JP5476762B2 - フェノール樹脂、該樹脂の製造方法及び該樹脂を含むエポキシ樹脂組成物、ならびにその硬化物 - Google Patents

フェノール樹脂、該樹脂の製造方法及び該樹脂を含むエポキシ樹脂組成物、ならびにその硬化物 Download PDF

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Description

本発明は、各種バインダー、コーティング材、積層材、成形材料等に有用な低溶融粘度であるフェノール樹脂、その製造方法およびそれを用いたエポキシ樹脂用硬化剤、硬化物に関するものである。
本発明のフェノール樹脂は半導体封止材用、プリント基板層間絶縁材用などのエポキシ樹脂用硬化剤として使用される他に、エポキシ化フェノール樹脂用の原料としても使用することができる。
従来、フェノール類とジアルデヒド類からなるフェノール樹脂をエポキシ樹脂硬化剤として用いた場合、エポキシ樹脂との硬化性において良好な硬化性を示し、且つ、その硬化物が耐熱性、耐湿性が優れていることから、エポキシ樹脂用硬化剤として多く用いられてきた。(特許文献1参照)
しかしながら、これらジアルデヒド類を使用したフェノール樹脂には、溶融粘度が高くなるという問題点がある。例えば、グリオキザールを使用した場合、結晶性が強く、融点の高いテトラキスフェノールエタン骨格を取るために過剰フェノールを多く添加しても溶融粘度が低下しない。
この対策として、反応を途中で停止させ、結晶性が無くなるほどの低分子成分を多く持たせることで溶融粘度を低下させることができるが、低分子成分が多いためにガラス転移温度や機械特性が十分でないという問題点が生じる。(特許文献2参照)
溶融粘度が高いと、種々の用途に使用する場合において、流動性が低い為に高温を必要とするなど作業性に問題がある。また、半導体封止材用途では充填不良等の成型性に不具合が発生する恐れがある。
そこでより低溶融粘度で取り扱いに相応しいテトラキスフェノールエタン骨格を含有するフェノール樹脂が強く要望されている。
特許2747930号公報 特開2001−48959号公報
本発明の目的は、エポキシ樹脂との硬化性において良好な硬化性を示し、且つその硬化物が耐熱性を有しながら、従来技術のテトラキスフェノールエタン骨格を含有するフェノール樹脂と比較し、低溶融粘度のテトラキスフェノールエタン骨格を含有するフェノール樹脂を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、フェノール類とジアルデヒド類とメチレン架橋材を含有することにより、低溶融粘度で、エポキシ樹脂との硬化性において良好な硬化性を示し、且つその硬化物が耐熱性、機械特性に優れたフェノール樹脂が有効であることを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、下記一般式(2)で表されるフェノール類と、下記一般式(3)で表されるジアルデヒド類及びホルムアルデヒドを含有する架橋基化合物とを反応させることを特徴とするフェノール樹脂の製造方法およびそのフェノール樹脂である。
Figure 0005476762
Figure 0005476762

(式中、Rはアルキレン基、又はアリール基であり、sは0〜2の整数である。また、R1は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1から6個のアルキル基、又はアリール基であり、pは0〜2の整数である。)
さらには、ジアルデヒド類がグリオキザール及び又はグルタルアルデヒドであるフェノール樹脂の製造方法である。
また、架橋基化合物として上記一般式(3)で示されるジアルデヒド類およびホルムアルデヒドを含有するフェノール樹脂である。
本発明のフェノール樹脂は、高い耐熱性を有し、分子内にさらにメチレン架橋基を含有する構造としたことにより、エポキシ樹脂との硬化性において良好な硬化性も示し、耐熱性、機械特性を有しながら、従来技術のテトラキスフェノールエタン骨格を有するフェノール樹脂より低溶融粘度である。
また、該樹脂の用途としては、エポキシ樹脂硬化剤の他に、エポキシ樹脂として利用できる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のフェノール樹脂は、下記一般式(2)で示されるフェノール類と、下記一般式(3)で示されるジアルデヒド類、及びホルムアルデヒドと反応させることによって得られる。
Figure 0005476762
Figure 0005476762
(式中、Rはアルキレン基、又はアリール基であり、sは0〜2の整数である。また、R1は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1から6個のアルキル基、又はアリール基であり、pは0〜2の整数である。)
本発明で使用するフェノール類は、一般式(2)で記載のとおり、ベンゼン環に1個以上の水酸基を有する化合物である。該フェノール類としては、例えば、置換または非置換のフェノール、ナフトール、ビスフェノールが挙げられ、式(1)におけるR、R、およびRで示される置換基としては、水酸基、炭素原子数1〜10の直鎖又は分岐状アルキル基、置換又は非置換のアリール基などが挙げられる。これらの置換基はR及びRにおいては1〜3個置換されていても良い。具体的に例示すると、フェノール;クレゾール、エチルフェノール、n−プロピルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノール、フェニルフェノールなど、一置換フェノール類;キシレノール、メチルプロピルフェノール、ジプロピルフェノール、ジブチルフェノール、グアヤコール、グエトールなど、二置換フェノール類;トリメチルフェノールに代表される三置換フェノール類;ナフトール、メチルナフトールなどナフトール類;ビスフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールFなどのビスフェノール類、レゾルシン、カテコール、ハイドロキノンなどの2価フェノールなどが挙げられる。これらのフェノール類は、単独もしくは2種以上を混合して使用しても何ら問題はない。好ましいフェノール類としては、該フェノール類の反応性からして、無置換のフェノールおよびメタ位置換の炭素原子数1〜4の直鎖又は分岐状のアルキルフェノールであり、より好ましくは、フェノールおよびm−クレゾールである。
本発明で使用するジアルデヒド類としては一般式(3)で示され、具体的にはグリオキザール、グルタルアルデヒド、テレフタルアルデヒド等が挙げられる。これらジアルデヒド類は単独もしくは2種以上を混合して使用しても何ら問題はないが、入手の容易さからグリオキザールが好ましい。
本発明で使用するメチレン架橋材としては、ホルムアルデヒドが好適に挙げられる。さらにホルムアルデヒドの形態としては、特に制限はないが、ホルムアルデヒド水溶液、及びパラホルムアルデヒド、トリオキサンなど酸存在下で分解してホルムアルデヒドとなる重合物を用いることもできる。好ましくは、取り扱いの容易なホルムアルデヒド水溶液であり、市販品の42%ホルムアルデヒド水溶液をそのまま使用できる。
本発明の合成触媒としては、有機酸である蓚酸、蟻酸、酢酸、および硫酸、p−トルエンスルホン酸、硫酸ジエチルのようなフリーデルクラフト型触媒の存在下において縮重合させて合成することができる。
本発明のフェノール樹脂の具体的な製造条件は以下のとおりである。n倍モルのジアルデヒド類に対し、m倍モルのメチレン架橋材をフェノール類と同時に添加して一段の縮合反応で行うことができる。あるいは、添加順序をずらしても何ら問題はない。
これらの場合に、ジアルデヒド類nモルに対するメチレン架橋材(ホルムアルデヒド)の使用量mモルの使用比率は、特に制限はないが、m/nの値は0.1倍モル以上であればよい。好ましくは0.2〜10である。さらに好ましくは0.3〜5、より好ましくは0.5〜3である。0.1より少ない場合は低粘度化が達成できず、10以上であればガラス転移温度が低下する問題が発生する場合がある。
使用するフェノール類は、ジアルデヒド類nモルとメチレン架橋剤(ホルムアルデヒド)mモルの合計(n+m)モルに対して、特に制限はないが、3〜20倍モルが好ましい。さらに好ましくは4〜10倍モルである。3倍モルより少ない場合は、架橋が進み、溶融粘度が高く流動性が低下し、本発明の目的に合うフェノール樹脂が安定的に得られない場合もある。あまりに多すぎる場合は耐熱性の指標となるガラス転位温度が低下する恐れがある。
本発明のフェノール樹脂の製造方法において、原料であるフェノール類、ジアルデヒド類、メチレン架橋剤の使用量をコントロールすることで所望の150℃における溶融粘度を達成することができる。
本発明で使用する合成触媒の使用量は、フェノール類の使用量に対し、0.001〜0.5重量部、好ましくは0.001〜0.2重量部、さらに好ましくは0.001〜0.1重量部の範囲で好適に使用される。使用量が少ない場合反応速度が遅く、使用量が多すぎる場合は反応が急激に進行して反応をコントロールすることが不可能になる等の問題が生じる。
また、上記で述べたフェノール類とジアルデヒド類とメチレン架橋材の添加順序に制限は無い。すなわち同時に添加して一段の縮合反応で行うこともでき、予め酸触媒下でフェノール類とジアルデヒド類とを縮合反応させ、次いでメチレン架橋材を添加配合して縮合させる2段の縮合反応で製造することもできる。また予め、酸触媒下でフェノール類とメチレン架橋材とを縮合反応させ、次いでジアルデヒド類を添加配合して縮合させる2段の縮合反応で製造することもできる。
このような製造条件下で反応して得られる樹脂の形態としては、一般式(1)で示される構成成分のフェノール樹脂と想定している。
Figure 0005476762
式中、Rはアルキレン基、又はアリール基であり、sは0〜2の整数である。また、R1、R2及びR3は同一でも異なっていてもよく、それぞれ、水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1から6個のアルキル基、又はアリール基であり、p、q、rはそれぞれ0〜2の整数である。また、mおよびnは、正の数値を表す。
本発明のフェノール樹脂は、150℃における溶融粘度が30〜4000mPa・sが好ましく、さらに好ましくは50〜3000mPa・sである。溶融粘度が30mPa・s以下の場合は作業性が悪化、或いは耐熱性の指標となるガラス転位温度が低下する恐れがあり、4000mPa・s以上の場合は溶融粘度が高く流動性が低下し、充填不良等の成型不良が発生する恐れがある。
本発明で得られるフェノール樹脂は、そのままエポキシ樹脂の硬化剤としてバインダー、コーティング材、積層材、成形材料等の用途に使用することもできるし、エピクロルヒドリンと反応させることによりエポキシ樹脂とすることもできる。さらにはこれらを用いた硬化物とすることもできる。
本発明の低溶融粘度フェノール樹脂をエポキシ樹脂用硬化剤として使用する場合には、該フェノール樹脂とエポキシ樹脂及び硬化促進剤を混合し、100℃〜250℃温度範囲で硬化させることにより得られる。
エポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂などのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ハロゲン化エポキシ樹脂など分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂が挙げられる。これらエポキシ樹脂は
単独もしくは2種以上を混合して使用しても何ら問題ない。
好ましいエポキシ樹脂としては、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂およびビフェニル型エポキシ樹脂が挙げられる。
硬化促進剤としては、エポキシ樹脂をフェノール樹脂で硬化させる為の公知の硬化促進剤を用いることができる。例えば、有機ホスフィン化合物及びそのボロン塩、3級アミン、4級アンモニウム塩、イミダゾール類及びのテトラフェニルボロン塩などを挙げることができるが、この中でも硬化性や耐湿性の面からトリフェニルホスフィンが好ましい。また、より高流動性する為には、加熱処理にて活性が発現する熱潜在性の硬化促進剤が好ましく、テトラフェニルホスフォニウム・テトラフェニルボレートなどのテトラフェニルホスフォニウム誘導体が好ましい。
本発明のフェノール樹脂をエピクロルヒドリンと反応させてエポキシ樹脂とする方法については、例えば、該フェノール樹脂に過剰のエピクロルヒドリンを加え、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物の存在下に50〜150℃、好ましくは60〜120℃の範囲で1〜10時間程度反応させる方法が挙げられる。この場合、エピクロルヒドリンの使用量は、該フェノール樹脂の水酸基当量に対して2〜15倍モル、好ましくは2〜10倍モルである。また、使用するアルカリ金属水酸化物の使用量は、該フェノール樹脂の水酸基当量に対して0.8〜1.2倍モル、好ましくは0.9〜1.1倍モルである。
反応後の後処理については、反応終了後、過剰のエピクロルヒドリンを蒸留除去し、残留物をメチルイソブチルケトン等の有機溶剤に溶解し、ろ過し水洗して無機塩を除去し、次いで有機溶剤を留去することにより、目的とするエポキシ樹脂を得ることができる。
このようにして得られたエポキシ樹脂と該フェノール樹脂を硬化剤として新たなエポキシ樹脂組成物とすることができる。
得られたエポキシ樹脂組成物には、必要に応じて、無機充填材、離型剤、着色剤、カップリング剤、難燃剤等を添加または予め反応して用いることができる。特に半導体封止用途に使用する場合、無機充填材の添加は必須となる。このような無機充填材の例として、非晶性シリカ、結晶性シリカ、アルミナ、珪酸カルシウム、炭酸カルシウム、タルク、マイカ、硫酸バリウムなどをあげることができるが、特に非晶性シリカ、結晶性シリカなどが好ましい。また、これら添加剤の配合割合は公知の半導体封しようエポキシ樹脂組成物における割合と同様でよい。
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明する。尚、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
また、本発明におけるフェノール樹脂の評価方法を示す。
(1)150℃溶融粘度:ICI溶融粘度計を用い、150℃でのフェノール樹脂の溶融粘度を測定した。
ICI粘度の測定方法は以下の通り。
ICIコーンプレート粘度計 MODEL CV−1S TOA工業(株)
ICIコーンプレート温度を150℃に設定し、試料を所定量、秤量する。
プレート部に秤量した樹脂を置き、上部よりコーンで押さえつけ、90sec放置する。コーンを回転させて、そのトルク値をICI粘度として読み取る。
(2)軟化点:JIS K 6910に準拠した環球法軟化点測定を実施した。
(3)水酸基当量:JIS K 0070に準拠した水酸基当量測定を実施した。
以下に詳細な実施例を示す。
実施例1(ホルムアルデヒド(F)後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液97.30g(0.68モル)、パラトルエンスルホン酸1.67gを仕込み、120℃で4時間反応させた。その後42%ホルマリン水溶液31.77g(0.45モル)を添加し、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって214gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は116℃、150℃でのICI粘度は3100mPa・s、水酸基当量は120g/eqであった。
実施例2(グリオキザール(G)後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、42%ホルマリン水溶液31.77g(0.45モル)、パラトルエンスルホン酸1.67gを仕込み、100℃で3時間反応させた。その後40%グリオキザール水溶液97.30g(0.68モル)を添加し、120℃で4時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって210gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は119℃、150℃でのICI粘度は3100mPa・s、水酸基当量は120g/eqであった。
実施例3(グリオキザールおよびホルムアルデヒド一括添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液97.30g(0.68モル)、42%ホルマリン水溶液31.77g(0.45モル)、パラトルエンスルホン酸1.67gを仕込み、100℃で3時間反応させた後、120℃で4時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって190gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は120℃、150℃でのICI粘度は3900mPa・s、水酸基当量は120g/eqであった。
実施例4(F後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液64.87g(0.45モル)、パラトルエンスルホン酸1.64gを仕込み、120℃で4時間反応させた。その後42%ホルマリン水溶液47.65g(0.68モル)を添加し、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって180gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は95℃、150℃でのICI粘度は330mPa・s、水酸基当量は116g/eqであった。
実施例5(F後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液91.49g(0.63モル)、パラトルエンスルホン酸1.65gを仕込み、120℃で4時間反応させた。その後42%ホルマリン水溶液35.41g(0.50モル)を添加し、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって185gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は110℃、150℃でのICI粘度は2300mPa・s、水酸基当量は119g/eqであった。
実施例6(F後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液129.73g(0.90モル)、パラトルエンスルホン酸1.70gを仕込み、120℃で4時間反応させた。その後42%ホルマリン水溶液15.88g(0.23モル)を添加し、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって227gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は136℃、150℃でのICI粘度は>4000mPa・s、水酸基当量は127g/eqであった。
実施例7(F後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液32.43g(0.23モル)、パラトルエンスルホン酸1.60gを仕込み、120℃で4時間反応させた。その後42%ホルマリン水溶液63.54g(0.90モル)を添加し、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって195gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は68℃、150℃でのICI粘度は40mPa・s、水酸基当量は114g/eqであった。
実施例8(F後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液129.73g(0.90モル)、パラトルエンスルホン酸1.85gを仕込み、120℃で4時間反応させた。その後42%ホルマリン水溶液96.58g(1.35モル)を添加し、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって366gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は111℃、150℃でのICI粘度は1550mPa・s、水酸基当量は113g/eqであった。
実施例9(F後添加)
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール1128.00g(12.00モル)、40%グリオキザール水溶液48.65g(0.34モル)、パラトルエンスルホン酸2.29gを仕込み、120℃で4時間反応させた。その後42%ホルマリン水溶液36.22g(0.51モル)を添加し、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって123gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は84℃、150℃でのICI粘度は190mPa・s、水酸基当量は111g/eqであった。
比較例1
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、40%グリオキザール水溶液162.16g(1.13モル)、パラトルエンスルホン酸1.72gを仕込み、120℃で4時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって228gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は161℃、ICI粘度は>4000mPa・s、水酸基当量は125g/eqであった。
比較例2
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール800.00g(8.51モル)、40%グリオキザール水溶液87.52g(0.61モル)、パラトルエンスルホン酸1.84gを仕込み、120℃で4時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって100gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂は結晶の粒が目視でき、軟化点は157℃、ICI粘度は>4000mPa・sであった。
比較例3
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール1891.00g(20.12モル)、40%グリオキザール水溶液144.76g(1.01モル)、パラトルエンスルホン酸4.35gを仕込み、120℃で4時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって150gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂は結晶の粒が目視でき、軟化点は150℃、ICI粘度は>4000mPa・sであった。
比較例4
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、42%ホルマリン水溶液79.42g(1.13モル)、パラトルエンスルホン酸1.57gを仕込み、100℃で3時間反応させた。反応終了後中和し、水洗を3回行った。油層を分離し、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって151gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂は常温で半固形の樹脂であり、ICI粘度は12mPa・s、水酸基当量は104g/eqであった。
比較例5
攪拌装置、コンデンサ、及び窒素ガス導入管を備えたガラス製反応釜に、フェノール752.00g(8.00モル)、42%ホルマリン水溶液388.57g(5.44モル)、蓚酸0.90gを仕込み、100℃で8時間反応させた。反応終了後、減圧蒸留によって未反応フェノールを留去することによって641gのフェノールノボラック樹脂を得た。
得られたフェノールノボラック樹脂の軟化点は95℃、ICI粘度は670mPa・s、水酸基当量は107g/eqであった。
実施例1〜9および比較例1〜5の合成条件ならびに各フェノール樹脂の物性値を表1にまとめて示した。
Figure 0005476762
表1に示した条件で合成したフェノール樹脂を硬化剤として使用した場合、対するエポキシ樹脂は、JER(株)製YX−4000(エポキシ当量186g/eq)のテトラメチルビフェノール型エポキシ樹脂であり、硬化促進剤としてトリフェニルホスフィン(TPPと略記することもある。)を使用した。
本発明のフェノール樹脂及び上記エポキシ樹脂を、フェノール水酸基当量とエポキシ当量比が1:1となるように配合し、TPP触媒を仕込んだ。これらを150℃に加熱して溶融混合し、真空脱泡した後に180℃の金型(厚さ4mm)に注型し、180℃、5時間で硬化させた後、さらに200℃、8時間かけて硬化して成形体を試作した。
得られた成形体(硬化物)の各種物性の試験方法は以下の通り。
(4)吸水率:24時間煮沸法(縦50mm×横50mm×厚さ4mmの成形体)
(5)Tg:TMA法(Thermal Mechanical Analysis、熱機械分析法)(昇温速度5℃/分)
(6)機械強度:JIS K 7171に準じて測定
(7)ゲルタイム
上記フェノール樹脂と上記エポキシ樹脂を1:1の当量になるように試験管に仕込み、さらにTPPを試験管に仕込む。
温度を175℃に設定したゲルタイマー(東芝時間計 SFO−304M)に試験管を設置し、SUS攪拌棒を使い、1秒間に1回転で攪拌する。
はじめは粘度が低く液状であるが、一定時間経過すると、樹脂の粘度が急激に上昇し、ゲル状となる。この時間をゲルタイムとする。この時間が速いほど、硬化性が良好という指標になる。
配合割合と硬化特性を表2にまとめて示した。
Figure 0005476762
表2から分かるように、実施例1〜9で得られたフェノール樹脂は、高ガラス転移温度且つ低弾性率性を保持したまま低粘度化または低軟化点化を達成している。
また、実施例1〜3により、原料の添加順序による物性の差はほとんど無いことも分かった。比較例1は高ガラス転移温度を達成しているが軟化点が非常に高い。比較例4,5については軟化点、粘度は比較的良好であるが、ガラス転移温度や弾性率といった特性が損なわれていることが分かる。また、比較例2、3については著しい結晶化のため硬化物作成が不可能であった。
このように本発明で得られたテトラキスフェノールエタン骨格を含有するフェノール樹脂は、高ガラス転移温度を保持したまま低粘度化、低軟化点化を達成することが可能であり、封止材用途等の電子材料として利用できる。

Claims (10)

  1. 下記一般式(2)で表されるフェノール類と、下記一般式(3)で表されるジアルデヒド類及びホルムアルデヒドを含有する架橋基化合物とを、一般式(3)のジアルデヒド類nモルに対するホルムアルデヒドmモルの割合比率m/nの値が0.1以上且つ10以下で、反応させることを特徴とするフェノールノボラック樹脂の製造方法。
    Figure 0005476762
    Figure 0005476762
    (式中、Rはアルキレン基、又はアリーレン基であり、sは0〜2の整数である。但し、Rがアルキレン基の場合、sは0である。また、Rは水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1から6個のアルキル基、又はアリール基であり、pは0〜2の整数である。)
  2. 下記一般式(2’)で表されるフェノール類と、下記一般式(3’)で表されるジアルデヒド類及びホルムアルデヒドを含有する架橋基化合物とを、一般式(3’)のジアルデヒド類nモルに対するホルムアルデヒドmモルの割合比率m/nの値が0.1以上且つ10以下で、反応させることを特徴とするフェノールノボラック樹脂の製造方法。
    Figure 0005476762
    Figure 0005476762
    (式中、Rはアルキレン基、又はアリーレン基であり、sは0〜2の整数である。また、Rは水素原子、又はアリール基であり、pは0〜2の整数である。)
  3. フェノール類と架橋基化合物である一般式(3)又は一般式(3’)のジアルデヒド類およびホルムアルデヒドの添加順序が、同時かもしくは分割反応である請求項1又は2に記載のフェノールノボラック樹脂の製造方法。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の製造方法で得られたフェノールノボラック樹脂とエポキシ樹脂とを含むエポキシ樹脂組成物。
  5. 請求項に記載のエポキシ樹脂組成物を含む硬化物。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の製造方法で得られたフェノールノボラック樹脂をエポキシ化したエポキシ化フェノール樹脂。
  7. 請求項6に記載のエポキシ化フェノール樹脂と請求項1〜のいずれか1項に記載の製造方法で得られたフェノールノボラック樹脂とを含むエポキシ樹脂組成物。
  8. 請求項7に記載のエポキシ樹脂組成物を含む硬化物。
  9. 架橋基化合物として下記一般式(3)で示されるジアルデヒド類およびホルムアルデヒドを含有し、一般式(3)のジアルデヒド類nモルに対するホルムアルデヒドmモルの割合比率m/nの値が0.1以上且つ10以下であるフェノールノボラック樹脂。
    Figure 0005476762
    (式中、Rはアルキレン基、又はアリーレン基であり、sは0〜2の整数である。但し、Rがアルキレン基の場合、sは0である。)
  10. 150℃における溶融粘度が30〜4000mPa・sである請求項9に記載のフェノールノボラック樹脂。
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