JP5487972B2 - 積層型トレイおよびトレイ展開機構 - Google Patents

積層型トレイおよびトレイ展開機構 Download PDF

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Description

本発明は、光ディスク等を始めとするディスク状の記憶媒体を積層してコンパクトに収納するための積層型トレイ、および、積層されたトレイを展開して各トレイの記憶媒体の間に記録再生装置へのロードに適した間隙を形成させるトレイ展開機構に関する。
近年、コンピュータで扱われる情報量の大容量化に伴い、情報を蓄える記憶装置の大容量化が著しい。
その記憶装置の主な物としてはハードディスク,光ディスク等を始めとするディスク状の記憶媒体,磁気テープがあげられる。
ハードディスクは他の二つよりも記録再生の高速性やランダムアクセス性に優れるため主記憶装置として用いられ、アーカイブやバックアップ用途には、光ディスク等を始めとするディスク状の記憶媒体や磁気テープが用いられている。
磁気テープは光ディスク等を始めとするディスク状の記憶媒体に対し、低価格と単位体積あたりの記録容量の大きさの点で優れ、光ディスク等を始めとするディスク状の記憶媒体は磁気テープに対し、ランダムアクセス性と保存性の点で優れている。
そこで、磁気テープと光ディスク等を始めとするディスク状の記憶媒体の優位点を合わせ持つ、低価格で大容量、かつ、ランダムアクセス性と保存性に優れた記憶装置の登場が望まれている。
ランダムアクセス性と保存性の点で優れている光ディスク等を始めとするディスク状の記憶媒体を大容量化する方法としては、例えば、特許文献1に示されるように、複数枚の記憶媒体を積層して一つのケースに収納し、ケースから取り出した記憶媒体を複数の記録再生装置に同時に展開して装填する手法が提案されている。
しかしながら、このような手法では、各記憶媒体を特別なディスク連結体で結合して記憶媒体間の接離動作を許容する必要があるため、記憶媒体が特殊な構造となり従来の生産設備が流用できず高価になってしまう欠点があり、また、個々の記憶媒体を独立的に交換し難い等の不都合もある。
複数枚の記憶媒体を積層して一つのケースに収納する構成としては、この他にも、特許文献2に開示される光ディスクカートリッジや特許文献3に開示される連続駆動装置、更には、特許文献4に開示されるディスク再生装置が提案されているが、何れも、積層された複数の記憶媒体の中から記憶媒体を1枚毎に取り出して記録再生装置にセットするものに過ぎず、複数の記録再生装置に複数の記憶媒体を同時にロードするようには構成されていない。
このうち、特許文献4のディスク再生装置では、特に、積層された記憶媒体のうちの1枚を引き出す際に当該記憶媒体を下方にシフトさせて上方に位置する記憶媒体との間の間隙を増大させることにより、引き出し対象となっている記憶媒体の取り出しを容易にする点について開示されている。
しかしながら、これは単に1枚の記憶媒体の取り出しを容易にするものに過ぎず、引き出し対象の記憶媒体と其の下の記憶媒体との間の間隙は前記とは逆に減少することになるので、全ての記憶媒体間の間隙を同時に増加させることはできない。従って、積層された記憶媒体を展開して複数の記録再生装置に同時にロードするといった目的には全く対処できない。
特開2004−145994号公報(図1,図2) 特開2007−172726号公報(図1,図4,図5) 特開平8−31072号公報(図1,図2) 特開平10−283709号公報(図1,図6,段落0036)
本発明の目的は、ディスク状の記憶媒体を格別な構造としなくてもディスク状の記憶媒体をコンパクトに積層して収納することができ、しかも、複数の記録再生装置に同時にディスク状の記憶媒体をロードできるように各記憶媒体の間に適切な間隙を形成させることのできる積層型トレイおよびトレイ展開機構を提供することにある。
本発明の積層型トレイは、ディスク状の記憶媒体を搭載するトレイを厚み方向に積層して構成される積層型トレイであり、前記課題を達成するため、特に、
前記各トレイが概略矩形状に形成され、相対する2辺の各々の2箇所に
トレイ操作部を構成する突起が、
前記相対する2辺のうちの一方の辺では各突起間の離間距離がトレイの積層順に従って順に増大する一方、前記相対する2辺のうちの他方の辺では各突起間の離間距離がトレイの積層順に従って順に減少し、各辺毎の突起間の離間距離の和が一方の辺の長さに略一致し、前記各突起の位置が全てのトレイを積層した状態において他の何れのトレイとも前記厚み方向に重なり合わないように、かつ
前記各突起を頂点として形成される各トレイ毎の仮想面の内部に各トレイの重心が位置するように最上層に位置するトレイの前記相対する2辺のうちの前記一方の辺の中央部の2箇所に前記突起が設けられ、最上層に位置するトレイの前記相対する2辺のうちの前記他方の辺の両端部の2箇所に前記突起が設けられていることを特徴とした構成を有する。
また、本発明のトレイ展開機構は、積層順に従って積層された状態にある前述の積層型トレイの各トレイを厚み方向に展開して各トレイ間に予め決められた大きさの間隙を形成させるためのトレイ展開機構であり、前記課題を達成するため、特に、
前記各トレイを支持するための支持部を、積層順に従って積層された前記各トレイ毎のトレイ操作部の位置に順に対応させ、かつ、各支持部が前記厚み方向の上から下に向かう向きに見て重なり合わないようにして、前記厚み方向に前記間隙をおいて備えたトレイ振分保持部と、最下層に位置するトレイの下面を下方から支えるようにして前記トレイ振分保持部に沿って前記厚み方向に昇降移動するトレイ振分用昇降テーブルとを備えたことを特徴とする構成を有する。
本発明の積層型トレイによれば、ディスク状の記憶媒体を積層してコンパクトに収納することができる。
しかも、各トレイの外周部には、全てのトレイを積層した状態にあっても他の何れのトレイとも厚み方向に重なり合わないトレイ操作部が設けられているので、このトレイ操作部を利用して各トレイを厚み方向に相対移動させることで、各トレイ間の間隙を複数の記録再生装置の配設状態に合わせて調整することができる。
また、本発明のトレイ展開機構によれば、積層型トレイを載置したトレイ振分用昇降テーブルをトレイ振分保持部に沿って昇降移動させるだけで、予め決められた大きさの間隙を各トレイ間に自動的に形成させて、各トレイ間の間隙が複数の記録再生装置の配設状態に合うように調整することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について具体例を挙げて詳細に説明する。
図1は、ディスク状の記憶媒体の一種である光ディスク100を搭載するためのトレイを厚み方向に9枚積層して積層型トレイ101を構成した場合を例にとって、各トレイの構成の概略について示した平面図である。
この実施形態では、積層された状態で最上層に位置するトレイを第1トレイ11と称し、その下のトレイを第2トレイ12、以下同様にして、第3トレイ13,第4トレイ14,・・・・,第9トレイ19と称している。なお、図1では第3トレイ13〜第8トレイ18に関しては記載を省略している。
第1トレイ11〜第9トレイ19の基本構造は同様であるので、ここでは、図2に示される第1トレイ11を例にとって、第1トレイ11〜第9トレイ19に共通する構成について説明する。
第1トレイ11〜第9トレイ19は何れも略矩形状の外形を有し、その中央部には、例えば図2に示されるようにして、光ディスク100を収納するための略円形状の凹部40が形成されている。凹部40の内径は光ディスク100の外径よりも若干大きめであり、また、凹部40の深さは光ディスク100の厚みよりも若干深めである。
第1トレイ11は、相対する2辺すなわち図2に示される左辺と右辺のうち、左辺の2箇所にトレイ操作部を構成する突起11a,11aを備え、また、右辺の2箇所にもトレイ操作部を構成する突起11b,11bを備える。
最上層に位置する第1トレイ11の相対する2辺のうちの一方の辺すなわち図2に示される左辺の側では、突起11a,11aが微小な間隔δを空けて辺の略中央部に形成される一方、相対する2辺のうちの他方の辺すなわち図2に示される右辺の側では、突起11b,11bが辺の両端部に形成されている。
最上層から数えて2番目の位置に位置する第2トレイ12の構成も基本的には第1トレイ11の構成と同様であるが、図3に示されるように、相対する2辺のうちの一方の辺すなわち図3に示される左辺の側の突起12a,12aが第1トレイ11の左辺の側の突起11a,11aと比べて微小な間隔δの分だけ此の辺の方向に沿って外側にずらされている点、および、相対する2辺のうちの他方の辺すなわち図3に示される右辺の側の突起12b,12bが第1トレイ11の右辺の側の突起11b,11bと比べて微小な間隔δの分だけ此の辺の方向に沿って内側にずらされている点で、両者は相違する。
以下、これと同様、2≦n≦9の自然数で表される第(n−1)トレイと第nトレイとの関係において、第nトレイの左辺の各々の突起は、第(n−1)トレイの左辺の各々の突起の位置からδだけ此の辺に沿って外側にずらされた位置に設けられ、また、第nトレイの右辺の各々の突起は、第(n−1)トレイの右辺の各々の突起の位置からδだけ此の辺に沿って内側にずらされた位置に設けられている。
つまり、相対する2辺のうちの一方の辺(左辺)では、各突起間の離間距離が最上層側から数えるトレイの積層順に従って順に増大する一方、相対する2辺のうちの他方の辺(右辺)では、各突起間の離間距離が最上層側から数えるトレイの積層順に従って順に減少することになり、最終的に、最下層に位置する第9トレイ19においては、相対する2辺のうちの一方の辺すなわち図1に示される第9トレイ19の左辺の側で、突起19a,19aが辺の両端部に形成され、相対する2辺のうちの他方の辺すなわち図1に示される第9トレイ19の右辺の側では、微小な間隔δを空けて辺の略中央部に突起19b,19bが形成されることになる。
このようにして、相対する2辺のうちの一方の辺(左辺)では各突起間の離間距離がトレイの積層順に従って順に2・δの刻みで増大し、かつ、相対する2辺のうちの他方の辺(右辺)では各突起間の離間距離がトレイの積層順に従って順に2・δの刻みで減少する結果、一方の辺(左辺)に位置する2つの突起間の離間距離と他方の辺(右辺)に位置する2つの突起間の離間距離との和は、常に、一方の辺の長さ(他方の辺の長さでも同じ)と略一致することになる。
つまり、一方の辺(左辺)に位置する2つの突起間の離間距離と他方の辺(右辺)に位置する2つの突起間の離間距離との和が、一方の辺の長さ(他方の辺の長さでも同じ)と略一致することの技術的な意味合いは、最上層に位置するトレイの一方の辺(左辺)の2つの突起が此の辺の略中央部に位置すると共に、最上層に位置するトレイの他方の辺(右辺)の2つの突起が此の辺の両端部に位置し、かつ、最下層に位置するトレイの一方の辺(左辺)の2つの突起が此の辺の両端部に位置すると共に、最下層に位置するトレイの他方の辺(右辺)の2つの突起が此の辺の略中央部に位置し、しかも、最上層のトレイから最下層のトレイにかけて一定の刻み、たとえば、前述のδで突起の形成位置が変化するということと同値である。
従って、積層するトレイの枚数が少なければδの値と突起の幅は相対的に大きくすることが可能であり、また、積層するトレイの枚数が多くなればδの値と突起の幅を相対的に小さくする必要が生じる。
ここでは間隔δを突起の幅に略一致させたものについて示しているが、小数のトレイを積層する場合にあっては間隔δを広くしてもよいし、あるいは、更に多数のトレイを積層する場合にあっては、積層方向で直近するトレイ同士つまり第(n−1)トレイと第nトレイの突起が完全に重ならない範囲で、間隔δを突起の幅に比べて多少小さくしても構わない。
これらの第1トレイ11〜第9トレイ19は、図5に示されるようにして厚み方向に積層して重ね合わせられ、これらのトレイを纏めて格納あるいは搬送するためのトレイベース20上のトレイ載置部43に収納される。
図4に示されるように、トレイベース20の両側の枠部には内側に向けて突出する半円弧状の嵌合突起が形成されており、この嵌合突起が第1トレイ11〜第9トレイ19の両側の半円弧状の嵌合凹部に係合することで、トレイベース20に対する第1トレイ11〜第9トレイ19の位置ずれが防止されるようになっている。
また、トレイベース20におけるトレイ載置部43の幅は図2に示したトレイの幅W以下の寸法で形成され、第1トレイ11〜第9トレイ19を厚み方向に積層して重ね合わせてトレイ載置部43上に収納した状態で、第1トレイ11〜第9トレイ19の突起11a〜19a,11b〜19bが、例えば図6に示されるようにして、全てトレイベース20の外側に突出するようになっている。
前述した条件、つまり、一方の辺(左辺)に位置する2つの突起間の離間距離と他方の辺(右辺)に位置する2つの突起間の離間距離との和が一方の辺の長さ(他方の辺の長さでも同じ)と略一致するとした条件、更に、より望ましくは、この条件に、少なくとも最上層もしくは最下層に位置する何れかのトレイの一方の辺(左辺)の2つの突起が此の辺の略中央部に位置すると共に、該トレイの他方の辺(右辺)の2つの突起が此の辺の両端部に位置するとした条件を加えた条件に従えば、図5に示されるように、4つの突起を頂点として形成される各トレイ毎の台形状あるいは矩形状の仮想面の内部に各トレイの重心が位置することになるので、各トレイに設けられた都合4つの突起を下方から支えるようにすることで、何れのトレイも安定的に保持することが可能である。
図7は最上層に位置する第1トレイの相対する2辺の各々の両端部に突起を形成し、積層順に従って各辺の2つの突起の離間距離を共に順に減少させたときに形成される可能性のある突起の状態について例示した図であり、望ましくないトレイの構成例である。
このような構成を適用すると、トレイの左辺においても右辺においても2つの突起が夫々の辺の略中央部に位置する状況が生じ、4つの突起を頂点として形成されるトレイの矩形状の仮想面が著しく小さくなるため、トレイに設けられた都合4つの突起を下方から支えるようにしても、トレイを安定的に保持することは極めて困難である。
最上層に位置するトレイの相対する2辺の各々の両端部に突起を形成し、積層順に従って各辺の2つの突起の離間距離を共に順に減少させる構成を適用した場合であっても、例えば、図7に示したA,Bの区間に制限して左辺側の突起と右辺側の突起を配置するようにすれば、トレイの保持に際して或る程度の安定を確保することはできるが、そうした場合、積層方向に重合させずに突起を配設することが可能な領域が著しく減少するため、突起の幅および突起のずらし量を著しく小さくする必要に迫られ、突起ひいてはトレイの保持強度が減少したり位置決め精度の要求がシビアになったりするか、あるいは、突起の幅および突起のずらし量を必要な分だけ確保した結果として、積層が可能なトレイの枚数が著しく制限されるかの何れかである。
前述の条件に従って構成された本実施形態の第1トレイ11〜第9トレイ19では、4つの突起を頂点として形成される各トレイ毎の台形状あるいは矩形状の仮想面の内部に各トレイの重心が位置し、しかも、4つの突起を頂点として形成される各トレイ毎の台形状あるいは矩形状の仮想面の面積が十分に大きいので、突起の幅および突起のずらし量を特に小さくしなくても十分な枚数たとえば9枚以上のトレイを積層して重ね合わせることができ、しかも、図6に示す通り、全てのトレイを積層した状態にあっても何れかのトレイの突起が他の何れかのトレイと厚み方向に重なり合うといった問題は全く発生しない。
図8に第1トレイ11〜第9トレイ19の全てを積層して構成される積層型トレイ101を積層方向に沿って下面側から見た状態を示す。
各トレイの突起は他の何れのトレイの突起ともトレイの厚み方向つまりトレイの積層方向から見て重なり合うことがない。
また、全ての突起11a〜19a,11b〜19bには、図8あるいは図2等に示されるように、各トレイの位置決めや安定保持のために利用される貫通孔42が一様に穿設されている。
図9は積層型トレイ101を構成する第1トレイ11〜第9トレイ19の各々をトレイの積層方向に展開して各トレイ間に予め決められた大きさの間隙を形成させるためのトレイ展開機構の一実施形態について示した平面図、また、図10は其の斜視図である。
本実施形態のトレイ展開機構102の主要部は、複数の積層型トレイ101を収容する収納部45と、トレイ振分用昇降テーブルとして機能するテーブル2およびトレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bを備えた展開部50、および、搬送部60によって構成される。
また、記録再生部66は上下に9連装された記録再生装置201〜209によって構成され、第1トレイ11〜第9トレイ19から取り出された光ディスク100に対する情報の書き込みや読み込みに際して利用される。
図9および図10に示されるように、収納部45は、トレイベース20に収納された積層型トレイ101からなる光ディスク搬送体41を収納する複数のストッカ1を並列して備える。
また、収納部45には、展開対象として選択された光ディスク搬送体41をストッカ1から取り出して展開部50のテーブル2へ搬送する展開対象トレイ搬送機構として機能するピッカー(図示せず)が備えられている。
ピッカーは市販されているアーカイブ・ライブラリ装置等に用いられているものと同様な構成であるため説明は省略する。
展開部50が備えるテーブル2は、図9および図10に示されるように、ブラケット3を介して垂直アクチュエータ4に取り付けられている。垂直アクチュエータ4は、テーブル2をトレイの厚み方向つまり図9における紙面垂直方向(図10中の上下方向)に移動させるための駆動源であり、その基部は、図10に示されるようにしてL字型のステーを介してベースプレート5に固定されている。
図12は展開部50を取り出して上方から示した平面図、また、図13は図12の矢視Aから示した展開部50の側面図である。
展開部50においてトレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bには、図13に示されるように、積層型トレイ101を構成する第1トレイ11〜第9トレイ19の突起11a〜19a,11b〜19bを支持する突起状の支持部21a〜29a,21b〜29bを備えた突起ベース31a〜39a,31b〜39bが一体的に取り付けられている。
突起ベース31a〜39a,31b〜39bの基本構造は同様であるので、ここでは、図1に示した第1トレイ11に対応する突起ベース31a,31bと、第2トレイ12に対応する突起ベース32a,32b、および、第9トレイ19に対応する突起ベース39a,39bを例にとって詳細な構成を図14に示す。
突起ベース31aは、最上層に積層される第1トレイ11の突起11a,11aに対応する支持部21a,21aを備え、また、突起ベース31bは、第1トレイ11の突起11b,11bに対応する支持部21b,21bを備える。
突起ベース31aにおける支持部21a,21aの間隔は第1トレイ11における突起11a,11aの間隔と等しく、また、突起ベース31bにおける支持部21b,21bの間隔は第1トレイ11における突起11b,11bの間隔と等しい。
また、突起ベース31aの支持部21a,21aには、第1トレイ11の突起11a,11aに穿設された貫通孔42,42に突入して嵌合する位置決めピン44,44が垂直に立設され、これと同様にして、突起ベース31bの支持部21b,21bにも、第1トレイ11の突起11b,11bの貫通孔42,42に突入して嵌合する位置決めピン44,44が垂直に立設されている。
突起ベース31aは、図13に示されるようにして、トレイ振分保持部の一部を構成するフレーム6aの内側面の上端部近傍位置に水平に取り付けられ、また、突起ベース31bは、トレイ振分保持部の一部を構成するフレーム6bの内側面の上端部近傍位置つまり突起ベース31aと同等の高さに水平に取り付けられている。
図15は突起ベース31aと突起ベース31bの取り付け位置の対応関係を示した図である。
図15に示す通り、突起ベース31aの支持部21aに設けられた位置決めピン44と突起ベース31bの支持部21bに設けられた位置決めピン44との離間距離Lは、第1トレイ11の突起11aに穿設された貫通孔42と第1トレイ11の突起11bに穿設された貫通孔42の離間距離つまり図2に示される寸法Wと一致するように、ベースプレート5に対するフレーム6a,6bの取り付け位置が調整されている。フレーム6a,6bはベースプレート5に対して垂直である。
突起ベース32a〜39a,32b〜39bの構造も上述した突起ベース31a,31bの構造と基本的に同様である。
つまり、突起ベース32aは第2トレイ12の突起12a,12aに対応する支持部22a,22aを備え、突起ベース32bは第2トレイ12の突起12b,12bに対応する支持部22b,22bを備え、突起ベース33aは第3トレイ13の突起13a,13aに対応する支持部23a,23aを備え、突起ベース33bは第3トレイ13の突起13b,13bに対応する支持部23b,23bを備え、・・・、突起ベース39aは第9トレイ19の突起19a,19aに対応する支持部29a,29aを備え、突起ベース39bは第9トレイ19の突起19b,19bに対応する支持部29b,29bを備えている。
フレーム6a,6bに対する突起ベース31a〜39a,31b〜39bの取り付け状態は図13に示す通りであり、突起ベース31a,31bがフレーム6a,6bの内側面の上端部近傍位置に取り付けられ、その下に、突起ベース32a〜39a,32b〜39bが順を追って取り付けられている。
上下に隣接する突起ベースの取り付け間隔は、記録再生部66おける記録再生装置201〜209の上下方向の配設ピッチと同等である。
つまり、この実施形態においてトレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bには、第1トレイ11〜第9トレイ19の各々を支持するための支持部21a〜29a,21b〜29bが、第1トレイ11〜第9トレイ19の突起11a〜19a,11b〜19bの位置に水平面内において対応するようにして、トレイの厚み方向すなわち積層方向である上下の方向で重なり合わないようにして、予め決められた大きさの間隙すなわち記録再生装置201〜209の上下方向の配設ピッチに相当する間隔をおいて取り付けられていることになる。
第1トレイ11〜第9トレイ19の突起11a〜19a,11b〜19bと第1トレイ11〜第9トレイ19の各々を支持するための支持部21a〜29a,21b〜29bおよび突起ベース31a〜39a,31b〜39bの対応関係を図16の参考図に示す。
但し、図16中では第3トレイ13〜第8トレイ18および突起ベース33a〜38a,33b〜38bに関しては記載を省略している。
また、実際には、突起11a,11aと支持部21a,21a、突起11b,11bと支持部21b,21b、・・・、突起19a,19aと支持部29a,29a、突起19b,19bと支持部29b,29bは、トレイの厚み方向すなわち積層方向である上下の方向で重なり合うが、突起と支持部との対応関係を明確にするため、図16中では、突起ベース31a〜39aを第1トレイ11〜第9トレイ19に対して左側にオフセットすると共に、突起ベース31b〜39bを第1トレイ11〜第9トレイ19に対して右側にオフセットしたかたちで、突起と支持部との対応関係を示している。
各支持部の幅は、対応する突起と隣接する他の突起との干渉を避けるため、突起の幅に比べて僅かに狭い幅で形成されている。例えば、支持部21a,21aの幅は、第1トレイ11の突起11a,11aや此れに隣接する第2トレイ11の突起12a,12aの幅よりも僅かに狭いので、第2トレイ12の突起12a,12aは支持部21a,21aに干渉することなく支持部21a,21aを跨ぐようにして上下方向すなわち図16の紙面垂直方向に移動することが可能であり、支持部21a,21aとの干渉によって支えられるのは、第1トレイ11の突起11a,11aのみに制限される。
前述したトレイ側の突起の場合と同様、支持部21a〜29a,21b〜29bの各々は、他の何れの支持部ともトレイの厚み方向つまり図9の紙面垂直方向から見て重なり合うことがない。
なお、この実施例では、第1トレイ11の突起11a,11aや第9トレイ19の突起19b,19b(図1参照)、および、突起ベース31aの支持部21a,21aや突起ベース39bの支持部29b,29b(図16参照)を2つに分けて形成しているが、これらのものは、実質的に一体であっても構わない。
その場合、例えば、第1トレイ11の突起すなわちトレイ操作部は、相対する2辺のうちの一方の辺(左辺)に1箇所、相対する2辺のうちの他方の辺(右辺)に2箇所、これらを合計して都合3箇所に設けられることになる。
トレイ振分用昇降テーブルとして機能するテーブル2は、トレイ展開機構102の初期状態においては、図13に示されるように、最上部に位置する突起ベース31a,31bよりも上方の待機位置に位置する。
但し、ここでいう待機位置とはストッカ1からトレイベース20と共に取り出した積層状態の光ディスク100を展開するときの展開操作用待機位置であり、記録再生装置201〜209にマウントされていた光ディスク100を回収して改めて積層化するときの待機位置すなわち回収操作用待機位置(図23参照)とは異なる。
図17は搬送部60および記録再生部66を示した側面図、また、図18は搬送部60および記録再生部66を示した平面図であって、図19は搬送部60が備える吸着アーム61を示した拡大斜視図である。
搬送部60の主要部は、図17および図18に示されるように、積層される光ディスク100の枚数に応じて上下方向に連設された9つの吸着アーム61と、これらの吸着アーム61を纏めて一体的に取り付けた連結金具63と、連結金具63を介して9つの吸着アーム61を一体的に上下動させる垂直アクチュエータ64と、垂直アクチュエータ64および連結金具63を介して9つの吸着アーム61を一体的に水平方向に移動させる水平アクチュエータ65によって構成される。
つまり、垂直アクチュエータ64と水平アクチュエータ65の組み合わせにより、9つの吸着アーム61を一体的に図17の上下左右方向に移動させることが可能である。
吸着アーム61の上下方向の取り付け間隔は、トレイ振分保持部を構成するフレーム6a,6bに固設された突起ベース31a〜39a,31b〜39bの上下方向の取り付け間隔、すなわち、もとを正せば記録再生部66おける記録再生装置201〜209の上下方向の配設ピッチと同等である。
また、各吸着アーム61の先端には、図19に示されるように、光ディスク100の中央の孔を避けて光ディスク100の上面側を吸引する3個一組の吸着パッド62が固設されている。
各吸着パッド62はゴム等からなる吸盤状の部材であり、図示しない真空ポンプに耐圧チューブ等を介して接続され、真空ポンプのオン・オフ操作あるいは開閉バルブの操作等によって、真空引きによる光ディスク100の吸着作業やリリース作業が行われるようになっている。
次に、積層型トレイ101を収納部45のストッカ1から取り出して積層状態の光ディスク100を展開して記録再生部66の記録再生装置201〜209にマウントするときの動作、および、記録再生装置201〜209にマウントされていた光ディスク100を回収して改めて積層してからストッカ1に戻すときの動作について、図20〜図25を参照して具体的に説明する。
なお、各部の構成を明確にする必要上、図21および図22ではフレーム6a,6bの背景に相当する収納部45の記載を省略し、図23ではフレーム6a,6bの背景に相当する収納部45と搬送部60の記載を省略している。
初期状態にあっては、既に述べた通り、トレイ振分用昇降テーブルとして機能するテーブル2は、図13に示されるような展開操作用待機位置つまり突起ベース31a,31bよりも上方の待機位置に位置しており、また、吸着アーム61や垂直アクチュエータ64は、例えば図10に示されるように、展開部50から側方にオフセットされた位置で退避している。
そこで、まず、収納部45に配備されたピッカー(図示せず)を作動させ、展開対象として選択された光ディスク搬送体41、つまり、選択された積層型トレイ101と当該積層型トレイ101を収納したトレイベース20をストッカ1から取り出し、展開部50のテーブル2の上に図20に示されるようにして載置した後、ピッカー(図示せず)を待機位置に戻す。
次いで、垂直アクチュエータ4を駆動し、トレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bに沿って、積層型トレイ101とトレイベース20からなる光ディスク搬送体41を載せたテーブル2を下降させる。
トレイベース20を介して積層型トレイ101を下から支えるテーブル2の下降動作に伴い、まず、トレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bに設けられた突起ベース31a,31bが備える支持部21a,21bの上面に、積層型トレイ101の最上層に位置する第1トレイ11の突起11a,11bの下面が当接し、第1トレイ11が図21に示されるようにして突起ベース31a,31bの位置に保持される。
この際、第1トレイ11の突起11a,11bの貫通孔42に支持部21a,21bの位置決めピン44が嵌合し、第1トレイ11の位置ずれを防ぐ。
支持部21a,21bと当接する突起を持つトレイは第1トレイ11のみであるから、テーブル2が更に降下すると、第1トレイ11を突起ベース31a,31bの位置に残したまま、他のトレイすなわち第2トレイ12〜第9トレイ19がテーブル2およびトレイベース20と共に下降する。
そして、テーブル2が更に下降すると突起ベース32a,32bの支持部22a,22bの上面に第2トレイ12の突起12a,12bが当接し、第2トレイ12が図22に示されるようにして突起ベース32a,32bの位置で保持される。
このとき、第2トレイ12の突起12a,12bの貫通孔42に支持部22a,22bの位置決めピン44が嵌合し、第2トレイ12の位置ずれを防ぐ。
支持部22a,22bと当接する突起を持つトレイは第2トレイ12のみであるから、テーブル2が更に降下すると、第2トレイ12を突起ベース32a,32bの位置に残したまま、他のトレイすなわち第3トレイ13〜第9トレイ19がテーブル2およびトレイベース20と共に下降する。
以下、テーブル2の下降に従い、前記と同様にして、第3トレイ13が突起ベース33a,33bの位置で保持され、第4トレイ14が突起ベース34a,34bの位置で保持され、・・・、第9トレイ19が突起ベース39a,39bの位置で保持され、最終的に、空のトレイベース20のみを搭載したテーブル2が、突起ベース39a,39bの下方まで下降して回収操作用待機位置に停止する。
積層型トレイ101を構成する第1トレイ11〜第9トレイ19が全て展開されてトレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bに保持された状態を図23に示す。
次いで、水平アクチュエータ65を駆動し、吸着アーム61を図10に示されるような初期の待機位置から移動させ、図18に示されるようにしてフレーム6a,6bの間に突入させ、第1トレイ11〜第9トレイ19よりも僅かに上方のアプローチポイントに位置決めする。
そして、垂直アクチュエータ64を駆動して吸着アーム61を下降させ、真空ポンプ(図示せず)を作動させて、第1トレイ11〜第9トレイ19上の光ディスク100を図24のようにして吸着パッド62に吸着保持する。
この間に、記録再生部66の記録再生装置201〜209の各々から、図25のようにしてドライブ側トレイ301〜309が吐き出される。
次いで、垂直アクチュエータ64を駆動して吸着アーム61を上昇させ、アプローチポイントまで戻す。
そして、水平アクチュエータ65を駆動して吸着アーム61を水平方向に移動させ、吸着パッド62で吸着保持した各光ディスク100をドライブ側トレイ301〜309の上方位置まで搬送し、真空ポンプ(図示せず)の作動を停止させて各吸着パッド62から光ディスク100をリリースし、図25に示されるようにして、ドライブ側トレイ301〜309上に夫々の光ディスク100を載置する。
その後、図示しない制御装置の制御の下、従来と同様にして、光ディスク100を搭載したドライブ側トレイ301〜309を記録再生装置201〜209に格納させ、データの記録あるいは再生に関わる処理動作を実行する。
そして、データの記録あるいは再生に関わる処理動作が完了すると、ドライブ側トレイ301〜309から記録再生装置201〜209が再び吐き出される。
光ディスク100を回収し再び積層化してストッカ1に戻す際の動作は、前述した動作をバックトレースするかたちで実行される。
つまり、最初に垂直アクチュエータ64を駆動して吸着アーム61を下降させ、真空ポンプ(図示せず)を作動させ、例えば図25に示されるようにして、各吸着パッド62でドライブ側トレイ301〜309上の光ディスク100を吸着保持する。
次いで、垂直アクチュエータ64を駆動し、光ディスク100を保持した吸着アーム61をドライブ側トレイ301〜309よりも僅かに上方の位置に退避させ、ドライブ側トレイ301〜309を記録再生装置201〜209の内部に回収させる。
そして、更に、水平アクチュエータ65を駆動して吸着アーム61を水平方向に移動させることで、吸着アーム61を第1トレイ11〜第9トレイ19上のアプローチポイントに位置決めする。
次いで、真空ポンプ(図示せず)の作動を停止させて各吸着パッド62から光ディスク100をリリースして、例えば図24に示されるようにして、第1トレイ11〜第9トレイ19上に各光ディスク100を載置する。
そして、水平アクチュエータ65を駆動して吸着アーム61を水平方向に移動させ、図10に示されるような退避位置に吸着アーム61を復帰させる。
次に、垂直アクチュエータ4を駆動し、トレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bに沿って、トレイベース20のみを載せたテーブル2を上昇させる。
テーブル2の上昇開始時点におけるフレーム6a,6bの周辺の状況は図23の状態と同じである。
テーブル2の上昇に伴い、まず、第9トレイ19の下面がテーブル2上のトレイベース20に当接して持ち上げられ、第9トレイ19の突起19a,19bが突起ベース39a,39bの支持部29a,29bおよび位置決めピン44,44から上方に離脱し、第9トレイ19がテーブル2およびトレイベース20と共に上昇を開始する。
そして、テーブル2が更に上昇すると、第8トレイ18の下面がトレイベース20上の第9トレイ19の上面に当接して持ち上げられ、第8トレイ18の突起18a,18bが突起ベース38a,38bの支持部28a,28bおよび位置決めピン44,44から上方に離脱し、第8トレイ18がテーブル2およびトレイベース20や第9トレイ19と共に上昇を開始する。
以下、テーブル2の上昇に従い、前記と同様にして、第7トレイ17が第8トレイ18に重なるようにして回収され、第6トレイ16が第7トレイ17に重なるようにして回収され、・・・、第1トレイ11が第2トレイ12に重なるようにして回収され、最終的には、第1トレイ11〜第9トレイ19の全てがトレイベース20上に積層して積み重ねられる。
そして、第1トレイ11〜第9トレイ19からなる積層型トレイ101とトレイベース20、すなわち、光ディスク搬送体41を載せたテーブル2は、突起ベース31a,31bの上方まで上昇した後、前述の展開操作用待機位置で停止する。
このときの状況は図20の状態と同じである。
その後、ピッカー(図示せず)を作動させて光ディスク搬送体41をストッカ1の収納場所に戻すことで、積層型トレイの展開,展開されたトレイからの光ディスクの取り出し,複数の記録再生装置への光ディスクの投入,光ディスクに対するデータの書き込みや読み出し,記録再生装置からの光ディスクの回収,トレイへの光ディスクの格納,トレイの再積層化,ストッカへの積層型トレイの回収に関わる一連の動作が全て完了する。
以上、略矩形状のトレイの外周部から外側に向けて突起を突出させるかたちでトレイ操作部を形成した実施形態について説明したが、略矩形状のトレイの外周部にステップ状の切り欠きを設けることでトレイ操作部を形成することもできる。
次に、切り欠きを利用してトレイ操作部を形成した積層型トレイの実施形態と当該積層型トレイに対応して構成されたトレイ展開機構の実施形態について一例をあげて簡単に説明する。
前述した実施形態との相違は、各トレイにおけるトレイ操作部の形状と、トレイ操作部に対応する突起ベースの形状、および、突起ベースに設けられる支持部の形状のみであるから、トレイ展開機構の全体的な構成に関する説明は省略し、ここでは、トレイ自体の構造およびトレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bの周辺構造についてのみ説明する。
図26は前述した実施形態の第1トレイ11〜第9トレイ19に代わる第1トレイ71〜第9トレイ79の形状と、前述した実施形態の突起ベース31a〜39a,31b〜39bおよび支持部21a〜29a,21b〜29bに代わる突起ベース91a〜99a,91b〜99bおよび支持部81a〜89a,81b〜89bの構成について示した平面図である。
但し、図26においても前述の実施形態の説明で利用した図16の場合と同様、突起ベース91a〜99aを第1トレイ71〜第9トレイ79に対して左側にオフセットし、突起ベース91b〜99bを第1トレイ71〜第9トレイ79に対して右側にオフセットしたかたちでトレイ操作部と支持部との対応関係を示している。
図26に示されるように、第1トレイ71〜第9トレイ79の四隅には階段状の切り込みが設けられ、各トレイ毎に其の形状が異なっている。
また、トレイ71〜79を夫々に単独で見ると、その各々について階段状の切り込みは左右対称かつ上下対称である。
図26中で各トレイの左右に位置する部材は、トレイ振分保持部として機能するフレーム6a,6bの内側面(図30参照)に設置された突起ベース91a〜99a,91b〜99bであり、夫々のトレイ71〜79の階段状の切り込みに対応する位置に支持部81a〜89a,81b〜89bを備える。
支持部81a〜89a,81b〜89bの幅は各トレイ71〜79における階段状の切り込みの段幅よりも若干狭い幅で形成されている。
図27は第1トレイ71〜第9トレイ79を積層して構成される積層型トレイ103を下面側から示した下面図、図28は積層型トレイ103を斜め下方から示した斜視図、そして、図29は図27の第1トレイ71〜第9トレイ79に形成された階段状の切り込み部を拡大して示した斜視図である。
トレイは下から第9トレイ79,第8トレイ78,第7トレイ77,・・・,第3トレイ73,第2トレイ72,第1トレイ71の順に積層されている。
図27では第9トレイ79以外の各トレイにトレイ毎に異なるパターンのハッチングを施すことで、各トレイの非重合部すなわち積層方向に重ならない部分を識別し易くしてある。
図27〜図29に示すように、積層型トレイ103を下面側から見ると、各々のトレイが他のトレイから遮蔽されない露出部を有する。この露出部が各トレイ毎のトレイ操作部である。
図30は展開部の主要部、つまり、フレーム6a,6bによって構成されるトレイ振分保持部の構成と、フレーム6a,6bに固設された突起ベース91a〜99a,91b〜99bに設けられた支持部81a〜89a,81b〜89bによって下方から保持された第1トレイ71〜第9トレイ79の展開状態を示した斜視図である。
ストッカ部,搬送部等に関しては前述した実施形態と同様であるので図30では記載を省略している。
フレーム6a,6bは、前述した実施形態と同様、ベースプレート5に垂直に取り付けられており、フレーム6a,6bの内側面に突起ベース91a〜99a,91b〜99bが特定の間隔、つまり、図25に示されるような記録再生部66における記録再生装置201〜209の配設ピッチと同じ間隔で取り付けられている。
図31は突起ベース91a〜99a,91b〜99bを取り付けたフレーム6a,6bを上方から示した平面図である。
突起ベース91a〜99a,91b〜99bに設けられた支持部81a〜89a,81b〜89bの各々の上面には、図27の説明で用いたハッチングと同種のハッチングを施して、第1トレイ71〜第9トレイ79の各トレイ操作部に当接する箇所を明確に示している。
図31に示すように、支持部81a〜89a,81b〜89bの各トレイと当接する部分はトレイの積層方向と逆方向すなわち第1トレイ71が最上部となる方向から見て互いに重なり合うことなく露出している。
図26〜図31に示した構成を適用したトレイ展開機構においても、前述した実施形態の場合と同様、積層状態にある第1トレイ71〜第9トレイ79すなわち積層型トレイ103をテーブル2上に搭載し、トレイ振分保持部つまりフレーム6a,6bの上部から下方に向けて移動させることで、第1トレイ71〜第9トレイ79の展開作業を行うことができる。
図32はトレイ振分保持部の最上部に位置する突起ベース91a,91bの支持部81a,81bを基準として、第1トレイ71〜第9トレイ79の各トレイ操作部における干渉の有無を示した説明図、また、図33はトレイ振分保持部の最上部から2番の位置に位置する突起ベース92a,92bの支持部82a,82bを基準として、第2トレイ72〜第9トレイ79の各トレイ操作部における干渉の有無を示した説明図であり、図34はトレイ振分保持部の最上部から3番の位置に位置する突起ベース93a,93bの支持部83a,83bを基準として、第3トレイ73〜第9トレイ79の各トレイ操作部における干渉の有無を示した説明図である。
図32に示されるように、第2トレイ72〜第9トレイ79の切り込み部がトレイ振分保持部の最上部に位置する支持部81a,81bに干渉することはないので、第2トレイ72〜第9トレイ79は、何れも、支持部81a,81bを通過して其のままテーブル2(図示せず)と共に下降することが可能である。
一方、第1トレイ71の切り込み部は、図32に示されるように、トレイ振分保持部の最上部に位置する支持部81a,81bと干渉するので、テーブル2(図示せず)が支持部81a,81bの位置を通過する過程において、第1トレイ71のみが支持部81a,81bによって支えられて、図30に示される突起ベース91a,91bの位置に保持される。
図31に示される支持部81a,81bと当接する第1トレイ71のトレイ操作部は、図27に示される符号71のハッチング部分である。
そして、第1トレイ71を突起ベース91a,91bの位置に残したままテーブル2(図示せず)は更に下降し、次いで、突起ベース92a,92bの位置に到達する。
図33に示されるように、第3トレイ73〜第9トレイ79の切り込み部がトレイ振分保持部の支持部82a,82bに干渉することはないので、第3トレイ73〜第9トレイ79は、何れも、支持部82a,82bを通過して其のままテーブル2(図示せず)と共に下降することが可能である。
一方、第2トレイ72の切り込み部は、図33に示されるように、トレイ振分保持部の支持部82a,82bと干渉するので、テーブル2(図示せず)が支持部82a,82bの位置を通過する過程において、第2トレイ72のみが支持部82a,82bによって支えられて、図30に示される突起ベース92a,92bの位置に保持される。
図31に示される支持部82a,82bと当接する第2トレイ72のトレイ操作部は図27に示される符号72のハッチング部分である。
そして、第2トレイ72を突起ベース92a,92bの位置に残したままテーブル2(図示せず)は更に下降し、次いで、突起ベース93a,93bの位置に到達する。
図34に示されるように、第4トレイ74〜第9トレイ79の切り込み部がトレイ振分保持部の支持部83a,83bに干渉することはないので、第4トレイ74〜第9トレイ79は、何れも、支持部83a,83bを通過して其のままテーブル2(図示せず)と共に下降することが可能である。
一方、第3トレイ73の切り込み部は、図34に示されるように、トレイ振分保持部の支持部83a,83bと干渉するので、テーブル2(図示せず)が支持部83a,83bの位置を通過する過程において、第3トレイ73のみが支持部83a,83bによって支えられて、図30に示される突起ベース93a,93bの位置に保持される。
図31に示される支持部83a,83bと当接する第3トレイ73のトレイ操作部は図27に示される符号73のハッチング部分である。
以下、テーブル2(図示せず)の下降に従い、前記と同様にして、第4トレイ74が突起ベース94a,94bの位置で保持され、第5トレイ95が突起ベース95a,95bの位置で保持され、・・・、第9トレイ99が突起ベース99a,99bの位置で保持され、最終的に、図30に示されるような展開状態となる。
その他の動作に関しては前述した実施形態と全く同様である。
この実施形態においても、前述した実施形態の場合と同様、各トレイ毎のトレイ操作部を頂点として形成される各トレイ毎の矩形状の仮想面の内部に各トレイの重心が位置することになるので、各トレイに設けられた都合4箇所のトレイ操作部を下方から支えるようにすることで、何れのトレイも安定的に保持することができる。
更に、この実施形態では、前述した実施形態と異なり、突起に代えて、切り込みで形成されたトレイ操作部を設けているため、トレイの幅の寸法を前述の実施形態と比べて小さくできる利点がある。
以上に述べた何れの実施形態においても、複数枚の光ディスク100を同時に取り扱う構造であるにも関わらず、光ディスク100それ自体を格別な連結体等を利用して一体化する必要はないので、記憶媒体の生産に関しては格別な生産設備を必要とせず、また、個々の光ディスク100を独立的に交換することも容易である。
また、記録再生部66は一般的な構造を有する市販の記録再生装置201〜209を単純に積み重ねて構成することができるので、複数枚の光ディスク100を同時に取り扱う構成であっても、改めて格別の記録再生部を設計,製作する必要はなく、装置全体の製造コストの軽減化が可能である。
更に、突起ベース31a〜39a,31b〜39b(91a〜99a,91b〜99b)の上下方向の取り付け間隔や吸着アーム61の上下方向の取り付け間隔を調整できる構成とすることにより、記録再生装置201〜209の仕様の変更、例えば、厚みの変更等にも容易に対処することができる。
トレイは単に光ディスク100を載置して格納する機能だけを備えればよく、このトレイ上で光ディスク100を回転させたり、あるいは、ピッカー等によってトレイを1個宛で取り出すといった必要がなく、トレイ自体の厚みやトレイと光ディスク100との間のクリアランスも殆ど必要ないので(図6参照)、光ディスク100を極めて密接させた状態でストッカに格納することが可能であり、特に、多数の光ディスク100を格納する場合においての装置のコンパクト化が容易である。
なお、実施形態中では光ディスク100を同時に9枚使用する場合について説明したが、実際は、第1トレイ11〜19(71〜79)の積層順序さえ間違っていなければ、第1トレイ11〜19(71〜79)の何れかのトレイに光ディスク100が搭載されずにブランクとなるトレイが存在する場合、あるいは、何れかのトレイ自体が引き抜かれてしまっている場合であっても、トレイ展開機構102の動作自体には何らの支障もない。
従って、例えば、図25に示される記録再生装置205のみが故障した場合にあっては、第5トレイ15(75)から光ディスク100を取り外すか、あるいは、第5トレイ15(75)のみを積層型トレイ101(103)のセットから取り外すことで、記録再生装置205を除く他の記録再生装置201〜204,206〜209の運用状態を其のまま継続するといったことも可能である。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は2007年11月21日に出願された日本出願特願2007−302051を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、ディスク状の記憶媒体を格別な構造としなくてもディスク状の記憶媒体をコンパクトに積層して収納することができ、しかも、複数の記録再生装置に同時にディスク状の記憶媒体をロードできるように各記憶媒体の間に適切な間隙を形成させることのできる積層型トレイおよびトレイ展開機構を提供することができる。
ディスク状の記憶媒体の一種である光ディスクを搭載するトレイを積層して積層型トレイを構成する場合を例にとって本発明を適用した一実施形態のトレイの構成の概略について示した平面図である。 積層型トレイの一部を構成する第1トレイの構成について示した平面図である。 積層型トレイの一部を構成する第1トレイと第2トレイを積層した状態について示した平面図である。 積層型トレイを載置するトレイベースの構成について示した斜視図である。 積層型トレイを構成する第1トレイ〜第9トレイの積層状態を間隔を空けて示した斜視図である。 積層型トレイをトレイベース上に載置した状態を示した斜視図である。 トレイに設ける突起の望ましくない配置例を示した平面図である。 トレイの全てを積層してなる積層型トレイをトレイの積層方向に沿って下面側から示した図である。 積層型トレイを構成するトレイの各々を厚み方向に展開して各トレイ間に予め決められた大きさの間隙を形成させるためのトレイ展開機構の一実施形態について示した平面図である。 トレイ展開機構の構成を示した斜視図である。 トレイベースに収納された積層型トレイよって構成される光ディスク搬送体の構成について示した平面図である。 トレイ展開機構の展開部を取り出して上方から示した平面図である。 トレイ展開機構の展開部を図12の矢視Aから示した側面図である。 支持部を備えた突起ベースの幾つかについて具体的な構成を示した平面図である。 対をなす突起ベースの取り付け位置の対応関係を示した図である。 各トレイの突起とトレイ振分保持部側の支持部との対応関係を示した参考図である。 トレイ展開機構の搬送部を示した側面図である。 トレイ展開機構の搬送部を示した平面図である。 搬送部が備える吸着アームを示した拡大斜視図である。 トレイ展開機構の動作を示す説明図であり、テーブルが展開操作用待機位置にあるときの状態を示している。 トレイ展開機構の動作を示す説明図であり、テーブルの下降によって第1トレイが分離して保持されたときの状態を示している。 トレイ展開機構の動作を示す説明図であり、テーブルの下降によって第1トレイおよび第2トレイが分離して保持されたときの状態を示している。 トレイ展開機構の動作を示す説明図であり、テーブルの下降によって第1トレイ〜第9トレイの全てが分離して保持されたときの状態を示している。 トレイ展開機構の動作を示す説明図であり、第1トレイ〜第9トレイよりも僅かに上方のアプローチポイントに吸着パッドを位置決めしたときの状態について示している。 トレイ展開機構の動作を示す説明図であり、光ディスクを各記録再生装置のドライブ側トレイに載置したときの状態について示している。 他の実施形態の第1トレイ〜第9トレイの形状と、各トレイに対応する突起ベースおよび支持部の形状について示した平面図である。 同実施形態のトレイを積層してなる積層型トレイを下面側から示した図である。 同積層型トレイを斜め下方から示した斜視図である。 図28の一部を拡大した図であり、同実施形態の第1トレイ〜第9トレイに形成された階段状の切り込み部を詳細に示している。 展開部のトレイ振分保持部に展開された同実施形態の第1トレイ〜第9トレイ7の状態を示した斜視図である。 同実施形態のトレイ振分保持部を上方から示した平面図である。 トレイ振分保持部の最上部に位置する支持部を基準として、同実施形態の第1トレイ〜第9トレイの干渉の有無を示した説明図である。 トレイ振分保持部の最上部から数えて2番目に位置する支持部を基準として、同実施形態の第2トレイ〜第9トレイの干渉の有無を示した説明図である。 トレイ振分保持部の最上部から数えて3番目に位置する支持部を基準として、同実施形態の第3トレイ〜第9トレイの干渉の有無を示した説明図である。
符号の説明
1 ストッカ
2 テーブル(トレイ振分用昇降テーブル)
3 ブラケット
4 垂直アクチュエータ
5 ベースプレート
6a,6b フレーム(トレイ振分保持部)
11 第1トレイ
11a,11b 突起(トレイ操作部)
12 第2トレイ
12a,12b 突起(トレイ操作部)
13 第3トレイ
13a,13b 突起(トレイ操作部)
14 第4トレイ
14a,14b 突起(トレイ操作部)
15 第5トレイ
15a,15b 突起(トレイ操作部)
16 第6トレイ
16a,16b 突起(トレイ操作部)
17 第7トレイ
17a,17b 突起(トレイ操作部)
18 第8トレイ
18a,18b 突起(トレイ操作部)
19 第9トレイ
19a,19b 突起(トレイ操作部)
20 トレイベース
21a〜29a,21b〜29b 支持部
31a〜39a,31b〜39b 突起ベース
40 凹部
41 光ディスク搬送体
42 貫通孔
43 トレイ載置部
44 位置決めピン
45 収納部
50 展開部
60 搬送部
61 吸着アーム
62 吸着パッド
63 連結金具
64 垂直アクチュエータ
65 水平アクチュエータ
66 記録再生部
71 第1トレイ
72 第2トレイ
73 第3トレイ
74 第4トレイ
75 第5トレイ
76 第6トレイ
77 第7トレイ
78 第8トレイ
79 第9トレイ
81a〜89a,81b〜89b 支持部
91a〜99a,91b〜99b 突起ベース
100 光ディスク(ディスク状の記憶媒体)
101 積層型トレイ
102 トレイ展開機構
103 積層型トレイ
201〜209 記録再生装置
301〜309 ドライブ側トレイ
δ 微小な間隔

Claims (3)

  1. ディスク状の記憶媒体を搭載するトレイを厚み方向に積層して構成される積層型トレイであって、
    前記各トレイが概略矩形状に形成され、相対する2辺の各々の2箇所に、
    トレイ操作部を構成する突起が、
    前記相対する2辺のうちの一方の辺では各突起間の離間距離がトレイの積層順に従って順に増大する一方、前記相対する2辺のうちの他方の辺では各突起間の離間距離がトレイの積層順に従って順に減少し、各辺毎の突起間の離間距離の和が一方の辺の長さに略一致し、前記各突起の位置が全てのトレイを積層した状態において他の何れのトレイとも前記厚み方向に重なり合わないように、かつ、
    前記各突起を頂点として形成される各トレイ毎の仮想面の内部に各トレイの重心が位置するように、最上層に位置するトレイの前記相対する2辺のうちの前記一方の辺の中央部の2箇所に前記突起が設けられ、最上層に位置するトレイの前記相対する2辺のうちの前記他方の辺の両端部の2箇所に前記突起が設けられていることを特徴とした積層型トレイ。
  2. 積層順に従って積層された状態にある請求項1記載の積層型トレイの各トレイを前記厚み方向に展開して各トレイ間に予め決められた大きさの間隙を形成させるためのトレイ展開機構であって、
    前記各トレイを支持するための支持部を、積層順に従って積層された前記各トレイ毎のトレイ操作部の位置に順に対応させ、かつ、各支持部が前記厚み方向の上から下に向かう向きに見て重なり合わないようにして、前記厚み方向に前記間隙をおいて備えたトレイ振分保持部と、最下層に位置するトレイの下面を下方から支えるようにして前記トレイ振分保持部に沿って前記厚み方向に昇降移動するトレイ振分用昇降テーブルとを備えたことを特徴とするトレイ展開機構。
  3. 複数の積層型トレイを収容する収納部と、選択された一つの積層型トレイを前記収納部から取り出して前記トレイ振分用昇降テーブルに載置する展開対象トレイ搬送機構とを併設したことを特徴とする請求項2記載のトレイ展開機構。
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