JP6345584B2 - 非接触給電システムの周波数制御方法 - Google Patents

非接触給電システムの周波数制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、非接触給電システムの周波数制御方法に関する。すなわち、路面等の送電側から車輌等の受電側に、非接触で電力を供給する非接触給電システムにおいて、電源周波数を最適周波数に制御する周波数制御方法に関するものである。
《技術的背景》
ケーブル等の機械的接触なしで、例えば電気自動車(EV)にワイヤレス給電する非接触給電システム(WPT)が、需要に基づき開発,実用化されつつある。
この非接触給電システムでは、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、路面等に定置された送電側の共振回路の送電コイルから、車輌等に搭載された受電側の共振回路の受電コイルに対し、数10mm〜数100mm程度のエアギャップ存し、近接対応位置しつつ電力を供給する(後述する図3の(1)図も参照)。
《位置ずれ等について》
このような非接触給電システムによる給電に際しては、定置された送電コイルに対し、車輌等に搭載された受電コイルが、位置ずれなく所期のギャップで、正確に対応位置していることが理想である。
しかしながら実際は、コイル間の位置ずれが不可避的に発生し易く、位置ずれなく車輌等を停車させることは極めて困難である。
すなわち、図3の(2)図,(3)図に示したように、送電コイル1を受電コイル2に対し、ギャップGを介しX,Y,Z方向に位置ずれなく、対応位置させて停車させることは容易でなく、前後方向(進行方向),左右方向,上下方向(車高)の位置ずれが、発生し易い状況にある。
そして、このような位置ずれ発生により、送電コイル1と受電コイル2間のギャップGが変化する。より詳しく言うと、コイル芯間距離であるギャップ長MGが、所期した距離寸法から変化してしまう。
このような非接触給電システムとしては、例えば、次の特許文献1,2に示されたものが挙げられる。
特開2012−016106号公報 特開2012−143106号公報
《問題点》
さてそこで、このような従来の非接触給電システムについては、次の課題が指摘されていた。
上述したギャップGの変化つまりギャップ長MGの変化によって、送電コイル1,受電コイル2の共振回路の共振周波数も変化し、いわゆる共振点ずれにより電力供給効率が低下する、という問題が指摘されていた。
これらについて、更に詳述する。まず図4の(1)図は、ギャップ長MGと、送電コイル1のインダクタンスLとの関係グラフであり、後述する表1中に記載した実測値に基づく。
図中Lは、図2等に示した受電側に設けたスイッチSを開放した場合の、送電コイル1端子T,T間の開放インダクタンスである。Lは、同スイッチSを短絡した場合の短絡インダクタンスである。
又、送電コイル1と受電コイル2共通に設定される共振回路の共振周波数fは、次の数式1にて与えられる。なおCは、共振用コンデンサのキャパシタンスである。
Figure 0006345584
さてそこで、図4の(1)図のグラフに示したように、ギャップ長MGの変化によって、送電コイル1のインダクタンスLも変化する。このようにインダクタンスLが変化するので、数1の数式により、必要とされる共振周波数fも所期のものから変化してしまい、共振点ずれが発生する。もって、低効率の電力伝送状態となる。
すなわち、ギャップ長MG変化に伴い、ギャップ長MGに対応すべき共振回路の共振周波数fも所期の値から変化してしまうので、元のギャップ長MG用の共振周波数fそして電源周波数のままでは、共振点ずれとなる。もって、コイル間伝送効率そして電源インバータ効率が、高く維持できなくなり低下する。
コイルのインピーダンスが過大となり、電源インバータの運転力率が1から離隔し、その出力電流の出力電圧に対する位相差が0度から大きくずれ、スイッチング損失が拡大するようになる。
《小さなギャップ長MG変化による大きなインダクタンスL変化》
ここで、上述した共振点ずれに関連して、小さなギャップ長MG変化により、大きなインダクタンスL変化が生じる点について、補足しておく。
まず、送電コイル1と受電コイル2間の電磁結合の結合度合は、結合係数Kであらわされるが(図2の(1)図等を参照)、この結合係数KとインダクタンスLとの関係は、次の数式2で与えられる。
そして、前述した図4の(1)図のギャップ長MGとインダクタンスLとのデータと、この数式2とに基づき、図4の(2)図に示した、ギャップ長MGと結合係数Kとの関係グラフが得られる。
Figure 0006345584
この図4の(2)図のように、コイル間に位置ずれが生じ、ギャップ長MGが変化すると、電磁結合状態が変化して、結合係数Kが変化する。K値は0〜1の値をとり、位置ずれ・ギャップ長MGが小ならK値は1に近づき、大なら0に近づく。ギャップ長MGと結合係数Kとは、逆比例の関係にある。
そして、上述した数2の数式によりインダクタンスLの変化幅は、結合係数Kの二乗Kに比例して変化する。つまりはギャップ長MGの二乗に比例して変化することになる。
従って、小さなギャップ長MGの変化が、大きなインダクタンスLの変化となり、前述した共振点ずれが発生することになる。
ところで、非接触給電システムでは、現在、小さなギャップ長MGのもとでの大出力給電が、脚光をあびつつある。結合係数Kが0.2や,0.3以上程度での大出力給電が見直されつつある状況にあり、上述した小さなギャップG下における変化が、重要テーマとなっている。
《本発明について》
本発明の非接触給電システムの周波数制御方法は、このような実情に鑑み、上記従来技術の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、電力供給効率が向上,維持され、第2に、しかもこれが、簡単容易に自動的に実現可能な、非接触給電システムの周波数制御方法を、提案することを目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の周波数制御方法は、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側の共振回路の送電コイルから、負荷に接続された受電側の共振回路の受電コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応しつつ、電力を供給する非接触給電システムに関する。
そして、電力供給効率の向上,維持のため、該ギャップに対応した共振周波数と一致するように、電源周波数を最適周波数に制御する。
すなわち、オフラインデータ法により、まず、開放インダクタンスおよび結合係数を、準備しておいた関係データに適用して、それぞれ対応するギャップ長を推測する。そして両者の平均ギャップ長を、準備しておいた関係データに適用して最適周波数を取得すること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の非接触給電システムの周波数制御方法では、請求項1において、受電側の出力ラインのスイッチオフ状態における上記関係データ1,2,3を、予め準備する。
そして、該スイッチオフ状態で送電側の電源を起動して、該送電コイルの開放インダクタンス、および該送電コイル・受電コイル間の結合係数を得る。もって、得られた開放インダクタンスを上記関係データ1に適用すると共に、得られた結合係数を上記関係データ2に適用し、もって求められた両推測ギャップ長により平均ギャップ長を算出する。
そしてこの平均ギャップ長を、上記関係データ3に適用して対応する最適周波数を取得し、もって、該電源を最適周波数で運転すると共に、該スイッチオンして給電を開始すること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の非接触給電システムの周波数制御方法では、請求項2において、上記関係データ1は、ギャップ長と、該送電コイルの開放インダクタンスとの関係データである。
上記関係データ2は、ギャップ長と、結合係数との関係データである。上記関係データ3は、ギャップ長と、該電源の力率が1の近似値になる最適周波数と、の関係データである。
そして開放インダクタンスは、該送電コイルの電圧と電流の測定値に基づき算出され、もって上記関係データ1に適用して、推測ギャップ長1が得られる。
結合係数は、該送電コイルの電圧測定値、該受電コイルの電圧測定値、該送電コイルの巻数、および該受電コイルの巻数に基づき算出され、もって上記関係データ2に適用して、推測ギャップ長2が得られる。
そして最適周波数は、この推測ギャップ長1と推測ギャップ長2の平均ギャップ長を、上記関係データ3に適用して取得されること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4の非接触給電システムの周波数制御方法では、請求項2又は3において、更にオンラインデータ法により、給電中に該負荷の抵抗値を得ると共に、この負荷抵抗値をパラメーターとした該電源の出力電流位相の周波数特性を、演算して解析することにより最適周波数を取得する。
給電中は、このように取得された最適周波数にて該電源を運転することにより、給電中の負荷変動に即応可能となっていること、を特徴とする。
請求項5については、次のとおり。
請求項5の非接触給電システムの周波数制御方法では、請求項4において、負荷抵抗値は、受電側の負荷電圧と負荷電流の測定値に基づき算出される。
そして最適周波数は、上記周波数特性において、該電源の出力電流の出力電圧に対する位相差が0の近似値となる周波数を、パラメーターの負荷抵抗値に対応して求めることにより取得すること、を特徴とする。
請求項6については、次のとおり。
請求項6の非接触給電システムの周波数制御方法では、請求項5において、この制御方法は、制御装置のコンピュータを使用して実施される。
そして上記各測定値が、それぞれのセンサから該コンピュータに送信される。該コンピュータは、上記関係データ1,2,3が格納されると共に、書き込まれた操作プログラムに基づき制御操作を行い、上記推測処理,取得処理,解析処理,算出処理,演算処理し、もって該スイッチや電源に対し指示信号を送出すること、を特徴とする。
請求項7については、次のとおり。
請求項7の非接触給電システムの周波数制御方法では、請求項6において、該コンピュータには、回路解析用のスパイスソフトが格納されている。そして上記関係データ3は、該スパイスソフトを使用して求められ、上記周波数特性の演算処理も該スパイスソフトを使用して実施されること、を特徴とする。
請求項8については、次のとおり。
請求項8の非接触給電システムの周波数制御方法では、請求項1,2,3又は4において、給電は、定置された送電側の該送電コイルに対し、受電側の該受電コイルが対応位置して停止する、停止給電方式にて行われること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)非接触給電システムでは、給電に際し、受電コイルが送電コイルに対し、エアギャップを存し近接対応する。
(2)その際、両者が正確に対応位置せず、位置ずれし易い。もって両者のギャップが変化し、共振回路の共振周波数も変化する。
(3)そこで本発明では、次のような周波数制御方法が採用されている。
(4)まずオフラインデータ法では、関係データ1,2,3が予め準備される。
(5)そして、受電側出力ラインのスイッチオフで電源を起動して、送電コイルの開放インダクタンスと、受電コイル間の結合係数とを取得する。もって、これらを関係データ1,2に適用して、それぞれの推測ギャップ長を得る。
(6)それから、両者の平均ギャップ長を関係データ3に適用して、最適周波数を取得する。
すなわち、そのギャップに対応した共振周波数と一致する該最適周波数で電源が運転され、スイッチオンで負荷への給電が開始される。
(7)給電中は、オンラインデータ法により、給電中の負荷変動に即応した最適周波数とされる。
すなわち、電源の出力電流位相の周波数特性を演算すると共に、これを負荷抵抗値をパラメーターとして解析することにより、最適周波数が取得,補正される。
(8)本発明では、このような周波数制御方法により給電が行われるので、共振点ずれは発生せず、電力供給効率が向上する。
(9)しかも、オフラインデータ法やオンラインデータ法は、構成が簡単であり、コンピュータ等の制御装置による自動化も可能である。
(10)そこで、本発明に係る非接触給電システムの周波数制御方法は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、電力供給効率が向上,維持されるようになる。
本発明に係る非接触給電システムの周波数制御方法では、まずオフラインデータ法により、ギャップ変化に伴い変化する共振周波数と一致するように、送電側の電源周波数を最適周波数に制御する。もって、ギャップ変化に対応した最適周波数による給電が実現される。
前述したこの種従来技術のように、送電コイルと受電コイル間の位置ずれに伴い、変化するギャップ長,共振周波数に対応できず、共振点ずれが発生する事態は解消される。
そして、更にオンラインデータ法も組み合わせることにより、給電中の負荷変動にも即応可能な、誤差のない最適周波数による給電が可能となる。
本発明では、このように最適周波数制御が実現されるので、電力供給効率が向上,維持される。コイル間伝送効率,電源インバータ効率が向上,維持されるようになる。
コイルのインピーダンスが最小となり、電源インバータの運転力率が1の近似値となり、その出力電流の出力電圧に対する位相差が0度の近似値となって、そのスイッチング損失が削減される。
《第2の効果》
第2に、しかもこれは、簡単容易に自動的に実現可能である。
本発明に係る非接触給電システムの周波数制御方法では、上述した第1の効果つまり電力供給効率の向上,維持が、簡単な構成により容易に実現される。
すなわちオフラインデータ法は、開放インダクタンスや結合係数を関係データに適用してギャップ長を推測し、両者の平均ギャップ長を関係データに適用して、最適周波数を取得するという、簡単な構成よりなる。
オンラインデータ法も、電源の出力電流位相の周波数特性を演算して、負荷抵抗値をパラメーターとして解析することにより、最適周波数を取得するという、簡単な構成よりなる。
又、これらは自動的に実現可能である。すなわち、制御装置のコンピュータを用いて、データ格納,制御操作,各種処理,信号送受信等を行うことにより、オフラインデータ法やオンラインデータ法は自動化可能である。
このように、この種従来技術に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
本発明に係る非接触給電システムの周波数制御方法について、発明を実施するための形態の説明に供し、基本回路図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、(1)図は、回路の要部説明図、(2)図は、回路のブロック図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、(1)図は、非接触給電システムの側面説明図であり、(2)図は、同要部の側面説明図、(3)図は、同要部の平面説明図(位置ずれ有)である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、(1)図は、ギャップ長とインダクタンスの関係データ1のグラフ、(2)図は、ギャップ長と結合係数の関係データ2のグラフ、(3)図は、ギャップ長と最適周波数の関係データ3のグラフである。 同発明を実施するための形態の説明に供し、出力電流位相の周波数特性のグラフである。 同発明を実施するための形態の説明に供し、制御フロー図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。
《非接触給電システムについて》
まず、本発明の前提として、非接触給電装置3の非接触給電システムについて、図1および図3の(1)図を参照して、一般的に説明しておく。
非接触給電装置3は、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側回路4の共振回路の送電コイル1から、負荷Rに接続された受電側回路5の受電コイル2に、エアギャップGを存し近接対応位置しつつ電力を供給する。
このような非接触給電装置3について、更に詳述する。まず、1次側の送電側回路4は、給電スタンド6等の給電エリアにおいて、地面,路面,その他の地上7側に定置配置されている。
これに対し、2次側の受電側回路5は、電気自動車(EV)や電車等の車輌8,その他の移動体側に搭載される。受電側回路5は、図示のように車載のバッテリー9に接続されるのが代表的であるが、その他の負荷Rに直接接続される場合もある。
もって、送電側回路4の送電コイル1と受電側回路5の受電コイル2とは、給電に際し数10mm〜数100mm程度の僅かなエアギャップGを存して対応位置される。
そして図示のように、受電コイル2が送電コイル1に対し、上側等から対応位置して停止される停止給電方式が代表的である。停止給電方式の場合、受電コイル2と送電コイル1とは、上下等で対をなす対称構造よりなる。
これに対し、受電コイル2が送電コイル1上を低速走行されつつ給電を行う、移動給電方式も可能である。
送電側回路4の送電コイル1は、高周波電源(電源インバータ)10に接続されている。高周波電源10は、周波数等交換用インバータよりなり、例えば数kHz〜数10kHz〜数100kHz程度の高周波交流を、送電コイル1に向けて通電する。
受電側回路5の受電コイル2は、図示例ではバッテリー9に接続可能となっており、充電されたバッテリー9にて走行用モータ11が駆動される。図中12は、交流を直流に変換するコンバータ(整流部や平滑部)、13は、直流を交流に変換するインバータ、Sは、受電側回路5の出力ラインに設けられたスイッチである。
そして送電側回路4には、並列共振用のコンデンサ14が設けられ、受電側回路5にも、並列共振用のコンデンサ15が設けられている。送電コイル1とコンデンサ14、受電コイル2とコンデンサ15は、それぞれ共振回路を形成しており、共振によりエアギャップGの磁路に励磁無効電力が供給され、電力供給量の増大が図られる。
なお図示例では、更に、直列共振用のコンデンサ16,17も用いられているが、共振回路としては、並列共振用のコンデンサ14,15のみの使用、又は、直列共振用のコンデンサ16,17のみの使用も可能である。図中18はインダクタである。
電磁誘導の相互誘導作用については、次のとおり。給電に際しては、送電コイル1での磁束形成により、受電コイル2に誘導起電力を生成させ、もって送電コイル1から受電コイル2に電力を供給することは、公知公用である。
すなわち送電コイル1に、高周波電源10から給電交流,励磁電流を印加,通電することにより、自己誘導起電力が発生して磁界が送電コイル1の周囲に生じ、磁束がコイル面に対して直角方向に形成される。そして形成された磁束が、受電コイル2を貫き鎖交することにより、誘導起電力が生成され磁界が誘起される。
このように誘起された磁界を利用して、数kW以上〜数10kW〜数100kW程度の電力供給が可能となっている。送電コイル1側の磁束の磁気回路と、受電コイル2側の磁束の磁気回路は、相互間にも磁束の磁気回路つまり磁路が形成されて、電磁結合される。非接触給電システムの非接触給電装置3では、このような電磁誘導の相互誘導作用に基づき、非接触給電が行われる。
非接触給電システムについて、一般的説明は以上のとおり。
《本発明の概要》
以下、本発明の非接触給電システムの周波数制御方法について、各図を参照して説明する。まず、本発明の概要については、次のとおり。
本発明の制御方法は、非接触給電システムにおける電力供給効率の向上,維持のため、ギャップGに対応した共振周波数fに一致するように、電源周波数を最適周波数fに制御し、オフラインデータ法を基本とするが、オンラインデータ法も組み合わせられる。
オフラインデータ法については、次のとおり。まず、受電側の出力ラインのスイッチSオフ状態において、関係データ1,2,3が予め準備される。
そして、スイッチSオフで送電側の高周波電源10を起動して、送電コイル1の開放インダクタンスL、および送電コイル1・受電コイル2間の結合係数Kが取得される。もって、得られた開放インダクタンスLを、関係データ1に適用すると共に、結合係数Kを関係データ2に適用して、それぞれ対応するギャップ長MG(その1,その2)が、推測される。
そして、推測ギャップ長MG(その1,その2)両者の平均ギャップ長MGを、関係データ3に適用して対応する最適周波数fを取得する。そのギャップ長MGに対応した共振周波数fに一致した最適周波数fで、高周波電源10を運転すると共に、スイッチSオンして給電を開始する。
オンラインデータ法については、次のとおり。まず、給電中に負荷Rの抵抗値rを得ると共に、高周波電源10の出力電流位相の周波数特性を演算する。
そして周波数特性を、負荷抵抗値rをパラメーターとして解析して、最適周波数fを取得する。もって給電中は、取得された最適周波数fにて高周波電源10を運転することにより、給電中の負荷R変動に即応可能となっている。
本発明の概要は、以上のとおり。以下、このような本発明について、更に詳述する。
《オフラインデータ法(その1)》
オフラインデータ法による制御方法について、まず図1,図4,表1等を参照して、説明する。オフラインデータ法では、まず、オフラインコイルデータが予め作成,準備される。
表1は、作成,準備されたオフラインコイルデータであり、関係データ1(インダクタンスL−ギャップ長MG),関係データ2(結合係数K−ギャップ長MG),関係データ3(最適周波数f―ギャップ長MG)を、それぞれ内容とする。
図4は、表1の値を関係データ毎に表わしたものであり、図4の(1)図は関係データ1を、(2)図は関係データ2を、(3)図は関係データ3を表す。
Figure 0006345584
そして関係データ1は、ギャップ長MGと、送電コイル1のインダクタンスLとの関係データの実測値である。送電側回路4の高周波電源10を運転すると共に、受電側回路5に設けたスイッチSを開放した場合のインダクタンスL、およびスイッチSを短絡した場合のインダクタンスLについて、それぞれ、ギャップ長MGとの関係を表わす。
関係データ2は、ギャップ長MGと、送電コイル1・受電コイル2間結合係数Kとの関係データであり、ギャップ長MGと結合係数K間の実測値であるが、前記数式2によりインダクタンスL,Lから算出することも可能である。
関係データ3は、ギャップ長MGと、高周波電源10の力率が1の近似値になる最適周波数fとの関係データである。この関係データ3は、上述した関係データ1,2の値に基づき、例えば回路解析用のスパイスソフト(公知の電子回路シュミレーション解析用のSPICEソフト)を使用して、最適周波数fを求めたものである。
最適周波数fとは、高周波電源(電源インバータ)10の運転力率が、ほぼ1となる周波数のことであり、その出力端の出力電流Iの出力電圧Vに対する位相差が、ほぼ0度となるような電源周波数である。ギャップ長MGに対応した共振周波数fに、一致した電源周波数である。
オフラインデータ法では、まずこのように、オフラインコイルデータが準備される。
《オフラインデータ法(その2)》
さて、このようなオフラインコイルデータの準備を前提として、オフラインデータ法は、図6のステップS1〜S12を辿ることにより、そのギャップGつまりギャップ長MGに適した最適周波数fでの給電が可能となる。
以下これらについて、図1,図4,図6等を参照して説明する。
なお給電は、定置された送電側回路4の送電コイル1に対し、受電側回路5の受電コイル2が対応位置して停止する、停止給電方式にて行われるものとする。つまり給電に際し、送電コイル1と受電コイル2間のギャップGは、一定とする。
オフラインデータ法では、まず、スイッチSを開放した無負荷状態で、高周波電源10を一定周波数で起動する(図6のステップS1,2)。
そして、送電コイル1の電圧V,送電コイル1の電流Iを測定し、その測定値を次の数式3に代入することにより、開放インダクタンスLが算出,取得される(ステップS3,4)。
もって、得られた開放インダクタンスLの値を、前述により予め準備されていた関係データ1(表1,図4の(1)図)に適用すれば、突き合わせにより推測ギャップ長MG(その1)が、読み取られ,推測される(ステップS5)。
Figure 0006345584
このようなギャップ長MG(その1)の推測処理と前後して、図示例ではその後に、ギャップ長MG(その2)の推測処理が行われる。
まず、受電コイル2の電圧Vが測定される(ステップS6)。そして、この受電コイル2の開放電圧Vの測定値と、前述により測定されていた送電コイル1の電圧Vの測定値と、既知数の受電コイル2巻数Nと、送電コイル1巻数Nとを、次の数式4に代入することにより、結合係数Kが算出,取得される(ステップS7)。
もって得られた結合係数Kの値を、前述により予め準備されていた関係データ2(表1,図4の(2)図)に適用すれば、突き合わせにより推測ギャップ長MG(その2)が、読み取られ,推測される(ステップS8)。
Figure 0006345584
しかる後、上述により得られた推測ギャップ長MG(その1)と、推測ギャップ長MG(その2)との和を、2で割って平均値を取り、平均ギャップ長MGとする(ステップS9)。なお、このように平均を取ることにより、ギャップ長MGの推定精度が向上せしめられる。
そして、このように求められた平均ギャップ長MGの値を、前述により予め準備されていた関係データ3(表1,図4の(3)図)に適用することにより、平均ギャップ長MGに対応する最適周波数fが、取得される(ステップS10)。
もって、受電側回路5のスイッチSをオンすると共に、高周波電源10を得られた最適周波数fにセットして運転し、もって負荷Rへの給電が開始される(ステップS11,12)。
オフラインデータ法による制御方法では、このようにして、そのギャップ長MGに対応した共振周波数fに一致した最適周波数fによる給電が、実施される。
オフラインデータ法については、以上のとおり。
《オンラインデータ法》
次に、オンラインデータ法による制御方法について説明する。上述したオフラインデータ法を前提としつつ、オンラインデータ法が実施される。
すなわち給電に際しては、まず上述したオフラインデータ法によって得られた、変化したギャップ長MGに対応した共振周波数fと一致する最適周波数Fによって、高周波電源10が起動されて、給電が行われる。
しかしながら、このオフラインデータ法で用いられていたデータは、前述した表1等のオフラインコイルデータである。従って、給電中の負荷Rの状態によって、実際の最適周波数fに若干の誤差が生じるようになる。給電中の負荷R変動、例えばバッテリー9の充電状態により負荷Rが変わることが予想され、負荷抵抗値rが変われば、それに伴って最適周波数fも変化する。
オフラインデータ法では、定格出力の負荷抵抗値rを代表値にとって、表1等のオフラインコイルデータを作成,準備していたので、負荷R変動に対しては最適周波数fの誤差が大きくなる。
オンラインデータ法は、このようなオフラインデータ法による最適周波数fの誤差を少なくする。このようなオンラインデータ法について、図6のステップS12〜S16、および図1,図5を参照して説明する。
オンラインデータ法では、給電中、受電側回路5の負荷Rの電圧Vと電流Iを測定し、その測定値を下記の数式5に代入することにより、負荷抵抗値rが算出,取得される(ステップS13,14)。
それから高周波電源10に関し、得られた負荷抵抗値rをパラメーターとする図5の出力電流位相の周波数特性が、演算される(ステップS15)。この周波数特性は、例えば前述した回路解析用のスパイスソフトを使用して演算される。
Figure 0006345584
そして最適周波数fは、上記周波数特性において、高周波電源10の出力電流Iの出力電圧Vに対する位相差が、0の近似値となる周波数を、パラメーターの負荷抵抗値rに対応して求めることにより、解析,取得される。
すなわち図5において、負荷抵抗値rのパラメーターカーブが、位相角0°と交わる周波数が、最適周波数fとして解析される。例えば図中、パラメーターの負荷抵抗値rのカーブが、高周波電源10の出力電流位相差0°となるポイントの約92.8kHz程度が、最適周波数fとなる。
そして給電中は、このように取得された最適周波数fにて、高周波電源10が運転される(ステップS12)。
このようにオンラインデータ法の制御方法により、リアルタイムで最適周波数fによる給電が可能となり、給電中の負荷R変動に、その都度,随時即応可能となる。前述したオフラインデータ法による最適周波数fの誤差を、確実に補正可能となる。
オンラインデータ法については、以上のとおり。
《制御方式について》
以上説明したオンラインデータ法およびオフライン法による一連の制御は、例えば図2の(2)図に示したように、コンピュータ19を用いた制御装置20により、自動的に実施可能である。
すなわち、前述した各測定値が、それぞれのセンサ21からコンピュータ19に送信される。
コンピュータ19は、前述した関係データ1,2,3が格納されると共に、ROMに書き込まれた操作プログラムに基づきCPUが制御操作を行い(図6を参照)、前述した推測処理,取得処理,解析処理,算出処理,演算処理等を、順次経時的に行う。もってスイッチSや高周波電源10に対し、指示信号を送出する。
そして、コンピュータ19のROMには、電子回路の動作を解析,シミュレーションするスパイスソフトが格納されている。そして、前述した関係データ3は、スパイスソフトを使用して求められ、前述した周波数特性の演算処理もスパイスソフトを使用して行われる。
制御方式については、以上のとおり。
《作用等》
本発明の非接触給電システムの周波数制御方法は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。
(1)代表例の停止給電方式の非接触給電システムでは、給電に際し、車輌8等に搭載された非接触給電装置3の受電側回路5の共振用の受電コイル2が、路面等の地上7側に定置配置された送電側回路4の共振用の送電コイル1に対し、エアギャップGを存し近接停止される(図3の(1)図等を参照)。
(2)その際、受電コイル2が送電コイル1に対し、正確に対応位置せずに位置ずれし易い(図3の(2)図,(3)図を参照)。
このよううな位置ずれにより、送電コイル1と受電コイル2間のギャップ長MGが変化し、共振周波数fも変化する。共振回路の送電コイル1と受電コイル2間のギャップ長MGが変化するので、ギャップ長MGに対応すべき共振周波数fも、元のままではなくなる。元の共振周波数fのままでは、共振点ずれとなってしまう。
(3)そこで本発明は、オフラインデータ法、更にはオンラインデータ法による、周波数制御方法を採用してなる。
(4)オフラインデータ法では、まず、関係データ1,2,3が予め準備される(表1,図4を参照)。
(5)そしてオフラインデータ法では、受電側回路5の出力ラインのスイッチSオフで、高周波電源10を起動する。もって、送電コイル1の開放インダクタンスLを取得すると共に、送電コイル1・受電コイル2間の結合係数Kを取得する(前記数式3,4を参照)。
もって、これらを関係データ1,2に適用して、それぞれのギャップ長MG(その1,その2)を推測する(図6のステップS1〜S8を参照)。
(6)それから、両者の平均ギャップ長MGを前記関係データ3に適用して、最適周波数fを取得する。
そして、そのギャップGに対応した共振周波数と一致する該最適周波数fで、高周波電源10が運転される。これと共にスイッチSオンにより、負荷Rへの給電が開始される(図6のステップS9〜S12を参照)。
(7)給電中は、オンラインデータ法により、給電中の負荷R変動に即応した最適周波数fとされる。
すなわちオンラインデータ法では、給電中の負荷抵抗値rを得ると共に(前記数式5を参照)、高周波電源10の出力電流位相の周波数特性を演算する(図5を参照)。
もって、この周波数特性を、パラメーターの負荷抵抗値rにて解析することにより、最適周波数fが取得,補正,修正され、該最適周波数fにて、高周波電源10が運転される(図6のステップS12からS16を参照)。
(8)本発明の周波数制御方法では、このようにして、ギャップG変化に対応すると共に負荷R変動に対応した最適周波数fにて、給電が実施される。
もって、共振点ずれは発生せず、非接触給電システムの電力供給効率が向上,維持される。
(9)しかもこれは、簡単な構成よりなるオフラインデータ法やオンラインデータ法により、容易に実現される。
又、このオフラインデータ法やオンラインデータ法は、制御装置20により自動化可能である。例えば、制御装置20をコンピュータ19にて構成することにより、自動化可能である。
作用等については、以上のとおり。
1 送電コイル
2 受電コイル
3 非接触給電装置
4 送電側回路
5 受電側回路
6 給電スタンド
7 地上
8 車輌
9 バッテリー
10 高周波電源
11 モータ
12 コンバータ
13 インバータ
14 コンデンサ
15 コンデンサ
16 コンデンサ
17 コンデンサ
18 インダクタ
19 コンピュータ
20 制御装置
21 センサ
f 共振周波数
最適周波数
G (エア)ギャップ
MG ギャップ長
I 電流
K 結合係数
L インダクタンス
開放インダクタンス
短絡インダクタンス
R 負荷
r (負荷)抵抗値
S スイッチ
T 端子
V 電圧

Claims (8)

  1. 電磁誘導の相互誘導作用に基づき、送電側の共振回路の送電コイルから、負荷に接続された受電側の共振回路の受電コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応しつつ、電力を供給する非接触給電システムにおいて、
    電力供給効率の向上,維持のため、該ギャップに対応した共振周波数と一致するように、電源周波数を最適周波数に制御する方法であって、
    オフラインデータ法により、まず、開放インダクタンスおよび結合係数を、準備しておいた関係データに適用して、それぞれ対応するギャップ長を推測し、
    両者の平均ギャップ長を、準備しておいた関係データに適用して最適周波数を取得すること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
  2. 請求項1において、受電側の出力ラインのスイッチオフ状態における上記関係データ1,2,3を、予め準備しておき、
    該スイッチオフ状態で送電側の電源を起動して、該送電コイルの開放インダクタンス、および該送電コイル・受電コイル間の結合係数を得、
    もって、得られた開放インダクタンスを上記関係データ1に適用すると共に、得られた結合係数を上記関係データ2に適用し、もって求められた両推測ギャップ長により平均ギャップ長を算出し、
    この平均ギャップ長を、上記関係データ3に適用して対応する最適周波数を取得し、もって、該電源を最適周波数で運転すると共に、該スイッチオンして給電を開始すること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
  3. 請求項2において、上記関係データ1は、ギャップ長と該送電コイルの開放インダクタンスとの関係データであり、上記関係データ2は、ギャップ長と結合係数との関係データであり、上記関係データ3は、ギャップ長と該電源の力率が1の近似値になる最適周波数との関係データであり、
    開放インダクタンスは、該送電コイルの電圧と電流の測定値に基づき算出され、もって上記関係データ1に適用して、推測ギャップ長1が得られ、
    結合係数は、該送電コイルの電圧測定値、該受電コイルの電圧測定値、該送電コイルの巻数、および該受電コイルの巻数に基づき算出され、もって上記関係データ2に適用して、推測ギャップ長2が得られ、
    最適周波数は、この推測ギャップ長1と推測ギャップ長2の平均ギャップ長を、上記関係データ3に適用して取得されること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
  4. 請求項2又は3において、更にオンラインデータ法により、給電中に該負荷の抵抗値を得ると共に、この負荷抵抗値をパラメーターとした該電源の出力電流位相の周波数特性を、演算して解析することにより最適周波数を取得し、
    給電中は、このように取得された最適周波数にて該電源を運転することにより、給電中の負荷変動に即応可能となっていること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
  5. 請求項4において、負荷抵抗値は、受電側の負荷電圧と負荷電流の測定値に基づき算出され、
    最適周波数は、上記周波数特性において、該電源の出力電流の出力電圧に対する位相差が0の近似値となる周波数を、パラメーターの負荷抵抗値に対応して求めることにより取得すること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
  6. 請求項5において、この制御方法は、制御装置のコンピュータを用いて実施され、上記測定値がそれぞれのセンサから該コンピュータに送信され、
    該コンピュータは、上記関係データ1,2,3が格納されると共に、書き込まれた操作プログラムに基づき制御操作を行い、上記推測処理,取得処理,解析処理,算出処理,演算処理し、もって該スイッチや電源に対し指示信号を送出すること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
  7. 請求項6において、該コンピュータには、回路解析用のスパイスソフトが格納されており、
    上記関係データ3は、該スパイスソフトを使用して求められ、上記周波数特性の演算処理も該スパイスソフトを使用して実施されること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
  8. 請求項1,2,3,又は4において、給電は、定置された送電側の該送電コイルに対し、受電側の該受電コイルが対応位置して停止する、停止給電方式にて行われること、を特徴とする非接触給電システムの周波数制御方法。
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