JP7061913B2 - 無線電力伝送システムおよび無線電力伝送方法 - Google Patents

無線電力伝送システムおよび無線電力伝送方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線電力伝送システムおよび無線電力伝送方法に関する。
スマートフォンやタブレットPC(パーソナルコンピュータ)などのモバイル端末、電気自動車の普及段階に入っているが、これらに必須な蓄電池は現状では必要十分な容量を有しているとは言い難い。至る所に充電インフラを揃える事で、常に蓄電池はフル充電という状況を作り出せる。その一つの方策として、無線電力伝送がにわかに注目を浴びている。無線電力伝送には、電磁誘導方式、電界共鳴方式(電界共振方式等ともいう)、磁界共鳴方式(磁界共振方式等ともいう)、電波放射方式など各種方式が提案されている。特に電磁誘導方式や電界・磁界共鳴方式では、送電装置と受電装置の相対的な位置関係によっては、電力の伝送効率が著しく低下するという課題がある。例えば、送受電装置が正対する方向から数cmずれると、電力伝送効率が半分以下に低下することが報告されている。
一例として、図6および図7を参照して、送受電装置が正対する方向から数cmずれると、電力伝送効率が半分以下に低下する事例について説明する。
図6は、従来の無線電力伝送システムの構成例を説明するための回路図であり、図7は、図6に示す無線電力伝送システムの伝送効率を説明するための図である。
図6に示すように、無線電力伝送システム90は、送電装置1aと、受電装置2aと、を備える。また、送電装置1aは、共振回路31と、共振回路32と、を備える。また、受電装置2aは、共振回路41と、共振回路42と、を備える。共振回路31は、直列接続された可変リアクタンス回路304と、アンテナのケーブル3051と、アンテナのコイル305と、を備える。共振回路32、共振回路41、共振回路42に関しても、共振回路31と同様に、それぞれ可変リアクタンス回路(306、401、403)と、アンテナのケーブル(3071、4021、4041)と、アンテナのコイル(307、402、404)と、を備える。
図7は、図6に示す無線電力伝送システム90において、送受電システム間距離d0を変化させた場合の伝送効率S21の計算結果を示している。実線であらわすL61は、(送受電システム間距離d0=100mm、ケーブル長L=620mm)の場合の計算結果(周波数fと伝送効率S21との関係)を表わしている。また、点線であらわすL62は、(送受電システム間距離d0=20mm、ケーブル長L=620mm)の場合の計算結果を示している。L61は、設計した共振周波数(目標共振周波数という)f0ofgにおいて、伝送効率S21がピークとなっており、無線電力伝送システムにおいては、共振周波数f0ofgにおける伝送効率S21が、0.87程度と高効率な無線電力伝送を実現していることが分かる。
これに対して、L62は、共振周波数f0が低下し、共振周波数f0ofgにおける伝送効率S21は0.28程度となり、L61と比較して1/3程度に低下している。すなわち、送受電システム間距離d0が設計時の100mmから20mmにずれた場合、送受電システム間距離d0=100mmの場合と比較して、電力伝送効率が半分以下である1/3程度に低下していることが分かる。
このように、送受信システム間距離d0の位置ずれによる変化により、伝送効率が大幅に低下してしまう。
従来技術としては、例えば特許文献1に記載されているシステムのように、伝送効率を最大化する位置関係からのずれの影響が小さくなるシステムは存在するが、給電方向は制御できないとともに、位置関係からのずれを制御するために共振周波数(固有周波数)を変更する際の変更制御を簡易に行うことができないという問題がある。
特開2014-57458号公報
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、送電装置と受電装置の任意の位置関係において高効率な電力伝送を実現することができ、かつ、共振周波数を変更することにより位置ずれによる伝送効率の低下を簡易に抑制することができる無線電力伝送システムおよび無線電力伝送方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の一態様は、コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる送電側共振回路を複数有するとともに前記各送電側共振回路に電力を供給する交流電源を有する送電装置と、コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる受電側共振回路を1または複数有するとともに前記各受電側共振回路の負荷回路を有する受電装置とを備え、前記複数の送電側共振回路と前記1または複数の受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送するシステムであって、さらに、前記受電装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づく位置関係に配置した場合に前記電力の伝送効率が最大となるように、前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスおよび前記コイルの巻数を、データベースから読み出すことにより決定する制御部とを備え、前記データベースには、前記位置情報と前記位置情報が示す前記受電装置の位置において前記電力の伝送効率が高効率となる前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスと前記コイルの巻数があらかじめ記憶されている無線電力伝送システムである。
また、本発明の一態様は、コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる送電側共振回路を複数有するとともに前記各送電側共振回路に電力を供給する交流電源を有する送電装置と、コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる受電側共振回路を1または複数有するとともに前記各受電側共振回路の負荷回路を有する受電装置と、前記受電装置の位置情報を取得する位置情報取得部と前記位置情報が示す前記受電装置の位置において前記電力の伝送効率が高効率となる前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスと前記コイルの巻数があらかじめ記憶されているデータベースと、前記データベースを参照して、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報に基づき前記各リアクタンスを制御する制御部とを備え、前記複数の送電側共振回路と前記1または複数の受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送するシステムであって、前記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報に対応する位置関係に配置した場合に前記電力の伝送効率が最大となるように、前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスおよび前記コイルの巻数が、前記データベースから読み出されることにより決定される無線電力伝送システムである。
また、本発明の一態様は、上記無線電力伝送システムであって、前記コイルの給電部は、一端が前記可変リアクタンス回路に接続され、他端が接地されており、前記スイッチは、前記コイルを構成する複数の巻線各々に設けられ、前記給電部に近い側の前記スイッチが順番にオンすることにより前記コイルの巻数を選択する。
また、本発明の一態様は、コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる送電側共振回路を複数有するとともに前記各送電側共振回路に電力を供給する交流電源を有する送電装置と、コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる受電側共振回路を1または複数有するとともに前記各受電側共振回路の負荷回路を有する受電装置と、位置情報取得部と、制御部とを用いて、前記複数の送電側共振回路と前記1または複数の受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送する方法であって、前記位置情報取得部によって、前記受電装置の位置情報を取得し、前記制御部によって、前記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づく位置関係に配置した場合に前記電力の伝送効率が最大となるように、前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスおよび前記コイルの巻数を、データベースから読み出すことにより決定し、前記データベースには、前記位置情報と前記位置情報が示す前記受電装置の位置において前記電力の伝送効率が高効率となる前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスと前記コイルの巻数があらかじめ記憶されている無線電力伝送方法である。
本発明によれば、送電装置と受電装置の任意の位置関係において高効率な電力伝送を実現することができ、かつ、共振周波数を変更することにより位置ずれによる伝送効率の低下を簡易に抑制することができる。
本発明の実施形態の無線電力伝送システムの構成例を説明するための回路図である。 図1に示すコイルの構成を示す図である。 周波数fと相互インダクタンスMとの関係を示す図である。 図1に示すデータベース53の構成例を説明するための模式図である。 図1に示す無線電力伝送システムの伝送効率を説明するための図である。 従来の無線電力伝送システムの構成例を説明するための回路図である。 図6に示す無線電力伝送システムの伝送効率を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態の無線電力伝送システムの構成例を説明するための回路図である。図1に示す無線電力伝送システム10は、磁界共鳴方式の無線電力伝送システムであり、送電装置1と、受電装置2と、制御装置5とを備える。本システムでは、磁気共鳴型のワイヤレス給電において、装置の大型化や複雑化を防ぎつつ、共振周波数f0を制御することにより高い伝送効率を実現するシステムを提供する。
送電装置1は、コイル(インダクタ)と可変リアクタンス回路からなる複数の共振回路(送電側共振回路)31、32を有するとともに、共振回路31および32に電力を供給する交流電圧源301(交流電源)と、交流電源の内部抵抗302と、可変リアクタンス回路(第1可変リアクタンス回路)303と、制御部17とを有する。
本願においてリアクタンス回路とは、容量性リアクタンスを有するコンデンサや誘導性リアクタンスを有するコイルから構成される回路である。また、可変リアクタンス回路とは、リアクタンスを可変制御することができるリアクタンス回路である。例えば、各可変リアクタンス回路は各1個の可変コンデンサで構成することができる。
また、コイルと可変リアクタンス回路からなる共振回路の共振周波数は、可変リアクタンス回路のリアクタンスを予め定めた所定の値に制御した場合に共振回路の誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスが等しくなる周波数である。
(送電側)共振回路31は、コイル305と、可変リアクタンス回路304と、コイル305の巻数を選択するスイッチ3053とから構成される。
ここで、コイル305の巻数を選択することは、巻数nを制御することにより、相互インダクタンスMの絶対値が最大となる周波数を電力伝送に用いる目標共振周波数f0ofgとすることで、同周波数において高い伝送効率の電力伝送を可能とするために行われる。
図2は、図1に示すコイルの構成を示す図である。ここで、図1に示すコイルとは、コイル305、307、402、404である。
磁界共鳴型のワイヤレス給電では、アンテナとして、図2に示すヘリカルアンテナ(らせん状のアンテナ)を用いることが多い。また、高い伝送効率を実現するためには、アンテナ間の磁気的結合を示す相互インダクタンスMの絶対値を高い値とする必要がある。
ヘリカルアンテナの形状を決めるパラメータとしては、図2(a)に示すように巻数n、内半径r、線直径Φ、線間隔dなどが挙げられる。
また、図3は、周波数fと相互インダクタンスMとの関係を示す図である。例えば、図3に示す相互インダクタンスMの実測値M15は、n=15巻、内半径r=150mm、線直径Φ=1.6mm、線間隔d=20mmの2つのヘリカルアンテナを距離1mにて対向させた場合の相互インダクタンスMの測定結果であり、その絶対値は、共振周波数f0=12.5MHzにて最大値として約1.00×10-4をとっている。
本システムでは、ヘリカルアンテナの巻数nを変化させることにより相互インダクタンスMの絶対値が最大となる共振周波数f0を制御し、位置ずれによる伝送効率の低下を防止することを主目的とする。
そのため、本実施形態では、図1に示すように、従来システムを示す図6と比較すると、アンテナを構成するコイル305に巻数nを可変とするためのスイッチ3053を設けている。
図2(b)は、図1にコイル305に巻数nを可変とするためのスイッチ3053の構成を示す図である。図2(b)、図1に示すように、コイル305の一端(給電部の左側の端子)は、可変リアクタンス回路304の他端に接続されている。一方、コイル305の他端(給電部の右側の端子)は、接地されている。
スイッチ3053(スイッチSWDm、…、SWD2、SWD1、SWU1、SWU2、…SWUm)は、コイル305を構成する複数の巻線各々に設けられる。そして、スイッチ3053は、給電部に近い側のスイッチ(SWD2、SWD1、SWU1、SWU2)が順番にオンする(例えば、SWD1がオン、SWU1がオン、SWD2がオン、SWU2がオンする)ことにより、コイルの巻数nを選択する。
このように、図2(b)に示すスイッチ3053でコイルの巻数nを変化させることにより、相互インダクタンスMおよび共振周波数f0を調整する(詳細後述)。
図1に戻って、共振回路32は、コイル307と、可変リアクタンス回路306と、コイル307の巻数を選択するスイッチ3073とから構成される。
なお、コイル305および307は、軸方向が一定方向となるように配列されている。また、送電装置1は、可変リアクタンス回路303を有し、可変リアクタンス回路303を介して交流電圧源301から共振回路31および32へ電力を供給する。また、可変リアクタンス回路303、304および306のリアクタンスはそれぞれリアクタンスX、XおよびXであるとする。交流電圧源301の出力周波数と、共振回路31および32の共振周波数とは同一である。
送電装置1において、交流電圧源301の出力の一方は接地されていて、他方は抵抗302の一端に接続されている。抵抗302の他端は可変リアクタンス回路303の一端に接続されている。可変リアクタンス回路303の他端は、可変リアクタンス回路304および可変リアクタンス回路306の各一端に接続されている。可変リアクタンス回路304の他端はコイル305の一端に接続されている。可変リアクタンス回路306の他端はコイル307の一端に接続されている。コイル305およびコイル307の各他端は接地されている。
可変リアクタンス回路304、306および303は、例えば、可変コンデンサを用いて構成する場合、MEMS(Micro Electro Mechanical System)可変容量素子、可動部とトリマコンデンサの組み合わせ等、制御部17が例えば電気的に静電容量を可変することができる素子を用いて構成することができる。また、可変リアクタンス回路304、306および303は、例えば、可変インダクタを用いて構成する場合、可動部とフェライトコイルの組み合わせ等、制御部17が例えば電気的にインダクタンスを可変することができる素子を用いて構成することができる。制御部17は、制御装置5から受信したリアクタンス制御用の制御信号に基づき、可変リアクタンス回路304、306および303のリアクタンスを制御する。送電装置1は、例えば無線LAN(ローカルエリアネットワーク)等を用いて可変リアクタンス回路304、306および303のリアクタンスを制御するための制御信号を制御装置5から受信する。
また、上述したスイッチ3053およびスイッチ3073の選択の指示は、例えば、制御装置5における制御部51が、制御部17に、リアクタンス制御としてスイッチの選択指示を送信し、制御部17が選択されるスイッチの個数(巻線nの個数)を変化する構成をとってもよい。もちろん、ユーザが、予め位置情報により設計された選択されるスイッチの個数(巻線nの個数)を、実際の位置情報に応じて調整しても構わない。
一方、受電装置2は、コイルと可変リアクタンス回路からなる共振回路(受電側共振回路)41および42を有するとともに、可変リアクタンス回路(第2可変リアクタンス回路)405と、抵抗406と、制御部23を有する。
共振回路41は、コイル402と、可変リアクタンス回路401と、コイル402の巻数を選択するスイッチ4023とから構成される。
共振回路42は、コイル404と、可変リアクタンス回路403と、コイル404の巻数を選択するスイッチ4043とから構成される。
また、共振回路41および42の共振周波数は、送信側の共振回路31および32の共振周波数と同一である。
なお、コイル402および404は、軸方向が一定方向となるように配列されている。
また、受電装置2は、可変リアクタンス回路405を有し、可変リアクタンス回路405を介して共振回路41および42から抵抗406へ電力を供給する。
受電装置2において、コイル402の一端は可変リアクタンス回路401の一端に接続されていて、他端は接地されている。コイル404の一端は可変リアクタンス回路403の一端に接続され、他端は接地されている。
可変リアクタンス回路401および可変リアクタンス回路403の各他端は、可変リアクタンス回路405の一端に接続されている。可変リアクタンス回路405の他端は、抵抗406の一端に接続されている。抵抗406の他端は接地されている。
ここで、抵抗406は、例えば照明やカメラといった機器(負荷回路)であり、1個の電球であってもよいし、整流回路、電圧変換回路、蓄電池、その他の電気・電子回路等を含むものであってもよい。また、受電装置2は、図示してない入出力装置、位置取得装置や通信装置を備えていてもよい。受電装置2は、例えば、スマートフォンやタブレットPCなどのモバイル端末、電気自動車等に搭載あるいは内蔵されている。また、制御部23は、モバイル端末、電気自動車等が備えるコントローラ(コンピュータ)が提供する一機能として構成されていてもよい。
可変リアクタンス回路401、403および405は、送電装置1における可変リアクタンス回路304、306および303と同様に、制御部23が例えば電気的にリアクタンスを可変することができる素子を用いて構成することができる。また、可変リアクタンス回路401、403および405のリアクタンスはそれぞれリアクタンスX、XおよびXであるとする。制御部23は、制御装置5から受信したリアクタンス制御用の制御信号に基づき、可変リアクタンス回路401、403および405のリアクタンスを制御する。
また、制御部23は、受電装置2の位置情報を制御装置5に対して提供する。受電装置2と制御装置5は例えば無線LAN(ローカルエリアネットワーク)等を用いて可変リアクタンス回路401、403および405のリアクタンスを制御するための制御信号や位置情報を送受信する。制御部23は、例えば、受電装置2が有する図示していない屋内GPS(Global Positioning System)やビーコンの受信機を用いて受電装置2の位置情報を取得したり、ユーザの受電装置2に対する図示していない入力部に対する所定の入力操作に基づいて位置情報を決定したりすることができる。
また、スイッチ4023およびスイッチ4043の選択の指示は、例えば、制御装置5における制御部51が、制御部23に、リアクタンス制御としてスイッチの選択指示を送信し、制御部23が選択されるスイッチの個数(巻線nの個数)を変化する構成をとってもよい。もちろん、ユーザが、予め位置情報により設計された選択されるスイッチの個数(巻線nの個数)を、実際の位置情報に応じて調整しても構わない。
位置情報は、例えば、3次元(あるいは2次元)の受電装置2の座標と、共振回路41が有するコイル402および共振回路42が有するコイル404の軸方向とによって定義することができる。ただし、コイル402およびコイル404の軸方向を表す情報は位置情報に必ずしも含まれていなくてもよい。例えば、受電時の受電装置2の向きが固定である場合、すなわちコイル402およびコイル404の軸方向が例えば鉛直方向一定である場合とか、一定の傾斜角と向きで固定されている場合等には、位置情報は座標情報から構成されるものとすることができる。なお、コイル402およびコイル404の軸方向は、例えば、受電装置2が有する図示していない地磁気センサ、加速度センサ、傾斜角センサ等を用いて検知することができる。
本実施形態の無線電力伝送システム10は、上述した送電装置1と受電装置2によって、送電側の複数の共振回路31および32と受電側の共振回路41および42を共鳴結合することで交流電圧源301から抵抗406へ電力を無線伝送する。
一方、制御装置5は、コンピュータであり、中央処理装置、記憶装置、通信装置、入出力装置等を有する。制御装置5は、例えば記憶装置に記憶されている所定のプログラムを実行することで各装置を制御して次の機能を提供する。すなわち、本実施形態において、制御装置5は、制御部51および位置情報取得部52として機能するとともに、記憶装置内にデータベース53を格納して管理する。
制御部51は、データベース53を参照して、位置情報取得部52が取得した受電装置2の位置情報に基づき送電装置1および受電装置2の各可変リアクタンス回路の各リアクタンスを制御する。制御部51は、例えば、送電装置1および受電装置2の任意の位置関係において予め取得したコイル305、307、402および404の自己インダクタンスと各コイル間の相互インダクタンスMと共振周波数f0に基づいて、例えば特願2016-248197や特願2017-058620に記載された決定手順を用いて、電力の伝送効率が高効率となるように設計時において求めた、可変リアクタンス回路304および306と可変リアクタンス回路401および403(あるいはさらに可変リアクタンス回路303および405)の各リアクタンスの最適化した値を有するように各リアクタンスを制御する。
位置情報取得部52は、受電装置2の位置情報を受電装置2から取得する。
データベース53は、受電装置2の位置情報とコイルの巻数n(コイルの巻数情報)と各可変リアクタンス回路の各リアクタンスを決定するための情報との対応関係を表す情報を含む。データベース53は、例えばその対応関係を表す情報を1または複数のテーブルとして含む。各リアクタンスを決定するための情報とは、例えば、各位置情報に対応した各リアクタンスの値そのものであってもよい。複数の位置情報の個数は、例えば、受電装置2を受電可能とする範囲を一定の領域毎に区分した各区分に対応する個数である。図4は、データベース53の構成例を説明するための模式図である。図4はデータベース53が含むテーブルが含むレコードの構成例を示す。
図4に示すレコード53Rは、位置情報フィールド531とコイルの巻数情報フィールド532とリアクタンス情報フィールド533とを含む。
位置情報フィールド531は、受電装置2から位置情報取得部52が取得する受電装置2の位置情報と同一の(あるいは対応する)情報が格納される。位置情報は、例えば3次元または2次元の受電装置2の座標を表す情報と共振回路41が有するコイル402および共振回路42が有するコイル404の軸方向を表す情報とを含む。
コイルの巻数情報フィールド532は、上記コイル305、307、402、404の巻数nを、スイッチ3053、3073、4023、4043により調整可能な値の範囲(図2(b)に示すコイルにおける1≦n≦2m)にしたコイルの巻数情報nが格納される。
また、リアクタンス情報フィールド533は、位置情報に基づく送電装置1と受電装置2の位置関係におけるコイル305、307、402および404の各自己インダクタンスと各コイル間の各相互インダクタンスMと相互インダクタンスMに基づく共振周波数f0(交流電圧源301の出力の角周波数と等しい)に基づいて、例えば特願2016-248197や特願2017-058620に記載された決定手順を用いて、電力の伝送効率が高効率となるように設計時において求めた、可変リアクタンス回路304および306と可変リアクタンス回路401および403(あるいはさらに可変リアクタンス回路303および405)の各リアクタンスの最適値を表わす情報を格納する。
なお、データベース53は、図2に示すテーブルの他、例えば、交流電圧源301の出力電圧、出力周波数および出力抵抗、抵抗406の抵抗値等を表す情報を格納するテーブルを含むことができる。
また、上述したように、コイル(305、307、402および404)と可変リアクタンス回路(304、306、401および403)とコイルの巻数を選択するスイッチ(3053、3073、4023、4043)とからなる共振回路31、32、41および42の共振周波数f0は、可変リアクタンス回路(304、306、401および403)のリアクタンスを予め定めた所定の値に制御した場合に共振回路の誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスが等しくなる周波数である。
ここで、本実施形態においては、使用するスイッチ(3053、3073、4023、4043)が選択するコイル(305、307、402および404)の巻数nを物理的に変化させることにより共振周波数f0を制御し、位置ずれによる伝送効率の低下を防止する。
図5は、図1に示す無線電力伝送システムの伝送効率を説明するための図である。
図5は、図1に示す無線電力伝送システムにおいて、距離1mで2つのヘリカルアンテナを対向させた場合について、巻数nを変化させた場合の相互インダクタンスMの測定結果を示している。ここで、2つのヘリカルアンテナを対向させるとは、例として、図1においてコイル305とコイル402および404、コイル307とコイル402および404を対向させた場合を示している。
実線であらわすM15は、送受信システム間距離(以下、位置情報という)d0=1m)、巻数n=15の場合の測定結果(周波数fと相互インダクタンスMとの関係)を表わしている。なお、この測定条件は、図3に示すM15の測定条件と同様である。ここで、相互インダクタンスM15の絶対値は、共振周波数f0=12.5MHzにて最大値1.0×10-4をとっている。
また、点線で表すM14は、位置情報d0=1m、巻数n=14の場合の測定結果を表わしている。ここで、相互インダクタンスM14の絶対値は、共振周波数f0=14.4MHzにて最大値7.0×10-5をとっている。
また、破線で表すM13は、位置情報d0=1m、巻数n=13の場合の測定結果を表わしている。ここで、相互インダクタンスM13の絶対値は、共振周波数f0=16.2MHzにて最大値3.81×10-5をとっている。
すなわち、図5に示すように、コイルの巻数nが大きくなるにつれて相互インダクタンスMの絶対値が最大となる周波数が低周波数側にシフトしており、巻数nの変化により相互インダクタンスMの絶対値が最大となる共振周波数f0が制御可能であることが分かる。
以上の結果から、コイルの巻数nを制御することにより、共振周波数f0を設計時の目標共振周波数f0ofgに一致させ、目標共振周波数f0ofgにおいて高い伝送効率を実現可能であることが分かる。
ここで、データベース53は、上述のように、位置情報フィールド531と、コイルの巻数情報フィールド532と、リアクタンス情報フィールド533と、を含む。そして、データベース53は、受電装置2の位置情報とコイルの巻数情報と各可変リアクタンス回路の各リアクタンスを決定するための情報との対応関係を表す情報を含む。
すなわち、データベース53に登録されている各位置情報d0に対応する各可変リアクタンス回路の各リアクタンス(リアクタンスX、X、X、X、XおよびX)は、送電装置と受電装置とを位置情報d0に対応する位置関係に配置した場合に得られる各送電側共振回路および各受電側共振回路の共振周波数f0と電力の伝送効率S21との関係に基づき決定された各値を有する。
また、共振周波数f0と電力の伝送効率S21との関係は、各位置情報(位置情報d0)および各位置情報に対応するコイルの巻数情報(コイルの巻数n)からなる組合せの情報で構成され、目標共振周波数f0ofgに対応する電力の伝送効率を含んでいる。
つまり、各送電側共振回路および各受電側共振回路の共振周波数f0と電力の伝送効率S21との関係は、設計時において目標とした目標共振周波数f0ofgに対応する電力の伝送効率S21を含むため、例えば、データベース53は、上記M15、M14、M13(位置情報d0=1mとコイルの巻数n=15、14、13)の情報、と当該情報に基づいて予め設計時において算出された各リアクタンスを含んで構成される。
また、データベース53は、実際の動作のとき、位置情報d0がd0=1mからd0=dxに位置ずれを起こしているとき、d0=dx、コイルの巻数n=nxに対応する情報であって、目標共振周波数f0ofgに対応する電力の伝送効率S21を含むため、位置情報d0=dxおよびコイルの巻数(コイルの巻数n=nx)の情報と、と当該情報に基づいて予め設計時において算出された各リアクタンスを含んで構成される。
もちろん、データベース53は、d0=dx以外の値(d0=dy)に位置ずれを起こしたとき、当該位置情報dyに対応するコイルの巻数n=nyであって、目標共振周波数f0ofgに対応する電力の伝送効率S21を含むため、位置情報d0およびコイルの巻数nからなる複数の組合せの情報、当該情報に基づいて予め設計時において算出された各リアクタンスを含んで構成され、目標共振周波数f0ofgに対応する電力の伝送効率を含んでいる。
以上の構成において、図1に示す無線電力伝送システム10では、受電装置2は、自装置の位置情報を例えば定期的に制御装置5に対して送信する。制御装置5では、受電装置2が送信した位置情報を位置情報取得部52が受信する。位置情報取得部52が位置情報を受信すると、制御部51は、送電装置1の位置(既知)と受電装置2から送信された位置情報、およびコイルの巻数nの情報により、電力伝送効率が最大となるように送電装置1および受電装置2内の各可変リアクタンス回路の最適リアクタンス、および各コイルの巻数nを、データベース53から読み出すことで決定する。そして、制御部51は、決定した最適リアクタンスに基づき、送電装置1および受電装置2に設置した可変リアクタンス回路のリアクタンスを制御するとともに、各コイルにおけるコイルの巻数nを制御する。これによって、本実施形態によれば、送受電装置の位置関係によらず高効率であり、かつ共振周波数を変更することにより位置ずれによる伝送効率の低下を簡易に抑制することができる無線電力伝送が可能となる。
以上のように、設計時において算出された各可変リアクタンス回路の各リアクタンス、および各コイルにおけるコイルの巻数nをデータベース53から読み出し、送電装置1および受電装置2に設置した可変リアクタンス回路のリアクタンスを制御するとともに、共振回路31、32、41及び42のコイルにおけるコイルの巻数nを制御することで、本実施形態では、磁界共鳴方式の無線電力伝送システムにおいて特定の方向への給電に際して(すなわち任意の位置関係に配置した場合でも)例えば送電装置の物理的回転をすることなく高い電力伝送効率を実現することができ、かつ、共振周波数を変更することにより位置ずれによる伝送効率の低下を簡易に抑制することができる。
なお、本発明の実施形態は、図1に示す構成に限定されない。例えば送電装置1が有する共振回路31および32は、2個に限らず、3以上の複数個とすることができる。ただし、立体的に給電方向を調整する場合には3以上の複数個であることが望ましい。また、受電装置2が有する共振回路41および42は、2個に限らず、1または3以上の複数個であってもよい。また、共振回路を2以上の複数個とする場合には、各共振回路と抵抗406の間に可変リアクタンス回路405(第2可変リアクタンス回路)を設けてもよい。受電装置2に共振回路を複数設置した場合、更なる高効率化を図ることが可能である。
また、本実施形態では、送電装置1が固定して設置されていて、受電装置2は移動可能な状態で使用される。ただし、送電装置1と受電装置2の両方を移動可能な状態で使用したり、受電装置2の一方を固定して設置したりしてもよい。送電装置1を移動させる場合には、送電装置1に位置情報の検知部と送信部とを設け、送電装置1が送信した位置情報を位置情報取得部52が受信するようにする。また、データベース53の位置情報フィールド531には、例えば、送電装置1と受電装置2の双方の位置情報あるいは相対的な位置関係を示す情報を格納する。
なお、本発明の実施形態は上記のものに限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲のものを含む。例えば、各可変リアクタンス回路や各コイルは、複数の可変リアクタンス回路や複数のコイルを並列や直列に接続した構成を有していてもよい。
1、1a 送電装置
2、2a 受電装置
5 制御装置
10、90 無線電力伝送システム
31、32、41、42 共振回路
303、304、306、401、403、405 可変リアクタンス回路
17、23、51 制御部
52 位置情報取得部
53 データベース
305、307、402、404 コイル
3053、3073、4023、4043 スイッチ
301 交流電圧源
302、406 抵抗

Claims (4)

  1. コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる送電側共振回路を複数有するとともに前記各送電側共振回路に電力を供給する交流電源を有する送電装置と、
    コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる受電側共振回路を1または複数有するとともに前記各受電側共振回路の負荷回路を有する受電装置と
    を備え、
    前記複数の送電側共振回路と前記1または複数の受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送するシステムであって、
    さらに、
    前記受電装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づく位置関係に配置した場合に前記電力の伝送効率が最大となるように、前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスおよび前記コイルの巻数を、データベースから読み出すことにより決定する制御部と
    を備え
    前記データベースには、前記位置情報と前記位置情報が示す前記受電装置の位置において前記電力の伝送効率が高効率となる前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスと前記コイルの巻数があらかじめ記憶されている
    無線電力伝送システム。
  2. コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる送電側共振回路を複数有するとともに前記各送電側共振回路に電力を供給する交流電源を有する送電装置と、
    コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる受電側共振回路を1または複数有するとともに前記各受電側共振回路の負荷回路を有する受電装置と、
    前記受電装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報と前記位置情報が示す前記受電装置の位置において前記電力の伝送効率が高効率となる前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスと前記コイルの巻数があらかじめ記憶されているデータベースと、
    前記データベースを参照して、前記位置情報取得部が取得した前記位置情報に基づき前記各リアクタンスを制御する制御部と
    を備え、
    前記複数の送電側共振回路と前記1または複数の受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送するシステムであって、
    記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報に対応する位置関係に配置した場合に前記電力の伝送効率が最大となるように、前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスおよび前記コイルの巻数が、前記データベースから読み出されることにより決定される
    無線電力伝送システム。
  3. 記コイルの給電部は、一端が前記可変リアクタンス回路に接続され、他端が接地されており、
    前記スイッチは、前記コイルを構成する複数の巻線各々に設けられ、前記給電部に近い側の前記スイッチが順番にオンすることにより前記コイルの巻数を選択する、
    請求項1または請求項2に記載の無線電力伝送システム。
  4. コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる送電側共振回路を複数有するとともに前記各送電側共振回路に電力を供給する交流電源を有する送電装置と、
    コイルと、可変リアクタンス回路と、前記コイルの巻数を選択するスイッチとからなる受電側共振回路を1または複数有するとともに前記各受電側共振回路の負荷回路を有する受電装置と、
    位置情報取得部と、
    制御部と
    を用いて、前記複数の送電側共振回路と前記1または複数の受電側共振回路とを共鳴結合することで前記交流電源から前記負荷回路へ電力を無線伝送する方法であって、
    前記位置情報取得部によって、前記受電装置の位置情報を取得し、
    前記制御部によって、前記送電装置と前記受電装置とを前記位置情報取得部が取得した位置情報に基づく位置関係に配置した場合に前記電力の伝送効率が最大となるように、前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスおよび前記コイルの巻数を、データベースから読み出すことにより決定し、
    前記データベースには、前記位置情報と前記位置情報が示す前記受電装置の位置において前記電力の伝送効率が高効率となる前記各可変リアクタンス回路の各リアクタンスと前記コイルの巻数があらかじめ記憶されている
    無線電力伝送方法。
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