JPH05277183A - 輸液装置 - Google Patents

輸液装置

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JPH05277183A
JPH05277183A JP4081962A JP8196292A JPH05277183A JP H05277183 A JPH05277183 A JP H05277183A JP 4081962 A JP4081962 A JP 4081962A JP 8196292 A JP8196292 A JP 8196292A JP H05277183 A JPH05277183 A JP H05277183A
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JP
Japan
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finger
base plate
tube
box
infusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4081962A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Sakai
栄一 堺
M Rin Kenneth
ケネス・エム・リン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Baxter International Inc
Original Assignee
Sharp Corp
Baxter International Inc
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Publication date
Application filed by Sharp Corp, Baxter International Inc filed Critical Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用される輸液チューブの外径寸法の違いに
よって取り替えなければならない部品を少なくすると共
に、グリス等の潤滑剤の使用や精密な機械加工を必要と
せずにフィンガの摩耗を少なくする。 【構成】 ポンプ機構部のフィンガ12を収納するフィ
ンガボックス30を、ネジ32により、輸液チューブを
装着する装着溝を有するべースプレート31に取り外し
可能に固定した。輸液チューブの外径が異なる場合に
は、フィンガボックス30を取り替えるだけでよく、ベ
ースプレート31はそのまま使用できる。また、フィン
ガボックス30をベースプレート31と異なる材質のも
の、例えば潤滑性のある樹脂等にすることができ、グリ
ース等の潤滑剤の使用や高価な精密な仕上がり加工をす
ることなく、フィンガの摩耗を少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、輸液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輸液装置は薬液を患者に注入するための
装置であり、従来、図2に示すようなものがある。この
輸液装置は、輸液チューブ(図示せず)をベースプレート
1のチューブ装着入口2、チューブ装着溝3、上流閉塞
センサ4の前面、ポンプ機構部5の前面、下流閉塞セン
サ6の前面、気泡センサ7の間、チューブ装着出口8を
通って装着し、ドア9を閉めた状態で、上記ポンプ機構
部5により輸液チューブの一部を上から下に順次ドア方
向に押圧することを繰り返して、輸液セット(図示せず)
から上記輸液チューブ内に送られてきた薬液を輸送する
ようになっている。このポンプ機構部5は、図1に示す
ように、図示しないステッピングモータによって駆動さ
れるシャフト10に順次位相をずらして嵌合されたn枚
の偏心カム11(1),11(2),..,11(n)の各々に対
して、先端12aが偏心カム11の回転によってシャフ
ト10と直角な方向(図の上下方向)に移動するフィン
ガ12(1),12(2),..,12(n)を設けて、上記フィ
ンガ12によって輸液チューブを順次押圧する構造のも
のである。
【0003】図3は上記従来の輸液装置のドアを閉めた
状態での、ドア9とベースプレート1とポンプ機構部5
を示す側面図である。この図3において、15はフィン
ガ12を収納しているフィンガボックス、16はフィン
ガ12を駆動するためのステッピングモータ、17はド
ア9を閉めるためのラッチハンドルである。上記フィン
ガボックス15とベースプレート1とは一体に成型され
ており、また、上記フィンガボックス15は上下に二つ
に割れる構造になっていて、ネジ17,17を外すと上
部が開き、中のフィンガ12の取り付け、取り外しがで
きるようになっている。
【0004】図4は上記フィンガボックス15とベース
プレート1の一体成型品の側面(a)と平面(b)を示す図
である。この図で、21,21はヒンジピン、22,22
はヒンジ、23,23,23はチューブ抜け止め、4は上
流閉塞センサ、12はフィンガ、24はラッチピン、7
は気泡センサ、2はチューブ装着入口、3はチューブ装
着溝、25,25はチューブガイド、8はチューブ装着
出口、6は下流閉塞センサである。上記ヒンジ22、ラ
ッチピン24、チューブ装着入口2、チューブ装着溝
3、チューブガイド25、チューブ装着出口8はベース
プレート1と一体に形成されており、ヒンジピン21、
チューブ抜け止め23、上流閉塞センサ4、気泡センサ
7、下流閉塞センサ6はベースプレート1に対して取り
付け、取り外し可能になっている。なお、上記チューブ
ガイド25はフィンガボックス15に固着されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、輸液装置の
仕向け先によって、使用される輸液チューブの外形寸法
が異なるが、上記一体成型品をどの外形寸法の輸液チュ
ーブにも適するように作ることは困難である。例えば、
チューブ装着溝3の寸法(W2)は、使用されるチューブ
の最大径に合わしておき、それより細い寸法のチューブ
を使用するときはチューブの抜け止め23で対応できる
が、チューブガイド25間の寸法(W1)は、使用される
チューブの外径よりも余り大きすぎても小さすぎてもだ
めで、その外径に合ったものにしなければならない。そ
のため、使用される輸液チューブの外径寸法によって、
その一体成型品全体を取り替える必要があり、生産段階
においては生産性が悪く、納入後においては交換部品が
高価になるという問題がある。また、フィンガ12は図
1に示すように片持ちであって、その先端部12aは左
右方向に若干振れるため、図4のベースプレート1の穴
26の周辺部あるいはフィンガボックス15の内壁に接
触することがあり、また、上記一体成型品の材質は通常
表面の仕上がりの粗いアルミニウム・ダイキャストある
いはエンジニアリング・プラスチック(硬質プラスチッ
ク)であり、フィンガ12の摩耗防止のためにフィンガ
12と一体成型品との間に潤滑性を持たせることが望ま
しいが、輸液装置としての性質上この部分にグリス等の
潤滑剤を使用することは好ましくない。そこで、できる
だけ摩耗を少なくするためにフィンガ12との接触面を
摩擦の少ない良好な仕上がり面に加工しなければならな
いが、精密な機械加工が必要となり高価になるという問
題がある。そこで、この発明の目的は、使用される輸液
チューブの外径寸法の違いによって取り替えなければな
らない部品をできるだけ少なくすると共に、グリス等の
潤滑剤の使用や精密な機械加工を必要とせずにフィンガ
の摩耗を少なくできるようにした輸液装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、前面に輸液チューブを装着する装着溝
を有すると共に、その装着溝の途中に前後方向に貫く穴
を有するベースプレートと、上記ベースプレートの前面
を覆うドアと、上記穴の中を前後方向に移動可能に設け
られた複数のフィンガにより上記輸液チューブの一部を
輸液方向に順次上記ドア側に押圧することを繰り返して
上記輸液チューブ内の薬液を輸送するポンプ機構部と、
上記フィンガを収納するフィンガボックスとを備えた輸
液装置において、上記フィンガボックスを上記ベースプ
レートに取り外し可能に固定したことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】上記構成において、フィンガボックスをベース
プレートから取り外し可能としたことにより、使用する
輸液チューブの外径寸法が異なる場合には、フィンガボ
ックスだけをその輸液チューブに適したものに取り替え
ればよく、ベースプレートはそのまま使用できて、取り
替える部品が少なくなり、また、フィンガボックスをベ
ースプレートとは別の材質のものとすることができ、例
えばフィンガボックスの材質を潤滑性を備えた樹脂等と
することによりフィンガの摩耗を少なくできるので、グ
リース等の潤滑剤を用いたり、ベースプレートの精密な
加工を行ったりする必要がない。
【0008】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。本実施例の輸液装置は、図1に示すように、
フィンガボックス30をベースプレート31にネジ3
2,32で取り外し可能に固定するようにしたものであ
り、その他の構成は図2,3,4に示す従来の輸液装置と
同じである。この図1において、10はフィンガボック
ス30によって回転自在に支持されると共に、図3のス
テッピングモータ16によって回転駆動されるシャフト
であり、このシャフト10にはn枚の偏心カム11
(1),11(2),..,11(n)が順次位相をずらして嵌合
されており、このn枚の偏心カム11の各々に対して、
先端12aが偏心カム11の回転によってシャフト10
と直角な方向に移動するフィンガ12が設けられてい
る。上記ステッピングモータ16を回転させることによ
り、上記フィンガ12(1),12(2),..12(n)が輸液
チューブを上から下(図1では右から左)へ順次、ドア側
に押圧し、図示しない輸液セットから輸液チューブ内に
送られてきた薬液を輸送する。
【0009】上記フィンガボックス30はネジ32をは
ずすことにより簡単にベースプート31から取り外すこ
とができる。また、チューブ装着溝3の寸法(W2
は、使用されるチューブの最大径に合わしてあり、それ
より細い寸法のチューブを使用するときはチューブの抜
け止め23で対応するようにしている。従って、使用さ
れる輸液チューブの外径寸法がチューブガイド25間の
寸法と異なる場合には、、フィンガボックス30をベー
スプレート31から外して、使用される輸液チューブの
外径寸法に適したチューブガイド25を有するものに取
り替えると共に、チューブ抜け止め23を取り替えれば
よく、ベースプレート31はそのまま使用できるので、
取り替える部品が少なくてすみ、製造段階においては生
産性がよくなり、製品納入後においては取り替えコスト
が少なくて済む。
【0010】また、フィンガ12が往復運動により、そ
の先端12aが振れてフィンガボックス30の内周面と
接触し、フィンガボックス30の材質が従来例における
ようにベースプレート31の材質と同じ表面加工の粗い
アルミダイキャスト等であれば、フィンガ12が摩耗し
やすいが、フィンガボックス30はベースプレート31
とは別体のものであるため、フィンガボックス30を例
えば潤滑性のある樹脂等の材質にすることができ、そう
することにより、フィンガ12とフィンガボックス30
との間に潤滑剤を用いたり、フィンガボックス30の内
周面を精密な仕上がり加工にすることなく、フィンガ1
2の摩耗を少なくできる。
【0011】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の輸
液装置は、ポンプ機構部のフィンガを収納するフィンガ
ボックスを、輸液チューブを装着する装着溝を有するべ
ースプレートに取り外し可能に固定したので、使用する
輸液チューブの外径が異なる場合には、フィンガボック
スをその輸液チューブに適したものに取り替えるだけで
よく、ベースプレートはそのまま使用できるので、生産
性がよくなり、部品交換コストが安くなり、また、フィ
ンガボックスの材質を潤滑性のある樹脂等にすることが
でき、そのことによって、グリース等の潤滑剤の使用や
高価な精密な仕上がり加工をすることなく、フィンガの
摩耗を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例のベースプレートとフィ
ンガボックスとの取り合いを示す断面図である。
【図2】 一般的な輸液装置の主要部を示す斜視図であ
る。
【図3】 従来例の主要部の側面図である。
【図4】 上記従来例のベースプレートとフィンガボッ
クスとの一体形成品の側面(a)と平面(b)を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,31…ベースプレート、3…輸液チューブ装着溝、
5…ポンプ機構部、9…ドア、15,30…フィンガボ
ックス、12…フィンガ、25…チューブガイド、26
…穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堺 栄一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 ケネス・エム・リン アメリカ合衆国60050イリノイ州マックヘ ンリー、スプリングブルック・コート118 番

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に輸液チューブを装着する装着溝を
    有すると共に、その装着溝の途中に前後方向に貫く穴を
    有するベースプレートと、上記ベースプレートの前面を
    覆うドアと、上記穴の中を前後方向に移動可能に設けら
    れた複数のフィンガにより上記輸液チューブの一部を輸
    液方向に順次上記ドア側に押圧することを繰り返して上
    記輸液チューブ内の薬液を輸送するポンプ機構部と、上
    記フィンガを収納するフィンガボックスとを備えた輸液
    装置において、 上記フィンガボックスを上記ベースプレートに取り外し
    可能に固定したことを特徴とする輸液装置。
JP4081962A 1992-04-03 1992-04-03 輸液装置 Pending JPH05277183A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4081962A JPH05277183A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 輸液装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP4081962A JPH05277183A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 輸液装置

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JPH05277183A true JPH05277183A (ja) 1993-10-26

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ID=13761132

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JP4081962A Pending JPH05277183A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 輸液装置

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JP (1) JPH05277183A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009133703A1 (ja) 2008-04-30 2009-11-05 並木精密宝石株式会社 輸液ポンプのチューブ誤装着検知機構
WO2009133705A1 (ja) 2008-04-30 2009-11-05 並木精密宝石株式会社 輸液ポンプ
WO2014123178A1 (ja) 2013-02-06 2014-08-14 並木精密宝石株式会社 チュービングポンプ

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US8257066B2 (en) 2008-04-30 2012-09-04 Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha Tubing misload detection mechanism for an infusion pump
US8430654B2 (en) 2008-04-30 2013-04-30 Namiki Seimitsu Houseki Kabushiki Kaisha Tubing misload detection mechanism for an infusion pump
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