JP5469347B2 - リチウム二次電池負極活物質の製造方法 - Google Patents

リチウム二次電池負極活物質の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5469347B2
JP5469347B2 JP2009035885A JP2009035885A JP5469347B2 JP 5469347 B2 JP5469347 B2 JP 5469347B2 JP 2009035885 A JP2009035885 A JP 2009035885A JP 2009035885 A JP2009035885 A JP 2009035885A JP 5469347 B2 JP5469347 B2 JP 5469347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
secondary battery
negative electrode
lithium secondary
active material
electrode active
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009035885A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009224322A (ja
Inventor
大佐 池田
勝仁 倉前
和彦 水内
愼治 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel and Sumikin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel and Sumikin Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel and Sumikin Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel and Sumikin Chemical Co Ltd
Priority to JP2009035885A priority Critical patent/JP5469347B2/ja
Priority to PCT/JP2009/052897 priority patent/WO2009104681A1/ja
Publication of JP2009224322A publication Critical patent/JP2009224322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5469347B2 publication Critical patent/JP5469347B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/36Selection of substances as active materials, active masses, active liquids
    • H01M4/58Selection of substances as active materials, active masses, active liquids of inorganic compounds other than oxides or hydroxides, e.g. sulfides, selenides, tellurides, halogenides or LiCoFy; of polyanionic structures, e.g. phosphates, silicates or borates
    • H01M4/583Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
    • H01M4/587Carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx for inserting or intercalating light metals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、リチウム二次電池負極活物質及びリチウム二次電池負極活物質の製造方法に関する。
リチウム二次電池は、他の二次電池と比較して高いエネルギー密度を有することから、小型化・軽量化が可能であるため、携帯電話、パソコン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)およびハンディビデオカメラ等の移動電子機器の電源として多く利用されており、今後もその需要は益々高くなると予想されている。
また、リチウム二次電池は、電力貯蔵用や電動工具への使用等、高出力を要する新しい用途への展開も多く研究されており、普及しつつある。
また、エネルギー問題や環境問題に対応するために、電気自動車やニッケル水素電池駆動のモーターとガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッド電気自動車(HEV:HybridElectric Vehicle)が開発され、その普及台数を伸ばしている。これらの自動車では、使用する電池のさらなる高性能化が要求されており、この要求に応えるものとしてリチウム二次電池が注目を集めている。
リチウム二次電池は、負極材(負極活物質)として、安全性および寿命の面で優れる炭素材料が一般に用いられる。炭素材料のなかでも、特に、高い充放電容量を得ることができることから、従来、結晶性の高い黒鉛材料が好適に使用される。例えば、天然黒鉛、コークス、炭素繊維およびメソフェース小球体等の炭素材料は、それらをそのまま、または、それらを単に高温で熱処理するだけでリチウム電池負極材料として高性能を発現することが知られている(特許文献1および非特許文献1、2参照)。
このように、黒鉛材料を負極材に用いたリチウム二次電池は、現在の主流であり、上記のように高い充放電容量を得ることができるため、小型移動電子機器用途に適している。
一方、電力貯蔵用や電動工具に使用されるリチウム二次電池は、上記のように高出力特性が求められるとともに、使用によって放電した後に短時間で充電できる高入力特性が求められる。また、ハイブリッド電気自動車用途においても、ブレーキの回生エネルギーの利用や短時間での充電が要求されることから、リチウム二次電池には電力貯蔵用等と同様に高入力特性が求められる。
ところが、黒鉛材料を負極材に用いたリチウム二次電池は、上記の高入力特性を十分に満足させるものではない。
また、コークス、炭素繊維およびメソフェース小球体等は黒鉛化するためには、少なくとも2,000℃程度以上、通常は2,600〜3,000℃程度の高温で熱処理する必要があるためエネルギーコストが大きく、一方、天然黒鉛はそれ自体は安価であるが、有機電解液との副反応の抑制や、寿命特性を向上させるため、特殊粉砕法の導入や添加剤の使用およびCVD等の表面処理が行われておりこれらの処理コストが大きい。
このため、特に、リチウム二次電池の低価格化が必須であるハイブリッド電気自動車用途では、黒鉛材料は実用化に向けたパフォーマンスを十分に発揮できない(特許文献2参照)。
これに対して、ハイブリッド電気自動車等の用途向けに、難黒鉛化炭素あるいは易黒鉛化炭素の低温焼成材料を負極材に用いることが検討されている。低温焼成材料は、炭素層面の広がりが小さくて、リチウムイオンの炭素層内での移動距離が短いため、また、エッジ面の配向が少ないため、黒鉛材料と比較して、高入力特性が期待できる。
これらの低温焼成材料のうち、炭素前駆体原料として例えば樹脂を使用する難黒鉛化炭素は、原料が高価である。また、製造時に架橋剤を使用する等、プロセスが複雑であり低コスト化が困難な状況である。また、電気化学特性面では、充電末期(低電位領域)での容量が大きいため、難黒鉛化炭素の特徴を活かそうとすればエネルギー効率が低くなる等の課題がある。加えて、低温焼成材料(負極材料)の真密度が低いことからリチウム二次電池の小型化・軽量化が困難な材料である。
これに対して、易黒鉛化炭素については、安価なピッチを原料とすることにより、高性能なHEV用リチウム電池用炭素材料が製造可能であることが報告されている(特許文献3参照)。
この報告によれば、リチウム二次電池用負極活物質として、炭素前駆体を焼成して得られる炭素質粉末を用い、この炭素質粉末は、結晶面の面間隔d002が3.45〜3.55Å、BET法による窒素の吸着における全細孔容積が0.02cm/g以下で、かつ孔径5Å以下の細孔容積が1×10−5〜4×10−4cm/gである。そして、このリチウム二次電池用負極活物質を用いたリチウム二次電池は、急速な充放電が可能で、高出力特性に優れるとされている。
特開64−2258号公報 特開平7−249411号公報 特開2007−311322号公報
Carbon,13,337(1975) J.Electrochem.Soc.,142,2564(1995)
しかしながら、特許文献3に記載される負極活物質を用いたリチウム二次電池は、高入出力特性を十二分に満足するものではない。また、上記のように、樹脂を原料とした場合、低コスト化やリチウム二次電池の小型化・軽量化の面でも難しさがある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、電力貯蔵用、電動工具およびハイブリッド電気自動車等の用途において望まれる高入出力特性に優れるリチウム二次電池負極活物質およびリチウム二次電池ならびにリチウム二次電池負極活物質の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、
石油系重質油および石炭系重質油のうちの少なくとも1つを原料とする炭素材からなり、X線回折による結晶面の間隔d002が0.340nm以上、C軸方向の結晶子サイズLc(110)が10nm以下、およびラマン分光法による1,360cm-1近傍の回折ピークの1,580cm-1近傍の回折ピークに対する強度比(R=I1360/I1580)が0.8〜1.2であり、表面の全細孔容積が0.02cc/g以上、10nm以下の細孔容積が0.01cc/g〜0.1cc/g、及び細孔面積が50m/g以上であることを特徴とする、リチウム二次電池負極活物質に関する。
本発明のリチウム二次電池負極活物質は、第1に、石油系重質油および石炭系重質油のうちの少なくとも1つを原料とする炭素材からなり、X線回折による結晶面の間隔d002が0.340nm以上、C軸方向の結晶子サイズLc(110)が10nm以下、およびラマン分光法による1,360cm-1近傍の回折ピークの1,580cm-1近傍の回折ピークに対する強度比(R=I1360/I1580)が0.8〜1.2であることを特徴とする。
これは、前記リチウム二次電池負極活物質が微結晶の粒子から構成され、かつ全体的な結晶性がある程度低いことを意味している。以前より、リチウム二次電池負極活物質の入出力特性を向上させるには、その結晶性をある程度低下させることが望ましいことが知られているが、上記条件はその要件を満足するものである。
また、本発明のリチウム二次電池負極活物質は、第2に、表面の全細孔容積が0.02cc/g以上、10nm以下の細孔容積が0.01cc/g〜0.1cc/g、及び細孔面積が50m/g以上であることを特徴とする。これは、前記リチウム二次電池負極活物質の表面に、上記要件を満足するようにして多数の細孔が形成されていることを意味している。このように、前記リチウム二次電池負極活物質の表面に多数の細孔が形成されることによって、前記リチウム二次電池負極活物質をリチウム二次電池に用いた場合に、前記負極活物質に電解液が十分に浸透するようになるので、その入出力特性が向上するようになる。
したがって、上記本発明のリチウム二次電池負極活物質によれば、その入出力特性を向上させることができ、前記リチウム二次電池負極活物質を、リチウム二次電池の負極活物質として用いることにより、その入出力特性をも向上させることができる。
すなわち、リチウム二次電池負極活物質の製造方法であって、
石炭系生コークスから炭素材を得る工程と、
前記炭素材を、不活性ガス雰囲気下、第1の温度で焼成して焼成体を得る工程と、
前記焼成体を酸素雰囲気下、第2の温度で表面酸化処理を行う工程とを具え、
X線回折による結晶面の間隔d002が0.340nm以上、C軸方向の結晶子サイズLc(110)が10nm以下、およびラマン分光法による1,360cm-1近傍の回折ピークの1,580cm-1近傍の回折ピークに対する強度比(R=I1360/I1580)が0.8〜1.2であり、表面の全細孔容積が0.02cc/g以上、10nm以下の細孔容積が0.01cc/g〜0.1cc/g、及び細孔面積が50m/g以上であるリチウム二次電池負極活物質を製造することを特徴とする、リチウム二次電池負極活物質の製造方法である。
すなわち、リチウム二次電池負極活物質の製造方法であって、
石油系重質油および石炭系重質油のうちの少なくとも1つの原料から炭素材を得る工程と、
前記炭素材を第1の温度で焼成して焼成体を得る工程と、
前記焼成体を酸素雰囲気下、第2の温度で表面酸化処理を行う工程とを具え、
X線回折による結晶面の間隔d002が0.340nm以上、C軸方向の結晶子サイズLc(110)が10nm以下、およびラマン分光法による1,360cm-1近傍の回折ピークの1,580cm-1近傍の回折ピークに対する強度比(R=I1360/I1580)が0.8〜1.2であり、表面の全細孔容積が0.02cc/g以上、10nm以下の細孔容積が0.01cc/g〜0.1cc/g、及び細孔面積が50m/g以上であるリチウム二次電池負極活物質を製造することを特徴とする、リチウム二次電池負極活物質の製造方法である。
以上、本発明によれば、電力貯蔵用、電動工具およびハイブリッド電気自動車等の用途において望まれる高入出力特性に優れるリチウム二次電池負極活物質およびリチウム二次電池ならびにリチウム二次電池負極活物質の製造方法を提供することができる。
本実施の形態に係るリチウム二次電池の一例について、その概略構成を示す図である。
以下、本発明の詳細、並びにその他の特徴及び利点について、実施の形態に基づいて説明する。
最初に、本実施の形態に係る高入力特性用リチウム二次電池負極活物質について説明する。
本実施の形態に係るリチウム二次電池負極活物質は、石油系重質油および石炭系重質油のうちの少なくとも1つを原料とした炭素材からなり、結晶面の間隔d002が0.340nm以上、C軸方向の結晶子サイズLc(110)が10nm以下、および1,360cm-1近傍の回折ピークの1,580cm-1近傍の回折ピークに対する強度比(R=I1360/I1580)が0.8〜1.2である。
本実施の形態に用いられる炭素粉末の原料は、石油系重質油由来の石油ピッチ、原油分解ピッチまたは石油スラッジピッチ等、および石炭系重質油由来のコールタールピッチ等のいずれかを単独でまたは2以上を複合して用いる。このとき、これらのピッチに水添処理等を施したものを用いてもよい。また、この原料から得られる炭素材は、好ましくは石炭系生コークスである。石炭系生コークスは、安価であるとともに比較的軟らかいので、以下に説明する製造方法における作業工程を簡易化することができる。なお、前記生コークスをか焼することによって得たか焼コークスをも使用することができる。
結晶面の間隔d002は、学振法に準拠してX線回折で求められる値であり、0.340nm以上である。結晶面の間隔d002が0.340nmを下回ると結晶性が向上し、充放電容量および入出力特性が低下するおそれがある。結晶面の間隔d002の上限は特にないが、二次電池に用いたときのエネルギー効率の観点からは0.350以下程度であることが望ましい。
炭素の積層面への結晶構造成長を示すC軸方向の結晶子サイズLc(110)は、学振法に準拠してX線回折で求められる値であり、10nm以下である。C軸方向の結晶子サイズLc(110)が10nm以下を上回ると結晶性が向上し、入出力特性が低下するおそれがある。C軸方向の結晶子サイズLc(110)の下限は特にないが、二次電池に用いたときのエネルギー効率の観点からは5nm以上程度であることが望ましい。
また、アルゴンレーザを用いたラマン分光法により求められる1,360cm-1近傍の回折ピークの1,580cm-1近傍の回折ピークに対する強度比(R=I1360/I1580)は、0.8〜1.2である。強度比が0.8を下回ると、結晶性が発達しすぎるため入出力特性が低下するおそれがあり、一方、強度比が1.2を上回ると、二次電池に用いたときのエネルギー効率が低下するおそれがある。
また、リチウム二次電池負極活物質において、表面の全細孔容積が0.02cc/g以上、10nm以下の細孔容積が0.01cc/g〜0.1cc/gおよび細孔面積(細孔内表面積)が50m/g以上である。上記リチウム二次電池負極活物質が、このような要件でその表面に多数の細孔を有することによって、前記リチウム二次電池負極活物質をリチウム二次電池に用いた場合に、前記負極活物質に電解液が十分に浸透するようになるので、その入出力特性が向上するようになる。
なお、全細孔容積が0.02cc/gを下回ると、入出力特性が低下してしまう。また、10nm以下の細孔容積が、エネルギー効率の観点からは0.1cc/g以下程度であることが望ましい。また、10nm以下の細孔容積が0.01cc/gを下回ると入出力特性が低下してしまう。また、0.1cc/gを上回ると、エネルギー効率が低下するおそれがある。さらに、細孔面積が50m/gを下回ると、入出力特性が低下するおそれがある。また、細孔面積は、エネルギー効率の観点からは100m/gを超えないことが望ましい。
なお、全細孔容積の上限及び細孔面積(細孔内表面積)の上限は、例えば0.5cc/g及び800m/gとすることができる。これを超えても、入出力特性の向上は望めず、逆に前記リチウム二次電池負極活物質の強度を劣化させてしまう場合がある。また、全細孔容積及び細孔面積(細孔内表面積)は、以下の実施例で示すように所定の装置を用いて測定することができる。
次に、本実施の形態に係る高入力特性用リチウム二次電池負極活物質の製造方法について説明する。
本実施の形態に係るリチウム二次電池負極活物質では、最初に、石油系重質油又および石炭系重質油のうちの少なくとも1つの原料を準備し、これより所定の炭素材を製造する。前記炭素材は、粒径を特に限定するものではないが、メジアン径として求められる平均粒子径が5〜15μmであるとより好ましく、このとき、BET比表面積が5m/g以下であるとより好ましい。
なお、平均粒子径が5μmを下回ると比表面積が過度に増加するおそれがあり、一方、平均粒子径が15μmを上回ると充放電特性が低下するおそれがある。BET比表面積は、5m/gを上回ると、二次電池に用いたときのエネルギー効率が低下するおそれがある。BET比表面積は微細細孔を形成する観点からは2m/g以上程度であることが望ましい。
また、前記炭素材を石炭系生コークスとする場合は、石油系重質油又および石炭系重質油を原料を例えばディレードコーカー等のそれぞれ適宜のコークス化設備を用い、いずれも、例えば500℃程度の温度で24時間程度、熱分解・重縮合反応を進めることにより得ることができる。なお、生コークスは比較的軟らかいので、上記炭素材を前記生コークスとすることによって、以下の粉砕を容易に行うことができる。
得られた生コークスは、次の工程である焼成を行う際の型に入るように所定の大きさに粉砕する。粉砕には、工業的に用いられる粉砕機を使用することができる。具体的にはアトマイザー、レイモンドミル、インペラーミル、ボールミル、カッターミル、ジェットミル、ハイブリダイザー等を挙げることができるが、特にこれに限定されるものではない。
なお、上述した生コークスの代わりに、この生コークスを例えば1400℃程度でか焼したか焼コークスを上記炭素材として用いることもできる。
生コークスの焼成には、大量熱処理が可能なリードハンマー炉、シャトル炉、トンネル炉、ロータリーキルン、ローラーハースキルンあるいはマイクロウェーブ等の設備を用いることができるが、雰囲気制御が可能であれば特にこれに限定されるものではない。また、これらの焼成設備は、連続式およびバッチ式のどちらでもよい。
焼成工程は、第1の温度で行う。例えば900℃以上、より好ましくは1,000℃以上まで昇温した後に、除冷して室温近傍まで降温することによって行う。なお、焼成温度が2,000℃を超えると炭素粉末の黒鉛化が進行するので避けることが好ましい。これにより、得られる炭素粉末の結晶構造が適度に制御される。最高温度での保持時間は特に限定しないが30分以上が好ましい。また、焼成雰囲気は、アルゴンあるいは窒素等の不活性ガス雰囲気とする。
次いで、上述のような焼成工程を経た得た焼成体に対して生コークスを微粉砕および焼成した後にさらに行う表面酸化処理は、その条件を特に限定するものではないが、大気中または酸素雰囲気中で、第2の温度、例えば300℃〜800℃の範囲の温度において、10分以上、好ましくは30分以上熱処理をする。表面酸化処理の温度が300℃を下回ると細孔の形成が起こりにくくなるおそれがあり、一方、表面酸化処理の温度が800℃を超えると生産性が低下するおそれや微細な細孔間の結合により、有効な細孔を得ることができなくなるおそれがある。
表面酸化処理を行う設備は、特に限定されるものではなく、通常工業的に用いられるタンマン炉、マッフル炉、ロータリーキルンおよびローラーハースキルン等を用いることができる。また、このような加熱炉はバッチ式であっても連続式であってもよい。しかし、炉内の酸素濃度が過剰に高い場合は得られる炭素粉末の歩留りが低くなるため必ずしも好ましくなく、また酸素濃度が10%未満では炭素粉末の改質の進行が遅くなるため生産性の観点から必ずしも好ましくない。したがって、酸素濃度10〜20%程度であることが好ましい。
この表面酸化処理により、炭素表面に微細な細孔が形成され、この結果電解液の浸透性が改善されることにより高入力特性を有するリチウム二次電池を得ることができる。
本実施の形態に係るリチウム二次電池負極活物質を用いて負極を形成する方法は、用いられるリチウム二次電池の性能を充分に引き出し且つ、賦形性が高く、化学的、電気化学的に安定であれば特に限定されるものではない。例えば、本実施の形態に係るリチウム二次電池負極活物質にポリフッ化ビニリデン(PVDF)等のフッ素系樹脂粉末あるいはスチレンブタジエンゴム(SBR)、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の水溶性粘結剤を炭素質バインダーにして、N-メチルピロリドン(NMP)、ジメチルホルムアミドあるいは水、アルコール等の溶媒を用いて混合することによりスラリーを作成し、集電体上に塗布、乾燥することにより成形することができる。
つぎに、本実施の形態に係る高入力特性用リチウム二次電池は、正極活物質、負極活物質および非水系電解質を含有するリチウム二次電池において、負極活物質が本実施の形態に係るリチウム二次電池負極活物質を含む。
正極活物質は、リチウム二次電池に通常用いることのできるものであれば、特に限定するものではない。正極活物質としては、例えばリチウム含有遷移金属酸化物LiM(1)X2(式中、xは0≦x≦1の範囲の数値であり、式中M(1)は遷移金属を表し、Co、Ni、Mn、Ti、Cr、V、Fe、Zn、Al、Sn、Inの少なくとも1種類からなる)、あるいはLiM(1)YM(2)2-YO4(式中、yは0≦y≦1の範囲の数値であり、式中、M(1)、M(2)は遷移金属を表し、Co、Ni、Mn、Ti、Cr、V、Fe、Zn、Al、Sn、Inの少なくとも1種類からなる)、遷移金属カルコゲン化物(Ti、S2、NbSe、等)、バナジウム酸化物(V25、613、V24、36、等)およびリチウム化合物、一般式MxMo6Ch6-y(式中、xは0≦x≦4、yは0≦y≦1の範囲の数値であり、式中Mは遷移金属をはじめとする金属、Chはカルコゲン金属を表す)で表されるシュブレル相化合物、あるいは活性炭、活性炭素繊維等を用いることができる。
非水系電解質は、リチウム二次電池に通常用いることのできるものであれば、特に限定するものではない。
電解質としては、従来公知のものをいずれも使用することができ、例えばLiClO4、LiBF4、LiPF6、LiAsF6、LiB(C65)、LiCl、LiBr、Li3SO3、Li(CF3SO2)2N、Li(CF3SO2)3C、Li)CF3CH2OSO2)2N、Li(CF3CF2CH2OSO2)2N、Li(HCF2CF2CH2OSO2)2N、Li((CF32CHOSO22N、LiB[C63(CF32]4等の1種または2種以上の混合物を挙げることができる。
一方、非水系電解質、例えば、有機溶媒系電解質における有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネート、クロロエチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、1,1−ジメトキシエタン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、4−メチル−1,3−ジオキソラン、アニソール、ジエチルエーテル、スルホラン、メチルスルホラン、アセトニトリル、クロロニトリル、プロピオニトリル、ホウ酸トリメチル、ケイ酸テトラメチル、ニトロメタン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、酢酸エチル、トリメチルオルトホルメート、ニトロベンゼン、塩化ベンゾイル、臭化ベンゾイル、テトラヒドロチオフェン、ジメチルスルホキシド、3−メチル−2−オキサゾリドン、エチレングリコール、サルファイト、ジメチルサルファイト等の単独溶媒もしくは2種類以上の混合溶媒を使用できる。
また、本実施の形態に係るリチウム二次電池は、好ましくは、負極活物質からのリチウムイオンの脱離に伴い電位が連続的に変化し、かつ充放電曲線の0〜1.5V間に変曲点が存在しない。このようなリチウム二次電池は、負極活物質と電解液との反応性が低い。
本実施の形態に係る高入力特性用リチウム二次電池の一例を図1に示す。
図1に示す簡易セルは、市販のCR2032型コイン電池と同じ構造であり、参照符号10は正極缶を、参照符号12は絶縁パッキンを、参照符号14は正極集電体を、参照符号16は正極を、参照符号18はセパレータを、参照符号20は負極を、参照符号22は負極集電体を、参照符号24は負極缶を、それぞれ示す。
なお、図1に示すリチウム二次電池において、充放電は、従来と同様に、正極16及び負極20間に電流を流す、あるいは正極16及び負極20間から電流を放出させることによって実施する。
本実施の形態に係る高入力特性用チウム二次電池は、高入力特性を有するため、電力貯蔵用や電動工具等に、また、ハイブリッド電気自動車用途に好適に使用することができる。
以下に本発明の実施例および比較例を述べる。これらの実施例、比較例は本発明をよりよく説明するためのものであり、本発明の内容を制限するものではない。
まず、実施例および比較例における各種物性値の測定方法についてまとめて説明する。
細孔特性は、ユアサアイオニクス製細孔分布測定装置を用いて窒素脱着側等温線をBJH法解析に準拠して測定した。
比表面積は、Bell製Bellsourb−miniにて窒素ガス吸着によるBETによって測定した。
粒子径は、HORIBA製LA−920にてレーザー回折法により測定した粒度分布から求め、体積に関して微粉側50%での最大粒径を平均粒径と定めた。
ラマン分光法における1360cm-1近傍のピークの1580cm-1近傍のピークに対する強度比(R=I1360/I1580)は、アルゴンレーザーラマン分光法にて測定した。
結晶面の間隔d002およびC軸方向の結晶子サイズLc(110)は、学振法に準拠して粉末XRD解析にて測定した。
(実施例1)
キノリン不溶分を除去した精製ピッチを用いて、ディレードコーキング法によって製造した塊状コークスを、ジェットミルにて微粉砕、および整粒し、原料の生コークス粉末を得た。次いで、セラミック容器に得られた生コークス粉末を充填し、不活性雰囲気下焼成した。さらに、大気中で表面酸化処理を行った後、篩目開き45μmの超音波振動篩にて粗大粒子を除去することにより負極材料を得た。
上記の炭素粉末にバインダーとしてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を5wt%加え、N-メチルピロリドン(NMP)を溶媒として混練してスラリーを作製し、これを厚さ18μmの銅箔に均一となるように塗布して負極電極箔を得た。この負極電極箔を乾燥し所定の電極密度にプレスすることにより電極シートを作製し、このシートから直径15mmΦの円形に切り出すことにより負極電極を作製した。
この負極電極単極での電極特性を評価するために、対極には約15.5mmΦに切り出した金属リチウムを用いた。電解液としてエチレンカーボネートとジエチルカーボネートの混合溶媒(体積比1:1混合)にLiPF6を1mol/lの濃度で溶解したものを用い、セパレータにプロピレンの多孔質膜を用いてコインセルを作製し、25℃の恒温下、端子電圧の充電下限電圧を0V、放電の上限電圧を1.5Vとした電圧範囲で0.4mA/cm2の定電流定電圧充電、定電流放電下で充放電試験を行った。
電極特性は、0.1Cレート定電流放電時の容量に対する5Cレート定電流放電時の容量維持率(出力特性:放電容量比率)および0.1Cレート定電流充電時の容量に対する5Cレート定電流充電時の容量維持率(入力特性:充電容量比率)を求めた。これらの容量維持率は、急速充放電性能を示すものである。
負極材料の調製条件、得られた負極材料の特性および電極特性をまとめて表1に示す。
(実施例2〜5)
表1に示すように、焼成温度、表面酸化処理温度、及び炭素材の種類を変更させ、上記実施例1同様にして負極材料を得るとともに負極電極を得、実施例1と同様にして特性評価を実施した。結果を表1に示す。なお、ピッチコートは、負極炭素材料端面で発生する電解液との副反応を抑制する目的のために実施したものであり、予め加熱した粉体混合機に生コークスとピッチとを配合し、加熱混合により実施した。
(比較例1〜4)
表2に示すように、焼成温度、表面酸化処理温度、及び炭素材の種類を変更させ、上記実施例1同様にして負極材料を得るとともに負極電極を得、実施例1と同様にして特性評価を実施した。結果を表2に示す。
Figure 0005469347
Figure 0005469347
以上、表1及び表2から明らかなように、本発明の要件を満足する実施例においては、比較例に比して、出力容量維持率及び入力容量維持率に優れるとともに、入出力特性バランスにも優れることが分かる。したがって、高入力特性を有するため、電力貯蔵用や電動工具等に、また、ハイブリッド電気自動車用途に好適に使用することができることがわかる。
以上、本発明を上記具体例に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記具体例に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
10 正極缶
12 絶縁パッキン
14 正極集電体
16 正極
18 セパレータ
20 負極
22 負極集電体
24 負極缶

Claims (4)

  1. リチウム二次電池負極活物質の製造方法であって、
    石炭系生コークスから炭素材を得る工程と、
    前記炭素材を、不活性ガス雰囲気下、第1の温度で焼成して焼成体を得る工程と、
    前記焼成体を酸素雰囲気下、第2の温度で表面酸化処理を行う工程とを具え、
    X線回折による結晶面の間隔d002が0.340nm以上、C軸方向の結晶子サイズLc(110)が10nm以下、およびラマン分光法による1,360cm-1近傍の回折ピークの1,580cm-1近傍の回折ピークに対する強度比(R=I1360/I1580)が0.8〜1.2であり、表面の全細孔容積が0.02cc/g以上、10nm以下の細孔容積が0.01cc/g〜0.1cc/g、及び細孔面積が50m/g以上であるリチウム二次電池負極活物質を製造することを特徴とする、リチウム二次電池負極活物質の製造方法。
  2. 前記第1の温度は、900℃〜2000℃であることを特徴とする、請求項に記載のリチウム二次電池負極活物質の製造方法。
  3. 前記第2の温度は、300℃〜800℃であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のリチウム二次電池負極活物質の製造方法。
  4. 前記酸素雰囲気中の酸素濃度が、10体積%〜20体積%であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一に記載のリチウム二次電池負極活物質の製造方法。
JP2009035885A 2008-02-21 2009-02-18 リチウム二次電池負極活物質の製造方法 Active JP5469347B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009035885A JP5469347B2 (ja) 2008-02-21 2009-02-18 リチウム二次電池負極活物質の製造方法
PCT/JP2009/052897 WO2009104681A1 (ja) 2008-02-21 2009-02-19 リチウム二次電池負極活物質及びリチウム二次電池負極活物質の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008039470 2008-02-21
JP2008039470 2008-02-21
JP2009035885A JP5469347B2 (ja) 2008-02-21 2009-02-18 リチウム二次電池負極活物質の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009224322A JP2009224322A (ja) 2009-10-01
JP5469347B2 true JP5469347B2 (ja) 2014-04-16

Family

ID=40985559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009035885A Active JP5469347B2 (ja) 2008-02-21 2009-02-18 リチウム二次電池負極活物質の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5469347B2 (ja)
WO (1) WO2009104681A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5320645B2 (ja) * 2010-06-09 2013-10-23 日本カーボン株式会社 リチウムイオン二次電池用負極活物質及び負極
JP5365598B2 (ja) * 2010-09-15 2013-12-11 住友ベークライト株式会社 リチウムイオン二次電池用炭素材、リチウムイオン二次電池用負極材およびリチウムイオン二次電池
JP5900113B2 (ja) * 2012-03-30 2016-04-06 ソニー株式会社 リチウムイオン二次電池、リチウムイオン二次電池用負極、電池パック、電子機器、電動車両、蓄電装置および電力システム
JP6170795B2 (ja) * 2013-09-27 2017-07-26 昭和電工株式会社 電極活物質、電極活物質の製造方法、電極材料、電極用ペースト、電極及び電池
WO2015146899A1 (ja) * 2014-03-26 2015-10-01 日本電気株式会社 リチウム二次電池用負極炭素材料、リチウム電池用負極およびリチウム二次電池
JP7019284B2 (ja) * 2016-04-06 2022-02-15 信越化学工業株式会社 負極活物質、混合負極活物質材料、及び負極活物質の製造方法
JP7024439B2 (ja) * 2017-03-17 2022-02-24 Tdk株式会社 リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08250118A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Toshiba Battery Co Ltd リチウム二次電池
JPH10233207A (ja) * 1997-02-17 1998-09-02 Toyota Central Res & Dev Lab Inc リチウム二次電池用負極
JP4697770B2 (ja) * 2004-08-30 2011-06-08 Jx日鉱日石エネルギー株式会社 炭素材料及びそれを用いた非水電解液二次電池
JP4952967B2 (ja) * 2005-02-24 2012-06-13 日立化成工業株式会社 リチウム二次電池及びそれを用いた自動車
JP4877568B2 (ja) * 2005-02-24 2012-02-15 日立化成工業株式会社 リチウム二次電池用負極材料の製造方法
JP5671775B2 (ja) * 2006-01-27 2015-02-18 三菱化学株式会社 リチウムイオン二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009104681A1 (ja) 2009-08-27
JP2009224322A (ja) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1739771B1 (en) Negative electrode material for nonacqueous electrolyte secondary battery of high input/output current and battery employing the same
JP4877568B2 (ja) リチウム二次電池用負極材料の製造方法
KR101043010B1 (ko) 리튬 2차 전지용 음극 재료 및 리튬 2차 전지
JP5469347B2 (ja) リチウム二次電池負極活物質の製造方法
KR20170048184A (ko) 이차전지용 음극활물질, 이의 제조 방법 및 이를 포함하는 이차전지
US9077001B2 (en) Method for preparing anode active material
JP2018098215A (ja) 非水電解質二次電池負極用炭素質材料
JPH10326611A (ja) リチウム二次電池負極用炭素材料
JP5603589B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質及びそれを用いた車載用リチウム二次電池
KR20160076060A (ko) 비수 전해질 이차전지용 음극재, 이의 제조 방법, 및 이를 포함하는 비수 전해질 이차전지
WO2009104690A1 (ja) 非水電解質二次電池負極活物質及び非水電解質二次電池負極活物質の製造方法
JP5242210B2 (ja) 非水電解質二次電池負極用活物質および非水電解質二次電池の製造方法
JP5603590B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質及びそれを用いた車載用リチウム二次電池
JP2002042887A (ja) リチウム二次電池
JP5662698B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質及びそれを用いた車載用リチウム二次電池
JP2006164570A (ja) リチウム二次電池負極用黒鉛材料の製造方法およびリチウム二次電池
KR20220037985A (ko) 음극 활물질, 이를 포함하는 음극 및 이차전지
JP2017016773A (ja) リチウムイオン二次電池負極及び二次電池
JP5697954B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質及びそれを用いたリチウム二次電池
JP7444322B1 (ja) リチウムイオン二次電池用負極材、リチウムイオン二次電池用負極及びリチウムイオン二次電池
JP2017016774A (ja) リチウムイオン二次電池負極及び二次電池
KR20210106979A (ko) 리튬 이온 이차 전지의 음극용 탄소 재료 및 그의 제조 방법, 및 그것을 이용한 음극 및 리튬 이온 이차 전지
JP2023538318A (ja) 負極活物質、これを含む負極および二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5469347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250