JP5462137B2 - 建具 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のラッチ装置は、開き戸(ドア)の戸先框にラッチ本体が設けられるとともに内外のハンドルと接続され、縦枠の見込み面から突出してラッチ受けが取り付けられている。
このような構成によれば、開き戸と折れ戸とで、戸先側の縦框と一方の縦枠、上枠または下枠とにおける閉鎖維持装置の部品や取り付けの納まりを共通化することができる。さらに、面材を交換することで、開き戸から折れ戸に、または折れ戸から開き戸にと、開閉形式を変更することができる。なお、本発明の建具は、開き戸や折れ戸に限らず、枠体における面材の支持構造を工夫する、例えば、レール等を別体のアタッチメントとして取り付けたり取り外して交換したりすることで、引き戸などにも変更することができる。
このような構成によれば、開き戸と折れ戸とにおいて、吊り元側の縦框と他方の縦枠、上枠および下枠との納まりも共通化することができる。さらに、吊り元側の縦框の見込み方向略中央に回動軸を設けることで、面材を開閉する際の吊り元側の縦框の回動軌跡を最小の範囲に限定することができ、他方の縦枠との距離変動(隙間)を一定にして指詰め等可能性を回避することができる。
ここで、非平行面部としては、平面で構成されてもよいし、円弧状や楕円状などの曲面で構成されてもよく、さらには複数の平面を組み合わせた多角形状や、平面と曲面とを組み合わせた形状で構成されてもよい。
このような構成によれば、面材の開放側に向かって見込み面部から離れる方向に傾斜した非平行面部を戸先側の縦框に形成することで、縦枠と縦框との隙間からの排水性を高めるとともに清掃具が入り込みやすくできるとともに、框自体も清掃しやすくなることから清掃性をさらに向上させることができる。また、従来のラッチ装置を設ける必要がないため、縦框に任意形状の非平行面を形成できるとともに、第1部材を設ける戸先側の縦框と他の框との意匠が統一できるなど、縦框および面材の意匠性をさらに向上させることができる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1〜図3において、本実施形態に係る建具である浴室出入り口用のドア1は、図示しない浴室壁や浴室床(防水パン)P、脱衣室の床F、額縁G等に固定される枠体としての建具枠2と、この建具枠2に開閉自在に支持される面材としての障子10とを備えて構成されている。建具枠2は、それぞれアルミ形材製の上枠3、下枠4および左右の縦枠5,6を四周枠組みして構成されている。障子10は、それぞれアルミ形材製の上框11、下框12および左右の縦框13,14を四周框組みした内部に樹脂パネル15を嵌め込んで構成されている。この障子10は、図1の右側であり図3の左側である吊元側の縦框13の上下端部がヒンジ部材であるピボットヒンジ16を介して上枠3および下枠4に回動自在に支持され、反対側である戸先側の縦框14が浴室側に開くように支持されている。また、障子10を閉じた際に戸先側の縦框14が縦枠6と対向し、これらの縦框14および縦枠6には、閉鎖状態を維持する閉鎖維持装置20が設けられている。
戸先側の縦框14には、内側面部143に脱衣室側の把手17が固定され、第2見付け面部142に浴室側の把手18が固定されている。また、縦框14の上下端部近傍には、閉鎖維持装置20の装置本体21が内蔵され、外側面部144には、装置本体21の移動部24を挿通させる開口144Aが形成されている。
なお、縦框13,14の形状は、図4(A)のものに限らず、図4(B)に示すように、見付け寸法L1が50mm〜100mm程度であってもよく、このように見付け寸法L1を適宜に設定することで、見込み寸法L2を拡大しなくても縦框13,14の剛性および強度を高め、これにより障子10全体の剛性および強度を確保できるようになっている。
さらに、戸先側の縦框14の形状は、図5(A)〜(D)に示すように、浴室側の把手18に代えて把手18Aを一体に形成したものや、脱衣室側および浴室側の把手17,18に代えて把手17A,18Aを一体に形成したものでもよい。このように縦框14に把手17A,18Aを一体に形成することで縦框14の剛性および強度を高めるようにしてもよい。
すなわち、戸先側の縦枠6における見込み面部6Fの裏側である中空部6E内部に閉鎖維持装置20の受け体22を設けたことで、見込み面部6Fの表面(意匠面)をフラットに形成することができる。これにより、出入りの際に衣服等の引っ掛かりがなく利便性を高めるとともに、意匠性や清掃性も向上させることができる。また、障子10における戸先側の縦框14に装置本体21を内蔵するとともに、障子10の開放時に移動部24が縦框14内部に没入するようにしたことで、障子10の開放状態で縦框14から部材が突出しないようにでき、さらに利便性および清掃性を向上させることができる。また、従来のラッチ装置のような機械的に係合する部材が不要にできることから、障子10を開閉する際の衝撃音の発生や振動を抑制することができるとともに、障子10を開放する際にも係合を解除するためのハンドル操作を不要にして、ハンドルと装置本体21とを接続しなくてもよいことから、装置本体21を収納する縦框14の寸法(特に、見込み寸法L2)が小さくでき、障子10の薄型化や軽量化を実現することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るドア1Aについて、図6を参照して説明する。本実施形態のドア1Aは、前記第1実施形態の開き戸であるドア1と相違した折れ戸であるものの、建具枠2、障子10A,10Bの大半の部材、閉鎖維持装置20などにおいて部材が共通化されている。以下、相違点を詳しく説明する。
ドア1Aは、互いに折れ曲がり自在に連結される一対の障子10A,10Bを有し、一方の面材である障子10Aにおける戸先側の縦框14が建具枠2に回動自在かつスライド自在に支持され、他方の面材である障子10Bにおける吊り元側の縦框13が建具枠2に軸支された折れ戸であり、縦框13,14の構成は前記第1実施形態と同様である。一対の障子10A,10Bの連結部には、縦框13,14に代えて連結框19が設けられ、これらの連結框19同士が連結部材19Aによって回動自在に連結されている。
すなわち、第1実施形態の開き戸であるドア1と第2実施形態の折れ戸であるドア1Aとで、建具枠2や障子10,10A,10Bの各部材(連結框19を除く)、ピボットヒンジ16、閉鎖維持装置20などの部品、各部の取り付けの納まりなどを共通化することができる。さらに、部品を共通化したことにより、障子10を障子10A,10Bに交換することで、開き戸から折れ戸に開閉形式を変更したり、または逆に折れ戸から開き戸に開閉形式を変更したりすることができる。
例えば、前記実施形態においては、浴室出入り口用のドア1,1Aを例示して説明したが、本発明の建具としては、浴室出入り口用のものに限らず、部屋の入口などに設けられるドアであってもよいし、窓であってもよい。また、前記実施形態では、面材である障子10が回動開閉可能に設けられた開き戸と、一対の面材が折れ曲がって開閉可能に設けられた折れ戸とを例示したが、面材の開閉形式としては、引戸などのようにスライド開閉可能なものであってもよい。
また、前記実施形態では、縦枠6が中空部6Eを有し、この中空部6E内部に第2部材である受け体22が設けられていたが、これに限らず、縦枠6が中空部6Eを有さない場合でも見込み面部6Fの裏側に第2部材が設けられていればよい。
また、前記実施形態では、縦框13,14が円弧状の外側面部134,144を有して形成されていたが、縦框における見付け方向外側の面(非平行面部)としては、円弧状の形態に限らず、適宜な傾斜面を有した多角形状に形成されていてもよいし、R形状の面取りを有して形成されていてもよい。
さらに、面材を回動自在に支持するヒンジ部材としては、吊元側の縦框13の上下端部に設けられたピボットヒンジ16に限らず、吊元側の縦框13と縦枠5とに渡って設けられる丁番であってもよい。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (4)
- 枠体と、この枠体に開閉自在に支持される面材と、この面材の閉鎖状態を維持する閉鎖維持装置とを備えた建具であって、
前記枠体は、アルミ形材製の上枠、下枠および左右の縦枠を有し、前記面材は、前記左右の縦枠の一方と対向して閉じる戸先側の縦框を少なくとも有して構成され、
前記閉鎖維持装置は、前記戸先側の縦框に内蔵される装置本体と、前記一方の縦枠に設けられる受け体とを備え、
前記装置本体は、前記戸先側の縦框から前記受け体に向かって突出した状態から前記戸先側の縦框に内蔵された状態となるまで移動自在であり、磁石を有した移動部を備え、
前記受け体は、前記移動部を磁力により吸引可能に構成され、
前記一方の縦枠は、内部に中空部を有した断面角筒状の縦枠本体を有し、
前記縦枠本体の見付け方向内側の側面は、見込み方向に沿って前記戸先側の縦框と対向可能な見込み面部とされ、
前記受け体は、前記中空部において前記見込み面部の裏側に設けられ、
前記面材の閉鎖状態において、前記移動部および前記受け体が前記見込み面部を介して互いに吸引し合うことで、当該面材の閉鎖状態を維持可能に構成されている建具。 - 前記面材における前記戸先側の縦框と反対側の吊り元側が前記枠体に軸支された開き戸であるか、
または
前記面材が一対で構成されて互いに折れ曲がり自在に連結されるとともに、一方の面材における前記戸先側の縦框が前記枠体に回動自在かつスライド自在に支持され、他方の面材における吊り元側が前記枠体に軸支された折れ戸である請求項1に記載の建具。 - 前記吊り元側の縦框は、その上下端部に設けられたヒンジ部材を介して前記上枠および下枠に回動自在に支持され、前記ヒンジ部材の回動軸は、当該吊り元側の縦框の見込み方向略中央に位置して設けられている請求項2に記載の建具。
- 前記戸先側の縦框における見付け方向外側の面には、前記一方の縦枠の見込み面部と非平行で、かつ前記面材の開放側に向かって当該見込み面部から離れる方向に傾斜した非平行面部が形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
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