JP5481091B2 - 無線電力伝送装置および無線電力伝送方法 - Google Patents

無線電力伝送装置および無線電力伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線電力伝送に関する。
陸上輸送の分野においては、大気汚染や化石燃料の枯渇に対する懸念から、電力を使って走行する自動車の研究開発が盛んに行われている。電力を使って走行する自動車としては、例えば、二次電池に蓄えた電力で走行するタイプのものがある。自動車に搭載されている二次電池を充電する技術として、走行路に設けられた給電部から非接触で給電を受けて充電するもの(例えば、特許文献1を参照)がある。また、電力を無線伝送する技術として、磁気共鳴により離間している機器へ高い伝送効率で電力を送るものがある(例えば、特許文献2を参照)。
特開2008−120357号公報 特開2008−301918号公報
従来、コイル間の電磁誘導による無線電力伝送技術がある。但し、電磁誘導による送電方式では、送電側と受電側の接点を露出させる必要がないという利点があるものの、コイル間隔が長くなるに従って伝送効率が極端に落ちてしまうため、実用においてはコイルを近接させた状態で用いられることが殆どであった。
このような電磁誘導方式に加えて、従来、共振周波数を合わせたコイル間における磁界共鳴(Magnetic Resonance。磁気共鳴、磁場共鳴、磁界共振とも。)を利用した無線電力伝送技術がある。磁界共鳴による送電方式では、電磁誘導方式に比べてコイル間隔をより長くすることが出来る。しかし、磁界共鳴による送電方式では、電磁誘導に比べてコイル間隔を柔軟に設定可能であるために、送電コイルと受電コイルとのコイル間隔によって効率の高い送電が可能な条件が異なってしまい、安定して効率の高い送電を行うことが困難であると考えられる。
本発明は、上記した問題に鑑み、無線電力伝送において効率の高い送電を行うことを課題とする。
本発明は、磁界共鳴を用いた電力伝送の伝送効率に影響を与える送受電要素を、伝送効率またはコイル間隔に応じて変更することで、無線電力伝送において効率の高い送電を行うことを可能とした。
より詳細には、本発明は、送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置であって、前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更手段と、前記変更手段による変更の前後の伝送効率を算出する伝送効率算出手段と、前記伝送効率算出手段によって算出された、前記変更の前後の伝送効率を比較することで、該変更の前後で伝送効率が改善したか否かを判定する判定手段と、を備え、前記判定手段による判定と、前記変更手段による変
更と、が繰り返し実行されることで、伝送効率を改善する、無線電力伝送装置である。
ここで、所定の送受電要素とは、無線電力伝送装置において電力伝送に用いられる要素のうち、伝送効率に影響を与える要素を指す。このような要素としては、後述する負荷抵抗や送電電圧、コイル構成、コイル間の結合度合い、等がある。本発明に係る無線電力伝送装置では、このような送受電要素に変更を加えることで、伝送効率を調整し、効率の高い送電を行うこととしている。なお、変更が加えられる送受電要素は、送電ユニットおよび受電ユニットの何れの側に属する要素であってもよい。
また、本発明に係る無線電力伝送装置は、前記送電コイルに流れる電力を取得する送電電力取得手段と、前記受電コイルに流れる電力を取得する受電電力取得手段と、を更に備え、前記伝送効率算出手段は、取得された送電電力に対する受電電力の割合を算出することで、前記伝送効率を算出してもよい。
例えば、送電電力取得手段は、送電ユニットに設けられた送電アンプから送電電力を取得することが出来、受電電力取得手段は、受電ユニットに設けられた整流回路等から受電電力を取得することが出来る。
また、本発明は、送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置であって、前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更手段と、前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔と、伝送効率と、の関係を前記所定の送受電要素毎に示す伝送効率情報を保持する情報保持手段と、前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔を取得するコイル間隔取得手段と、を備え、前記変更手段は、前記伝送効率情報を参照し、取得されたコイル間隔における伝送効率が向上するように、前記所定の送受電要素を変更する、無線電力伝送装置である。
コイル間隔取得手段は、例えば、別途設けられたコイル間隔を計測するための計測器によってコイル間隔を取得することが出来る。計測器には、電波や音波の遅延時間を用いるものや、画像から測量を行うもの等、様々な方式のものが採用されうる。また、本発明に係る無線電力伝送装置の受電ユニットが車両に搭載される場合には、予め車両側(受電ユニット側)で、受電コイルと地面(送電コイル)との距離情報を保持しておき、この情報を送電ユニット側へ送信することとしてもよい。また、車両に搭載された受電コイルと地面の送電コイルとのコイル間隔は、車両側で保持されている車高情報や車種情報等、その他の情報に基づいて特定されてもよい。例えば、送電ユニットは、受電ユニットから送信された車種情報を受信してデータベースを検索し、該当車種の標準的なコイル間隔を取得することとしてもよい。なお、この場合にも、変更が加えられる送受電要素は、送電ユニットおよび受電ユニットの何れの側に属する要素であってもよい。
また、情報保持手段によって保持される伝送効率情報は、送電コイルと受電コイルとのコイル間隔と、このコイル間隔における伝送効率と、の関係を、変更に係る送受電要素(負荷抵抗や送電電圧、コイル構成、コイル間の結合度合い、等)毎に示す情報である。伝送効率情報は、例えば、予め実験やシミュレーションの結果から導き出された上記パラメータの関係式や、実験やシミュレーションの結果を示すマップ、等の形式で表現され、送電ユニットや受電ユニットのコントローラに接続された記憶装置に保持される。本発明では、このような伝送効率情報を参照し、取得されたコイル間隔を関係式に代入したり、取得されたコイル間隔に対応する伝送効率をマップから索出したりすることで、コイル間隔に応じて伝送効率の高い送受電要素の変更を行うことが出来る。
また、本発明に係る無線電力伝送装置は、前記受電ユニットが接続された給電対象によって取り出される電力を一定とする取出電力調整手段と、前記送電コイルに流される電流の電圧を制御する送電電圧制御手段と、を更に備え、前記変更手段は、前記送電電圧制御手段によって制御される電圧を変更することで、前記伝送効率を変化させてもよい。
このような取出電力調整手段(例えば、整流回路およびDC/DCコンバータを用いて実現できる)を備える場合、送電電圧の変更に従って受電電圧が変化すると、給電対象から取り出される電力が一定であるため、受電コイルを流れる電流が変化する。これは、受電側の見かけの負荷抵抗が変化したものとみなすことが出来る。そして、受電側の負荷抵抗の変化は、コイル間隔と伝送効率との関係に影響を与え、伝送効率を変化させる。即ち、本発明は、取出電力調整手段を備えることで、送電電圧の変更による伝送効率の調整を可能としたものである。
また、本発明において、前記送電コイルは、送電アンプからの電力の入力を受ける第一送電コイルと、電力の入力元として、前記第一送電コイルからの電磁誘導および前記送電アンプの何れかを選択可能な第二送電コイルと、を有し、前記受電コイルは、前記第二送電コイルとの間での磁界共鳴によって電流が流れる第一受電コイルと、該第一受電コイルからの電磁誘導によって電流が流れる第二受電コイルと、を有し、前記変更手段は、前記第二送電コイルへの入力元を、前記第一送電コイルからの電磁誘導と前記送電アンプとの間で変更することで、前記伝送効率を変化させてもよい。
ここで、第一送電コイルは、送電アンプから直接電力が与えられるコイルである。送電アンプによって第一送電コイルに電流が流されると、第一送電コイルと第二送電コイルとの間で電磁誘導が発生し、第二送電コイルに電流が流れる。そして、電磁誘導によって第二送電コイルに電流が流れると、第二送電コイルと第一受電コイルとの間で磁界共鳴が発生し、第一受電コイルに電流が流れる。更に、磁界共鳴によって第一受電コイルに電流が流れると、第一受電コイルと第二受電コイルとの間で電磁誘導が発生し、第二受電コイルに電流が流れる。本発明では、このような4つの異なる役割のコイルを有する構成において、第二送電コイルへの入力元を、「第一送電コイルからの電磁誘導」と「送電アンプ」との間で変更することで、第二送電コイル、第一受電コイルおよび第二受電コイルを有する3コイル構成と、第一送電コイル、第二送電コイル、第一受電コイルおよび第二受電コイルを有する4コイル構成と、を切り替えて、伝送効率を変化させることとしている。
また、本発明において、前記送電コイルおよび前記受電コイルの少なくとも何れかは、前記送電ユニットと前記受電ユニットとの間の磁界共鳴のための磁界共鳴コイルと、該磁界共鳴コイルとの間で、電力を電磁誘導によって送電または受電する電磁誘導コイルと、を有し、前記変更手段は、前記磁界共鳴コイルと前記電磁誘導コイルとの間の距離を変更することで、前記伝送効率を変化させてもよい。
ここでは、磁界共鳴コイルが、前記第二送電コイルおよび第一受電コイルに相当するコイルであり、電磁誘導コイルが、前記第一送電コイルおよび第二受電コイルに相当するコイルである。本発明では、送電側または受電側で電磁誘導によって接続されるコイル間の距離を変更することで、コイル間の結合度合いを変化させ、伝送効率を変化させることとしている。
また、本発明において、前記送電コイルおよび前記受電コイルの少なくとも何れかは、互いに径の異なる複数の前記電磁誘導コイルを有し、前記変更手段は、前記複数の電磁誘導コイルのうち、使用する前記電磁誘導コイルを変更することで、前記伝送効率を変化させてもよい。
なお、コイル間の距離を変更する方法としては、上記のように、互いに径が異なる複数のコイルを切り替えて用いる方法の他、コイル自体を移動させることで、コイル間隔を変更する方法が用いられてもよい。
更に、本発明は、無線電力伝送装置が実行する方法、又は無線電力伝送装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムとしても把握することが可能である。また、本発明は、そのようなプログラムをコンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
例えば、本発明は、送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置が、前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更ステップと、前記変更ステップにおける変更の前後の伝送効率を算出する伝送効率算出ステップと、前記伝送効率算出ステップで算出された、前記変更の前後の伝送効率を比較することで、該変更の前後で伝送効率が改善したか否かを判定する判定ステップと、を実行し、前記判定ステップにおける判定と、前記変更ステップにおける変更と、が繰り返し実行されることで、伝送効率が改善される、無線電力伝送方法である。
また、本発明は、送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置が、前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更ステップと、予め計測された、前記所定の送受電要素毎のコイル間隔と伝送効率との関係を示す伝送効率情報を保持する情報保持ステップと、前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔を取得するコイル間隔取得ステップと、を実行し、前記変更ステップでは、前記伝送効率情報が参照され、取得されたコイル間隔における伝送効率が向上するように、前記所定の送受電要素が変更される、無線電力伝送方法である。
本発明によれば、無線電力伝送において効率の高い送電を行うことが可能となる。
実施形態に係る無線電力伝送システムの構成を示す図である。 実施形態において用いられる送電コイルおよび受電コイルの構成を示す図である。 実施形態に係る無線電力伝送システムにおいて行われる伝送効率の調整処理の流れを示すフローチャートである。 図2に示した4コイル構成において、負荷抵抗毎に、送電コイルと受電コイルとの間の距離(コイル間隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。 図2に示した4コイル構成において、送電周波数毎に、送電コイルと受電コイルとの間の距離(コイル間隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。 実施形態における4コイル構成の概要を示す図である。 図6に示した4コイル構成で第二送電コイルと第一受電コイルとの間隔を50mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図である。 図6に示した4コイル構成で第二送電コイルと第一受電コイルの間隔を500mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図である。 実施形態における3コイル構成の概要を示す図である。 図8に示した3コイル構成で第二送電コイルと第一受電コイルの間隔を50mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図である。 図8に示した3コイル構成で第二送電コイルと第一受電コイルの間隔を500mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図である。 コイル構成毎に、送電コイルと受電コイルとの間の距離(コイル間隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。 実施形態における第一送電コイルおよび第二送電コイルの構成の概要を示す図である。 図11に示した、互いに径の異なる第一送電コイル毎に、送電コイルと受電コイルとの間の距離(コイル間隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。 第一送電コイルまたは第二送電コイルを同軸上で上下動可能とした構成の概要を示す図である。 第一送電コイルまたは第二受電コイルの使用ターン数を切替可能とした場合のコイル構成を示す図である。 実施形態に係る無線電力伝送システムにおいて行われる伝送効率の調整処理の流れを示すフローチャートを示す図である。 実施形態に係る無線電力伝送システムにおいて、充電の進行に伴って行われる、定電流充電処理の流れを示すフローチャートである。 ユニットの背面側に金属板のみを配置した場合の渦電流が発生する様子と、ユニット背面側の金属板に磁気シールドシートを配置した場合の渦電流の発生が抑制される様子とを比較した図である。 地面に設置される送電コイルの背面、および車両に設置される受電コイルの背面に、磁気シールドシートを設けた様子を示す図である。
以下、本発明に係る無線電力伝送装置および無線電力伝送方法の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態に係る無線電力伝送システムは、車載バッテリに充電される電力を車両側に送電するためのシステムであり、送電ユニットは車両が停止する位置の地面側に、受電ユニットは車両側に設けられる。但し、本発明に係る送電システムは車両用途に限定されず、家電、情報機器、玩具等、電力を用いる様々な機器に適用することが可能である。
<無線電力伝送システムの構成>
図1は、本実施形態に係る無線電力伝送システム1の構成を示す図である。無線電力伝送システム1は、大きく分けて送電ユニット10および受電ユニット20の、2つの無線電力伝送装置を備える。このうち、送電ユニット10は、車両が停止する位置(例えば、駐車スペース)の地面側に設けられ、送電コントローラ17、コンバータ13、送電アンプ14、送電コイル15、共振制御ユニット16、発振回路18、アンテナ11およびデータ送受信ユニット12を備える。ここで、送電コイル15は、例えば、駐車スペースの車止めを基準とした所定位置等、車両が停止した場合の位置合わせが容易な位置に、車両底面に設けられた受電コイル25に対向するように設けられることが好ましい。
送電コントローラ17は、記憶装置に接続され、制御プログラムを実行することで、送電ユニット10を、変更手段、伝送効率算出手段、判定手段、送電電力取得手段、情報保持手段、コイル間隔取得手段、および送電電圧制御手段を備える送電ユニット10として動作させるコンピュータである。送電コントローラ17は、予め設定された送電用の設定内容、データ送受信ユニット12による受電ユニット20とのデータ送受信結果、および
送電アンプ14から得られた送電電力モニタ結果に従って、発振回路18、共振制御ユニット16、コンバータ13を制御する。データ送受信ユニット12は、アンテナ11に接続された、無線通信のための通信インターフェースである。また、コンバータ13は、供給された交流または直流の電力を直流電流へ変換し、送電アンプ14へ送る。なお、コンバータ13による出力電圧は、送電コントローラ17によって制御される。また、送電アンプ14は、コンバータ13から送られた電力を、発振回路18から与えられた周波数で、送電コイル15へ入力する。ここで、発振回路18によって与えられる周波数は、送電コントローラ17によって制御される。
共振制御ユニット16は、送電コントローラ17による指示に従って、送電コイル15に設けられたコンデンサ(キャパシタ)の容量を制御する等の方法で、送電ユニット10の共振周波数を、発振回路18の発振周波数と一致するように制御する。また、発振回路18は、送電コントローラ17による指示に従って、送電コイル15へ発振される周波数を、所定の値となるように制御する。
また、受電ユニット20は、車両に設けられ、受電コントローラ27、受電コイル25、共振制御ユニット26、整流回路28、DC/DCコンバータ29、アンテナ21およびデータ送受信ユニット22を備える。共振制御ユニット26は、前記共振制御ユニット16と同様に、受電コントローラ27による指示に従って受電ユニット20の共振周波数を発振回路18の発振周波数と一致するように制御する。その結果、送電ユニット10の共振周波数と受電ユニット20の共振周波数とは一致するように制御され、磁界共鳴による無線電力伝送が可能となる。ここで、受電コイル25は、車両底面の、地面に設置された送電ユニット10と対向する位置に設けられることが好ましい。また、受電ユニット20は、車載の充放電制御装置31を介して、車載バッテリ33と接続されている。なお、充放電制御装置31は、アクセル操作に応じて車載バッテリ33から車両駆動用の電力を放電させ、また、ブレーキが操作された場合には、モータ32によって発電された電力が車載バッテリ33に充電されるように制御される。
受電コントローラ27は、記憶装置に接続され、この記憶装置に接続された制御プログラムを実行することで、受電ユニット20を、変更手段、伝送効率算出手段、判定手段、受電電力取得手段、情報保持手段、コイル間隔取得手段、および取出電力調整手段を備える受電ユニット20として動作させるコンピュータである。受電コントローラ27は、予め設定された受電用の設定内容、データ送受信ユニット22による送電ユニット10とのデータ送受信結果、および整流回路28から得られた受電電力モニタ結果に従って、共振制御ユニット26、整流回路28およびDC/DCコンバータ29を制御する。データ送受信ユニット22は、アンテナ21に接続された、無線通信のための通信インターフェースである。また、受電コイル25には、送電コイル15との間の磁界共鳴によって電流が流れる。ここで、受電コントローラ27は、送電コイル15との間で磁界共鳴を発生させるために、受電コイル25の共振周波数が送電ユニット10と一致するように共振制御ユニット26を制御する。
整流回路28(AC/DCコンバータ)およびDC/DCコンバータ29は、充放電制御側による取り出し電力を一定に保つことで、送電側の電圧変更による受電側の見かけの負荷抵抗の制御を可能とする。負荷抵抗の制御処理の詳細については、後述する。
図2は、本実施形態において用いられる送電コイル15および受電コイル25の構成を示す図である。図2に示したコイルは、送電コイル15として第一送電コイル15aおよび第二送電コイル15bを用い、受電コイル25として第一受電コイル25aおよび第二受電コイル25bを用いる、4コイル構成のコイルである。なお、ここで、第一送電コイル15aは、直径170mm、2ターンのコイルであり、第二送電コイル15bおよび第
一受電コイル25aは、直径250mm、10ターンのコイルであり、第二受電コイル25bは、直径157mm、1ターンのコイルである。
ここで、第一送電コイル15aは、送電アンプ14から直接電力が与えられるコイルである。送電アンプ14によって第一送電コイル15aに電流が流されると、第一送電コイル15aと第二送電コイル15bとの間で電磁誘導が発生し、第二送電コイル15bに電流が流れる。そして、電磁誘導によって第二送電コイル15bに電流が流れると、共振周波数が合わせられた第二送電コイル15bと第一受電コイル25aとの間で磁界共鳴が発生し、第一受電コイル25aに電流が流れる。更に、磁界共鳴によって第一受電コイル25aに電流が流れると、第一受電コイル25aと第二受電コイル25bとの間で電磁誘導が発生し、第二受電コイル25bに電流が流れる。図2に示した例では、送電アンプ14から電流が直接流されるコイルおよび受電側の負荷抵抗に直接接続されたコイル(ここでは、第一送電コイル15aおよび第二受電コイル25b)と、磁界共鳴による電力伝送に用いられるコイル(ここでは、第二送電コイル15bおよび第一受電コイル25a)と、を物理的に接続せず、電磁誘導によって接続することで、送電アンプ14や負荷抵抗等の構成が、磁界共鳴に用いるコイルの共振周波数等に与える影響を抑えることとしている。
なお、図2では、代表的な例として、送電側2コイル、受電側2コイルの4コイル構成を図示したが、本発明は、送電コイル15と受電コイル25との間での磁界共鳴による無線電力伝送を用いたシステムに適用可能なものであり、コイル数は上記4コイル構成に限定されない。例えば、送電側1コイル、受電側1コイルの2コイル構成が採用されてもよいし、送電側1コイル、受電側2コイルの3コイル構成が採用されてもよい。なお、3コイル構成における受電側の2コイルは、電磁誘導で接続される上記第一受電コイル25aおよび第二受電コイル25bである。
<伝送効率の調整処理>
図3は、本実施形態に係る無線電力伝送システム1において行われる伝送効率の調整処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、車両側に設けられた受電コイル25と駐車場等に設けられた送電コイル15とが位置合わせされ、また、共振周波数を合わせる処理等が完了して、送電準備が完了したことを契機として開始される。なお、本フローチャートに示された処理の具体的な内容および順序は一例であり、処理内容および順序には、実施の形態に適したものが適宜採用されることが好ましい。
ステップS101では、送電が開始される。送電コントローラ17は、予め設定されている内容か、またはデータ送受信ユニット12、22を介した受電側との通信結果に従って発振回路18を制御し、決定された周波数および電圧でコイルに電流を流す。この周波数は送電ユニット10および受電ユニット20の共振周波数であるため、この送電によって送電コイル15と受電コイル25との間で磁界共鳴が起き、受電ユニット20は電力を受電することが出来る。その後、処理はステップS102へ進む。
ステップS102では、伝送効率が算出される。送電コントローラ17および受電コントローラ27の少なくとも何れか(以下、単に「コントローラ17、27」と記載する)は、送電アンプ14でモニタされた送電電力に対する、整流回路28でモニタされた受電電力の割合を算出することで、伝送効率を算出する。なお、送電コントローラ17は、データ送受信ユニット12、22を介して、受電ユニット20側から受電電力を取得することが出来る。また、受電コントローラ27は、データ送受信ユニット12、22を介して、送電ユニット10側から送電電力を取得することが出来る。即ち、送電アンプ14およびコントローラ17、27は、本発明の送電電力取得手段に相当し、整流回路28およびコントローラ17、27は、本発明の受電電力取得手段に相当する。その後、処理はステップS103へ進む。
ステップS103では、伝送効率が、十分に高い伝送効率となっているか否かが判定される。コントローラ17、27は、算出された伝送効率が、予め定められた目標値以上となっているか否かを判定する。なお、本実施形態では、伝送効率の目標値には、車載バッテリ33に充電を行うにあたって十分といえる電力に基づいて、例えば80%や70%等といった値が予め設定される。伝送効率が目標値以上であると判定された場合、本フローチャートに示された伝送効率調整処理は終了し、以降、車載バッテリ33への充電が完了するまで、送電処理が継続される。伝送効率が目標値未満であると判定された場合、処理はステップS104へ進む。
ステップS104では、送受電要素の変更が行われる。コントローラ17、27は、送電ユニット10および受電ユニット20の少なくとも何れか一方において、伝送効率に影響を与える要素、換言すると、その要素に何らかの変更を加えることで伝送効率が変化する要素、を変更する。なお、送受電要素の変更は、ステップS105以降で調整の結果をフィードバックさせながら、目標となる伝送効率を達成するように行われるため、必ずしも伝送効率に与える影響が予測可能な要素の変更でなくともよい。即ち、その要素に加える変更によって伝送効率が向上するか低下するか予測が困難な場合であっても、ステップS104では、その要素に対して変更が加えられてよい。ステップS104で加えられた変更の結果は、以下に説明するステップS105以降の処理で判断される。ここで、送受電要素とは、無線電力伝送装置において電力伝送に用いられる要素のうち、伝送効率に影響を与える要素であり、送受電要素の変更とは、このような送受電要素としての制御対象や制御値に対して変更を加えることである。なお、本実施形態では、受電側の見かけの負荷抵抗の制御による伝送効率の調整、送電周波数の制御による伝送効率の調整、コイル数の変更による伝送効率の調整、およびコイル間の結合度合いの変更による伝送効率の調整、のうち、少なくとも何れかの調整手段を用いて、伝送効率が調整される。伝送効率調整の具体的な方法については、後述する。その後、処理はステップS105へ進む。
ステップS105およびステップS106では、再び伝送効率が算出され、伝送効率が改善されたか否かが判定される。ステップS105における伝送効率の算出の具体的な方法は、ステップS102で説明した通りであるため、説明を省略する。伝送効率が算出されると、コントローラ17、27は、ステップS102で算出された伝送効率調整処理前の伝送効率と、ステップS105で算出された伝送効率調整処理後の伝送効率と、を比較することで、ステップS104で実行された送受電要素の変更の結果、伝送効率が改善したか否かを判定する。伝送効率が改善していないと判定された場合、処理はステップS107へ進む。伝送効率が改善したと判定された場合、処理はステップS108へ進む。
ステップS107では、再び送受電要素の変更が行われる。但し、ステップS107における送受電要素の変更は、ステップS104において行われた変更の結果が良好でなかったことを受けて行われる調整であるため、ステップS104において行われた送受電要素への変更の方向とは異なる方向への変更が行われることが好ましい。但し、変更が加えられる送受電要素によっては、一旦伝送効率が低下するものの、同方向への変更を加えることで伝送効率が改善するようなものもあると考えられるため、必ずしも変更の方向性はステップS104と異なるものとしなくてもよい。その後、処理はステップS105へ進む。
ステップS108では、伝送効率が、十分に高い伝送効率となっているか否かが判定される。伝送効率判定の詳細な処理内容は、ステップS103で説明したものと概略同様であるため、説明を省略する。伝送効率が目標値以上であると判定された場合、本フローチャートに示された伝送効率調整処理は終了し、以降、車載バッテリ33への充電が完了するまで、送電処理が継続される。伝送効率が目標値未満であると判定された場合、処理は
ステップS104へ進む。
即ち、本フローチャートに示された処理では、十分に高い伝送効率が得られるまで、ステップS104からステップS108に示された、伝送効率を調整する処理が繰り返される。本フローチャートに示された処理が実行されることで、本実施形態に係る無線電力伝送システム1によれば、電線を介さずに、特に送電側のコイルと受電側のコイルとの距離が密接していない状態で送電を効率良く行うことが出来る。
<伝送効率の調整方法のバリエーション>
以下、本実施形態に係る電力伝送システムにおいて用いられる、伝送効率の具体的な調整方法について説明する。本実施形態では、(1)受電側の見かけの負荷抵抗の制御による伝送効率の調整、(2)送電周波数の制御による伝送効率の調整、(3)コイル数の変更による伝送効率の調整、および(4)コイル間の結合度合いの変更による伝送効率の調整、のうち、少なくとも何れかの調整手段を用いて、伝送効率が調整される。
(1)受電側の見かけの負荷抵抗の制御による伝送効率の調整
はじめに、受電側の見かけの負荷抵抗の制御による伝送効率の調整について説明する。本実施形態に係る受電ユニット20は、受電コイル25と車載バッテリ33との間に整流回路28およびDC/DCコンバータ29を備え、整流回路28およびDC/DCコンバータ29は、車載バッテリ33側によって取り出される電力を一定に保つ。このため、送電ユニット10による送電電圧の変化に伴って受電コイル25の受電電圧が変化すると、受電コイル25を流れる電流が変化することで、見かけの負荷抵抗が変化する。例えば、送電電圧を上げた場合、受電コイル25の受電電圧が上がり、受電コイル25を流れる電流が小さくなることで、見かけの負荷抵抗が上がる。即ち、本実施形態では、整流回路28およびDC/DCコンバータ29によって、受電コイル25に対する見かけの負荷抵抗を変化させることが可能となる。
図4は、図2に示した4コイル構成において、負荷抵抗毎に、送電コイル15と受電コイル25との間の距離(コイル間隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。図4によれば、負荷抵抗を変更することで、ある距離における伝送効率が変化することが分かる。例えば、図4に示した例では、送電コイル15と受電コイル25との間隔が200mmで、負荷抵抗を10Ω、3.3Ω、33Ωで切り替えた場合には、負荷抵抗を10Ωとした場合に、最も良好な伝送効率が得られることが分かる。このような、送受電要素に対応する、コイル間隔と伝送効率との関係のシミュレーション結果は、フィードバック制御における送受電要素の変更方向を決定する際に、補助的に用いられてもよい。但し、図4に示した負荷抵抗に応じた伝送効率の変化は、シミュレーションによって得られた一例であり、実施の態様によって、負荷抵抗の大きさと伝送効率との関係は変化する。このため、実施にあたっては、実施に用いられる無線電力伝送システム1を用いて実際に測定を行った結果が、変更される要素(ここでは、受電側の負荷抵抗または送電電圧)とコイル間隔と伝送効率との関係式またはマップである伝送効率情報として、コントローラ17、27に接続された記憶装置に保持され、これを参照して制御が行われる。なお、本実施形態において、記憶装置およびコントローラ17、27は、本発明に係る情報保持手段に相当する。
(2)送電周波数の制御による伝送効率の調整
次に、送電周波数の制御による伝送効率の調整について説明する。本実施形態において用いられるような磁界共鳴を用いて電力伝送を行う場合、送電周波数を変更することで、送電コイル15と受電コイル25との間の距離に対する伝送効率が変化する。
図5は、図2に示した4コイル構成において、送電周波数毎に、送電コイル15と受電
コイル25との間の距離(コイル間隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。図5によれば、送電周波数を変更することで、ある距離における伝送効率が変化することが分かる。例えば、図5に示した例では、送電コイル15と受電コイル25との間隔が100mmで、送電周波数を1MHz、0.5MHz、2MHzで切り替えた場合には、送電周波数を2MHzとした場合に、最も良好な伝送効率が得られることが分かる。このような、送受電要素に対応する、コイル間隔と伝送効率との関係のシミュレーション結果は、フィードバック制御における送受電要素の変更方向を決定する際に、補助的に用いられてもよい。但し、図5に示した送電周波数に応じた伝送効率の変化は、シミュレーションによって得られた一例であり、実施の態様によって、送電周波数の大きさと伝送効率との関係は変化する。このため、実施にあたっては、実施に用いられる無線電力伝送システム1を用いて実際に測定を行った結果が、変更される要素(ここでは、送電周波数)とコイル間隔と伝送効率との関係式またはマップである伝送効率情報として、コントローラ17、27に接続された記憶装置に保持され、これを参照して制御が行われる。
(3)コイル数の変更による伝送効率の調整
次に、コイル数の変更による伝送効率の調整について説明する。本実施形態において用いられるような磁界共鳴を用いて電力伝送を行う場合、送電コイル15および受電コイル25の構成を変更することで、送電コイル15と受電コイル25との間の距離に対する伝送効率が変化する。
図6は、本実施形態における4コイル構成の概要を示す図である。また、図7Aは、図6に示した4コイル構成で第二送電コイル15bと第一受電コイル25aとの間隔を50mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図であり、図7Bは、図6に示した4コイル構成で第二送電コイル15bと第一受電コイル25aの間隔を500mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図である。なお、図7Aおよび図7Bの例では、共振周波数は1MHzに設定されている。図7Aによれば、コイル間隔が50mmである(比較的小さい)場合、ピークスプリットが発生し、共振周波数(ここでは1MHz)において第一送電コイル15aに流れる電流が大きいこと、即ち、電源の出力抵抗での電力損失が大きくなり、伝送効率が低くなることが分かる。これに対して、図7Bによれば、コイル間隔が500mm(比較的大きい)場合、ピークスプリットが発生せず、共振周波数(ここでは1MHz)において第一送電コイル15aに流れる電流が小さいこと、即ち、電源の出力抵抗での電力損失が小さくなり、伝送効率が高くなることが分かる。
図8は、本実施形態における3コイル構成の概要を示す図である。また、図9Aは、図8に示した3コイル構成で第二送電コイル15bと第一受電コイル25aの間隔を50mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図であり、図9Bは、図8に示した3コイル構成で第二送電コイル15bと第一受電コイル25aの間隔を500mmとした場合の周波数とコイルを流れる電流との関係を示す図である。なお、図9Aおよび図9Bの例では、共振周波数は1MHzに設定されている。図9Aによれば、コイル間隔が50mmである(比較的小さい)場合、ピークスプリットが発生し、共振周波数(ここでは1MHz)において第二送電コイル15bに流れる電流が小さいこと、即ち、電源の出力抵抗での電力損失が小さくなり、伝送効率が高くなることが分かる。これに対して、図9Bによれば、コイル間隔が500mm(比較的大きい)場合、ピークスプリットが発生せず、共振周波数(ここでは1MHz)において第二送電コイル15bに流れる電流が大きいこと、即ち、電源の出力抵抗での電力損失が大きくなり、伝送効率が低くなることが分かる。
図10は、コイル構成毎に、送電コイル15と受電コイル25との間の距離(コイル間
隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。図10によれば、図7A、図7B、図9Aおよび図9Bを参照して検討したとおり、コイル構成を変更することで、ある距離における伝送効率が変化することが分かる。例えば、図10に示した例では、送電コイル15と受電コイル25との間隔が50mmで、コイル構成を4コイル構成、3コイル構成で切り替えた場合には、コイル構成を3コイルとした場合に、最も良好な伝送効率が得られることが分かる。これに対して、送電コイル15と受電コイル25との間隔が500mmでコイル構成を切り替えた場合には、コイル構成を4コイルとした場合に、最も良好な伝送効率が得られることが分かる。このような、送受電要素に対応する、コイル間隔と伝送効率との関係のシミュレーション結果は、フィードバック制御における送受電要素の変更方向を決定する際に、補助的に用いられてもよい。但し、図10に示したコイル構成に応じた伝送効率の変化は、シミュレーションによって得られた一例であり、実施の態様によって、コイル構成の大きさと伝送効率との関係は変化する。このため、実施にあたっては、実施に用いられる無線電力伝送システム1を用いて実際に測定を行った結果が、変更される要素(ここでは、コイル構成)とコイル間隔と伝送効率との関係式またはマップである伝送効率情報として、コントローラ17、27に接続された記憶装置に保持され、これを参照して制御が行われる。
(4)コイル間の結合度合いの変更による伝送効率の調整
次に、コイル間の結合度合いの変更による伝送効率の調整について説明する。本実施形態において用いられるような磁界共鳴を用いて電力伝送を行う場合、第一送電コイル15aと第二送電コイル15bとの間、または第一受電コイル25aと第二受電コイル25bとの間の結合度合いを変更することで、送電コイル15と受電コイル25との間の距離に対する伝送効率が変化する。
図11は、本実施形態における第一送電コイル15aおよび第二送電コイル15bの構成の概要を示す図である。図11に示す例では、第一送電コイル15aとして、径が157mmの第一送電コイル15a1、径が140mmの第一送電コイル15a2、および径が170mmの第一送電コイル15a3の3つの第一送電コイル15a1、15a2、15a3を予め設けておき、コントローラ17、27制御によってこの3つの第一送電コイル15a1、15a2、15a3のうち何れか1つを選択して電力伝送に使用することとしている。本実施形態では、径の異なるコイルを選択して用いることで、第一送電コイル15a1、15a2、15a3と第二送電コイル15bとの間の結合度合いを変更する。なお、コイル間の結合度合いは、一般に、コイル間隔が近いほど強い。また、本実施形態では、第一送電コイル15a1、15a2、15a3を複数種類設けることで第一送電コイル15a1、15a2、15a3と第二送電コイル15bとの結合度合いを変更することとしているが、径の異なる第二受電コイル25bを複数設けて選択可能とし、第一受電コイル25aと第二受電コイル25bとの結合度合いを変更することとしてもよい。
図12は、図11に示した、互いに径の異なる第一送電コイル15a1、15a2、15a3毎に、送電コイル15と受電コイル25との間の距離(コイル間隔)と伝送効率との関係をシミュレーションした結果を示す図である。図12によれば、第一送電コイル15a1、15a2、15a3の径を変更することで、ある距離における伝送効率が変化することが分かる。例えば、図12に示した例では、送電コイル15と受電コイル25との間隔が100mmで、径が157mmの第一送電コイル15a1、径が140mmの第一送電コイル15a2、および径が170mmの第一送電コイル15a3の3つの第一送電コイル15a1、15a2、15a3で切り替えた場合には、径が170mmの第一送電コイル15a3を用いた場合に、最も良好な伝送効率が得られることが分かる。このような、送受電要素に対応する、コイル間隔と伝送効率との関係のシミュレーション結果は、フィードバック制御における送受電要素の変更方向を決定する際に、補助的に用いられてもよい。但し、図12に示した第一送電コイル15a1、15a2、15a3の径に応じ
た伝送効率の変化は、シミュレーションによって得られた一例であり、実施の態様によって、第一送電コイル15a1、15a2、15a3の径と伝送効率との関係は変化する。このため、実施にあたっては、実施に用いられる無線電力伝送システム1を用いて実際に測定を行った結果が、変更される要素(ここでは、第一送電コイル15a1、15a2、15a3の径)とコイル間隔と伝送効率との関係式またはマップとして、コントローラ17、27に接続された記憶装置に保持され、これを参照して制御が行われる。
なお、コイル間の結合度合いの変更には、図11に示したような、径の異なる複数のコイルを用意して使用コイルを変更する方法以外の方法が用いられてもよい。以下、図13および図14を用いて、複数のコイルを用いる以外の、コイル間の結合度合いを変更する方法について説明する。
図13は、第一送電コイル15aまたは第二送電コイル15bを同軸上で上下動可能とした構成の概要を示す図である。図13に示した例によれば、第一送電コイル15aと第二送電コイル15bとの間の距離を変更することで、コイル間の相互インダクタンスを可変とすることが可能となる。このような構成によっても、第一送電コイル15aと第二送電コイル15bとの間の結合度合いを変化させ、伝送効率を調整することが出来る。なお、本実施形態では、第一送電コイル15aまたは第二送電コイル15bを同軸上で上下動可能とすることで第一送電コイル15aと第二送電コイル15bとの結合度合いを変更することとしているが、第一受電コイル25aまたは第二受電コイル25bを同軸上で上下動可能とすることで第一受電コイル25aと第二受電コイル25bとの結合度合いを変更することとしてもよい。具体的には、コイルに、該コイルを同軸上で上下に移動させることが可能な駆動装置を接続し、コントローラ17、27がこの駆動装置を制御することで、第一受電コイル25aと第二受電コイル25bとの結合度合いを変更することが出来る。
図14は、第一送電コイル15aまたは第二受電コイル25bの使用ターン数を切替可能とした場合のコイル構成を示す図である。図14に示した例によれば、第一送電コイル15aまたは第二受電コイル25bを複数ターン(図14に示した例では、2ターン)巻きのコイルとし、コイル途中に使用ターン数を切り替えるためのタップ(センタータップ)15cを設け、コイル終端とセンタータップ15cとの間で送電アンプ14または負荷抵抗との接続をコントローラ17、27による制御に基づいて切り替えることで、実際に使用されるコイルのターン数を切替可能としている。このような構成によっても、第一送電コイル15aと第二送電コイル15bとの間の結合度合い、または第一受電コイル25aと第二受電コイル25bとの間の結合度合いを変化させ、伝送効率を調整することが出来る。なお、コイル間の結合度合いは、一般に、より多くのターン数を使用するほど強くなる。
<伝送効率の調整処理:2>
なお、上記説明した伝送効率の調整処理では、伝送効率を監視しながら送受電要素の変更を行い、高い伝送効率を得ることとしているが、送受電要素の変更は、コイル間隔に基づいて制御されてもよい。
図15は、本実施形態に係る無線電力伝送システム1において行われる伝送効率の調整処理の流れを示すフローチャートを示す図である。本フローチャートに示された処理は、車両側に設けられた受電コイル25と駐車場等に設けられた送電コイル15とが位置合わせされ、送電準備が完了したことを契機として開始される。なお、本フローチャートに示された処理の具体的な内容および順序は一例であり、処理内容および順序には、実施の形態に適したものが適宜採用されることが好ましい。
ステップS201では、コイル間隔が取得される。コントローラ17、27は、送電コイル15と受電コイル25とのコイル間隔を取得する。コントローラ17、27は、例えば、電波や音波の遅延時間や、撮像画像を用いた測量によって距離を計測する計測器(図示は省略する)によってコイル間隔を取得することが出来る。また、予め車両側の受電コントローラ27が受電コイル25と地面(送電コイル15)との距離情報を保持しておき、この情報を送電コントローラ17へ送信することとしてもよい。また、コイル間隔は、車両側の受電コントローラ27で保持されている車高情報や車種情報等、その他の情報に基づいて特定されてもよい。例えば、送電コントローラ17は、受電コントローラ27からデータ送受信ユニット12、22を介して車種情報を受信し、送電コントローラ17に接続されたデータベースを検索し、該当車種の標準的なコイル間隔を取得することとしてもよい。何れかの方法でコイル間隔が取得されると、処理はステップS202へ進む。
ステップS202およびステップS203では、伝送効率情報が参照され、送受電要素の変更内容が決定される。本実施形態において、伝送効率情報は、予め実験やシミュレーションの結果から導き出された、コイル間隔と伝送効率との関係を、送受電要素毎に示す情報であり、関係式やマップ等の形式で、コントローラ17、27に接続された記憶装置に保持されている。より具体的には、記憶装置には、上記<伝送効率の調整方法のバリエーション>の項において、図4、図5、図10および図12等を用いて説明した、送受電要素毎の、コイル間隔と伝送効率との関係式または制御マップ(制御テーブル)である伝送効率情報が保持される。制御マップは、例えば、コイル間隔毎の最適な制御値(送受電要素の変更内容)を含む情報である。そして、コントローラ17、27は、ステップS201において取得されたコイル間隔を関係式に代入する、またはこのコイル間隔に基づいて制御マップを検索する、等の方法で、所定の送受電要素について、変更内容毎の伝送効率を取得する。そして、コントローラ17、27は、伝送効率が最大となる変更内容を、実際の変更内容として決定する。その後、処理はステップS204へ進む。
なお、関係式や制御マップ(制御テーブル)等の伝送効率情報を用いて変更内容を決定する場合には、複数のパラメータに基づいて変更内容を決定する場合であっても、複数のパラメータを総合的に見て最も好ましい(最も効率が高い)変更内容を、容易に得ることが可能である。例えば、コイル間隔(第一のパラメータ)とコイル間隔以外の第二のパラメータとを用いて送受電要素(例えば、周波数)の変更内容を決定する場合、コントローラ17、27は、コイル間隔(第一のパラメータ)についての伝送効率情報を用いて、コイル間隔aに対応した制御値である周波数x、yの伝送効率Nax、Nayを取得し、更に、第二のパラメータについての伝送効率情報を用いて、第二のパラメータbに対応した制御値である周波数x、yの伝送効率Nbx、Nbyを取得する。そして、コントローラ17、27は、取得された伝送効率Nax、Nayおよび伝送効率Nbx、Nbyに基づいて、制御値(周波数x、y)毎の総合伝送効率(Nx=Nax*Nbx、Ny=Nay*Nby)を算出して比較し、周波数x、yのうち総合効率Nx、Nyがより高い方を、第一のパラメータaおよび第二のパラメータbが得られた場合の変更内容として決定する。
ステップS204では、送受電要素の変更が行われる。コントローラ17、27は、送電ユニット10および受電ユニット20の少なくとも何れか一方において、ステップS203で決定された送受電要素の変更処理を実行する。なお、本実施形態では、上記説明した、受電側の見かけの負荷抵抗の制御による伝送効率の調整、送電周波数の制御による伝送効率の調整、コイル数の変更による伝送効率の調整、およびコイル間の結合度合いの変更による伝送効率の調整、のうち、少なくとも何れかの調整手段を用いて、伝送効率が調整される。その後、本フローチャートに示された処理は終了する。
<充電の進行に伴う伝送効率の調整処理>
図3を用いて説明した伝送効率の調整処理は、無線電力伝送において、送電の効率を監視しながらより良好な伝送効率が得られるように無線電力伝送システム1を制御する処理であるが、本実施形態に示す無線電力伝送システム1は、車載バッテリ33を充電するためのシステムであるため、図3に示された調整処理に併せて、効率の高い充電を行うための制御が行われることが好ましい。例えば、車載バッテリ33として用いる電池の種類によっては、充電の進行に伴って高い充電効率を維持するための条件が異なる。例えば、一般に、ニッケル水素電池では定電流充電が行われ、リチウムイオン電池では定電流で充電を開始し、途中で定電圧充電に切り替える、定電流・定電圧充電が行われる。このため、バッテリの種類に応じて、適切な電流・電圧制御を行い、高効率での充電を維持することが好ましい。
図16は、本実施形態に係る無線電力伝送システム1において、充電の進行に伴って行われる、定電流充電処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、無線電力伝送システム1による送受電が開始されたことを契機として開始される。なお、本フローチャートに示された処理の具体的な内容および順序は一例であり、処理内容および順序には、実施の形態に適したものが適宜採用されることが好ましい。
はじめに、受電コントローラ27は、車載バッテリ33の電圧を取得する(ステップS301)。一般に、充電が進行すると、バッテリの電圧が上昇する。これは、受電側の負荷抵抗が上がったことを意味し、車載バッテリ33が定電流で充電を行うタイプのバッテリである場合には、定電流充電のために必要な電圧が上昇する。受電コントローラ27は、取得した電圧を、データ送受信ユニット12、22を介して送電コントローラ17に送信する(ステップS302)。
送電コントローラ17は、受電コントローラ27から送信された車載バッテリ33の電圧を受信し(ステップS302)、受信された車載バッテリ33電圧に基づいて、定電流で充電を行うために必要な送電電圧を算出する(ステップS303)。そして、送電コントローラ17は、送電アンプ14を制御することで、送電コイル15への電圧を、算出された送電電圧とする(ステップS304)。このような制御が行われることで、充電電流が一定となり、定電流充電が行われるバッテリや、定電流・定電圧充電が行われるバッテリにおいて、高効率での充電を維持することが出来る。
なお、送電電圧は、受電側の現在の充電電圧および所定の充電電流に基づいて、受電側が受け取るべき電力を算出し、更に、算出された電力を受電側で受取可能な送電側電圧を算出することで取得することが出来る。また、送電電圧は、実施に用いられる無線電力伝送システム1を用いて実際に測定を行った結果を、送電側の電圧とコイル間隔と伝送効率との関係式またはマップ(伝送効率情報)として保持し、これを参照することで取得されてもよい。また、図16に示した例では、受電コントローラ27は充電電圧のみを取得し、これを送電コントローラ17に送信して、送電電圧を算出する処理は送電コントローラ17で行われることとしているが、送電電圧を算出するための処理は、受電コントローラ27および送電コントローラ17の何れで行われてもよい。例えば、受電コントローラ27側で充電電圧に基づいて定電流充電に必要な電力を算出して送電コントローラ17へ送信し、送電コントローラ17は、受電コントローラ27から送信された必要電力に基づいて送電電圧を決定することとしてもよい。
なお、図16に示した例では、定電流充電を行う場合の処理の流れについて説明したが、定電圧充電を行う場合や、急速充電を行う(充電電流を増やす)場合にも、同様の方法、即ち、車載バッテリ33から充電電圧や充電電流を取得し、必要な送電側の電流および電圧を算出して送電側を制御することで、定電圧充電を行う場合や、急速充電を行うことが出来る。即ち、受電側の電圧または電流の変化は、受電側の負荷抵抗の変化とみなすこ
とができるため、送電側における送電電圧および送電電流の制御で対応することが可能である。
ところで、ワイヤレス送電を行うための送電側ユニットおよび受電側ユニットを、受電側装置および送電側設備に取り付けた場合、ユニット背面側等に鉄板等の磁性体が存在する場合がある。例えば、自動車に受電側ユニットを設置した場合、どうしても自動車のシャーシやボディ等の磁性体(鉄板)が受電側ユニットの背面等に存在することになる。この場合、磁性体に送電による磁気が達することになって磁性体内に渦電流が発生し、結果渦電流によるエネルギー喪失を招いて送電効率が低下することになる。
そこで、本実施形態においては、ワイヤレス送電を行う送電側、受電側のそれぞれのコイルの近傍、具体的には背面に磁気シールドシートを配置している。尚、この磁気シールドシートとしては、偏平状軟磁性粉末を含んだ合成ゴムシート(例えば、大同特殊鋼株式会社製フレキシブルノイズ抑制シート「DPR」等)等を用いることができる。図17は、ユニットの背面側に金属板のみを配置した場合の渦電流が発生する様子と、ユニット背面側の金属板に磁気シールドシートを配置した場合の渦電流の発生が抑制される様子とを比較した図である。
具体的には、例えば、図18のように送受電のそれぞれのコイルを対面配置させ、送電側は送電コイルの背面に磁気シールドシート、受電側である車側は受電コイル、磁気シールドシート、車(BODY)の順に配置することが好ましい。磁気シールドシートの大きさはコイルを覆うことができるようにコイルの直径よりも十分大きいことが好ましい。また、コイル及び磁気シールドシートの方向、配置、距離等は、送電効率を考慮して、例えば実験で確かめながら適宜設定されることが好ましい。もちろん、効率を考慮し、シートの折り曲げ(コイルの覆い方)、及び形状、厚み、大きさ等も、実験等を通して適宜設計されることが好ましい。
また、このような実施形態によれば、磁気シールドシート背後への磁気は遮蔽されるため、受電する車両側の乗客及び電子機器への送電エネルギーの影響が殆どなくなるといった効果を得ることも可能である。
1 無線電力伝送システム
10 送電ユニット
15 送電コイル
17 送電コントローラ
20 受電ユニット
25 受電コイル
27 受電コントローラ

Claims (9)

  1. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置であって、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更手段と、
    前記変更手段による変更の前後の伝送効率を算出する伝送効率算出手段と、
    前記伝送効率算出手段によって算出された、前記変更の前後の伝送効率を比較することで、該変更の前後で伝送効率が改善したか否かを判定する判定手段と、
    前記受電ユニットが接続された給電対象によって取り出される電力を一定とする取出電力調整手段と、
    前記送電コイルへ印加する電圧を制御する送電電圧制御手段と、を備え、
    前記変更手段は、前記送電電圧制御手段によって制御される電圧を変更することで、前記伝送効率を変化させ、
    前記判定手段による判定と、前記変更手段による変更と、が繰り返し実行されることで、伝送効率を改善する、無線電力伝送装置。
  2. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置であって、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更手段と、
    前記変更手段による変更の前後の伝送効率を算出する伝送効率算出手段と、
    前記伝送効率算出手段によって算出された、前記変更の前後の伝送効率を比較することで、該変更の前後で伝送効率が改善したか否かを判定する判定手段と、を備え、
    前記送電コイルは、
    送電アンプからの電力の入力を受ける第一送電コイルと、
    電力の入力元として、前記第一送電コイルからの電磁誘導および前記送電アンプの何れかを選択可能な第二送電コイルと、を有し、
    前記受電コイルは、
    前記第二送電コイルとの間での磁界共鳴によって電流が流れる第一受電コイルと、
    該第一受電コイルからの電磁誘導によって電流が流れる第二受電コイルと、を有し、
    前記変更手段は、前記第二送電コイルへの入力元を、前記第一送電コイルからの電磁誘導と前記送電アンプとの間で変更することで、前記伝送効率を変化させ、
    前記判定手段による判定と、前記変更手段による変更と、が繰り返し実行されることで、伝送効率を改善する、無線電力伝送装置。
  3. 前記送電コイルに流れる電力を取得する送電電力取得手段と、
    前記受電コイルに流れる電力を取得する受電電力取得手段と、を更に備え、
    前記伝送効率算出手段は、取得された送電電力に対する受電電力の割合を算出することで、前記伝送効率を算出する、
    請求項1又は2に記載の無線電力伝送装置。
  4. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置であって、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更手段と、
    前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔と、伝送効率と、の関係を前記所定の送受電要素毎に示す伝送効率情報を保持する情報保持手段と、
    前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔を取得するコイル間隔取得手段と、
    前記受電ユニットが接続された給電対象によって取り出される電力を一定とする取出電力調整手段と、
    前記送電コイルへ印加する電圧を制御する送電電圧制御手段と、を備え、
    前記変更手段は、前記伝送効率情報を参照し、取得されたコイル間隔における伝送効率が向上するように、前記所定の送受電要素として前記送電電圧制御手段によって制御される電圧を変更することで、前記伝送効率を変化させる、無線電力伝送装置。
  5. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置であって、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更手段と、
    前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔と、伝送効率と、の関係を前記所定の送受電要素毎に示す伝送効率情報を保持する情報保持手段と、
    前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔を取得するコイル間隔取得手段と、を備え、
    前記送電コイルは、
    送電アンプからの電力の入力を受ける第一送電コイルと、
    電力の入力元として、前記第一送電コイルからの電磁誘導および前記送電アンプの何れかを選択可能な第二送電コイルと、を有し、
    前記受電コイルは、
    前記第二送電コイルとの間での磁界共鳴によって電流が流れる第一受電コイルと、
    該第一受電コイルからの電磁誘導によって電流が流れる第二受電コイルと、を有し、
    前記変更手段は、前記伝送効率情報を参照し、取得されたコイル間隔における伝送効率が向上するように、前記所定の送受電要素として前記第二送電コイルへの入力元を前記第一送電コイルからの電磁誘導と前記送電アンプとの間で変更することで、前記伝送効率を変化させる、無線電力伝送装置。
  6. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置が、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更ステップと、
    前記変更ステップにおける変更の前後の伝送効率を算出する伝送効率算出ステップと、
    前記伝送効率算出ステップで算出された、前記変更の前後の伝送効率を比較することで、該変更の前後で伝送効率が改善したか否かを判定する判定ステップと、
    前記受電ユニットが接続された給電対象によって取り出される電力を一定とする取出電力調整ステップと、
    前記送電コイルへ印加する電圧を制御する送電電圧制御ステップと、を実行し、
    前記変更ステップにて、前記送電電圧制御ステップによって制御される電圧を変更することで、前記伝送効率を変化させ、
    前記判定ステップにおける判定と、前記変更ステップにおける変更と、が繰り返し実行されることで、伝送効率が改善される、無線電力伝送方法。
  7. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電し、
    前記送電コイルが、
    送電アンプからの電力の入力を受ける第一送電コイルと、
    電力の入力元として、前記第一送電コイルからの電磁誘導および前記送電アンプの何れかを選択可能な第二送電コイルと、を有し、
    前記受電コイルが、
    前記第二送電コイルとの間での磁界共鳴によって電流が流れる第一受電コイルと、
    該第一受電コイルからの電磁誘導によって電流が流れる第二受電コイルと、を有する無線電力伝送装置が、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更ステップと、
    前記変更ステップにおける変更の前後の伝送効率を算出する伝送効率算出ステップと、
    前記伝送効率算出ステップで算出された、前記変更の前後の伝送効率を比較することで、該変更の前後で伝送効率が改善したか否かを判定する判定ステップと、を実行し、
    前記変更ステップにて、前記第二送電コイルへの入力元を、前記第一送電コイルからの電磁誘導と前記送電アンプとの間で変更することで、前記伝送効率を変化させ、
    前記判定ステップにおける判定と、前記変更ステップにおける変更と、が繰り返し実行されることで、伝送効率が改善される、無線電力伝送方法。
  8. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電する無線電力伝送装置が、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更ステップと、
    予め計測された、前記所定の送受電要素毎のコイル間隔と伝送効率との関係を示す伝送効率情報を保持する情報保持ステップと、
    前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔を取得するコイル間隔取得ステップと、
    前記受電ユニットが接続された給電対象によって取り出される電力を一定とする取出電力調整ステップと、
    前記送電コイルへ印加する電圧を制御する送電電圧制御ステップと、を実行し、
    前記変更ステップでは、前記伝送効率情報が参照され、取得されたコイル間隔における伝送効率が向上するように、前記所定の送受電要素として前記送電電圧制御ステップによって制御される電圧を変更することで前記伝送効率を変化させる、無線電力伝送方法。
  9. 送電コイルを含む送電ユニットと受電コイルを含む受電ユニットとの間で磁界共鳴を発生させることによって電力を送電し、
    前記送電コイルが、
    送電アンプからの電力の入力を受ける第一送電コイルと、
    電力の入力元として、前記第一送電コイルからの電磁誘導および前記送電アンプの何れ
    かを選択可能な第二送電コイルと、を有し、
    前記受電コイルが、
    前記第二送電コイルとの間での磁界共鳴によって電流が流れる第一受電コイルと、
    該第一受電コイルからの電磁誘導によって電流が流れる第二受電コイルと、を有する無線電力伝送装置が、
    前記送電ユニットおよび前記受電ユニットの何れかに設けられた、所定の送受電要素を変更することで、電力の伝送効率を変化させる変更ステップと、
    予め計測された、前記所定の送受電要素毎のコイル間隔と伝送効率との関係を示す伝送効率情報を保持する情報保持ステップと、
    前記送電コイルと前記受電コイルとのコイル間隔を取得するコイル間隔取得ステップと、を実行し、
    前記変更ステップでは、前記伝送効率情報が参照され、取得されたコイル間隔における伝送効率が向上するように、前記所定の送受電要素として前記第二送電コイルへの入力元を前記第一送電コイルからの電磁誘導と前記送電アンプとの間で変更することで前記伝送効率を変化させる、無線電力伝送方法。
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