JP5445547B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G2215/0135Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being vertical

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置では、用紙に転写されたトナー像を用紙が定着部材を通過する際に加熱および加圧して画像を定着している。そして、画像が定着された用紙は、定着部材から分離され、画像形成装置の外部に排出される。
用紙に転写されたトナー像が加熱および加圧されるとき、トナーが溶融して用紙が定着部材に貼り付いてしまうことがある。とくに、用紙が薄い場合や、用紙に付着したトナー量が多い場合などは用紙を定着部材から分離することがより困難となる。用紙が定着部材に貼り付くことを防止するため、画像形成装置は、一般に定着部材から用紙を分離させるための用紙分離手段を有する。たとえば、下記特許文献1には、用紙分離手段として、用紙と定着部材との間に熱風を吹き付ける熱風吹き出し手段が開示されている。
特開2007−94327号公報
しかしながら、上記特許文献1の画像形成装置では、用紙分離手段によって用紙と定着部材との間に空気が一様に吹き付けられるため、用紙または定着部材で反射した空気の逃げ場がなくなり、用紙および定着部材と分離手段との間の空間の圧力が高くなってしまう問題がある。その結果、用紙分離手段によって用紙と定着部材との間に吹き付けられる空気の速度が低下し、用紙が定着部材から正常に分離されない虞がある。一方、吹き付けられる空気の速度を維持するために空気量を増加させると、空気の熱により画像形成装置の他の構成要素に影響を及ぼす虞がある。本発明は、上述した問題を解決するためになされたものである。したがって、本発明の目的は、用紙および定着部材と用紙分離手段との間の空間の圧力が高くなることを抑制する画像形成装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)トナー像が転写された用紙を搬送しつつ当該用紙を加熱および加圧して画像を定着する定着部材と、送風手段と当該送風手段から送り出された空気を前記定着部材のニップ部の用紙出口に向けて噴射する空気噴射手段とを備える用紙分離手段と、を有し、前記空気噴射手段は、前記送風手段から送り出された空気を分流するリブを有し、前記リブは、前記用紙分離手段と前記ニップ部の用紙出口との間の空間の空気を吸引するエア吸引口を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)前記リブは、前記用紙の搬送方向に対して用紙を平面視したとき、左右の少なくともいずれか一方に傾斜していることを特徴とする上記(1)に記載の画像形成装置。
)前記エア吸引口は、前記ニップ部を通過する用紙と対向する、前記リブの一面に形成されることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
)前記エア吸引口は、前記送風手段の吸引口に接続されていることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれか1つに記載の画像形成装置。
)前記用紙分離手段と前記ニップ部の用紙出口との間の空間の空気を前記画像形成装置の外部に排出する通風管をさらに有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
)前記用紙分離手段と前記ニップ部の用紙出口との間の空間と前記送風手段の吸引口を接続する通風管をさらに有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の画像形成装置。
)前記定着部材のニップ部の用紙出口に向けて噴射された空気は、前記ニップ部の用紙出口で反射され前記画像形成装置の外部に排出されるまでの間に前記画像形成装置の画像形成部に沿って流れることを特徴とする上記(1)〜()のいずれか1つに記載の画像形成装置。
本発明の画像形成装置によれば、用紙分離手段によって用紙と定着部材との間に吹き付けられた空気が排出されるまでの流れを作るので、用紙および定着部材と用紙分離手段との間の空間の圧力が高くなることを抑制することができる。その結果、用紙分離手段によって用紙と定着部材との間に吹き付けられる空気の速度が低下することを抑制でき、用紙を定着部材から確実に分離できる。
本発明の第1の実施形態の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 図1に示す定着部を説明するための拡大断面図である。 図2AのB方向に見た定着部のノズルの概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。 図3Aに示す構造のノズルを用いてノズル内の空気速度をシミュレーションした結果を示す速度分布図である。 本発明の第3の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。 図4Aに示す構造のノズルを用いてノズル内の空気速度をシミュレーションした結果を示す速度分布図である。 図4Bのシミュレーションにおける空気の流れを示す図である。 図4CのI−I線に沿って切断した断面における空気の流れを示す図である。 図4CのII−II線に沿って切断した断面における空気の流れを示す図である。 本発明の第4の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを説明するための概略斜視図である。 本発明の第4の実施形態の変形例を説明するための概略斜視図である。 本発明の第5の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Aと同じ方向から見た概略断面図である。 本発明の第5の実施形態の変形例を図2Aと同じ方向から見た概略断面図である。 本発明の第6の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。 本発明の第7の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。
(第1の実施形態)
以下、図1を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は本発明の第1の実施形態の画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。本実施形態の画像形成装置は、用紙分離手段によって用紙と定着部材との間に吹き付けられた空気が排出されるまでの流れを作るものである。なお、本実施形態の画像形成装置は、複写機、プリンター、ファクシミリ、複合機などに適用することができる。以下では、本実施形態の画像形成装置として複写機を例示して説明する。
図1に示すとおり、本実施形態の画像形成装置100は、画像読取部10、画像形成部20、用紙搬送部30、定着部40、給紙部50、および制御部60を有する。なお、以下では、本実施形態の画像形成装置100の主要な構成を中心に説明し、従来の画像形成装置と同様の構成については説明を省略する。
画像読取部10は、原稿の画像を読取り、記憶する。本実施形態では、画像読取部10は、光源11、光学系12、撮像素子13、および画像処理系14を有する。
光源11から照射された光は、読取面15に載置された原稿Pに照射され、その反射光は光学系12のレンズおよび反射鏡を介して、読取り位置に移動した撮像素子13に結像する。撮像素子13は、原稿Pからの反射光の強度に応じて電気信号を生成する。生成された電気信号は、画像処理系14において、アナログ信号からディジタル信号に変換されたのち、補正処理、フィルター処理、画像圧縮処理などが施され、画像データとして画像処理系14のメモリーに記憶される。
画像形成部20は、電子写真プロセスで画像を形成する。本実施形態では、画像形成部20は、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部20Y、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部20M、シアン(C)色の画像を形成する画像形成部20C、黒(K)色の画像を形成する画像形成部20Kを備えている。それぞれ共通する符号20の後には、形成する色をあらわす符号Y、M、C、Kが付されている。
画像形成部20Yは、回転体としての感光体ドラム1Yおよびその周囲に配置された帯電部2Y、光書込部3Y、現像装置4Yおよびドラムクリーナー5Yを有して構成される。感光体ドラム1Yは、ドラムモーターにより所定の速度で回転する。
同様に、画像形成部20Mは、感光体ドラム1Mの周囲に配置された帯電部2M、光書込部3M、現像装置4Mおよびドラムクリーナー5Mを有して構成される。また、画像形成部20Cは、感光体ドラム1Cの周囲に配置された帯電部2C、光書込部3C、現像装置4Cおよびドラムクリーナー5Cを有して構成される。また、画像形成部20Kは、感光体ドラム1Kの周囲に配置された帯電部2K、光書込部3K、現像装置4Kおよびドラムクリーナー5Kを有して構成される。
画像形成部20Y、20M、20C、20Kにおけるそれぞれの感光体ドラム1Y、1M、1C、1K、帯電部2Y、2M、2C、2K、光書込部3Y、3M、3C、3K、現像装置4Y、4M、4C、4Kおよびドラムクリーナー5Y、5M、5C、5Kは、それぞれ共通する内容の構成である。以下、特に区別が必要な場合を除き符号Y、M、C、Kを付さずに表記することがある。
画像形成部20は、画像処理系14のメモリーに記憶されている画像データに基づいて、光書込部3にて画像情報信号を感光体ドラム1に書き込み、感光体ドラム1に画像情報信号に基づく潜像を形成する。そして潜像は現像装置4により現像され、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。
画像形成部20Y、20M、20C、20Kのそれぞれ感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kに、それぞれ、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、黒(K)色の画像が形成される。
中間転写ベルト21は、複数のローラーにより巻回され、走行可能に支持されている。画像形成部20Y、20M、20C、20Kより形成された各色のトナー画像は、走行する中間転写ベルト21上に一次転写部7Y、7M、7C、7Kにより逐次転写されてY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒)の各色層が重畳したカラー画像が形成される。
用紙搬送部30は、用紙Sを搬送する。用紙Sは、給紙部50の給紙トレイ51、52、または53に収容されている。用紙搬送部30は、送り出しローラー31、さばきローラー32、搬送ローラー33、ループローラー(中間ローラー)34、レジストローラー35、排紙ローラー36、および用紙反転部37を備える。
用紙Sは、送り出しローラー31によって給紙トレイ51、52、または53から搬送経路に送り出され、さばきローラー32によって1枚に分離される。1枚に分離された用紙Sは、搬送ローラー33によって搬送経路に沿ってループローラー34およびレジストローラー35を経て2次転写ローラー22に搬送される。
そして、用紙S上に中間転写ベルト21上のカラー画像が転写される。カラー画像が転写された用紙Sは、定着部40にて熱と圧力とを加えることにより用紙S上のトナー像が定着され、排紙ローラー36を経て画像形成装置100の外部に排出される。
なお、用紙Sのトナー像が定着される際に定着部40内の空気の温度が上昇する。定着部40内の空気は、排気ファン46によって定着部40の外部に排出される。本実施形態では、定着部40は画像形成部20に隣接して配置されており、排気ファン46によって排気された空気は画像形成部20に沿って流れ、画像形成装置100の外部に排出される。本実施形態の定着部40の詳細については後述する。
また、画像形成装置100は、用紙反転部37を備えており、定着がなされた用紙Sを定着搬送ローラー45から用紙反転部37に導いて表裏を反転して排出することができる。それにより、用紙Sの両面に画像を形成することができる。
制御部60は、画像読取部10、画像形成部20、用紙搬送部30、定着部40、および給紙部50を制御する。制御部60は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)を有する。CPUは、ROMに記憶されたソフトウェア・プログラムにしたがって、画像読取部10、画像形成部20、用紙搬送部30、定着部40、および給紙部50を制御し、演算結果などをRAMに記憶する。
以下、図2Aを参照して、本実施形態の画像形成装置の定着部をより詳しく説明する。図2Aは図1に示す定着部を説明するための拡大断面図である。
図2Aに示すとおり、本実施形態の画像形成装置100の定着部40は、加熱ローラー41、加圧ローラー42、ファン43、およびノズル44を有する。
加熱ローラー41は、トナー像が転写された用紙Sを搬送しつつ加熱する。加熱ローラー41は、アルミニウム、鉄などで円筒状に形成された芯金にPFA(パーフルオロアルコキシ)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素樹脂を含む離型層を塗布して形成される。また、加熱ローラー41は、たとえばハロゲンヒーターを加熱手段として内蔵する。本実施形態では、加熱ローラー41は矢印で示すように時計回りに回転する。
加圧ローラー42は、トナー像が転写された用紙Sを搬送しつつ加圧する。加圧ローラー42は、ステンレスなどで円筒状に形成された芯金にシリコンゴムの発砲体を含む弾性層と離型層とを塗布して形成される。加圧ローラー42は、図示されていない付勢部材によって付勢されて、加熱ローラー41を下方から加圧する。この際、加圧ローラー42が加熱ローラー41に圧接することによりニップ部Nが形成される。本実施形態では、加圧ローラー42は加熱ローラー41とは反対に反時計回りに回転する。このように加熱ローラー41および加圧ローラー42は、定着部材として機能し、トナー像が転写された用紙Sを搬送しつつ用紙Sを加熱および加圧して画像を定着する。
ファン43は、ファン吸引口43Rから空気を吸引し、ノズル44に向けて所定量の空気を送り出す。本実施形態では、ファン43は送風手段として機能する。ファン43としては、たとえばシロッコファンを使用することができる。本実施形態では、後述するように用紙S、加熱ローラー41、および加圧ローラー42とノズル44との間の空間の圧力が高くなることが抑制されるので、送風手段としてコンプレッサを使用しなくてもファンが送り出す空気量で十分である。ファン43は、制御部60により所定速度で回転するように制御される。
ノズル44は、ニップ部Nに向けて空気を噴射する。本実施形態では、ノズル44は、空気噴射手段としてとして機能する。より具体的には、ノズル44は、ファン43から送り出された空気を加熱ローラー41および加圧ローラー42によって形成されるニップ部Nの用紙出口に向けて噴射する。
ノズル44は、ファン43からの空気を空気取入口44Rから取入れ、空気噴射口44Eから噴射する。本実施形態では、ノズル44の外壁は、ノズル44の断面積が空気取入口44Rから空気噴射口44Eに近づくにつれて小さくなるように形成されている。また、ノズル44の空気噴射口44Eはニップ部Nの用紙出口に向けて配置されている。
このような構成の定着部40にトナー像が転写された用紙Sがニップ部Nに送り込まれる。ニップ部Nに送り込まれた用紙Sは、加熱ローラー41および加圧ローラー42により搬送されつつ画像が定着され、ニップ部Nの用紙出口から定着搬送ローラー45に向けて進出する。一方、ノズル44では、ファン43から送り出された空気(図2Aの白抜き矢印を参照)は、ノズル44内部で圧搾されて速度を上げ、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに向けて噴射される。その結果、加熱ローラー41から用紙Sが分離される。
以下、図2Bを参照して、本実施形態のノズル構造についてより詳しく説明する。図2Bは、図2AのB方向に見た定着部のノズルの概略斜視図である。なお、図2Bでは、ノズルの内部構造を説明する都合上、ノズルの外壁44Wを省略して示している。
図2Bに示すとおり、本実施形態のノズル44は、用紙Sの幅を超える幅を有し、加圧ローラー42に対向して配置され、空気取入口44Rには3つのファン43が連結されている。また、ノズル44は、空気噴射口44Eから用紙搬送方向に沿って3つのファン43まで突出形成された4本の第1リブ441を有する。4本の第1リブ441は、3つのファン43に対応してノズル44の内部を3つの空間443A,443B,443Cに分割する。したがって、ノズル44は3つのファン43のそれぞれについて独立した3つの風路を有する。
さらに、ノズル44は、空気噴射口44Eから用紙搬送方向に沿ってノズル44の内部の所定位置まで突出形成された合計15本の第2リブ442を有する。本実施形態では、第2リブ442同士の間隔は、用紙搬送方向に沿って概ね一定である。したがって、15本の第2リブ442は、3つの空間443A,443B,443Cにおける空気噴射口44Eから上記所定位置までの部分をさらにそれぞれ6つの空間に分割する。
したがって、1つのファン43から送り出された空気は、6つの風路に分流されて空気噴射口44Eから噴射する。図2Bにおいて、3つのファン43から送り出された空気と、空気噴射口44Eから噴射した空気とをそれぞれ白抜きの矢印で示す。このように、本実施形態では、第1および第2リブ441,442でノズル44の内部空間が分割されており、ファン43から送り出された空気がより小さい断面積の空気噴射口44Eから噴射するので、空気の速度は上昇する。
また、本実施形態では、ノズル44とニップ部Nとの間の空間において、第1および第2リブ441,442が形成されている部分の圧力が、第1および第2リブ441,442が形成されていない部分の圧力に比べて低くなる。これは、第1および第2リブ441,442が形成されていない部分、すなわち空気噴射口44Eから空気が噴射して圧力が高くなるためである。
したがって、空気噴射口44Eから噴射した空気は、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに衝突したのち反射してノズル44の第1および第2リブ441,442に向かって進む(図2Bの矢印を参照)。そして、ノズル44の外壁に沿って流れ、定着部40内の空気と混合する。また、反射した一部の空気は、加圧ローラー42の長手方向に沿って流れ、定着部40内の空気と混合する。そして、定着部40内の空気は、排気ファン46により定着部40の外部へ排出される。
以上のとおり、本実施形態の画像形成装置100によれば、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに衝突した空気をノズル44の外壁に沿って移動させ、定着部40の外部へ排出する流れを確保することができる。したがって、用紙S、加熱ローラー41、および加圧ローラー42とノズル44との間の空間の圧力が高くなることを抑制することができる。その結果、用紙Sに衝突する空気の速度が低下することを抑制でき、用紙Sを加熱ローラー41から確実に分離できる。
また、ノズル44の内部を複数の風路に分割することにより、ニップ部Nへ向けて噴射する空気の速度が上昇する。したがって、ファン43が送り出す少ない空気量で用紙Sを分離することができる。その結果、用紙Sに吹き付けられる空気の速度を維持するために空気量を増加させる必要がなく、定着部40で生じた熱を画像形成部20などの他の構成へ飛散させることを抑制することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ノズルの空気噴射口から用紙搬送方向に沿って第1および第2リブが形成される場合について説明した。第2の実施形態では、ノズルの空気噴射口から用紙搬送方向に対して斜め方向に第1および第2リブが形成される場合について説明する。なお、以下では重複する説明を避けるため、第1の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図3Aは、本発明の第2の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。なお、図3Aでは、ノズルの内部構造を説明する都合上、ノズルの外壁44Wを省略して示している。図3Aに示すとおり、本実施形態では、第1および第2リブ441,442は、所定方向にノズル44の空気噴射口44Eからノズル44の内部の所定位置まで形成される。上記所定方向と用紙搬送方向(図3AにおけるY方向)がなす角度をθ〔度〕とすると、θは90〔度〕未満に設定されうる。用紙Sを効果的に分離する観点から、θは40〔度〕以下に設定されることが好ましい。
このような構造のノズル44では、ファン43によって送り出された空気は、ノズル44の内部で速度を上げて空気噴射口44Eから噴射し、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに対して斜めに衝突する。その結果、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sで反射した空気の大部分は、加圧ローラー42の長手方向(図3AにおけるX方向)に沿って図3Aの紙面の右方向に流れ、定着部40内の空気と混合して排気ファン46により定着部40の外部へ排出される。なお、本実施形態では、第1リブ441は合計4本形成され、第2リブ442は合計9本形成される。
〔実施例〕
図3Bは、図3Aに示す構造のノズルを用いてノズル内の空気速度をシミュレーションした結果を示す速度分布図である。図3Bにおいて、空気速度が大きい順に赤色、黄色、緑色、水色、青色、および濃い青色に色分けされており、符号71〜76にそれぞれ対応している。本実施例では、第1および第2リブ441,442の用紙搬送方向に対する角度θを30〔度〕に設定してシミュレーションを行った。
その結果、ノズル44の空気噴射口44E付近において、空気の速度は最大で約50〔m/s〕に達した(図3Bの赤色の部分71を参照)。そして、ニップ部Nの用紙出口において、空気の速度は10〔m/s〕以上となり、ノズル44に第1および第2リブ441,442を形成しない場合と比較して3倍以上速度が上昇した。10〔m/s〕以上の空気速度であれば、用紙Sを加熱ローラー41から確実に分離することができる。
以上のとおり、本実施形態の画像形成装置100によれば、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに衝突した空気を加圧ローラー42の長手方向に沿って移動させ、定着部40の外部へ排出する流れを確保することができる。したがって、加熱ローラー41および加圧ローラー42とノズル44との間の空間の圧力が高くなることを抑制することができる。その結果、用紙Sに衝突する空気の速度が低下することを抑制でき、用紙Sを加熱ローラー41から確実に分離できる。
また、第1および第2リブ441,442により空気の移動方向を定めるので、画像形成装置100内における熱の拡散を抑制できる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、第2リブ同士の間隔が用紙搬送方向について概ね一定である場合について説明した。第3の実施形態では、第2リブ同士の間隔が空気噴射口に近づくにつれて狭くなる場合について説明する。なお、以下では重複する説明を避けるため、第1および第2の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図4Aは、本発明の第3の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。なお、図4Aでは、ノズルの内部構造を説明する都合上、ノズルの外壁44Wを省略して示している。図4Aに示すとおり、本実施形態では、第1リブ441が用紙搬送方向に対して所定角度で形成され、第2リブ442同士の間隔が空気噴射口44Eに近づくにつれて狭くなるように、くさび形状の第2リブ442が形成される。したがって、空気噴射口44Eから噴射する空気をより高速にすることができる。
本実施形態では、ノズル44とニップ部Nとの間の空間において、第1および第2リブ441,442が形成されている部分の圧力が、第1および第2リブ441,442が形成されていない部分の圧力に比べて低くなる。とくに、第2リブ442が形成されている部分の圧力が他の部分に比べて圧力が低くなる。したがって、空気噴射口44Eから噴射した空気は、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに衝突したのち反射してノズル44の第2リブ442に向かって進み、ノズル44の外壁に沿って流れ、定着部40内の空気と混合する。また、反射した一部の空気は、加圧ローラー42の長手方向に沿って流れ、定着部40内の空気と混合する。そして、定着部40内の空気は、排気ファン46により定着部40の外部へ排出される。
〔実施例〕
図4Bは、図4Aに示す構造のノズルを用いてノズル内の空気速度をシミュレーションした結果を示す速度分布図である。図4Bにおいて、空気速度が大きい順に赤色、黄色、緑色、水色、青色、および濃い青色に色分けされており、符号81〜86にそれぞれ対応している。本実施例では、第1および第2リブ441,442の用紙搬送方向に対する角度を12〔度〕に設定してシミュレーションを行った。その結果、ノズル44の空気噴射口44E付近において、空気の速度は最大で約50〔m/s〕に達した。そして、ニップ部Nの用紙出口において、空気の速度は10〔m/s〕以上となった。
図4Cは、図4Bのシミュレーションにおける空気の流れを示す図である。図4Bにおいて、空気の流れは、空気速度が大きい順に赤色、黄色、緑色、水色、青色、および濃い青色に色分けされた線で示されている。
図4Cに示すとおり、空気噴射口44Eから噴射された空気は、ニップ部Nの用紙出口に衝突したのち反射してノズル44の第2リブ442に戻る流れを作った(図4Cの矢印を参照)。
図4Dは図4CのI−I線に沿って切断した断面における空気の流れを示す図であり、図4Eは図4CのII−II線に沿って切断した断面における空気の流れを示す図である。図4Dおよび図4Eにおいて、空気の流れは、空気速度が大きい順に赤色、黄色、緑色、水色、青色、および濃い青色に色分けされた線で示されている。
図4Dおよび図4Eに示すとおり、空気噴射口44Eから噴射された空気は、ニップ部Nの用紙出口に衝突したのち反射してノズル44の第2リブ442に戻る流れを作った。なお、本実施例では、ノズル44の第2リブ442に戻る空気は、大気圧へ開放されるものとしてシミュレーションを行った。
以上のとおり、本実施形態は、第1および第2の実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
本実施形態の画像形成装置100によれば、第2リブ442同士の間隔が空気噴射口44Eに近づくにつれて狭くなるように第2リブ442が形成されるので、空気噴射口44Eから噴射する空気をより高速にすることができる。また、ニップ部Nの用紙出口で反射した空気がノズル44の第2リブ442に戻る流れを確保できる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、ニップ部の用紙出口で反射した空気がノズルの外壁に沿って流れ、定着部内の空気と混合し、定着部の外部へ排出される場合について説明した。第4の実施形態では、ニップ部の用紙出口で反射した空気が第2リブの先端に形成されたエア吸引口を通じて定着部の外部へ排出される場合について説明する。なお、以下では重複する説明を避けるため、第1の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図5Aは本発明の第4の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを説明するための概略斜視図であり、図5Bは本発明の第4の実施形態の変形例を説明するための概略斜視図である。図5Aに示すとおり、本実施形態では、第2リブ442の先端にエア吸引口442Sが形成され、エア吸引口442Sはノズル44に形成されたエア排気口442Eと連通している。そして、エア排気口442Eは、図示しない通風管を介して定着部40の外部と連通している。このような構造のノズル44では、エア吸引口442Sとニップ部Nとの間の空間から定着部40の外部へエア吸引口442Sおよび空気噴射口44Eを通じて空気が流れる。
〔変形例〕
上述の例では、ニップ部Nの用紙出口で反射した空気が第2リブ442の先端に形成されたエア吸引口442Sを通じて定着部40の外部へ排出される場合について説明した。本変形例では、ニップ部Nの用紙出口で反射した空気が第2リブ442の用紙対向面に形成されたエア吸引口442Sを通じて定着部40の外部へ排出される場合について説明する。
図5Bに示すとおり、本実施形態では、ニップ部Nを通過する用紙Sと対向する、第2リブ442の一面にエア吸引口442Sが形成され、エア吸引口442Sはノズル44に形成されたエア排気口442Eと連通している。そして、エア排気口442Eは、図示しない通風管を介して定着部40の外部と連通している。その結果、エア吸引口442Sとニップ部Nとの間の空間から定着部40の外部へエア吸引口442Sおよびエア排気口442Eを通じて空気が流れる。
以上のとおり、本実施形態は、第1の実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
本実施形態の画像形成装置100によれば、第2リブ422に形成されたエア吸引口442Sを通じてエア吸引口442Sとニップ部Nとの間の空間の空気を吸引し、通風管を介して定着部40の外部へ排出する。したがって、ニップ部Nの用紙出口で反射した空気を効率よく排出することができる。その結果、用紙Sが暴れることを抑制でき、定着装置40の用紙分離性能が向上する。
(第5の実施形態)
第4の実施形態では、エア吸引口とニップ部との間の空間の空気を第2リブの先端または用紙対向面に形成されたエア吸引口で吸引し、通風管を介して定着部の外部に排出する場合について説明した。第5の実施形態では、第2リブに形成されたエア吸引口で吸引した空気をファンで吸引し、再びノズルに空気を送り出す場合について説明する。なお、以下では重複する説明を避けるため、第4の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図6Aは本発明の第5の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Aと同じ方向から見た概略断面図であり、図6Bは本発明の第5の実施形態の変形例を図2Aと同じ方向から見た概略断面図である。
図6Aに示すとおり、本実施形態では、第2リブ442の先端にエア吸引口442Sが形成され、エア吸引口442Sはノズル44に形成されたエア排気口442Eと連通している。また、エア排気口442Eは、ノズル44に空気を送り出すためのファン43のファン吸引口43Rに通風管47を介して接続されている。その結果、エア吸引口44Sとニップ部Nとの間の空間の空気がエア吸引口442Sを通じてファン43によって吸引される。吸引された空気は、再びノズル44に送り出される。
〔変形例〕
図6Bに示すとおり、本変形例では、第2リブ442の用紙対向面にエア吸引口442Sが形成され、エア吸引口442Sはノズル44に形成されたエア排気口442Eと連通している。また、エア排気口442Eは、ノズル44に空気を送り出すためのファン43のファン吸引口43Rに通風管47を介して接続されている。その結果、エア吸引口44Sとニップ部Nとの間の空間の空気がエア吸引口442Sを通じてファン43によって吸引される。吸引された空気は、再びノズル44に送り出される。
以上のとおり、本実施形態は、第4の実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
本実施形態の画像形成装置100によれば、加熱ローラー41によって加熱された空気を用紙分離用の空気として使用するので、用紙分離する際にノズル44が噴射する空気が用紙Sから熱を奪うことを低減できる。したがって、用紙Sに定着された画像に光沢ムラが生じることを防止できる。その結果、定着装置40内に空気を加熱する手段を設ける必要がないので、定着装置40のエネルギー効率が向上する。
(第6の実施形態)
第2の実施形態では、ニップ部の用紙出口で反射した空気が加圧ローラーの長手方向に沿って流れ、定着部内の空気と混合して定着部の外部へ排出される場合について説明した。第6の実施形態では、ニップ部の用紙出口で反射した空気が加圧ローラーの長手方向に沿って流れ、通風管を通じて画像形成装置の外部へ排出される場合について説明する。なお、以下では重複する説明を避けるため、第2の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図7は、本発明の第6の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。なお、図7では、ノズルの内部構造を説明する都合上、ノズルの外壁44Wを省略して示している。図7に示すとおり、本実施形態の定着部40は、ノズル44とニップ部Nとの間の空間と、画像形成装置100の外部との間を連結する通風管48を有する。
ファン43によって送り出された空気は、ノズル44の内部で速度を上げて空気噴射口44Eから噴射し、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに対して斜めに衝突する。その結果、ニップ部Nの用紙出口で反射した空気の大部分は、加圧ローラー42の長手方向に沿って図7の紙面の右方向に流れ、通風管48を通じて画像形成装置100の外部に排出される。なお、通風管48の連結先は、画像形成装置100の外部に限定されず、画像形成装置100内の熱の影響を受けない領域でもよい。
以上のとおり、本実施形態は、第2の実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
本実施形態の画像形成装置100によれば、ニップ部Nの用紙出口で反射した空気を排出する方向が定められるので、画像形成装置100内で熱を拡散させずに空気を効率よく排出することができる。
(第7の実施形態)
第2の実施形態では、ニップ部の用紙出口で反射した空気が加圧ローラーの長手方向に沿って流れ、定着部内の空気と混合して定着部の外部へ排出される場合について説明した。第7の実施形態では、ニップ部の用紙出口で反射した空気が加圧ローラーの長手方向に沿って流れ、ノズルに空気を送り出すファンのファン吸引口に通風管を通じて吸引される場合について説明する。なお、以下では重複する説明を避けるため、第2の実施形態と同じ構成については説明を省略する。
図8は、本発明の第7の実施形態における画像形成装置の定着部のノズルを図2Bと同じ方向から見た概略平面図である。なお、図8では、ノズルの内部構造を説明する都合上、ノズルの外壁44Wを省略して示している。また、ここでは説明の便宜上、ノズル44の内部を第1および第2の領域91,92に分割することを想定する。図8に示すとおり、本実施形態では、2つのファン43は第1および第2の領域91,92に空気を送り出す。第1の領域91では、第1および第2リブ441,442が第1の方向にノズル44の空気噴射口44Eからノズル44の内部の所定位置まで形成される。一方、第2の領域92では、第1および第2リブ441,442が第2の方向にノズル44の空気噴射口44Eからノズル44の内部の所定位置まで形成される。
第1の方向と用紙搬送方向(図8におけるY方向)とのなす角度θ1〔度〕と、第2の方向と用紙搬送方向とのなす角度θ2〔度〕とは、90〔度〕未満に設定されうる。用紙Sを効果的に分離する観点から、θ1およびθ2は40〔度〕以下に設定されることが好ましい。
また、本実施形態では、ノズル44とニップ部Nとの間の空間とノズル44に空気を送り出すファン43のファン吸引口43Rとを連結する通風管49が第1および第2の領域91,92のそれぞれに対応して設けられている。
このような構造のノズル44では、ファン43によって送り出された空気は、ノズル44の内部で速度を上げて空気噴射口44Eから噴射し、ニップ部Nの用紙出口の用紙Sに対して斜めに衝突する。その結果、ニップ部Nの用紙出口で反射した空気の大部分は、加圧ローラー42の長手方向に沿って図8の紙面の右方向および左方向に流れ、通風管49を通じてファン43に吸引される。ファン43によって吸引された空気は、再びノズル44の内部で速度を上げて空気噴射口44Eから噴射する。
以上のとおり、本実施形態は、第2の実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。
本実施形態の画像形成装置100によれば、加熱ローラー41によって加熱された空気を用紙分離用の空気として使用するので、用紙分離する際にノズル44が噴射する空気が用紙Sから熱を奪うことを低減できる。したがって、用紙Sに定着された画像に光沢ムラが生じることを防止できる。その結果、定着装置40内に空気を加熱する手段を設ける必要がないので、定着装置40のエネルギー効率が向上する。
以上のとおり、実施形態において、本発明の画像形成装置を説明した。しかしながら、本発明は、その技術思想の範囲内において当業者が適宜に追加、変形、および省略することができることはいうまでもない。
たとえば、第1〜第7の実施形態では、ノズルに空気を送り出すファンを2つまたは3つ用いる場合を説明した。しかしながら、ファンの数は1つまたは4つ以上用いることもできる。また、第1および第2リブの数は、ファンの数を勘案して適宜決めることができる。
また、第1〜第7の実施形態では、ノズルの幅は用紙の幅を超える大きさの場合を説明した。しかしながら、ノズルの幅は用紙の幅と同じか用紙の幅よりも小さくすることもできる。
N ニップ部、
P 原稿、
S 用紙、
10 画像読取部、
20 画像形成部、
30 用紙搬送部、
40 定着部、
41 加熱ローラー、
42 加圧ローラー、
43 ファン、
43R ファン吸引口、
44 ノズル、
44E 空気噴射口、
441 第1リブ、
442 第2リブ、
442S エア吸引口、
442E エア排気口、
45 定着搬送ローラー、
46 排気ファン、
47,48,49 通風管、
50 給紙部、
60 制御部、
100 画像形成装置。

Claims (7)

  1. トナー像が転写された用紙を搬送しつつ当該用紙を加熱および加圧して画像を定着する定着部材と、
    送風手段と当該送風手段から送り出された空気を前記定着部材のニップ部の用紙出口に向けて噴射する空気噴射手段とを備える用紙分離手段と、を有し、
    前記空気噴射手段は、前記送風手段から送り出された空気を分流するリブを有し、
    前記リブは、前記用紙分離手段と前記ニップ部の用紙出口との間の空間の空気を吸引するエア吸引口を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記リブは、前記用紙の搬送方向に対して用紙を平面視したとき、左右の少なくともいずれか一方に傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記エア吸引口は、前記ニップ部を通過する用紙と対向する、前記リブの一面に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記エア吸引口は、前記送風手段の吸引口に接続されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記用紙分離手段と前記ニップ部の用紙出口との間の空間の空気を前記画像形成装置の外部に排出する通風管をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記用紙分離手段と前記ニップ部の用紙出口との間の空間と前記送風手段の吸引口を接続する通風管をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部材のニップ部の用紙出口に向けて噴射された空気は、前記ニップ部の用紙出口で反射され前記画像形成装置の外部に排出されるまでの間に前記画像形成装置の画像形成部に沿って流れることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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