JP5483151B2 - 薄膜素子およびその製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は薄膜素子およびその製造方法に関する。
従来の薄膜素子には、基板として、製造工程時の温度に耐えることができない材料によって形成したものを用いたものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合の製造方法としては、まず、製造工程時の温度に耐えることができる材料からなる仮基板上に分離層を形成している。次に、分離層上に薄膜素子構成体を形成している。次に、薄膜素子構成体上に、製造工程時の温度に耐えることができない材料からなる基板を接着層を介して接着している。次に、仮基板および分離層を除去している。
特開2004−140382号公報
ところで、特許文献1には、液晶表示装置の薄膜トランジスタパネルに適用したものが記載されている(特許文献1の図23〜図27参照)。この薄膜トランジスタパネルの完成した状態における画素電極の部分は、本願の図30に示すような構造となっている。すなわち、酸化シリコンからなる下地絶縁膜100の上面には酸化シリコンからなる層間絶縁膜101が設けられている。層間絶縁膜101の上面には酸化シリコンからなる保護膜102が設けられている。
保護膜102、層間絶縁膜101および下地絶縁膜100の所定の箇所には貫通孔103が設けられている。貫通孔103の内壁面、貫通孔103の下部および貫通孔103の周囲における保護膜102の上面には有底筒状の画素電極(薄膜)104が設けられている。画素電極104および保護膜102の上面には、製造工程時の温度に耐えることができない材料からなる基板105が接着層106を介して接着されている。
次に、この薄膜トランジスタパネルの画素電極104の部分の製造方法について説明する。まず、図31に示すように、製造工程時の温度に耐えることができる材料からなる仮基板107の上面にアモルファスシリコンからなる分離層108、酸化シリコンからなる下地絶縁膜100、酸化シリコンからなる層間絶縁膜101および酸化シリコンからなる保護膜102を形成する。
次に、図32に示すように、保護膜102、層間絶縁膜101および下地絶縁膜100の所定の箇所に、フォトリソグラフィ法により、貫通孔103を形成する。次に、図33に示すように、貫通孔103の内壁面、貫通孔103の下部および貫通孔103の周囲における保護膜102の上面に有底筒状の画素電極104をパターン形成する。
次に、図34に示すように、画素電極104および保護膜102の上面に基板105を接着層106を介して接着する。次に、図35に示すように、仮基板107の下側からエキシマレーザビームを照射することにより、分離層108から仮基板107を剥離可能な状態とする。次に、分離層108から仮基板107を剥離して除去する。次に、分離層108をエッチングして除去する。かくして、図30に示すものが得られる。
ところで、図32に示すように、保護膜102、層間絶縁膜101および下地絶縁膜100の所定の箇所に、フォトリソグラフィ法により、貫通孔103を形成するとき、保護膜102等の材料である酸化シリコンと分離層108の材料であるアモルファスシリコンとの間にさほどエッチング選択比がとれないため、実際には、図36(A)に示すように、貫通孔103に対応する部分における分離層108の上面側にある程度の深さの凹部109が形成される。
この結果、図36(B)に示すように、完成した状態では、貫通孔103の下部に形成された画素電極104は下地絶縁膜100の下側にやや突出される。この状態では、貫通孔103内に形成された有底筒状の画素電極104の内部には接着層106が充填されている。しかしながら、有底筒状の画素電極104の内底部周辺部まで接着層106が確実に充填されないおそれがある。このような場合には、画素電極104の厚さが例えば0.05μm程度と極めて薄く、且つ、画素電極104の底部の面積が比較的大きいので、画素電極104の底部周辺部104aが機械的に弱くなり、破損するおそれがあるという問題がある。
そこで、この発明は、画素電極等からなる薄膜が破損しにくいようにすることができる薄膜素子およびその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る薄膜素子は、下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、前記絶縁膜は、下地絶縁膜と、該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜と、を有し、前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、前記下地絶縁膜の下面に前記画素電極と同一の材料からなるドレイン配線用外部接続端子が埋め込まれ、前記ゲート絶縁膜上に、前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線および該ドレイン配線の一端部に接続されたドレイン配線用接続パッド部が設けられ、前記ドレイン配線用接続パッド部は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部を介して前記ドレイン配線用外部接続端子に接続され、前記ドレイン配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明に係る薄膜素子は、請求項1に記載の発明において、前記基板はフィルム基板であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明に係る薄膜素子は、下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、前記下地絶縁膜の下面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部が設けられ、前記ゲート配線用接続パッド部は前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部を介して前記ゲート配線用外部接続端子に接続され、前記ゲート配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明に係る薄膜素子は、下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、前記下地絶縁膜の下面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部が設けられ、前記ゲート絶縁膜上にゲート配線用中継配線が前記ゲート配線用外部接続端子および前記ゲート配線用接続パッド部に接続されて設けられ、前記ゲート配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明に係る薄膜素子は、下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、前記下地絶縁膜の下面に前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、前記ゲート絶縁膜上に前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線および該ドレイン配線の一端部に接続されたドレイン配線用外部接続端子が設けられ、前記ドレイン配線用外部接続端子は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部の内壁面、前記別の開口部の下部および前記別の開口部の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に設けられ、前記別の開口部の下部に設けられた前記ドレイン配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明に係る薄膜素子は、下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部が設けられ、前記ゲート絶縁膜上に前記ゲート配線用接続パッド部に接続されたゲート配線用中継配線および該ゲート配線用中継配線に接続されたゲート配線用外部接続端子が設けられ、前記ゲート配線用外部接続端子は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部の内壁面、前記別の開口部の下部および前記別の開口部の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に設けられ、前記別の開口部の下部に設けられた前記ゲート配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出されていることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、仮基板上に分離層を形成する工程と、前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、を有し、前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、前記画素電極を形成する工程は、前記分離層の上面に前記画素電極と同一の材料からなるドレイン配線用外部接続端子を形成する工程を含み、前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上に前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線および該ドレイン配線の一端部に接続されたドレイン配線用接続パッド部を形成し、且つ、前記ドレイン配線用接続パッド部を前記ドレイン配線用外部接続端子に接続させる工程を含み、前記下地絶縁膜の下面に平板状の前記ドレイン配線用外部接続端子が埋め込まれ、且つ、前記ドレイン配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられた薄膜素子を得ることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、請求項7に記載の発明において、前記分離層はアモルファスシリコンによって形成し、前記仮基板および前記分離層を除去する工程は、前記仮基板の下側からレーザビームを照射して前記分離層から前記仮基板を剥離可能な状態とする工程と、前記分離層から前記仮基板を剥離して除去する工程と、前記分離層をエッチングして除去する工程とを含むことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、請求項7に記載の発明において、前記分離層は酸化亜鉛によって形成し、前記仮基板および前記分離層を除去する工程は、前記分離層をエッチングして除去することにより、前記仮基板を自然に剥離して除去する工程であることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、請求項7に記載の発明において、前記仮基板はガラス基板であることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、請求項7に記載の発明において、前記基板はフィルム基板であることを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、仮基板上に分離層を形成する工程と、前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、を有し、前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、前記画素電極を形成する工程は、前記分離層の上面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子を形成する工程を含み、前記ゲート電極を形成する工程は、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部を形成し、且つ、前記ゲート配線用接続パッド部を前記ゲート配線用外部接続端子に接続させる工程を含み、前記下地絶縁膜の下面に平板状の前記ゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、且つ、前記ゲート配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられた薄膜素子を得ることを特徴とするものである。
請求項13に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、仮基板上に分離層を形成する工程と、前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、を有し、前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、前記画素電極を形成する工程は、前記分離層の上面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子を形成する工程を含み、前記ゲート電極を形成する工程は、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部を形成する工程を含み、前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上にゲート配線用中継配線を前記ゲート配線用外部接続端子および前記ゲート配線用接続パッド部に接続させて形成する工程を含み、前記下地絶縁膜の下面に平板状の前記ゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、且つ、前記ゲート配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられた薄膜素子を得ることを特徴とするものである。
請求項14に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、仮基板上に分離層を形成する工程と、前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、を有し、前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程の前に、前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に貫通孔を形成する工程を有し、前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上に前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線を形成し、且つ、前記貫通孔の内壁面、前記貫通孔の下部および前記貫通孔の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に前記ドレイン配線に接続されたドレイン配線用外部接続端子を形成する工程を含み、前記貫通孔の下部に形成された前記ドレイン配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出された薄膜素子を得ることを特徴とするものである。
請求項15に記載の発明に係る薄膜素子の製造方法は、仮基板上に分離層を形成する工程と、前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、を有し、前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、前記ゲート電極を形成する工程は、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部を形成する工程を含み、前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程の前に、前記ゲート配線用接続パッド部に対応する部分における前記ゲート絶縁膜に別の開口部を形成し、且つ、その近傍における前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に貫通孔を形成する工程を有し、前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上にゲート配線用中継配線を前記別の開口部を介して前記ゲート配線用接続パッド部に接続させて形成し、且つ、前記貫通孔の内壁面、前記貫通孔の下部および前記貫通孔の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に前記ゲート配線用中継配線に接続されたゲート配線用外部接続端子を形成する工程を含み、前記貫通孔の下部に形成された前記ゲート配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出された薄膜素子を得ることを特徴とするものである。
この発明によれば、絶縁膜の下面に平板状の薄膜を埋め込んでいるので、絶縁膜の下面に埋め込まれた平板状の薄膜に局所的に機械的に弱くなる部分が生じることがなく、ひいては薄膜が破損しにくいようにすることができる。
この発明の第1実施形態としての薄膜トランジスタパネルの要部の断面図。 図1に示す薄膜トランジスタパネルの製造に際し、当初の工程の断面図。 図2に続く工程の断面図。 図3に続く工程の断面図。 図4に続く工程の断面図。 図5に続く工程の断面図。 図6に続く工程の断面図。 図7に続く工程の断面図。 図8に続く工程の断面図。 図9に続く工程の断面図。 図10に続く工程の断面図。 図11に続く工程の断面図。 図12に続く工程の断面図。 この発明の第2実施形態としての薄膜トランジスタパネルの要部の断面図。 図14に示す薄膜トランジスタパネルの製造に際し、所定の工程の断面図。 図15に続く工程の断面図。 図16に続く工程の断面図。 図17に続く工程の断面図。 図18に続く工程の断面図。 図19に続く工程の断面図。 この発明の第3実施形態としての薄膜トランジスタパネルの要部の断面図。 図21に示す薄膜トランジスタパネルの製造に際し、所定の工程の断面図。 図22に続く工程の断面図。 図23に続く工程の断面図。 図24に続く工程の断面図。 図25に続く工程の断面図。 図26に続く工程の断面図。 図27に続く工程の断面図。 図28に続く工程の断面図。 従来の薄膜トランジスタパネルの画素電極の部分の断面図。 図30に示す薄膜トランジスタパネルの製造に際し、当初の工程の断面図。 図31に続く工程の断面図。 図32に続く工程の断面図。 図33に続く工程の断面図。 図34に続く工程の断面図。 (A)、(B)は従来の薄膜トランジスタパネルの画素電極の部分の問題点を説明するために示す断面図。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態としての薄膜トランジスタパネル(薄膜素子)の要部の断面図を示す。この場合、図1の左側から右側に向かって、ドレイン配線用外部接続端子21の部分の断面図、画素電極(薄膜)2を含む薄膜トランジスタ12の部分の断面図、ゲート配線用外部接続端子31の部分の断面図を示す。
まず、画素電極2を含む薄膜トランジスタ12の部分について説明する。窒化シリコン等の無機材料からなる下地絶縁膜1には下面より凹んだ凹部が形成されおり、該凹部内にはITOからなる平板状の画素電極2が埋め込まれている。この場合、凹部の底面は平坦であり、画素電極2の上面は平坦であることにより、両者はべた状に接触している。画素電極2の厚さは凹部の深さより小さく、画素電極2の下面は下地絶縁膜1の下面よりもやや上側に位置させられている。すなわち、平板状の画素電極2は下地絶縁膜1の下面から凹んだ状態で埋め込まれている。
下地絶縁膜1の上面の所定の箇所にはクロム等からなるゲート電極3および該ゲート電極3に接続されたゲート配線4が設けられている。ゲート電極3およびゲート配線4を含む下地絶縁膜1の上面には窒化シリコン等の無機材料からなるゲート絶縁膜5が設けられている。
ゲート電極3上におけるゲート絶縁膜5の上面の所定の箇所には真性アモルファスシリコンからなる半導体薄膜6が設けられている。半導体薄膜6の上面ほぼ中央部には窒化シリコン等の無機材料からなるチャネル保護膜7が設けられている。チャネル保護膜7の上面両側およびその両側における半導体薄膜6の上面にはn型アモルファスシリコンからなるオーミックコンタクト層8、9が設けられている。
一方のオーミックコンタクト層8の上面およびその近傍におけるゲート絶縁膜5の上面にはクロム等からなるソース電極10が設けられている。他方のオーミックコンタクト層9の上面にはクロム等からなるドレイン電極11が設けられている。ここで、ゲート電極3、ゲート絶縁膜5、半導体薄膜6、チャネル保護膜7、オーミックコンタクト層8、9、ソース電極10およびドレイン電極11により、薄膜トランジスタ12が構成されている。
画素電極2の所定の箇所に対応する部分におけるゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1には第1の開口部13が設けられている。ソース電極10の一端部は、第1の開口部13を介して露出された画素電極2の上面、第1の開口部13の内壁面および第1の開口部13の周囲におけるゲート絶縁膜5の上面に設けられている。この状態では、ソース電極10の一端部は画素電極2に接続されている。ゲート絶縁膜5の上面の所定の箇所にはクロム等からなるドレイン配線14がドレイン電極11に接続されて設けられている。
次に、ドレイン配線用外部接続端子21の部分について説明する。下地絶縁膜1の下面の所定の箇所には、画素電極2と同一の材料からなる平板状のドレイン配線用外部接続端子21が埋め込まれている。この場合、ドレイン配線用外部接続端子21の下面は下地絶縁膜1の下面よりもやや上側に位置させられている。すなわち、平板状のドレイン配線用外部接続端子21は下地絶縁膜1の下面から凹んだ状態で埋め込まれている。
ドレイン配線用外部接続端子21の中央部に対応する部分におけるゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1には第2の開口部22が設けられている。第2の開口部22を介して露出されたドレイン配線用外部接続端子21の上面、第2の開口部22の内壁面および第2の開口部22の周囲におけるゲート絶縁膜5の上面には、ドレイン配線14の一端部に接続されたドレイン配線用接続パッド部23が設けられている。この状態では、ドレイン配線用接続パッド部23はドレイン配線用外部接続端子21に接続されている。
次に、ゲート配線用外部接続端子31の部分について説明する。下地絶縁膜1の下面の所定の箇所には、画素電極2と同一の材料からなる平板状のゲート配線用外部接続端子31が埋め込まれている。この場合、ゲート配線用外部接続端子31の下面は下地絶縁膜1の下面よりもやや上側に位置させられている。すなわち、平板状のゲート配線用外部接続端子31は下地絶縁膜1の下面から凹んだ状態で埋め込まれている。
ゲート配線用外部接続端子31の中央部に対応する部分における下地絶縁膜1には第3の開口部32が設けられている。第3の開口部32を介して露出されたゲート配線用外部接続端子31の上面、第3の開口部32の内壁面および第3の開口部32の周囲における下地絶縁膜1の上面には、ゲート配線4の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部33が設けられている。この状態では、ゲート配線用接続パッド部33はゲート配線用外部接続端子31に接続されている。
次に、図1に示す全体について説明する。薄膜トランジスタ12、ドレイン配線14、ドレイン配線用接続パッド部23およびゲート絶縁膜5の上面には、製造工程時の温度に耐えることができない材料であるポリイミド系樹脂等の有機樹脂からなるフィルム基板41の下面がエポキシ系樹脂等からなる接着層42を介して接着されている。
次に、この薄膜トランジスタバネルの製造方法の一例について説明する。まず、図2に示すように、製造工程時の温度に耐えることができる材料、換言すれば、フィルム基板41を除いて、図1に示す薄膜トランジスタパネルを製造する工程における最高温度よりもガラス転移点が高い材料であるガラス基板等からなる仮基板51の上面に、プラズマCVD法により、アモルファスシリコンからなる分離層52を成膜する。
次に、図3に示すように、分離層52の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたITO膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、画素電極2、
ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子31を形成する。この場合、画素電極2、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子31は平板状に形成され、その各上面は同一の平面上に配置されている。
また、ITO膜を強酸等のエッチング液を用いてウェットエッチングするとき、アモルファスシリコンからなる分離層52はほとんど膜減りしないが、ここでは、本発明では、膜減りの影響が無いことを明確に示すために、画素電極2、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子31下以外の領域における分離層52の膜減り量を大きく図示している。
次に、図4に示すように、画素電極2、ドレイン配線用外部接続端子21、ゲート配線用外部接続端子31および分離層52の上面に、プラズマCVD法により、窒化シリコン等の無機材料からなる下地絶縁膜1を成膜する。この状態では、平板状の画素電極2、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子31は下地絶縁膜1の下面から少し突き出した位置に埋め込まれている。
次に、図5に示すように、ゲート配線用外部接続端子31の中央部に対応する部分における下地絶縁膜1に、フォトリソグラフィ法により、第3の開口部32を形成する。次に、図6に示すように、第3の開口部32を介して露出されたゲート配線用外部接続端子31の上面を含む下地絶縁膜1の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたクロム等からなる金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ゲート電極3、該ゲート電極3に接続されたゲート配線4および該ゲート配線4の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部33を形成する。
次に、図7に示すように、ゲート電極3、ゲート配線4およびゲート配線用接続パッド部33を含む下地絶縁膜1の上面に、プラズマCVD法により、窒化シリコン等の無機材料からなるゲート絶縁膜5、真性アモルファスシリコン膜53および窒化シリコン等の無機材料からなるチャネル保護膜形成用膜54を連続して成膜する。次に、チャネル保護膜形成用膜54をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、チャネル保護膜7を形成する。
次に、図8に示すように、チャネル保護膜7を含む真性アモルファスシリコン膜53の上面に、プラズマCVD法により、n型アモルファスシリコン膜55を成膜する。次に、n型アモルファスシリコン膜55および真性アモルファスシリコン膜53をフォトリソグラフィ法により連続してパターニングすると、図9に示すように、オーミックコンタクト層8、9および半導体薄膜6が形成される。
次に、図10に示すように、画素電極2の所定の箇所およびドレイン配線用外部接続端子21の中央部に対応する部分におけるゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1に、フォトリソグラフィ法により、第1、第2の開口部13、22を形成する。
次に、図11に示すように、第1の開口部13を介して露出された画素電極2の上面、第2の開口部22を介して露出されたドレイン配線用外部接続端子21の上面、オーミックコンタクト層8、9の上面およびゲート絶縁膜5の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたクロム等からなる金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ソース電極10、ドレイン電極11、該ドレイン電極11に接続されたドレイン配線14および該ドレイン配線14の一端部に接続されたドレイン配線用接続パッド部23を形成する。
次に、図12に示すように、薄膜トランジスタ12、ドレイン配線14、ドレイン配線用接続パッド部23およびゲート絶縁膜5の上面に、透明なエポキシ樹脂をスピンコート法あるいはスクリーン印刷法等を用いて、上面が平坦な接着層42を形成し、該接着層42上に、製造工程時の温度に耐えることができない材料、換言すれば、フィルム基板41を除いて、図1に示す薄膜トランジスタパネルを製造する工程における最高温度よりもガラス転移点が低い材料であるポリイミド系樹脂等の有機樹脂からなるフィルム基板41を接着する。
次に、図13に示すように、仮基板51の下側からエキシマレーザビームを照射することにより、分離層52から仮基板51を剥離可能な状態とする。分離層52を水素を含有するアモルファスシリコンによって形成した場合には、エキシマレーザビームの照射により、水素が気体となって放出され、剥離が促進される。次に、分離層52から仮基板51を剥離して除去する。次に、分離層52をエッチングして除去する。かくして、図1に示す薄膜トランジスタパネルが得られる。
このようにして得られた薄膜トランジスタパネルでは、下地絶縁膜1の下面に平板状の画素電極2を埋め込んでいるので、下地絶縁膜1の下面に埋め込まれた平板状の画素電極2に局所的に機械的に弱くなる部分が生じることがなく、ひいては画素電極2の厚さが例えば0.05μm程度と極めて薄く、且つ、画素電極2の全体の面積が比較的大きくても、画素電極2が破損しにくいようにすることができる。
なお、図14を参照して明らかな如く、第1実施形態によれば、下地絶縁膜1の下面は画素電極2の下面より下方に突き出している。この突出し量は、図3において、ITO膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングして画素電極2を形成する際の分離層52の膜減り量に対応するものである。図3および図14から明らかな如く、分離層52の膜減り量が大きいほど下地絶縁膜1の下面は画素電極2の下面からの突出し量が増大するだけであり、画素電極2が下地絶縁膜1の下面から下方に突き出すことはなく、下地絶縁膜1の下面から凹んだ状態で埋め込まれる状態が変化することがないから、本発明によれば分離層52のエッチング選択性に拘らず同様な効果が得られるものである。
また、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子31を画素電極2と同一の材料によって形成し、且つ、その各下面の高さを同じとすることができるので、これらの外部接続端子21、31に接合されるドライバLSI等との接合の信頼性を高めることができる。また、ゲート配線4とドレイン配線14との材料が異なっても、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子31の材料が同じであるので、これらの外部接続端子21、31に接合されるドライバLSI等との接合の信頼性をより一層高めることができる。
ところで、上記薄膜トランジスタパネルの製造方法では、図5に示すように、第3の開口部32を形成する工程と、図10に示すように、第1、第2の開口部13、22を形成する工程とが別々であるので、フォトリソグラフィ法による工程数が多くなってしまう。そこで、次に、フォトリソグラフィ法による工程数を少なくすることができる実施形態について説明する。
(第2実施形態)
図14はこの発明の第2実施形態としての薄膜トランジスタパネルの要部の断面図を示す。この薄膜トランジスタパネルにおいて、図1に示す薄膜トランジスタパネルと異なる点は、ゲート配線用外部接続端子31の部分を異なる構造とした点である。すなわち、下地絶縁膜1の下面の所定の箇所には、画素電極2と同一の材料からなる平板状のゲート配線用外部接続端子31が埋め込まれている。この場合も、ゲート配線用外部接続端子31の下面は下地絶縁膜1の下面よりもやや上側に位置させられている。
ゲート配線用外部接続端子31の近傍における下地絶縁膜1の上面の所定の箇所には、ゲート配線4の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部33が設けられている。ゲート絶縁膜5の上面の所定の箇所にはゲート配線用中継配線34が設けられている。ゲート配線用中継配線34の一端部は、ゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1に設けられた第3の開口部33を介してゲート配線用外部接続端子31に接続されている。ゲート配線用中継配線34の他端部は、ゲート絶縁膜5に設けられた第4の開口部35を介してゲート配線用接続パッド部33に接続されている。
次に、この薄膜トランジスタバネルの製造方法の一例について説明する。この場合、図4に示す工程後に、図15に示すように、下地絶縁膜1の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたクロム等からなる金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ゲート電極3、該ゲート電極3に接続されたゲート配線4および該ゲート配線4の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部33を形成する。
次に、図16に示すように、ゲート電極3、ゲート配線4およびゲート配線用接続パッド部33を含む下地絶縁膜1の上面に、プラズマCVD法により、窒化シリコン等の無機材料からなるゲート絶縁膜5、真性アモルファスシリコン膜53および窒化シリコン等の無機材料からなるチャネル保護膜形成用膜54を連続して成膜する。次に、チャネル保護膜形成用膜54をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、チャネル保護膜7を形成する。
次に、図17に示すように、チャネル保護膜7を含む真性アモルファスシリコン膜53の上面に、プラズマCVD法により、n型アモルファスシリコン膜55を成膜する。次に、n型アモルファスシリコン膜55および真性アモルファスシリコン膜53をフォトリソグラフィ法により連続してパターニングすると、図18に示すように、オーミックコンタクト層8、9および半導体薄膜6が形成される。
次に、図19に示すように、フォトリソグラフィ法により、画素電極2の所定の箇所、ドレイン配線用外部接続端子21の中央部およびゲート配線用外部接続端子31の中央部に対応する部分におけるゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1に第1〜第3の開口部13、22、32を形成し、且つ、ゲート配線用接続パッド部33の中央部に対応する部分におけるゲート絶縁膜5に第4の開口部35を形成する。
次に、図20に示すように、第1の開口部13を介して露出された画素電極2の上面、第2の開口部22を介して露出されたドレイン配線用外部接続端子21の上面、第3の開口部32を介して露出されたゲート配線用外部接続端子31の上面、第4の開口部35を介して露出されたゲート配線用接続パッド部33の上面、オーミックコンタクト層8、9の上面およびゲート絶縁膜5の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたクロム等からなる金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ソース電極10、ドレイン電極11、該ドレイン電極11に接続されたドレイン配線14、該ドレイン配線14の一端部に接続されたドレイン配線用接続パッド部23およびゲート配線用中継配線34を形成する。
以下、上記第1実施形態の場合と同様の工程を経ると、図14に示す薄膜トランジスタパネルが得られる。以上のように、この薄膜トランジスタパネルの製造方法では、図19に示すように、第1〜第4の開口部13、22、32、35を同一の工程で形成しているので、上記第1実施形態の場合と比較して、フォトリソグラフィ法による工程を1回だけ少なくすることができる。
(第3実施形態)
図21はこの発明の第3実施形態としての薄膜トランジスタパネルの要部の断面図を示す。この薄膜トランジスタパネルにおいて、図1に示す薄膜トランジスタパネルと異なる点は、ドレイン配線用外部接続端子21の部分およびゲート配線用外部接続端子31の部分を異なる構造とした点である。
まず、ドレイン配線用外部接続端子21の部分について説明する。ドレイン配線用外部接続端子21は、ゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1の所定の箇所に設けられた第1の貫通孔61の内壁面、第1の貫通孔61の下部および第1の貫通孔61の周囲におけるゲート絶縁膜5の上面に設けられている。
この場合、ドレイン配線用外部接続端子21は、ドレイン配線14と同一の材料によって形成され、ドレイン配線14の一端部に接続されている。また、第1の貫通孔61の下部に設けられたドレイン配線用外部接続端子21は下地絶縁膜1の下側にやや突出され、この突出部分の下面は平坦となっている。
次に、ゲート配線用外部接続端子31の部分について説明する。ゲート配線用外部接続端子31は、ゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1の所定の箇所に設けられた第2の貫通孔62の内壁面、第2の貫通孔62の下部および第2の貫通孔62の周囲におけるゲート絶縁膜5の上面に設けられている。この場合、ゲート配線用外部接続端子31はドレイン配線14と同一の材料によって形成されている。
下地絶縁膜1の上面の所定の箇所には、ゲート配線4の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部33が設けられている。ゲート絶縁膜5の上面の所定の箇所にはゲート配線用中継配線34が設けられている。ゲート配線用中継配線34の一端部はゲート配線用外部接続端子31に接続されている。ゲート配線用中継配線34の他端部は、ゲート絶縁膜5に設けられた第4の開口部35を介してゲート配線用接続パッド部33に接続されている。
次に、この薄膜トランジスタバネルの製造方法の一例について説明する。この場合、図2に示す工程後に、図22に示すように、分離層52の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたITO膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、平板状の画素電極2を形成する。この場合も、画素電極2下以外の領域における分離層52が僅かに膜減りしたとする。
次に、図23に示すように、画素電極2および分離層52の上面に、プラズマCVD法により、窒化シリコン等の無機材料からなる下地絶縁膜1を成膜する。この状態では、平板状の画素電極2は下地絶縁膜1の下面に凹んだ状態で埋め込まれている。
次に、図24に示すように、下地絶縁膜1の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたクロム等からなる金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ゲート電極3、該ゲート電極3に接続されたゲート配線4および該ゲート配線4の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部33を形成する。
次に、図25に示すように、ゲート電極3、ゲート配線4およびゲート配線用接続パッド部33を含む下地絶縁膜1の上面に、プラズマCVD法により、窒化シリコン等の無機材料からなるゲート絶縁膜5、真性アモルファスシリコン膜53および窒化シリコン等の無機材料からなるチャネル保護膜形成用膜54を連続して成膜する。次に、チャネル保護膜形成用膜54をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、チャネル保護膜7を形成する。
次に、図26に示すように、チャネル保護膜7を含む真性アモルファスシリコン膜53の上面に、プラズマCVD法により、n型アモルファスシリコン膜55を成膜する。次に、n型アモルファスシリコン膜55および真性アモルファスシリコン膜53をフォトリソグラフィ法により連続してパターニングすると、図27に示すように、オーミックコンタクト層8、9および半導体薄膜6が形成される。
次に、図28に示すように、フォトリソグラフィ法により、画素電極2の所定の箇所、ドレイン配線用外部接続端子形成領域の所定の箇所およびゲート配線用外部接続端子形成領域の所定の箇所におけるゲート絶縁膜5および下地絶縁膜1に第1の開口部13および第1、第2の貫通孔61、62を形成し、且つ、ゲート配線用接続パッド部33の中央部に対応する部分におけるゲート絶縁膜5に第4の開口部35を形成する。この場合、第1、第2の貫通孔61、62を介して分離層52の上面が露出されるため、この露出された部分における分離層52が僅かに膜減りする。
次に、図29に示すように、第1の開口部13を介して露出された画素電極2の上面、第1、第2の貫通孔61、62を介して露出された分離層52の上面、第4の開口部35を介して露出されたゲート配線用接続パッド部33の上面、オーミックコンタクト層8、9の上面およびゲート絶縁膜5の上面の所定の箇所に、スパッタ法により成膜されたクロム等からなる金属膜をフォトリソグラフィ法によりパターニングすることにより、ソース電極10、ドレイン電極11、該ドレイン電極11に接続されたドレイン配線14、該ドレイン配線14の一端部に接続されたドレイン配線用外部接続端子21、ゲート配線用外部接続端子31およびゲート配線用中継配線34を形成する。
以下、上記第1実施形態の場合と同様の工程を経ると、図21に示す薄膜トランジスタパネルが得られる。このようにして得られた薄膜トランジスタパネルでは、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子31をドレイン配線14と同一の材料によって形成し、且つ、その各下面の高さを同じとすることができるので、これらの外部接続端子21、31に接合されるドライバLSI等との接合の信頼性を高めることができる。また、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子3をクロム等によって形成すると、上記第1、第2実施形態のように、ITOによって形成する場合と比較して、ITO膜との接触抵抗がなくなるので、これらの外部接続端子21、31の抵抗を低く抑えることができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、分離膜52が僅かに膜減りする場合について説明したが、分離膜52がほとんど膜減りしない場合には、図1、図14および図21において、画素電極2、ドレイン配線用外部接続端子21およびゲート配線用外部接続端子3の下面は下地絶縁膜1の下面と面一となるようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、分離層52をアモルファスシリコンによって形成した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、分離層52を酸化亜鉛によって形成するようにしてもよい。この場合、例えば、図12に示す工程後に、エッチング液(例えば、0.5w%酢酸水溶液)に浸すと、酸化亜鉛からなる分離層52が溶解して除去され、仮基板51が自然に剥離して除去される。
1 下地絶縁膜
2 画素電極
3 ゲート電極
4 ゲート配線
5 ゲート絶縁膜
6 半導体薄膜
7 チャネル保護膜
8、9 オーミックコンタクト層
10 ソース電極
11 ドレイン電極
12 薄膜トランジスタ
13 第1の開口部
14 ドレイン配線
21 ドレイン配線用外部接続端子
22 第2の開口部
23 ドレイン配線用接続パッド部
31 ゲート配線用外部接続端子
32 第3の開口部
33 ゲート配線用接続パッド部
34 ゲート配線用中継配線
35 第5の開口部
41 フィルム基板
42 接着層
51 仮基板
52 分離層
53 真性アモルファスシリコン膜
54 チャネル保護膜形成用膜
55 n型アモルファスシリコン膜
61 第1の貫通孔
62 第2の貫通孔

Claims (15)

  1. 下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄
    膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、
    前記絶縁膜は、下地絶縁膜と、該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜と、を有し、
    前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、
    前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、
    前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、
    前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、
    前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、
    前記下地絶縁膜の下面に前記画素電極と同一の材料からなるドレイン配線用外部接続端子が埋め込まれ、
    前記ゲート絶縁膜上に、前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線および該ドレイン配線の一端部に接続されたドレイン配線用接続パッド部が設けられ、
    前記ドレイン配線用接続パッド部は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部を介して前記ドレイン配線用外部接続端子に接続され、
    前記ドレイン配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられていることを特徴とする薄膜素子。
  2. 請求項1に記載の発明において、前記基板はフィルム基板であることを特徴とする薄膜素子。
  3. 下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、
    前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、
    前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、
    前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、
    前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、
    前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、
    前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、
    前記下地絶縁膜の下面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、
    前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部が設けられ、
    前記ゲート配線用接続パッド部は前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部を介して前記ゲート配線用外部接続端子に接続され、
    前記ゲート配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられていることを特徴とする薄膜素子。
  4. 下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、
    前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、
    前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、
    前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、
    前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、
    前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、
    前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、
    前記下地絶縁膜の下面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、
    前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部が設けられ、
    前記ゲート絶縁膜上にゲート配線用中継配線が前記ゲート配線用外部接続端子および前記ゲート配線用接続パッド部に接続されて設けられ、
    前記ゲート配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられていることを特徴とする薄膜素子。
  5. 下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、
    前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、
    前記下地絶縁膜の下面に前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、
    前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、
    前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、
    前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、
    前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、
    前記ゲート絶縁膜上に前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線および該ドレイン配線の一端部に接続されたドレイン配線用外部接続端子が設けられ、
    前記ドレイン配線用外部接続端子は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部の内壁面、前記別の開口部の下部および前記別の開口部の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に設けられ、
    前記別の開口部の下部に設けられた前記ドレイン配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出されていることを特徴とする薄膜素子。
  6. 下面側に凹部を有する絶縁膜と、前記絶縁膜の凹部にべた状に埋め込まれた平板状の薄膜と、前記絶縁膜上に接着層を介して設けられた基板と、を備え、
    前記絶縁膜は下地絶縁膜と該下地絶縁膜上に設けられたゲート絶縁膜とを有し、
    前記下地絶縁膜の下面に、前記薄膜としての画素電極が埋め込まれ、
    前記下地絶縁膜上にゲート電極が設けられ、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜が設けられ、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極が設けられ、
    前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板が前記接着層を介して設けられ、
    前記ソース電極は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた開口部を介して前記画素電極に接続され、
    前記画素電極の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられ、
    前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部が設けられ、
    前記ゲート絶縁膜上に前記ゲート配線用接続パッド部に接続されたゲート配線用中継配線および該ゲート配線用中継配線に接続されたゲート配線用外部接続端子が設けられ、
    前記ゲート配線用外部接続端子は前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に設けられた別の開口部の内壁面、前記別の開口部の下部および前記別の開口部の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に設けられ、
    前記別の開口部の下部に設けられた前記ゲート配線用外部接続端子の下面は前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出されていることを特徴とする薄膜素子。
  7. 仮基板上に分離層を形成する工程と、
    前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、
    前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、
    前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、
    を有し、
    前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、
    前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、
    前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、
    前記画素電極を形成する工程は、前記分離層の上面に前記画素電極と同一の材料からなるドレイン配線用外部接続端子を形成する工程を含み、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上に前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線および該ドレイン配線の一端部に接続されたドレイン配線用接続パッド部を形成し、且つ、前記ドレイン配線用接続パッド部を前記ドレイン配線用外部接続端子に接続させる工程を含み、
    前記下地絶縁膜の下面に平板状の前記ドレイン配線用外部接続端子が埋め込まれ、且つ、前記ドレイン配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられた薄膜素子を得ることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  8. 請求項7に記載の発明において、前記分離層はアモルファスシリコンによって形成し、前記仮基板および前記分離層を除去する工程は、前記仮基板の下側からレーザビームを照射して前記分離層から前記仮基板を剥離可能な状態とする工程と、前記分離層から前記仮基板を剥離して除去する工程と、前記分離層をエッチングして除去する工程とを含むことを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  9. 請求項7に記載の発明において、前記分離層は酸化亜鉛によって形成し、前記仮基板および前記分離層を除去する工程は、前記分離層をエッチングして除去することにより、前記仮基板を自然に剥離して除去する工程であることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  10. 請求項7に記載の発明において、前記仮基板はガラス基板であることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  11. 請求項7に記載の発明において、前記基板はフィルム基板であることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  12. 仮基板上に分離層を形成する工程と、
    前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、
    前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、
    前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、
    を有し、
    前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、
    前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、
    前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、
    前記画素電極を形成する工程は、前記分離層の上面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子を形成する工程を含み、
    前記ゲート電極を形成する工程は、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部を形成し、且つ、前記ゲート配線用接続パッド部を前記ゲート配線用外部接続端子に接続させる工程を含み、
    前記下地絶縁膜の下面に平板状の前記ゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、且つ、前記ゲート配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられた薄膜素子を得ることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  13. 仮基板上に分離層を形成する工程と、
    前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、
    前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、
    前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、
    を有し、
    前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、
    前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、
    前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、
    前記画素電極を形成する工程は、前記分離層の上面に前記画素電極と同一の材料からなるゲート配線用外部接続端子を形成する工程を含み、
    前記ゲート電極を形成する工程は、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部を形成する工程を含み、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上にゲート配線用中継配線を前記ゲート配線用外部接続端子および前記ゲート配線用接続パッド部に接続させて形成する工程を含み、
    前記下地絶縁膜の下面に平板状の前記ゲート配線用外部接続端子が埋め込まれ、且つ、前記ゲート配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か上側に位置させられた薄膜素子を得ることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  14. 仮基板上に分離層を形成する工程と、
    前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、
    前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、
    前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、
    を有し、
    前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、
    前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、
    前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程の前に、前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に貫通孔を形成する工程を有し、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上に前記ドレイン電極に接続されたドレイン配線を形成し、且つ、前記貫通孔の内壁面、前記貫通孔の下部および前記貫通孔の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に前記ドレイン配線に接続されたドレイン配線用外部接続端子を形成する工程を含み、
    前記貫通孔の下部に形成された前記ドレイン配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出された薄膜素子を得ることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
  15. 仮基板上に分離層を形成する工程と、
    前記分離層の上面に薄膜材料を成膜し、エッチングによりパターニングして薄膜を形成する工程と、
    前記薄膜上および前記分離層上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上に基板を、接着層を介して接着する工程と、
    前記仮基板および前記分離層を除去する工程と、
    を有し、
    前記薄膜を形成する工程は、前記分離層の上面の一部に前記薄膜としての画素電極を形成する工程を含み、
    前記絶縁膜を形成する工程は、前記画素電極が形成された部分を含む前記分離層上に下地絶縁膜を形成し、前記下地絶縁膜上にゲート電極を形成し、前記ゲート電極を含む前記下地絶縁膜上にゲート絶縁膜を形成する工程を含み、
    前記ゲート電極上における前記ゲート絶縁膜上に半導体薄膜を形成する工程を有し、
    前記半導体薄膜上にソース電極およびドレイン電極を形成し、且つ、前記ソース電極を前記画素電極に接続する工程を有し、
    前記基板を接着する工程は、前記ソース電極、前記ドレイン電極および前記ゲート絶縁膜上に前記基板を、前記接着層を介して接着する工程を含み、
    前記ゲート電極を形成する工程は、前記下地絶縁膜上に前記ゲート電極に接続されたゲート配線および該ゲート配線の一端部に接続されたゲート配線用接続パッド部を形成する工程を含み、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程の前に、前記ゲート配線用接続パッド部に対応する部分における前記ゲート絶縁膜に別の開口部を形成し、且つ、その近傍における前記ゲート絶縁膜および前記下地絶縁膜に貫通孔を形成する工程を有し、前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する工程は、前記ゲート絶縁膜上にゲート配線用中継配線を前記別の開口部を介して前記ゲート配線用接続パッド部に接続させて形成し、且つ、前記貫通孔の内壁面、前記貫通孔の下部および前記貫通孔の周囲における前記ゲート絶縁膜の上面に前記ゲート配線用中継配線に接続されたゲート配線用外部接続端子を形成する工程を含み、
    前記貫通孔の下部に形成された前記ゲート配線用外部接続端子の下面が前記下地絶縁膜の下面と面一か下側に突出された薄膜素子を得ることを特徴とする薄膜素子の製造方法。
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