JP2016225208A - 発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置 - Google Patents

発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016225208A
JP2016225208A JP2015112247A JP2015112247A JP2016225208A JP 2016225208 A JP2016225208 A JP 2016225208A JP 2015112247 A JP2015112247 A JP 2015112247A JP 2015112247 A JP2015112247 A JP 2015112247A JP 2016225208 A JP2016225208 A JP 2016225208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
rank
current
emitting element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015112247A
Other languages
English (en)
Inventor
登 瀧澤
Noboru Takizawa
登 瀧澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2015112247A priority Critical patent/JP2016225208A/ja
Priority to PCT/JP2016/061337 priority patent/WO2016194469A1/ja
Publication of JP2016225208A publication Critical patent/JP2016225208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/34Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating change of drive direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/26Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic
    • B60Q1/44Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to indicate the vehicle, or parts thereof, or to give signals, to other traffic for indicating braking action or preparation for braking, e.g. by detection of the foot approaching the brake pedal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

【課題】発光素子を所望の輝度で発光させる。【解決手段】発光素子駆動装置10は、発光素子L*とランク抵抗R*を並列に内蔵した発光部品2*(例えば*=1、2、3)を複数直列に接続して成る発光ストリング20に駆動電流Ioutを供給する駆動部100(図14では不図示)と;各ランク抵抗R*の抵抗値を個別に読み取って各発光素子L*のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように駆動電流Ioutの設定値Dsetを調整する一方、それ以外の発光素子については駆動電流Ioutの余剰分をバイパス電流I4(*)として迂回させるランク調整部200と;を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、発光素子駆動装置、ないしは、スイッチ駆動装置に関する。
従来より、発光ダイオード素子や有機EL素子などの発光素子は、その輝度特性(=所定の駆動電流を供給したときに得られる輝度の大きさ)に応じてランク分けされている。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1や特許文献2を挙げることができる。
特開2011−229060号公報 特開2013−229171号公報
ところで、複数の発光素子を同時駆動する必要のあるアプリケーションにおいて、各発光素子の輝度ばらつきを低減する最も単純な手法は、全ての発光素子を所望の同一ランク品で揃えることである。しかしながら、このような従来手法では、発光装置の設計が容易となる半面、物流面やコスト面で不利であった。
また、別の手法として、全ての発光素子を同一ロット品で揃えることも考えられる。同一ロット品ならば、所望のランク品であるかどうかはさておき、各発光素子毎のランク不揃いが生じるおそれは小さい。従って、ロット毎に駆動電流設定用パラメータ(センス抵抗値など)を適宜調整してやれば、全ての発光素子を所望の輝度で均一に駆動することが可能となる。しかしながら、このような従来手法では、発光素子のロット毎にディスクリート部品の付け替えなどを行う必要があるので、作業ミスの増大を招くおそれがあった。
なお、単一の発光素子を駆動する場合であっても、これを所望の輝度で発光させるためには、発光素子として所望のランク品を用いるか、若しくは、発光素子のランクに応じて駆動電流設定用パラメータを手作業で調整しなければならなかった。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者らにより見出された上記の問題点に鑑み、発光素子を所望の輝度で発光させることのできる発光素子駆動装置、ないしは、スイッチ駆動装置を提供することを目的とする。
本明細書中に開示されている発光素子駆動装置は、発光素子とランク抵抗を並列に内蔵した発光部品を複数直列に接続して成る発光ストリングに駆動電流を供給する駆動部と;各ランク抵抗の抵抗値を個別に読み取って各発光素子のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように前記駆動電流の設定値を調整する一方、それ以外の発光素子については前記駆動電流の余剰分をバイパス電流として迂回させるランク調整部と;を有する構成とされている。
また、本明細書中に開示されているスイッチ駆動装置は、発光素子とランク抵抗を並列に内蔵した複数の発光部品に対してそれぞれ並列に接続された複数のマトリクススイッチと;各ランク抵抗の抵抗値を個別に読み取って各発光素子のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように前記複数の発光部品に供給される駆動電流の設定値を調整する一方、それ以外の発光素子については前記駆動電流の余剰分をバイパス電流として迂回させるランク調整部と;を有する構成とされている。
なお、本発明のその他の特徴、要素、ステップ、利点、及び、特性については、以下に続く実施形態の詳細な説明やこれに関する添付の図面によって、さらに明らかとなる。
本明細書中に開示されている発明によれば、発光素子を所望の輝度で発光させることのできる発光素子駆動装置を提供することが可能となる。
発光装置の全体構成例を示すブロック図 駆動部の一構成例を示す回路図 ランク調整部の第1実施形態を示す回路図 第1実施形態の一変形例を示す回路図 第1実施形態におけるランク調整動作の一例を示すフローチャート 発光装置の一変形例を示すブロック図 ランク調整部の第2実施形態を示す回路図 ランク調整部の第3実施形態を示す回路図 発光装置の第1変形例を示す回路図 発光装置の第2変形例を示す回路図 発光装置の第3変形例を示す回路図 発光装置が搭載される車両の外観図(前面) 発光装置が搭載される車両の外観図(背面) LEDヘッドライトモジュールの外観図 LEDターンランプモジュールの外観図 LEDリアランプモジュールの外観図
<発光装置>
図1は、発光装置1の全体構成例を示すブロック図である。本構成例の発光装置1は、発光素子駆動装置10と、発光ストリング20と、センス抵抗30と、を有する。
発光素子駆動装置10は、発光ストリング20を駆動対象とする半導体装置(いわゆるLED[light emitting diode]ドライバIC)であり、駆動部100と、ランク調整部200と、を集積化して成る。
また、発光素子駆動装置10は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、外部端子T11〜T14と外部端子T17a及びT17bを備えている。外部端子T11は、入力電圧Vinの入力端子である。外部端子T12は、出力電圧Voutの出力端子である。外部端子T13は、駆動電流Ioutの帰還制御端子である。外部端子T14は、グランドに接続される接地端子である。外部端子T17aは、発光部品21の外部端子T21bと発光部品22の外部端子T22aにそれぞれ接続されている。外部端子T17bは、発光部品22の外部端子T22bと発光部品23の外部端子T23aにそれぞれ接続されている。
駆動部100は、入力電圧Vinから出力電圧Voutを生成して発光ストリング20に供給する。その際、駆動部100は、発光ストリング20に供給される駆動電流Ioutが設定値Dsetに応じた目標電流値となるように負帰還制御(定電流制御)を行う。
ランク調整部200は、発光部品21〜23にそれぞれ内蔵されているランク抵抗R1〜R3の抵抗値を個別に読み取って発光素子L1〜L3のランクをそれぞれ検出し、その検出結果に応じて最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように駆動電流Ioutの設定値Dsetを調整する一方、それ以外の発光素子については駆動電流Ioutの余剰分をバイパス電流として迂回させる機能を備えている。なお、ランク調整部200の構成及び動作については、後ほど詳細に説明する。
発光ストリング20は、発光部品21〜23を直列に接続して成る発光部品列である。なお、発光部品の直列段数mは3段に限るものではなく、その用途に応じて任意の直列段数m(ただしm≧1)に設定することが可能である。
発光部品2*(ただし*=1、2、3、以下も同様)は、外部端子T2*a及びT2*bを備え、両外部端子間に発光素子L*とランク抵抗R*を並列に内蔵している。発光素子L*としては、例えば、発光ダイオード素子を好適に用いることができる。ランク抵抗R*は、発光素子L*のランクに応じた抵抗値を持つ。
センス抵抗30(抵抗値:Rs)は、駆動電流Ioutの流れる電流経路上に設けられており、駆動電流Ioutに応じたセンス電圧Vs(=Iout×Rs)を生成する。
<駆動部>
図2は、駆動部100の一構成例を示す回路図である。本構成例の駆動部100は、出力トランジスタ101と、差動アンプ102と、デジタル/アナログ変換部103と、オペアンプ104と、を含むリニアレギュレータ(いわゆるLDO[low drop out]レギュレータ)である。
出力トランジスタ101は、外部端子T11(=入力電圧Vinの入力端)と外部端子T12(=出力電圧Voutの出力端)との間に接続されており、オペアンプ104を用いてゲート駆動されるPチャネル型MOS[metal oxide semiconductor]電界効果トランジスタである。
差動アンプ102の非反転入力端(+)は、外部端子T12(=センス抵抗30の高電位端)に接続されている。差動アンプ102の反転入力端(−)は、外部端子T13(=センス抵抗30の低電位端)に接続されている。このように接続された差動アンプ102は、非反転入力端(+)と反転入力端(−)との間に印加されるセンス電圧Vs(=センス抵抗30の両端間電圧)に応じた帰還電圧Vfbを生成する。帰還電圧Vfbは、駆動電流Ioutが大きいほど高くなり、駆動電流Ioutが小さいほど低くなる。
デジタル/アナログ変換部103は、ランク調整部200から入力されるデジタルの設定値Dsetをアナログの基準電圧Vrefに変換する。例えば、設定値Dsetが大きいほど基準電圧Vrefが高くなり、設定値Dsetが小さいほど基準電圧Vrefが低くなる。このように、基準電圧Vrefは、設定値Dsetに応じて可変制御される。
オペアンプ104は、非反転入力端(+)に入力される基準電圧Vrefと、反転入力端(−)に入力される帰還電圧Vfbとが一致(イマジナリショート)するように、出力トランジスタ101のゲート制御を行う。このような構成とすることにより、駆動電流Ioutを設定値Dsetに応じた目標電流値に維持するための負帰還制御(定電流制御)が実現される。
ただし、駆動部100としては、リニアレギュレータに限らず、例えば、出力トランジスタのオンデューティを制御することにより入力電圧Vinから所望の出力電圧Voutを生成するスイッチングレギュレータを用いてもよい。
<ランク調整部(第1実施形態)>
図3は、ランク調整部200の第1実施形態を示す回路図である。本実施形態のランク調整部200は、電流源251と、スイッチ252と、電流源254(1)〜(3)と、電圧計255(1)〜(3)と、制御部256と、を含む。
電流源251は、電源端と外部端子T13との間に接続されており、発光ストリング20に第1電流I1を印加する。第1電流I1の電流値は、各ランク抵抗R*の両端間電圧が各発光素子L*の順方向降下電圧Vfよりも高くならない範囲で適宜設定されている。例えば、ランク抵抗R*の抵抗値が最高100kΩであり、発光素子L*の順方向降下電圧Vfが3.3Vである場合、第1電流I1の電流値は33μA未満に設定するとよい。
スイッチ252は、電流源251と外部端子T13との間に接続されており、制御部256からの指示に応じてオン/オフされる。なお、スイッチ252は、発光素子L*のランク調整期間にのみオンされる。従って、ランク調整部200が発光ストリング20の通常点灯動作に悪影響を及ぼすおそれはない。
電流源254(1)は、外部端子T13と外部端子T17aとの間に接続されている。電流源254(2)は、外部端子T17aと外部端子T17bとの間に接続されている。電流源254(3)は、外部端子T17bと外部端子T14との間に接続されている。すなわち、電流源254(*)は、発光部品2*に対して並列に接続されており、制御部256からの指示に応じて、発光ストリング20の通常点灯時には発光部品2*毎のバイパス電流I4(*)をそれぞれ生成する一方、発光素子L*のランク調整時にはバイパス電流I4(*)を0Aとする。従って、電流源254(*)が発光素子L*のランク調整動作に影響を及ぼすおそれはない。
なお、ランク調整部200は、図4で示すように、制御部256からの指示に応じてバイパス電流I4(*)の電流経路を導通/遮断するスイッチ253(*)を含む構成としてもよい。本構成を採用した場合には、発光ストリング20の通常点灯時にスイッチ253(*)をオンし、発光素子L*のランク調整時にスイッチ253(*)をオフすることにより、電流源254(*)が発光素子L*のランク調整動作に影響を及ぼさなくなる。
電圧計255(1)は、外部端子T13と外部端子T17aとの間に接続されている。電圧計255(2)は、外部端子T17aと外部端子T17bとの間に接続されている。電圧計255(3)は、外部端子T17bと外部端子T14との間に接続されている。すなわち、電圧計255(*)は、発光部品2*に対して並列に接続されており、発光ストリング20に対して第1電流I1が印加されているときに各ランク抵抗R*の両端間に現れる第1電圧V1(*)をそれぞれ測定し、その測定結果を制御部256に出力する。
制御部256は、第1電流I1と第1電圧V1(*)からランク抵抗R*の抵抗値を算出し、その演算結果(=発光素子L*毎のランク検出結果)に応じて、駆動電流Ioutの設定値Dsetとバイパス電流I4(*)の電流値をそれぞれ調整する。
以下では、制御部256によるランク調整動作について、フローチャートを参照しながら詳細に説明する。
図5は、第1実施形態におけるランク調整動作の一例を示すフローチャートである。なお、本フローが実行されている間、駆動部100による駆動電流Ioutの供給動作は停止されているものとする。
本フローが開始されると、まず、ステップS41では、スイッチ252をオンすることにより、電流源251から発光ストリング20に対して第1電流I1の印加が行われる。
続くステップS42では、電圧計255(1)〜(3)を用いて第1電圧V1(1)〜(3)それぞれの測定が行われる。先にも述べたように、第1電流I1を印加しても各ランク抵抗R1〜R3の両端間電圧が各発光素子L1〜L3の順方向降下電圧Vfを上回ることはない。すなわち、第1電流I1は、発光素子L1〜L3を介する電流経路には流れず、ランク抵抗R1〜R3を介する電流経路にのみ流れる。従って、第1電圧V1(1)〜(3)は、それぞれランク抵抗R1〜R3の抵抗値に第1電流I1を乗じた電圧値(=R*×I1)となる。なお、第1電圧V1(1)〜(3)の測定は、同時並列的に実施してもよいし、順次時分割的に実施してもよい。
続くステップS43では、制御部256により、第1電流I1と第1電圧V1(1)〜(3)から、ランク抵抗R1〜R3の抵抗値(=V1(*)/I1)がそれぞれ算出される。なお、ランク抵抗R1〜R3は、それぞれ発光素子L1〜L3のランクに応じた抵抗値を持っている。従って、ランク抵抗R1〜R3の抵抗値を算出することにより、発光素子L1〜L3のランクをそれぞれ検出することができる。
続くステップS44では、制御部256により、ランク抵抗R1〜R3の各抵抗値から最低ランクの発光素子(=最も低輝度の発光素子)が判別され、これを所望の輝度で発光させるために必要な駆動電流Ioutの電流値が算出される。
続くステップS45では、制御部256により、駆動電流Ioutの設定値DsetがステップS44での算出結果に応じて適宜設定される。
続くステップS46では、制御部256により、ランク抵抗R1〜R3の抵抗値に応じたバイパス電流I4(1)〜(3)の調整が行われる。例えば、発光素子L1が最低ランクである場合、駆動電流Ioutの電流値は、発光素子L1が所望の輝度で発光するように調整されている。従って、発光素子L1には、駆動電流Ioutを余すことなく全て流せばよいので、バイパス電流I4(1)がゼロ値に設定される。なお、図4のスイッチ253(1)をオフすることにより、バイパス電流I4(1)の流れる電流経路を遮断するようにしてもよい。
一方、発光素子L1よりも高ランクの発光素子L2については、駆動電流Ioutをそのまま流すと、その輝度が高くなり過ぎる。そこで、駆動電流Ioutからバイパス電流I4(2)を差し引いた差分電流(=Iout−I4(2))を発光素子L2に流すことにより、発光素子L2を所望の輝度で発光させることが可能となる。
また、発光素子L3についても、上記と同様であり、駆動電流Ioutからバイパス電流I4(3)を差し引いた差分電流(=Iout−I4(3))を発光素子L3に流すことにより、発光素子L3を所望の輝度で発光させることが可能となる。
例えば、発光素子L1〜L3を所望の輝度で発光させるための必要電流値がそれぞれ50mA、45mA、40mAである場合を考える。この場合、駆動電流Ioutを50mAに設定し、バイパス電流I4(1)〜I4(3)をそれぞれ0mA、5mA、10mAに設定すればよい。このような電流設定により、発光素子L1〜L3のランクが不揃いであっても、発光ストリング20全体を所望の輝度で均一に発光させることが可能となる。
なお、発光部品2*を迂回して流れるバイパス電流I4(*)は、発光部品2*に流れる差分電流(=Iout−I4(*))と足し合わされて下流側に流れる。すなわち、上流側の発光部品から下流側の発光部品に流れる電流は、見掛け上、駆動電流Ioutと同一の電流値に維持されている。従って、上流側の発光部品でバイパス電流I4(*)を迂回させても、下流側の発光部品に必要な駆動電流Ioutが足りなくなることはない。
上記したように、第1実施形態のランク調整部200は、ランク抵抗R1〜R3の抵抗値を個別に読み取って発光素子L1〜L3のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように駆動電流Ioutの設定値Dsetを調整する一方、それ以外の発光素子については、駆動電流Ioutの余剰分をバイパス電流I4(1)〜(3)として迂回させる構成とされている。
このような構成であれば、発光素子L1〜L3のランクに応じて駆動電流Ioutやバイパス電流I4(1)〜(3)が自動的に最適化されるので、発光素子駆動装置10と発光ストリング20とを個別に設計することができる。
また、本構成を採用することにより、発光部品21〜23として、所望の同一ランク品を揃える必要がないばかりか、ロット毎の管理すら不要となる。従って、物流面やコスト面で有利となる。また、例えば、発光部品21〜23のいずれかに不具合が生じた場合であっても、発光ストリング20をまるごと交換する必要はなく、故障した発光部品を1個単位で交換することが可能となる。
<発光装置(一変形例)>
図6は、発光装置1の一変形例を示すブロック図である。本変形例の発光装置1は、図1の構成要素(発光素子駆動装置10、発光ストリング20、及び、センス抵抗30)に加えてスイッチ駆動装置40とマイコン50が設けられており、かつ、先に説明したランク調整部200が発光素子駆動装置10からスイッチ駆動装置40に移譲されている点に特徴を有する。そこで、図1と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付すことで重複した説明を割愛し、以下では、本変形例の特徴部分について重点的に説明する。
スイッチ駆動装置40は、発光ストリング20を形成する発光部品21〜23の短絡/非短絡をそれぞれ切り替える半導体装置(いわゆるマトリクススイッチドライバIC)であり、マトリクススイッチSW1〜SW3と、ランク調整部200と、を含む。
また、スイッチ駆動装置40は、装置外部との電気的な接続を確立するための手段として、複数の外部端子T41〜T44を備えている。スイッチ駆動装置40の外部端子T41は、発光部品21の外部端子T21aに接続されている。スイッチ駆動装置40の外部端子T42は、発光部品21の外部端子T21bと発光部品22の外部端子T22aにそれぞれ接続されている。スイッチ駆動装置40の外部端子T43は、発光部品22の外部端子T22bと発光部品23の外部端子T23aにそれぞれ接続されている。スイッチ駆動装置40の外部端子T44は、発光部品23の外部端子T23bに接続されている。
マトリクススイッチSW1は、外部端子T41と外部端子T42との間に接続されている。また、マトリクススイッチSW2は、外部端子T42と外部端子T43との間に接続されている。また、マトリクススイッチSW3は、外部端子T43と外部端子T44との間に接続されている。なお、本図の例では、マトリクススイッチSW1〜SW3として、いずれも、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタが用いられている。
すなわち、マトリクススイッチSW*は、発光部品2*に対して並列接続されている。従って、マトリクススイッチSW*がオンされているときには、発光部品2*の両端間が短絡されるので、発光部品2*が点灯不能状態となる。一方、マトリクススイッチSW*がオフされているときには、発光部品2*の両端間が非短絡とされるので、発光部品2*が点灯可能状態となる。
このようなスイッチ制御を行うことにより、発光部品21〜23を任意のタイミングで点消灯させることができるので、例えば、点灯領域の面積を増減させたり、点灯領域を流れるように移動させたりする順次点灯機能(いわゆる、シーケンシャルターン機能、ないしは、ダイナミックインジケータ機能)を実現することが可能となる。
ランク調整部200は、ランク抵抗R1〜R3の各抵抗値を読み取って発光素子L1〜L3のランクをそれぞれ検出し、その検出結果に応じて駆動電流Ioutの設定値Dsetを調整する回路部である。なお、設定値Dsetの調整処理については、ランク調整部200で直接実施することもできるが、本図で示したように、ランク調整部200からマイコン50に対してランク検出結果を通知し、その通知結果に応じてマイコン50で設定値Dsetの調整処理を実施するようにしてもよい。
マイコン50は、発光装置1を統括的に制御する主体である。特に、本変形例の発光装置1では、マイコン50を仲介役とする形で、発光素子駆動装置10とスイッチ駆動装置40との連携動作が実現されている。
このように、本変形例の発光装置1では、スイッチ駆動装置20を用いて発光素子L1〜L3のランク検出処理を行い、マイコン50を用いて検出結果に応じた設定値Dsetの調整処理を行い、発光素子駆動装置10を用いて設定値Dsetに応じた駆動電流Ioutの生成処理を行う、という役割分担が確立されている。
特に、スイッチ駆動装置20には、発光部品21〜23の順次点灯機能を実現するための外部端子として、発光ストリング20の両端ノードにそれぞれ接続される外部端子T41及びT44だけでなく、発光ストリング20の中間ノードにそれぞれ接続される外部端子T42及びT43が当初から設けられている。従って、例えば、先に説明した第1実施形態(=ランク抵抗R1〜R3の抵抗値をそれぞれ個別に検出する構成)のランク調整部200を実装する場合であっても、発光素子駆動装置10への実装時とは異なり、ランク調整専用の外部端子を別途増設する必要がないので、外部端子数削減の面で有利となる。
<ランク調整部(第2実施形態)>
図7は、ランク調整部200の第2実施形態を示す回路図である。本実施形態のランク調整部200は、電流源261と、スイッチ262と、電流源264(1)〜(3)と、電圧計265(1)〜(3)と、制御部266と、を含む。
電流源261は、電源端と外部端子T41との間に接続されており、発光ストリング20に第1電流I1を印加する。第1電流I1の電流値は、先にも述べたように、各ランク抵抗R*の両端間電圧が各発光素子L*の順方向降下電圧Vfよりも高くならない範囲で適宜設定されている。
スイッチ262は、電流源261と外部端子T41との間に接続されており、制御部266からの指示に応じてオン/オフされる。なお、スイッチ262は、発光素子L*のランク調整期間にのみオンされる。従って、ランク調整部200が発光ストリング20の通常点灯動作に悪影響を及ぼすおそれはない。
電流源264(1)は、外部端子T41と外部端子T42との間に接続されている。電流源264(2)は、外部端子T42と外部端子T43との間に接続されている。電流源264(3)は、外部端子T43と外部端子T44との間に接続されている。すなわち、電流源264(*)は、発光部品2*に対して並列に接続されており、制御部266からの指示に応じて、発光ストリング20の通常点灯時には、発光部品2*毎のバイパス電流I4(*)をそれぞれ生成する一方、発光素子L*のランク調整時には、バイパス電流I4(*)を0Aとする。従って、電流源254(*)が発光素子L*のランク調整動作に影響を及ぼすおそれはない。
電圧計265(1)は、外部端子T41と外部端子T42との間に接続されている。電圧計265(2)は、外部端子T42と外部端子T43との間に接続されている。電圧計265(3)は、外部端子T43と外部端子T44との間に接続されている。すなわち、電圧計265(*)は、発光部品2*に対して並列に接続されており、発光ストリング20に対して第1電流I1が印加されているときに各ランク抵抗R*の両端間に現れる第1電圧V1(*)をそれぞれ測定し、その測定結果を制御部266に出力する。
制御部266は、第1電流I1と第1電圧V1(*)からランク抵抗R*の抵抗値を算出し、その演算結果(=発光素子L*毎のランク検出結果)に応じて、駆動電流Ioutの設定値Dsetとバイパス電流I4(*)の電流値をそれぞれ調整する。なお、駆動電流Ioutの設定値Dsetをマイコン50で調整する場合には、制御部266からマイコン50に対してランク検出結果(=ランク抵抗R*の抵抗値)を通知してやればよい。また、バイパス電流I4(*)の電流値をマイコン50で調整する場合には、マイコン50から制御部266に対してバイパス電流I4(*)の設定値を通知してやればよい。
また、制御部266は、マトリクススイッチSW1〜SW3のオン/オフ制御機能も備えている。より具体的に述べると、制御部266は、発光部品21〜23の順次点灯制御に際してマトリクススイッチSW1〜SW3を適宜オン/オフ制御する一方、発光素子L1〜L3のランク調整時には、SW1〜SW3をいずれもオフさせる。従って、マトリクススイッチSW*が発光素子L*のランク調整動作に悪影響を及ぼすおそれはない。
本実施形態のランク調整部200は、基本的に第1実施形態(図3〜図5を参照)と同じく、ランク抵抗R*の抵抗値を個別に読み取って発光素子L*のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように駆動電流Ioutの設定値Dsetを調整する一方、それ以外の発光素子については駆動電流Ioutの余剰分をバイパス電流I4(*)として迂回させる構成とされている。
このような構成とすることにより、第5実施形態の長所を損なうことなく、発光素子駆動装置10の外部端子数を削減することが可能となる。
<ランク調整部(第3実施形態)>
図8は、ランク調整部200の第3実施形態を示す回路図である。本実施形態のランク調整部200は、電流源271と、スイッチ272と、電流源274(1)〜(3)と、電圧計275(1)〜(3)と、制御部276と、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタP1〜P6と、を含む。
電流源271は、電源端と外部端子T41との間に接続されており、発光ストリング20に第1電流I1を印加する。第1電流I1の電流値は、先にも述べたように、各ランク抵抗R*の両端間電圧が各発光素子L*の順方向降下電圧Vfよりも高くならない範囲で適宜設定されている。
スイッチ272は、電流源271と外部端子T41との間に接続されており、制御部276からの指示に応じてオン/オフされる。なお、スイッチ272は、発光素子L*のランク調整期間にのみオンされる。従って、ランク調整部200が発光ストリング20の通常点灯動作に悪影響を及ぼすおそれはない。
電流源274(*)は、それぞれ、トランジスタP*のドレインと接地端との間に接続されており、制御部276からの指示に応じて発光部品2*毎のバイパス電流I4(*)をそれぞれ生成する。
電圧計275(1)は、外部端子T41と外部端子T42との間に接続されている。電圧計275(2)は、外部端子T42と外部端子T43との間に接続されている。電圧計275(3)は、外部端子T43と外部端子T44との間に接続されている。すなわち、電圧計275(*)は、発光部品2*に対して並列に接続されており、発光ストリング20に対して第1電流I1が印加されているときに各ランク抵抗R*の両端間に現れる第1電圧V1(*)をそれぞれ測定し、その測定結果を制御部276に出力する。
制御部276は、第1電流I1と第1電圧V1(*)からランク抵抗R*の抵抗値を算出し、その演算結果(=発光素子L*毎のランク検出結果)に応じて、駆動電流Ioutの設定値Dsetとバイパス電流I4(*)の電流値をそれぞれ調整する。なお、駆動電流Ioutの設定値Dsetをマイコン50で調整する場合には、制御部276からマイコン50に対してランク検出結果(=ランク抵抗R*の抵抗値)を通知してやればよい。また、バイパス電流I4(*)の電流値をマイコン50で調整する場合には、マイコン50から制御部276に対してバイパス電流I4(*)の設定値を通知してやればよい。
また、制御部276は、マトリクススイッチSW1〜SW3のオン/オフ制御機能も備えている。より具体的に述べると、制御部276は、発光部品21〜23の順次点灯制御に際してマトリクススイッチSW1〜SW3を適宜オン/オフ制御する一方、発光素子L1〜L3のランク調整時には、SW1〜SW3をいずれもオフさせる。従って、マトリクススイッチSW*が発光素子L*のランク調整動作に悪影響を及ぼすおそれはない。
トランジスタP1のゲートは、トランジスタP1のドレイン、トランジスタP4のドレイン、及び、マトリクススイッチSW1のゲートにそれぞれ接続されている。トランジスタP1のソースとトランジスタP4のソースは、いずれも外部端子T41に接続されている。トランジスタP4のゲートは、制御部276に接続されている。
トランジスタP2のゲートは、トランジスタP2のドレイン、トランジスタP5のドレイン、及び、マトリクススイッチSW2のゲートにそれぞれ接続されている。トランジスタP2のソースとトランジスタP5のソースは、いずれも外部端子T42に接続されている。トランジスタP5のゲートは、制御部276に接続されている。
トランジスタP3のゲートは、トランジスタP3のドレイン、トランジスタP6のドレイン、及び、マトリクススイッチSW3のゲートにそれぞれ接続されている。トランジスタP3のソースとトランジスタP6のソースは、いずれも外部端子T43に接続されている。トランジスタP6のゲートは、制御部276に接続されている。
このように、トランジスタP1〜P3は、それぞれ、マトリクススイッチSW1〜SW3と一対を成すように設けられており、電流源274(1)〜(3)で生成されるバイパス電流I4(1)〜(3)をそれぞれミラーしてマトリクススイッチSW1〜SW3に流し込むカレントミラーを形成している。
本実施形態のランク調整部200は、基本的に第1実施形態(図3〜図5)や第2実施形態(図7)と同じく、ランク抵抗R*の抵抗値を個別に読み取って発光素子L*のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように駆動電流Ioutの設定値Dsetを調整する一方、それ以外の発光素子については駆動電流Ioutの余剰分をバイパス電流I4(*)として迂回させる構成とされている。
特に、本実施形態のランク調整部200では、スイッチ駆動装置40に元々設けられているマトリクススイッチSW*を流用してバイパス電流I4(*)が迂回されている。このような構成とすることにより、スイッチ駆動装置40の既存設計を殆ど変更することなく、ランク調整部200を実装することが可能となる。
なお、例えば、発光部品21を消灯する場合には、トランジスタP4をオフした上で、ランク抵抗R1の両端間電圧が発光素子L1の順方向降下電圧Vfよりも高くならないように、バイパス電流I4(1)を駆動電流Ioutと同程度の電流値に設定すればよい。発光部品22または23を消灯する場合についても、上記と同様であり、トランジスタP5またはP6をオフした上で、バイパス電流I4(2)またはI4(3)を駆動電流Ioutと同程度の電流値に設定すればよい。
一方、例えば、発光部品21に駆動電流Ioutをそのまま供給する場合(発光部品21〜23のうち発光部品21が最低ランクである場合)には、トランジスタP4をオンすることにより、マトリクススイッチSW1を完全にオフしてやればよい。発光部品22または23に駆動電流Ioutをそのまま供給する場合にについても、上記と同様であり、トランジスタP5またはP6をオンすることにより、マトリクススイッチSW2またはSW3を完全にオフしてやればよい。
<変形例>
図9は、発光装置の第1変形例を示す回路図である。本変形例の発光装置500は、電流源511〜514と、スイッチ521〜524と、発光部品531〜534と、電圧計541〜544と、を有する。
電流源511〜514の第1端は、いずれも電源端に接続されている。電流源511〜511〜514の第2端は、それぞれ、スイッチ521〜524の第1端に接続されている。スイッチ521〜524の第2端は、それぞれ、発光部品531〜534のアノードに接続されている。発光部品531〜534のカソードは、いずれも接地端に接続されている。なお、発光部品531〜534は、発光素子とランク抵抗を並列に含む。電圧計541〜544は、それぞれ、発光部品531〜534に並列接続されている。
このように、並列に接続された発光部品531〜534についても、電圧計541〜544を用いてランク抵抗値を測定し、その測定結果に応じて電流源511〜514で生成される駆動電流値を適宜設定することが可能である。
図10は、発光装置の第2変形例を示す回路図である。本変形例の発光装置600は、電流源601及び602と、スイッチ603と、発光部品604と、電圧計605と、を含む。
電流源601及び602の第1端は、いずれも電源端に接続されている。電流源601及び602の第2端は、それぞれ、スイッチ603の第1選択端及び第2選択端に接続されている。スイッチ603の共通端は、発光部品604のアノードに接続されている。発光部品604のカソードは、接地端に接続されている。なお、発光部品604は、発光素子とランク抵抗を並列に含む。電圧計605は、発光部品604に並列接続されている。
このように、電圧計605での測定結果に応じた可変電流(ドライブ用)を生成する電流源601と、固定電流(ランク検出用)を生成する電流源602とを並列に設け、スイッチ603を用いて両者を切り替える構成としてもよい。
図11は、発光装置の第3変形例を示す回路図である。本変形例の発光装置700は、電流源701及び702と、スイッチ703と、発光部品704と、電圧計705と、を含む。
電流源701の第1端は、電源端に接続されている。電流源701の第2端は、スイッチ703の第1端に接続されている。スイッチ703の第2端は、発光部品704のアノードに接続されている。発光部品704のカソードは、接地端に接続されている。なお、発光部品704は、発光素子とランク抵抗を並列に含む。電流源702及び電圧計705は、いずれも発光部品704に並列接続されている。
このように、固定電流(ドライブ用)を生成する電流源701のほかに、電圧計705での測定結果に応じた可変電流(バイパス用)を生成する電流源702を設け、発光部品704にとって余剰な電流をバイパスさせる構成としてもよい。
<車両への適用>
発光装置1は、例えば、図12及び図13で示す通り、車両X10のヘッドライト(ハイビーム/ロービーム/スモールランプ/フォグランプなどを適宜含む)X11、白昼夜走行(DRL)用光源X12、テールランプ(スモールランプやバックランプなどを適宜含む)X13、ストップランプX14、及び、ターンランプX15などとして好適に用いることができる。
なお、発光素子駆動装置10は、駆動対象となる発光ストリング20と共にモジュール(図14のLEDヘッドライトモジュールY10、図15のLEDターンランプモジュールY20、及び、図16のLEDリアランプモジュールY30など)として提供されるものであってもよいし、発光ストリング20とは独立にIC単体として提供されるものであってもよい。
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、発光素子として発光ダイオード素子を用いた構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、例えば、発光素子として有機EL[electro-luminescence]素子を用いることも可能である。
このように、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、例えば、車載用エクステリアランプやイルミネーションランプなど(特に、法律などにより輝度が厳格に定められている発光装置)に利用することが可能である。
1 発光装置
10 発光素子駆動装置
20 発光ストリング
21、22、23 発光部品
30 センス抵抗
40 スイッチ駆動装置
50 マイコン
100 駆動部
101 出力トランジスタ(Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ)
102 差動アンプ
103 デジタル/アナログ変換部
104 オペアンプ
200 ランク調整部
251、261、271 電流源
252、262、272 スイッチ
256、266、276 制御部
253(*)、263(*) スイッチ
254(*)、264(*)、274(*) 電流源
255(*)、265(*)、275(*) 電圧計
500、600、700 発光装置
511〜514、601、602、701、702 電流源
521〜524、603、703 スイッチ
531〜534、604、704 発光部品
541〜544、605、706 電圧計
L1、L2、L3 発光素子(発光ダイオード)
R1、R2、R3 ランク抵抗
SW1、SW2、SW3 マトリクススイッチ
P1〜P6 Pチャネル型MOS電界効果トランジスタ
T11〜T14、T17、T21〜T23、T41〜T44 外部端子
X10 車両
X11 ヘッドライト
X12 白昼夜走行(DRL)用光源
X13 テールランプ
X14 ストップランプ
X15 ターンランプ
Y10 LEDヘッドライトモジュール
Y20 LEDターンランプモジュール
Y30 LEDリアランプモジュール

Claims (11)

  1. 発光素子とランク抵抗を並列に内蔵した発光部品を複数直列に接続して成る発光ストリングに駆動電流を供給する駆動部と;
    各ランク抵抗の抵抗値を個別に読み取って各発光素子のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように前記駆動電流の設定値を調整する一方、それ以外の発光素子については前記駆動電流の余剰分をバイパス電流として迂回させるランク調整部と;
    を有することを特徴とする発光素子駆動装置。
  2. 前記ランク調整部は、
    各ランク抵抗の両端間電圧が各発光素子の順方向降下電圧よりも高くならない範囲で前記発光ストリングに所定の第1電流を印加する第1電流源と;
    前記第1電流が印加されているときに各ランク抵抗の両端間にそれぞれ現れる複数の第1電圧をそれぞれ測定する複数の電圧計と;
    各発光部品毎のバイパス電流をそれぞれ生成する複数の第2電流源と;
    前記第1電流と前記複数の第1電圧から各ランク抵抗の抵抗値を算出し、その演算結果に応じて前記駆動電流の設定値と各バイパス電流の設定値を調整する制御部と;
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の発光素子駆動装置。
  3. 発光素子とランク抵抗を並列に内蔵した複数の発光部品に対してそれぞれ並列に接続された複数のマトリクススイッチと;
    各ランク抵抗の抵抗値を個別に読み取って各発光素子のランクをそれぞれ検出し、最低ランクの発光素子が所望の輝度で発光するように前記複数の発光部品に供給される駆動電流の設定値を調整する一方、それ以外の発光素子については前記駆動電流の余剰分をバイパス電流として迂回させるランク調整部と;
    を有することを特徴とするスイッチ駆動装置。
  4. 前記ランク調整部は、
    各ランク抵抗の両端間電圧が各発光素子の順方向降下電圧よりも高くならない範囲で前記発光ストリングに所定の第1電流を印加する第1電流源と;
    前記第1電流が印加されているときに各ランク抵抗の両端間にそれぞれ現れる複数の第1電圧をそれぞれ測定する複数の電圧計と;
    各発光部品毎のバイパス電流をそれぞれ生成する複数の第2電流源と;
    前記第1電流と前記複数の第1電圧から各ランク抵抗の抵抗値を算出し、その演算結果に応じて前記駆動電流の設定値と各バイパス電流の設定値を調整する制御部と;
    を含むことを特徴とする請求項3に記載のスイッチ駆動装置。
  5. 前記ランク調整部は、各バイパス電流をミラーして前記複数のマトリクススイッチに流し込む複数のカレントミラーをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のスイッチ駆動装置。
  6. 発光素子とランク抵抗を並列に内蔵した発光部品を複数直列に接続して成る発光ストリングと、
    請求項1または請求項2に記載の発光素子駆動装置と、
    を有することを特徴とする発光装置。
  7. 発光素子とランク抵抗を並列に内蔵した発光部品を複数直列に接続して成る発光ストリングと、
    前記発光ストリングに駆動電流を供給する発光素子駆動装置と;
    請求項3〜請求項5のいずれか一項に記載のスイッチ駆動装置と、
    前記発光素子駆動装置及び前記スイッチ駆動装置を統括制御するマイコンと;
    を有することを特徴とする発光装置。
  8. 前記発光素子は、発光ダイオード素子、または、有機EL素子であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の発光装置。
  9. ヘッドライトモジュール、ターンランプモジュール、または、リアランプモジュールとして車両に装着されることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の発光装置。
  10. 請求項6〜請求項9のいずれか一項に記載の発光装置を有する車両。
  11. 前記発光装置は、ヘッドライト、白昼夜走行用光源、テールランプ、ストップランプ、及び、ターンランプの少なくとも一つとして用いられることを特徴とする請求項10に記載の車両。
JP2015112247A 2015-06-02 2015-06-02 発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置 Pending JP2016225208A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015112247A JP2016225208A (ja) 2015-06-02 2015-06-02 発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置
PCT/JP2016/061337 WO2016194469A1 (ja) 2015-06-02 2016-04-07 発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015112247A JP2016225208A (ja) 2015-06-02 2015-06-02 発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016225208A true JP2016225208A (ja) 2016-12-28

Family

ID=57440437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015112247A Pending JP2016225208A (ja) 2015-06-02 2015-06-02 発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2016225208A (ja)
WO (1) WO2016194469A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020032269A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 株式会社小糸製作所 点灯回路および車両用灯具

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110435532B (zh) * 2019-08-21 2020-12-18 宁波吉利汽车研究开发有限公司 一种转向灯的控制方法、系统及车辆

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5471330B2 (ja) * 2009-07-14 2014-04-16 日亜化学工業株式会社 発光ダイオード駆動回路及び発光ダイオードの点灯制御方法
JP4970514B2 (ja) * 2009-09-15 2012-07-11 三菱電機株式会社 面状光源装置及びそれを用いた液晶表示装置
JP6186724B2 (ja) * 2012-12-27 2017-08-30 日亜化学工業株式会社 発光ダイオード駆動装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020032269A1 (ja) * 2018-08-10 2020-02-13 株式会社小糸製作所 点灯回路および車両用灯具
CN112602378A (zh) * 2018-08-10 2021-04-02 株式会社小糸制作所 点亮电路及车辆用灯具
JPWO2020032269A1 (ja) * 2018-08-10 2021-08-10 株式会社小糸製作所 点灯回路および車両用灯具
JP7271554B2 (ja) 2018-08-10 2023-05-11 株式会社小糸製作所 点灯回路および車両用灯具
CN112602378B (zh) * 2018-08-10 2023-08-11 株式会社小糸制作所 点亮电路及车辆用灯具

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016194469A1 (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5636241B2 (ja) Led駆動装置
JP6641080B2 (ja) 発光素子駆動装置、発光装置、車両
JP3904579B2 (ja) 電源装置およびそれを用いた発光装置、電子機器
JP5404380B2 (ja) 電源ユニット及び光源ユニット及び照明装置及び表示装置
US8525433B2 (en) LED light emitting device and method of driving the same
JP6510921B2 (ja) チャージポンプ、スイッチ駆動装置、発光装置、車両
US10360969B2 (en) Light emitting element driving semiconductor integrated circuit, light emitting element driving device, light emitting device, and vehicle
US10405386B2 (en) Light emitting element driving apparatus and driving method thereof
JP6502054B2 (ja) 発光素子駆動装置、発光素子駆動回路、発光装置、車両
US7332875B2 (en) Illumination apparatus, and an illumination head and power source device used therefore
JP2010015728A (ja) バックライト調光制御装置
JP7213875B2 (ja) Ledアレイのドライバ
WO2016194469A1 (ja) 発光素子駆動装置、スイッチ駆動装置
WO2021251375A1 (ja) 車両用灯具システム、電源回路
JP6571918B2 (ja) 発光素子駆動回路、発光装置、車両
US20210144821A1 (en) Lighting control method and lighting control device for semiconductor light emitting element, light emitting device
WO2016189979A1 (ja) 発光素子駆動装置
US9961729B1 (en) Trimming system and method for regulated current mirrors
CN116472198A (zh) 用于驱动发光元件的半导体集成电路、发光元件驱动装置、发光装置及车辆
CN112365853A (zh) 多路led背光系统及其恒流控制电路和方法
US11229100B2 (en) Light source driving device and method therefor
JP2015147445A (ja) 車両用灯具およびその駆動装置
JP2019160538A (ja) 発光ダイオードの駆動回路