JP5463468B2 - 輸液ポンプ - Google Patents

輸液ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP5463468B2
JP5463468B2 JP2010510044A JP2010510044A JP5463468B2 JP 5463468 B2 JP5463468 B2 JP 5463468B2 JP 2010510044 A JP2010510044 A JP 2010510044A JP 2010510044 A JP2010510044 A JP 2010510044A JP 5463468 B2 JP5463468 B2 JP 5463468B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
infusion
infusion tube
handle
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010510044A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2009133705A1 (ja
Inventor
賞 葛西
健二 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd
Original Assignee
Namiki Precision Jewel Co Ltd
Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Namiki Precision Jewel Co Ltd, Adamant Namiki Precision Jewel Co Ltd filed Critical Namiki Precision Jewel Co Ltd
Publication of JPWO2009133705A1 publication Critical patent/JPWO2009133705A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5463468B2 publication Critical patent/JP5463468B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/12Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having peristaltic action
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
    • A61M39/28Clamping means for squeezing flexible tubes, e.g. roller clamps
    • A61M39/281Automatic tube cut-off devices, e.g. squeezing tube on detection of air
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14228Pumping with an aspiration and an expulsion action with linear peristaltic action, i.e. comprising at least three pressurising members or a helical member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/08Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having tubular flexible members
    • F04B43/082Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having tubular flexible members the tubular flexible member being pressed against a wall by a number of elements, each having an alternating movement in a direction perpendicular to the axes of the tubular member and each having its own driving mechanism
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B49/00Control, e.g. of pump delivery, or pump pressure of, or safety measures for, machines, pumps, or pumping installations, not otherwise provided for, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B47/00
    • F04B49/10Other safety measures

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

本発明は、例えば、医療用の点滴装置等に使用される輸液ポンプに関し、更に詳細には液体を送るチューブが開放状態のままとなることにより生じる液体のフリーフローを防止する為のチューブの閉塞機構を有する輸液ポンプに関する。
従来より、輸液チューブ内の薬液等を送液する医療用の輸液ポンプであって、ポンプ機構を内蔵した輸液ポンプ本体に対して開閉自在に設けられるドアを備えた輸液ポンプとしては、ペリスタルティック方式によるものが主に使用されている。
ペリスタルティック方式の輸液ポンプは、ポンプ機構本体に備わる複数のフィンガーが、個々の位相で往復運動を行い、全体として蠕動運動することにより、ドアに設けられた受け板と該フィンガとの間に配置された輸液チューブを、順次下流側に押圧することで送液を行う構造を有しており、例えば特許文献1に開示されているものがある。
この種の輸液ポンプにおいては、輸液ポンプに備わるドアを開けて、輸液チューブを取り外す際、ドアを開ける前に輸液ポンプの途中部位を予めクレンメ等で閉塞しないと、ドアの開放と同時に輸液チューブ内の液体が、重力でフリーフローを生じる為、このフリーフローを防止する機能を有する輸液ポンプが望まれていた。
このフリーフローを防止する機能を備える輸液ポンプの一例として、特許文献2に開示されている方法が提案されている。
特許文献2に記載の輸液ポンプの構造によれば、ドアを開けると同時に、輸液チューブを閉塞する機構を備えるとともに、所定の閉塞部材によって輸液チューブが閉塞された状態とならなければ、輸液チューブの取り外しができない構造としている為、フリーフローの防止による安全性に優れていた。
特開平5−277183号公報 特開平5−277186号公報
しかしながら、特許文献2に記載の輸液ポンプの構造によれば、輸液ポンプにチューブの装着又は取り外しの操作を行う際における、操作者の負担、操作者の作業ミスに関わる以下の問題があった。
まず操作者の負担に関しては、チューブ装着時にはチューブを閉塞する機構(以降セイフティクランプと記載)の開放操作、取り外し時はチューブのクランプ部材(以降スライドクランプと記載)の閉塞操作及びセイフティクランプの開放操作が必要である等、作業手順が多い点が挙げられる。
またセイフティクランプの開放操作を行う際、操作者は指でセイフティクランプの機構の一部を押すことになるが、セイフティクランプは、チューブを確実に閉塞状態とするために強力なスプリングを使用している為、操作者によっては強い負荷となる場合がある。
仮に、負荷を低減して操作者の負担を減らす為、モータ等を駆動源として自動又は半自動的に、セイフティクランプを開放できるようにした場合、「部品点数が増加する」、「必要な内部構造上のスペースの増加」、「電源の働いていない状態では機能しない」、「コスト高につながる」等の弊害が生じることになる。
次に操作者の作業ミスに関しては、取り外しの際、スライドクランプでチューブ閉塞を行う前に、セーフティクランプを指で押すことができるため、操作者が順序を間違えた場合、フリーフローが発生してしまうという問題が挙げられる。
これらの課題を解決する為、請求項1記載の発明では、輸液チューブ内の液体を送液する輸液ポンプであって、輸液ポンプは、ポンプ本体とこのポンプ本体に対して開閉可能なドアユニットとからなるものとしている。詳細の構造は以下の通りである。
ドアユニットは、ドア機構部を構成し、このドア機構部はポンプ本体に軸支される扉と、前記ポンプ本体との係合部を有し、前記扉に軸支されて一定の範囲で回動可能なハンドルとを備える構造である。
ポンプ本体は、送液機構部とスライドクランプ機構部とバルブ機構部と連動機構部とを構成しており、この送液機構部は、往復運動により前記輸液チューブを押圧する駆動部品を備えた構造である。
スライドクランプ機構部は、輸液チューブを閉塞状態又は開放状態とするクランプ部材を保持するクランプ保持部品と、クランプ部材の位置を移動させるクランプ移動部品を備えた構造である。
バルブ機構部は、輸液チューブを圧縮して輸液チューブ内の液体の流路を遮断することができるバルブを備えた構造である。
連動機構部は、ハンドルの回動動作により作用する力をスライドクランプ機構部とバルブ機構部に伝える複数のリンクを備えた構造である。
ハンドルをポンプ本体と係合し、ハンドルを回動するときに作用する力により、クランプ部材は輸液チューブを閉塞又は開放する。
バルブは前記輸液チューブを圧縮して前記輸液チューブ内の液体の流路を遮断又は、輸液チューブの圧縮を解除して前記輸液チューブ内の液体の流路を開放する

クランプ部材は輸液チューブを閉塞し、バルブは前記輸液チューブを圧縮していない状態から、ハンドルをポンプ本体と係合し、ハンドルを回動可能な範囲の限界位置の一方から他の一方に回動するときに作用する力が、前記連動機構部の前記複数のリンクに作用する。
そして少なくとも1つ以上の前記リンクが、前記バルブ機構部に作用して、前記バルブが前記チューブを圧縮し、次に、少なくとも1つ以上の前記リンクが、前記スライドクランプ機構部に作用して、前記クランプ移動部品が前記クランプ部材を閉塞状態の位置から開放状態の位置まで移動する。
又は、クランプ部材は輸液チューブを開放し、バルブが輸液チューブを圧縮している状態から、ハンドルをポンプ本体と係合し、前記ハンドルを回動可能な範囲の限界位置の一方から他の一方に回動するときに作用する力が、連動機構部の前記複数のリンクに作用する。
そして少なくとも1つ以上のリンクが、スライドクランプ機構部に作用して、クランプ移動部品がクランプ部材を開放状態の位置から閉塞状態の位置まで移動し、次に、少なくとも1つ以上のリンクが、バルブ機構部に作用して、バルブは前記チューブの圧縮を解除する
また、ハンドルの操作のみにより、スライドクランプ機構部とバルブ機構部とを連動して機能させる連動機構部が、複数の自由度と3軸方向の可動範囲を有するリンク機構部を有しており、連動機構部を付勢するスプリングが、前記ポンプ本体の少なくとも1 箇所以上に配置された構造であることを特徴とする輸液ポンプ。

又、請求項に記載の発明の輸液ポンプでは、請求項1に記載の輸液ポンプにおいて、送液機構の前記駆動部品には、前記チューブ内の液体の送液方向に沿って、略V形状の溝部が形成している。

そしてドア機構部の前記扉部品には、前記ドアユニットを閉じた状態で、前記駆動部品と対向する位置に、略V形状の溝部が形成されている対向部品が配置されており、バルブ機構の前記バルブは、輸液チューブを閉塞できる位置で、駆動部品の両側に少なくとも1以上配置している。
そして駆動部品が、送液方向に対して垂直且つ、対向するドアユニットに対して平行な方向に往復運動することにより、駆動部品と前記対向部品とが、前記輸液チューブを繰り返し押圧し、輸液チューブを繰り返し押圧されるタイミングに合わせて、バルブが動作し、チューブ内の液体を送液することを特徴とする輸液ポンプとしている。
又、請求項に記載の発明の輸液ポンプでは、請求項1に記載の輸液ポンプにおいて、送液機構部の駆動部品を、複数のフィンガー部品により構成している。

そして複数のフィンガー部品が各々に往復運動を行い、フィンガー部品の先端が、輸液チューブを送液方向に順次押圧することを繰り返すことにより、チューブ内の液体を送液するペリスタルティック方式であることを特徴とする輸液ポンプとしている。
又、請求項に記載の発明の輸液ポンプでは、請求項1〜3のいずれかに記載の輸液ポンプにおいて、ハンドルの操作のみにより、スライドクランプ機構とバルブ機構部とを連動して機能させる連動機構部が、溝カム又はスライダ部を有するリンクを含む、複数のリンクの組み合わせによる構造としている。

そして連動機構部を付勢するスプリングが、ポンプ本体の少なくとも1箇所以上に配置されていることを特徴とする輸液ポンプとしている。
請求項1記載の発明によれば、ドアユニットをポンプ本体に対して開いた状態において、従来技術のセイフティクランプに相当するバルブを操作者が手動で開閉することが無いため、操作ミスによってフリーフローを生じることがない。
また、モータ等の電源を必要とする動力を用いることなく、梃子的な働きをするリンク機構により、操作者は比較的小さな力で、輸液チューブを閉塞、開放する機構を動作させることができる。
また、ハンドルの操作のみにより、スライドクランプ機構とバルブ機構とを連動して機能させる一連の動作を行える為、操作手順を間違えることがなくなる。
また、輸液ポンプに輸液チューブを装着及び取り外しを行う際、常にクランプ部材又はバルブ又はクランプ部材とバルブの両方によって輸液チューブが閉塞されていることになる為、フリーフローを確実に防止できる。
さらに、連動機構を付勢するスプリングを配置することにより、ハンドルの操作によっては連動機構に力を作用させないときは、連動機構を構成する各部品が所定の場所に位置するようにできる。
また、ドアユニットがポンプ本体に対して完全に閉じられていない状態でハンドルの操作を行わなけば、スプリングの力がリンクを介してハンドルに作用することで、ドアユニットをポンプ本体に閉じる場合とは反対の方向にハンドルが回動する為、ドアユニットがポンプ本体に対して完全に閉じられていない状態を、操作者等が容易に認識できる。

請求項記載の発明によれば、輸液チューブを輸液ポンプに装着するドアユニットを閉める操作が完了した後は、バルブがチューブを閉塞した状態にあるが、輸液チューブを押圧する駆動部品が1 つである為、簡易的な構造によって、送液時に、バルブを適時開放する構造とすることが可能となる。

請求項記載の発明によれば、ペリスタルティック方式を採用することにより、送液機構の駆動部品の動作位置のタイミングに合わせてバルブの開閉を行う必要が無い為、バルブを1つにすることが可能となる。

請求項記載の発明によれば、連動機構を構成するリンクに、溝カムを有するリンクを使用することにより、スライドクランプ機構とバルブ機構が機能するタイミングを1つのリンクで決めることができる。
以下、本発明の最良の形態に係る輸液ポンプについての実施例を、添付図面を参照して説明する。尚、各実施形態における同一の構成部分については同一の符号を付している。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1による輸液ポンプ100の斜視図である。この輸液ポンプ100は、大きく分けて、ポンプ本体10とポンプ本体10に対して開閉可能なドアユニット20により構成されており、図1(a)はドアユニットが開いている状態を示し、図1(b)はドアユニットが閉じている状態を示している。
本実施例は、図1(a)に示すドアユニットが開いている状態から、スライドクランプ30により輸液チューブ40を閉塞した状態で、ポンプ本体に組み込んだ後、図1(b)に示すドアユニットを閉じた状態とする過程でのハンドル23の一連の動作に連動して、バルブ機構とスライドクランプ機構が機能することで輸液チューブの閉塞・開放を行うものである。
ハンドル23の一連の操作によるドアユニット20の開閉作業中は常に、スライドクランプ30とバルブ14A・14Bの両方又は一方が、輸液チューブ40を閉塞している状態となり、輸液チューブ40内の液体のフリーフローを完全に防止することができる。
具体的には、図6(a)〜(d)が示すハンドル23の位置に対してスライドクランプ30とバルブ14A、14Bが輸液チューブ40を下表の状態で閉塞又は開放するものである。
ハンドルの位置(図6) スライドクランプ30 バルブ14A・14B
図6(a) 閉塞 開放
図6(b) 閉塞 開放
図6(c) 閉塞 閉塞
図6(d) 開放 閉塞
上表の状態を得るための、本実施例の輸液ポンプ100の構造及び機能の詳細について以下に記載する。
〔ポンプ本体10の構成〕
ポンプ本体10は、ベースプレート11に配置された、バルブ14Aとバルブ14Bを備えるバルブ機構部、スライドクランプ機構部15、連動機構部13に加え、V溝形状駆動部品12Aを備えるシャトル機構部とモータ16を主要部分として構成されている。
〔ドアユニット20の構成〕
一方、ドアユニット20には、扉部品21に配置されたハンドル23、V溝形状固定部品22を主要部分として構成されている。
〔スライドクランプ30と輸液チューブ40について〕
図2(a)は、輸液チューブ40を閉塞するクランプ部材として使用するスライドクランプ30の平面図である。スライドクランプ30は細幅溝部30nから広幅溝部30wに溝幅が変化する貫通溝を有する。
細幅溝部30nは、輸液チューブ40の肉厚の2倍よりも小さい幅を有し、広幅溝部30wは輸液チューブより大きいので、輸液チューブを細幅溝部30nの位置に置くとき、図2(b)に示すように輸液チューブ40を閉塞し、広幅溝部30wの位置に置くとき、図2(a)に示すように輸液チューブ40を開放することができる。
以下に、本実施例の輸液ポンプが有する機構構造について、送液機構部とバルブ機構部、スライドクランプ機構部及びそれらの連動機構部の詳細について説明する。
〔送液機構部について〕
尚、本実施例の輸液ポンプは、V溝形状駆動部品12Aがモータ16を駆動源として、送液方向Yに対して垂直且つ、対向する位置にあるV溝形状固定部品22に対して平行な方向X−X’に往復運動することにより、V溝形状固定部品22と輸液チューブを繰り返し押圧することにより、チューブ内の液体を送液するシャトル方式の送液機構を採用している。
〔スライドクランプ機構部について〕
図3はスライドクランプ機構部15の構造を示している。スライドクランプ機構部15は、スライドパーツ15A、アーム15B、15C、アームスプリング15D、スライダーケース15E、スライダースプリング15Fを主要な構成部品として備えている。
図3(a)は、輸液チューブ40を細幅溝部30nで閉塞したスライドクランプ30をスライドクランプ機構部15に装着した状態である。
スライダースプリング15Fがスライドパーツ15Aを付勢することにより、他に外部からの力が作用しないときは、図3(a)の状態が保持される。
このときアーム15B、15Cの一端がスライダーケース15Eの幅狭部15Enに位置している。
図3(a)の状態から、スライドパーツ15Aに力を加えてスライドクランプ30側〔図3(a)のZ方向〕に移動させると、図3(b)の状態となり、輸液チューブ40は、スライドクランプ30の広幅溝部30wに位置することにより開放される。
また、アーム15B、15Cの一端は、スライダーケース15Eの幅狭部15Enを離れることにより、アームスプリング15Dのみに付勢されて、アーム15B、15Cがスライドクランプ30を保持する。
〔バルブ機構部について〕
図4はバルブ機構部14の構造を示している。バルブ機構部14は、バルブ14A、14B、バルブカム14C、14D、バルブカムシャフト14Eを主要な構成部品として備えている。
図4(a)は、バルブ14A、14Bが開いた状態である。すなわち、バルブ14A、14Bの輸液チューブ40の閉塞部14Ab(図7参照)及び14Bbが、バルブ14A、14Bが図4(b)におけるX方向に輸液チューブ40を圧縮して流路を遮断していない状態にある。
図4(a)の状態から、バルブカムシャフト14Eを回転させることにより、バルブカムシャフト14Eと一体のバルブカム14C、14Dの位置が、バルブ14A、14Bを付勢する位置に変わることで、輸液チューブ40の閉塞部14Ab、14BbをX方向に移動させる。
これによりバルブ14A、14Bが輸液チューブを圧縮して流路を遮断した状態、すなわちバルブ14A、14Bが閉じた状態となる。
〔連動機構部について〕
図5は連動機構部13の構造を示している。連動機構部13は、リンク13A、13B、13C、13D、13Eからなる5つのリンクを主要な構成部品として備えている。
リンク13A、13B、13C、13D、13Eからなる5つのリンクは繋がっており、複数の自由度と3軸方向の空間的な可動範囲を有するリンク機構をなしている。
そしてリンク13Aの一端である13Ai(図6参照)の位置に作用する力が、リンク13Bから13C、13D、13Eに次々と伝わる。
この力の伝達の過程において、リンク13Cがスライドクランプ機構部15のスライドパーツ15Aに作用し、リンク13Eがバルブ機構部14のバルブカムシャフト14Eに作用する。
図5(a)は、スライドクランプ機構部15に輸液チューブ40を閉塞したスライドクランプ30が装着され、バルブ機構部14においてバルブ14A、14Bが開いた状態であり、このとき連動機構部13のリンク13Aの一端である13Aiの位置に外部からの力は作用していない。
この図5(a)の状態から、ハンドル23によってフック部分23fから、リンク13Aの一端13Aiに力を作用させて、ハンドル23の可動する限界位置まで、ハンドル23を動かしたとき、図5(b)の状態となる。
図5(b)の状態では、連動機構部13のリンク13Cがスライドクランプ機構部15に作用した結果として、スライドクランプはチューブを開放し、リンク13Eがバルブ機構部14に作用した結果としてバルブ14A、14Bが閉じた状態となっている。
図5(a)の状態から図5(b)の状態となる過程においては、リンク13Eがバルブ機構部14のバルブカムシャフト14Eに作用してバルブ14A、14Bを閉じた後、リンク13Cがスライドクランプ機構部15のスライドパーツ15Aに作用して、スライドクランプ30が輸液チューブ40を開放する。
また、図5(b)の状態から、ハンドル23を逆に動かすことにより、図5(a)の状態とすることができ、その動作過程では、リンク13Cがスライドクランプ機構部15のスライドパーツ15Aに作用して、スライドクランプ30が輸液チューブ40を閉塞した後、リンク13Eがバルブ機構部14のバルブカムシャフト14Eに作用してバルブ14A、14Bが開く。
以上の機構構造によって、ハンドル23の操作に連動して動作するバルブ14A、14Bとスライドクランプ30について、ハンドル23の各操作段階における各々の位置関係を図6(a)〜図6(d)に示す。
尚、位置関係の理解を容易にする為に図6(a)〜図6(d)では、ドアユニット20における、ハンドル23以外の部分は省略して表している。
図6(a)の状態では、ハンドル23は、スライダースプリング15Fの荷重を、リンク13Aを介して受けることによって、図6(a)が示す位置にある。このときハンドル23には他の外力は働いていない。
またスライドクランプ30は、輸液チューブ40を閉塞する位置にあり〔図3(a)参照〕、バルブ14A、14Bは開いた状態にある〔図4(a)、図5(a)参照〕。
図6(b)の状態では、ハンドル23に外力Fを加えており、外力Fは連動機構部13に、リンク13Aの一端13Aiの部分を介して作用している。
このときスライドクランプ30は、輸液チューブ40を閉塞する位置にあり〔図3(a)参照〕、バルブ14A、14Bは開いた状態にある〔図4(a)参照〕。
図6(c)の状態では、図6(b)の状態からハンドル23に外力Fを更に加えており、このときスライドクランプ30は、輸液チューブ40を閉塞する位置にあり〔図3(a)参照〕、バルブ14A、14Bは閉じた状態にある〔図4(b)参照〕。
図6(d)の状態では、図6(c)の状態からハンドル23に外力Fを更に加えて、ハンドル23の可動範囲の限界位置まで押して、ハンドル23の爪部23cをベースプレート11の方形貫通部11cに嵌めてポンプ本体10に完全に係止する。〔図1(b)参照〕
このときスライドクランプ30は、輸液チューブ40を開放する位置にあり〔図3(b)参照〕、バルブ14A、14Bは閉じた状態となる〔図4(b)参照〕。
ハンドル23のロックを解除して、ハンドル23を図6(a)〜図6(d)の操作時とは逆方向に回すと、図6(d)→図6(c)→図6(b)→図6(a)の示す状態の順序で、スライドクランプ30とバルブ14A、14Bが輸液チューブ40を閉塞又は開放する動作をする。
以上の動作により、ドアユニット20の開閉に伴うハンドル23の操作による一連の作業中は常に、スライドクランプ30のバルブ14A、14Bの両方又は一方が、輸液チューブ40を閉塞している状態となり、輸液チューブ40内の液体のフリーフローを完全に防止することができる。
尚、輸液チューブ40をセットし、ハンドル23をポンプ本体10にロックした段階では、バルブ14Aと14Bが輸液チューブ40を閉塞した状態にあるが、輸液ポンプ100を駆動して送液を行う為には、バルブ14Aと14Bを適時開放する必要がある。
前述の通り本実施例の輸液ポンプ100はシャトル方式の送液機構を有している。このシャトル方式を採用していることにより、簡易的な構造により送液時に、バルブ14Aと14Bを適時開放することが可能となる。
図7は、輸液ポンプ100のシャトル機構12の構造を示した図である。モータ16の駆動力により回転するポンプカム12Bには、V溝形状駆動部品12Aの運動軌道を決めるカム面12Bsと、バルブ14A及び14Bに作用するカム面12Bvが形成されている。
ポンプカム12Bの作用によって、V溝形状駆動部品12Aの往復運動のタイミングに合わせて、バルブ14Aと14Bが各々のタイミングで開閉動作を行うことにより、適切に送液することができるものである。
送液を行わない時には、バルブ14Aと14Bは共に閉状態になるように、ポンプカム12Bの位置が電気的に制御されているが、制御上のトラブルによりポンプカム12Bが所定の位置で停止しなくとも、バルブ14Aと14Bのどちらか一方は、必ず閉状態となるようにカム面12Bvが形成されている。
以上の構成により、本実施例の輸液ポンプ100は、比較的シンプルな部品構成によって、フリーフローを確実に防止しつつ、簡単な操作によって輸液チューブの装着と取り外しが行える構造を実現している。
<実施の形態2>
図8(a)〜図8(d)は、本発明の実施の形態2による輸液ポンプ200の側面図である。この輸液ポンプ200は、連動機構部13に、図9が示す形状の溝カムを有するリンク13Fを有した構造であることを特徴としている。
本実施例による輸液ポンプ200は、実施の形態1による輸液ポンプ100と同様に、ハンドル24の一連の操作によるドアユニット20の開閉に作業中は常に、スライドクランプ30のバルブ14A、14Bの両方又は一方が、輸液チューブ40を閉塞している状態となり、輸液チューブ40内の液体のフリーフローを完全に防止することができる。
具体的には、図8(a)〜(d)が示すハンドル24の位置に対してスライドクランプ30とバルブ14A、14Bが輸液チューブ40を下表の状態で閉塞又は開放するものである。
ハンドルの位置(図8) スライドクランプ30 バルブ14A・14B
図8(a) 閉塞 開放
図8(b) 閉塞 開放
図8(c) 閉塞 閉塞
図8(d) 開放 閉塞
上表の状態を得るための、本実施例の輸液ポンプ200の構造及び機能の詳細について以下に記載する。
連動機構部13以外のスライドクランプ機構部15(図3参照)、バルブ機構部14(図4参照)については、実施例1と同様の基本構成となっている。
本実施例ではハンドル24の操作により、リンク13Fに力が作用し、リンク13Fの溝カム形状に従って、リンク13G、リンク13H、リンク13Jが動作することにより、スライドクランプ機構部15とバルブ機構部14が連動する。
具体的には、図8(a)の状態では、ハンドル24はドアユニットに備わるスプリング(図示しない)の作用により持ち上がっている。このときハンドル24には他の外力は働いていない。
このときスライドクランプ30は、輸液チューブ40を閉塞する位置にあり〔図3(a)参照〕、バルブ14A、14Bは開いた状態にある〔図4(a)、図5(a)参照〕。
図8(b)の状態では、ハンドル24に外力Fを加えており、外力Fは連動機構部13に、リンク13Fの13Fnの部分を介して作用している。
このときスライドクランプ30は、輸液チューブ40を閉塞する位置にあり〔図3(a)参照〕、バルブ14A、14Bは開いた状態にある〔図4(a)参照〕。
図8(c)の状態では、図8(b)の状態からハンドル24に外力Fを更に加えており、このとき、リンク13Hの凸部13Hpが、リンク13Fの溝カム13Ff部から13Fg部を超えて移動し、リンク13Jの凸部13Jpが、リンク13Fの溝カム13Fj部から13Fk部を超えて移動するとき、リンク13Jとリンク13Hがバルブカムシャフト14Eに作用する。
このときリンク13Jとリンク13Hからの作用によりバルブカムシャフト14Eが回転することにより、バルブ14Aと14Bは閉じた状態となり〔図4(b)参照〕、スライドクランプ30は、輸液チューブ40を閉塞する位置にある。〔図3(a)参照〕。
図8(d)の状態では、図8(c)の状態からハンドル24に外力Fを更に加えて、ハンドル24の可動範囲の限界位置まで押して、ハンドル24の湾曲アーム部24cがベースプレート11に備わるラッチローラ11Aに接触した状態で安定してドアユニット20に収まる。この状態が本実施例におけるハンドル24がポンプ本体10に完全に係止した状態である。
また、このときリンク13Gの凸部13Gpが、リンク13Fの溝カム13Fb部と13Fc部の間から13Fc部を超えて移動するとき、リンク13Gがスライドクランプ機構15のスライドパーツ15Aに作用して、スライドパーツ15Aがドアユニット20の方向に移動する。
このときスライドクランプ30は、輸液チューブ40を開放する位置にあり〔図3(b)参照〕、バルブ14A、14Bは閉じた状態となる〔図4(b)参照〕。
ハンドル24を図8(a)〜図8(d)の操作時とは逆方向に、図8(d)の状態から回すと、図8(d)→図8(c)→図8(b)→図8(a)の示す状態の順序で、スライドクランプ30とバルブ14A、14Bが輸液チューブ40を閉塞又は開放する動作をする。
以上の動作により、ドアユニット20の開閉に伴うハンドル24の操作による一連の作業中は常に、スライドクランプ30のバルブ14A、14Bの両方又は一方が、輸液チューブ40を閉塞している状態となり、輸液チューブ40内の液体のフリーフローを完全に防止することができる。
<実施の形態3>
本実施例の輸液ポンプは、ペリスタルティック方式の輸液ポンプとした。
ペリスタルティック方式の輸液ポンプの構造については特許文献1に記載されている。
ペリスタルティック方式の輸液ポンプは、送液時に複数のバルブを動作させる必要が無い為、輸液チューブの装着時のフリーフロー防止の為のバルブは1つとする。
また、ペリスタルティック方式の輸液ポンプの場合、送液動作時にはバルブを開放した状態のままにする必要がある為、輸液ポンプにチューブを装着後、ドアユニットをポンプ本体に対して完全に閉じ、バルブが閉じた後、更に独立してバルブを開閉させる機構を設ける。
この独立してバルブを開閉させる機構は、送液開始時と停止時に発信する電気的な信号をスイッチとして起動し、バルブは送液時には開放状態と送液停止時には閉塞状態となる。
以上、本発明に従う輸液ポンプに関する実施形態1〜3について説明したが、当然ながら本発明の範囲を逸脱することなく種々の形態での適用が可能である。
例えば、連動機構部は、実施の形態1、実施の形態2の機構に限定されず、リンク、カム、スライダー、スプリング等の要素部品の様々な組み合わせにより、ハンドルの操作のみにより、スライドクランプ機構とバルブ機構とが連動して機能する機構を構成することができる。
また、輸液方式は、シャトル方式とペリスタルティック方式に限定されるものではなく、ドアとハンドルを備え、ドアを閉じた状態で輸液チューブ内の液体を送液する輸液ポンプであれば、あらゆる送液機構を適用することができる。
本発明の実施の形態に係わる、輸液ポンプの斜視図である。 本発明の実施の形態に係わる、輸液チューブのクランプ部材を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる、スライドクランプ機構を示す構造図である。 本発明の実施の形態に係わる、バルブ機構を示す構造図である。 本発明の実施の形態に係わる、連動機構を示す構造図である。 本発明の実施の形態に係わる、ハンドルの位置とスライドクランプとバルブの状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる、送液機構を示す構造図である。 本発明の実施の形態に係わる、ハンドルとリンクの位置関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係わる、溝カムの形状を示す図である。
10 ポンプ本体
11 ベースプレート
11A ラッチローラ
11c 方形貫通部
12 シャトル機構部
12A V溝形状駆動部品
12B ポンプカム
12Bs (シャトル用)カム面
12Bv (バルブ用)カム面
13 連動機構部
13A リンク
13Ai (リンク13Aの)一端部
13B リンク
13C リンク
13D リンク
13E リンク
13F リンク
13Fa 溝カム部のポイント
13Fb 溝カム部のポイント
13Fc 溝カム部のポイント
13Fd 溝カム部のポイント
13Fe 溝カム部のポイント
13Ff 溝カム部のポイント
13Fg 溝カム部のポイント
13Fh 溝カム部のポイント
13Fi 溝カム部のポイント
13Fj 溝カム部のポイント
13Fk 溝カム部のポイント
13Fm 溝カム部のポイント
13Fn (リンク13Fの)一端部
13G リンク
13Gp (リンク13Gの)凸部
13H リンク
13Hp (リンク13Hの)凸部
13J リンク
13Jp (リンク13Jの)凸部
14 バルブ機構部
14A バルブ
14Ab 閉塞部
14B バルブ
14Bb 閉塞部
14C バルブカム
14D バルブカム
14E バルブカムシャフト
15 スライドクランプ機構部
15A スライドパーツ
15B アーム
15C アーム
15D アームスプリング
15E スライダーケース
15En 幅狭部
15F スライダースプリング
16 モータ
20 ドアユニット
21 扉部品
22 V溝形状固定部品
23 ハンドル
23f フック部分
23c 爪部
24 ハンドル
24c 湾曲アーム部
30 スライドクランプ
30n 細幅溝部
30w 広幅溝部
40 輸液チューブ
100 輸液ポンプ
200 輸液ポンプ
F 外力
X 閉塞時バルブ移動方向
X−X’ V溝形状駆動部品往復運動方向
Y 送液方向
Z 開放時スライドパーツ移動方向

Claims (4)

  1. 輸液チューブ内の液体を送液する輸液ポンプであって、
    前記輸液ポンプは、ポンプ本体と前記ポンプ本体に対して開閉可能なドアユニットとからなり、
    前記ドアユニットは、ドア機構部を構成し、
    前記ドア機構部は、前記ポンプ本体に軸支される扉と、前記ポンプ本体との係合部を有し、前記扉に軸支されて一定の範囲で回動可能なハンドルとを備える構造であり、
    前記ポンプ本体は、送液機構部とスライドクランプ機構部とバルブ機構部と連動機構部とを備えており、
    前記送液機構部は、往復運動により前記輸液チューブを押圧する駆動部品を備えた構造であり、
    前記スライドクランプ機構部は、前記輸液チューブを閉塞状態又は開放状態とするクランプ部材を保持するクランプ保持部品と、クランプ部材の位置を移動させるクランプ移動部品を備えた構造であり、
    前記バルブ機構部は、前記輸液チューブを圧縮して前記輸液チューブ内の液体の流路を遮断することができるバルブを備えた構造であり、
    前記連動機構部は、前記ハンドルの回動動作により作用する力を前記スライドクランプ機構部と前記バルブ機構部に伝える複数のリンクを備えた構造であり、
    前記クランプ部材は輸液チューブを閉塞し、前記バルブは前記輸液チューブを圧縮していない状態から、前記ハンドルを前記ポンプ本体と係合し、前記ハンドルを回動可能な範囲の限界位置の一方から他の一方に回動するときに作用する力が、前記連動機構部の前記複数のリンクに作用し、少なくとも1つ以上の前記リンクが、前記バルブ機構部に作用して、前記バルブが前記チューブを圧縮し、次に、少なくとも1つ以上の前記リンクが、前記スライドクランプ機構部に作用して、前記クランプ移動部品が前記クランプ部材を閉塞状態の位置から開放状態の位置まで移動する、
    又は、前記クランプ部材は輸液チューブを開放し、前記バルブが前記輸液チューブを圧縮している状態から、前記ハンドルを前記ポンプ本体と係合し、前記ハンドルを回動可能な範囲の限界位置の一方から他の一方に回動するときに作用する力が、前記連動機構部の前記複数のリンクに作用し、少なくとも1つ以上の前記リンクが、前記スライドクランプ機構部に作用して、
    前記クランプ移動部品が前記クランプ部材を開放状態の位置から閉塞状態の位置まで移動し、次に、少なくとも1つ以上の前記リンクが、前記バルブ機構部に作用して、前記バルブは前記チューブの圧縮を解除する構造であり、
    前記ハンドルの操作のみにより、前記スライドクランプ機構と前記バルブ機構とを連動して機能させる前記連動機構部が、複数の自由度と3軸方向の可動範囲を有するリンク機構を有し、前記連動機構部を付勢するスプリングが、前記ポンプ本体の少なくとも1箇所以上に配置された構造であることを特徴とする輸液ポンプ。
  2. 請求項1に記載の輸液ポンプにおいて、
    前記送液機構部の前記駆動部品には、前記チューブ内の液体の送液方向に沿って、略V形状の溝部が形成されており、
    前記ドア機構部の前記扉部品には、前記ドアユニットを閉じた状態で、前記駆動部品と対向する位置に、略V形状の溝部が形成されている対向部品が配置されており、
    前記バルブ機構部の前記バルブは、前記輸液チューブを閉塞できる位置で、前記駆動部品の両側に少なくとも1以上配置され、
    前記駆動部品が、前記送液方向に対して垂直且つ、対向する前記ドアユニットに対して平行な方向に往復運動することにより、前記駆動部品と前記対向部品とが、前記輸液チューブを繰り返し押圧し、
    前記輸液チューブを繰り返し押圧されるタイミングに合わせて、前記バルブが動作し、前記輸液チューブ内の液体を送液することを特徴とする輸液ポンプ。
  3. 請求項1に記載の輸液ポンプにおいて、
    前記送液機構部の前記駆動部品は、複数のフィンガー部品により構成されており、
    前記複数のフィンガー部品が各々に往復運動を行い、
    前記フィンガー部品の先端が、前記輸液チューブを送液方向に順次押圧することを繰り返すことにより、前記輸液チューブ内の液体を送液するペリスタルティック方式であることを特徴とする輸液ポンプ。
  4. 請求項1〜3に記載の輸液ポンプにおいて、
    前記ハンドルの操作のみにより、前記スライドクランプ機構部と前記バルブ機構部とを連動して機能させる前記連動機構部が、溝カム又はスライダ部を有するリンクを含む、複数のリンクの組み合わせによる構造であることを特徴とする輸液ポンプ。
JP2010510044A 2008-04-30 2009-04-30 輸液ポンプ Expired - Fee Related JP5463468B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/112,247 2008-04-30
US12/112,247 US9028456B2 (en) 2008-04-30 2008-04-30 Infusion pump
PCT/JP2009/001952 WO2009133705A1 (ja) 2008-04-30 2009-04-30 輸液ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2009133705A1 JPWO2009133705A1 (ja) 2011-08-25
JP5463468B2 true JP5463468B2 (ja) 2014-04-09

Family

ID=41254929

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010510044A Expired - Fee Related JP5463468B2 (ja) 2008-04-30 2009-04-30 輸液ポンプ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9028456B2 (ja)
EP (1) EP2272552B1 (ja)
JP (1) JP5463468B2 (ja)
CN (1) CN101990446B (ja)
CA (1) CA2716203C (ja)
HK (1) HK1154525A1 (ja)
WO (1) WO2009133705A1 (ja)

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8950728B2 (en) * 2009-03-06 2015-02-10 Deka Products Limited Partnership Devices and methods for occluding a flexible tube
US9017297B2 (en) 2010-08-06 2015-04-28 WalkMed Infusion LLC Infusion pump and method which inhibits unintended tubing withdrawal
US8465464B2 (en) * 2010-08-06 2013-06-18 WalkMed Infusion LLC Infusion pump and slide clamp apparatus and method
US8961155B2 (en) 2011-02-19 2015-02-24 Douglas Shipman Peristaltic linear pump and method of operation
US9022983B2 (en) 2011-05-26 2015-05-05 Nipro Corporation Infusion pump
US9764087B2 (en) 2011-11-23 2017-09-19 The General Hospital Corporation Prediction, visualization, and control of drug delivery by infusion pumps
JP6114258B2 (ja) * 2012-03-26 2017-04-12 テルモ株式会社 輸液ポンプ
WO2014077308A1 (ja) * 2012-11-14 2014-05-22 並木精密宝石株式会社 チュービングポンプ
EP2921188B1 (en) 2012-11-14 2018-01-31 Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha Tube clamp structure of tubing pump
CN103120817B (zh) * 2013-02-04 2015-04-01 深圳麦科田生物医疗技术有限公司 一种电动控制止液夹的输液泵
US9217428B2 (en) 2013-02-06 2015-12-22 Namiki Precision Singapore Pte. Ltd. Tubing pump for delivering fluid in a tube
WO2014159466A1 (en) * 2013-03-14 2014-10-02 Carefusion 303, Inc. Disposable infusion set
US9522224B2 (en) 2013-03-14 2016-12-20 Carefusion 303, Inc. Inductively powered modular medical device system
US9968739B2 (en) 2013-03-14 2018-05-15 Carefusion 303, Inc. Rotary valve for a disposable infusion set
US9468714B2 (en) * 2013-03-14 2016-10-18 Carefusion 303, Inc. Memory and identification associated with IV set
US10226571B2 (en) 2013-03-14 2019-03-12 Carefusion 303, Inc. Pump segment placement
CN104162199B (zh) * 2013-05-16 2017-04-19 深圳市深科医疗器械技术开发有限公司 一种用于输液泵的止液装置
WO2015175757A1 (en) 2014-05-15 2015-11-19 The General Hospital Corporation Prediction, visualization, and control of drug delivery by multiple infusion pumps
CN105311704B (zh) * 2015-11-20 2018-04-10 深圳影迈科技股份有限公司 输液泵
CN105311703B (zh) * 2015-11-20 2018-08-03 深圳影迈科技股份有限公司 输液泵
CN105343964B (zh) * 2015-11-20 2018-10-23 深圳影迈科技有限公司 输液泵
MX2018009239A (es) * 2016-01-28 2019-02-07 Deka Products Lp Aparato para monitorizar, regular o controlar el flujo de fluidos.
EP3471796B1 (en) * 2016-06-16 2023-09-13 Smiths Medical ASD, Inc. Assemblies and methods for infusion pump system administration sets
WO2018125922A1 (en) 2016-12-30 2018-07-05 Baxter International Inc. Infusion pump door seal for vertical intravenous tubes
US10758669B2 (en) 2016-12-30 2020-09-01 Baxter International Inc. Anti-occlusion intravenous tube port
DE102017103852A1 (de) 2017-02-24 2018-08-30 B. Braun Melsungen Aktiengesellschaft Sicherheits-Fluidleitungssystem für eine medizintechnische Schlauchpumpe, Schlauchpumpe sowie Einheit daraus
USD859123S1 (en) * 2017-07-13 2019-09-10 Jcb Access Limited Door handle
DE102017116106A1 (de) * 2017-07-18 2019-01-24 B. Braun Melsungen Ag Vorrichtung und Verfahren zum Öffnen und Schließen einer Infusionsschlauchklemme
WO2019018658A2 (en) 2017-07-19 2019-01-24 Smiths Medical Asd, Inc. PENCIL ARRANGEMENTS FOR INFUSION PUMPS
USD870263S1 (en) 2017-07-26 2019-12-17 Smiths Medical Asd, Inc. Infusion set
JP6800371B2 (ja) 2017-08-10 2020-12-16 ウェスト ファーマ サービシーズ イスラエル リミテッド 注射器のカートリッジドアロック機構
EP3787733A1 (en) * 2018-05-04 2021-03-10 Fresenius Vial SAS Infusion device comprising a clamping device
USD917045S1 (en) 2018-08-16 2021-04-20 Deka Products Limited Partnership Slide clamp
CN109821098B (zh) * 2019-03-01 2021-05-28 浙江师范大学 一种压电叠堆驱动式输液装置
KR102219766B1 (ko) * 2019-06-05 2021-02-23 가톨릭대학교 산학협력단 연장형 약물주입장치 및 그 작동방법
USD1004412S1 (en) 2019-08-16 2023-11-14 Deka Products Limited Partnership Slide clamp assembly
CN112717231A (zh) * 2020-12-31 2021-04-30 深圳市好克医疗仪器股份有限公司 一种输液泵

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000237308A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Ckd Corp 輸液ポンプ
US20030181866A1 (en) * 2002-03-21 2003-09-25 Kent Abrahamson Pump and tube set thereof
US20030214412A1 (en) * 2002-05-20 2003-11-20 B. Braun Medical, Inc. Proper tubing installation testing method and apparatus for a peristaltic pump
JP2004033763A (ja) * 2002-06-21 2004-02-05 B Braun Melsungen Ag 輸液ポンプ
JP2004528117A (ja) * 2001-05-04 2004-09-16 アラリス メディカル システムズ インコーポレイテッド 改良された医療機器の流れ止め境界領域

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05277183A (ja) 1992-04-03 1993-10-26 Sharp Corp 輸液装置
JPH05277186A (ja) 1992-04-03 1993-10-26 Sharp Corp 輸液装置
US5401256A (en) 1994-01-14 1995-03-28 Minnesota Mining And Manufacturing Company Flexible clamp for use in IV tubing set
US7611498B2 (en) 2006-05-18 2009-11-03 Codan Holding Gmbh Arrangement for the coupling of an intravenous tube with infusion pump

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000237308A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Ckd Corp 輸液ポンプ
JP2004528117A (ja) * 2001-05-04 2004-09-16 アラリス メディカル システムズ インコーポレイテッド 改良された医療機器の流れ止め境界領域
US20030181866A1 (en) * 2002-03-21 2003-09-25 Kent Abrahamson Pump and tube set thereof
US20030214412A1 (en) * 2002-05-20 2003-11-20 B. Braun Medical, Inc. Proper tubing installation testing method and apparatus for a peristaltic pump
JP2004033763A (ja) * 2002-06-21 2004-02-05 B Braun Melsungen Ag 輸液ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
CA2716203C (en) 2014-04-08
EP2272552A1 (en) 2011-01-12
CN101990446A (zh) 2011-03-23
US20090306592A1 (en) 2009-12-10
EP2272552B1 (en) 2014-04-09
US9028456B2 (en) 2015-05-12
WO2009133705A1 (ja) 2009-11-05
EP2272552A4 (en) 2013-04-03
JPWO2009133705A1 (ja) 2011-08-25
CN101990446B (zh) 2013-05-15
CA2716203A1 (en) 2009-11-05
HK1154525A1 (en) 2012-04-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5463468B2 (ja) 輸液ポンプ
EP3011911B1 (en) Surgical procedure instrument and drive device thereof
CN110382168B (zh) 打入工具
RU2005123973A (ru) Хирургический инструмент, включающий блокирующий механизм с электроактивным полимером системы прекращения приведения в действие
JP5800748B2 (ja) 打込み工具
US20100012700A1 (en) Fastener driving device with mode selector and trigger interlock
CN104487005A (zh) 空夹仓闭锁件
TW201718184A (zh) 手壓鉗
JP6950423B2 (ja) 打込み工具
JP6952050B2 (ja) 手術用縫合装置
TW201119805A (en) Fuel cell actuation mechanism for combustion-powered tool
CN108568782B (zh) 手引导式工作器械
JP2017227215A (ja) 内燃機関の動弁機構
JP2014227703A (ja) ドアロック装置
JP2000237308A (ja) 輸液ポンプ
EP1632674A3 (en) "Valve actuating mechanism"
CN101309781A (zh) 具有可拆卸手柄部分的电动工具
WO2009109970A1 (en) Lock mechanism blocking device
JP4345371B2 (ja) 空打ち防止装置を有する打込機
JP6158066B2 (ja) 打込み工具
EP2937184A1 (en) Pneumatic nail gun
US20160160416A1 (en) Compressed air supplying device of a sewing machine
JP3081646U (ja) ストッパ装置
JPH07653U (ja) 携帯用油圧式圧縮機
EP1491670A3 (en) Improved motor-driven gripper opening device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5463468

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees