JP5454245B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着部材と加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体に形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を用紙上に転写し、この後、用紙上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
このようにトナー像を定着する定着装置として、加熱手段としてハロゲンヒータ等を内蔵した定着ローラ(定着部材)と、定着ローラを加圧する加圧ローラ(加圧部材)とによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置があり、このような定着装置は構成が簡便であるため、広く利用されている。
また、無端状の定着ベルト(定着部材)を、ハロゲンヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとに張架すると共に、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラを有し、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト定着方式の定着装置があり、このような定着装置は定着ベルトの熱容量が小さいので、ウオーミングアップタイムが短縮し、省エネになるという利点を有している。
ここで、用紙上のトナー像のトナーはニップ部を通過する際に加熱されるので、トナーが粘着力を有し、ニップ部を通過した用紙が定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付いて剥離せず、ジャムを発生させる恐れがある。特に用紙として、斤量の小さい紙(薄紙)、しかも斤量の小さい印刷用コート紙を用いたときは、剥離性能がより低下する。
一方、画像形成装置は高速化が進み、充分な長さのニップ幅を確保するために定着ローラを大きくすると、これによってもニップ部出口でのローラ曲率が小さくなるため、剥離性能が低下する。
定着部材から用紙を剥離し易くするため、定着部材の表層に離型性の高い耐熱樹脂を用いたり、シリコンオイルなどの離型剤を塗布したり、トナー中に加熱によって溶融し離型剤として機能するワックスを含有させたり、様々な対策が取られている。しかし、前述したコート紙への画像形成や、カラー画像を形成するために複数色のトナーを重ねるためにトナー量が増え、これによるトナー接着力の増大など、剥離性能を低下させる要因が増えており、用紙を剥離する剥離手段が必須となっている。
剥離手段としては、ニップ部に対する用紙の排紙側に離型性の良いフッ素樹脂をコーティングした剥離爪を設け、その先端部を定着ローラ若しくは定着ベルトの外表面に当接させ、用紙を定着ローラ等より剥離させる方法がある。
ところが、剥離爪の先端部が定着ローラ等の表面に当接しているので、定着ローラ等の表面を被覆するフッ素樹脂等から形成された表層に擦り傷が付き、画像にも傷が転写されてしまうという問題がある。特に、カラー画像の場合には光沢画像が要求されるために顕著に顕れる傾向がある。
このような問題に対処するために、ニップ部の出口側に空気を吹き付けて用紙を定着ローラ等より剥離させる技術が開発されている。
定着した用紙が定着ローラ(定着ベルト)に付着しないように空気を吹き付けて用紙を定着ローラより剥離させる場合には、吹き付けた空気を受ける部分の面積による影響がある。用紙の先端付近にトナー画像がなく、接着力が生じない領域が広い場合は、紙自身の“こし”や自重によって、用紙の先端が剥離し、剥離した領域で空気を受けるため、大きな剥離力を与えることができる。しかし、用紙の先端付近まで画像があると、用紙は定着ローラ等の外周接線方向に沿って搬送されるため、用紙の先端と定着ローラ等の外周との間に生じる隙間はごく小さい。例えば、外径90mm、用紙の先端余白3mmの場合、その隙間は0.1mmにすぎない。この隙間に空気を吹き込み、紙先端を浮かせるには、強い風速の空気、換言すれば高圧の空気をニップ部に吹き付ける必要があり、このためにはコンプレッサー等の圧縮機で高圧に生成した圧縮空気が望ましい。
この一例として、コンプレッサーにより生成された圧縮空気を二つのエアーボックスに貯溜し、エアーボックスに接続された二つの電磁弁を交互に開閉して圧縮空気を吐出することにより、高速複写機に対応させた用紙剥離装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、ソフトローラの円周方向にエアを吹き付ける複数のエアバックマニュホールドを配置し、一つ目のエアの吹き付けで用紙の剥離ができないときは、二つ目のエアの吹き付けで用紙の剥離を行うといったようにして、用紙を必ず剥離できるようにした用紙剥離装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
また、コンプレッサーから生成された圧縮空気を二つの電磁弁で吐出させ、用紙の先端部がニップ部を通過したときは高圧の圧縮空気を吐出し、その後は低圧の圧縮空気を吐出する定着装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。
ここで、ニップ部を通過した用紙が剥離せずに定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付く現象は用紙の先端部だけに生ずるのではなく、先端部以降でも生ずる。また、用紙の先端部を排紙ローラで引き出しても、巻き付いた部分に剥離ムラが生ずる。従って、ニップ部の出口側に空気を吹き付けて用紙を定着ローラ等より剥離させる構成にする場合は、連続して空気を吹き付ける必要がある。
しかしながら、連続して吹き付けられた空気は、用紙を定着ローラ等から剥離した後、ニップ部で跳ね返り、渦等の乱流を作り出す。この乱流は、用紙をばたつかせ、用紙の搬送を乱すことがある。特に、剛性の低い、坪量の低い薄い用紙はこのような乱流の影響を受けやすく、ジャム等の搬送上のトラブル発生の原因ともなる。また、加熱部材の周面に触れ高温となった空気が適当に画像形成装置の内部に拡散することから現像剤の温度上昇や感光体のクリーニング不良をもたらすこともある。
上記特許文献1〜3では、これに対しての対応は図られていない。
これに対し、圧縮空気を定着部材の周面に沿って両端に向かうように吐出し用紙を剥離する圧縮空気吐出部材を備えた定着装置が提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特開昭60−256180号公報 特開昭61−62087号公報 特開2007−86132号公報 特開2007−206153号公報
特許文献4は、吐出する圧縮空気の方向を進行する用紙の中心部から両端部に向けることにより吐出空気の乱流化を抑制するとともに吐出空気の定着部材近傍での滞留を防止することによって、定着部材から剥離した用紙の搬送を安定化するものである。
しかしながら、圧縮空気を連続して吹き付けるようにすると、0.01m/sに近い圧縮空気が必要になる。圧縮空気を生成するには大きなエネルギーが必要なため、この風量の圧縮空気を生成するには、5〜10Kwといった大電力のコンプレッサーが必要になり、コンプレッサーやエアタンク等からなる装置の大きさは1m程度の大型なものになる恐れがある。
この大型なものになるという恐れは、特許文献1〜3についても同じことがいえる。
また、コンプレッサーに対し、送風機(以下、ファンという)、例えば遠心ファン、軸流ファン等は、コンパクト且つ低電力で大きな風量を得ることができる。しかしながら、圧力の上限(数百Pa)が低く、表面平滑度が高くこしの小さい低斤量コート紙の場合、数mmの先端余白では剥離性能が確保できなかった。
しかしながら、用紙先端を剥離した後は、ファンによる空気の吹き付けでも、用紙の剥離は可能である。従って、コンプレッサーとファンを組み合わせ、用紙先端の剥離はコンプレッサーによる圧縮空気の吹きつけで行い、先端剥離後はファンによる空気の吹きつけで用紙の剥離を行うことが可能である。また、コンプレッサーとファンによる吹きつけを併用することもできる。このように、コンプレッサーとファンを組み合わせることにより、コンプレッサーを小型で停電力とすることができる。
このようにファンを用いた剥離の場合、前述のようにファンから吐出される空気は低圧力であるため、剥離を効果的に行うには、空気の吹き付けを定着ローラ等に対し用紙の幅方向に直角方向とすることが好ましい。
しかし、このようにファンにより直角方向に連続的に空気を吹き付けると、前述のように吹き付けられた空気は、用紙を定着部材から剥離した後、ニップ部で跳ね返り渦等の乱流を作り出し用紙をばたつかせ、用紙の搬送を乱す。このばたつきは、ジャム等の搬送上のトラブル発生の原因ともなる。
本発明は上記状況に鑑みなされたものであり、用紙を定着部材から剥離するために吹き付ける空気により生じる用紙のばたつきを抑制することができ、これにより安定した用紙の搬送を行うことのできる定着装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成により達成される。
1.加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口に向けて開口した吐出口を備え、前記吐出口から吐出された空気により用紙を定着部材から剥離する送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口に向けて空気を吐出する送風手段とを備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
前記用紙の搬送路の上面に、前記用紙出口に向けて開口した吸い込み口を備え前記用紙出口に向けて吐出された空気を前記吸い込み口より吸い込み排気する、前記搬送路とは隔壁部材で隔離して形成された排気流路を有することを特徴とする定着装置。
2.加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口近傍に向けて開口した吐出口を備えた送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口近傍へ空気を吐出する送風手段とを備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
前記用紙の搬送路の上面に、前記用紙出口近傍に吸い込み口を備え前記用紙出口近傍に吐出された空気を前記吸い込み口より吸い込み排気する、前記搬送路とは隔壁部材で隔離して形成された排気流路を有し、
前記吸い込み口は、前記ニップ部の長手方向に断続して設けられていることを特徴とする定着装置。
3.加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口近傍に向けて開口した吐出口を備えた送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口近傍へ空気を吐出する送風手段とを備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
前記用紙の搬送路の上面に、前記用紙出口近傍に吸い込み口を備え前記用紙出口近傍に吐出された空気を前記吸い込み口より吸い込み排気する、前記搬送路とは隔壁部材で隔離して形成された排気流路を有し、
前記排気流路の前記ニップ部の長手方向両側端部に設けられ、前記排気流路を構成する排気側壁部材は、その一部が前記吐出口及び前記吸い込み口よりも、前記ニップ部近傍まで延伸し、
前記排気側壁部材と平行で、定形用紙サイズ幅に対応した位置に前記吐出口及び前記吸い込み口よりも前記ニップ部近傍まで延伸した中間側壁部材を設けたことを特徴とする定着装置。
4.前記吸い込み口は、前記ニップ部の長手方向に連続的に設けられていることを特徴とする前記1から3に記載の定着装置。
5.前記吸い込み口は、前記ニップ部の長手方向に断続して設けられていることを特徴とする前記1又は3に記載の定着装置。
6.前記排気流路は、前記吸い込み口と排気口を備えた排気ダクトで形成され、前記隔壁部材は前記排気ダクトの一部を構成していることを特徴とする前記1から5の何れか1項に記載の定着装置。
7.前記排気口と前記送風手段の吸気口とが連結されていることを特徴とする前記6に記載の定着装置。
8.前記送風手段は、空気の吸気方向と吐出方向とが垂直な遠心送風機であることを特徴とする前記1から7の何れか1項に記載の定着装置。
9.排気手段を備え、前記排気手段の吸気口と前記排気口とが連結されていることを特徴とする前記6に記載の定着装置。
10.前記排気流路は、少なくとも前記ニップ部の長手方向中心部に設けられていることを特徴とする前記1から9の何れか1項に記載の定着装置。
11.前記排気流路の前記吸い込み口の面積は、前記送風ダクトの前記吐出口の面積より大きいことを特徴とする前記1から10の何れか1項に記載の定着装置。
12.前記排気流路の前記ニップ部の長手方向両側端部に設けられ、前記排気流路を構成する排気側壁部材は、その一部が前記吐出口及び前記吸い込み口よりも、前記ニップ部近傍まで延伸していることを特徴とする前記1又は2に記載の定着装置。
13.前記排気側壁部材と平行で、定形用紙サイズ幅に対応した位置に前記吐出口及び前記吸い込み口よりも前記ニップ部近傍まで延伸した中間側壁部材を設けたことを特徴とする前記12に記載の定着装置。
14.前記1から13の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
上記のように、隔壁部材を用い、用紙の搬送路と用紙を剥離した空気の排気流路を分離することで、用紙Pが排気空気で「ばたつく」ことを抑制することができ、安定した用紙の搬送を行うことができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す構成図である。 本発明に掛かる定着装置の一例を示す断面図である。 実施例1を示す図である。 吐出口近傍の拡大図である。 実施例1の下面図である。 エアノズル及びその関連の構成の例を示す斜視図である。 本発明と従来例とを用いた実験結果を示す図である。 実施例2を示す図である。 実施例2の下面図である。 実施例3を示す図である。 実施例4を示す図である。 実施例5を示す図である。 実施例5の上面図である。 実施例5の概略寸法を示す。 実施例6の上面図である。 実施例7を示す図である。 実施例8を示す図である。 実施例8の上面図である。 実施例9を示す図である。 実施例9の上面図である。
以下に本発明に関する実施の形態を、図を参照して説明する。
先ず、本発明に係る画像形成装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送手段及び定着装置8等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段7Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段7Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段7Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段7Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着部材からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着部材である定着ベルト81と加圧部材である加圧ローラ84との間に形成されたニップ部で用紙Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写手段6Y,6M,6C,6Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された用紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D,レジストローラ23等を経て、転写手段6Aに搬送され、用紙Pにカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された用紙Pは定着装置8において加熱・加圧され、用紙Pのカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25に載置される。
一方、転写手段6Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率剥離した中間転写ベルト5は、クリーニング手段7Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写ベルトを用いても用いなくてもよい。
また定着装置8は、定着部材に加熱手段を備えたローラを用いた熱ローラ定着方式としてもよい。
次に、本発明に係る定着装置8について、図を参照して説明する。
図2は、本発明に係る定着装置(ベルト定着装置)の一例を示す断面図である。なお、A4サイズの用紙Pに100枚/分で画像形成動作を行う場合を例にして説明する。
定着ベルト81(定着部材)は、無端状に形成され、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A15°)で被覆し、更に、厚さ30μmの耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のチューブで被覆している。外径寸法は例えば168mmである。他の構成として、基体にニッケル電鋳など金属基体を用いたり、弾性層にフッ素ゴムを用いたり、表面離型層にPFAやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素樹脂コーティング層を用いたりしてもよい。
加熱ローラ82は、定着ベルト81を加熱する加熱手段としてのハロゲンヒータ82Aを内蔵し、例えば、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金82Bの外周面を、厚さ30μmのPTFEでコーティングした樹脂層82Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。なお、ハロゲンヒータ82Aは異なった紙幅に対応するために例えば1200Wのもの2本、750Wのもの2本、500Wのもの1本より構成され、用紙の異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置してある。
定着ローラ83は、鉄等の金属から形成された中実の芯金83Aを、弾性層83Bとして厚さ17mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmの低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層83Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。
加圧ローラ84(加圧部材)は、画像出力装置への電源投入直後の昇温時間を短縮するためハロゲンヒータ84Aを内蔵し、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金84Bの外周面を、弾性層84Cとして厚さ2mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層84Dで被覆している。外径寸法は90mmである。なお、ハロゲンヒータ84Aは例えば700Wである。
そして、付勢手段(不図示)により、加圧ローラ84が定着ベルト81を介して定着ローラ83を押圧している。
以上の構成において、駆動手段(不図示)によって加圧ローラ84を反時計方向に回転させると、定着ベルト81及び加熱ローラ82は時計方向に回転し、定着ローラ83も時計方向に回転する。なお、定着ローラ83を駆動してもよい。また、定着ベルト81は当接する加熱ローラ82を介してハロゲンヒータ82Aにより加熱され、加圧ローラ84もハロゲンヒータ84Aによって加熱される。そして、付勢手段によって加圧ローラ84が定着ローラ83の方向に付勢されているので、定着ローラ83に巻回された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部Nで、給紙された用紙Pが加熱・加圧され、用紙P上のトナー像が定着される。
なお、定着条件は例えば下記の通りである。
定着荷重:2000N
定着ベルト張力:250N
定着ベルト制御温度:160〜200℃
加圧ローラ制御温度:80〜120℃
用紙搬送速度:500mm/s
また、定着ベルト81を加熱する加熱手段として、どのような加熱手段を用いてもよく、例えば励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。また、加熱手段を設ける位置は、必ずしも加熱ローラ82の中に限定するものではない。
また、定着ベルト81に張力を付与するテンションローラを設けたり、ベルトの蛇行を制御する寄り制御ローラを設けたりしてもよい。
以上のような定着装置8において、定着された用紙Pがニップ部Nから排紙された後に定着ベルト81に付着して巻き付くとジャムが発生する恐れがあるため、用紙Pを定着ベルト81から確実に剥離させる必要がある。
そこで、本発明に係る定着装置8においては、ニップ部Nの出口側に空気を吹き付けて用紙を定着ベルト81より剥離させる剥離手段を用いている。
次に、この剥離手段について説明する。
<実施例1>
図3は、図2に示すベルト定着装置8の剥離手段近傍の拡大図であり、実施例1を示す図である。図4は、吐出口121a近傍の拡大図である。また、図5は図2矢印Y1方向から見た下面図である。
前記剥離手段は、ニップ部Nの用紙出口側近傍にエアノズル111(第1の吹付手段)と送風ダクト121(第2の吹付手段)を備えている。
エアノズル111はコンプレッサーで圧縮されて生成された圧縮空気を吐出するものであって、ニップ部Nを通過した直後の用紙Pの先端部近傍に対して短時間吹き付け、用紙Pの先端部を定着ベルト81から剥離させる。
エアノズル111は、先端部がニップ部N出口から25mmの距離に、且つノズルの延長線がニップ部N出口から回転方向へ略10mmの定着ベルト81の外周面となるように配置される。即ち、エアノズル111から吐出された空気の吹き付け位置がニップ部N出口から回転方向へ10mmの定着ベルト81の外周面となるように配置される。
図6は、エアノズル111及びその関連の構成の例を示す斜視図である。
図6において、用紙Pの幅方向(ニップ部N長手方向)に5個のエアノズル111が配設されており、各エアノズル111には口径0.8mmのノズル孔111aが2.5mmピッチで26個設けられている。従って、ノズル孔111aの総数は5個のエアノズル111で130個になる。
5個のエアノズル111はそれぞれ5本のパイプ112で2個の配管部113に接続され、2個の配管部113は電磁弁114にそれぞれ連通している。電磁弁114から先は形状を図示していないが、エアタンクに接続されて統合され、エアタンクはコンプレッサーに接続されている。
なお、電磁弁114は直動型であって、容量0.002m/s(100kPa)で応答速度は20msである。エアタンクの容量は0.05mである。また、コンプレッサー116はレシプロ・オイルフリー型であって、電力は0.75Kw、静圧は0.8MPa、風量は0.00125m/sである。
送風ダクト121は、ニップ部Nの用紙出口側近傍に向けて開口した吐出口121aと、送風手段であるファン123の吐出口123aに接続される開口部121cを有する。
送風ダクト121は、吐出口121aがニップ部N出口から25mmの距離に、且つ空気の吹き付け位置がニップ部N出口から回転方向へ略10mmの定着ベルト81の外周面となるように配置される。
ファン123は、送風ダクト121を介し、吐出口121aからニップ部Nの用紙出口近傍に向けて連続的に空気を吐出し、先端部が剥離された用紙Pに吹き付け、用紙Pが定着ベルト81に付着しないようにする。
ファン123は、空気の吸気方向と吐出方向とが垂直な遠心送風機、例えばシロッコファン等が小型・軽量・低コスト等から好ましいが、これに限定されるものではない。
ファン123は、例えば97mm×33mmのシロッコファンで、電力は39W、静圧は1280Paである。
実施例1(図2〜図5)では、ファン123を4つ用いている。また、ファン123は、その吸気口123bが下方向に向くように配置されている。送風ダクト121の吐出口121aは用紙Pの幅方向に300mm、断面高さ方向(図4、S1)に1.6mmの開口を有する。また、4つのファンの各吐出口が接続する4つの開口部121cを有する。
上記では、送風ダクト121は、4つのファン123が1つの送風ダクト121に接続する一体型としたが、1つのファン123が1つの送風ダクト121に接続する分割型とし、4つの送風ダクトで構成してもよい。分割型では、用紙Pの幅方向に約75mm、用紙厚さ方向に1.6mmの開口の吐出口121aを有する4つの送風ダクト121が用紙Pの幅方向に連続して配設される。
画像形成動作において、レジストローラ23(図1参照)から用紙Pが送り出されると同時に、ファン123に通電し、送風ダクト121より剥離を補助するための送風を行う。ニップN出口近傍では、およそ風速20m/sの空気流を画像面側から、非画像面側に形成している。
エアノズル111には、電磁弁114を介して、コンプレッサーから圧縮空気が供給される。電磁弁114は通常閉状態にある。用紙Pの先端がニップ部Nから出てくるのに合わせて、電磁弁114に開信号を送り開状態に切り替える。切り替えタイミングは、二次転写前の用紙Pの供給信号(レジストローラ23への用紙供給信号)から算出する。ニップ部Nの前に、用紙先端検出手段を設置しても良い。
電磁弁114は約20msで開状態になるため、用紙先端がニップ部から10mm程度出たときに最大流量に達する。本実施例では、剥離に必要な圧力の2〜3倍の圧力で給気しているため、用紙Pはエアノズル111からの吐出空気が最大流量に達する前に、すなわちニップ部Nからの巻付き量が、10mmに達する前に分離し始める。
実験によって、本実施例構成においては、用紙P先端が5〜10mm定着ベルトから剥離すれば、風速20m/s程度のファン123による送風で、最大付着量のベタ画像が載った厚さ80g/m程度の薄い印刷用コート紙でも、連続的に紙を剥離できることが確認されている。
電磁弁114には、開信号入力から50msが経過したら、閉信号を入力する。
上述したように、用紙先端が10mm以上剥離しているため、剥離した用紙先端が送風ダクト121から吐出される送風ファン123からの風を受ける状態になっており、エアノズル111からの圧縮空気供給がなくても、トナーの接着力に抗して用紙Pを剥離する力が非画像面側方向に加えられ、用紙Pは定着ベルト81から安定して分離する。
実験によって、用紙P先端が10mm以上巻き付いてから紙を剥がすと、巻付き量が増えるにつれて、剥離状態の変化に起因すると考えられる画像むらが発生・悪化し、画像品位を落とすことが確認されている。上述のように、この巻付き量に達する前に剥離し始めるので、このむらは発生しない。
定着ベルト81から剥離した用紙Pは、加圧ローラ84側に空気流で押さえられつつ搬送され、加圧ローラ84に1mN程度の荷重で接触配置された先端幅10mmの剥離爪86で加圧ローラ84より離間され、排紙ガイド板85に案内される。剥離爪86は、表面をフッ素樹脂コーティングした耐熱樹脂で形成されている。剥離爪86の当接荷重は、爪幅や爪材質、加圧ローラ84表面材質との関係で決まるが、加圧ローラ84に傷が付かない程度に設定される。
排紙ガイド板85は、用紙搬送方向に平行なリブもしくは小さなコロを多数配置して構成され、これにより排出された用紙Pが排紙ガイド板85に貼り付いて排出不良を起こすことを防いでいる。加圧ローラ84の温度は、トナーが融けない温度(本実施例では90〜110℃)に維持されているため、加圧ローラ84側に画像があっても、剥離爪86に起因する画像の傷などは発生しない。加圧ローラ84を低温度維持するため、最大用紙長以上の転写〜定着間距離をとり、転写〜定着間で紙間を詰めて、定着ベルト81から加圧ローラ84への熱移動量を抑えたり、ローラ内周や外周をファンによって冷却したりする。剥離爪86は、従来の定着装置で用いられてきたものが適用できる。
このように、用紙Pの剥離において、エアノズル111からの吐出する空気は、用紙Pの先端部を定着ベルト81から剥離させるので風速は大きい必要があるが、短時間の吐出で済むので風量は少量でよい。一方、送風ダクト121からの吐出する空気は、用紙Pの先端部が剥離された後なので風速はエアノズル111より小さくてよいが、用紙Pの全体がニップ部Nを通過するまで連続して吐出するので風量はエアノズル111より多量に必要とする。なお、エアノズル111からの風量は送風ダクト121からの風量の約1/10でよい。このようにエアノズル111からの吐出と送風ダクト121からの吐出とにより互いを補う構成であるので、ファン123及び送風ダクト121を設けずにエアノズル111から圧縮空気のみを吐出する構成と比較して、コンプレッサー装置を含む寸法や電力を約1/10とすることができ、小型化及び省電力化を図ることができる。
上記のように用紙Pの先端部が剥離された後の剥離に、ファン123による空気の吹き付けを用いる場合、前述のようにファン123から吐出される空気は低圧力であるため、剥離を効果的に行うには、空気の吹き付け方向を定着ベルト81の幅方向に対し直角とすることが好ましい。
しかし、前述のようにファン123により直角方向に連続的に空気を吹き付けると、吹き付けられた空気は用紙Pを定着ベルト81から剥離した後、ニップ部Nで跳ね返り渦等の乱流を作り出し用紙Pをばたつかせ、用紙Pの搬送を乱す。このばたつきは、ジャム等の搬送上のトラブル発生の原因ともなる。
これに対し、本発明の定着装置8は、用紙Pの搬送路300の上面に設けられた隔壁部材である隔壁板132で分離され、形成された排気流路を有する。この排気流路は、ニップ部Nの用紙出口近傍に向け開口した吸い込み口131aと排気口131bを備えた排気ダクト131で形成される。隔壁板132は、排気ダクト131を構成する部材の一部である下面部材を構成する。
吸い込み口131aは、送風ダクト121の吐出口121aの開口と略同等に用紙Pの幅方向に300mmの開口を有する。
排気ダクト131は、送風ダクト121に隣接して、搬送路300側に配設される。また、排気ダクト131を構成する部材は、排気ダクト131の専用としてもよいし、一部を送風ダクト121と共用してもよい。例えば、図3に示す例では、送風ダクト121の下面を構成する下面板121bを排気ダクト131の上面を構成する上面板に兼用している。
排気口131bには、ファン123の吸気口123bが接続されている。
排気ダクト131は、ファン123により送風ダクト121からニップ部N近傍に吐出され用紙Pを定着ベルト81から剥離した空気を、吸い込み口131aより吸い込み排気口131bより排気する。排気された空気は、ファン123の吸気口123bから吸い込まれ、再びファン123から吐出され、剥離用の空気となる。
図3において、実線の矢印bは吹き付けられる空気を示し、破線の矢印eは排気される空気を示す。
このように、用紙Pの搬送路300と用紙Pを剥離した空気の排気流路を分離することで、用紙Pが排気空気で「ばたつく」ことを抑制することができる。
図7に、本発明(実施例1)の定着装置8と、用紙Pの搬送路300と排気流路を分離しない従来の定着装置(比較例)とを用いた実験結果を示す。
用紙Pの「ばたつき」は、用紙Pをニップ部Nでニップし、ファン123で剥離用の空気を吹き付け、定位置で用紙Pの「ばたつき」の位置の振幅を、レーザ変位計(キーエンス製LB−01)を用いて測定した。その測定した出力(電圧(V))で、レーザ変位計に接続したFFTアナライザー(小野測器製CF6400)を用いて、用紙Pの位置変動を周波数分析した。縦軸は、紙のばたつきの振幅を周波数解析したときのオーバーオール値(V)で、振幅のエネルギーをあらわす。
このように、オーバーオール値での比較で、本発明の定着装置8では、従来の定着装置に比べて、「ばたつき」を約43%に抑えることが確認でき、効果が確認された。
実施例1では、排気空気の吸い込み口131aの大きさは、L=30mm(図4、図5参照)、断面方向高さ(図4、S2)に2mmの開口としている。吸い込み口131aの開口の大きさは、吐出口121aの面積以上であれば同様の効果が得られる。しかし、Lを大きくしすぎると吸い込み口131aに用紙Pが吸いつけられる恐れがある。実験により、Lが75mmを越えると吸い付き現象が起こることが認められた。このことから、Lは75mm以下に設定することが好ましい。
排気ダクト131を通過した空気は、ファン123の吸気口から吸気され、再びファン123から吐出され、送風ダクト121を介して剥離用の空気として吐出される。このように、空気が循環することで暖かい空気を定着ベルト81に吹き付けることができるため連続通紙時の、定着ベルト81の定着温度の低下を小さくすることができる。これにより、消費電力を削減でき、省エネルギー化を図ることができる。さらに、ベルトに当てた空気を機内に撒き散らすことを防止でき、機内温度上昇などの不具合も防止できる。
<実施例2>
図8は、実施例2を示す図である。図8は、排紙ガイド板85及び剥離爪86を省略している。図9は図8矢印Y2方向から見た下面図である。
実施例2では、実施例1に対してファン123は、その吸気口123bが垂直方向(図8表裏方向)に向くように配置されている。即ち、実施例1に対し、ファン123の吸気口123bの向きを90°変えた配置としている。
排気ダクト131と吸気口123bは、排気ダクト131の排気口131b及びファン123の吸気口123bと連通する接続ダクト141を介して接続される。但し、実施例2では図9の図面上で最上部のファン123(図8、一番手前側のファン123に相当)は、接続ダクト141を用いず排気空気でなく機内の空気を吸気するようにしているが、最上部のファン123に接続ダクト141を設け排気空気を吸気するようにしてもよい。その他の構成は、実施例1に準ずる。
また、排気ダクト131若しくは接続ダクト141は、例えばファン123の吸気口近傍に開口部を設けた形状として、ファン123が、排気空気だけでなく周囲の空気も吸気できる構成としてもよい。
上記では、送風ダクト121は、5つのファン123が1つの送風ダクト121に接続する一体型としたが、1つのファン123が1つの送風ダクト121に接続する分割型としてもよい。分割型では、用紙Pの幅方向に約60mm、用紙厚さ方向に1.6mmの開口の吐出口121aを有する5つの送風ダクト121が用紙Pの幅方向に連続して配設される。
実施例2の場合、ファン123に外径より幅が薄いファンを用いることにより、配置できるファンの数を増やす、例えば図9に示すように5つに増やすことができ、剥離のためのより高い風量を得ることができる。このため、ローラ径が大きく剥離性が悪い構成でより有効である。
<実施例3>
図10は、実施例3を示す図である。図10は、排紙ガイド板85及び剥離爪86を省略している。
実施例3は、排気ダクト131に排気ファン151を設けた例である。排気空気は、吸い込み口131aを通り排気ダクト131内を流れ、排気ファン151により外部に排出される。排気先は、機外が好ましいがその限りではない。実施例3では、吐出と排気の風量を別々に制御でき、それぞれの最適値とすることができる。
<実施例4>
図11は、実施例4を示す図である。図11は、排紙ガイド板85及び剥離爪86を省略している。
実施例4は、排気ファンを設けず、自然排気とした例である。排気空気は吸い込み口131aを通り排気ダクト内を流れ、排気口131bから外部に排出される。実施例4では、排気ファンを配置する必要がないため、低コストで用紙Pの搬送路300と排気流路が分離した構成とすることが可能である。
排気先は、定着器で温められた空気が機内に拡散しないよう機外に排出すればよい。
<実施例5>
図12は、実施例5を示す図である。図12は、排紙ガイド板85及び剥離爪86を省略している。図13は、図12の矢印Y3方向から送風ダクト221方向を見た上面図であり、一部破断面図としている。
図13に示すように実施例5では、ファン123及び送風ダクト221を各々5つ用い、用紙Pの幅方向に並べて配置している。送風ダクト221は、ファン123からニップ部Nに向かって用紙Pの幅方向にラッパ状に広がっている。従って、用紙Pの幅方向に約60mm、用紙厚さ方向に1.6mmの開口の吐出口221aが用紙Pの幅方向に連続して配置される。
これにより、図13に示すようにファン123及び送風ダクト221に囲まれた、先端が三角状の空間が形成される。
実施例5は、この空間を排気流路として、即ち排気ダクト231として用いるものである。これにより、排気流路は断続的に配置されることになる。
この排気ダクト231の下側(搬送路300側)には、排気流路と搬送路300を分離する隔壁板232が設けられている。この隔壁板232は排気ダクト231の一部を構成する部材となっている。隔壁板232は、この空間のニップ部N方向の三角形状部の一部が開口するように取り付けられる。この開口を排気空気の吸い込み口231aとしている。この隔壁板232により搬送路300と空気の排気流路とを分離している。
この空間の上側には、ダクト上板233が空間上面を塞ぐように、またファン123の吸気口とこの空間とが接続するように取り付けられる。
このようにして、排気ダクト231は、吸い込み口231aとファン123の吸気口とが連通する構成とされる。
ダクト上板233を、空間上面を全て塞ぐ形状としないで、例えばファン123の吸気口近傍に開口部を設けた形状として、ファン123が、排気空気だけでなく周囲の空気も吸気できる構成としてもよい。
実施例5では、送風ダクト221と排気ダクト231を断面方向同一高さに配置できるため、送風ダクト221と排気ダクト231をコンパクトに構成することが可能となり、送風ダクト221や排気ダクト231をニップ部Nの出口に近いところに配置することが可能となる。これは、定着ローラの径が大きく剥離性が悪いような構成の場合により効果的である。
吸い込み口231aの面積は、吐出口221aの面積より広いことが必要で、本実施例の場合三角形の高さ(図13、h)を26mm以上となる。
図14は、実施例5での概略寸法を示す。
また、両端部の吸い込み口231aに開閉可能な遮蔽部材(不図示)を設け、小サイズ通紙時には排気エアの吸い込み口231aを閉じ、排気空気ではなく周囲の低温の空気を定着ベルトに吹き付け端部昇温を防止することもできる。
<実施例6>
図15は、実施例6を示す図である。図13と同じ方向から送風ダクト221方向を見た上面図であり、一部破断面図としている。
実施例6は、実施例5に対して、送風ダクト221を断続的に配置したものである。
送風ダクト221の吐出口221aの、用紙Pの幅方向の寸法を短くして吐出口221a間に隙間S3を形成し、送風ダクト221、即ち吐出口221aを断続的に配置している。これにより、吐出口221a間の隙間も空気の吸い込み口231aとして用いることができ、吸い込み口231aをよりニップ部Nに近つけて配置することが可能となる。ニップ部Nにより近い位置でエアの排気流路と搬送路300分離できるため、ばたつきに対しより有効な構成となる。
なお、吸い込み口231aは、この隙間S3及び下面の台形の隙間S4で形成される。このため台形S4の高さ(図15、h)は実施例5の三角形の高さ(図13、h)をより小さくすることができる。実施例6では、隙間S3=7mm、台形S4の高さh=12mmとしている。その他の構成は、実施例5に準ずる。
<実施例7>
図16は、実施例7を示す図である。図13と同じ方向から送風ダクト221方向を見た上面図であり、一部破断面図としている。
実施例7は、実施例5に対し、両端部はニップ部Nの端に向かって空気が逃げやすいため、両端部には排気流路を設けないものである。
実施例5と同様に、ファン123及び送風ダクト221に囲まれて形成された先端が三角状の空間のうち、両端部の空間を排気流路として用いない。即ち、図16に示す、空間231A、231Bのうち両端部の空間231Bは排気流路として形成せず、空間231Aを排気流路として形成する。従って、空間231Aは実施例5と同様に排気ダクト231が形成される。
空間231Bの下面側の隔壁板232bは、下面を塞ぐように構成される。その他は、実施例5に準ずる。
実施例7により、構成を簡単にすることができ、装置のコスト削減を図ることができる。
<実施例8>
図17は、実施例8を示す図である。エアノズル111は省略している。図18は、図17の矢印Y4方向から送風ダクト221方向を見た上面図であり、一部破断面図としている。
実施例8は、実施例5の排気ダクト231の両端側面に端部遮蔽板241を設けたものである。端部遮蔽板241は、吐出口221aからニップ部Nの方向及び定着ベルト81方向に延伸している。図17に示すように、端部遮蔽板241が延伸していることで、吐出された空気がニップ部Nに吹き付けられず両端部側に漏れることを防止することができ、両端部のファン123の風量を小さく設定できる。
本実施例では、図17に示すように、端部遮蔽板241と定着ベルト81との隙間は2mm、端部遮蔽板241の吐出口221aからの延伸距離は2mmとしている。
この端部遮蔽板241は、他の実施例にも適用することができる。
<実施例9>
図19は、実施例9を示す図である。図20は、図19の矢印Y5方向から送風ダクト221方向を見た上面図であり、一部破断面図としている。
実施例9は、実施例8に中間遮蔽板242を追加したものである。図19では端部遮蔽板241を省略している。
中間遮蔽板242は、小サイズ定型用紙のサイズ幅に対応した両側の送付ダクト221の境目の位置に配置され、吐出口221aからニップ部N方向及び定着ベルト81方向に延伸している。
ニップ部N直近まで伸びた中間遮蔽板242は、それぞれの紙サイズに対して吐出された空気の逃げを実施例8より防止でき、空気の吹き付けを効率的に行うことができる。
また、このとき両端部のファン123は停止させてもよい。両端部のファン123を停止させた場合、駆動しているファン123の最も外側の吐出空気は定着ベルト81の両端部に向かい逃げる傾向があるが、中間遮蔽板242があるため停止させても問題は生じない。
中間遮蔽板242は、複数用紙サイズに対し、それぞれ配置してもよいし、用紙サイズに応じて送風ダクト221単位で移動させることも可能である。この移動は、手動としてもよいし、自動としてもよい。
本実施例では、図19に示すように、中間遮蔽板242と定着ベルト81との隙間は2mm、中間遮蔽板242の吐出口221aからの延伸距離は2mmとしている。
この中間遮蔽板242は、1つのファン123が1つの送風ダクト121に接続する分割型の形態をとった他の実施例にも適用することができる。
<実施例10>
実施例1から9は、ファンとコンプレッサーを併用した例であるが、定着ローラが比較的小径で、用紙Pの剥離性がよい場合には、実施例1から9でコンプレッサー、即ちノズル111を用いずファン123のみで送風する構成とすることもできる。これにより、省スペース化、低コスト化を図ることができる。
GH 画像形成装置
YS 画像読取装置
8 定着装置
81 定着ベルト
82 加熱ローラ
83 定着ローラ
84 加圧ローラ
111 エアノズル
111a ノズル孔
114 電磁弁
121、221 送風ダクト
123 ファン
131 排気ダクト
132 隔壁板
141 接続ダクト
151 排気ファン
233 ダクト上板
241 端部遮蔽板
242 中間遮蔽板
300 搬送路
N ニップ部
P 用紙

Claims (14)

  1. 加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口に向けて開口した吐出口を備え、前記吐出口から吐出された空気により用紙を定着部材から剥離する送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口に向けて空気を吐出する送風手段とを備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
    前記用紙の搬送路の上面に、前記用紙出口に向けて開口した吸い込み口を備え前記用紙出口に向けて吐出された空気を前記吸い込み口より吸い込み排気する、前記搬送路とは隔壁部材で隔離して形成された排気流路を有することを特徴とする定着装置。
  2. 加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口近傍に向けて開口した吐出口を備えた送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口近傍へ空気を吐出する送風手段とを備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
    前記用紙の搬送路の上面に、前記用紙出口近傍に吸い込み口を備え前記用紙出口近傍に吐出された空気を前記吸い込み口より吸い込み排気する、前記搬送路とは隔壁部材で隔離して形成された排気流路を有し、
    前記吸い込み口は、前記ニップ部の長手方向に断続して設けられていることを特徴とする定着装置。
  3. 加熱手段を有する定着部材と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口近傍に向けて開口した吐出口を備えた送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口近傍へ空気を吐出する送風手段とを備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
    前記用紙の搬送路の上面に、前記用紙出口近傍に吸い込み口を備え前記用紙出口近傍に吐出された空気を前記吸い込み口より吸い込み排気する、前記搬送路とは隔壁部材で隔離して形成された排気流路を有し、
    前記排気流路の前記ニップ部の長手方向両側端部に設けられ、前記排気流路を構成する排気側壁部材は、その一部が前記吐出口及び前記吸い込み口よりも、前記ニップ部近傍まで延伸し、
    前記排気側壁部材と平行で、定形用紙サイズ幅に対応した位置に前記吐出口及び前記吸い込み口よりも前記ニップ部近傍まで延伸した中間側壁部材を設けたことを特徴とする定着装置。
  4. 前記吸い込み口は、前記ニップ部の長手方向に連続的に設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 前記吸い込み口は、前記ニップ部の長手方向に断続して設けられていることを特徴とする請求項1又は3に記載の定着装置。
  6. 前記排気流路は、前記吸い込み口と排気口を備えた排気ダクトで形成され、前記隔壁部材は前記排気ダクトの一部を構成していることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の定着装置。
  7. 前記排気口と前記送風手段の吸気口とが連結されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 前記送風手段は、空気の吸気方向と吐出方向とが垂直な遠心送風機であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の定着装置。
  9. 排気手段を備え、前記排気手段の吸気口と前記排気口とが連結されていることを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  10. 前記排気流路は、少なくとも前記ニップ部の長手方向中心部に設けられていることを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の定着装置。
  11. 前記排気流路の前記吸い込み口の面積は、前記送風ダクトの前記吐出口の面積より大きいことを特徴とする請求項1から10の何れか1項に記載の定着装置。
  12. 前記排気流路の前記ニップ部の長手方向両側端部に設けられ、前記排気流路を構成する排気側壁部材は、その一部が前記吐出口及び前記吸い込み口よりも、前記ニップ部近傍まで延伸していることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  13. 前記排気側壁部材と平行で、定形用紙サイズ幅に対応した位置に前記吐出口及び前記吸い込み口よりも前記ニップ部近傍まで延伸した中間側壁部材を設けたことを特徴とする請求項12に記載の定着装置。
  14. 請求項1から13の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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