JP5480770B2 - 熱収縮性ラベル、及び凹凸を有するラベルの製造方法 - Google Patents
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Description
また、特許文献2に開示されたラベルは、結果的にできる孔の縁部にできる凸部の光散乱により点描画にコントラストを付与できて意匠性が向上するものの、凹凸形状そのもので意匠性を付与するものではない。また、ラベル基材に多数の微細な孔を形成するためにはレーザー加工又は針孔加工を行う必要があり、製造コストが高い。
また、特許文献3に開示されたラベルは、熱収縮した際に、非接着部の非熱収縮性フィルムが余りシワ等になり、外観上見栄えが良くないという問題がある。
また、特許文献4に開示されたラベルでは、凹凸形状がランダムに形成され、凹部及び凸部をあらかじめ明確に定めて形成することができるものではなく、所望の加飾を施すことができない。
そこで、本発明は、印刷のみをデザインに使用したラベルよりも装飾効果が高いラベルであって、更に装飾効果を向上させることができる熱収縮性ラベルを提供することを課題とする。また、本発明は、装飾効果が高い凹凸形状を有するラベルの製造方法を提供することを課題とする。
[1]熱収縮性フィルム基材の表面上に部分的に樹脂を積層した樹脂積層部と樹脂非積層部とを有する熱収縮性ラベルであって、当該ラベルを被覆対象物に装着して収縮加工したときに、前記樹脂積層部が凹部、前記樹脂非積層部が凸部を形成し、かつ、その凹部と凸部との高低差が100μm以上である、熱収縮性ラベル。
[2]前記の樹脂積層部に用いられる樹脂が紫外線硬化性樹脂である、上記[1]に記載の熱収縮性ラベル。
[3]60〜100℃のいずれかの温度の温水に10秒間浸漬したときに、以下の(I)〜(III)の条件をすべて満たす、上記[1]又は[2]に記載の熱収縮性ラベル。
(I)前記樹脂非積層部の主収縮率が16%以上40%以下である。
(II)前記樹脂積層部の主収縮率が15%以下である。
(III)前記樹脂積層部と前記樹脂非積層部との主収縮率の差が5%以上である。
[4]前記温度と同じ温度のオイルバスに10秒間浸漬したときの、前記樹脂非積層部の主収縮方向の最大収縮応力から導かれる収縮力が2.5N/mm以下である、上記[3]に記載の熱収縮性ラベル。
[5]JIS K5600−5−4(鉛筆法)に従って測定される前記樹脂積層部の樹脂積層側の引っかき硬度がB以上である、上記[1]〜[4]のいずれかに記載の熱収縮性ラベル。
[6]上記[1]〜[5]のいずれかに記載の熱収縮性ラベルを装着した容器。
[7]熱収縮性フィルム基材の表面上に部分的に樹脂を積層した樹脂積層部と樹脂非積層部とを有し、かつ、以下の(I)〜(III)の条件をすべて満たす熱収縮性ラベルを、その条件を満たす温度下で収縮させて、前記樹脂積層部からなる凹部と前記樹脂非積層部が凸部を形成させることを特徴とする、凹凸を有するラベルの製造方法。
(I)前記樹脂非積層部の主収縮率が16%以上40%以下である。
(II)前記樹脂積層部の主収縮率が15%以下である。
(III)前記樹脂積層部と前記樹脂非積層部との主収縮率の差が5%以上である。
本発明の方法によれば、装飾効果が高い凹凸形状を有するラベルを効率よく製造することができる。
本発明の熱収縮性ラベルを装着した容器は、消費者のアイキャッチ効果を高めることができる。
また、図1には、樹脂積層部13をフィルム基材の上面に積層している例を示したが、樹脂積層部13は、フィルムの下面に積層しても同様の凹凸を有するラベルとすることができる。その際の、凹凸の高低差は、樹脂非積層部の凸部の最も高い位置と、その凸部が形成されている側のフィルムの表面の一番低い箇所、即ち樹脂が実際に積層されている樹脂積層部の裏側に当たる場所との差をいう。
本発明の熱収縮性ラベル1に用いられる熱収縮性フィルム基材11の材質は、加熱した際に収縮する特性を有するものであれば特に限定されるものではない。熱収縮性フィルム基材11としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ乳酸系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等の種々の熱可塑性樹脂からなるフィルム、2種以上の樹脂の混合物からなるフィルム、及びこれらの積層フィルム等が例示される。
上記観点から、熱収縮性フィルム基材11の収縮力は、60〜100℃の範囲内のある温度のシリコンオイルバスに10秒間浸漬したときの最大収縮応力から求められる収縮力が2.5N/mm以下が好ましく、2.0N/mm以下がより好ましい。
樹脂積層部13の形成のために用いられる樹脂12としては、熱収縮性フィルム基材11に付着可能であり、かつ、熱収縮性が熱収縮性フィルム基材11に比べて低いものである。高低差のある凹凸形状を形成する観点からは、樹脂12は、熱収縮性がほとんどないものが好ましい。
樹脂12としては、例えば、アクリル酸及びそのエステル,メタアクリル酸及びそのエステル,スチレン,エチレン,酢酸ビニル,塩化ビニル等のモノマーの少なくとも一種類以上を重合した樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂,塩化ゴム,飽和ポリエステル樹脂を単独又は2〜4種類混合したものをトルエン,キシレン,酢酸エチル,酢酸メチル,酢酸nプロピル,酢酸イソプロピル,酢酸ブチル,酢酸イソブチル,アセトン,キシレン,酢酸メチル,イソプロピルアルコール,エタノール等の溶剤に溶解した樹脂(ワニス)、水及びアルコールを単独又は混合した溶媒に溶解又は分散した樹脂(ワニス)に炭化水素化合物,シリコーン化合物,フッ素化合物等の撥油剤を添加した樹脂などを挙げることができる。また、基材表面に光沢を付与したり、耐磨耗性を向上させたりする目的で一般的に使用されているオーバープリントニス(OPニス)を好ましく用いることができる。
紫外線硬化性樹脂としては、例えばアクリル系、メタクリル系、ビニル系、アリール系、エポキシ系、チオール系、ビニルエーテル系等の1価もしくは多価単量体のモノマーで透明性のあるものを使用することができる。より具体的には、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等のオリゴマーや、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、イソアミルアクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレート、N−ビニルピロリドン等が挙げられる。これらのうち、透明性を有するとともに耐擦傷性及び硬化性の観点から、エポキシ(メタ)アクリレート及びポリウレタン(メタ)アクリレートが好ましい。
樹脂12の塗工手段としては、具体的には、グラビアコート、グラビアリバースコート、グラビアオフセットコート、メイヤーバーコート、エアーナイフコート、スピンナーコート、ロールコート、リバースロールコート、キスコート、ホイラーコート、シルクスクリーンによるベタコート、フローコート、スプレーコート等を用いることができるが、中でも、所定形状の転写部を備えたロールを用いて塗工する方法が好適である。
硬さを表す指標としては、JIS K 5600−5−4の引っかき硬度(鉛筆法)(以下鉛筆硬度と略す)がある。本発明の熱収縮性ラベル1において、JIS K5600−5−4(鉛筆法)に従って測定される樹脂積層部13の樹脂積層側の引っかき硬度は、好ましくはB以上、より好ましくはHB以上である。
樹脂非積層部14は、熱収縮性フィルム基材11の表面上に樹脂12が積層されていない部分である。樹脂非積層部14の収縮力は、熱収縮性フィルム基材11の収縮力と同じものを意味する。すなわち、樹脂非積層部14の収縮力は、熱収縮性ラベルを収縮加工した際に高低差のある凹凸形状を形成させる観点から、60〜100℃の範囲内のある温度のシリコンオイルバスに10秒間浸漬したときの最大収縮応力から求められる収縮力が2.5N/mm以下が好ましく、2.0N/mm以下がより好ましい。
樹脂積層部13及び樹脂非積層部14からなるパターン(熱収縮前)は、例えば、図2に示すような格子状のパターンとすることができる。図2は、本発明の熱収縮性ラベルにおける好ましいパターンの一例を示す図である。なお、図2中の矢印及び文字は図柄に含まれない。
図2では、5mm角の部分を樹脂積層部13とし、3mm幅の網目状部分を樹脂非積層部14としているが、本発明はこれに限定されず、5mm角の部分を樹脂非積層部14とし、3mm幅の網目状部分を樹脂積層部13としてもよい。
なお、パターンで配置させる場合には、図2のような格子状のパターンのみならず、縞状、ひし形状、文字型など、あらゆるパターンで配置させることができる。
本発明の熱収縮性ラベルは、凹凸形状だけで意匠性を付与することができるが、熱収縮性ラベルのいずれかの面に印刷を行い、その印刷図柄と凹凸形状とを組み合わせて意匠性を付与することもできる。よって、本発明の熱収縮性ラベル1において、樹脂非積層部14は無地であってもよく、印刷された状態であってもよい。
また、樹脂の積層と印刷を同時に行ってもよい。
なお、上記のとおり、熱収縮性ラベルに通常行われている印刷に用いられるインキは柔らかい樹脂を使用するため、そのような樹脂を本発明における樹脂12として用いたとしても、本発明における樹脂積層部13を形成することはできず、高低差のある凹凸形状を形成することができない。
ちなみに、熱収縮性フィルムで一般的に用いるグラビアインキの白と、透明メジウムインキをそれぞれ5μm塗布した場合であっても、その硬さはそれぞれ2B及び3Bの硬さでしかなく、収縮率を低下させる硬さは有しておらず、収縮率も殆ど低下しない。
本発明の熱収縮性ラベルは、PETボトルや、ポリエチレン系樹脂製容器、ポリプロピレン系樹脂製容器、スチレン系樹脂製容器等の様々なプラスチック容器等を被覆対象物として適用することができる。本発明の熱収縮性ラベルを被覆対象物に装着して収縮加工する場合、一般的には熱源として熱風、蒸気、赤外線が使用される。また、PETボトルに対しての装着の際には熱源として蒸気が一般的に使用される。収縮加工の温度は、容器の耐熱性や熱収縮性ラベルの収縮加工温度範囲から適宜選択され、収縮加工時における熱収縮性ラベルの温度が60〜100℃になるように設定されることが一般的である。
本発明の熱収縮性ラベルの収縮特性は、凹凸形状を形成する観点から非常に重要であり、シュリンカー内で熱収縮性ラベルに対してある一定の熱を付与して収縮加工を行ったときに発現する収縮率、収縮力が所定の範囲内にあることが望ましい。
すなわち、本発明の熱収縮性ラベルは、60〜100℃のいずれかの温度の温水に10秒間浸漬したときに、以下の(I)〜(III)の条件をすべて満たすことが好ましい。
なお、温水の温度は、70〜90℃の範囲内であることが好ましく、この範囲内のある温度で条件(I)〜(III)の全てを満たすフィルムであれば、本発明の凹凸を有するラベルとすることができるものである。
(I)樹脂非積層部14の主収縮率が16%以上40%以下である。
(II)樹脂積層部13の主収縮率が15%以下である。
(III)樹脂積層部13と樹脂非積層部14との主収縮率の差が5%以上である。
本発明の熱収縮性ラベルを前記温度の温水に10秒間浸漬したときにおける樹脂非積層部14の主収縮率は、16%以上40%以下が好ましく、20%以上35%以下が更に好ましい。収縮加工時における本発明の熱収縮性ラベルは、図1(b)に示されるように、樹脂積層部13はほとんど収縮せずに樹脂非積層部14のみが選択的に収縮して、樹脂積層部13が凹部、樹脂非積層部14が凸部を形成する。
樹脂非積層部14の主収縮率が16%より小さいと、容器に対して熱収縮性ラベルを装着させる際に熱収縮性ラベルが収縮不足の状態となって適切に装着することができない。一方、樹脂非積層部14の収縮率が40%より大きいと、樹脂非積層部14の収縮が進みすぎて、凸部を形成することなく容器に密着してしまい、凹凸形状が形成できない。
本発明の熱収縮性ラベルを前記温度の温水に10秒間浸漬したときにおける樹脂積層部13の主収縮率は15%以下が好ましく、13%以下が更に好ましい。樹脂積層部13の主収縮率が15%より大きいと、樹脂積層部13と樹脂非積層部14との主収縮率の差が小さすぎるため、凹凸形状が形成できない。
本発明の熱収縮性ラベルを前記温度の温水に10秒間浸漬したときにおける樹脂積層部13と樹脂非積層部14との主収縮率の差は5%以上が好ましく、7%以上が更に好ましい。樹脂積層部13と樹脂非積層部14との主収縮率の差が5%より小さいと、樹脂積層部13と樹脂非積層部14との主収縮率の差が小さすぎるため、凹凸形状が形成できない。
(I)前記樹脂非積層部の主収縮率が16%以上40%以下である。
(II)前記樹脂積層部の主収縮率が15%以下である。
(III)前記樹脂積層部と前記樹脂非積層部との主収縮率の差が5%以上である。
フィルムA: スチレン−ブタジエンブロック共重合体系フィルム(三菱樹脂(株)製、商品名:DXL219−01)
フィルムB: スチレン−ブタジエンブロック共重合体系フィルム(三菱樹脂(株)製、商品名:DXL270−41S)
フィルムC: スチレン−ブタジエンブロック共重合体系フィルム(三菱樹脂(株)製、商品名:DXL350−46SE)
フィルムD: ポリエステル系フィルム(三菱樹脂(株)製、商品名:LX−10S)
フィルムE: ポリエステル系/スチレン−ブタジエンブロック共重合体系フィルム(三菱樹脂(株)製、商品名:HybrexDL DL−706S)
フィルムF: ポリ乳酸系フィルム(三菱樹脂(株)製、商品名:PB−215S)
樹脂1: FD OLP 多色OPニス MC 2 ロ(商品名、マツイカガク(株)製)
樹脂2: FD Oニュー メジウム NB3 ロ(商品名、マツイカガク(株)製)
樹脂3: OS−M メジウム(商品名、大日精化工業(株)製)
樹脂4: OS−M 白66(商品名、大日精化工業(株)製)
得られた各熱収縮性ラベルにおける樹脂積層部及び樹脂非積層部の収縮特性及び硬度について、以下の方法で測定した。結果を表1に示す。
(1)樹脂積層部及び樹脂非積層部の主収縮率
熱収縮性ラベルの樹脂積層部及び樹脂非積層部をそれぞれ、主収縮方向に100mmで標線を引き、その標線を含むように主収縮方向に120mm、主収縮方向に対して垂直方向に10mmの長さで切り取り、70℃、75℃又は80℃の各温度の温水バスに10秒間それぞれ浸漬し、収縮後の標線間の長さから収縮量を測定し、以下の式から主収縮率を算出した。
主収縮率[%]=[(収縮前の標線間100mm)−(収縮後の標線間)]/(収縮前の標線間100mm)×100
熱収縮性ラベルの樹脂非積層部を、主収縮方向に70mm、主収縮方向に対して垂直方向に10mmの長さで切り取り、50mmの間隔でチャックし、ロードセルにタルミがないように固定した。その後、70℃、75℃又は80℃の各温度のシリコンオイルバスに10秒間浸漬し、その間のロードセルにかかる最大荷重から、収縮力を以下の式により算出した。
収縮力[N/mm]=(ロードセルにかかる最大荷重)/(試料片の断面積)×(厚み)
JIS K 5600−5−4に準じて測定を行った。鉛筆の先の荷重は100±10gとした。1つのサンプルに対して3回測定を行い、3回とも傷がつかない最高の硬さを当該サンプルにおける鉛筆硬度とした。
樹脂積層部と樹脂非積層部との境界付近において、樹脂積層部と樹脂非積層部の各場所のフィルムの厚みをダイヤルゲージでそれぞれ測定し、下記式から樹脂積層部の厚みを算出した。
樹脂積層部の厚み[μm]=(樹脂積層部の厚み)−(樹脂非積層部の厚み)
表1に示した各熱収縮性フィルム基材の表面上に、表1に示した種類及び塗工厚みの樹脂を積層して、図2に示すパターンの熱収縮性ラベルを作製した。なお、樹脂非積層部は無地のままとした。
得られた熱収縮性ラベルを、主収縮方向に230mm、主収縮方向に対して垂直方向に150mmの長さで切り出し、主収縮方向に10mm分重なるように折り、重ねた部分をヒートシールし、円筒状ラベルとした。形成された円筒状ラベルを500mlの多面体ボトルにボトルの下面までかぶせて、評価用サンプルを作成した。
<シュリンカー条件1>
1ゾーン/61〜65℃
2ゾーン/65〜69℃
3ゾーン/66〜70℃
<シュリンカー条件2>
1ゾーン/66〜70℃
2ゾーン/70〜74℃
3ゾーン/71〜75℃
<シュリンカー条件3>
1ゾーン/71〜75℃
2ゾーン/75〜79℃
3ゾーン/76〜80℃
収縮不足:収縮が足りず、容器に密着できない。
×:収縮しすぎて、凹凸形状ができない。
○:所望の凹凸形状が形成されている。
Claims (7)
- 熱収縮性フィルム基材の表面上に部分的に樹脂を積層した樹脂積層部と樹脂非積層部とを有する熱収縮性ラベルであって、当該ラベルを被覆対象物に装着して収縮加工したときに、前記樹脂積層部が凹部、前記樹脂非積層部が凸部を形成し、かつ、その凹部と凸部との高低差が100μm以上である、熱収縮性ラベル。
- 前記の樹脂積層部に用いられる樹脂が紫外線硬化性樹脂である、請求項1に記載の熱収縮性ラベル。
- 60〜100℃のいずれかの温度の温水に10秒間浸漬したときに、以下の(I)〜(III)の条件をすべて満たす、請求項1又は2に記載の熱収縮性ラベル。
(I)前記樹脂非積層部の主収縮率が16%以上40%以下である。
(II)前記樹脂積層部の主収縮率が15%以下である。
(III)前記樹脂積層部と前記樹脂非積層部との主収縮率の差が5%以上である。 - 前記温度と同じ温度のオイルバスに10秒間浸漬したときの、前記樹脂非積層部の主収縮方向の最大収縮応力から求められる収縮力が2.5N/mm以下である、請求項3に記載の熱収縮性ラベル。
- JIS K5600−5−4(鉛筆法)に従って測定される前記樹脂積層部の樹脂積層側の引っかき硬度がB以上である、請求項1〜4のいずれかに記載の熱収縮性ラベル。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の熱収縮性ラベルを装着した容器。
- 熱収縮性フィルム基材の表面上に部分的に樹脂を積層した樹脂積層部と樹脂非積層部とを有し、かつ、以下の(I)〜(III)の条件をすべて満たす熱収縮性ラベルを、その条件を満たす温度下で収縮させて、前記樹脂積層部からなる凹部と前記樹脂非積層部が凸部を形成させることを特徴とする、凹凸を有するラベルの製造方法。
(I)前記樹脂非積層部の主収縮率が16%以上40%以下である。
(II)前記樹脂積層部の主収縮率が15%以下である。
(III)前記樹脂積層部と前記樹脂非積層部との主収縮率の差が5%以上である。
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