JP5487621B2 - 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 Download PDF

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本発明は、半導体装置の製造方法及び半導体製造装置に関する。
各々に素子、回路等が形成された半導体基板を積層して製造された積層型半導体装置がある(特許文献1参照)。積層型半導体装置は、立体的な構造により、素子面積を拡大することなく実効的に高い集積密度を有する。また、積層された半導体基板相互の配線が短いので、動作速度の向上及び消費電力の低減も期待される。
半導体基板を積層する場合には、互いに平行に保持された一対の半導体基板を、半導体回路の線幅精度で精密に位置決めして積層した後、基板全体に加熱、加圧して接合させる。このため、一対の半導体基板を位置決めする位置決め装置(特許文献2参照)と、加熱加圧して接合を恒久的に保持する加熱加圧装置(特許文献3参照)とを組み合わせた接合装置が用いられる。
特開平11−261000号公報 特開2005−251972号公報 特開2007−115978号公報
一般的に、複数の半導体基板が積層されるとき、ベースとなる一枚の半導体基板以外の他の積層された半導体基板は、素子の有効領域を残して薄化される。このとき、半導体基板どうしが互いにずれた位置で接合されると、各半導体基板は縁部で他の半導体基板から突出した状態が出現する。
すると、この突出した縁部は薄化工程を経て非常に薄い状態にあるので、積層された半導体基板を装置間で運搬する場合、接触等による軽微な衝撃でも欠けや割れを生じ、全体としての歩留まりを悪化させる原因となっていた。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、複数の半導体基板を接合して積層された半導体装置の製造方法であって、第1の半導体基板に接合される第2の半導体基板の二つの面のうち一方の面の表面外周径が、互いに対応するアライメントマークを重ね合わせたときに第1の半導体基板の最大外周径以下になるように、第2の半導体基板を整形する第1の整形段階と、第2の半導体基板の一方の面が第1の半導体基板の表面に接するように、第2の半導体基板と第1の半導体基板とを互いに接合する接合段階と、第2の半導体基板を厚さ方向に研削することにより第2の半導体基板を薄化する薄化段階と、を備える。
また、本発明の第2の態様においては、複数の半導体基板を接合して積層された半導体装置を製造する製造装置であって、第1の半導体基板に接合される第2の半導体基板の二つの面のうち一方の面の表面外周径が、互いに対応するアライメントマークを重ね合わせたときに第1の半導体基板の最大外周径以下になるように、第2の半導体基板を整形する第1の整形部と、第2の半導体基板の一方の面が第1の半導体基板の表面に接するように、第2の半導体基板と第1の半導体基板とを互いに接合する接合部と、第2の半導体基板を厚さ方向に研削することにより第2の半導体基板を薄化する薄化部と、を備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、後述する各実施形態に共通する、システム全体を示す概略構成図である。半導体製造装置100は、異なる工程をそれぞれ担う構成装置として、アライメント装置200、ウエハ収納部300、接合装置400、研磨装置500及びトリミング装置600を備え、更にこれら各構成装置間を接続する空間であるロードロックチャンバ101を備える。
ロードロックチャンバ101には、ウエハもしくはウエハホルダを搬送する搬送装置110が配置されている。なお、ここで言うウエハホルダは、ウエハを保持した状態のウエハホルダも含むものとする。搬送装置110は複数の腕部111を有し、その接続部においてアクチュエータを備えている。このアクチュエータの作用により、搬送装置110は、その把持部112で把持した例えばウエハ120を回転もしくは進退させ、各構成装置に搬入し、もしくは各構成装置から搬出する。また、搬送装置110は把持部112の付け根にもアクチュエータを備えており、把持部112がウエハもしくはウエハホルダを保持した状態で、把持部112を回転させ、ウエハもしくはウエハホルダを反転させることができる。
把持部112は、ウエハもしくはウエハホルダを吸着可能なように真空、負圧による吸引部を備えており、この吸引部による吸引を制御することによりウエハもしくはウエハホルダを着脱する。なお、把持部112による把持は、吸引に限らず、例えば静電吸着により吸着するように構成しても良い。
搬送装置110は、以上のような動作により、ウエハもしくはウエハホルダを各構成装置間で搬送し、かつ、上向きもしくは下向きである予定された向きで各構成装置に引き渡すことができる。なお、図1に示すシステムを用いた本実施形態によれば、一つの搬送装置110により全ての構成装置に対して、ウエハもしくはウエハホルダを搬入及び搬出可能なようにしている。これは、ロードロックチャンバ101を全ての構成装置に共通なように、ただ一つ配置しているからであるが、これに限らない。例えば、ある二つの構成装置を直列に配置するようにして、その間を接続する専用のロードロックチャンバ101を設けるようにすれば、そこに専用の搬送装置110を配置するように構成しても良い。
各構成装置は、それぞれが担う役割に応じて、そのチャンバ内が最適な雰囲気になるように制御されている。例えば、真空、不活性ガス雰囲気等である。したがって、ロードロックチャンバ101は、それぞれ加工雰囲気が異なる構成装置間においてウエハもしくはウエハホルダを受け渡す時に、待合室としての役割を果たす。つまり、アライメント装置200にはゲートバルブ201が、ウエハ収納部300にはゲートバルブ301が、接合装置400にはゲートバルブ401が、研磨装置500にはゲートバルブ501が、トリミング装置600にはゲートバルブ601がそれぞれ備え付けられており、これら全てのゲートバルブが閉じられると、ロードロックチャンバ101のみが孤立した空間となり、この空間を任意の雰囲気にすることが可能となる。したがって、ウエハを、例えば不活性ガスで充填されたアライメント装置200から搬出して真空状態の接合装置400へ搬入する場合、まずロードロックチャンバ101を不活性ガスで充填し、ゲートバルブ201を開放して搬送装置110がウエハを受け取り、再びゲートバルブ201を閉じる。そして、ロードロックチャンバ101から不活性ガスを排出して真空状態にする。真空状態を達成した後にゲートバルブ401を開けば、問題なく接合装置400へウエハを引き渡すことができる。
ウエハ収納部300は、ウエハを単体でストックするウエハカセット、ウエハホルダを単体で、もしくはウエハを載置したままの状態でストックするウエハホルダラック等を備える。加工前のウエハは、外部装置よりゲートバルブ302の開閉を介して搬入され、同様に、加工後のウエハは、ゲートバルブ302の開閉を介して外部装置へ搬出される。またウエハ収納部300は、加工の途中段階のウエハを一時的に保管する場所としての機能も有する。
図2は、アライメント装置200の構造を模式的に示す断面図である。アライメント装置200は、枠体211の内側に配された固定ステージ221、移動ステージ222及び昇降部260を備える。
枠体211は、互いに平行で水平な天板212及び底板216と、天板212及び底板216を結合する複数の支柱214とを備える。天板212、支柱214及び底板216は、それぞれ高剛性な材料により形成され、内部機構の動作に係る反力が作用した場合も変形を生じない。
固定ステージ221は、天板212の下面に固定され、ウエハホルダWHに保持されたウエハWを下面に保持する。ウエハWは、静電吸着により、ウエハホルダWHの下面に保持されて、後述するアラインメントの対象の一方となる。
移動ステージ222は、底板216の上に載置され、底板216に対して固定されたガイドレール252に案内されつつX方向に移動するXステージ254と、Xステージ254の上でY方向に移動するYステージ256とを有する。これにより、移動ステージ222に搭載された部材を、XY平面上の任意の方向に移動できる。
昇降部260は、移動ステージ222上に搭載され、シリンダ262及びピストン264を有する。ピストン264は、外部からの指示に応じて、シリンダ262内をZ方向に昇降する。ピストン264の上面には、ウエハホルダWHが保持される。更に、ウエハホルダWH上にウエハWが保持される。当該ウエハWは、後述するアラインメントの対象の一方となる。
なお、ウエハWは、その表面(図上では下面)に、アラインメントの基準となるアラインメントマークMを有する。ただし、アラインメントマークMは、そのために設けられた図形等であるとは限らず、ウエハWに形成された配線、バンプ、スクライブライン等でもあり得る。
アライメント装置200は、更に、一対の顕微鏡242、244と、反射鏡272とを有する。一方の顕微鏡242は、天板212の下面に、固定ステージ221に対して所定の間隔をおいて固定される。
他方の顕微鏡244及び反射鏡272は、移動ステージ222に、昇降部260と共に搭載される。これにより顕微鏡244及び反射鏡272は、昇降部260と共に、XY平面上を移動する。移動ステージ222が静止状態にある場合、顕微鏡244及び反射鏡272と昇降部260とは既知の間隔を有する。また、昇降部260の中心と顕微鏡244との間隔は、固定ステージ221の中心と顕微鏡242との間隔に一致する。
アライメント装置200が図示の状態にある場合に、顕微鏡242、244を用いて、対向するウエハWのアラインメントマークMを同時にもしくは別々に観察できる。従って、例えば、顕微鏡242により得られた映像から、移動ステージ222に載置されたウエハWの正確な位置を知ることができる。また、顕微鏡244により得られた映像から、固定ステージ221に載置されたウエハWの正確な位置を知ることができる。
反射鏡272は、干渉計等の計測装置を用いて移動ステージ222の移動量を測定する場合に用いられる。なお、図2では、紙面に直角に配された反射鏡272が示されるが、Y方向の移動を検出する他の反射鏡272も装備している。
図3は、アライメント装置200の動作を示す図である。同図に示すように、移動ステージ222がX方向に移動される。ここで、移動ステージ222の移動量を、昇降部260の中心と顕微鏡244の中心との間隔と同じにすることにより、移動ステージ222上のウエハWが、固定ステージ221に保持されたウエハWの直下に搬送される。このとき、上下のウエハWのアラインメントマークMは、ひとつの鉛直線上に位置する。
この状態で互いのウエハWが接触するまで昇降部260を押し上げ、ウエハホルダWHに設けられた吸着子を作用させることにより、2枚のウエハを正確な位置合わせをした状態で固定することができる。この状態では、2枚のウエハホルダが、2枚のウエハを挟み込んだ状態で一体的に固定されている。
なお、ここでは単に2枚のウエハを位置合わせするものとして説明したが、他方がすでに積層されたウエハであっても良いし、薄化されたウエハであっても良い。積層されたウエハであっても、薄化されたウエハであっても、その表面にはアライメントマークMが存在するので、同様に位置合わせができる。
図4は、接合装置400の概略構成を示す側断面図である。この図に示すように、接合装置400は、枠体444の内側に配置された、押圧部446、加圧ステージ448、受圧ステージ450、圧力検知部452を備える。
枠体444は、互いに平行で水平な天板454及び底板456と、天板454及び底板456を結合する複数の支柱458とを備える。天板454、支柱458及び底板456は、ウエハW及びウエハホルダWHへの加圧の反力が作用した場合に変形が生じない程度の剛性を有する。
枠体444の内側において、底板456の上には、押圧部446が配置される。押圧部446は、底板456の上面に固定されたシリンダ460と、シリンダ460の内側に配置されたピストン462とを有する。ピストン462は、図示されていない空圧駆動部により駆動されて、図中に矢印Zにより示す、底板456に対して直角な方向に昇降する。
ピストン462の上端には、加圧ステージ448が搭載される。加圧ステージ448は、ピストン462の上端に結合された水平な板状の支持部466と、支持部466に平行な板状の基板保持部468とを有する。
基板保持部468は、複数のアクチュエータ467を介して、支持部466から支持される。アクチュエータ467は、図示された一対のアクチュエータ467の他に、紙面に対して前方及び後方にも配置される。また、これらアクチュエータ467の各々は、相互に独立して動作させることができる。このような構造により、アクチュエータ467を適宜動作させることにより、基板保持部468の傾斜を任意に変えることができる。また、基板保持部468は、ヒータ470を有しており、当該ヒータ470により加熱される。
アライメント装置200で位置合わせされた2枚のウエハWを挟み込んで一体となっている2枚のウエハホルダWHは、搬送装置110によりアライメント装置から搬出され、基板保持部468に載置される。載置されたウエハホルダWHは、真空吸着等により基板保持部468の上面に吸着される。これにより、ウエハWは、ウエハホルダWH及び基板保持部468と共に揺動する一方、基板保持部468からの移動あるいは脱落を防止される。
受圧ステージ450は、基板接触部472及び複数の懸架部474を有する。懸架部474は、天板454の下面から垂下される。基板接触部472は、懸架部474の下端近傍において下方から支持され、加圧ステージ448に対向して配置される。基板接触部472は、ヒータ476を有する。
基板接触部472は、下方から懸架部474により支持される一方、上方への移動は規制されない。ただし、天板454及び基板接触部472の間には、複数のロードセル478、480、482が挟まれる。複数のロードセル478、480、482は、圧力検知部452の一部を形成して、基板接触部472の上方移動を規制すると共に、基板接触部472に対して上方に印加された圧力を検出する。
ウエハW及びウエハホルダWHが基板保持部468に載置された状態で押圧部446を駆動すると、加圧ステージ448が受圧ステージ450に向かって上昇して、2枚のウエハWを挟み込んで一体となっている2枚のウエハホルダWHを押圧する。さらに、押圧中に、ヒータ470、476により加圧ステージ448及び受圧ステージ450を加熱することで、ウエハW同士の接合が行われる。
図5は、研磨装置500の概略構成を示す側断面図である。本実施形態においては、研磨装置500として例えば液体供給装置を備えるCMP装置を用いる。研磨装置500は、被研磨物であるウエハWをその表面が上向きに露出する状態で吸着により保持する回転定盤505と、この回転定盤505の上方に設置され、回転定盤505に保持されたウエハWの表面である被研磨面と対向する研磨パッド521を下面に有した研磨ヘッド520とを備えて構成されている。この研磨装置500では、研磨パッド521の直径はウエハWの直径よりも小さく、研磨パッド521をウエハWに上方から接触させた状態で双方を相対移動させることによりウエハWの表面全体を研磨できるようになっている。ウエハWは搬送装置110により搬入され、回転定盤505に載置される。なお、ここでウエハWは単独の1枚の状態で回転定盤505に載置されてその表面が研磨されても良いし、すでに積層されたウエハが載置されてその最外面を構成するウエハの表面が研磨されても良い。
回転定盤505及び研磨ヘッド520を支持する支持フレーム502は、水平な基台503と、この基台503上に紙面に垂直な方向であるY方向に延びて設けられたレール上を移動自在に設けられた第1ステージ506と、この第1ステージ506から垂直に延びて設けられた垂直フレーム507と、この垂直フレーム507上を移動自在に設けられた第2ステージ508と、この第2ステージ508から水平に延びて設けられた水平フレーム509と、この水平フレーム509上を移動自在に設けられた第3ステージ510とを有して構成されている。
第1ステージ506内にはモータM1が設けられており、これを制御装置により回転駆動することにより第1ステージ506を上記レールに沿って、すなわちY方向に移動させることができる。第2ステージ508内にはモータM2が設けられており、これを制御装置により回転駆動することにより第2ステージ508を垂直フレーム507に沿って、すなわちZ方向に移動させることができる。また、第3ステージ510内にはモータM3が設けられており、これを制御装置により回転駆動することにより第3ステージ510を水平フレーム509に沿って、すなわちX方向に移動させることができる。このため、モータM1,M2,M3の回転動作を組み合わせることにより、第3ステージ510を回転定盤505上方の任意の位置に移動させることができる。
回転定盤505は、基台503上に設けられたテーブル支持部504から上方に延びて設けられた回転軸511の上端部に水平に取り付けられている。この回転軸511はテーブル支持部504内に設けられたモータM4を制御装置により回転駆動することによりZ軸回りに回転させることができ、これにより回転定盤505をXY面内で回転させることができる。
研磨ヘッド520は第3ステージ510から下方に延びて設けられたスピンドル516の下端部に取り付けられている。このスピンドル516は第3ステージ510内に設けられたモータM5を制御装置により回転駆動することによりZ軸回りに回転させることができ、これにより研磨ヘッド520全体を回転させて研磨パッド521をXY面内で回転させることができる。また、スピンドル516は第3ステージ510内に設けられた研磨ヘッド520を昇降移動させる昇降機構としてのエアシリンダ517の駆動により上下方向に移動可能となっている。
回転定盤505に載置されたウエハWに対し、所定の接触圧で研磨パッド521を押し当て、モータM1,M2を駆動して研磨ヘッド520をXY方向に揺動させる。ウエハWの研磨中には、研磨液供給装置より研磨液であるシリカ粒を含んだスラリーを圧送して研磨パッド521の下面側に研磨液が供給される。このようにウエハWの表面は、研磨液の供給を受けつつウエハW自身の回転運動と研磨ヘッド520の、すなわち研磨パッド521の回転及び揺動運動とにより満遍なく研磨される。後述するウエハの薄化工程は、研磨装置500によりウエハが所定の厚さになるまで研磨することにより実現される。
なお、研磨装置500は、研磨するCMP装置本体に連続して、研磨後のウエハWを洗浄する洗浄装置および洗浄後のウエハWを乾燥する乾燥装置を備えている。したがって、搬送装置110によって搬出されるウエハWは、研磨された後に洗浄及び乾燥を施された、異物の付着のないウエハである。
図6は、トリミング装置600の概略構成を示す側断面図である。トリミング装置600は、被研削物であるウエハWをその表面が上向きに露出する状態で吸着により保持する回転定盤605と、この回転定盤605の上方に設置され、回転定盤605に保持されたウエハWの表面である被研削面と対向する研削ブレード620とを備えて構成されている。このトリミング装置600では、研削ブレード620をウエハWに上方から接触させた状態で双方を相対移動させることによりウエハWの表面の任意の箇所を研削できるようになっている。ウエハWは搬送装置110により搬入され、回転定盤605に載置される。なお、ここでウエハWは単独の1枚の状態で回転定盤605に載置されてその表面が研削されても良いし、すでに積層されたウエハが載置されてその最外面を構成するウエハの表面が研削されても良い。
回転定盤605及び研削ブレード620を支持する支持フレーム602は、水平な基台603と、この基台603上に紙面に垂直な方向であるY方向に延びて設けられたレール上を移動自在に設けられた第1ステージ606と、この第1ステージ606から垂直に延びて設けられた垂直フレーム607と、この垂直フレーム607上を移動自在に設けられた第2ステージ608と、この第2ステージ608から水平に延びて設けられた水平フレーム609と、この水平フレーム609上を移動自在に設けられた第3ステージ610とを有して構成されている。
第1ステージ606内にはモータM1が設けられており、これを制御装置により回転駆動することにより第1ステージ606を上記レールに沿って、すなわちY方向に移動させることができる。第2ステージ608内にはモータM2が設けられており、これを制御装置により回転駆動することにより第2ステージ608を垂直フレーム607に沿って、すなわちZ方向に移動させることができる。また、第3ステージ610内にはモータM3が設けられており、これを制御装置により回転駆動することにより第3ステージ610を水平フレーム609に沿って、すなわちX方向に移動させることができる。このため、モータM1,M2,M3の回転動作を組み合わせることにより、第3ステージ610を回転定盤605上方の任意の位置に移動させることができる。
回転定盤605は、基台603上に設けられたテーブル支持部604から上方に延びて設けられた回転軸611の上端部に水平に取り付けられている。この回転軸611はテーブル支持部604内に設けられたモータM4を制御装置により回転駆動することによりZ軸回りに回転させることができ、これにより回転定盤605をXY面内で回転させることができる。
研削ブレード620は第3ステージ610から下方に延びて設けられたブレードホルダ616の下端部に取り付けられている。ブレードホルダ616の内部には、モータM5と研削ブレード620とを接続するシャフトを備えており、ウォームギアを介すことにより、円盤状の研削ブレードをX軸周りに回転させることができる。また、ブレードホルダ616は第3ステージ610内に設けられた研削ブレード620を昇降移動させる昇降機構としてのエアシリンダ617の駆動により上下方向に移動可能となっている。
第3ステージ610のうち、回転定盤605に保持されたウエハWの表面である被研削面と対向する位置には、顕微鏡630が設置されている。顕微鏡630を用いることにより、ウエハWのアラインメントマークMを観察できる。従って、顕微鏡630により得られた映像から、回転定盤605に載置されたウエハWの正確な位置を知ることができる。ウエハWのアライメントマークMが観察できれば、この位置を基準としてウエハWの研削ができる。
ここで、アライメントマークMの位置と、研削する周縁部との関係について説明する。本実施形態では、接合される側の第1のウエハWと接合する側の第2のウエハWの接合面において、それぞれ対応するアライメントマークMを重ね合わせたときに、第1のウエハWの最大外周径以下になるように、第2のウエハWを整形する。第1のウエハW及び第2のウエハWの接合面にはそれぞれ複数のアライメントマークMが設けられているが、アライメントマークMの実際の位置は、プロセスを行う装置間の誤差、ウエハWの膨張及び歪み等により、設計位置とはずれている。このずれの向きや大きさ(以下、単に「ずれ量」という)はウエハWごとに異なり、更には、同一のウエハW内においてもアライメントマークMごとに異なる。
このように、ウエハWごと、更にはアライメントマークMごとにずれ量がことなる2枚のウエハWを重ね合わせる手法としては、グローバルアライメント法等が知られている。アライメント装置200においては、このような手法により2枚のウエハWが位置合わせされるが、トリミング装置600においても、研削する領域を決定するために、顕微鏡630を用いて類似の位置同定を行う。ただし、ここでの目的は、それぞれ対応するアライメントマークMを重ね合わせたときに、第1のウエハWの最大外周径以下になるように、第2のウエハWを整形するための研削する領域の決定なので、厳密なグローバルアライメント法の適用ではなく、簡易な手法により行う。以下にその具体的手順の例を示す。
まず、第1のウエハWの中心を原点として、面内の各々のアライメントマークMの実際の座標を、顕微鏡630を用いて求める。同様に、第2のウエハWの中心を原点として、面内の各々のアライメントマークMの実際の座標を、顕微鏡630を用いて求める。それぞれ対応する第1のウエハWのアライメントマークMと第2のウエハWのアライメントマークMの、求めた実際の座標値からずれ量を個別に求める。そして、個別に求めたそれぞれのずれ量に対して、その平均値を求める。この平均値が、簡易的には、第1のウエハWの中心に対する第2のウエハWの中心のずれ量とみなせるので、第2のウエハWの中心にこの平均値を加えた位置を新たな中心とすることができる。
すると、接合時には、概ね、第1のウエハWの中心と第2のウエハWの新たな中心が位置合わせされると想定できるので、重ね合わせたときに、第1のウエハWの最大外周径に対して、第2のウエハWのいかなる領域がはみ出るかを算出することができる。具体的には、第2のウエハWのうち、新たな中心から第1のウエハWの半径で囲まれる円の外である。したがって、接合される側の第1のウエハWと接合する側の第2のウエハWの接合面において、第1のウエハWの最大外周径以下になるように、第2のウエハWを整形するためには、少なくともこの領域を研削すれば良い。より現実的には、第1のウエハWの半径より小さく、かつ、新たな中心から最も離れたアライメントマークMまでの距離より大きい半径を設定し、その外側を研削するのが好ましい。第1のウエハWに対しても、研削される第2のウエハWの表面外周径と同じになるように研削を施す場合、第1のウエハWについては、第1のウエハWの中心から、求められた半径の外側を研削すれば良い。なお、新たな中心を設定するウエハWは、第2のウエハWでなく、第1のウエハWとしても良い。
また、更に簡易な手法を採用することもできる。例えば、以下のような手法を採用しうる。まず、第1のウエハWの代表とするアライメントマークMをひとつ選択し、このアライメントマークMに対する第1のウエハWの中心座標(x0、y0)を記憶する。次に、第2のウエハWの対応するアライメントマークMを探索し、第1のウエハWとの位置関係が等しくなるよう、すなわち対応するアライメントマークMから座標(x0、y0)を第2のウエハWの中心とする。そして、第1のウエハWの半径より小さく、かつ、新たな中心から最も離れたアライメントマークMまでの距離より大きい半径を設定すれば、両ウエハWの表面外周径を一致するように研削することができる。
また別の例として、第1のウエハWを製造する第1の装置におけるアライメント生成位置と、第2のウエハWを製造する第2の装置におけるアライメント生成位置の相対的な位置ずれ量が予め取得できる場合は、これを記憶しておいても良い。つまり、この位置ずれ量に従って、第1のウエハWと第2のウエハWのそれぞれのアライメントマークMに対する中心の位置を異ならせることで、両者の回路領域を相対的に一致させつつ、表面外周径も一致するように研削することができる。
なお、簡易にずれ量を求めるのではなく、もちろんグローバルアライメント法等の、より精確な手法に則ってずれ量を求めても良い。また、ずれ量及び研削領域の確定については、トリミング装置600内で行うのではなく、アライメント装置200で行っても良い。
図7は、トリミング装置600により研削されるウエハWの概念図である。研磨装置500により薄化される前のウエハWは、周縁部に面取りが施されており、周縁部は通常R形状を有している。図7は、研削ブレード620をウエハWの上方からこのR形状付近である周縁部に接触させて研削する場合を示している。研削ブレード620はX軸周りに回転しており、エアシリンダ617のZ軸方向への下降により研削ブレード620がウエハWの表面に押し当てられて研削される。研削の深さはエアシリンダ617の上下動により制御される。
回転定盤605はZ軸周りに回転しているので、ウエハWもZ軸周りに回転し、これによりウエハWの表面は回転中心C周りに円周状に研削されることになる。上述のように、ウエハWの表面にはアライメントマークMが複数施されている。なお、図では代表のものを一つ示している。上述の手法により定められた新たな中心である回転中心Cを決定し、そして、この回転中心Cから設定された半径だけ離れた位置に研削ブレード620を配置する。
図示するように、ウエハWの周縁部を研削し整形することをトリミングと言う。トリミングにより、ウエハの表面外周径を元の表面外周径よりも小さくすることができる。トリミングは、図示するようにウエハWの表面から所定の深さまで施すこともできるし、完全に外周を除去して円筒形状にすることもできる。所定の深さまで施す場合には、ウエハWの断面形状は略凸形状となる。また、図示するトリミングは、その研削面が直角エッジとなるように研削されるが、これは、研磨装置500によりウエハWが薄化されたとしても、鋭角のエッジが出現することがなく、後に割れや欠けが生じにくいという点で好ましい。
次に、1枚のウエハに他のウエハが接合、薄化された状態である積層された半導体装置になるまでの加工手順についての、複数の実施例を説明する。なお、以下の説明において、単独のウエハWまたは既に積層されたウエハWをウエハ収納部300に対して出し入れする作業、ウエハWのウエハホルダWHへの着脱作業、接合装置400へ搬入する前工程としてアライメント装置200により2枚のウエハを位置合わせする作業については、特に必要な場合を除き説明を省略するが、必要に応じてこのような作業を経るものとする。
(第1実施例)
図8は、第1の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。概略図においてウエハAは接合される側の第1の半導体基板を表し、ウエハBは接合する側の第2の半導体基板を表す。また点線により囲まれた領域は薄化工程において、研磨により除去された部分を表す。
ステップS101は第1の整形段階としてのトリミング1の工程であり、まずウエハBの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング1の工程では、ウエハBの表面外周径が、ウエハAの最大外周径以下になるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハBはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハAと接合される面である。
ウエハBの径方向への研削は、ウエハAと接合するときにその表面同士が同形状となるように行うことが好ましい。つまり、次のステップS102でトリミングされるウエハAの表面の径と、ステップS101でトリミングされるウエハBの表面の径が等しくなることが好ましい。このようにトリミングを行うと、接合時においてそれぞれのウエハが均一な押圧力を受けるので、圧力分布による変形やひびの発生を回避することができる。
次のステップS102は第2の整形段階としてのトリミング2の工程であり、ウエハAの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング2の工程では、ウエハAの表面外周径が、元の径より小さくなるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハAはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハBと接合される面である。
ステップS101のトリミング1の工程と、ステップS102のトリミング2の工程は、それぞれのウエハA,Bに対して独立して実行される工程であるので、前後が入れ替わっても良いし、同時に行っても良い。
次のステップS103は接合段階としての接合工程であり、接合装置400によりウエハAとウエハBとを接合する。なお、上述のように、それぞれトリミングを施した面同士が対向するように接合する。
次にステップS104では、薄化段階としての薄化工程であり、研磨装置500によりウエハBのうちウエハAと接合した面とは反対側の面を研磨して除去する。研磨は上述のようにウエハBの厚さ方向に対して施され、その研磨量は、トリミング1の工程で除去されずに残されているフランジ部が完全に除去されるまでである。具体的には、ウエハの概略図で示す点線で囲まれた領域が除去されるまで研削する。その結果、ウエハBの外周径は、ウエハAの最大外周径の内側に収まる。
なお、3枚以上のウエハを積層するときには、積層したウエハを新たなウエハAとして取り扱い、ステップS102をスキップしてステップS101からステップS104を繰り返せば良い。そうすることで、最初のウエハAの最大外周径の内側に収まるように、トリミングが施された2枚目、3枚目…のウエハが積層されていく。
以上説明したように、第1実施例によれば、薄化されたウエハBが、上方から見たときにウエハAの外周径の内側に収まっている状態となるので、この状態で外部装置へ搬出したとしても、運搬中においてこの薄化されたウエハBの端部に他の要素が接触する可能性が低く、割れや欠けが生じにくいという効果が得られる。
また、第1実施例によれば、その加工段階においても、トリミングが施されていない薄化されたウエハBが、ウエハAに接合された状態が出現しない。つまり、積層した後に上方から見たときに、薄化されたウエハBがウエハAの最大外周径からはみ出ることがない。したがって、外部装置での搬送時のみならず、半導体製造装置100内での搬送装置110による搬送時においても、割れや欠けが生じる心配が無い。
なお、トリミングが施されていない薄化されたウエハBがウエハAに接合されたときに、その外周がウエハAの外周からはみ出す可能性があるのは、接合時のわずかな位置ずれ、ウエハ毎のアライメントマークMと中心Cとの相対的なずれ等に起因する。すなわち、トリミングにより周縁部を除去することは、このずれを吸収するためである。トリミングにより周縁部を除去する意義は、以下の実施例においても同様である。
(第2実施例)
図9は、第2の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。概略図においてウエハAは接合される側の第1の半導体基板を表し、ウエハBは接合する側の第2の半導体基板を表す。また点線により囲まれた領域は薄化工程において、研磨により除去された部分を表す。
ステップS201は第1の整形段階としてのトリミング1の工程であり、まずウエハBの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング1の工程では、ウエハBの表面外周径が、ウエハAの最大外周径以下になるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハBはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハAと接合される面である。
ウエハBの径方向への研削は、ウエハAと接合するときにその表面同士が同形状となるように行うことが好ましい。つまり、次のステップS202でトリミングされるウエハAの表面の径と、ステップS201でトリミングされるウエハBの表面の径が等しくなることが好ましい。このようにトリミングを行うと、接合時においてそれぞれのウエハが均一な押圧力を受けるので、圧力分布による変形やひびの発生を回避することができる。
次のステップS202は第2の整形段階としてのトリミング2の工程であり、ウエハAの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング2の工程では、ウエハAの表面外周径が、元の径より小さくなるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハAはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハBと接合される面である。
ステップS201のトリミング1の工程と、ステップS202のトリミング2の工程は、それぞれのウエハA,Bに対して独立して実行される工程であるので、前後が入れ替わっても良いし、同時に行っても良い。
次にステップS203では、薄化段階としての薄化工程であり、研磨装置500によりウエハBのうちウエハAと接合する面とは反対側の面を研磨して除去する。研磨は上述のようにウエハBの厚さ方向に対して施され、その研磨量は、トリミング1の工程で除去されずに残されているフランジ部が完全に除去されるまでである。その結果、ウエハBの外周径は、ウエハAの最大外周径よりも小さくなる。
次のステップS204は接合段階としての接合工程であり、接合装置400によりウエハBの外周径が、ウエハAの最大外周径の内側に収まるように接合する。なお、3枚以上のウエハを積層するときには、積層したウエハを新たなウエハAとして取り扱い、ステップS202をスキップしてステップS201からステップS204を繰り返せば良い。そうすることで、最初のウエハAの最大外周径の内側に収まるように、トリミングが施された2枚目、3枚目…のウエハが積層されていく。
以上説明したように、第2実施例によれば、薄化されたウエハBが、上方から見たときにウエハAの外周径の内側に収まっている状態となるので、この状態で外部装置へ搬出したとしても、運搬中においてこの薄化されたウエハBの端部に他の要素が接触する可能性が低く、割れや欠けが生じにくいという効果が得られる。
また、第2実施例によれば、その加工段階においても、トリミングが施されていない薄化されたウエハBが、ウエハAに接合された状態が出現しない。つまり、積層した後に上方から見たときに、薄化されたウエハBがウエハAの最大外周径からはみ出ることがない。したがって、外部装置での搬送時のみならず、半導体製造装置100内での搬送装置110による搬送時においても、割れや欠けが生じる心配が無い。
(第3実施例)
図10は、第3の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。概略図においてウエハAは接合される側の第1の半導体基板を表し、ウエハBは接合する側の第2の半導体基板を表す。また点線により囲まれた領域は薄化工程において、研磨により除去された部分を表す。
ステップS301は第2の整形段階としてのトリミング2の工程であり、ウエハAの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング2の工程では、ウエハAの表面外周径が、元の径より小さくなるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハAはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハBと接合される面である。
次のステップS302は接合段階としての接合工程であり、接合装置400によりウエハAとウエハBとを接合する。なお、この段階においてはウエハBはまだトリミングも薄化も施されていない。
次のステップS303は第1の整形段階としてのトリミング1の工程であり、ウエハBの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング1の工程では、ウエハBの外周径が、ウエハAの最大外周径以下になるように径方向に研削する。トリミング装置600では、ウエハBのうちウエハAとの接合面を下にして回転定盤605に載置し、接合面とは反対の面側から研削ブレード620を押し当てて研削する。その結果、ウエハBはフランジ部を有することなく円筒形状になる。
次にステップS304では、薄化段階としての薄化工程であり、研磨装置500によりウエハBのうちウエハAと接合した面とは反対側の面を研磨して除去する。研磨は上述のようにウエハBの厚さ方向に対して施される。なお、3枚以上のウエハを積層するときには、積層したウエハを新たなウエハAとして取り扱い、ステップS302からステップS304を繰り返せば良い。そうすることで、最初のウエハAの最大外周径の内側に収まるように、トリミングが施された2枚目、3枚目…のウエハが積層されていく。
以上説明したように、第3実施例によれば、薄化されたウエハBが、上方から見たときにウエハAの外周径の内側に収まっている状態となるので、この状態で外部装置へ搬出したとしても、運搬中においてこの薄化されたウエハBの端部に他の要素が接触する可能性が低く、割れや欠けが生じにくいという効果が得られる。
また、第3実施例によれば、その加工段階においても、トリミングが施されていない薄化されたウエハBが、ウエハAに接合された状態が出現しない。つまり、積層した後に上方から見たときに、薄化されたウエハBがウエハAの最大外周径からはみ出ることがない。したがって、外部装置での搬送時のみならず、半導体製造装置100内での搬送装置110による搬送時においても、割れや欠けが生じる心配が無い。
(第4実施例)
図11は、第4の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。概略図においてウエハAは接合される側の第1の半導体基板を表し、ウエハBは接合する側の第2の半導体基板を表す。また点線により囲まれた領域は薄化工程において、研磨により除去された部分を表す。
ステップS401は第2の整形段階としてのトリミング2の工程であり、ウエハAの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング2の工程では、ウエハAの表面外周径が、元の径より小さくなるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハAはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハBと接合される面である。
次のステップS402は接合段階としての接合工程であり、接合装置400によりウエハAとウエハBとを接合する。なお、この段階においてはウエハBはまだトリミングも薄化も施されていない。
次にステップS403では、薄化段階としての薄化工程であり、研磨装置500によりウエハBのうちウエハAと接合した面とは反対側の面を研磨して除去する。研磨は上述のようにウエハBの厚さ方向に対して施される。
次のステップS404は第1の整形段階としてのトリミング1の工程であり、ウエハBの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング1の工程では、ウエハBの外周径が、ウエハAの最大外周径以下になるように径方向に研削する。トリミング装置600では、ウエハBのうちウエハAとの接合面を下にして回転定盤605に載置し、接合面とは反対の面側から研削ブレード620を押し当てて研削する。その結果、ウエハBは円筒形状になる。なお、3枚以上のウエハを積層するときには、積層したウエハを新たなウエハAとして取り扱い、ステップS402からステップS404を繰り返せば良い。そうすることで、最初のウエハAの最大外周径の内側に収まるように、トリミングが施された2枚目、3枚目…のウエハが積層されていく。
以上説明したように、第4実施例によれば、薄化されたウエハBが、上方から見たときにウエハAの外周径の内側に収まっている状態となるので、この状態で外部装置へ搬出したとしても、運搬中においてこの薄化されたウエハBの端部に他の要素が接触する可能性が低く、割れや欠けが生じにくいという効果が得られる。
(第5実施例)
図12は、第5の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。概略図においてウエハAは接合される側の第1の半導体基板を表し、ウエハBは接合する側の第2の半導体基板を表す。また点線により囲まれた領域は薄化工程において、研磨により除去された部分を表す。
ステップS501は第2の整形段階としてのトリミング2の工程であり、ウエハAの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング2の工程では、ウエハAの表面外周径が、元の径より小さくなるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハAはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハBと接合される面である。
次にステップS502では、薄化段階としての薄化工程であり、研磨装置500によりウエハBのうちウエハAと接合する面とは反対側の面を研磨して除去する。研磨は上述のようにウエハBの厚さ方向に対して施される。
次のステップS503は接合段階としての接合工程であり、接合装置400によりウエハAとウエハBとを接合する。ウエハBのうちウエハAと接合する面は、ステップS502において研磨した面とは反対側の面である。
次のステップS504は第1の整形段階としてのトリミング1の工程であり、ウエハBの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング1の工程では、ウエハBの外周径が、ウエハAの最大外周径以下になるように径方向に研削する。トリミング装置600では、ウエハBのうちウエハAとの接合面を下にして回転定盤605に載置し、接合面とは反対の面側から研削ブレード620を押し当てて研削する。その結果、ウエハBは円筒形状になる。なお、3枚以上のウエハを積層するときには、積層したウエハを新たなウエハAとして取り扱い、ステップS502からステップS504を繰り返せば良い。そうすることで、最初のウエハAの最大外周径の内側に収まるように、トリミングが施された2枚目、3枚目…のウエハが積層されていく。
以上説明したように、第5実施例によれば、薄化されたウエハBが、上方から見たときにウエハAの外周径の内側に収まっている状態となるので、この状態で外部装置へ搬出したとしても、運搬中においてこの薄化されたウエハBの端部に他の要素が接触する可能性が低く、割れや欠けが生じにくいという効果が得られる。図12に示す例では、ウエハBの二つの面のうちウエハAと接合する面とは反対側の面を研磨した例を示したが、これに代えて、ウエハBのうちウエハAと接合する面を研磨してもよい。
(第6実施例)
図13は、第6の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。概略図においてウエハAは接合される側の第1の半導体基板を表し、ウエハBは接合する側の第2の半導体基板を表す。また点線により囲まれた領域は薄化工程において、研磨により除去された部分を表す。
ステップS601は第2の整形段階としてのトリミング2の工程であり、ウエハAの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング2の工程では、ウエハAの表面外周径が、元の径より小さくなるように径方向に研削すると同時に、所定の深さまで周縁部を研削する。その結果、ウエハAはその断面形状が凸形状になる。なお、トリミングが施される面は、後にウエハBと接合される面である。
次にステップS602では、薄化段階としての薄化工程であり、研磨装置500によりウエハBのうちウエハAと接合する面とは反対側の面を研磨して除去する。研磨は上述のようにウエハBの厚さ方向に対して施される。
次のステップS603は第1の整形段階としてのトリミング1の工程であり、ウエハBの周縁部をトリミング装置600によりトリミングする。トリミング1の工程では、ウエハBの外周径が、ウエハAの最大外周径以下になるように径方向に研削する。その結果、ウエハBは円筒形状になる。
次のステップS604は接合段階としての接合工程であり、接合装置400によりウエハBの外周径が、ウエハAの最大外周径の内側に収まるように接合する。なお、3枚以上のウエハを積層するときには、積層したウエハを新たなウエハAとして取り扱い、ステップS602からステップS604を繰り返せば良い。そうすることで、最初のウエハAの最大外周径の内側に収まるように、トリミングが施された2枚目、3枚目…のウエハが積層されていく。
以上説明したように、第6実施例によれば、薄化されたウエハBが、上方から見たときにウエハAの外周径の内側に収まっている状態となるので、この状態で外部装置へ搬出したとしても、運搬中においてこの薄化されたウエハBの端部に他の要素が接触する可能性が低く、割れや欠けが生じにくいという効果が得られる。図13に示す例では、ウエハBの二つの面のうちウエハAと接合する面とは反対側の面を研磨した例を示したが、これに代えて、ウエハBのうちウエハAと接合する面を研磨してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。例えば、ウエハが円形でないとしても、例えば楕円形状であったとしても、重ね合わせるウエハの表面外周が重ね合わされるウエハの外周よりはみ出なくすることは、上述の説明により同様に達成され得る。その他上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
各実施形態に共通する、システム全体を示す概略構成図である。 アライメント装置200の構造を模式的に示す断面図である。 アライメント装置200の動作を示す図である。 接合装置400の概略構成を示す側断面図である。 研磨装置500の概略構成を示す側断面図である。 トリミング装置600の概略構成を示す側断面図である。 トリミング装置600により研削されるウエハWの概念図である。 第1の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。 第2の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。 第3の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。 第4の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。 第5の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。 第6の実施例を示すフロー図と各工程におけるウエハの概略図である。
100 半導体製造装置、101 ロードロックチャンバ、110 搬送装置、111 腕部、112 把持部、120 ウエハ、200 アライメント装置、201 ゲートバルブ、211 枠体、212 天板、214 支柱、216 底板、221 固定ステージ、222 移動ステージ、242、244 顕微鏡、252 ガイドレール、254 Xステージ、256 Yステージ、260 昇降部、262 シリンダ、264 ピストン、272 反射鏡、300 ウエハ収納部、301、302 ゲートバルブ、
400 接合装置、401 ゲートバルブ、444 枠体、446 押圧部、448 加圧ステージ、450 受圧ステージ、452 圧力検知部、454 天板、456 底板、458 支柱、460 シリンダ、462 ピストン、466 支持部、467 アクチュエータ、468 基板保持部、470 ヒータ、472 基板接触部、474 懸架部、476 ヒータ、478、480、482 ロードセル、500 研磨装置、501 ゲートバルブ、502 支持フレーム、503 基台、504 テーブル支持部、505 回転定盤、506 第1ステージ、507 垂直フレーム、508 第2ステージ、509 水平フレーム、510 第3ステージ、511 回転軸、516 スピンドル、517 エアシリンダ、520 研磨ヘッド、521 研磨パッド、600 トリミング装置、601 ゲートバルブ、602 支持フレーム、603 基台、604 テーブル支持部、605 回転定盤、606 第1ステージ、607 垂直フレーム、608 第2ステージ、609 水平フレーム、610 第3ステージ、611 回転軸、616 ブレードホルダ、617 エアシリンダ、620 研削ブレード、630 顕微鏡

Claims (31)

  1. 複数の半導体基板を接合して積層された半導体装置の製造方法であって、
    第1の半導体基板と第2の半導体基板とを重ね合わせたときに前記第1の半導体基板の最大外周径からはみ出す、前記第2の半導体基板の表面のはみ出し領域を決定する決定段階と、
    前記第2の半導体基板の表面が前記第1の半導体基板の前記最大外周径以下になるように、前記第2の半導体基板の前記はみ出し領域を整形する第1の整形段階と、
    前記第2の半導体基板の前記表面が前記第1の半導体基板の表面接するように、前記第2の半導体基板と前記第1の半導体基板とを互いに接合する接合段階と、
    を備える半導体装置の製造方法。
  2. 前記決定段階は、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板の互いに対応するアライメントマークを重ね合わせたときにおける前記はみ出し領域を決定する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記決定段階は、前記第2の半導体基板に新たな中心を設定し、前記第2の半導体基板の領域のうち、前記新たな中心から前記第1の半導体基板の半径の距離を半径とする円で囲まれる領域の外側の領域を前記はみ出し領域であると決定する請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記決定段階は、前記第2の半導体基板に新たな中心を設定し、前記第2の半導体基板の領域のうち、前記新たな中心から前記第1の半導体基板の半径の距離以下であり、かつ、前記新たな中心から前記アライメントマークまでの距離以上の半径を有する円で囲まれる領域の外側の領域を前記はみ出し領域であると決定する請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記決定段階は、前記第1の半導体基板の前記アライメントマークに対する第1の中心座標を求め、前記第2の半導体基板の前記アライメントマークに対して前記第1の中心座標と同一の座標位置を前記第2の半導体基板の前記新たな中心に設定する請求項3または4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1の半導体基板の前記アライメントマークと前記第2の半導体基板の前記アライメントマークとの相対位置を計測する計測段階を含む請求項2から5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記計測段階は、前記第1の半導体基板の中心に対する前記アライメントマークの位置と、前記第2の半導体基板の中心に対する前記アライメントマークの位置とに基づいて、前記相対位置を計測する請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記計測段階は、前記第1の半導体基板の前記アライメントマークの設計位置からのずれ量と、前記第2の半導体基板の前記アライメントマークの設計位置からのずれ量とに基づいて、前記相対位置を計測する請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記計測段階は、前記第1の半導体基板を製造する第1の装置から前記第1の半導体装置の前記アライメントマークの位置情報を取得し、前記第2の半導体基板を製造する第2の装置から前記第2の半導体装置の前記アライメントマークの位置情報を取得し、それぞれの前記位置情報に基づいて前記相対位置を計測する請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1の整形段階では、前記第2の半導体基板の断面が凸形状となるように整形する請求項1から9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1の半導体基板の二つの面のうち、前記第2の半導体基板に接する一方の面の表面外周径が小さくなるように、前記接合段階に先立って前記第1の半導体基板を整形する第2の整形段階を備える請求項1から10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1の整形段階は、前記第2の整形段階において整形された前記第1の半導体基板の表面外周径と等しくなるように前記第2の半導体基板を整形する請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1の整形段階は、前記第2の半導体基板のアライメントマークに対する前記第2の半導体基板の外周の位置関係が、前記第1の半導体基板のアライメントマークに対する前記第1の半導体基板の外周の位置関係と等しくなるように、前記第2の半導体基板の外周を整形する請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第2の半導体基板を厚さ方向に研削することにより前記第2の半導体基板を薄化する薄化段階を備える請求項1から13のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第1の半導体基板は、すでに複数の半導体基板が積層された基板群であって、かつ前記複数の半導体基板のうち前記第2の半導体基板と接する面とは反対の面を構成する半導体基板が最大の外周径を有する基板群である請求項1から14のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  16. 第1の半導体基板と第2の半導体基板とを重ね合わせたときに前記第1の半導体基板の最大外周径からはみ出す、前記第2の半導体基板の表面のはみ出し領域を決定する決定部と、
    前記第2の半導体基板の表面が前記第1の半導体基板の前記最大外周径以下になるように、前記第2の半導体基板の前記はみ出し領域を整形する整形部と、
    前記第2の半導体基板の前記表面が前記第1の半導体基板の表面接するように、前記第2の半導体基板と前記第1の半導体基板とを互いに接合する接合部と、
    を備える半導体製造装置
  17. 前記決定部は、前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板の互いに対応するアライメントマークを重ね合わせたときにおける前記はみ出し領域を決定する請求項16に記載の半導体製造装置。
  18. 前記決定部は、前記第2の半導体基板に新たな中心を設定し、前記第2の半導体基板の領域のうち、前記新たな中心から前記第1の半導体基板の半径の距離を半径とする円で囲まれる領域の外側の領域を前記はみ出し領域であると決定する請求項17に記載の半導体製造装置。
  19. 前記決定部は、前記第2の半導体基板に新たな中心を設定し、前記第2の半導体基板の領域のうち、前記新たな中心から前記第1の半導体基板の半径の距離以下であり、かつ、前記新たな中心から前記アライメントマークまでの距離以上の半径を有する円で囲まれる領域の外側の領域を前記はみ出し領域であると決定する請求項17に記載の半導体製造装置。
  20. 前記決定部は、前記第1の半導体基板の前記アライメントマークに対する第1の中心座標を求め、前記第2の半導体基板の前記アライメントマークに対して前記第1の中心座標と同一の座標位置を前記第2の半導体基板の前記新たな中心に設定する請求項18または19に記載の半導体製造装置。
  21. 前記第1の半導体基板の前記アライメントマークと前記第2の半導体基板の前記アライメントマークとの相対位置を計測する計測部を含む請求項17から20のいずれか1項に記載の半導体製造装置。
  22. 前記計測部は、前記第1の半導体基板の中心に対する前記アライメントマークの位置と、前記第2の半導体基板の中心に対する前記アライメントマークの位置とに基づいて、前記相対位置を計測する請求項21に記載の半導体製造装置。
  23. 前記計測部は、前記第1の半導体基板の前記アライメントマークの設計位置からのずれ量と、前記第2の半導体基板の前記アライメントマークの設計位置からのずれ量とに基づいて、前記相対位置を計測する請求項21または22に記載の半導体製造装置。
  24. 前記計測部は、前記第1の半導体基板を製造する第1の装置から前記第1の半導体装置の前記アライメントマークの位置情報を取得し、前記第2の半導体基板を製造する第2の装置から前記第2の半導体装置の前記アライメントマークの位置情報を取得し、それぞれの前記位置情報に基づいて前記相対位置を計測する請求項21または22に記載の半導体製造装置。
  25. 前記第1の半導体基板と前記第2の半導体基板との位置合わせを行うアライメント部を備え、
    前記計測部は前記アライメント部に設けられている請求項21から24のいずれか1項に記載の半導体製造装置。
  26. 前記整形部は、前記第2の半導体基板の断面が凸形状となるように整形する請求項16から25のいずれか1項に記載の半導体製造装置。
  27. 前記整形部は、前記第1の半導体基板の二つの面のうち、前記第2の半導体基板に接する一方の面の表面外周径が小さくなるように、前記接合部による接合に先立って前記第1の半導体基板を整形する請求項16から26のいずれか1項に記載の半導体製造装置。
  28. 前記整形部は、整形した前記第1の半導体基板の表面外周径と等しくなるように前記第2の半導体基板を整形する請求項27に記載の半導体製造装置。
  29. 前記整形部は、前記第2の半導体基板のアライメントマークに対する前記第2の半導体基板の外周の位置関係が、前記第1の半導体基板のアライメントマークに対する前記第1の半導体基板の外周の位置関係と等しくなるように、前記第2の半導体基板の外周を整形する請求項28に記載の半導体製造装置。
  30. 前記第2の半導体基板を厚さ方向に研削することにより前記第2の半導体基板を薄化する薄化部を備える請求項16から29のいずれか1項に記載の半導体製造装置。
  31. 前記第1の半導体基板は、すでに複数の半導体基板が積層された基板群であって、かつ前記複数の半導体基板のうち前記第2の半導体基板と接する面とは反対の面を構成する半導体基板が最大の外周径を有する基板群である請求項16から30のいずれか1項に記載の半導体製造装置。
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