JP5471330B2 - 発光ダイオード駆動回路及び発光ダイオードの点灯制御方法 - Google Patents

発光ダイオード駆動回路及び発光ダイオードの点灯制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、発光ダイオードを点灯駆動させる駆動回路及び発光ダイオードの点灯制御方法に関し、特に交流電源を用いて駆動させる発光ダイオード駆動回路及び発光ダイオードの点灯制御方法に関する。
近年、照明用の光源として、白熱電球や蛍光灯に比べ低消費電力で駆動可能な発光ダイオード(以下「LED」ともいう。)が注目されている。LEDは小型で耐衝撃性にも強く、球切れの心配がないといった利点がある。
このような照明機器用の電源としては、家庭用電源など交流を電源として用いることが望まれる。一方、LEDは直流駆動素子であり、順方向の電流でのみ発光する。また、照明用途として現在多用されているLEDの順方向電圧Vfは3.5V程度である。LEDはVfに達しなければ発光せず、逆にVfを超えると過度の電流が流れてしまう特性を有する。したがってLEDに対しては直流による駆動が適しているといえる。
この相反する条件に応えるため、交流電源を用いたLEDの駆動回路が、種々提案されている。例えば図8に示す駆動回路では、交流電源71をブリッジ回路72で全波整流し、平滑コンデンサ73で平滑した後、定電流回路やスイッチング電源回路等の駆動回路74でLED群75を駆動している。この回路では、平滑のための平滑コンデンサ73に高耐圧、高容量の特性が要求されるため、アルミ電解コンデンサなど大型の素子が必要となる。また一般に電解コンデンサは周囲温度が高温の場合、寿命が短くなるという問題もある。さらにスイッチング電源に用いられるコイルにも同様に大型化や高温下での性能劣化といった問題がある。一方でスイッチング電源回路においては、大電流を高速にスイッチングするため、ノイズが発生し易くなるため、ノイズ対策も必要となる。このように従来の駆動回路では、本来小型化に適したはずのLEDを用いた駆動回路における素子の配置スペース確保や、温度の影響を軽減するための構造、さらにはノイズ対策が必要といった問題を抱えていた。
このような課題に対し、LEDとの親和性を良くするため、ブリッジ回路で整流された電圧波形の平滑化を行わずに定電流回路などで駆動する方法も考案されている。このような回路例を図9に示す。この図に示す駆動回路は、図8と同じく、交流電源81をブリッジ回路82で全波整流した後、平滑化を行わず、トランジスタと抵抗で構成された定電流回路84でLED群85を駆動している。定電流回路84は、フイードバック抵抗86、電流検出トランジスタ87、電流制御トランジスタ88、電流検出抵抗89で構成されている。この回路は半導体素子で構成されるため、同じく半導体素子であるLEDとの動作温度範囲が共通であり、小型化に適しているといえる。
しかしながら、平滑化を行わずにLEDを駆動する場合、その電圧波形は図10に示すようになり、その電圧値が一定せず周期的に変化する。一方、各LEDは図9に示すように相互に直列接続されているため、印加電圧がLEDの順方向電圧Vfの合計値を超えない限りLEDは点灯しない。このため、図10に示すような時間変化する電圧波形では、LEDが点灯する時間が限られることとなって、LEDの利用効率が下がるという問題がある。ここでLEDの利用効率とは、(LED実効消費電力)/(直流定格電流駆動時のLED消費電力)で表される。
特に、LEDを保護するためにLEDと直列に電流制限抵抗を挿入する回路においては、電源電圧変動に対しLEDの電力も大きく変動し、場合によってはLED定格電流を超えてしまう場合もあるので、予め電流を小さく設定する必要がある。したがって、この場合には定電流回路を構成して駆動するのが一般的である。この場合の問題点について詳述すると、例えば日本における商用電源の100Vは実効値であり、全波整流された後の最大電圧は141Vとなる。この電源にLEDを接続し、定電流回路で駆動する場合、仮にVf=3.5VのLEDを1個のみ接続し、定電流回路で駆動すれば、電源電圧が3.5Vを超える範囲でLEDはONとなって、LED利用効率は高くなる。しかしながら、図11の電圧波形において網掛けで示すように、電力の大部分は熱として消費されることとなり、発光に利用されない結果、電源効率は大きく低下してしまう。
一方、LEDを複数直列に接続して、順方向電圧Vfの合計値が141Vに近い値となるよう、接続数を多くすることも考えられる。この場合、電源効率を90%程度確保しようとすれば、Vfの合計値が120V程度必要となる。しかしながら、この設計では電源電圧が120Vを超えた範囲でやっとLEDがONとなり、それ以下ではLEDが点灯しない結果、図11において破線で示す範囲でのみしか点灯せず、ONデューティとしては35%程度となってしまう。このため、LED利用効率も35%程度となってしまい、力率も77%程度となる。このように、LED利用効率を高めようとしてVfを低くすれば、熱で消費される無駄が増え、逆に電源効率を改善するためVfを高くすると、LEDのONデューティが短くなってLED利用効率が悪くなるという相反する問題があった。
さらに一方で、変化する電圧値に応じてVfの合計値を変化させるようにLEDを切り替える方法が提案されている(特許文献1)。この方法では、図12の回路図に示すように、多段に直列接続されたLEDをブロック61、62、63、64、65、66に分け、整流波形の入力電圧の電圧値に応じてLEDブロック61〜66の接続を、マイクロコンピュータで構成されたスイッチ制御部67で切り替えることで、段階的にVfの合計値を変化させる。この結果、図13のタイミングチャートに示す電圧波形のように、整流波形に対して複数の方形波でLEDを点灯できるため、図11のような単一の方形波のみでのONデューティに比べ、LEDの利用効率を改善できる。しかしながらこの方法では、入力波形の電圧値を検出した結果に基づき、並列に各LEDブロックの切り替えるためにマイクロコンピュータを使用しており、高度な制御が可能となる反面、回路構成が高価となり、安価な照明装置には不向きである。
一方、図14の回路図に示すようにマイクロコンピュータを使用せず、ツェナーダイオードと抵抗で電圧を検出する構成も提案されている。この図に示す回路は、LEDブロック91、92、93の接続切り替えを、ツェナーダイオード94と抵抗95で分圧された電圧値に基づいて、整流波形の入力電圧の電圧値に応じて行っており、段階的にVfの合計値を変化させる結果、図15の電圧波形に示すように、整流波形に対して複数の方形波でLEDを点灯できる。この構成は、図12の回路構成に比べ安価に構築できる利点がある。
しかしながら上記の方法ではいずれも、整流された入力電圧に応じてLEDブロック間の点灯を切り替える構成のため、この切り替え電圧値を、各段のLEDブロックのVf値(設定電流時)と正確に一致させる必要がある。ところでLED素子は一般に特性のばらつきがあり、Vfや温度特性が素子毎に異なるため、現実にはこのような正確な調整は極めて困難となる。特に図13に示すように、各LEDブロックは複数のLED素子を相互に直列に接続する必要があるため、各素子毎のVfのばらつきが逐次加算される結果、LEDブロック全体のVf電圧値のばらつきも一層大きくなってしまう。一方、ばらつきを抑えるよう予め選別されたLED素子のみを使用することも考えられるが、この場合はLED素子のコストが上昇する上歩留まりも悪化する。特に照明装置では多数のLED素子を使用する一方で、LED照明装置普及のためコスト削減の要求も強いため、このような選択は現実的でない。
このため、各LEDブロックのVfが所望値からずれる結果、もしVf値が切り替え電圧値よりも高くなると、切り替え直後に電流が流れず、LEDを点灯できなくなり、ノイズの発生や力率低下を招来する。逆にLEDのVfが切り替え電圧値よりも低くなると、その分の電力が定電流回路にて無駄に消費されることとなる。このため、LED素子のばらつきによって所望の動作の実現が困難となる結果、点灯切り替えの遅れや効率の低下を生じ、現実にはLED点灯の品質及び信頼性の面で実現困難な面があった。
さらに、上記方法ではLEDブロックの切り替えにより複数の方形波でLEDをONさせることが可能となるものの、図15の斜線で示すように消費されない電力が残るため、依然として効率が悪いという欠点もある。特に最も電圧の高い領域で、本来であればLEDを最も明るく発光可能な領域を有効活用できないという問題があった。
特開2006−147933号公報
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、高い電源効率を維持しつつ、LED利用効率及び力率を改善することに加え、使用するLED素子毎の順方向電圧Vfや温度特性のばらつきを吸収して、安定して動作可能な発光ダイオード駆動回路及び発光ダイオードの点灯制御方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
以上の目的を達成するために、第1の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、交流電源に接続可能で、該交流電源の交流電圧を整流した脈流電圧を得るための整流回路2と、前記整流回路2の出力側と直列に順に接続される、複数の発光ダイオードからなる第一LEDブロック11と、複数の発光ダイオードからなる第二LEDブロック12と、複数の発光ダイオードからなる第三LEDブロック13と、前記第一LEDブロック11の通電量に基づいて、前記第二LEDブロック12をバイパスする第一バイパス経路BP1のON/OFFを切り替える第一切り替え手段と、前記第一LEDブロック11及び前記第二LEDブロック12の通電量に基づいて、前記第三LEDブロック13をバイパスする第二バイパス経路BP2のON/OFFを切り替える第二切り替え手段とを備えることができる。これにより、LEDブロックへの通電量に基づいて各LEDブロックへの通電量を切り替えることができるので、脈流電圧の変化によらず電力を効率よく利用してLED利用効率及び力率を向上できる。
また、第2の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、前記第一切り替え手段が、前記第二LEDブロック12と並列に接続され、前記第一LEDブロック11への通電量を制限するための第一電流制御手段21と、前記第一電流制御手段21による前記第一LEDブロック11への通電制限量を制御するための第一電流検出制御手段31と、前記第一LEDブロック11と直列に接続され、前記第一LEDブロック11の通電量を検出する第一電流検出手段4Bと、を有し、前記第二切り替え手段が、前記第三LEDブロック13と並列に接続され、前記第一LEDブロック11及び前記第二LEDブロック12への通電量を制限するための第二電流制御手段22と、前記第二電流制御手段22による前記第一LEDブロック11及び第二LEDブロック12への通電制限量を制御するための第二電流検出制御手段32と、前記第二LEDブロック12と直列に接続され、前記第二LEDブロック12の通電量を検出する第二電流検出手段4Cとを有することができる。これにより、電流制御手段及び電流検出制御手段によりLEDブロックへの通電量、すなわち点灯/消灯を切り替えることができるので、脈流電圧の変化によらず電力を効率よく利用してLED利用効率及び力率を向上できる。
さらに、第3の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、前記第一電流検出手段4Bと第二電流検出手段4Cとを共通にすることができる。これにより、第一、第二電流検出制御手段は共通の通電量に基づいて各々LEDブロックや電流制御手段への通電量を制御できるため、専用の電流検出手段を個別に設ける必要がなく、回路構成を簡素化できる利点が得られる。
さらにまた、第4の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、交流電源に接続可能で、該交流電源の交流電圧を整流した脈流電圧を得るための整流回路と、前記整流回路の出力側と直列に接続される、複数の発光ダイオードからなる第一LEDブロックと、前記第一LEDブロックと直列に接続される、複数の発光ダイオードからなる第二LEDブロックと、前記第二LEDブロックと直列に接続される、複数の発光ダイオードからなる第三LEDブロックと、前記第三LEDブロックと直列に接続される電流制限手段と、前記第二LEDブロックと並列に接続される、前記第一LEDブロックへの通電量を制限するための第一電流制御手段と、前記第一LEDブロックへの通電量、及び前記第三LEDブロックと並列に接続される、前記第二LEDブロックへの通電量を制限するための第二電流制御手段と、前記第一LEDブロックへの通電量、前記第二LEDブロックへの通電量、及び前記電流制限手段と並列に接続される、前記第三LEDブロックへの通電量を制限するための第三電流制御手段と、前記第一電流制御手段による前記第一LEDブロックへの通電制限量を制御するための第一電流検出制御手段と、前記第二電流制御手段による前記第一LEDブロック及び第二LEDブロックへの通電制限量を制御するための第二電流検出制御手段と、前記第一LEDブロック、第二LEDブロック及び第三電流制御手段による第三LEDブロックへの通電制限量を制御するための第三電流検出制御手段とを備えることができる。これにより、LEDブロックへの通電量に基づいて各LEDブロックへの通電量、すなわち点灯/消灯を切り替えることができるので、脈流電圧の変化によらず電力を効率よく利用してLED利用効率及び力率を向上できる。また、電流制御によってLEDの点灯を制御するため、LED素子毎の順方向電圧Vfや温度特性のばらつきに依存しない、最適な動作が実現できる。さらに、複雑な制御を要せず回路構成をシンプルにでき、安価で信頼性の高いLED駆動装置を得ることができる。加えて、ノイズの発生を抑制できる効果も得られる。
さらにまた、第5の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、前記第一電流制御手段による前記第一LEDブロックへの通電制限量が、前記第二電流制御手段による前記第一LEDブロック及び第二LEDブロックへの通電制限量よりも小さく、前記第二電流制御手段による前記第一LEDブロック及び第二LEDブロックへの通電制限量が、前記第三電流制御手段による前記第一LEDブロック、第二LEDブロック及び第三LEDブロックへの通電制限量よりも小さくなるよう設定できる。これにより、第一LEDブロックがONされた後、第二LEDブロックを先にONに切り替えた後に、第三LEDブロックをONに切り替えるよう、順次LEDブロックの点灯を遷移させることができる。加えて、LEDブロックを流れる電流値を、点灯時間の長いLEDブロック程低く抑えることができるので、発熱量を抑制して発光ダイオード素子のライフ特性を改善できる利点も得られる。
さらにまた第6の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、さらに前記電流制限手段とアースとの間に接続される電流検出手段を備え、前記第一電流検出制御手段、第二電流検出制御手段、第三電流検出制御手段が、前記電流検出手段の通電量に基づいて、各々前記第一LEDブロック、第二LEDブロック、第三LEDブロックへの通電量の制限を行うことができる。これにより、各電流検出制御手段は共通の通電量に基づいて各々LEDブロックや電流制御手段への通電量を制御できるため、専用の電流検出手段を個別に設ける必要がなく、回路構成を簡素化できる利点が得られる。
さらにまた第7の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、さらに前記整流回路の出力側とアースとの間に接続されたコンデンサを備えることができる。これにより、脈流電圧の低い領域で発光ダイオードがすべて消灯するいわゆるストロボ現象を回避できる。
さらにまた第8の側面に係る発光ダイオードの点灯制御方法によれば、交流電源を整流した脈流電圧を得る工程と、該脈流電圧を、相互に直列に接続された、複数の発光ダイオードを相互に直列に接続した第一LEDブロックと、第二LEDブロックと、第三LEDブロックとに印加する工程と、前記第二LEDブロックと並列に接続されて該第二LEDブロックをバイパスする第一バイパス経路をON/OFF可能な第一電流制御手段が、前記第一LEDブロックの通電量に基づき、該通電量が所定値以下の場合は第一バイパス経路をONとし、該通電量が所定値を超えると第一バイパス経路をOFFに切り替える工程と、前記第一バイパス経路がOFFに切り替えられて前記第二LEDブロックが通電された状態において、前記第三LEDブロックと並列に接続されて該第三LEDブロックをバイパスする第二バイパス経路をON/OFF可能な第二電流制御手段が、前記第二LEDブロックの通電量に基づき、該通電量が所定値以下の場合は第二バイパス経路をONとし、該通電量が所定値を超えると第二バイパス経路をOFFに切り替える工程とを含むことができる。これにより、LEDブロックへの通電量に基づいて各LEDブロックへの通電量、すなわち点灯/消灯を切り替えることができるので、脈流電圧の変化によらず電力を効率よく利用してLED利用効率及び力率を向上できる。さらに、電流制御によってLEDの点灯を制御するため、LED素子毎の順方向電圧Vfや温度特性のばらつきに依存しない、最適な動作が実現できる。さらに、複雑な制御を要せず回路構成をシンプルにでき、安価で信頼性の高いLED駆動装置を得ることができる。加えて、ノイズの発生を抑制できる効果も得られる。
さらにまた第9の側面に係る発光ダイオードの点灯制御方法によれば、さらに前記第二バイパス経路がOFFに切り替えられて前記第三LEDブロックが通電された状態において、前記第三LEDブロックと直列に接続された電流制限手段と並列に接続されて、該電流制限手段をバイパスする第三バイパス経路をON/OFF可能な第三電流制御手段が、前記第三LEDブロックの通電量に基づき、該通電量が所定値以下の場合は第三バイパス経路をONとし、該通電量が所定値を超えると第三バイパス経路をOFFに切り替える工程を含むことができる。
実施の形態1に係る発光ダイオード駆動装置を示すブロック図である。 実施例1に係る発光ダイオード駆動装置を示す回路図である。 脈流電圧を図2の回路に入力した場合の電流波形を示すグラフである。 実施例2に係る発光ダイオード駆動装置の電流波形を示すグラフである。を示す回路図である。 実施例3に係る発光ダイオード駆動装置を示す回路図である。 実施例4に係る発光ダイオード駆動装置を示す回路図である。 実施例5に係る発光ダイオード駆動装置を示す回路図である。 従来のLED駆動回路を示すブロック図である。 従来の他のLED駆動回路を示すブロック図である。 交流電圧を整流した脈流電圧の波形を示すグラフである。 全波整流電源によるLED駆動電圧を示すグラフである。 マイクロコンピュータを使用したLED点灯回路例を示す回路図である。 図12のLED点灯回路の動作を示すタイミングチャートである。 マイクロコンピュータを使用しないLED点灯回路例を示す回路図である。 図14のLED点灯回路の動作を示すタイミングチャートである。 フィルムコンデンサを用いた発光ダイオード駆動装置を示す回路図である。 図16の回路における入力電圧波形を示すグラフである。 図16の回路による光束の時間変化を示すグラフである。 実施例6に係る発光ダイオード駆動装置を示す回路図である。 図19の回路における入力電圧波形を示すグラフである。 図19の回路による光束の時間変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための発光ダイオード駆動装置及び発光ダイオードの点灯制御方法を例示するものであって、本発明は発光ダイオード駆動装置及び発光ダイオードの点灯制御方法を以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、他の実施例、実施形態等に利用可能なものもある。
図1に、実施の形態に係る発光ダイオード駆動装置のブロック図を示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置100は、交流電源APに接続されて、交流電圧を整流した脈流電圧を得るための整流回路2と、複数のLEDブロックで構成されたLEDブロック群1と、電流制限手段3と、電流検出手段4とを、各々直列に接続している。ここではLEDブロックを3つ使用しており、第一LEDブロック11、第二LEDブロック12、第三LEDブロック13を直列に接続してLEDブロック群1を構成している。なお本明細書において要素を「直列」に接続するとは、特に規定しない限り接続の順序を問わず、また間に追加の要素を介在させる形態も、直列の接続形態が維持されている限り含むことは言うまでもない。例えば第一LEDブロック11、第二LEDブロック12、第三LEDブロック13、電流制限手段3、電流検出手段4の順に接続する他、第一LEDブロック11、第二LEDブロック12、電流検出手段4、第三LEDブロック13、電流制限手段3の順に接続してもよい。
また第二LEDブロック12、第三LEDブロック13、電流制限手段3には、各々両端に通電量を制限するための電流制御手段が接続される。各電流制御手段は、それぞれLEDブロック又は電流制限手段3に対して並列に設けられているため、通電量を調整するバイパス経路を構成する。すなわち各電流制御手段によってバイパスされる電流量を調整できるので、結果的に各LEDブロックの通電量を制限できる。図1の例では、第二LEDブロック12と並列に第一電流制御手段21が接続され、第一バイパス経路BP1を形成する。また第三LEDブロック13と並列に第二電流制御手段22が接続され、第二バイパス経路BP2を形成する。さらに電流制限手段3と並列に第三電流制御手段23が接続され、第三バイパス経路BP3を形成する。
なお電流制限手段3は、図1の例では抵抗器であるLED電流制限抵抗を使用しており、LEDの保護抵抗として機能する。また電流検出手段4も抵抗器が使用でき、この電流検出手段4でLEDブロックを直列接続したLEDブロック群1に通電される電流を電圧降下などによる検出することによって、LEDブロックを構成するLED素子の定電流駆動を行う。また定電流駆動を行うため、定電流回路の制御用に電流検出制御手段が設けられる。この回路例では電流制御手段と電流検出制御手段で、一種の定電流回路が構成される。
電流検出制御手段は電流制御手段と接続されており、電流制御手段のON/OFFや電流量連続可変といった動作を制御する。具体的には、第一電流制御手段21の動作を制御する第一電流検出制御手段31と、第二電流制御手段22の動作を制御する第二電流検出制御手段32と、第三電流制御手段23の動作を制御する第三電流検出制御手段33とが設けられる。各電流検出制御手段は、LEDの電流量をモニタし、その値に基づいて電流制御手段の制御量を切り替える。
LEDブロックは、複数のLED素子を直列及び/又は並列に接続したブロックである。LED素子は、表面実装型(SMD)や砲弾型のLEDが適宜利用できる。またSMDタイプのLED素子のパッケージは、用途に応じて外形を選択でき、平面視が矩形状のタイプ等が利用できる。さらに、複数のLED素子をパッケージ内で直列及び/又は並列に接続したLEDをLEDブロックとして使用することも可能であることは言うまでもない。
各LEDブロックに含まれるLED素子の順方向電圧の加算値である小計順方向電圧は、直列接続されたLED素子の個数によって決まる。例えば順方向電圧3.6VのLED素子を8個使用する場合の小計順方向電圧は、3.6×8=28.8Vとなる。ただし、LED素子は個体毎に特性のばらつきがあるため、その加算値である小計順方向電圧も一般に一定しない。このためLEDブロック毎の小計順方向電圧も、ばらつきがある。
この発光ダイオード駆動装置100は、電流検出手段4が検出した電流値に基づいて各LEDブロックに対する通電のON/定電流制御/OFFを切り替える。いいかえると、整流電圧の電圧値でなく、現実に通電される電流量に基づいた電流制御であるため、LED素子の順方向電圧のばらつきに左右されず、適切なタイミングで正確なLEDブロックの切り替えが実現され、信頼性の高い安定した動作が見込まれる。
具体的に図1の例では、第一電流検出制御手段31が第一LEDブロック11の通電量に基づいて、第一電流制御手段21による第一LEDブロック11への通電制限量を制御する。具体的には、通電量が予め設定された第一基準電流値よりも高いときに第二LEDブロック12をONにし、定電流動作に入り、低いときにOFFに、各々切り替える。さらに第二電流検出制御手段32が第二LEDブロック12の通電量に基づいて、第二電流制御手段22による第二LEDブロック12への通電制限量を制御するよう、予め設定された第二基準電流値で第二LEDブロック12のON/定電流制御/OFFを切り替える。同様に第三電流検出制御手段33も、第三LEDブロック13の通電量に基づいて、第三電流制御手段23による第三LEDブロック13への通電制限量を制御するよう、予め設定された第三基準電流値で第三LEDブロック13への通電ON/定電流制御/OFFを切り替える。
ここで、第一基準電流値<第二基準電流値<第三基準電流値となるよう設定することで、第一LEDブロック11から第二LEDブロック12、第三LEDブロック13、電流制限手段3への順で、ON/定電流制御/OFFを順次切り替えることができる。
以上のように発光ダイオード駆動装置は、家庭用電源などの交流電源を用いて、その交流を全波整流した後に得られる周期的に変化する脈流電圧に合わせて、直列に配置されたLED素子を適切な個数だけ点灯させるように構成した複数の定電流回路を備えており、各定電流回路を各々適切に動作させるように複数のLED電流検出回路を動作させることができる。
このように発光ダイオード駆動装置は、第1の電流値で第1LEDブロック11を通電させ、第1の電流値よりも大きい第2の電流値で第1LEDブロック11及び第2LEDブロック12を通電させ、さらに第2の電流値よりも大きい第3の電流値で第1LEDブロック11、第2LEDブロック12、第3LEDブロック13を通電させる。特に各LEDブロックへの通電量を定電流制御によって制限することで、電流量に応じてLEDブロックのON/定電流制御/OFFを切り替えることができ、脈流電圧に対して効率よくLEDを点灯駆動できる。
なおLEDブロックはそれぞれ、複数の発光ダイオード素子を相互に直列に接続して構成できる。これにより、脈流電圧を複数の発光ダイオード素子で効果的に分圧できる上、発光ダイオード素子毎の順方向電圧Vfや温度特性のばらつきをある程度吸収してブロック単位での制御を均一化できる。ただ、LEDブロックの数や各LEDブロックを構成する発光ダイオード素子数等は、要求される明るさや入力電圧等によって任意に設定でき、例えばLEDブロックを一の発光ダイオード素子で構成したり、LEDブロックの数を多くしてより細かな制御を行うこと、あるいは逆にLEDブロックを2つのみとして制御をシンプルにすることも可能であることは言うまでもない。
(実施例1)
次に、図1の構成を半導体素子を用いて実現した具体的な回路の構成例を、実施例1として図2に示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置200では、交流電源APに接続された整流回路2としてダイオードブリッジが用いられる。また交流電源APと整流回路2との間には、保護抵抗17が設けられる。さらに整流回路2の出力側には、バイパスコンデンサ19が接続される。
(交流電源AP)
交流電源APは、100Vの商用電源が好適に利用できる。この商用電源の100Vは実効値であり、全波整流された整流波形の最大電圧は約141Vとなる。
(LEDブロック)
各LEDブロックは、相互に直列に接続すると共に、複数のブロックに分け、ブロック同士の境界からは端子を引き出して、電流制御手段と接続している。図2の例では、第一LEDブロック11、第二LEDブロック12、第三LEDブロック13の3つのグループでLEDブロック群1を構成している。なお各LEDブロックを、図2では一のLEDで表示しているが、各LEDブロックは複数の発光ダイオードを直列接続して構成している。各LEDブロックの発光ダイオード接続数、あるいはLEDブロックの接続数は、順方向電圧の加算値、すなわち直列接続されたLED素子の総数と、使用する電源電圧とで決定される。例えば商用電源を使用する場合は、各LEDブロックのVfの合計である合計順方向電圧Vfallが、141V程度、またはそれ以下となるように設定される。
なお図2の例では、3つのLEDブロックのVfを同一となるように設計している。ただこの例に限られず、LEDブロック数を2、あるいは4以上としてもよい。さらに各LEDブロックのVfは同一でなくても良い。
(電流制御手段)
電流制御手段は、各LEDブロックに対応して、定電流駆動するための部材である。このような電流制御手段としては、トランジスタなどのスイッチング素子で構成される。特にFETは、ソース−ドレイン間飽和電圧がほぼゼロであるため、LEDブロックへの通電量を阻害することがなく好ましい。ただ、電流制御手段はFETに限定されるものでなく、バイポーラトランジスタやコンパレータ、オペアンプ、可変抵抗等でも構成可能であるのはいうまでもない。
図2の例では、電流制御手段を構成するLED電流制御トランジスタとして、FETを使用している。このFETには、ゲート端子とソース端子間に、各々ゲート保護ツェナーダイオードが接続される。具体的には、第一LED電流制御トランジスタ21Aのゲート−ソース間には、第一ゲート保護ツェナーダイオード24が、第二LED電流制御トランジスタ22Aのゲート−ソース間には、第二ゲート保護ツェナーダイオード25が、第三LED電流制御トランジスタ23Aのゲート−ソース間には、第三ゲート保護ツェナーダイオード26が、各々接続される。
また各LED電流制御トランジスタのゲート端子には、各々ゲート抵抗が接続される。具体的には、第一LED電流制御トランジスタ21Aのゲート端子には、第一ゲート抵抗27が、第二LED電流制御トランジスタ22Aのゲート端子には、第二ゲート抵抗28が、第三LED電流制御トランジスタ23Aのゲート端子には、第三ゲート抵抗29が、各々接続される。これら各LED電流制御トランジスタは、それぞれ組み合わされている電流検出トランジスタのコレクタ電圧により制御される。
なお、第一LED電流制御トランジスタ21Aや第二LED電流制御トランジスタ22Aを用いて、LEDブロック単位でON/OFFの切り替えを制御する構成では、各段のLED電流制御トランジスタを構成するFET等の制御用半導体素子が各々LEDブロックの両端に接続されているため、制御用半導体素子の耐圧はLEDブロックの小計順方向電圧にて保護されることとなる。このため、耐圧の低い小型の半導体素子を使用できる利点が得られる。
(電流検出制御手段)
電流検出制御手段は、LEDブロックと対応する電流制御手段が、適切なタイミングで定電流駆動を行うよう制御する部材である。電流検出制御手段としても、トランジスタなどのスイッチング素子が利用できる。特にバイポーラトランジスタは、電流量の検出に好適に利用できる。この例では第一電流検出制御手段31は第一電流検出トランジスタ31A、第二電流検出制御手段32は第二電流検出トランジスタ32A、第三電流検出制御手段33は第三電流検出トランジスタ33Aで、各々構成される。なお電流検出制御手段も、バイポーラトランジスタに限定されるものでなく、MOSFET、コンパレータ、オペアンプ、可変抵抗等でも構成可能であるのはいうまでもない。
図2の例では、電流検出制御手段を電流検出トランジスタで構成している。各電流検出トランジスタは、各々LED電流制御トランジスタの動作を制御する。すなわち、各電流検出トランジスタがON/定電流制御/OFFすることで、LED電流制御トランジスタをOFF/定電流制御/ONに切り替える。
一方、電流検出手段4を構成するLED電流検出抵抗4Aは、各電流検出トランジスタのベース端子とベース抵抗を介して接続される。具体的には第一電流検出トランジスタ31Aのベース端子には、第一ベース抵抗41が、第二電流検出トランジスタ32Aのベース端子には第二ベース抵抗42が、第三電流検出トランジスタ33Aのベース端子には第三ベース抵抗43が、各々LED電流検出抵抗4Aとの間に接続されている。
また第二電流検出トランジスタ32Aのベース端子とアース間には、第二ベース分圧抵抗34が、さらに第三電流検出トランジスタ33Aのベース端子とアース間には、第三ベース分圧抵抗35が、各々接続されている。これら第二、第三電流検出トランジスタの動作は、ベース電流すなわちベース抵抗及びベース分圧抵抗により設定される。なお本明細書においてアースとは、所謂グランドへの接地に限られず、仮想接地点を含むことはいうまでもない。例えば、照明装置の金属製ケースを仮想接地点として利用する。
各ベース抵抗、ベース分圧抵抗及びLED電流検出抵抗4Aの抵抗値は、各電流検出トランジスタのON/OFFをどの電流のタイミングで行うかを規定する。ここでは、第一電流検出トランジスタ31A、第二電流検出トランジスタ32A、第三電流検出トランジスタ33Aの順でONされるよう、各ベース抵抗及びベース分圧抵抗の抵抗値が設定されている。
(基準電流値)
ここでは、第一電流検出トランジスタ31Aが第一LED電流制御トランジスタ21AをONからOFFに切り替える第一基準電流値を、第二電流検出トランジスタ32Aが第二LED電流制御トランジスタ22AをONからOFFに切り替える第二基準電流値よりも低く設定する。また第三電流検出トランジスタ33Aが第三LED電流制御トランジスタ23AをONからOFFに切り替える第三基準電流値を、第二基準電流値よりも高く設定する。このように第一基準電流値<第二基準電流値<第三基準電流値と設定することで、上述の通り第一LEDブロック11、第二LEDブロック12、第三LEDブロック13、電流制限手段3であるLED電流制限抵抗3Aへの順で、OFFからONに切り替えると共に、ONからOFFの際は逆順となる。
なおこの例では、各LEDブロック及び電流制限手段3が直列に接続されているため、これらを流れる電流量は一致する。よって、これらと直列接続された電流検出手段4であるLED電流検出抵抗4Aの通電量に基づいて、各段のLED電流制御トランジスタのON/OFF切り替えを実行する。
さらに各電流検出トランジスタのコレクタ端子には、各々トランジスタ負荷抵抗が接続される。具体的には、第一電流検出トランジスタ31Aのコレクタ端子には第一トランジスタ負荷抵抗36が、第二電流検出トランジスタ32Aのコレクタ端子には第二トランジスタ負荷抵抗37が、第三電流検出トランジスタ33Aのコレクタ端子には第三トランジスタ負荷抵抗38が、各々接続される。これらトランジスタ負荷抵抗36、37、38は、脈流電圧が第一LEDブロック11の小計順方向電圧VfB1付近まで上昇するまでには、各LED電流制御トランジスタ21A、22A、23AONとなるように、その抵抗値が設定される。
(動作説明)
この発光ダイオード駆動装置200は、電源効率90%以上を維持しつつ、LED利用効率及び力率を改善し、しかも半導体素子を主体とする回路で構成できるので、LED利用環境下で小型、耐熱性に優れた装置を実現することができる。以下、図2の回路例において、図10の脈流電圧を入力する場合の電流検出制御手段及び電流制御手段の動作を、図3の電流波形を参照しながら説明する。LEDブロック群1に印加される入力電圧は、商用電源の交流を整流回路2で整流した図10の脈流電圧となる。ここで、1周期分の動作について検討する。まず電圧が0Vから第一LEDブロック11の小計順方向電圧VfB1まで上昇する間は、第一LEDブロック11によって電流は阻止される。したがって図3に示すように、電流が流れない区間が生じる。上述した順方向電圧3.6VのLED素子を8個使用する場合、小計順方向電圧VfB1は3.6×8=28.8Vとなるので、脈流電圧が0V〜28.8Vの間は通電しない。
次に脈流電圧が第一LEDブロック11の小計順方向電圧VfB1付近まで上昇すると、図2の回路図における第一LED電流制御トランジスタ21A、第二LED電流制御トランジスタ22A、第三LED電流制御トランジスタ23Aは全てONとなっているので、第一バイパス経路BP1、第二バイパス経路BP2、第三バイパス経路BP3はすべて開通される。この結果、電流が第一LEDブロック11→第一LED電流制御トランジスタ21A→第二LED電流制御トランジスタ22A→第三LED電流制御トランジスタ23A→電流検出抵抗40の経路で流れ始める。脈流電圧の上昇に伴って、第一LEDブロック11を流れる電流も増えるので、図3に示すように電流量は徐々に増加する。さらに電流量の増加に伴い、第一LEDブロック11から第一バイパス経路BP1、第二バイパス経路BP2、第三バイパス経路BP3を通じてLED電流検出抵抗4Aに流れる電流量も上昇する。
さらに脈流電圧が上がり、LED電流検出抵抗4Aで設定された電流に達すると、第一ベース抵抗41を通じてベース端子と接続された第一電流検出トランジスタ31AがONとなり、通電を開始する。脈流電圧の上昇と共に第一電流検出トランジスタ31Aのコレクタ電流が徐々に増加される結果、第一トランジスタ負荷抵抗36の電圧降下が大きくなり第一電流検出トランジスタのコレクタ電圧が下がる。このため、第一LED電流制御トランジスタ21Aのゲート電圧が低下して、ONからOFFに切り替わる。この結果、第一バイパス経路BP1が遮断されて第二LEDブロック12への通電が開始される。この際、第一電流制御トランジスタ21AがONからOFFに切り替わる遷移期間、すなわち脈流電圧が第一LEDブロック11と第二LEDブロック12の小計順方向電圧VfB1+VfB2に達するまでの間は、第二LEDブロック12は点灯されず、第一LEDブロック11は定電流駆動される。この結果、図3におけるI−1のレベルとなる。
この状態で脈流電圧が上昇し続けて第一LEDブロック11と第二LEDブロック12の小計順方向電圧VfB1+VfB2に達すると、第二LEDブロック12の点灯が開始され、図3に示すように電流値の上昇が再開される。そして徐々に電流が増加し、LED電流検出抵抗4Aに流れる電流量も上昇する結果、第二ベース抵抗42と第二ベース分圧抵抗34で設定された電流値に達すると、第二電流検出トランジスタ32Aが動作を開始する。この結果、第二電流検出トランジスタ32Aのコレクタ電流が徐々に増加される結果、第二トランジスタ負荷抵抗37の電圧降下が増大する。これにより第二LED電流制御トランジスタ22Aのゲート電圧が低下して、ONからOFFに切り替わり、第二バイパス経路BP2が遮断されて第三LEDブロック13への通電が開始される。この際、脈流電圧が第一LEDブロック11〜第三LEDブロック13の小計順方向電圧VfB1+VfB2+VfB3に達するまでの間は、第三LEDブロック13は点灯されず、第二LEDブロック12は定電流駆動される。この結果、図3におけるI−2のレベルとなる。
同様に第三LEDブロック13に対しても、ON/OFFの切り替えと定電流駆動が行われる。すなわち、脈流電圧が第一LEDブロック11〜第三LEDブロック13の小計順方向電圧VfB1+VfB2+VfB3に達すると、第三LEDブロック13の点灯が開始されて、図3に示すように電流値の上昇が再開される。そしてLED電流検出抵抗4Aに流れる電流量が上昇し、第三ベース抵抗43と第三ベース分圧抵抗35で設定された電流値に達すると、第三電流検出トランジスタ33Aが動作を開始する。そして第三電流検出トランジスタ33Aのコレクタ電流が徐々に増加され、第三トランジスタ負荷抵抗38の電圧降下が増大する。これにより第三LED電流制御トランジスタ23Aのゲート電圧が低下して、ONからOFFに切り替わり、第三バイパス経路BP3が遮断されてLED電流制限抵抗3Aへの通電が開始される。この際、脈流電圧が第一LEDブロック11〜LED電流制限抵抗3Aの電圧VfB1+VfB2+VfB3+V3A達するまでの間は、LED電流制限抵抗3Aは通電されず、第三LEDブロック13は定電流駆動される。この結果、図3におけるI−3のレベルが実現される。
また脈流電圧が最大電圧となる付近では、すべてのLED電流制御トランジスタ21A、22A、23Aは完全にOFFとなり、LED電流制限抵抗3AとLED電流検出抵抗4Aを通して、すべてのLEDに電流が流れる。これにより、最大電圧付近の電力を有効に利用できる。ただ、最終段の電流制御手段については必ずしもOFFさせる必要はなく、例えばLED電流制御トランジスタ23AをONさせたままでも、すべてのLEDに電流が通電できる。この場合、LED電流制御トランジスタ23AをOFFしないことで、入力電圧のピーク部分で定電流制御をかけて電流値を制限することも可能である。
なお脈流電圧が最大電圧141Vに達すると、電圧値が減少に転じ、上記と逆の動作パターンを示す。さらに脈流電圧が最小電圧である0Vに達した後は、再び上昇に転じるため、上記動作が繰り返される。
このように、LED電流検出抵抗4Aと電流検出トランジスタのベース分圧抵抗の設定により、定電流駆動するレベルを自由に設定できる。また上記回路例では、コイルや大容量コンデンサを使用しないことで、小型、安価、軽量、高性能なLED駆動装置を実現できる。さらに高周波スイッチングをしないことで、高調波ノイズの抑制も期待できる。
また、上記の方法では実際にLEDブロック等に流れる電流量に応じた制御であるため、LED素子毎の特性のばらつき、とくにVfの個体差に依存せず、正確な点灯制御が可能となる。さらに、制御自体は極めて簡単な回路構成で実現できるため、マイクロコンピュータのような高価な制御素子は不要で、半導体素子のみで構成可能であり、コストも安価に抑えることができる利点も得られる。
図3に示すようなLED電流波形となるよう回路定数を構成した場合の実測値は、電源効率=90%、LED利用効率=50%、力率98%となり、定電流回路に対してLED利用効率と力率が改善されたことが確認された。
なお、上記構成では、3つのLEDブロックの利用効率が異なる。最も利用効率の高い第一LEDブロックを100とした場合の各LEDブロックの電力比は、第一LEDブロック:第二LEDブロック:第三LEDブロック=100:95:74となる。ただ、LEDブロック間に照度差が生じるといっても、明確に目視で確認できるレベルではなく、寧ろLED素子の配置を工夫することによって影響を回避できるレベルであり、実用上の問題とはならない。
上記構成では、従来例である図14の回路と比べ、発光ダイオード素子のVfのばらつきやVfの温度特性のばらつきに対応可能な動作を実現できる利点が得られる。すなわち、図14の回路例では、入力電圧で各LEDブロックの点灯を切り替えている。このため、LEDブロックの点灯を切り替える切り替え電圧値と、各LEDブロックを構成するLED素子のVf値とを、正確に一致させる必要がある。しかしながら、LED素子は個体差があり、各素子間のVfや温度特性にばらつきがあるため、切り替え電圧を正確にLED素子のVfに合わせることは、現実には非常に困難となる。
これに対して上記実施例では、各LEDブロックの切り替えを電圧でなく電流によって行っている。すなわち、各LEDブロックを定電流制御しつつ、その切り替えの電流値をLEDブロック毎に変更することで、LEDブロックの点灯を順次切り替えている。言い換えると、図14では各LEDブロックの定電流制御を同じ電流値に設定しているのに対し、本実施例では各LEDブロックの定電流制御の電流値を異ならせているのである。この方法であれば、結果的にLED電流制御トランジスタであるFETのVds電圧が広がり、FETで定電流制御しながら電流をバイパスしていた他のLEDブロックへの通電を開始している。このように本実施例によれば、Vfや温度特性のばらつきを吸収した動作を容易に実現できるため、極めて実用的で有用な回路構成を提供できる。
加えて、図14の回路例ではLEDブロックの通電量が一定であるのに対し、上記構成では異なる定電流制御によって、電流値を変化させている。これにより、点灯時間の長いLEDブロックの電流量を抑えて、長寿命化が図られる。具体的には、点灯時間が最も長くなる第一LEDブロックの定電流制御量すなわち通電制御量を最も小さくし、点灯時間が最も短い第三LEDブロックの通電制御量を最も大きくしている。この結果、第三LEDブロック消灯時に第一LEDブロックを点灯する際の電流値が小さくなるので、その発熱量(電流値×点灯時間)も抑制できる。すなわち、第三LEDブロックと対比した場合の第一LEDブロックの劣化を抑制できる。同様のことは第二LEDブロックとの関係においても言える。このように、定電流制御の電流量を一定とせず、点灯時間の長いLEDブロック程低くなるように変化させることにより、発光ダイオード素子のライフ特性の不均一化を緩和して、より長期にわたって安定して使用可能な発光ダイオードの点灯制御が実現される。
さらに加えて、図14の回路例のように電流値を一定とすると力率が悪化するが、図3等に示すように電流波形を入力電圧波形に近付けることで力率を改善できるという効果も得られる。
(実施例2)
以上の動作は、力率を考慮した制御とした。特に図2の回路例では、LEDブロック群1を一本のラインで直列に接続している構成のため、各LEDブロック毎に異なる電流値で定電流制御を行うことにより、電流波形を図3のグラフで示されるように階段状としている。一方、図2の回路を利用して力率よりも利用効率を重視した制御の例を、実施例2として図4の電圧波形に示す。この制御例では、各LEDブロックの定電流制御を、図3の例よりも相互に近付けるよう、抵抗値などを設定しており、全体の電流量を大きくすることでより出力を高め、明るい照明光を得ることが可能となる。図4に示すLED電流波形として回路定数を構成した場合の実測値は、電源効率=90%、LED利用効率=53%、力率95%となり、実施例1と比較して力率が若干低下するものの、LED利用効率を改善できたことが確認された。このように、回路構成を同様としても回路定数を選択することで、要求される仕様に対応させた照明装置を構成できる。
(実施例3)
以上の例では、LED電流検出抵抗を各LEDブロック等で共通とした。すなわち、各電流検出制御手段が、共通の電流検出手段の電流量に基づいて制御を行うことにより、回路構成を簡素化できる。ただ、各LEDブロック等毎にLED電流検出抵抗を個別に設ける構成も採用できる。このような例を、実施例3として図5の回路図に示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置300では基本構成や動作は実施例1とほぼ同様としつつ、LED電流検出抵抗を3つのLEDブロック各々に対して設けている。具体的には、第二LEDブロック12の電流検出を第一LED電流検出抵抗4Bで、第三LEDブロック13の電流検出を第二LED電流検出抵抗4Cで、LED電流制限抵抗3Bの電流検出を第三LED電流検出抵抗4Dで、それぞれ行う。またこの例では、電流制御手段を構成するLED電流制御トランジスタとして、FETでなくパイポーラトランジスタを使用し、さらに2つのバイポーラトランジスタをダーリントン接続したダーリントントランジスタとしている。
図5の回路においても、その電流波形を図3や図4となるように制御できる。ここで図5の回路を用いて図3の電流波形となるように制御する例を説明すると、商用電源の交流電圧が保護抵抗17、整流回路2で整流され、図10の脈流電圧となる点は実施例1と同様である。なお図5の回路例では、バイパスコンデンサを使用していない。電圧が0Vから第一LEDブロック11の小計順方向電圧VfB1まで上昇する間は、第一LEDブロック11によって電流は阻止され、電流は流れない。脈流電圧が小計順方向電圧VfB1付近まで上昇すると、図5の回路図における第一LED電流制御トランジスタ21B、第二LED電流制御トランジスタ22B、第三LED電流制御トランジスタ23Bは全てONとなっているので、第一バイパス経路BP1、第二バイパス経路BP2、第三バイパス経路BP3はすべて開通され、電流が第一LEDブロック11→第一LED電流制御トランジスタ21B→第一LED電流検出抵抗4B→第二LED電流制御トランジスタ22B→第二LED電流検出抵抗4C→第三LED電流制御トランジスタ23B→第三LED電流検出抵抗4Dの経路で流れ始める。脈流電圧の上昇に伴って、第一LEDブロック11を流れる電流が増加し、第一LED電流検出抵抗4Bに流れる電流量も上昇する。
さらに脈流電圧が上がり、第一LED電流検出抵抗4Bで設定された電流に達すると、第一ベース抵抗41Bを通じてベース端子と接続された第一電流検出トランジスタ31BがONとなり、通電を開始する。脈流電圧の上昇と共に第一電流検出トランジスタ31Bのコレクタ電流が徐々に増加される結果、第一トランジスタ負荷抵抗36Bから第一電流制御トランジスタ21Bに流れていたベース電流が減少し、ONからOFFに切り替わる。この結果、第一バイパス経路BP1が遮断されて第二LEDブロック12への通電が開始される。この際、脈流電圧が第一LEDブロック11と第二LEDブロック12の小計順方向電圧VfB1+VfB2に達するまでの間は、第二LEDブロック12は点灯されず、第一LEDブロック11は定電流駆動される。
この状態で脈流電圧が上昇して第一LEDブロック11と第2LEDブロック12の小計順方向電圧VfB1+VfB2に達すると、第二LEDブロック12の点灯が開始される。さらに第二LED電流検出抵抗4Cに通電される電流量も徐々に上昇する結果、第二ベース抵抗42Bで設定された電流値に達すると、第二電流検出トランジスタ32Bが動作を開始する。そして第二電流検出トランジスタ32Bのコレクタ電流が徐々に増加される結果、第二トランジスタ負荷抵抗37Bから第二LED電流制御トランジスタ22B側に分岐されていた電流が減少し、第二LED電流制御トランジスタ22Bのベース電流が低下して、ONからOFFに切り替わり、第二バイパス経路BP2が遮断されて第三LEDブロック13への通電が開始される。この際、脈流電圧が第一LEDブロック11〜第三LEDブロック13の小計順方向電圧VfB1+VfB2+VfB3に達するまでの間は、第三LEDブロック13は点灯されず、第二LEDブロック12は定電流駆動される。
同様に脈流電圧が第一LEDブロック11〜第三LEDブロック13の小計順方向電圧VfB1+VfB2+VfB3に達すると、第三LEDブロック13の点灯が開始され、電流値の上昇が再開される。そして第三LED電流検出抵抗4Dに流れる電流量が上昇し、第三ベース抵抗43Bで設定された電流値に達すると、第三電流検出トランジスタ33Bが動作を開始する。そして第三電流検出トランジスタ33Bのコレクタ電流が徐々に増加され、第三トランジスタ負荷抵抗38Bから第三LED電流制御トランジスタ23Bに流れていた電流が第三電流検出トランジスタ33B側に分岐されて、第三LED電流制御トランジスタ23Bのベース電流が減少し、ONからOFFに切り替わり、第三バイパス経路BP3が遮断されてLED電流制限抵抗3Bへの通電が開始される。
脈流電圧が最大電圧となる付近では、すべてのLED電流制御トランジスタ21B、22B、23Bは完全にOFFとなり、第三LED電流検出抵抗4Dを通して、すべてのLEDに電流が流れる。これにより、最大電圧付近の電力を有効に利用できる。また脈流電圧が最大電圧141Vに達すると、電圧値が減少に転じ、上記と逆の動作が生じる。
この回路例では、各LEDブロック及び電流制限手段3を動作させる電流値を、各LED電流検出抵抗で個別に調整し易くできる。反面、LED電流検出抵抗を複数用いることによって、これらによる熱損失が増大する上、LEDブロックがモジュールとして分断されてしまうデメリットがある。一方でメリットとして、図2等と異なり配線の交差が無く、立体配線が不要で回路構成が容易になる点が挙げられる。なお以上の回路では、第一電流制御手段21と、第一電流検出制御手段31と、第一電流検出手段4Bとで、第一LEDブロック11の通電量に基づいて第一バイパス経路BP1のON/OFFを切り替える第一切り替え手段を構成し、また第二電流制御手段22と、第二電流検出制御手段32と、第二電流検出手段4Cとで、第一LEDブロック11及び第二LEDブロック12の通電量に基づいて第二バイパス経路BP2のON/OFFを切り替える第二切り替え手段を構成する。
以上の実施例1〜3では、いずれも第一LEDブロックから第二LEDブロック、第三LEDブロックの順にONに切り替え、さらに第三LEDブロックから第二LEDブロック、第一LEDブロックの順にOFFに切り替えている。このため、各LEDブロックの点灯時間が異なる。よって消灯期間の長い第三LEDブロック等が目立たないよう、LED素子の配置は、LEDブロック毎の塊とせず、分散させるように配置することが好ましい。例えば後述する図6の照明装置においては、行毎に第一LEDブロックに属するLED素子、第二LEDブロックに属するLED素子、第三LEDブロックに属するLED素子、さらに第一、第二、第三、、、と、交互にLED素子を配置する。あるいは行単位でなく点単位で、左上から右に、第一LEDブロックに属するLED素子、第二LEDブロックに属するLED素子、第三LEDブロックに属するLED素子、さらに第一、第二、第三、、、と、順次右下に向かって一個ずつ、属するLEDブロックの異なるLED素子を配置していく。また一個ずつに限らず、2個ずつ、3個以上ずつの単位としたり、周期的な配列でなくばらばらに配置する構成など、適宜LEDブロックを分散させてLED素子を配置することにより、点灯時間の相違を目立たなくできる。これにより、商用電源の60Hz周期で点灯を繰り返しても、ユーザに点滅を意識させることなく、LED素子が連続点灯しているのと同様に利用できる。また、別途インバータ回路などを使用し、点灯周期を速くすることでも同様の効果が得られる。
なお、上記構成ではLED素子毎の使用時間がLEDブロック毎に異なる。具体的には第一LEDブロックの点灯時間が最も長く、第三LEDブロックの点灯時間が最も短くなる。このため、使用頻度による素子寿命のばらつき抑制を考慮することもできる。上記回路構成ではLEDブロック同士を直列接続しているため、LEDブロック毎の電圧のコントロールが困難である。このため、使用頻度の高いLEDブロックについては接続するLED素子数を増やし、直列のみならず並列に接続することで、1素子あたりの電流量を小さくして、熱損失を抑えることができる。
また、上記構成ではLEDブロック数を3としたが、上述の通りLEDブロック数は2とすることも、あるいは4以上とすることもできることは言うまでもない。例えば図1の発光ダイオード駆動装置において、さらに第三LEDブロックと電流制限手段との間に接続される、複数の発光ダイオードからなる第四LEDブロックと、電流制限手段と並列に接続される、第一LEDブロック、第二LEDブロック、第三LEDブロック及び第四LEDブロックへの通電量を制限するための第四電流制御手段と、第四電流制御手段による第一LEDブロック、第二LEDブロック、第三LEDブロック及び第四LEDブロックへの通電制限量を制御するための第四電流検出制御手段とを備えることができる。ここで第三電流制御手段は、電流制限手段に代えて、第四LEDブロックと並列に接続される。これにより、LEDブロックの数を増やしてより細かなLEDブロック間の点灯切り替え制御が可能となり、LED利用効率を一層改善できる。また、LEDブロック数は5以上に増やすこともでき、これによってさらに細かな点灯切り替え制御が可能となる。
(実施例4)
このようなLEDブロック数を4とした発光ダイオード駆動装置400を実施例4として、図6にその回路図を示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置は、図1等と異なり、第三LEDブロック13と電流制限手段3との間に第四LEDブロック14を設けている。またこの結果、第三電流制御手段23は、電流制限手段3に代えて、第四LEDブロック14と並列に接続される。また電流制限手段3には新たに第四電流制御手段15が並列に接続され、さらにこの第四電流制御手段15には第四電流検出制御手段16が接続される。第四電流制御手段15は第一LEDブロック11、第二LEDブロック12、第三LEDブロック13及び第四LEDブロック14への通電量を制限する。また第四電流検出制御手段16は、第四電流制御手段15による第一LEDブロック11、第二LEDブロック、第三LEDブロック13及び第四LEDブロック14への通電制限量を制御する。このようにLEDブロック数を増やすことで、定電流制御の数を増やしてより細かなLEDブロック間の点灯切り替え制御が可能となる。
(実施例5)
さらに多段回路で波高率を向上させることを目的とした発光ダイオード駆動装置を、実施例5として図7に示す。図7の発光ダイオード駆動装置500は、図2の回路例とコンデンサ18を除きほぼ同じ構成を採用しているので、同じ部材については同じ符号を付して詳細説明を省略する。
図7に示す発光ダイオード駆動装置500は、脈流電圧の低い領域で発光ダイオードがすべて消灯する、いわゆるストロボ現象を回避できる。ストロボ現象とは、交流駆動による脈流電圧が0Vになる近傍で、LED素子に印加できる順方向電圧が低くなって、ついには滅灯に至る区間が生じ、この滅灯周期と同期した動作をするような対象を照明する場合、ストップモーションのように見えたり、止まって見えたりする現象である。例えば、工場等で使用される上下運動するスタンプ金型装置を、交流駆動するLED照明装置で照らした場合、上下動するスタンプ金型の周期とLED照明の滅灯周期がたまたま同期してしまうと、スタンプ金型が止まっているように見えてしまうことがある。またこのような場合以外にも、照明にちらつきを感じて目が疲れる、あるいは不自然に動作しているように見えるなどの問題があった。
また一方、ストロボ現象に関する数値的な評価指標としては、波高率(波高値)が挙げられる。波高率は(光束のピーク)÷(光束の実効値)で定義される。この波高率は、1.0に近づく程安定した良い値とされている。直流で動作している場合には、波高率は1.0となるが、周期的に変化する本願のような場合には1以上の値を示すこととなる。JIS規格によれば、蛍光灯などでは1.2以下になるよう規定されている。言い換えると、波高率が1.0に近づく程ストロボ現象が発生しなくなり、汎用性の高い光源になるといえる。また現状では、LED照明装置に関しては特に規定はないものの、1.3以下であれば実用に耐え得ると考えられる。上述した図3で示すような電流波形を多段回路で実現すると、波高率は1.4〜1.6となる。一方、図4で示すような電流波形を限界まで推し進めると、1.34程度まで波高率を低減できることが可能であることが判明した。
このように、上述した多段回路でも波高率1.3程度までは対応が可能であり、波高率が問題となる分野、用途であっても十分対応可能となる。
ここで、波高率をさらに1.0に近付けるためには、図4において電流が0近傍の区間においてもLEDを点灯させる必要がある。しかしながら、この区間では元々入力電圧自体が低下しており、LED素子に十分な電圧を供給できない。このため、十分な電圧を供給できる構成に回路を変更する必要があるが、これには別の素子等の部材を追加する必要があって、回路構成の複雑化や消費電力の増加、回路の大型化や製造コストのアップといった問題が生じる。
これに対して、実施例5に係る発光ダイオード駆動装置500は、図7に示すように整流回路2の出力側でアースとの間にコンデンサ18を追加している。このように整流回路2の出力側にコンデンサ18を並列接続することで、電圧降下時にコンデンサ18から電流が供給されるので、この区間でも第一LEDブロック11のLED素子が給電されて、これらを点灯させることができる。この結果、第一LEDブロック11のLED素子を常時点灯させることができるので、ストロボ現象を回避できる。本発明者らが行った実験によれば、静電容量が10μFの電解コンデンサを挿入することによって、波高率を1.2程度まで抑えられることが判明した。ただ、さらに静電容量の小さなコンデンサを用いて、波高率を1.2レベルに抑えることも可能である。
一般的な定電流回路や抵抗のみの回路で用いるコンデンサの静電容量は、100〜300μF程度が必要となる。このような大容量は、現状では電解コンデンサでしか実現できず、かつサイズの大きなコンデンサとなる。サイズの大きなコンデンサをLED素子と同一の基板上に実装すると、LED素子からの配光をコンデンサが阻害する可能性がある上、コンパクトな設計を著しく阻害する。加えて電解コンデンサは一定の寿命があり、この寿命はLED素子の寿命に対して著しく小さいため、製品寿命を電解コンデンサが決めてしまうこととなり、長寿命というLED素子本来の利点が生かせなくなる。
これに対して、実施例5のような多段回路では静電容量が10μF程度で足りるため、フィルムコンデンサなどの寿命の極めて長い部品で構成することが可能となる。このように静電容量が小さくて済む理由は、本来的に多段回路では低い入力電圧のときに、直列接続されたLED素子群の一部を点灯させるという発想で構成されているためである。いいかえると、ある程度低い電圧でもLED素子を駆動できるため、コンデンサで維持すべき電圧が低くても足りるからである。
このように、実施例5に係る発光ダイオード駆動装置500は、交流駆動されるLED照明装置に関して、良好な波高率を達成することができる。また、製品寿命をコンデンサで決定されることなく、波高率の最適化を図ることが可能となる。
(実施例6)
さらに、実施例6に係る発光ダイオード駆動装置600を、図19に示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置600は、入力電圧が所定のコンデンサ放電開始電圧に降下するまで放電を開始しない平滑化回路50を備えている。一般に脈流電圧の低い領域で発光ダイオードがすべて消灯する、いわゆるストロボ現象を回避するため、整流回路2の出力側に、全波整流した入力電圧を平滑化する平滑コンデンサを接続している。しかしながら、平滑コンデンサは容量が大きいものが要求される。例えば出力10Wの光源を得る場合、9.4μFのコンデンサが用いられる。大容量のコンデンサとして電解コンデンサを使用すると、耐久性が問題となる。また図16に示すように平滑コンデンサ73としてフィルムコンデンサを複数並列接続して容量を稼ぐ場合は、コストやスペースが増えるという問題があった。そこで、図19に示す実施例6の回路では、平滑コンデンサに貯えられた電荷が入力電圧の低い期間で放電を開始されるような構成を採用している。
上記の動作を、図16に示す回路構成と比較しながら説明する。図16の回路における、コンデンサで平滑化された入力電圧波形を図17に示す。この図に示すように、入力電圧である全波整流された整流波形(破線)がピークを過ぎた時点から、平滑コンデンサの放電が自然に開始される。この結果、実線で示すように放電期間が長くなり、大容量のコンデンサが必要となる。また、ピーク電圧に耐え得る高耐圧も要求される。図16のような多段構成のLEDブロックを常時点灯するには、すなわち入力電圧が低い領域でも第一LEDブロック11を消灯させないようにするには、LEDを点灯させる最低の電圧、すなわち順方向電圧が最も低いLEDブロックの最低順方向電圧(図16の回路例では第一LEDブロック11が該当し、80Vに設定されている)を入力電圧が下回らないよう、平滑コンデンサ73で80V以上の電圧に維持する必要がある。これによって、LEDブロックの点灯による光束の波形は、図18のようになる(消費電力9.5W、光束768lm、波高率1.17、力率58%)。
これに対して図19に示すような平滑化回路50を整流回路2の出力側に追加することで、平滑用コンデンサの容量を低く抑えることが可能となる。平滑化回路50は、平滑用コンデンサ51と、平滑用コンデンサ51に接続された、これを充電するための充電経路と、放電するための放電経路を備える。充電経路は、整流回路2と、該整流回路2と平滑用コンデンサ51(+側)との間に、直列に介在された抵抗52及び放電阻止ダイオード53で構成される。また放電経路は、接続点CPに関して、上記抵抗52及び放電阻止ダイオード53と並列に接続された放電用トランジスタ55(図19の例ではFET)と放電用ダイオード56、並びに平滑用コンデンサ51と上記抵抗52及び放電阻止ダイオード53との接続点CPに関して、平滑用コンデンサ51と並列に接続されたバイパス用トランジスタ54(図19の例ではバイポーラトランジスタ)で構成される。このバイパス用トランジスタ54は、放電用トランジスタ55の動作を制御する。例えば、入力電圧が80Vを越えると、バイパス用トランジスタ54がONし、放電用トランジスタ55がOFFとなる。一方入力電圧が80V以下になると、バイパス用トランジスタ54がOFFとなり、放電用トランジスタ55がONとなって放電が開始される。またバイパス用トランジスタ54のベース端子は、ツェナーダイオードと抵抗を介して入力電圧側に接続されている。このツェナーダイオードは、入力電圧が80Vを越えて降伏電圧に達すると、逆方向電流が流れ、すなわちバイパス用トランジスタ54にベース電流が流れ、バイパス用トランジスタ54をONにする。
この平滑化回路50を用いた入力電圧の平滑化の様子を、図20に示す。この図に示すように、入力電圧が低い状態からピーク電圧までは、充電経路を構成する抵抗52及び放電阻止ダイオード53を通じて平滑用コンデンサ51が充電される。この抵抗52は、電源投入時に平滑用コンデンサ51に急激に電流が流れ込むのを緩和するための、突入電流緩和抵抗である。
入力電圧がピーク電圧付近を過ぎて降下を始めても、平滑用コンデンサ51は放電阻止ダイオード53により放電を阻まれ、放電用トランジスタ55がONとなるまで放電されない。そして入力電圧がさらに降下して所定のコンデンサ放電開始電圧に達すると、放電用トランジスタ55がONとなると、放電用トランジスタ55及び放電用ダイオード56で構成される放電経路を通じて、平滑用コンデンサ51の放電が開始される。放電される期間は、再び入力電圧が上昇して、順方向電圧が最も低いLEDブロックの順方向電圧(最低順方向電圧)を超えるまでとする。これにより、常時いずれかのLEDブロック(図19の回路例では第一LEDブロック11)が点灯されることとなり、ストロボ現象が抑制できる。
この平滑化回路50によれば、コンデンサ放電開始電圧を、図16のような入力電圧のピーク(141V)よりも低くできるので、図17及び図20に示すように放電期間を短くできる。また放電期間を短くできることは、必要な静電容量を小さくできることに繋がるため、平滑用コンデンサの容量を削減可能となり、フィルムコンデンサなど、容量の小さいコンデンサが使用可能となる上、必要な個数を削減してコンデンサの占めるスペースを低減でき、装置の小型化に寄与できるという利点が得られる。
コンデンサ放電開始電圧は、最低順方向電圧と同じか、これよりも高く設定する。これによって、LEDブロックが消灯する期間を無くし、常時いずれかのLEDブロックが点灯するように構成してストロボ現象を低減できる。図19の回路例では、図20に示すように、平滑コンデンサが放電を開始するタイミングが、ピーク電圧以降直ちにでなく、入力電圧が第一LEDブロックの点灯に必要な電圧(80V)を下回った時点となるよう、コンデンサ放電開始電圧を設定している。またこれによって得られるLEDの光束波形は図21のようになり、一部電圧が80Vを下回る領域が生じているものの(図21中、谷間の部分)、ごく短期間であり視認上はストロボ現象が解消されていることが確認できた。さらに消費電力9.5W(LED電力8W)、電源効率84%、力率82%、平均光束745lm、発光効率78lm/W、LED利用率55%、波高率1.23となり、図16とほぼ同程度の光束を得た。さらにまた波高率は図16の例よりも若干低下しているが、回路構成に必要な平滑コンデンサの容量は図16の半分で済み、製造コスト、設置スペース等の面で有利となる。
(照明装置)
以上のような発光ダイオード駆動装置は、LED素子を備えているため、LED素子とその駆動回路を同一の配線基板に配置することで、家庭用交流電源を投入して点灯可能な照明装置や照明器具として利用できる。
本発明の発光ダイオード駆動装置及び発光ダイオードの点灯制御方法は、照明装置やLEDディスプレイ、レーザディスプレイなどに好適に応用できる。特にパワーLEDや半導体レーザの駆動にも、本発明は好適に利用できる。
100、200、300、400、500、600…発光ダイオード駆動装置
1…LEDブロック群
2…整流回路
3…電流制限手段
3A、3B…LED電流制限抵抗
4…電流検出手段
4A…LED電流検出抵抗
4B…第一LED電流検出抵抗
4C…第二LED電流検出抵抗
4D…第三LED電流検出抵抗
11…第一LEDブロック
12…第二LEDブロック
13…第三LEDブロック
14…第四LEDブロック
15…第四電流制御手段
16…第四電流検出制御手段
17…保護抵抗
18…コンデンサ
19…バイパスコンデンサ
21…第一電流制御手段
21A、21B、21C…第一LED電流制御トランジスタ
22…第二電流制御手段
22A、22B、22C…第二LED電流制御トランジスタ
23…第三電流制御手段
23A、23B、23C…第三LED電流制御トランジスタ
24…第一ゲート保護ツェナーダイオード
25…第二ゲート保護ツェナーダイオード
26…第三ゲート保護ツェナーダイオード
27…第一ゲート抵抗
28…第二ゲート抵抗
29…第三ゲート抵抗
31…第一電流検出制御手段
31A、31B…第一電流検出トランジスタ
32…第二電流検出制御手段
32A、32B…第二電流検出トランジスタ
33…第三電流検出制御手段
33A、33B…第三電流検出トランジスタ
34…第二ベース分圧抵抗
35…第三ベース分圧抵抗
36、36B…第一トランジスタ負荷抵抗
37、37B…第二トランジスタ負荷抵抗
38、38B…第三トランジスタ負荷抵抗
41、41B…第一ベース抵抗
42、42B…第二ベース抵抗
43、43B…第三ベース抵抗
50…平滑化回路
51…平滑用コンデンサ
52…抵抗
53…放電阻止ダイオード
54…バイパス用トランジスタ
55…放電用トランジスタ
56…放電用ダイオード
61、62、63、64、65、66…LEDブロック
67…スイッチ制御部
71…交流電源
72…ブリッジ回路
73…平滑コンデンサ
74…駆動回路
75…LED群
81…交流電源
82…ブリッジ回路
84…定電流回路
85…LED群
86…フイードバック抵抗
87…電流検出トランジスタ
88…電流制御トランジスタ
89…電流検出抵抗
91、92、93…LEDブロック
94…ツェナーダイオード
95…抵抗
AP…交流電源
BP1…第一バイパス経路
BP2…第二バイパス経路
BP3…第三バイパス経路

Claims (9)

  1. 交流電源に接続可能で、該交流電源の交流電圧を整流した脈流電圧を得るための整流回路(2)と、
    前記整流回路(2)の出力側と直列に順に接続される、複数の発光ダイオードからなる第一LEDブロック(11)と、複数の発光ダイオードからなる第二LEDブロック(12)と、複数の発光ダイオードからなる第三LEDブロック(13)と、
    前記第一LEDブロック(11)の通電量に基づいて、前記第二LEDブロック(12)をバイパスする第一バイパス経路(BP1)のON/OFFを切り替える第一切り替え手段と、
    前記第一LEDブロック(11)及び前記第二LEDブロック(12)の通電量に基づいて、前記第三LEDブロック(13)をバイパスする第二バイパス経路(BP2)のON/OFFを切り替える第二切り替え手段と、
    を備えることを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  2. 請求項1に記載の発光ダイオード駆動装置であって、
    前記第一切り替え手段が、
    前記第二LEDブロック(12)と並列に接続され、前記第一LEDブロック(11)への通電量を制限するための第一電流制御手段(21)と、
    前記第一電流制御手段(21)による前記第一LEDブロック(11)への通電制限量を制御するための第一電流検出制御手段(31)と、
    前記第一LEDブロック(11)と直列に接続され、前記第一LEDブロック(11)の通電量を検出する第一電流検出手段(4B)と、
    を有し、
    前記第二切り替え手段が、
    前記第三LEDブロック(13)と並列に接続され、前記第一LEDブロック(11)及び前記第二LEDブロック(12)への通電量を制限するための第二電流制御手段(22)と、
    前記第二電流制御手段(22)による前記第一LEDブロック(11)及び第二LEDブロック(12)への通電制限量を制御するための第二電流検出制御手段(32)と、
    前記第二LEDブロック(12)と直列に接続され、前記第二LEDブロック(12)の通電量を検出する第二電流検出手段(4C)と、
    を有することを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  3. 請求項2に記載の発光ダイオード駆動装置であって、
    前記第一電流検出手段(4B)と第二電流検出手段(4C)とを共通にしてなることを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  4. 交流電源に接続可能で、該交流電源の交流電圧を整流した脈流電圧を得るための整流回路(2)と、
    前記整流回路(2)の出力側と直列に接続される、複数の発光ダイオードからなる第一LEDブロック(11)と、
    前記第一LEDブロック(11)と直列に接続される、複数の発光ダイオードからなる第二LEDブロック(12)と、
    前記第二LEDブロック(12)と直列に接続される、複数の発光ダイオードからなる第三LEDブロック(13)と、
    前記第三LEDブロック(13)と直列に接続される電流制限手段(3)と、
    前記第二LEDブロック(12)と並列に接続され、前記第一LEDブロック(11)への通電量を制限するための第一電流制御手段(21)と、
    前記第三LEDブロック(13)と並列に接続され、前記第一LEDブロック(11)及び前記第二LEDブロック(12)への通電量を制限するための第二電流制御手段(22)と、
    前記電流制限手段(3)と並列に接続され、前記第一LEDブロック(11)、第二LEDブロック(12)及び前記第三LEDブロック(13)への通電量を制限するための第三電流制御手段(23)と、
    前記第一電流制御手段(21)による前記第一LEDブロック(11)への通電制限量を制御するための第一電流検出制御手段(31)と、
    前記第二電流制御手段(22)による前記第一LEDブロック(11)及び第二LEDブロック(12)への通電制限量を制御するための第二電流検出制御手段(32)と、
    前記第三電流制御手段(23)による前記第一LEDブロック(11)、第二LEDブロック(12)及び第三LEDブロック(13)への通電制限量を制御するための第三電流検出制御手段(33)と、
    を備えることを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  5. 請求項4に記載の発光ダイオード駆動装置であって、
    前記第一電流制御手段(21)による前記第一LEDブロック(11)への通電制限量が、前記第二電流制御手段(22)による前記第一LEDブロック(11)及び第二LEDブロック(12)への通電制限量よりも小さく、
    前記第二電流制御手段(22)による前記第一LEDブロック(11)及び第二LEDブロック(12)への通電制限量が、前記第三電流制御手段(23)による前記第一LEDブロック(11)、第二LEDブロック(12)及び第三LEDブロック(13)への通電制限量よりも小さいことを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  6. 請求項4又は5に記載の発光ダイオード駆動装置であって、さらに、
    前記電流制限手段(3)とアースとの間に接続される電流検出手段(4)を備え、
    前記第一電流検出制御手段(31)、第二電流検出制御手段(32)、第三電流検出制御手段(33)が、前記電流検出手段(4)の通電量に基づいて、各々前記第一LEDブロック(11)、第二LEDブロック(12)、第三LEDブロック(13)への通電量の制限を行うことを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一に記載の発光ダイオード駆動装置であって、さらに、
    前記整流回路(2)の出力側とアースとの間に接続されたコンデンサを備えてなることを特徴とする発光ダイオード駆動装置。
  8. 発光ダイオードの点灯制御方法であって、
    交流電源を整流した脈流電圧を得る工程と、
    該脈流電圧を、相互に直列に接続された、複数の発光ダイオードを相互に直列に接続した第一LEDブロック(11)と、第二LEDブロック(12)と、第三LEDブロック(13)とに印加する工程と、
    前記第二LEDブロック(12)と並列に接続されて該第二LEDブロック(12)をバイパスする第一バイパス経路(BP1)をON/OFF可能な第一電流制御手段(21)が、前記第一LEDブロック(11)の通電量に基づき、該通電量が所定値以下の場合は第一バイパス経路(BP1)をONとし、該通電量が所定値を超えると第一バイパス経路(BP1)をOFFに切り替える工程と、
    前記第一バイパス経路(BP1)がOFFに切り替えられて前記第二LEDブロック(12)が通電された状態において、前記第三LEDブロック(13)と並列に接続されて該第三LEDブロック(13)をバイパスする第二バイパス経路(BP2)をON/OFF可能な第二電流制御手段(22)が、前記第二LEDブロック(12)の通電量に基づき、該通電量が所定値以下の場合は第二バイパス経路(BP2)をONとし、該通電量が所定値を超えると第二バイパス経路(BP2)をOFFに切り替える工程と、
    を含むことを特徴とする発光ダイオードの点灯制御方法。
  9. 請求項8に記載の発光ダイオードの点灯制御方法であって、さらに、
    前記第二バイパス経路(BP2)がOFFに切り替えられて前記第三LEDブロック(13)が通電された状態において、前記第三LEDブロック(13)と直列に接続された電流制限手段(3)と並列に接続されて、該電流制限手段(3)をバイパスする第三バイパス経路(BP3)をON/OFF可能な第三電流制御手段(23)が、前記第三LEDブロック(13)の通電量に基づき、該通電量が所定値以下の場合は第三バイパス経路(BP3)をONとし、該通電量が所定値を超えると第三バイパス経路(BP3)をOFFに切り替える工程を含むことを特徴とする発光ダイオードの点灯制御方法。
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