JP2016063030A - Led駆動回路 - Google Patents

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秋山 貴
Takashi Akiyama
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Abstract

【課題】複数のLED列を備え、一のLED列を流れる電流が他のLED列の電流経路を制御するLED駆動回路において、電流検出素子に係る電力損失を簡単な回路で低減する。【解決手段】LED駆動回路10では、第2LED列12を流れる電流I2が電流検出抵抗142の電圧降下を増大し、FET141をカットオフする。このようにして電流I2が第1LED列11に接続するバイパス回路14に流れる電流I1をカットオフ制御する。このLED駆動回路10において電流検出抵抗142にLED143を並列接続した。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のLEDが直列接続したLED列を複数備えたLED駆動回路に関し、さらに詳しくは、一のLED列を流れる電流が他のLED列に接続するバイパス回路又は電流制限回路の制御に寄与するLED駆動回路に関する。
明るさの調整や発光効率の向上、ちらつき防止を目的として、点灯させるLEDの個数を制御するLED駆動回路がある。このなかで、複数のLEDが直列接続したLED列を複数備え、一のLED列に流れる電流が他のLED列の電流又は電流経路に係る制御に寄与するLED駆動回路が知られている。
例えば特許文献1の図1−1に示されたLED駆動回路は、商用交流電源を整流して得た全波整流波形を、ほぼその波形を保ったままLED列に印加し、電圧に応じて変化する電流により電流経路を制御している。このLED駆動回路は、LED列を複数の部分的なLED列に分割し、分割したLED列同士の接続部にバイパス回路を設けている。そして分割された一のLED列に流れる電流が、分割された他のLED列に接続するバイパス回路をカットオフし、LED駆動回路の電流経路を変更している。
そこで特許文献1の図1−1に示されたLED駆動回路を図5と図6により説明する。図5は、このLED駆動回路100の回路図である。
図5に示すように、LED駆動回路(調整回路)100は、商用交流電源(AC電圧源)101が入力する整流器107と、前段のLED列109(LEDグループ)と、後段のLED列111(LEDグループ)と、ディプレッション型のFET113及び抵抗117からなるバイパス回路と、ディプレッション型のFET115及び抵抗119からなる電流制限回路とを備えている。なお()は特許文献1で用いられている用語を示している(以下同様)。
商用交流電源101と整流器107の間には、ヒューズ103と過電圧サプレッサ(TVS)105が取り付けられている。整流器107はダイオードブリッジからなり全波整流波形Vrectを出力する。なお説明にあたり整流回路107のV−端子(ノードn4)をグランドレベルとする。抵抗117、119は電流検出抵抗である。
図6によりLED駆動回路100の動作を説明する。図6(a)は全波整流波形Vrectの一周期を示し、横軸が時間t、縦軸が電圧Vである。図6(b)はLED列109に流れる電流IG1の波形を示し、横軸が時間t、縦軸が電流Iである。図6において(a)と(b)の時間軸(横軸)は一致している。
図6(b)に示した期間t1では、全波整流波形Vrectの電圧がLED列109の閾値電圧より低いためLED列109に電流は流れない(IG1=0)。なおLED列の閾値電圧とは、そのLED列において直列接続したLEDの順方向ドロップ電圧の総和である。
全波整流波形Vrectの電圧が上昇し図6(b)に示した期間t2になると、全波整流波形Vrectの電圧がLED列109の閾値電圧より高くなる。この結果、LED列109に電流IG1が流れる。しかしながら期間t2において全波整流波形Vrectの電圧は、LED列109の閾値電圧とLED列111の閾値電圧の合算値より小さい。こ
のためLED列111に電流IG2は流れない。そこで電流IG1は、ノードn1からノードn2を経てFET113と抵抗117を通り、整流回路107に戻る。このとき抵抗117による電圧降下がFET113にフィードバックし、FET113が定電流動作する(IG1=Ia)。なお期間t2の最後の部分では、全波整流波形Vrectの電圧が、LED列109の閾値電圧とLED列111の閾値電圧の合算値より僅かに大きくなる。このためLED列111にも電流IG2が流れる。ただし電流IG2が小さいうちは電流IG1と電流IG2の合算値が一定になる(IG1+IG2=Ia)。
さらに全波整流波形Vrectの電圧が上昇し図6(b)に示した期間t3になると、電流IG2が増加する。この結果、抵抗117の電圧降下が大きくなりFET113はカットオフする。またFET115は抵抗119による電圧降下がフィードバックし定電流動作する(IG1=IG2=Ib)。なお、この電流IbはFET115と抵抗119からなる電流制限回路の上限値となる。全波整流波形Vrectの電圧が低下する位相(期間t3の後半及び期間t4、t5)では逆の経路を辿る。
特表2014−516452(図1−1)
図5に示したLED駆動回路100は、全波整流波形Vrectの電圧が高くなり、電流IG2が増加したとき(図6の期間t2)、電流検出用の抵抗117の電力損失も大きくなってしまうという課題がある。
電流検出抵抗による電力損失を小さくするには、よく知られているように電流検出抵抗の値を小さくすれば良い。そして、この電流検出抵抗の電圧降下をアンプで増幅することにより、バイパス回路に含まれるスイッチ素子(図5ではFET113)を制御できる。しかしながらアンプを設けることは、部品を追加したり、電源や実装領域を確保したりしなければならないという課題がある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、電流検出素子に係る電力損失を簡単な回路で低減できるLED駆動回路を提供することを目的とする。
本発明のLED駆動回路は、
複数のLEDがそれぞれ直列接続した第1LED列と第2LED列と、前記第1LED列にバイパス回路又は電流制限回路が接続し、前記第2LED列を流れる電流が前記バイパス回路又は電流制限回路に流れる電流の制御に寄与するLED駆動回路において、
前記バイパス回路又は前記電流制限回路はスイッチ素子と電流検出素子を含み、
前記第2LED列を流れる電流が前記電流検出素子に流れ込み、
前記電流検出素子の両端間電圧に基づいて前記スイッチ素子を流れる電流を制御し、
前記電流検出素子にダイオードが並列接続している
ことを特徴とする。
本発明のLED駆動回路おいて、第1LED列と第2LED列を直列接続する場合、電流源からみて上流側に第1LED列が配置され、第1LED列にバイパス回路が接続する。電流源からみて第1LED列と第2LED列を並列接続する場合、第1LED列に電流制限回路が接続する。
第2LED列を流れる電流がバイパス回路又は電流制限回路に含まれる電流検出素子に流れ込むと、電流検出素子の両端間電圧が増加する。この両端間電圧が所定値を超えるとバイパス回路又は電流制限回路に含まれるスイッチ素子がカットオフする。この結果、第1LED列からバイパス回路又は電流制限回路に流れる電流がなくなる。
第2LED列に流れる電流が増加し、電流検出素子の両端間電圧が、電流検出素子に並列接続したダイオードの閾値電圧に達するとダイオードにも電流が流れる。さらに電流が増加しても、第2LED列を流れる電流のその後の増分はほとんどダイオードに流れる。この結果、電流検出素子の両端間電圧は、このダイオードの閾値電圧と略同じ値を維持する。
前記ダイオードはLEDであっても良い。
前記第1LED列又は前記第2LED列に全波整流波形を印加しても良い。
前記スイッチ素子がディプレッション型FETであり、前記電流検出素子が抵抗であっても良い。
本発明のLED駆動回路は、第2LED列に流れる電流が増加しても、電流検出素子の両端間電圧が一定値以上に大きくならない。この結果、本発明のLED駆動回路では、電流検出素子にダイオードを並列接続しない場合に発生する電流検出素子の電力損失に対し、電流検出素子の電力損失とダイオードによる電力損失の和の方が小さくなる。以上のように本発明のLED駆動回路は、簡単な回路で電流検出素子に係る電力の損失を小さくできる。
本発明の第1実施形態として示すLED駆動回路の回路図。 図1に示すLED駆動回路の動作を説明するためのグラフ。 本発明の第2実施形態として示すLED駆動回路の回路図。 本発明の第3実施形態として示すLED駆動回路の回路図。 従来技術として示すLED駆動回路の回路図。 図5に示すLED駆動回路の動作を説明するためのグラフ。
以下、添付図1〜4を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。特許請求の範囲に記載した発明特定事項との関係をカッコ内に記載している。
(第1実施形態)
図1と図2により本発明の第1実施形態として示すLED駆動回路10を説明する。図1はLED駆動回路10の回路図である。図1に示すようにLED駆動回路10は、ダイオードブリッジ整流回路17、LED列11(第1LED列)、LED列12(第2LED列)、バイパス回路14からなる。
ダイオードブリッジ整流回路17は、4個のダイオード171からなり、入力端子に商用交流電源18が接続している。LED列11は、複数のLED111aが直列接続したもので、アノードがダイオードブリッジ整流回路17の電流を出力する端子(以下電流出力端子と呼ぶ)に接続している。LED列12は、複数のLED121が直列接続したもので、アノードがLED列11のカソードに接続している。バイパス回路14は、ディプ
レッション型のFET(スイッチ素子)141と電流検出抵抗(電流検出素子)142とLED143からなる。FET141のドレインはLED列11のカソードと接続し、ソースは電流検出抵抗142の右端子及びLED143のアノードと接続し、ゲートは電流検出抵抗142の左端子及びLED143のカソード並びにダイオードブリッジ整流回路の電流が戻る端子(以下グランド端子と呼ぶ)と接続している。
図2によりLED駆動回路10の動作を説明する。図2(a)は全波整流波形Vrの一周期を示し、横軸が時間t、縦軸が電圧Vである。図2(b)はLED列11に流れる電流ILを示し、横軸が時間t、縦軸が電流Iである。図2において(a)と(b)の時間軸(横軸)は一致している。
図2(b)に示した期間t1では、全波整流波形Vrの電圧がLED列11の閾値電圧より低いためLED列11に電流は流れない(IL=0)。なおLED列の閾値電圧とは、LED列において直列接続したLEDの順方向ドロップ電圧の総和である。またダイオードブリッジ整流回路17のグランド端子の電圧を0(V)とする。
全波整流波形Vrの電圧が上昇し図2(b)に示した期間t2になると、全波整流波形Vrの電圧がLED列11の閾値電圧より高くなる。この結果、LED列11に電流I1が流れる。しかしながら、期間t2では全波整流波形Vrの電圧がLED列11の閾値電圧とLED列12の閾値電圧の合算値より小さいため、LED列12に電流I2は流れない(I2=0)。この結果、電流ILはLED列11からFET141及び電流検出抵抗142を経て、ダイオードブリッジ整流回路17に戻る(IL=I1)。このとき電流検出抵抗142による電圧降下がFET141にフィードバックし、FET141は定電流動作する(IL=I1=Ic)。なお期間t2の最後の部分では、全波整流波形Vrの電圧が、LED列11の閾値電圧とLED列12の閾値電圧の合算値より僅かに大きくなる。このためLED列12にも電流I2が流れる。ただし電流I2が小さいうちは電流I1と電流I2の合算値が一定になる(I1+I2=Ic)。
さらに全波整流波形Vrの電圧が上昇し図2(b)示した期間t3になると、電流I2が増加する。このため電流検出抵抗142の電圧降下が大きくなるのでFET141がカットオフする。FET141がカットオフしたあと、電流I2が増加し、電流検出抵抗142の電圧降下がLED143の順方向ドロップ電圧(閾値電圧)に達すると、LED143にも電流が流れ始める。さらに電流I2が増加すると、電流I2の増分のほとんどがLED143を流れる。すなわち電流検出抵抗142の電圧降下は、LED143の順方向ドロップ電圧が上限になる。なお電流I2が増えると電流検出抵抗142の電圧降下は若干大きくなるが、説明を簡単にするためこの電圧降下の増分は無視する。
期間t3{電流検出抵抗142の電圧降下がLED143の順方向ドロップ電圧(Vthで示す)以下となる期間を除く}において、電流検出抵抗142及びLED143の電力損失は、I2・Vthである。一方、LED143がないと仮定した場合、電流I2の増加に伴い電流検出抵抗142の電圧降下が増加するので、電流検出抵抗142の電圧降下を(Vth+ΔV)で表すと、その電力損失はI2・(Vth+ΔV)となる。以上のようにLED駆動回路10は、電流検出抵抗142と並列にLED143を設けることにより電流検出抵抗142に係る電力損失をI2・ΔVだけ小さくできる。
LED駆動回路10においてディプレッション型のFET141はゲート−ソース間電圧が−3.0Vでカットオフするものを使用している。これに対しLED143の順方向ドロップ電圧は3.2Vである。すなわち電流I2が増加し電流検出抵抗142の電圧降下が3.0VになるとFET141がカットオフする。さらに電流I2が増加し電流検出抵抗142の電圧降下が3.2VになるとLED143にも電流が流れ始める。その後電
流I2が増加しても、電流の増分はほとんどLED143に流れ、電流検出抵抗142の電圧降下は3.2V(実際にはわずかに増加する)に維持される。
LED駆動回路10では電流検出抵抗142にLED143を並列接続していた。しかしながら本発明のLED駆動回路おいて、電流検出抵抗に並列に接続する素子は、LEDに限られず、一定の閾値電圧を持ち、その閾値電圧を超えたら電流を流し易くするものであれば良い。この素子は、例えばダイオードであってもよい。なお一個のシリコンダイオードの閾値電圧は0.6Vである。そこでLED駆動回路10において、LED143の代わりにシリコンダイオードを使う場合、シリコンダイオードを5〜6個直列接続し閾値電圧を3V以上にしなければならない。これに対し電流検出抵抗に並列接続する素子をLEDとすれば、LEDはスイッチ素子がディプレッション型のFETであるとき、本発明のLED駆動回路はFETをカットオフするのにLED一個で済ませることができる。さらにこのLEDは、電流が流れているあいだ発光するためLED駆動回路の発光効率を高めることができる。
LED駆動回路10では電流源として全波整流波形を出力するダイオードブリッジ整流回路17を備えていた。しかしながら本発明のLED駆動回路においてダイオードブリッジ整流回路は必須ではない。例えば外部からの制御信号によって電流出力を変化させられる可変定電流源をLED駆動回路に接続し、この可変定電流源によりLED列に電流を供給してもよい。具体的にはLED駆動回路10において、ダイオードブリッジ整流回路17の代わりに可変定電流源から得た電流をLED列11、12に供給する。この可変定電流源が出力する電流の設定値が小さいうちはLED列11からバイパス回路14を通る電流I1のみが流れ、設定値が大きいときはLED列12を通る電流I2のみが流れる。このとき、LED列11を暖色系で発光するLED111aから構成し、LED列12を寒色系で発光するLED121(LED143も含む)から構成すると、LED駆動回路10が暗く調光したときには暖色系の発光をし、明るく調光したときは寒色系の発光をする。
LED駆動回路10ではスイッチ素子としてディプレッション型のFET141を使用していた。しかしながら本発明のLED駆動回路においてスイッチ素子はディプレッション型のFETに限られない。例えばスイッチ素子をエンハンスメント型のFETに置きかえることもできる。しかしながらエンハンスメント型のFETでは、ゲート−ソース間電圧が正の値でカットオフする(n型の場合)ため、電流検出抵抗による電圧降下をレベルシフトする必要がある。
(第2実施形態)
図1で示したLED駆動回路10は、全波整流波形の電圧が高くなるにしたがってLED列11、12に流れる電流ILが増加する(図2の期間t3参照)。このようにすると商用交流電源18の出力変動により発光量が大きく変化する。そこで商用交流電源の出力変動に対し、電流ILの上限値を制限することにより発光量の変化を抑えることがある。またLED駆動回路10は不灯期間(図2の期間t1及びt5)を有する。この不灯期間は、ちらつきやモーションブレークを目立たせたり、THD(高調波歪率)を悪化させたりする。そこでLED列を多段化し不灯期間を短くしてちらつき等を改善することがある。
図3により第2実施形態として、LED列に流れる電流ILの上限値を制限するとともにLED列を多段化したLED駆動回路20を説明する。図3はLED駆動回路20の回路図である。LED駆動回路20は、ダイオードブリッジ整流回路17、LED列21(第1LED列)、LED列22(第2LED列)、LED列23、バイパス回路24、バイパス回路25、電流制限回路26からなる。
ダイオードブリッジ整流回路17は、4個のダイオード171からなり、入力端子に商用交流電源18が接続している。LED列21は、複数のLED211が直列接続したもので、アノードがダイオードブリッジ整流回路17の電流出力端子に接続している。LED列22は、複数のLED221が直列接続したもので、アノードがLED列21のカソードに接続している。同様にLED列23は、複数のLED231が直列接続したもので、アノードがLED列22のカソードに接続している。すなわち全体としてLED列21、22、23が直列接続し3段構成となっている。
バイパス回路24は、ディプレッション型のFET(スイッチ素子)241と電流検出抵抗242とLED243からなる。FET241のドレインはLED列21のカソードと接続し、ソースは電流検出抵抗242の右端子及びLED243のアノードと接続し、ゲートは電流検出抵抗242の左端子及びLED243のカソード並びにダイオードブリッジ整流回路17のグランド端子と接続している。バイパス回路25は、ディプレッション型のFET(スイッチ素子)251と電流検出抵抗252とLED253からなる。FET251のドレインはLED列22のカソードと接続し、ソースは電流検出抵抗252の右端子及びLED253のアノードと接続し、ゲートは電流検出抵抗252の左端子及びLED253のカソード並びに電流検出抵抗242の右端子と接続している。電流制限回路26は、ディプレッション型のFET261と電流検出抵抗262からなる。FET261のドレインはLED列23のカソードと接続し、ソースは電流検出抵抗262の右端子と接続し、ゲートは電流検出抵抗252の左端子及び電流検出抵抗252の右端子と接続している。
図6(b)に示したようにLED列109,111により全体のLED列が2段構成になっていたLED駆動回路100(図5参照)は、電流IG1の波形が2段構成(Ia,Ib)となっていた。これに対応するようにLED列21、22、23により全体のLED列が3段構成になっているLED駆動回路20(図3参照)は、電流ILの波形が全波整流波形{図2(a)参照}に対し3段構成となる。
すなわち全波整流波形Vr{図2(b)参照}の電圧がLED列21の閾値電圧より低いときLED列21に流れ込む電流ILは0(A)である。全波整流波形Vrの電圧が上昇しLED列21の閾値電圧を超えると電流I3が流れ、電流ILは第1段目の電流値になる。
全波整流波形Vrの電圧が上昇し、LED列21の閾値電圧とLED列22の閾値電圧の和を超えると、電流I4が流れ、電流ILは第2段目の電流値になる。このとき電流I4により電流検出抵抗242の電圧降下が大きくなり、FET241がカットオフする(I3=0)。またLED243が点灯する。
さらに全波整流波形Vrの電圧が上昇し、LED列21の閾値電圧とLED列22の閾値電圧とLED列23の閾値電圧の和を超えると、電流I5が流れ、電流ILは第3段目の電流値になる。このとき電流制限回路26において、電流検出抵抗262の電圧降下がFET261にフィードバックし、FET261が電流I5の上限値を制限する。また電流I5が電流検出抵抗252の電圧降下を大きくするため、FET251がカットオフする(I4=0)。このときLED253が点灯する。なおFET241はカットオフした状態を維持するとともに、LED243は点灯状態を維持する。全波整流波形Vrが下降する位相では逆の過程を辿る。
以上の説明では、第1LED列をLED列21、第2LED列をLED列22とし、LED列21に接続するバイパス回路24を流れる電流I3を、LED列22を流れる電流
I4がカットオフ制御しているものとしてきた。しかしながらLED駆動回路20のようにLED列が多段直列接続している場合、第1LED列と第2LED列の選び方にある程度の任意性がある。例えばLED駆動回路20において、第1LED列をLED列22、第2LED列をLED列23としても良い。このときLED列22に接続するバイパス回路25を流れる電流I4は、LED列23を流れる電流I5によりカットオフ制御される。すなわち本発明のLED駆動回路では、LED列を多段直列接続しているとき、電流の流れる方向を基準として上流側を第1LED列、下流側を第2LED列とできる(上流側のLED列がバイパス回路を備えているときに限る)。
(第3実施形態)
図1及び図3で示したLED駆動回路10、20は、LED列11、12、21、22、23が直列接続したものであった。しかしながら本発明のLED駆動回路に含まれるLED列はそれぞれが直列接続するものに限られない。例えばLED列が並列接続するものであっても良い。そこで図4により本発明の第3実施形態として、LED列が並列接続したLED駆動回路30を説明する。図4はLED駆動回路30の回路図である。
図4に示すようにLED駆動回路30は、ダイオードブリッジ整流回路17、LED列31(第1LED列)、LED列32(第2LED列)、LED列33、電流制限回路34、電流制限回路35からなる。ダイオードブリッジ整流回路17は、4個のダイオード171からなり、入力端子に商用交流電源18が接続している。
LED列31は、複数のLED311が直列接続したもので、アノードがダイオードブリッジ整流回路17の電流出力端子に接続している。LED列32は、複数のLED321が直列接続したもので、アノードがダイオードブリッジ整流回路17の電流出力端子に接続している。同様にLED列33は、複数のLED331が直列接続したもので、アノードがダイオードブリッジ整流回路17の電流出力端子に接続している。すなわちLED列31、32、33がダイオードブリッジ整流回路17の電流出力端子に対して並列接続している。このときLED列31の閾値電圧(LED311の直列段数)はLED列32の閾値電圧(LED321の直列段数)より小さく、LED列32の閾値電圧(LED321の直列段数)はLED列33の閾値電圧(LED331の直列段数)より小さい。
電流制限回路34は、ディプレッション型のFET(スイッチ素子)341と電流検出抵抗342とLED343とゲート保護抵抗344からなる。FET341のドレインはLED列31のカソードと接続し、ソースは電流検出抵抗342の右端子及びLED343のアノードと接続し、ゲートはゲート保護抵抗344を介して電流検出抵抗342の左端子及びLED343のカソード並びにダイオードブリッジ整流回路のグランド端子と接続している。
電流制限回路35はディプレッション型のFET(スイッチ素子)351と電流検出抵抗352とLED353とゲート保護抵抗354からなる。FET351のドレインはLED列32のカソードと接続し、ソースは電流検出抵抗352の右端子及びLED353のアノード並びにLED列33のカソードと接続し、ゲートはゲート保護抵抗354を介して電流検出抵抗352の左端子及びLED353のカソード並びに電流検出抵抗342の右端子と接続している。
図3に示すLED駆動回路20と同様に、LED駆動回路30における電流ILの波形も全波整流波形Vr{図2(a)参照}に対し3段構成となる。すなわち全波整流波形Vrの電圧がLED列31の閾値電圧より低いとき電流ILは流れない(IL=0)。全波整流波形Vrの電圧が上昇しLED列31の閾値電圧を超えると電流I6が流れ、電流ILは第1段目の電流値になる。この電流値は電流制限回路34の上限値である(IL=I
6)。
全波整流波形Vrの電圧が上昇し、LED列32の閾値電圧を超えると、電流I7が流れ、電流ILは第2段目の電流値になる。このとき電流I7により電流検出抵抗342の電圧降下が大きくなり、FET341がカットオフする(I6=0)。またLED343が点灯する。このときの電流値は電流制限回路35の上限値である(IL=I7)。
さらに全波整流波形Vrの電圧が上昇し、LED列33の閾値電圧を超えると、電流I8が流れ、電流ILは第3段目の電流値になる。このとき電流I8が電流検出抵抗352の電圧降下を大きくするため、FET351がカットオフし、電流I7が0(A)となり、LED353が点灯する。なおこのときFET341はカットオフした状態を維持するとともに、LED343は点灯状態を維持する。全波整流波形Vrが下降する位相では逆の過程を辿る。
以上の説明によればLED駆動回路30では、第1LEDをLED列31、第2LED列をLED列32とし、LED列31に接続する電流制限回路34を流れる電流I6を、LED列32を流れる電流I7がカットオフ制御している。LED列が多段並列接続している場合、第1LED列と第2LED列の選び方にある程度の任意性がある。例えばLED駆動回路30において、第1LED列をLED列32、第2LED列をLED列33としても良い。このときLED列32に接続する電流制限回路35を流れる電流I7は、LED列33を流れる電流I8によりカットオフ制御される。すなわち本発明のLED駆動回路では、LED列が多段並列接続しているとき、カットオフ制御する電流の流れる方向を基準として、下流側のLED列を第1LED列、上流側のLED列を第2LED列とできる。
図4に示すLED駆動回路30は、図3に示すLED駆動回路20と同様に、LED列33のカソード側に電流制限回路を備えていても良い。反対に図3に示すLED駆動回路20は、図4に示すLED駆動回路30と同様に、各FET241,251、261のゲートにゲート保護抵抗が接続していても良い。
10、20、30…LED駆動回路、
11、12、21、22、23、31、32、33…LED列、
111a、121、143、211、221、231、243、253、
311、321、331、343、353…LED、
14、24、25…バイパス回路、
141、241、251、261、341、351…FET(スイッチ素子)、
142、242、252、262、342、352…電流検出抵抗(電流検出素子)、
17…ダイオードブリッジ整流回路、
171…ダイオード、
18…商用交流電源、
26、34、35…電流制限回路、
344、354…ゲート保護抵抗。

Claims (4)

  1. 複数のLEDがそれぞれ直列接続した第1LED列と第2LED列と、前記第1LED列にバイパス回路又は電流制限回路が接続し、前記第2LED列を流れる電流が前記バイパス回路又は電流制限回路に流れる電流の制御に寄与するLED駆動回路において、
    前記バイパス回路又は前記電流制限回路はスイッチ素子と電流検出素子を含み、
    前記第2LED列を流れる電流が前記電流検出素子に流れ込み、
    前記電流検出素子の両端間電圧に基づいて前記スイッチ素子を流れる電流を制御し、
    前記電流検出素子にダイオードが並列接続している
    ことを特徴とするLED駆動回路。
  2. 前記ダイオードはLEDであることを特徴とする請求項1に記載のLED駆動回路。
  3. 前記第1LED列又は前記第2LED列に全波整流波形を印加することを特徴とする請求項1又は2に記載のLED駆動回路。
  4. 前記スイッチ素子がディプレッション型FETであり、前記電流検出素子が抵抗であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のLED駆動回路。
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