JP5463879B2 - 基板検査装置 - Google Patents

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本発明は、基板検査装置に関し、より詳しくは、より簡単な構成で使い勝手の良い基板検査装置に関する。
尚、本発明は、プリント配線基板に限らず、例えば、フレキシブル基板、多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板や半導体ウェハなどに形成される電気的配線の検査に適用でき、本明細書では、それら種々の検査基板を総称して「基板」という。
従来、基板の検査を実施する基板検査装置は、多量に製造される基板を、短時間で且つ高効率に検査処理しなければならず、特許文献1に開示されるような大掛かりな基板検査装置が提案されている。
このような大掛かりな基板検査装置では、検査対象の基板を連続的に検査処理することにより、多量の基板を検査処理している。
このような大掛かりな基板検査装置は、少量の基板しか検査しない場合や試作基板を検査する場合には、反って効率が悪く、また、費用が極めて高価であることから、大規模工場で導入することはあっても、小規模工場では導入を見送られることが通常であった。
特開2005-227056号公報
このような実情を踏まえ、検査対象の基板が多量でない場合若しくは高価な装置が導入できない場合、つまり、検査対象の基板が少量である場合や、試作の基板を検査する場合や、新興国にて多数の作業員が検査作業に従事することができる場合に、効率良く検査を実施することができ、且つ、簡便な構成でコスト低減を図れる基板検査装置の提案が望まれている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたもので、簡便な構成を有するとともに効率良く検査を実施することができる基板検査装置を提供する。
請求項1記載の発明は、検査対象となる配線が形成される基板の導通及び/又は短絡検査を実施する基板検査装置であって、前記基板を載置するための載置面を有する載置台を有し、前記検査対象となる配線の検査を実施するための検査信号を発生させる電源手段と、前記検査対象となる配線から検出される検出信号を基に、該配線の検査を実施する判定手段と、前記戴置台の戴置面と前記基板と間に介在配置され、前記電源手段からの検査信号を前記配線に伝達するとともに前記配線からの検出信号を前記判定手段に伝達し、前記載置面の表面に配置される接続手段とを備え、前記接続手段は、前記基板に応じて複数の電気配線を形成した板状部材から形成され、該複数の電気配線は、前記電源手段と前記配線の一端とを電気的に接続する第一接続部と、前記配線の他端と前記判定手段とを電気的に接続する第二接続部を有し、前記電源手段と前記判定手段は、前記載置台の内部に収容されていることを特徴とする基板検査装置を提供する。
請求項2記載の発明は、前記第一接続部は、前記電源手段と接触接続する電源接続部と、前記配線の一端と接触接続する一端接続部と、前記電源接続部と前記一端接続部を接続する第一配線部を有し、前記第二接続部は、前記配線の他端と非接触接続する他端接続部と、前記判定手段と接触接続する判定接続部と、前記他端接続部と前記判定接続部を接続する第二配線部を有していることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置を提供する。
請求項3記載の発明は、前記一端接続部は、前記接続手段の表面から突出する導電性の弾性体から形成されていることを特徴とする請求項2記載の基板検査装置を提供する。
請求項4記載の発明は、前記基板を前記接続手段に吸着固定するための吸引手段を有し、前記接続手段は、前記吸引手段の通気路となる厚み方向の貫通孔が複数形成される板状部材により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の基板検査装置を提供する。
請求項5記載の発明は、前記載置台は、上面に前記接続手段が載置されていることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置を提供する。
請求項6記載の発明は、前記配線の一端と前記一端接続部を圧接させる押圧手段を有することを特徴とする請求項2記載の基板検査装置を提供する。
請求項7記載の発明は、前記電源接続部が、前記電源手段又は前記判定手段と切替接続されることを特徴とする請求項2記載の基板検査装置を提供する。
請求項1記載の発明によれば、検査対象となる基板と基板検査装置とを接続する接続手段が、基板検査装置の載置面の表面に配置され、この接続手段が電源手段と配線の一端とを電気的に接続する第一接続部と配線の他端と判定手段とを電気的に接続する第二接続部を有するように形成されることにより、効率良く検査を実施することができ、且つ、簡便な構成でコスト低減を図れる基板検査装置を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、第一接続部が、電源手段と接触接続する電源接続部と配線の一端と接触接続する一端接続部と電源接触部と一端接続部を接続する第一配線部を有し、第二接続部が、配線の他端と非接触接続する他端接続部と判定手段と接触接続する判定接続部と、他端接続部と判定接続部を接続する第二配線部を有しているので、接続手段を簡単な構成で形成することができる。
請求項3記載の発明によれば、一端接続部が接続手段の表面から突出する導電性の弾性体から形成されているので、配線の一端とこの一端接続部が安定して導通接続させることになる。
請求項4記載の発明によれば、基板を接続手段に吸着固定するための吸引手段を有してなり、また、接続手段が、この吸引手段の通気路となる厚み方向の貫通孔が複数形成される板状部材により形成されているので、接続手段の上面に基板を載置することができ、基板検査装置を更に簡便な構成とすることができる。
請求項5記載の発明によれば、載置台が、上面に前記接続手段が載置されているので、基板検査装置を簡便な構成で形成することができる。
請求項6記載の発明によれば、配線の一端と一端接続部を圧接させる押圧手段を有するので、検査を実施する場合に、この押圧手段を用いて、配線の一端と一端接続部をより安定的に導通接続することができる。
請求項7記載の発明によれば、電源接続部が、電源手段又は判定手段と切替接続されることができるので、配線の短絡検査を実施することができるようになる。
本発明の基板検査装置の一実施形態を示す概略図であり、(a)は平面図を示し、(b)は側面図を示している。 本発明の基板検査装置の概略構成図である。 本基板検査装置が検査対象とする基板の一実施形態を示す平面図である。 本発明の接続手段の一実施形態を示す概略図であり、(a)は平面図を示し、(b)は底面図を示す。 本基板検査装置が検査を実施する場合を示す平面図である。尚、基板検査装置の載置台に基板が載置されている。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明にかかる基板検査装置1は、載置台2、電源手段3、判定手段4、接続手段5、吸引手段6、押圧手段7、出力手段8、入力手段9を有してなる。
基板検査装置1は、検査対象となる配線が複数形成された基板の良/不良を検査することができ、この基板の良/不良とは、基板に形成される配線の導通検査や短絡検査結果である。
本基板検査装置1は、検査対象となる基板Wと電気的接続を行うための接続手段5を用いることにより、好適に検査を実施することができるようになる。
本基板検査装置1が検査対象とする基板は、特に、限定されるものではないが、基板の一方面側にのみ配線が形成され、配線の両端(一端と他端)部が同一面上に形成されている基板を好適に用いることができる。
図3で示される基板Wには、基板Wの奥手側の一辺に沿って形成される配線の一端T1と、基板Wの略中央に所定幅を有して形成される三角形状に形成される他端T2と、この一端T1と他端T2を接続するとともに基板Wの周縁に沿って形成される配線部T3を有する配線Tが複数形成されている。図3の基板Wでは、中央に形成される他端T2が交互に配置され、夫々の配線部T3が左右に分かれて形成されている。尚、複数の配線Tの一端T1は、基板Wの一辺の略中央に並んで形成されている。
このため、これらの配線Tの検査とは、夫々の一端T1が配線部T3を介して他端T2まで導通状態であるか、検査対象の配線Tが隣接する配線Tと短絡を起こしていないか(短絡不良がないか)どうかを検査することになる。
本基板検査装置1は、基板Wを載置するための載置面を有する載置台2を有している。この載置台2は、図1(a)や(b)で示される如く、略直方体の筐体として形成されており、その直方体の上面21が載置面として機能することになる。
この載置台2が有する載置面は、上記の如く、基板Wが配置されることになるので、検査対象となる基板Wよりも大きい面積を有するように形成されている。
この載置台2の内部には、基板検査装置1の動作に必要な機能や部品を収めており、これらを内部に収めることにより、基板検査装置のコンパクト化や小型化を図っている。尚、詳細は後述するが、この載置台2の正面22には、一部斜面23が形成されており、この斜面23に基板検査装置1を操作する操作ボタンなどの操作部24が形成されている。
図1(a)で示される載置台2には、基板検査を実施するためのスタートボタン24aと、後述する吸引手段6の動作を制御するON/OFFスイッチ24bと、検査をリセットするためのリセットボタン24cが設けられている。
電源手段3は、検査対象となる配線Tの導通及び/又は短絡の検査を実施するための検査信号を発生する。この電源手段3により発生する検査信号は、配線Tの検査を実施することができれば特に限定されるものではなく、直流電源や交流電源などを利用することができる。また、詳細は後述するが、非接触式の検査を実施する場合には、電源手段3として、交流電圧源や矩形波の電圧を供給する電圧源を用いることが好ましい。
尚、この電源手段3の出力は、検査対象の配線Tの抵抗値などに応じて適宜使用者により調整される。
判定手段4は、検査対象となる配線Tから検出される検出信号を基に、この配線Tの検査を実施する。この判定手段4が受信する検出信号は、後述する接続手段5が配線Tから検出される電気信号である。この判定手段4が実施する判定は、予め良品と判定することのできる閾値を設定し、受信する検出信号とこの閾値とを比較する。この場合、判定手段4は、検出信号値がこの閾値の間に存在すれば「良」と判定し、検出信号値がこの閾値の間に存在しなければ「不良」と判定するようになる。
この判定手段4は、配線から検出される検出信号を測定するための電圧計や電流計を備えている。これらの電圧計や電流計を用いることにより、検出信号の電圧値や電流値を適宜測定することができる。判定手段4は、これらの検出値を用いて、上記の如き判定を実施することになる。
図4は、接続手段の一実施形態を示す概略図であり、(a)は表面を示し、(b)は裏面を示している。この接続手段5は、電源手段3からの検査信号を、検査対象となる配線Tに伝達する。また、この接続手段5は、検査対象の配線Tから検出信号を検出し、この検出信号を判定手段4に伝達する。この接続手段5により、基板検査装置1からの検査信号を配線Tに供給し、配線Tから検出信号を基板検査装置1へ伝達することになる。
接続手段5は、複数の配線を表裏面に形成することのできる基板などの板状部材で形成されることが好ましい。詳細は後述するが、このような基板にて形成されることにより、電源手段3と所定の配線Tの一端T1や、配線Tの他端T2と判定手段4を接続するための電気配線を、検査対象の基板に応じて廉価に且つ簡便に製作することができるからである。
この接続手段5は、載置台2の載置面(上面21)の表面に配置される。この接続手段5は、載置台2の上面21に配置され、その上に検査対象の基板Wが配置されることになる。このため、上面21、接続手段5と基板Wがこの順番で積層されて配置されることになる。
接続手段5は、電源手段3と配線Tの一端T1とを電気的に接続する第一接続部51と、配線Tの他端T2と判定手段4とを電気的に接続する第二接続部52を有している。
この第一接続部51は、電源手段3から供給される検査信号を配線Tの一端T1に伝達する。
第一接続部51は、電源手段3と接触接続する電源接続部511と、配線Tの一端T1と接触接続する一端接続部512と、電源接触部511と一端接続部512を接続する第一配線部513を有している。
電源接続部511は、図4(b)で示される裏面の左端に複数形成されている。この電源接続部511は、電源手段3から配線されて載置台2の上面21から突出する端子(図示せず)と導通接触するように形成されている。このため、電源接続部511は、例えば、円形状の導電性のパッドとして形成することができる。図4(b)では、接続手段5の裏面に電源接続部511が複数形成されているが、検査対象となる基板Wの配線Tの数に応じて、利用されることになる。
尚、この電源手段3からの端子は、針状又は棒状の接触子を用いることができ、この端子が電源接続部511と圧接され、電気的に接続されることになる。
一端接続部512は、図4(a)で示される表面の接続手段5の一辺の中央周縁(図4(a)で示される上方部)に複数形成されている。この一端接続部512は、配線Tの一端T1と導通接触することにより、この一端T1へ電源手段3からの検査信号を伝達することになる。図4(a)の実施形態では、7つの一端接続部512が並設されているが、一端接続部512が設けられる個数や場所は、検査対象となる配線Tの数に応じて適宜変更される。
この一端接続部512は、接続手段5の表面から突出して形成されることが好ましい。これは、検査対象の基板Wがこの接続手段5に載置された場合に、配線Tの一端T1と一端接続部512が確実に接触することができるからである。更に、この一端接続部512は、導電性ゴムなどの導電性の弾性体で形成されることが好ましい。
第一配線部513は、電源接続部511と一端接続部512を電気的に接続する導電性の配線である。この第一配線部513は、図4の実施形態では、裏面にある電源接続部511から延設されて、一端接続部512の配置される裏側まで配線されており、一端接続部512が配置される接続手段5の裏側から表面へ貫通するように配線され、一端接続部512と接続するように設けられている。
この第一配線部513は、通常基板Wに形成される電気回路用に形成される導電性の配線が採用される。
第一接続部51の電源接続部511は、上記の如く、電源手段3に接続されているが、判定手段4にも接続される。これは、第一接続部51の電気的接続を、電源手段3と判定手段4とで切り替えることができるように基板検査装置1には、切替手段(図示せず)が設けられている。
この切替手段が、第一接続部51の接続を電源手段3と判定手段4とで切り替えることができように設定されることにより、検査対象の配線Tの導通/短絡のいずれかの検査を実施するかできるように設定されることになる。
電源接続部511が電源手段3に接続される場合には、検査対象の配線Tの導通検査が実施され、電源接続部511が判定手段4に接続される場合には、検査対象の配線Tの短絡検査が実施されることになる。
第二接続部52は、配線Tの他端T2と非接触接続する他端接続部521と、判定手段4と接触接続する判定接続部522と、他端接続部521と判定接続部522を接続する第二配線部523を有している。
他端接続部521は、配線Tの他端T2と非接触接続するための電極板で形成されており、他端T2とこの電極板により静電容量結合することにより、配線Tからの検出される検出信号を受信することになる。図4(a)で示される実施形態では、検査対象の配線Tの端部にこの他端接続部521が非接触接続できるように、基板Wの両端(基板の対向する辺)に沿って対向するように一対の電極板(図4(a)で示される符号521aと521b参照)が配置されている。
他端接続部52の製造方法は、配線Tの他端T2と非接触接続することができれば特に限定されないが、例えば、導電性の電極板を基板表面に貼り付けて、その上から絶縁膜を被覆することにより形成することができる。
尚、導通検査の対象となる配線Tは、一端接続部512、配線Tの一端T1、配線Tの他端T2と他端接続部521を経由する閉回路を形成するように設定されることになる。
判定接続部522は、判定手段4から配線されて載置台2の上面21から突出する端子(図示せず)と導通接触するように形成されている。このため、判定接続部522は、例えば、円形状の導電性のパッドとして形成することができる。図4(b)では、接続手段5の裏面に他端接続部521に対応する判定接続部522が二つ形成されているが、他端接続部521の数に応じて形成されることになる。
尚、この判定手段4からの端子は、針状又は棒状の接触子を用いることができ、この端子が判定接続部522と圧接され、電気的に接続されることになる。
第二配線部523は、他端接続部521と判定接続部522を電気的に接続する導電性の配線である。この第二配線部523は、図4の実施形態では、裏面にある判定接続部522から延設されて、他端接続部521の片側端部が配置される裏側まで配線されており、他端接続部521が配置される接続手段5の裏側から表面へ貫通するように配線され、他端接続部521と接続するように設けられている。
この第二配線部523は、通常基板に形成される電気回路用に形成される導電性の配線が採用される。
この接続手段5には、後述する吸引手段6の通気路となる貫通孔53が複数形成される。
図4で示される実施形態では、この貫通孔53が格子状に複数形成されており、接続手段5の表面に均一に吸引力が働くように設けられていることが好ましい。この貫通孔53の大きさや数は、特に限定されないが、吸引手段6の能力に応じて使用者により適宜調整される。尚、接続手段5が板状部材で形成される場合には、この板状部材の厚み方向に貫通するように貫通孔53が形成されることになる。
接続手段5は、載置台2の上面21に載置される場合に、基準位置となる取付孔54が形成されている。この取付孔54は、接続手段5と載置台2を正確に配置するために、接続手段5の四隅に夫々形成されることが好ましい。このように形成されることにより、検査対象となる基板Wに応じて、接続手段5が変更されても、載置台2の上面21から突設するガイドピン(図示せず)をこの取付孔54に嵌合させることにより、その都度位置決めする工程を省くことができる。
接続手段5は、検査対象となる基板Wがこの表面に載置されることになるが、この基板Wを所定位置に載置するために、基準孔55を設けることもできる。この基準孔55は、載置台2の上面21から上方に突出するように設けられた支柱(図示せず)をこの基準孔55を貫通するように接続手段5を配置する。尚、図1(a)で示される場合では、支柱としてL字状の位置決め部材56を利用して、L字の角部に基板Wを押し当てるようにして、位置決めを行っている。
吸引手段6は、基板Wを接続手段5に吸着固定するための吸引力を供給する。この吸引手段6は、上記の接続手段5の通気路53を用いることにより、検査対象の基板Wを適宜に固着することができるようになる。尚、この吸引手段6は、載置台2の内部に収容されている。尚、図1(a)で示される如く、載置台2の一部斜面23に、この吸引手段6の動作を制御するON/OFFスイッチ24bを設けることもできる。
押圧手段7は、配線Tの一端T1と一端接続部512を圧接させる。載置台2に接続手段5が載置されて接続手段5に基板Wが載置された場合に、配線Tの一端T1と一端接続部512が対向して接続配置されることになるが、この一端T1と一端接続部512をより安定的に接触接続させるために、この押圧手段7が一端T1と一端接続部512を、載置台2の上面21とで挟持するように押圧することになる。
このように押圧手段7を設けることにより、より安定的に接触接続させることができるようになる。
この押圧手段7は、載置台2の上面21の上方に配置され、接続手段5に載置された基板Wを押圧することができるように、手動又は自動で、上昇/下降することができる。
出力手段8は、検査対象となる基板に関する情報や検査対象の基板の検査結果情報を出力する。この出力手段8は、例えば、表示手段81や印刷手段82や表示灯83を利用することができる。
表示手段81は、例えば、モニタやディスプレイを利用することができ、判定手段4の判定結果や検査中の状況を表示することができる。印刷手段82は、例えば、プリンタなどの印刷機を利用することができ、判定手段4の判定結果や検査中の状況や、表示手段81に映し出される画面情報を印刷する。図1(a)で示される一実施形態では、3つの表示灯83が設けられており、合格の場合、導通不良の場合と短絡不良の場合に応じて、いずれかの表示灯83が点灯するように形成されている。
尚、これらの出力手段8は、使用者により適宜に調整されて利用されることになる。
入力手段9は、基板Wに関する情報や検査手順に関する情報など検査に関する情報を、基板検査装置1に入力する。
この入力手段9は、例えば、キーボード91やマウス92などの入力機器を用いることができる。
この基板検査装置1には、図示しない記憶手段を設けることもできる。この記憶手段には、検査手順や判定閾値などの検査に関連する情報が格納され、上記の各手段を自動的に動作させて、検査を実施させるように設定することもできる。尚、この記憶手段に検査結果を記憶させることもできる。
以上が、本発明にかかる基板検査装置1の構成の説明である。
次に、本基板検査装置1の動作について説明する。
図5は、本基板検査装置1に検査対象となる基板Wが載置され、検査が実施される様子を示す概略平面図である。
本基板検査装置1を用いて基板Wの検査が実施される場合には、まず、検査対象となる基板Wに応じた接続手段5が形成される。このとき、この接続手段5は、基板Wの配線Tの形状に応じて形成される。図3に示される基板Wを検査する場合では、検査対象となる基板Wの配線Tが14本形成されていることになる。
このような基板Wを検査するために、接続手段5の第一接続部51の電源接続部511は14つが形成され、これらの電源接続部511から夫々第一配線部513が形成され、夫々の一端接続部512に接続されている。
尚、この図4で示される一端接続部512は7つ形成されており、電源手段3からの検査信号が所定の端子から供給されることにより、検査対象の配線を選択することができるようになっている。一端接続部512は、検査対象の配線Tと同数形成することもできるが、複数の配線Tの一端T1を共通して導通接続されるように形成することもできる。
接続手段5は、検査対象の基板Wに応じて第二接続部52が形成される。この第二接続部52の他端接続部521は、配線Tの他端T2と非接触接続することができるように、二つの板状の電極部(第一電極部521aと第二電極部521b)が形成されている。この場合の他端接続部521は、複数の配線Tの他端T2と非接触接続することができるように、複数の配線Tの他端T2に沿ってこれらの他端T2と対向するように第一電極部521aと電極部521bが配置されている。
この第一電極部521aは、基板Wの配線Tの他端T2が基板Wの左側部(図5参照)に配置される配線Tの検出信号を受信することができ、第二電極部521bは、基板Wの配線Tの他端T2が基板Wの右側部に配置される配線Tの検出信号を受信することができるように配置される。
接続手段5の第一接続部51と第二接続部52が、検査対象の基板Wに応じて製造されると、基板検査装置1には、基板Wの検査を実施するための検査手順や判定閾値などの検査に関連する情報が、入力手段9を用いて入力されることになる。
接続手段5が、上記の如き検査対象の基板Wに応じて各部位が形成されると、基板検査装置1の載置台2に載置される。この場合、載置台2の上面21から上方へ突出して配置されるガイドピンに、接続手段5の取付孔54を嵌合させることにより、簡単に基準位置に合わせることができる。
接続手段5が載置されると、次に、検査対象となる基板Wが、接続手段5の所定位置にL字状の位置決め部材56を利用して載置される。このとき、基板検査装置1は、吸引手段6を有しており、接続手段5の貫通孔53を通気路として利用することで基板Wを吸着固定する。
接続手段5に基板Wが吸着固定されると、基板Wと接続手段5を安定的に接続するために、押圧手段7が、配線Tの一端T1と一端接続部512を圧接する。
このようにして、基板Wが接続手段5に載置されて、検査を実施する準備が完了する。
基板検査装置1が検査を実施する場合を説明する。図5で示される基板Wの配線TAを検査する検査方法を説明する。
まず、配線TAの導通検査を実施するための基板検査装置1の動作を説明する。この場合、図5で示される如く、検査対象となる配線TAは、一端T1A、他端T2Aと配線部T3Aを有する配線となる。
このため、導通検査を実施するための検査信号が電源手段3から供給される際には、電源接続部511と第一配線部513を介して、配線T1Aと導通接続されることになる一端接続部512を経由して供給される。検査信号が供給されると、配線TAの一端T1Aから配線部T3Aを経由して、他端T2Aまで検査信号が伝達される。他端T2Aまで検査信号が伝達されると、他端接続部521が非接触接続されているので、検査信号の影響を受けて、検出信号を検出することになる。そして、他端接続部521が検出信号を検出すると、第二配線部523と判定接続部522を経由して判定手段4に検出信号が送信されることになる。
判定手段4は、この検出信号を基に、予め設定される判定閾値と比較して、この配線TAの導通状態が良好か不良であるか判定することになる。例えば、配線TAの導通状態が良好であれば、所定出力の検出信号を他端接続部521(第一電極部521a)が検出することになり、一方、配線TAの導通状態が不良(断線している)であれば、所定出力以下の検出信号を他端接続部521が検出することになる。
この判定手段4の判定結果は、出力手段8となる表示手段81などに表示されることになる。
次に、配線TAの短絡検査を実施するための基板検査装置1の動作を説明する。図5で示される配線TAの短絡検査を実施する場合には、少なくとも配線TAに隣接される配線TBと配線TCとの短絡状態が検査されることになる。このため、導通検査の場合と同様に、配線TAの導通検査における検査信号を供給したように、配線TAに電源手段3(好ましくは直流電源)による検査信号が供給される。
また、一方で、配線TBの一端と配線TCの一端は夫々一端接続部511に接続されており、各第一配線部513と電源接続部511を経由して判定手段4に接続されている。
このとき、判定手段4の電流計が直列接続されており、配線TBと配線TCからの検出信号の電流値を測定することができ、この電流値を基に判定手段4が配線TAの短絡検査を実施することになる。
例えば、配線TAが短絡無しの状態であれば、電流計が検出する検出信号は所定出力以下(配線TAに供給される検査信号の影響を配線TBと配線TCは受けていない)ということになり、一方、配線TAが短絡有りの状態であれば、配線TAの検出信号は所定出力以上(配線TB及び/又は配線TCと配線TAが導通していることになり、いずれか一方又は両方に検査信号の影響あり)ということになる。尚、この所定出力の閾値は、予め設定されることになる。
上記の如き導通/短絡検査が全ての配線Tに対して実施されると、その基板Wが良品であるか不良品であるか判定されることになる。尚、この結果は、出力手段8により、表示されたり、印刷されたりすることになる。
また、他の検査対象となる基板Wを検査する場合にも、この検査対象の基板Wに応じた接続手段5を適宜製造することによって、本基板検査装置1を用いることにより簡単に且つ安価に検査を実施することができるようになる。特に、本基板検査装置1は、大掛かりな機構を有しておらず、簡単な機構で且つ簡便な構成であるため、作業者の作業負担を低減し、多種多様の基板を低コストで検査することを可能にする。
1・・・・・基板検査装置
2・・・・・載置台
3・・・・・電源手段
4・・・・・判定手段
5・・・・・接続手段
51・・・・第一接続部
511・・・電源接続部
512・・・一端接続部
513・・・第一配線部
52・・・・第二接続部
521・・・他端接続部
522・・・判定接続部
523・・・第二配線部
53・・・・貫通孔
6・・・・・吸引手段
7・・・・・押圧手段

Claims (7)

  1. 検査対象となる配線が形成される基板の導通及び/又は短絡検査を実施する基板検査装置であって、
    前記基板を載置するための載置面を有する載置台を有し、
    前記検査対象となる配線の検査を実施するための検査信号を発生させる電源手段と、
    前記検査対象となる配線から検出される検出信号を基に、該配線の検査を実施する判定手段と、
    前記戴置台の戴置面と前記基板と間に介在配置され、前記電源手段からの検査信号を前記配線に伝達するとともに前記配線からの検出信号を前記判定手段に伝達し、前記載置面の表面に配置される接続手段とを備え
    前記接続手段は、前記基板に応じて複数の電気配線を形成した板状部材から形成され、該複数の電気配線は、前記電源手段と前記配線の一端とを電気的に接続する第一接続部と、前記配線の他端と前記判定手段とを電気的に接続する第二接続部を有し
    前記電源手段と前記判定手段は、前記載置台の内部に収容されていることを特徴とする基板検査装置。
  2. 前記第一接続部は、
    前記電源手段と接触接続する電源接続部と、
    前記配線の一端と接触接続する一端接続部と、
    前記電源接続部と前記一端接続部を接続する第一配線部を有し、
    前記第二接続部は、
    前記配線の他端と非接触接続する他端接続部と、
    前記判定手段と接触接続する判定接続部と、
    前記他端接続部と前記判定接続部を接続する第二配線部を有していることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
  3. 前記一端接続部は、前記接続手段の表面から突出する導電性の弾性体から形成されていることを特徴とする請求項2記載の基板検査装置。
  4. 前記基板を前記接続手段に吸着固定するための吸引手段を有し、
    前記接続手段は、前記吸引手段の通気路となる厚み方向の貫通孔が複数形成される板状部材により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の基板検査装置。
  5. 前記載置台は、上面に前記接続手段が載置されていることを特徴とする請求項1記載の基板検査装置。
  6. 前記配線の一端と前記一端接続部を圧接させる押圧手段を有することを特徴とする請求項2記載の基板検査装置。
  7. 前記電源接続部が、前記電源手段又は前記判定手段と切替接続されることを特徴とする請求項2記載の基板検査装置。
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