JP5457948B2 - 塗布具 - Google Patents
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Description
しかしながら、これらは気密性を確保する為、各種の工夫がされているが、特許文献3のものでは、弁室の逆止弁動作に不具合が生じさせないために攪拌が必要な液を搭載できない問題がある。また、特許文献4のように攪拌可能な液を搭載しても問題無いが、攪拌効率の低減や液タンク内に機構部品があり、液タンクに充填できる液容量を減らさざるをえない問題がある。
軸筒の前端には塗布部を配置し、塗布部の後方で前記軸筒にはノック機構および塗布液を吐出するバルブ機構を配置し、
前記ノック機構は、軸筒外側に押圧部が突出しかつ軸筒内部側に斜面部が形成されたノック部と、軸筒内で前記斜面部と接触する摺動部が形成されて前記軸筒内を軸方向に進退動するスライダーとを備え、
前記バルブ機構は、前記収容部に連通する連通孔が形成されたシリンダーと、このシリンダー内部に摺動可能に配置されたピストンとを備えたものであり、
前記ノック部を軸筒内部側方向に押圧することにより前記斜面部と前記摺動部が摺動して、前記スライダーが後方に移動し、一方、前記ノック部への押圧解除によってスライダーが前方の原位置に向けて復帰するようにし、
前記バルブ機構は、前記スライダーの後方移動に伴ったピストンの後方移動に際して、前記連通孔を介して前記収容部内の圧力が上昇し、前記ピストンが所定位置に至ったときに塗布液が前記収容部内の圧力によって連通孔からピストンの前方に流出し、一方、前記スライダーの前方移動に伴ったピストンの前方移動に際して、ピストン前方の塗布液を塗布部に向けて送り出すようにして、略定量の塗布液を塗布部に吐出させるようにしたことを特徴とする塗布具である。
ピストンの外縁部が前記連通孔に至ったときが、ピストンが所定位置に至ったときであり、このときに連通孔から収容部内の塗布液がピストンの外縁部から前方に回り込んで前記塗布部に向けて送り出されるようにしたことが好適である。
スライダー本体から後側に延びる管部とバルブ機構のシリンダーとの間に、前記シール部材が設けられていることが好適である。
スライダー本体から後側に延びる管部とバルブ機構のシリンダーとの間に、前記シール部材が設けられているものにできる。
〔塗布部12〕
塗布部12には、塗布液が含浸する繊維を束ねた刷毛状態、繊維成形体、連続気泡体、毛細管力の有る塗布液誘導溝を設けた樹脂成形体等、種々のものを用いることができる。
軸筒16は、図2、図6に示すように中央が円筒状の把持部18になり、それよりも前端の先端部16aが段状に細径になっていて外周に雄ネジが形成され、また、後端部16b内部は段状に拡径していて雌ネジが形成されている。
先軸40は、図2に示すように、前記軸筒16の先端部16aの内周開口から突出して塗布部12を覆って前後動可能に設けられている。先軸40は図2、図8に示すように、先細の概略中空コーン形状を呈し、筒状の軸部40a内に前記塗布部12を覆っている。そして後端部周辺に段状に拡径し、スライダー30の外周部に嵌着する嵌着部40bが形成されている。
収容部10は、図2、図6に示すような、その収容部10の先端部10aに形成された雄ネジが軸筒16の後端部16b内に形成された雌ネジに螺合して着脱自在になっている。収容部10は、具体的には、厚さが変わらず幅方向では中太い概略壺状の塗布液タンクである。その他、収容部10は円筒状であってもよい。収容部10内の塗布液は、粘性の有る塗布液(例えば水性インク、油性インク、接着剤)、沈積物の有る塗布液(例えば修正液)等種々に収容できる。
ノック機構20のノック部14は、図5に示すように、前方部が軸中心方向に向けて曲がり中央部に凹みが有る略鞍形形状の板部である上面(軸中心から反対方向面)を押圧するようにした押圧部24と、その押圧部24の下面(軸中心側面)から幅方向両側に対で下方に向けて延びた板状の脚部26b、26bと、その脚部26b、26bの内側面に前後方向に対して前方下がりで下方(軸中心方向)向きの傾斜面の形成された斜面部26a、26aとを有し、全体が前方視で、下開きのコ字形状を呈している。なお、脚部26b、26bの斜面部26a、26aの形成箇所の幅方向内向き面に係止突起26c、26cが突出形成されている。この係止突起26c、26cは、軸筒16の挿通孔16c、16cに脚部26b、26bが挿入状態で進退動するときに係止突起26c、26cが挿通孔16c、16cの内側縁に引っ掛かり、簡単に抜けてしまうのを規制するためのものである。
前記スライダー30は、軸方向に沿って内部中空が塗布液の流通路42aとなる管部42を形成している。前記ピストン36の前部に設けた間隙構造44を経由して連通孔32からピストン36の前方に流出した塗布液を前記流通路42aに流し込み、前記流通路42aを経由して塗布液を塗布部12に向けて吐出して塗布可能にするものである。
図10は、塗布具におけるシール部材(パッキング)46を示す部品図で、(a)は側面図、(b)は前面側図、(c)は斜視図である。
図3は、実施形態の塗布具におけるバルブ機構22を示す部分組立図で、(a)は側面図、(b)は縦断面図、(c)は斜視図である。
10a 先端部
10b 攪拌体
12 塗布部
14 ノック部
16 軸筒
16a 先端部
16b 後端部
16c 挿通孔
16d 平坦部
16e ガイドリブ
18 把持部
20 ノック機構
22 バルブ機構
24 押圧部
26a 斜面部
26b 脚部
26c 係止突起
28 摺動部
30 スライダー
30a スライダーの本体
32 連通孔
34 スプリング受け
34a 前部
34b 後部
34c フランジ
36 ピストン
36a 前部
36a ピストン前部
36b 外縁部
36c 後端部
38 キャップ
38a インナーキャップ
38b スプリング
40 先軸
40a 軸部
40b 嵌着部
40c 切り欠き
42 スライダーの管部
42a 管部の流通路
44 間隙構造
46 シール部材
46a 外縁部
46b 内周部
46c 凹部
48 弁座
48a フランジ
48b 前部
48c 後部
48d 円筒形状部
48e 凸部
50 スプリング
Claims (6)
- 収容部に収容された塗布液を塗布部に向けて吐出するノック部を軸筒の把持部に設けたサイドノック式塗布具において、
軸筒の前端には塗布部を配置し、塗布部の後方で前記軸筒にはノック機構および塗布液を吐出するバルブ機構を配置し、
前記ノック機構は、軸筒外側に押圧部が突出しかつ軸筒内部側に斜面部が形成されたノック部と、軸筒内で前記斜面部と接触する摺動部が形成されて前記軸筒内を軸方向に進退動するスライダーとを備え、
前記バルブ機構は、前記収容部に連通する連通孔が形成されたシリンダーと、このシリンダー内部に摺動可能に配置されたピストンとを備えたものであり、
前記ノック部を軸筒内部側方向に押圧することにより前記斜面部と前記摺動部が摺動して、前記スライダーが後方に移動し、一方、前記ノック部への押圧解除によってスライダーが前方の原位置に向けて復帰するようにし、
前記バルブ機構は、前記スライダーの後方移動に伴ったピストンの後方移動に際して、前記連通孔を介して前記収容部内の圧力が上昇し、前記ピストンが所定位置に至ったときに塗布液が前記収容部内の圧力によって連通孔からピストンの前方に流出し、一方、前記スライダーの前方移動に伴ったピストンの前方移動に際して、ピストン前方の塗布液を塗布部に向けて送り出すようにして、略定量の塗布液を塗布部に吐出させるようにしたことを特徴とする塗布具。 - 前記スライダー内部に軸方向に沿って塗布液の流通路を形成し、かつ、前記ピストンの前部に間隙構造を設けており、この間隙構造を経由して連通孔からピストンの前方に流出した塗布液を前記流通路に流し込み、前記流通路を経由して塗布液を塗布部に向けて吐出して塗布可能になることを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
- 前記バルブ機構は、略筒状のシリンダーの側壁に収容部に連通する連通孔が形成され、ピストンの突出した外縁部がシリンダー内周面に摺接するようにしており、
ピストンの外縁部が前記連通孔に至ったときが、ピストンが所定位置に至ったときであり、このときに連通孔から収容部内の塗布液がピストンの外縁部から前方に回り込んで前記塗布部に向けて送り出されるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載の塗布具。 - スライダーとバルブ機構との間には、樹脂性のシール部材を設けたことを特徴とする請求項1から3のうちの1項に記載の塗布具。
- 前記スライダーには、スライダー本体から軸方向の前後に延びていて、内部が塗布液の流通路である管部が形成され、前側の管部の前端に前記塗布部が設けられ、後側の管部の後端が前記ピストンの前端に当接するように形成されており、
スライダー本体から後側に延びる管部とバルブ機構のシリンダーとの間に、前記シール部材が設けられていることを特徴とする請求項4の記載の塗布具。 - 前記ピストン前部の間隙構造は、ピストンから前方に向けて突出形成されたリブであって、このリブ前端にスライダーの管部後端が当接したときに当該管部後端がピストン前面に密接せずにリブ周辺に間隙を形成するものであることを特徴とする請求項5に記載の塗布具。
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