JP5494940B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズルから液体を吐出する記録ヘッドと、汚れを拭き取るシート状の拭き取り部材と、を備えた記録装置に関する。
本願において、記録装置には、インクジェットプリンター、ワイヤドットプリンター、レーザープリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の種類が含まれるものとする。
従来では、特許文献1に示す如く、記録装置は、記録ヘッドにおけるノズル形成面をクリーニングするワイパーを備えていた。従って、前記ノズル形成面に付着したインクを拭き払ってきれいにすることができた。
ところが、前記ワイパーで拭き払うと、インクが周囲に飛び散る虞がある。
そこで、特許文献2および特許文献3に示す如く、記録装置は、拭き取り部材によって前記ノズル形成面に付着したインクを拭き取るように構成されていた。
特開平5−162320号公報 特開2005−212351号公報 特開2009−12224号公報
しかしながら、前記記録ヘッドのノズル形成面を広くした場合、前記ワイパーや前記拭き取り部材を長く設ける必要があり、その分、記録装置が大型化する虞がある。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、コンパクトな構成で記録ヘッドのノズル形成面のクリーニングを実行することを考慮した記録装置を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の1つの態様の記録装置は、ノズルから液体を吐出する記録ヘッドと、汚れを拭き取るシート状の拭き取り部材、および前記記録ヘッドにおける前記ノズルが設けられた面に対して前記拭き取り部材を押圧する第1押圧手段を備えたクリーニングユニットと、前記ノズルが設けられた面における前記記録ヘッドの長尺方向へ前記クリーニングユニットを移動させる移動手段と、前記記録ヘッドの前記ノズルが設けられた面と接触し前記ノズルを封止するキャップ部と、該キャップ部に対して前記拭き取り部材を押圧する第2押圧手段と、をさらに備え、前記クリーニングユニットは、前記第2押圧手段と、前記拭き取り部材が巻き付けられる第1巻き軸および第2巻き軸と、前記第1巻き軸に巻き付けられた前記拭き取り部材を前記第2巻き軸へ送る第1送り手段と、をさらに備えており、前記第1巻き軸から前記第2巻き軸へ前記拭き取り部材が送られる経路上において、前記第2押圧手段が前記拭き取り部材を前記キャップ部に対して押圧する位置は、前記第1押圧手段が前記拭き取り部材を前記ノズルが設けられた面に対して押圧する位置より前記拭き取り部材が送られる送り方向下流側に位置する構成であることを特徴とする。
また、本発明の第1の態様の記録装置は、ノズルから液体を吐出する記録ヘッドと、汚れを拭き取るシート状の拭き取り部材、および前記記録ヘッドにおける前記ノズルが設けられた面に対して前記拭き取り部材を押圧する第1押圧手段を備えたクリーニングユニットと、前記ノズルが設けられた面が延設された方向へ前記クリーニングユニットを移動させる移動手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、前記移動手段を有しているので、前記拭き取り部材や前記第1押圧手段等を前記記録ヘッドに対して小型化することができる。そして、前記記録ヘッドの前記ノズルが設けられた面における拭き取りが必要な箇所へ前記拭き取り部材等を移動させ、拭き取り動作を実行することができる。即ち、前記記録ヘッドと対向する範囲の全体に前記拭き取り部材を設ける必要がない。その結果、記録装置が大型化する虞がない。特に、前記記録ヘッドが比較的大きい所謂、ラインプリンターの記録ヘッドである場合に有効である。
ここで、「ラインプリンターの記録ヘッド」とは、被記録媒体が送られる方向に対する被記録媒体の幅方向に長尺に延設されているものや、前記送られる方向に長尺に延設されているものをいう。
例えば、幅方向に長尺に延設されている記録ヘッドは、幅方向における被記録媒体の全範囲と対向し、記録時に幅方向へ移動することなく被記録媒体に対して記録を実行することができるものである。
一方、前記送られる方向に長尺に延設されている記録ヘッドは、記録時に1〜3回の数回程幅方向へ移動して被記録媒体に対して記録を実行することができるものである。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記記録ヘッドの前記ノズルが設けられた面と接触し前記ノズルを封止するキャップ部と、該キャップ部に対して前記拭き取り部材を押圧する第2押圧手段と、をさらに備え、前記クリーニングユニットは、前記第2押圧手段をも備えていることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記キャップにおける前記記録ヘッドと対向し前記ノズルを封止する面をクリーニングすることができる。即ち、一の拭き取り部材で前記記録ヘッドの前記面および前記キャップの前記面の両方をクリーニングすることができる。
仮に、前記キャップ側にインク等の汚れが付着していた場合を考える。係る場合、前記記録ヘッド側のみについてインク等の汚れをきれいに拭き取っても、前記キャップによって前記記録ヘッドを封止することにより、前記記録ヘッドが汚れる虞がある。即ち、前記キャップ側の汚れが前記記録ヘッド側に付着するため汚れる虞がある。
従って、前記キャップを有する構成では、前記記録ヘッドおよび前記キャップの両方をクリーニングする構成が特に有効である。そして、一の拭き取り部材で前記両方をクリーニングすることができるので、それぞれ独立に拭き取り部材を設ける必要がない。その分、記録装置を小型化することができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記クリーニングユニットは、前記拭き取り部材が巻き付けられる第1巻き軸および第2巻き軸と、前記第1巻き軸に巻き付けられた前記拭き取り部材を前記第2巻き軸へ送る第1送り手段と、をさらに備えていることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第2の態様と同様の作用効果に加え、第1送り手段を有しているので、前記拭き取り部材における未使用箇所を用いて前記記録ヘッド側の汚れおよび前記キャップ部側の汚れを拭き取ることが可能である。
本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記第1巻き軸から前記第2巻き軸へ前記拭き取り部材が送られる経路上において、前記第2押圧手段が前記拭き取り部材を前記キャップ部に対して押圧する位置は、前記第1押圧手段が前記拭き取り部材を前記ノズルが設けられた面に対して押圧する位置より前記拭き取り部材が送られる送り方向下流側に位置する構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第3の態様と同様の作用効果に加え、前記記録ヘッドの前記面を常に前記拭き取り部材における未使用部分で拭き取ることができる。その結果、前記記録ヘッドの前記面を汚す虞がない。
仮に、前記キャップに対して前記押圧する位置が前記記録ヘッドの前記面に対して前記押圧する位置より送り方向上流側である場合を考える。
係る場合、前記キャップの汚れを拭き取った後に該拭き取った箇所を用いて前記記録ヘッドの汚れを拭き取ろうとすることが生じる。この際、前記拭き取り部材における既に汚れた箇所で前記記録ヘッドの前記面を拭き取ろうとするため、前記記録ヘッドの前記面をかえって汚す虞がある。
そこで、より重要な前記記録ヘッドの前記面の汚れを先に拭き取ることにより、前記記録ヘッドの前記面の汚れを確実に拭き取ってきれいにすることができる。即ち、前記記録ヘッドの前記面をかえって汚す虞がない。
本発明の第5の態様は、第3または第4の態様において、前記移動手段が前記クリーニングユニットを移動させる際、前記第1送り手段が前記拭き取り部材を前記第1巻き軸側から前記第2巻き軸側へ送るように構成されており、この際に前記第1送り手段が前記拭き取り部材を送る距離は、前記第1押圧手段が前記拭き取り部材を押圧する位置から前記第2押圧手段が前記拭き取り部材を押圧する位置までの経路上の距離より短い構成であることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、第3または第4の態様と同様の作用効果に加え、前記記録ヘッドおよび前記キャップの両方において常に前記拭き取り部材における未使用部分で汚れを拭き取ることができる。その結果、前記記録ヘッドの前記面および前記キャップの前記面を汚す虞がない。
本発明の第6の態様は、第3から第5のいずれか一の態様において、前記クリーニングユニットは、前記第2巻き軸に巻き付けられた前記拭き取り部材を前記第1巻き軸に巻き取る第2送り手段をさらに備えていることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第3から第5のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記第2巻き軸に巻き付いた使用後の前記拭き取り部材を前記第1巻き軸に巻き戻すことができる。その結果、使用後に巻き取った側の前記第1巻き軸一つを交換すればよく、巻き取られた側の前記第2巻き軸は交換する必要がない。即ち、前記第1巻き軸は取り外して交換可能であり、前記第2巻き軸は交換不要な構成とすることができ、前記第1巻き軸のみを交換すればよい。
本発明の第7の態様は、第2から第6のいずれか一の態様において、前記第1押圧手段は、前記拭き取り部材の一の面を、前記ノズルが設けられた面に接触させ、前記第2押圧手段は、前記一の面と反対の面を、前記キャップ部に接触させる構成であることを特徴とする。
本発明の第7の態様によれば、第2から第6のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記拭き取り部材の両面を用いて汚れを拭き取ることができる。従って、使用後において未使用部分が残る割合を少なくすることが可能である。即ち、無駄を減らして効率よく前記拭き取り部材で汚れを拭き取ることができる。
また、前記一の面で前記記録ヘッドの前記面の汚れを拭き取り、前記反対の面で前記キャップの前記面の汚れを拭き取ることができる。従って、一方の汚れを拭き取った後に拭き取った汚れが他方を汚す虞が殆どない。
尚、前記一の面で拭き取った汚れが前記拭き取り部材に染みこんで前記反対の面まで到達する場合、上記第3の態様と組み合わせることが望ましい。前記他方を汚す虞が僅かに生じるからである。
本発明に係るプリンター全体の概略を示す側面図。 本発明に係るクリーニング手段の概略を示す正面図。 本発明に係るクリーニングテープの送り量を示す概略正面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すのは、本発明に係る「記録装置」或いは「液体噴射装置」の一例としてのラインインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の全体の概略を示す側面図である。
ここで、液体噴射装置とは、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドから記録紙等の被記録材へインクを噴射して被記録材への記録を実行するインクジェット式記録装置、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えて特定の用途に対応する液体を前述した記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから、被記録材に相当する被噴射材に噴射して、液体を被噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
またさらに、液体噴射ヘッドとしては、前述した記録ヘッド以外に、液晶ディスプレイ等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイや面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料を噴射する試料噴射ヘッド等が挙げられる。
図1に示す如く、プリンター1は、給送部2と、記録部6と、排出部14とを備えている。このうち、給送部2は、被噴射媒体および被記録媒体の一例であるロール紙Rを記録部6へ給送することができるように設けられている。
具体的には、ロール媒体ホルダー3を有し、ロール媒体ホルダー3がロール状のロール紙Rを保持している。そして、ロール状のロール紙Rを回動させることにより、送り方向下流側(Y軸の矢印方向)の記録部6へ第1ローラー4を介してロール状態を解いた状態のロール紙Rを給送することができるように構成されている。
尚、本実施形態では、被記録媒体の一例としてロール紙Rを挙げて説明するが、単票紙やフィルム材でもよいのは勿論である。
また、記録部6は、給送部2から送られたロール紙Rに対して液体の一例であるインクを吐出して記録を実行することができるように設けられている。
具体的には、媒体支持部7と、第1キャリッジ12と、記録ヘッド13とを有している。このうち、媒体支持部7は、ロール紙Rを裏面から支持することができるように設けられている。
また、第1キャリッジ12は、媒体支持部7と対向し、図示しない第1ガイド軸に案内されながら、図示しないキャリッジモーターの動力によって、ロール紙Rの送り方向Yに移動することができるように設けられている。
またさらに、記録ヘッド13は、第1キャリッジ12においてロール紙Rの幅方向Xに長尺に設けられている。より具体的には、幅方向Xにおいてロール紙Rの全範囲と対向することができるように延設されている。さらに、送り方向Yにおいて第1キャリッジ12と一体に移動することができるように設けられている。
尚、図1において鎖線で示すのは、媒体支持部7より送り方向上流側へ退避した状態の第1キャリッジ12および記録ヘッド13である。第1キャリッジ12が媒体支持部7より上流側へ移動可能に設けられているのは、後述するキャップ部18が媒体支持部7より上流側に設けられており、キャップ部18によって記録ヘッド13におけるノズル列16が形成された面であるノズル形成面17を封止するためである。ここで、キャップ部18が媒体支持部7より下流側に設けられている場合、第1キャリッジ12を媒体支持部7より下流側へ移動可能に設けることは勿論である。
そして、記録ヘッド13における媒体支持部7と対向する面であるノズル形成面17に設けられたノズル列16からインクを吐出することにより、ロール紙Rに記録を実行することができる。ここで、記録ヘッド13は前述したように幅方向Xにおいてロール紙Rの全範囲と対向している。従って、記録ヘッド13は、幅方向Xに移動することなく、送られてくるロール紙Rに対して記録を実行することができる。
またさらに、媒体支持部7には、吸引手段10、圧力室9および複数の吸引孔8、8…が設けられている。このうち、吸引手段10は、圧力室9の内部の空気を吸引して負圧にすることができるように設けられている。具体的には、一例である軸流ファン11を有し、軸流ファン11が圧力室9の内部の空気を吸引するように構成されている。
また、圧力室9は、媒体支持部7におけるロール紙Rを支持する側である鉛直方向上方(Z軸の矢印方向)に設けられた複数の吸引孔8、8…と繋がっている。従って、吸引手段10の吸引により、複数の吸引孔8、8…を介して媒体支持部7の上方の空気を吸引することができる。
またさらに、記録部6において記録されたロール紙Rは、媒体支持部7より送り方向下流側に設けられた第2ローラー5を介して排出部14へ送られる。
また、排出部14は、記録部6から送られたロール紙Rを巻き取ることができるように構成されている。具体的には、巻き取りローラー15を有し、ロール紙Rを巻き取ることができるように設けられている。そして、巻き取ったロール状のロール紙Rをプリンター1から排出することが可能に設けられている。
尚、Z軸は、記録ヘッド13とキャップ部18とが対向する方向(鉛直方向)を示す。
図2に示すのは、本発明に係るクリーニング手段の概略を示す正面図である。
図2に示す如く、媒体支持部7より上流側に退避した状態の記録ヘッド13と、キャップ部18との間には、クリーニング手段19が設けられている。クリーニング手段19は、記録ヘッド13のノズル形成面17と、キャップ部18における記録ヘッド13と対向する面とをクリーニングすることができるように設けられている。即ち、記録ヘッド13のノズル形成面17の汚れおよびキャップ部18におけるノズル形成面17と接触する箇所の汚れを拭き取ることができるように設けられている。
具体的には、クリーニング手段19は、第2キャリッジ26と、駆動手段20と、第1リール27と、第2リール28と、クリーニングテープ29と、第1押圧手段30と、第2押圧手段34と、を有している。このうち、第2キャリッジ26は、駆動手段20によって幅方向Xに移動可能に設けられている。また、駆動手段20は、第2キャリッジ26に動力を伝達することができるように構成されている。具体的には、駆動手段20は、駆動プーリー23と、従動プーリー24と、第1モーター21と、ベルト22と、第2ガイド軸25と、を有している。
このうち、駆動プーリー23は、幅方向Xの一方に設けられている。また、従動プーリー24は、幅方向Xの他方に設けられている。またさらに、第1モーター21は、駆動プーリー23を駆動させることができるように設けられている。また、ベルト22は、無端状であり駆動プーリー23および従動プーリー24に巻回されている。さらに、ベルト22の一部は第2キャリッジ26と係合している(図示せず)。従って、駆動プーリー23を介してベルト22を移動させることにより、第1モーター21の動力を第2キャリッジ26へ伝達することができる。
またさらに、第2ガイド軸25は、幅方向Xに延設されており第2キャリッジ26を幅方向Xに案内することができるように構成されている。
また、第1リール27は、第2キャリッジ26に対して着脱可能に設けられている。さらに、第1リール27には未使用のクリーニングテープ29が巻かれている。
ここで、「クリーニングテープ」とは、液体を吸収し、汚れを拭き取ることができる帯状の部材をいう。例えば、不織布等のシート状の繊維を用いることができる。
またさらに、第2リール28は、第2キャリッジ26に取り付けられている。そして、使用済みのクリーニングテープ29が巻かれるように構成されている。具体的には、第2キャリッジ26に設けられた送り手段としての第2モーター38の動力によって第2リール28は図中における反時計方向へ回転する。そして、第1リール27に巻かれているクリーニングテープ29を巻き取ることができるように構成されている。
また、第1押圧手段30は、第2キャリッジ26に設けられている。そして、クリーニングテープ29の一の面が記録ヘッド13のノズル形成面17に接触するようにクリーニングテープ29を記録ヘッド側へ押圧することができるように構成されている。第1押圧手段30として例えば、ものを動かしたり、制御したりする機械的あるいは油空圧的装置である所謂、アクチュエーターを用いることができる。
そして、第1押圧手段30におけるクリーニングテープ29と接触する箇所には第1従動ローラー31が設けられている。言い換えると、第1従動ローラー31がクリーニングテープ29における前記一の面に対して反対の面と接触するように設けられている。また、第1押圧手段30は、第1従動ローラー31が記録ヘッド13に対して接近した第1状態と、離間した第2状態とを切り換えることができるように構成されている。即ち、第1状態では、クリーニングテープ29が記録ヘッド13のノズル形成面17の汚れを拭き取ることができる。一方、第2状態では、記録ヘッド13に対して何ら作用を及ぼさないように構成されている。
またさらに、クリーニングテープ29の送り方向における第1押圧手段30の第1従動ローラー31より上流側近傍には第1ローラー対32が設けられている。一方、第1従動ローラー31より下流側近傍には第2ローラー対33が設けられている。第1ローラー対32および第2ローラー対33は回動自在に設けられており、第1押圧手段30の近傍以外におけるクリーニングテープ29の姿勢を安定させることができるように設けられている。即ち、第1押圧手段30によって第1従動ローラー31を第1状態および第2状態に切り換えた場合であっても、第1ローラー対32の上流側および第2ローラー対33の下流側におけるクリーニングテープ29の姿勢が不安定になる虞がない。
また、第1従動ローラー31、第1ローラー対32および第2ローラー対33は回動自在に設けられているため、クリーニングテープ29が送られることを妨げる虞がない。即ち、第2モーター38の動力によってクリーニングテープ29が送り方向下流側である第2リール側へ送られる際、第1従動ローラー31が第1状態および第2状態のいずれであってもクリーニングテープ29を滑らかに送ることができる。
また、第2押圧手段34は、第1押圧手段30と同様に第2キャリッジ26に設けられている。そして、クリーニングテープ29の前記反対の面がキャップ部18における記録ヘッド13のノズル形成面17と接触する箇所と接触するようにクリーニングテープ29をキャップ部側へ押圧することができるように構成されている。また、第2押圧手段34がクリーニングテープ29における押圧する箇所は、第1押圧手段30が押圧する箇所より送り方向下流側に構成されている。即ち、第2リール側に構成されている。
またさらに、第2押圧手段34におけるクリーニングテープ29と接触する箇所には第1押圧手段30と同様に、第2従動ローラー35が設けられている。言い換えると、第2従動ローラー35がクリーニングテープ29における前記一の面と接触するように設けられている。また、第2押圧手段34は、第2従動ローラー35がキャップ部18に対して接近した第3状態と、離間した第4状態とを切り換えることができるように構成されている。即ち、第3状態では、クリーニングテープ29がキャップ部18における記録ヘッド13と接触する箇所の汚れを拭き取ることができる。一方、第4状態では、キャップ部18に対して何ら作用を及ぼさないように構成されている。
またさらに、クリーニングテープ29の送り方向における第2押圧手段34の第2従動ローラー35より上流側近傍には、第1押圧手段30の近傍に設けられた第1ローラー対32と同様に、第3ローラー対36が設けられている。一方、第2従動ローラー35より下流側近傍には、第1押圧手段30の近傍に設けられた第2ローラー対33と同様に、第4ローラー対37が設けられている。
第3ローラー対36および第4ローラー対37は、第1ローラー対32および第2ローラー対33と同様に回動自在に設けられており、第2押圧手段34の近傍以外におけるクリーニングテープ29の姿勢を安定させることができるように設けられている。即ち、第2押圧手段34によって第2従動ローラー35を第3状態および第4状態に切り換えた場合であっても、第3ローラー対36の上流側および第4ローラー対37の下流側におけるクリーニングテープ29の姿勢が不安定になる虞がない。
そして、図示しない制御部が、記録を実行しないときや、後述するようにクリーニングが必要なときに、第1キャリッジ12をロール紙Rの送り方向Yにおいてキャップ部18と対向する位置まで移動させる。この際、幅方向Xにおいて第2キャリッジ26は、記録ヘッド13とキャップ部18とが対向している範囲から退避した位置に位置している。
記録開始前や記録終了後の状態では、通常、第2キャリッジ26は前記退避した位置に位置しており、図示しないキャップ移動手段によってキャップ部18が記録ヘッド13のノズル形成面17を封止した状態となる。これは、ノズル列16の状態を乾燥等から守るためである。即ち、ノズル列16の状態を保持するためである。
また、ノズルの詰まりが生じた場合は、ノズル列16の状態を回復させるために、前記封止した状態で図示しない吸引手段によりキャップ部内部の空気を吸引して該内部を減圧状態にする。そして、強制的にノズルに詰まったものを吸うことにより正常な状態に回復させることができる。
また、記録開始前、記録終了後、記録中においてノズル形成面17のクリーニングが必要な場合は、第1キャリッジ12をロール紙Rの送り方向Yにおいてキャップ部18と対向する位置まで移動させる。この際、キャップ部18は記録ヘッド13から離間した状態である。そして、制御部が駆動手段20を制御することにより、幅方向Xにおいて第2キャリッジ26を記録ヘッド13とキャップ部18とが対向している範囲内に移動させる。
続いて、制御部が、記録ヘッド13のノズル形成面17におけるクリーニングが必要な箇所を判断し、該必要な箇所と対向する位置近傍まで第2キャリッジ26を移動させる。
尚、前記必要な箇所の判断の仕方は、図示しないセンサー等によってインクの吐出状況が良くない箇所がある場合、前記必要な箇所であると判断することができる。従って、該必要な箇所の位置および範囲を特定することができる。
また、ノズルの状況を確認するために所定のパターンを用紙に対して記録し、その結果に基づいて必要な箇所をユーザーが決定してもよい。言い換えると、プリンター1が自動で判断する構成でもよいし、ユーザーが目視して判断する構成でもよい。
またさらに、エンコーダースケールとエンコーダーセンサー(図示せず)とを有する構成および第1モーター21がステッピングモーターである構成の少なくとも一を用いることが望ましい。これらにより、第2キャリッジ26を前記必要な箇所と対向する位置近傍まで精度良く移動させることができるからである。
そして、第1押圧手段30を前記第2状態から前記第1状態に切り換える。同様に第2押圧手段34を前記第4状態から前記第3状態に切り換える。従って、クリーニングテープ29の前記一の面は、記録ヘッド13のノズル形成面17と接触する。同様にクリーニングテープ29の前記反対の面は、キャップ部18におけるノズル形成面17と接触する箇所と接触する。
その後、第1押圧手段30によって押圧した箇所がノズル形成面17におけるクリーニングが必要な箇所を通過手前から該必要な箇所を通過するまで、第2キャリッジ26を幅方向Xへ移動させる。
ここで、幅方向Xにおけるノズル形成面17の全範囲について、クリーニングが必要であると判断した場合は、該全範囲の一端から他端まで第2キャリッジ26を移動させることは勿論である。また、クリーニングが必要な箇所が前記全範囲のうちの一部であっても、一律に前記全範囲をクリーニングするように構成してもよい。より確実に前記全範囲をきれいにすることができるからである。またさらに、例えば、右側の第1区間、中央の第2区間、左側の第3区間と区間を定め、区間毎にクリーニングを実行するように構成してもよい。係る場合も同様の作用効果を得ることができるからである。
前記移動させる際の移動方向は、幅方向Xにおいて第1リール側から第2リール側である。即ち、クリーニングテープ29が送られる方向と同じである。この理由は、よりきれいに拭き取るためである。さらにこの際、第1押圧手段30の前記第1状態および第2押圧手段34の前記第3状態を保ったままである。
また、クリーニングテープ29は、送り手段としての第2モーター38の動力によって第1リール側から第2リール側へ送られる。従って、記録ヘッド13のノズル形成面17における前記必要な箇所およびキャップ部18における前記必要な箇所と対向する箇所に付着した乾燥前のインクを吸収することができる。
さらに、第2キャリッジ26がクリーニングテープ29の送り方向へ移動しつつ、クリーニングテープ29を第2リール側へ送る構成である。従って、記録ヘッド13のノズル形成面17における前記必要な箇所に付着したインク等の汚れを拭き取ることができる。即ち、乾燥したインク等のこびりついた汚れを拭き取ることができる。同様にキャップ部18における前記対向する箇所にこびりついた汚れを拭き取ることができる。
ここで、仮に第2キャリッジの移動方向と、クリーニングテープが送られる方向とが逆向きの構成であるとすると、逆に汚れを記録ヘッド側およびキャップ部側に押し付けるように作用する虞がある。
そこで、前述したように第2キャリッジの移動方向と、クリーニングテープが送られる方向とを同じにしたことにより、逆方向の構成と比較して、よりきれいに汚れを拭き取ることができる。即ち、汚れを押し付けるように作用する虞がない。
尚、一の面(表面)から反対の面(裏面)へ液体が染み出さないクリーニングテープ29である場合、クリーニングテープ29の送り量を考慮せずに一度に記録ヘッド側およびキャップ部側の汚れを拭き取ることができる。
また、第1押圧手段30および第2押圧手段34を切り換えて、記録ヘッド側およびキャップ部側のいずれか一方のみの汚れを拭き取るように構成することができることは言うまでもない。必要な箇所だけ拭き取ればよいからである。
本実施形態において、記録ヘッド側およびキャップ部側の両方を同時に拭き取る構成としたのは、一方が汚れていれば、キャップ部18によって前記封止したときに他方も汚れる虞があるからである。即ち、前記両方を同時に拭き取ることにより、確実に前記両方をきれいにすることができるからである。
その後、制御部は、幅方向Xにおいて第2キャリッジ26を、記録ヘッド13とキャップ部18とが対向している範囲から退避した位置まで移動させる。この際、制御部は、第1押圧手段30を前記第2状態に切り換える。同様に第2押圧手段34を前記第4状態に切り換える。従って、クリーニングテープ29は、記録ヘッド13およびキャップ部18から離間する。
尚、第2キャリッジ26の前記退避した位置は、クリーニングテープ29の送り方向上流側であることが望ましい。言い換えると、前記退避した位置は、幅方向Xにおいて第2リール28を基準とした第1リール側の前記対向している範囲の外側であることが望ましい。拭き取りのために第2キャリッジ26が移動する際、第2キャリッジ26の移動方向とクリーニングテープ29が送られる方向とが逆向きの関係であると、前述したように汚れを確実に拭き取ることができない虞が生じるからである。また、クリーニングテープ29が送られても、記録ヘッド13およびキャップ部18に対して相対的に殆ど移動していない状態となり、液体を吸収するだけとなる虞があるからである。
クリーニングの実行を繰り返すと、第1リール27に巻かれた未使用のクリーニングテープ29の残量は徐々に減少する。そして、無くなったとき、第2キャリッジ26に設けられた巻き取り手段(巻き戻し手段)としての第3モーター39の動力によって、第1リール27は図中における反時計方向へ回転する。そして、第2リール28に巻かれているクリーニングテープ29を巻き取ることができるように構成されている。即ち、使用済みのクリーニングテープ29を巻き戻すことができるように構成されている。
ユーザーは、使用済みのクリーニングテープ29が巻かれた第1リール27を第2キャリッジ26から取り外し、新しい第1リール27を取り付けることができる。言い換えると、未使用のクリーニングテープ29が巻かれた新品の第1リール27に交換することができる。
ここで、巻き取り手段としての第3モーター39の動力によって第2リール28から使用済みのクリーニングテープ29を巻き取るため、第2キャリッジ全体を交換する必要がない。また、第1リール27と第2リール28とを備えるカセット全体を交換する構成とする必要もない。第1リール27を交換するだけでよい。
続いて、クリーニングを実行する際のクリーニングテープ29の送り量について説明する。
図3に示すのは、本発明に係るクリーニングテープの送り量を示す概略正面図である。
図3に示す如く、幅方向Xにおける記録ヘッド13のノズル形成面17の長さをLとする。同様にキャップ部18の長さをL’とする。ノズル形成面17の長さLとキャップ部18の長さL’は略同じである。これは、ノズル形成面17の長さLに応じてキャップ部18の長さL’を決定するからである。
また、ノズル形成面17においてクリーニングが必要な箇所を拭き取る際の第2キャリッジ26の移動距離をL1とする。
ここで、幅方向Xにおけるノズル形成面17の全範囲についてクリーニングが必要である場合や、一律に全範囲についてクリーニングを実行する場合はL1=Lである。
また、クリーニングテープ29の送り経路における第1押圧手段30の第1従動ローラー31から第2押圧手段34の第2従動ローラー35までの距離をL2とする。言い換えると、前記送り経路における第1押圧手段30がクリーニングテープ29を押圧する箇所から第2押圧手段34がクリーニングテープ29を押圧する箇所までの距離をL2とする。
そして、前述したように、前記必要な箇所に対してクリーニングを実行する際、第2キャリッジ26が図3における矢印の方向(第1リール側から第2リール側へ向かう方向)へ距離L1移動する。この際、クリーニングテープ29が送られる量をL3とすると、以下の関係が成立するように構成されている。即ち、制御部は、以下の関係が成立するように制御する。
尚、送り量L3はノズル形成面17の長さLおよびクリーニングを実行する際の第2キャリッジ26の移動距離L1とは関係なく決定されるように構成されている。

クリーニングテープの送り量L3 < 送り経路における第1押圧手段から第2押圧手段までの距離L2
従って、クリーニングテープ29における記録ヘッド13のノズル形成面17の汚れを拭き取った箇所を用いて、キャップ部18の汚れを拭き取ることを防止することができる。
そして、一度クリーニングを実行した後、クリーニングテープ29は送り手段としての第2モーター38の動力によって距離L2だけ送られる。従って、必ずクリーニングテープ29における未使用の箇所で記録ヘッド側およびキャップ部側の汚れを拭き取ることができる。特に、一の面(表面)から反対の面(裏面)へ液体が染み出る虞があるクリーニングテープ29である場合に有効である。例えば、非常に薄いクリーニングテープ29である場合が該当する。
尚、送り手段は、第2リール28だけでなく、第3ローラー対36および第4ローラー対37の少なくとも一方を駆動させて第2リール28に使用済みのクリーニングテープ29を巻き付ける構成とすることが望ましい。第2リール28のみを駆動させると、第2リール28に巻き付いた使用済みのクリーニングテープ29によって第2リール28の外周が徐々に長くなる。これにより、送り量の精度が低下する虞があるからである。
また、図2および図3では幅方向Xにおける第1押圧手段30および第2押圧手段34がクリーニングテープ29を押圧するそれぞれの位置に差があるが、幅方向Xにおいて出来るだけ接近した構成とすることが望ましい。即ち、前記差が小さい構成とすることが望ましい。仮に前記差が大きいと、幅方向Xにおいてノズル形成面17におけるクリーニングが必要な箇所と、キャップ部18における前記必要な箇所と対向する箇所とを同時に確実に拭き取ることができない。そして、キャップ部18がノズル形成面17を封止した際、汚れが広がる虞が生じるからである。
またさらに、上記実施例では、第2キャリッジ26を記録ヘッド13とキャップ部18との間へ移動させ、クリーニングテープ29を押し付けながら幅方向Xへ移動させ、さらに、クリーニングテープ29を移動方向と同じ方向へ送るように構成したがこれに限られない。
例えば、単に第2キャリッジ26を記録ヘッド13とキャップ部18との間へ移動させクリーニングテープ29を押し付けるだけでもよい。係る場合も記録ヘッド13のノズル形成面17に付着したインクおよびキャップ部18に付着したインクを吸収することができる。
また、クリーニングテープ29を押し付けた状態で、クリーニングテープ29を送り手段によって送ることなく、第2キャリッジ26を幅方向Xへ移動させてもよい。係る場合も同様に記録ヘッド側およびキャップ部側に付着したインクを吸収することができることに加えて、こびりついた汚れを拭き取ることができる。
またさらに、クリーニングテープ29を押し付けた後に、一度クリーニングテープ29を記録ヘッド13およびキャップ部18から離間させる。
そして、クリーニングテープ29を送り手段によって送った後に再度クリーニングテープ29を押し付けた状態にし、第2キャリッジ26を移動させることおよびクリーニングテープ29を送り手段によって送ることの少なくとも一を実行する構成としてもよい。係る場合、先ず、記録ヘッド側およびキャップ部側に付着したインクを吸収することができる。次に、汚れた使用済み箇所のクリーニングテープ29を送る。そして、クリーニングテープ29における未使用の箇所を押し付けてこびりついたしつこい汚れを拭き取ることができる。即ち、インク(液体)を吸収する動作と、クリーニングテープ29を未使用箇所に換えて汚れを拭き取る動作との二段階の動作を実行する構成である。従って、吸収したインクが他の箇所に広がって返って汚してしまう虞がない。
また、上記実施例では、第1押圧手段30および第2押圧手段34を第2キャリッジ26に設けたがこれに限られない。キャップ移動手段によってキャップ部18を記録ヘッド側へ接近移動させ、記録ヘッド13とキャップ部18とによって第2キャリッジ26を挟み込む構成としてもよい。即ち、挟み込むことにより、クリーニングテープ29が記録ヘッド側およびキャップ部側に押し付けられる構成としてもよい。
またさらに、上記実施例では、幅方向Xに長尺な記録ヘッド13について説明したが、ロール紙Rの送り方向Yに長尺な記録ヘッド13でもよい。送り方向Yに長尺に延設されている記録ヘッド13は、記録時に1〜3回の数回程幅方向Xへ移動してロール紙Rに対して記録を実行することができるものである。係る場合、第2キャリッジ26は送り方向Yに移動する構成となる。そして、同様に、記録ヘッド側およびキャップ部側に付着した汚れを拭き取ることができる。
また、記録ヘッド13のノズル形成面17が幅方向Xおよび送り方向Yに長い場合、第2キャリッジ26が幅方向Xだけでなく、送り方向Yへも移動するように構成することができるのは勿論である。
本実施形態の記録装置の一例であるプリンター1は、ノズルから液体を吐出する記録ヘッド13と、汚れ(液体等)を拭き取るシート状の拭き取り部材としてのクリーニングテープ29、および記録ヘッド13におけるノズルが設けられた面であるノズル形成面17に対してクリーニングテープ29を押圧する第1押圧手段30を備えたクリーニングユニットとしての第2キャリッジ26と、ノズル形成面17が延設された方向へ第2キャリッジ26を移動させる移動手段としての駆動手段20と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態において、記録ヘッド13のノズル形成面17と接触しノズルを封止するキャップ部18と、キャップ部18に対してクリーニングテープ29を押圧する第2押圧手段34と、をさらに備え、第2キャリッジ26は、第2押圧手段34をも備えていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、第2キャリッジ26は、クリーニングテープ29が巻き付けられる第1巻き軸としての第1リール27および第2巻き軸としての第2リール28と、第1リール27に巻き付けられたクリーニングテープ29を第2リール28へ送る第1送り手段としての第2モーター38と、をさらに備えていることを特徴とする。
また、本実施形態において、第1リール27から第2リール28へクリーニングテープ29が送られる経路上において、第2押圧手段34がクリーニングテープ29をキャップ部18に対して押圧する位置は、第1押圧手段30がクリーニングテープ29をノズル形成面17に対して押圧する位置よりクリーニングテープ29が送られる送り方向下流側に位置する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、駆動手段20が第2キャリッジ26を移動させる際、第2モーター38がクリーニングテープ29を第1リール側から第2リール側へ送るように構成されており、この際に第2モーター38がクリーニングテープ29を送る距離L3は、第1押圧手段30がクリーニングテープ29を押圧する位置から第2押圧手段34がクリーニングテープ29を押圧する位置までの経路上の距離L2より短い構成であることを特徴とする。
また、本実施形態において、第2キャリッジ26は、第2リール28に巻き付けられたクリーニングテープ29を第1リール27に巻き取る第2送り手段としての第3モーター39をさらに備えていることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、第1押圧手段30は、クリーニングテープ29の一の面を、ノズル形成面17に接触させ、第2押圧手段34は、前記一の面と反対の面を、キャップ部18に接触させる構成であることを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
1 プリンター、2 給送部、3 ロール媒体ホルダー、4 第1ローラー、
5 第2ローラー、6 記録部、7 媒体支持部、8 吸引孔、9 圧力室、
10 吸引手段、11 軸流ファン、12 第1キャリッジ、13 記録ヘッド、
14 排出部、15 巻き取りローラー、16 ノズル列、17 ノズル形成面、
18 キャップ部、19 クリーニング手段、20 駆動手段、21 第1モーター、
22 ベルト、23 駆動プーリー、24 従動プーリー、25 第2ガイド軸、
26 第2キャリッジ、27 第1リール、28 第2リール、
29 クリーニングテープ、30 第1押圧手段、31 第1従動ローラー、
32 第1ローラー対、33 第2ローラー対、34 第2押圧手段、
35 第2従動ローラー、36 第3ローラー対、37 第4ローラー対、
38 第2モーター、39 第3モーター、L 記録ヘッドの長尺方向の長さ、
L’ キャップ部の長尺方向の長さ、
L1 クリーニングする箇所を拭き取る際の第2キャリッジの移動距離、
L2 第1押圧手段が押圧する箇所から第2押圧手段が押圧する箇所までの距離、
L3 クリーニングする際にクリーニングテープを送る距離、R ロール紙、
X 幅方向、Y 送り方向、Z 記録ヘッドとキャップ部とが対向する方向(鉛直方向)

Claims (4)

  1. ノズルから液体を吐出する記録ヘッドと、
    汚れを拭き取るシート状の拭き取り部材、および前記記録ヘッドにおける前記ノズルが設けられた面に対して前記拭き取り部材を押圧する第1押圧手段を備えたクリーニングユニットと、
    前記ノズルが設けられた面における前記記録ヘッドの長尺方向へ前記クリーニングユニットを移動させる移動手段と
    前記記録ヘッドの前記ノズルが設けられた面と接触し前記ノズルを封止するキャップ部と、
    該キャップ部に対して前記拭き取り部材を押圧する第2押圧手段と、をさらに備え、
    前記クリーニングユニットは、前記第2押圧手段と、前記拭き取り部材が巻き付けられる第1巻き軸および第2巻き軸と、前記第1巻き軸に巻き付けられた前記拭き取り部材を前記第2巻き軸へ送る第1送り手段と、をさらに備えており、
    前記第1巻き軸から前記第2巻き軸へ前記拭き取り部材が送られる経路上において、前記第2押圧手段が前記拭き取り部材を前記キャップ部に対して押圧する位置は、前記第1押圧手段が前記拭き取り部材を前記ノズルが設けられた面に対して押圧する位置より前記拭き取り部材が送られる送り方向下流側に位置する構成である記録装置。
  2. 請求項に記載の記録装置において、前記移動手段が前記クリーニングユニットを移動させる際、前記第1送り手段が前記拭き取り部材を前記第1巻き軸側から前記第2巻き軸側へ送るように構成されており、
    この際に前記第1送り手段が前記拭き取り部材を送る距離は、前記第1押圧手段が前記拭き取り部材を押圧する位置から前記第2押圧手段が前記拭き取り部材を押圧する位置までの経路上の距離より短い構成であることを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、前記クリーニングユニットは、前記第2巻き軸に巻き付けられた前記拭き取り部材を前記第1巻き軸に巻き取る第2送り手段をさらに備えていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項乃至のいずれか1項に記載の記録装置において、前記第1押圧手段は、前記拭き取り部材の一の面を、前記ノズルが設けられた面に接触させ、
    前記第2押圧手段は、前記一の面と反対の面を、前記キャップ部に接触させる構成であることを特徴とする記録装置。
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