反射位置の差と軸上色収差との関係が適切でないため、励起光や蛍光光の取り込み効率が低下し、光源装置の明るさや色バランス、すなわち励起光の利用効率が低下する可能性がある。
そこで本発明は、励起光の利用効率の低下を抑制する光源装置および画像投射装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としての光源装置は、励起光を射出する光源と、前記励起光を該励起光の波長よりも長い波長の変換光に変換する波長変換層を含む波長変換素子と、前記励起光を前記波長変換素子に導くとともに、正のパワーを有する集光レンズユニットとを有し、前記波長変換層の表面には、前記励起光の一部を前記集光レンズユニットに向けて反射させる拡散分配層が形成され、前記励起光が最も集光される位置は、前記波長変換層の表面よりも前記集光レンズユニットに近い側にある。
本発明の他の側面としての画像投射装置は、前記光源装置と、光変調素子と、前記光源装置からの光束を用いて前記光変調素子を照明する照明光学系と、前記光源装置からの光束を前記光変調素子に導くとともに、前記光変調素子からの光束を投射光学系に導く色分離合成系とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、励起光の利用効率の低下を抑制する光源装置および画像投射装置を提供することができる。
実施例1における光源装置の構成図である。 実施例1における第1レンズアレイ、第2レンズアレイ、集光レンズユニット、および、蛍光体の光学的関係の概略図である。 実施例1における蛍光体の拡大断面図である。 実施例1において、青色光および蛍光光が集光レンズユニットで集光される光路の拡大図である。 実施例1における集光レンズユニットの縦収差図である。 実施例1において、励起光が最も集光する位置に応じた光路の説明図である。 実施例2における光源装置の構成図である。 実施例2において、蛍光体上に形成される励起光の集光スポットについて説明する。 実施例1における光源装置から射出する光の波長スペクトルである。 実施例3において、青色光および蛍光光が集光レンズユニットで集光される光路の拡大図である。 実施例4における画像投射装置の構成図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本発明の実施例1における光源装置について説明する。図1は、本実施例における光源装置100の構成図であり、光源装置100のXZ断面を示している。
光源装置100(光源ユニット)は、光源1、コリメータレンズ2、放物ミラーアレイ3(アレイ素子)、平面ミラー4、凹レンズ5、レンズアレイ6、ダイクロイックミラー7、集光レンズユニット8、および、蛍光体(波長変換素子)9からなる。放物ミラーアレイ3は、各々が互いに異なる曲率半径および頂点座標を有する放物面からなる複数のミラーを含む。以下、光源装置100の構成について、光源1から順に説明する。
光源1(励起光源)は、励起光(青波長帯域光)を射出するレーザダイオード(青色レーザダイオード)である。光源1から射出された光束(励起光)は、発散光束であり、光源1の直後に配置されたコリメータレンズ2により、平行光束となる。1つの光源1に対して1つのコリメータレンズ2が配置されており、コリメータレンズ2の個数は、光源1の個数に等しい。コリメータレンズ2から射出したレーザ光束は、Z方向に向けて進行し、放物ミラーアレイ3により反射および集光される。
放物ミラーアレイ3により反射されたレーザ光束は、集光しながら平面ミラー4により反射され、凹レンズ5に入射する。凹レンズ5は、その焦点位置を放物ミラーアレイ3の焦点と共有している。このため、凹レンズ5は、平行光束としてレーザ光束を射出する。凹レンズ5を射出した平行光束は、レンズアレイ6に入射する。レンズアレイ6は、両面にレンズアレイ面(第1レンズアレイ61、第2レンズアレイ62)が成型されている。レンズアレイ6に入射した平行光束は、第1レンズアレイ61に入射して分割光束にされた後、第2レンズアレイ62に入射する。第2レンズアレイ62を射出した分割光束は、ダイクロイックミラー7により反射され、集光レンズユニット8に向かう。ダイクロイックミラー7は、レンズアレイ6からの光束を反射する必要最小限の大きさになっている。ダイクロイックミラー7の表面には、光源1から射出した波長光(レーザ光源の波長を有する光)は反射するが、蛍光光(変換光)波長は透過する特性を有する誘電体多層膜がコーティングされている。
ダイクロイックミラー7により反射した光束は、集光レンズユニット8(集光レンズ)に入射する。図1において、集光レンズユニット8は正のパワーを有する2枚のレンズにより構成されているが、これに限定されるものではなく、1枚のレンズのみまたは3枚以上のレンズにより構成されていてもよい。集光レンズユニット8は、分割光束を集光および重畳して蛍光体9上に均一かつ第1レンズアレイ61のレンズセルと相似形状の青色レーザ光スポットを形成する。以下、図2を参照して、その原理について説明する。
図2は、第1レンズアレイ61、第2レンズアレイ62、集光レンズユニット8、および、蛍光体9の光学的関係の概略図である。蛍光体9は、第2レンズアレイ62および集光レンズユニット8について、第1レンズアレイ61の各レンズセルと略共役の位置に配置されており、第1レンズアレイ61と蛍光体9(蛍光体面)とは結像関係にある。従って、蛍光体9上には、第1レンズアレイ61の各レンズセル上に形成されている光分布に対応した像が形成される。また、その像の大きさは、レンズセルのピッチと結像系の倍率に応じて決定される。また、各レンズセル上に形成されている光分布の像は、集光レンズユニット8を介して、蛍光体9(蛍光体面)の近傍で重なり合うように配置されている。すなわち、第1レンズアレイ61および第2レンズアレイ62は、光源1と蛍光体9との間に配置され、光源1から射出した光を複数の光線束に分割する。また集光レンズユニット8は、波長変換層である蛍光体層91(蛍光粒子及びバインダーを含む)の表面よりも集光レンズユニット8に近い側において、複数の光線束の中心位置が互いに重なるように配置されている。その結果、第1レンズアレイ61に入射する光束が不均一な輝度分布を有する場合でも、各レンズセル上に形成されている光分布がレンズセル数だけ平均化されるため、最終的に均一な分布を形成することができる。
図1において、凹レンズ5により平行光化された光束は、第1レンズアレイ61に入射した時点では、各々の光源1(レーザ光源)からの光束が間隔をあけて並んだ離散的間な光分布である。しかし、上記の経路により分割および重畳されることにより、蛍光体9上で第1レンズアレイ61のレンズセル形状と相似形の均一な光分布のレーザ光源スポットを形成する。従って、蛍光体9上においてレーザ光が1点へ集中することを抑制し、発光効率の低下を抑制することができる。
蛍光体9に入射した青色レーザ光は、赤、緑のスペクトルを主とする蛍光光(黄波長帯域光)に変換される。蛍光体9の蛍光体層は、高反射アルミ基板上に塗布されて形成されており、レーザ光から蛍光変換された蛍光光のうち、青色レーザ光の入射方向と同じ方向に発生した光は、高反射アルミ面で一旦反射された後、集光レンズユニット8へ向かう。また、励起光の入射方向とは反対側に発生した光は、高反射アルミ面を介することなく直接集光レンズに向かう。一方、一部の青色レーザ光は、蛍光体層の表面における反射により蛍光変換されることなく、光源波長の青光のまま集光レンズユニット8側に反射される。このように、赤、緑色の蛍光光と未変換の青色レーザ光とが蛍光体から反射され、反射された赤、緑、青の3原色で構成される白色光束が、再び集光レンズユニット8により集光かつ平行光化され、照明光学系に向かう。
このとき白色光束は、再度、ダイクロイックミラー7を経由するが、前記のとおりダイクロイックミラー7は、蛍光光を完全に透過させるが、レーザ光と同じ波長である青光を反射する。すなわち、白色光束のうちダイクロイックミラー7を通過する範囲の光束は、青色の光を減損させる。減損される青光を極力低減するには、ダイクロイックミラー7の面積をできるだけ小さくする必要がある。本実施例では、レンズアレイ6から射出する青色レーザ光の光束径を極力小さくすることにより、ダイクロイックミラー7の面積を必要最小限の面積にしている。このため、青色光の減損は最小限に抑制される。これにより、別体の専用青用光源を用いることなく、小型かつ軽量でありながら白色光を生成可能な高効率の光源装置を実現している。
次に、図3を参照して、蛍光体9の構造および励起光の反射、透過について説明する。図3は、蛍光体9の拡大断面図(図1中のX方向の断面図)である。蛍光体9において、約150μmの厚さを有する蛍光体層91が高反射アルミ基板92上に形成されている。蛍光体層91は、励起光を励起光の波長よりも長い波長の光(蛍光光)に変換する。また、蛍光体層91の表面には、約50μmの厚さを有する拡散分配層93が形成されている。拡散分配層93は、励起光の一部を集光レンズユニット8に向けて反射させる。拡散分配層93は、例えば、可視光域において吸収が少ないTiOやBaSOを含有する。拡散分配層93は、青色レーザ光(励起光)を拡散させながら所定の配分比で集光レンズユニット8側に反射させ、かつ蛍光体9側に透過させる。拡散分配層93を形成することにより、所定のホワイトバランスを得るために必要な未変換光(励起光)を予め反射させて集光レンズユニット8に向かわせることができる。このため、拡散分配層93を形成することにより、拡散分配層93を形成しない場合と比較して、蛍光体層91に入射する青色レーザ光(励起光)が低減する。従って、蛍光体層91の光密度が低減されて蛍光光の発光効率を高めることができ、蛍光体層91の光・熱的負荷を低減することができる。
次に、蛍光体9から発生する白色光のうち、青色光(B)および蛍光光(Y)が集光レンズユニット8により集光される光路について説明する。図4は、青色光(B)および蛍光光(Y)が集光レンズユニット8により集光される光路の拡大図である。
青色光(励起光)は、拡散分配層93の表面反射により、集光レンズユニット8に向かうため、蛍光体層91よりも外側である拡散分配層93内のα面上の点で発生する。一方、蛍光光は、励起光の入射方向と同一方向に発生して高反射アルミ基板92を介して集光レンズユニット8に向かう成分と、その反対方向に発生する成分との両方の成分を考慮する必要があるため、見かけ上は高反射アルミ基板92の近傍のβ面上の点で発生する。従って、青色光と蛍光光は、蛍光体層91の厚み方向、すなわち光軸方向(図1中のX方向)に沿って150μm程度だけ互いに異なる点から発生する。
図5は、集光レンズユニット8の縦収差図である。本実施例において、集光レンズユニット8は、正のパワーを有する2枚の非球面レンズから構成されている。集光レンズユニット8の球面収差は良好に補正されているが、軸上色収差は残存している。蛍光光の波長に相当する550nm、620nmの波長の平均的な焦点位置を0(基準)とすると、青色光成分に対応する450nmの波長では、約200μmだけ集光レンズユニット8側に焦点位置がシフトする。
ここで、図6を参照して、レンズアレイ6から射出する青色レーザ光の分割光束(励起光)が最も集光する位置に応じた光路について説明する。図6は、青色レーザ光の分割光束(励起光)が最も集光する位置(励起光の集光位置)に応じた光路の説明図である。図6(a)は励起光の集光位置を蛍光体層91の表面に対して集光レンズユニット8側に50μmシフトさせた場合、図6(b)は励起光の集光位置を蛍光体層91の表面に対して内部側に50μmシフトさせた場合をそれぞれ示している。
図6(a)の場合、青色光(励起光)が蛍光体9の拡散分配層93の近傍で最も集光され、第1レンズアレイ61のレンズセルの矩形形状に対応した矩形の青色レーザ光スポットがシャープに形成される。一方、蛍光体層91の内部では、拡散分配層93の近傍に比べて励起光である青色レーザ光のスポットがデフォーカスした状態となり、実質的に蛍光光(Y)の発光スポットが大きくなる(下段参照)。
ここで、蛍光体9の全体から発生した白色光が集光レンズユニット8で集光される光路において、集光レンズユニット8の軸上色収差を考慮すると、青色光(励起光)に関しては焦点位置に青色光の発光点が配置されることになる。このため、集光レンズユニット8を射出した後の光束の平行度が最適となり、後段の照明光学系における照明効率が改善する。また、蛍光光の発光点は、前述のように、励起光スポットのデフォーカスの影響でやや大きい発光点になる。しかし、その焦点位置が発光点に配置されるため、集光レンズユニット8から射出した後の光束における平行度が最適となり、全体としての照明効率はほぼ維持することができる。
一方、図6(b)の場合、青色光が蛍光体層91の内部で最も集光されるため、青色光の発光点が発生する拡散分配層93の近傍ではスポットがデフォーカスした状態となる。逆に、蛍光体層91の内部では拡散分配層93の近傍に比べて励起光のスポットが比較的シャープに形成される。
同様に、蛍光体9の全体から発生した白色光が集光レンズユニット8で集光される光路において、集光レンズユニット8の軸上色収差を考慮すると、青色光に関しては焦点位置よりも手前に青色光の発光点が配置されることになる。このため、集光レンズユニット8を射出した後の光束の平行度が低下し、また発光点自体もデフォーカスの影響で大きくなる。その結果、全体として後段の照明光学系における照明効率が低下する。また、蛍光光の発光点は、励起光が蛍光体層91の内部で最も収束するように配置されているため、比較的小さな発光点になる。しかし、蛍光光に対する焦点位置の手前に発光点に配置されるため、集光レンズユニット8から射出した後の光束における平行度は低下し、全体としての照明効率は維持されるが改善には至らない。
本実施例では、図6(a)に示されるように、励起光が最も集光される位置は、蛍光体層91の表面よりも集光レンズユニット8に近い側に設定される。従って、後段の照明光学系における蛍光光の照明効率を維持したまま、青色光の照明効率を改善することができる。言い換えれば、励起光の利用効率の低下を抑制することができる。もちろん、ここでいう励起光の利用効率の低下を抑制することができるとは、完全に利用効率の低下を防止することを意味するものではなく、従来よりも利用効率の低下の度合いを低減することを意味する。
このため、明るく良好なホワイトバランスの白色光を発生する光源装置を実現することが可能である。ここで、励起光が最も集光される位置とは、励起光の主波長(ピーク波長)に関する集光レンズユニット8の焦点位置に相当する。本実施例において、好ましくは、励起光が最も集光される位置は、拡散分配層93の内部にある。
本実施例は、軸上色収差が発生する光源装置100において、特に効果的である。すなわち光源装置100において、集光レンズユニット8の励起光の主波長(ピーク波長)に関する焦点距離は、蛍光光の主波長(ピーク波長)に関する焦点距離よりも短い。図9は、光源装置100から射出する励起光(青色レーザ光)および蛍光光(黄色蛍光光)の波長スペクトルである。図9において、横軸は波長、縦軸は強度をそれぞれ示している。本実施例の光源装置100において、光源1は、450〜455nmの波長を有する励起光を射出する青色レーザダイオードである。また光源装置100は、550〜560nmの近傍にピークを有する蛍光体9(黄色蛍光体)を有する。光源装置100から射出される光としては、黄色蛍光光とともに、蛍光変換されない励起光(光源1から射出された励起光そのもの)を含む。このため、図2に示されるように、450〜455nmをピーク波長(主波長)とする急峻(先鋭)なスペクトルと、550〜560nmをピーク波長(主波長)とするなだらかなスペクトルが得られる。
次に、図7を参照して、本発明の実施例2における光源装置について説明する。図7は、本実施例における光源装置100Aの構成図であり、光源装置100AのXZ断面を示している。本実施例の光源装置100Aは、ダイクロイックミラー7の位置が実施例1の光源装置100とは異なる。すなわち、本実施例の光源装置100Aにおける第2レンズアレイ62と集光レンズユニット8との間の光学的な距離は、実施例1の光源装置100における第2レンズアレイ62と集光レンズユニット8との間の光学的な距離よりも離れている。光源装置100Aの他の構成は、実施例1の光源装置100と同様であるため、それらの説明については省略する。
図8を参照して、蛍光体9上に形成される励起光の集光スポットについて説明する。図8は、蛍光体9上に形成される励起光の集光スポットの説明図である。図8(a)は、第2レンズアレイ62の位置と集光レンズユニット8の物体側、すなわち励起光の入射方向側における主平面との間の距離(第1距離)が、集光レンズユニット8の焦点距離と等しくなるように配置した場合を示す。図8(b)は、第2レンズアレイ62の位置と集光レンズユニット8の物体側主平面との間の距離(第1距離)が、励起光の主波長に関する集光レンズユニット8の焦点距離よりも長くなるように配置した場合を示す。
図8(a)に示されるように、第1距離と集光レンズユニット8の焦点距離とが互いに等しい場合、蛍光体9に対してテレセントリックにレンズアレイ6のレンズセルの像を結ぶ。このため、集光レンズユニット8の焦点位置に対してその前後のデフォーカス時の振る舞いは等しい。一方、図8(b)に示されるように、第1距離が集光レンズユニット8の焦点距離よりも大きい場合、蛍光体9に対して光線束が縮小する方向にテレセン性が崩れる。このため、後側のデフォーカス位置のスポットは、前側のデフォーカス位置のスポットよりも小さくなる。
本実施例では、図8(b)のように第2レンズアレイ62が集光レンズユニット8の励起光入射側の主平面に対して集光レンズユニット8の焦点距離よりも長い距離に配置されている。青色光が蛍光体9の拡散分配層93の近傍で最も集光されるように設計すると、拡散分配層93の近傍に比べて蛍光体層91の内部で青色レーザ光のスポットがデフォーカスする現象が発生するという弊害が生じうる。このような弊害による影響を低減するため、本実施例の構成を採用することにより、実質的に、青色レーザ光のスポット全体としての拡大を抑制することができる。その結果、蛍光光の発光スポットに関しても、デフォーカスによるスポットの拡大を抑制することができる。
この場合、蛍光体9の全体から発生した白色光が集光レンズユニット8で集光される光路において、集光レンズユニット8の軸上色収差を考慮すると、実施例1と同様に、青色光における波長域の焦点位置に青色光の発光点が配置されることになる。このため、集光レンズユニット8を射出した後の光束の平行度が最適となり、後段の照明光学系における照明効率が改善する。また、蛍光光の発光点は、前述のように青色レーザ光の発光スポットのデフォーカスの影響を受けるがテレセン性の崩れ方が全体としてスポットサイズに有利な方向に崩れる。このため、スポットサイズの拡大による照明効率の低下を抑制することができる。また、蛍光光の波長域における焦点位置に発光点が配置されることになるため、集光レンズユニット8から射出した後の光束における平行度が最適となる。このため、全体としての照明効率を改善することができる。
従って、青色光の照明効率を改善しながら、実施例1に対して蛍光光の照明効率を更に改善することができる。その結果、ホワイトバランスに優れながらより明るい白色光を生成可能な光源装置を実現することが可能となる。
次に、図10を参照して、本発明の実施例3における蛍光体を有する光源装置について説明する。図10は、本実施例の蛍光体9Aの構成図であり、青色光(B)および蛍光光(Y)が集光レンズユニット8により集光される光路を示している。
蛍光体9Aにおいて、約200μmの厚さを有する蛍光体層91aが高反射アルミ基板92上に形成されているが、蛍光体9とは異なって蛍光体層の上に拡散分配層が形成されていない。その代わりに蛍光体層91aは、前述の実施例2における拡散分配層に含まれている可視光域において吸収が少ないTiOやBaSOを含有している。このような構成においても、蛍光体よりも集光レンズ側で励起光を集光させ、励起光の利用効率の低下を抑制して明るく良好なホワイトバランスの白色光を発生する光源装置を実現することが可能である。
次に、図11を参照して、本発明の実施例4における画像投射装置(プロジェクタ)について説明する。図11は、本実施例における画像投射装置400の構成図である。
図11において、画像投射装置400は、実施例1の光源装置100、照明光学系200、色分離合成部300、および、投射光学系23を備えて構成される。なお、画像投射装置400は、光源装置100に代えて、実施例2の光源装置100Aまたは実施例3の光源装置を備えていてもよい。また、投射光学系23は光源装置100、照明光学系200、色分離合成部300を備える画像投射装置本体に対して着脱可能であってもよい。
照明光学系200は、光源装置100からの光束を用いて後述の液晶パネル20(光変調素子)を照明する。照明光学系200は、フライアイレンズ13a(第1フライアイレンズ)、フライアイレンズ13b(第2フライアイレンズ)、偏光変換素子14、および、コンデンサレンズ15を有する。
光源装置100からの光束は、フライアイレンズ13aにより複数の光束に分割され、フライアイレンズ13bと偏光変換素子14との間に光源像を形成する。偏光変換素子14は、入射した光束の偏光方向を所定の方向に揃えるように構成されている。偏光変換素子14からの光束は、コンデンサレンズ15により色分離合成部300に導かれる。
色分離合成部300は、偏光板16、ダイクロイックミラー17、波長選択性位相差板18、赤色用液晶パネル20r、緑色用液晶パネル20g、および、青色用液晶パネル20bを有する。赤色用液晶パネル20r、緑色用液晶パネル20g、および、青色用液晶パネル20bをまとめて液晶パネル20という。また色分離合成部300は、赤色用λ/4板19r、緑色用λ/4板19g、青色用λ/4板19b、偏光ビームスプリッタ21a、21b、および、合成プリズム22を有する。赤色用λ/4板19r、緑色用λ/4板19g、および、青色用λ/4板19bをまとめてλ/4板19という。また、色分離合成部300のうち液晶パネル20を除く部分を色分離合成系とする。
偏光板16は、偏光変換素子14により整えられた偏光方向の光のみを透過する偏光板であり、ダイクロイックミラー17により偏光板16からの光のうち青色光および赤色光は偏光ビームスプリッタ21b(第2偏光ビームスプリッタ)の方向に導かれる。一方、緑色光は偏光ビームスプリッタ21a(第1偏光ビームスプリッタ)の方向に導かれる。
偏光ビームスプリッタ21a、21bは、偏光方向に応じてダイクロイックミラー17からの光を液晶パネル20に導くとともに、液晶パネル20からの光を合成プリズム22へ導くように構成されている。また、λ/4板19は、液晶パネル20での反射による往復においてλ/2の位相差を与えることで、検光効果を高める作用を有する。
合成プリズム22は、偏光ビームスプリッタ21aからの青色光および赤色光と、偏光ビームスプリッタ21bからの緑色光を合成して投射光学系23へ導く。このような構成により、画像投射装置400は、カラー画像をスクリーンなどの被投射面に投射することができる。
各実施例によれば、蛍光体に励起光を入射して発生した蛍光光と未変換の励起光とを足し合わせて白色光を得る光源装置(特に反射光を用いる光源装置)において、蛍光光と励起光との反射位置の関係と集光レンズの軸上色収差との関係を適切にすることができる。このため各実施例によれば、励起光の利用効率の低下を抑制する光源装置および画像投射装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、各実施例の光源装置は波長変換素子として蛍光体を有するが、波長変換素子は蛍光体に限定されるものではない。波長変換の機能を有する素子であれば、蛍光体以外の波長変換素子を用いることもできる。
1 光源
8 集光レンズユニット
9 蛍光体(波長変換素子)
91 蛍光体層(波長変換層)
100 光源装置

Claims (16)

  1. 励起光を射出する光源と、
    前記励起光を該励起光の波長よりも長い波長の変換光に変換する波長変換層を含む波長変換素子と、
    前記励起光を前記波長変換素子に導くとともに、正のパワーを有する集光レンズユニットと、を有し、
    前記波長変換層の表面には、前記励起光の一部を前記集光レンズユニットに向けて反射させる拡散分配層が形成され、
    前記励起光が最も集光される位置は、前記波長変換層の表面よりも前記集光レンズユニットに近い側にあることを特徴とする光源装置。
  2. 前記励起光が最も集光される位置は、前記励起光の主波長に関する前記集光レンズユニットの焦点位置であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記励起光の主波長に関する前記集光レンズユニットの焦点距離は、前記変換光の主波長に関する該集光レンズユニットの焦点距離よりも短いことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記励起光の主波長は450〜455nmであり、
    前記変換光の主波長は550〜560nmであることを特徴とする請求項3に記載の光源装置。
  5. 前記励起光が最も集光される位置は、前記拡散分配層の内部にあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光源装置。
  6. 前記拡散分配層は、TiO2またはBaSO4を含有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記光源と前記波長変換素子との間に配置され、前記光源から射出した光を複数の光線束に分割する第1レンズアレイおよび第2レンズアレイを更に有し、
    前記集光レンズユニットは、前記波長変換層の表面よりも前記集光レンズユニットに近い側において、前記複数の光線束の中心位置が互いに重なるように配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記第2レンズアレイと前記集光レンズユニットの物体側主平面との間の距離は、前記励起光の主波長に関する前記集光レンズユニットの焦点距離よりも長いことを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  9. 励起光を射出する光源と、
    前記励起光を該励起光の波長よりも長い波長の変換光に変換する波長変換層を含む波長変換素子と、
    前記励起光を前記波長変換素子に導くとともに、正のパワーを有する集光レンズユニットと、
    前記光源と前記波長変換素子との間に配置され、前記光源から射出した光を複数の光線束に分割する第1レンズアレイおよび第2レンズアレイと、を有し、
    前記励起光が最も集光される位置は、前記波長変換層の表面よりも前記集光レンズユニットに近い側にあり、
    前記集光レンズユニットは、前記波長変換層の表面よりも前記集光レンズユニットに近い側において、前記複数の光線束の中心位置が互いに重なるように配置され、
    前記第2レンズアレイと前記集光レンズユニットの物体側主平面との間の距離は、前記励起光の主波長に関する前記集光レンズユニットの焦点距離よりも長いことを特徴とする光源装置。
  10. 前記励起光が最も集光される位置は、前記励起光の主波長に関する前記集光レンズユニットの焦点位置であることを特徴とする請求項9に記載の光源装置。
  11. 前記励起光の主波長に関する前記集光レンズユニットの焦点距離は、前記変換光の主波長に関する該集光レンズユニットの焦点距離よりも短いことを特徴とする請求項9または10に記載の光源装置。
  12. 前記励起光の主波長は450〜455nmであり、
    前記変換光の主波長は550〜560nmであることを特徴とする請求項11に記載の光源装置。
  13. 前記波長変換層は、TiO2またはBaSO4を含有していることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の光源装置。
  14. 前記励起光は青波長帯域光であり、
    前記変換光は黄波長帯域光であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の光源装置。
  15. 前記波長変換層は、蛍光粒子を含む蛍光体層であることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の光源装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載の光源装置と、
    光変調素子と、
    前記光源装置からの光束を用いて前記光変調素子を照明する照明光学系と、
    前記光源装置からの光束を前記光変調素子に導くとともに、前記光変調素子からの光束を投射光学系に導く色分離合成系と、を有することを特徴とする画像投射装置。
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