JP2011232427A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011232427A
JP2011232427A JP2010100690A JP2010100690A JP2011232427A JP 2011232427 A JP2011232427 A JP 2011232427A JP 2010100690 A JP2010100690 A JP 2010100690A JP 2010100690 A JP2010100690 A JP 2010100690A JP 2011232427 A JP2011232427 A JP 2011232427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
nip portion
fixing
fixing device
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010100690A
Other languages
English (en)
Inventor
Kanehiro Watanabe
兼弘 渡邉
Takahiro Hara
隆弘 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2010100690A priority Critical patent/JP2011232427A/ja
Publication of JP2011232427A publication Critical patent/JP2011232427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】ニップ部の用紙出口近傍に、空気を吹き付けて用紙を定着部材より剥離するためのダクトを配置しても、用紙のジャム処理時の作業性及び用紙の視認性を悪化させることのない定着装置を提供する。
【解決手段】定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱手段と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口近傍に向けて開口した吐出口を備えた送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口近傍へ空気を吐出する送風手段と、を備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、前記ニップ部の用紙搬送下流側に配置され、前記ニップ部に接近及び離反が可能な開閉部材を有し、前記送風ダクトの少なくとも一部は、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする定着装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着部材と加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体に形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を用紙上に転写し、この後、用紙上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
このようにトナー像を定着する定着装置として、加熱手段としてハロゲンヒータ等を内蔵した定着ローラ(定着部材)と、定着ローラを加圧する加圧ローラ(加圧部材)とによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置があり、このような定着装置は構成が簡便であるため、広く利用されている。
また、無端状の定着ベルト(定着部材)を、ハロゲンヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとに張架すると共に、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラを有し、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト定着方式の定着装置がある。このような定着装置は定着ベルトの熱容量が小さいので、ウオーミングアップタイムが短縮し、省エネになるという利点を有している。
ここで、用紙上のトナー像のトナーはニップ部を通過する際に加熱されるので、トナーが粘着力を有し、ニップ部を通過した用紙が定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付いて剥離せず、ジャムを発生させる恐れがある。特に用紙として、斤量の小さい紙(薄紙)、しかも斤量の小さい印刷用コート紙を用いたときは、剥離性能がより低下する。
一方、画像形成装置の高速化にともなう充分な長さのニップ幅の確保のため、定着ローラを大きく、即ち定着ローラの直径を大きくすると、これによってもニップ部出口でのローラ曲率が小さくなるため、剥離性能が低下する。
このような剥離性能の低下に対処するために、送風手段と空気案内部材を用いニップ部の出口側に空気を吹き付けて用紙を定着部材より剥離させる剥離手段が用いられてきている。
このような剥離手段を用いた例として、エアーコンプレッサ、及び開閉弁を有する送風手段と記送風手段から送られた空気を案内する空気案内部材とでニップ部出口に向かう空気流を形成し、その空気流で用紙を定着部材より剥離させる定着装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−113342号公報
特許文献1は、送風手段から送られた空気をニップ部近傍に配置された空気案内部材(以下、送風ダクトという)からニップ部出口に吹き付け、用紙を定着部材より剥離させるものである。このような空気流を用いた剥離手段においては、用紙を効率よく剥離するためには、送風ダクトの先端をできるだけニップ部出口に近づけることが好ましい。
ところで、用紙の搬送時に、ニップ部近傍で紙詰まり(ジャム)を生じることがあり、ジャムを生じるとユーザーにより用紙を取り除く処理(ジャム処理)を行う必要がある。
しかしながら、前述のニップ部出口近傍に配置された送風ダクトは、このジャム処理時の作業スペースを制限し、ジャム処理時の作業性を悪化させる。また、用紙、特に小サイズの用紙の残留状態を確認するための視認性も悪化させる。
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、ニップ部の用紙出口近傍に、空気を吹き付けて用紙を定着部材より剥離するための送風ダクトを配置しても、用紙のジャム処理時の作業性及び用紙の視認性を悪化させることのない定着装置、及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の構成により達成される。
1.定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱手段と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口近傍に向けて開口した吐出口を備えた送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口近傍へ空気を吐出する送風手段と、を備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
前記ニップ部の用紙搬送下流側に配置され、前記ニップ部に接近及び離反が可能な開閉部材を有し、
前記送風ダクトの少なくとも一部は、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする定着装置。
2.前記送風ダクトは、第1送風ダクトと、該第1送風ダクトに接続及び分離が可能であって前記吐出口を有する第2送風ダクトとを備え、前記第2送風ダクトは、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする前記1に記載の定着装置。
3.前記ニップ部の用紙搬送下流側に配置され、用紙搬送路を形成する搬送ガイド部材を備え、前記搬送ガイド部材は、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする前記1または2に記載の定着装置。
4.前記ニップ部の用紙搬送下流側に配置され、用紙を搬送する搬送ローラを備え、前記搬送ローラは、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする前記1から3の何れか1項に記載の定着装置。
5.前記1から4の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
上記により、ジャム処理時にニップ部下流側の作業スペースを大きくすることができ、ジャム処理時の用紙、特に小サイズの用紙の残留状態を確認するための視認性、ジャム処理の作業性を向上させることができる。また、装置の稼働率を向上させることができる。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す図である。 本発明に係る定着装置の一例を示す断面図である。 開閉扉を開く途中の状態を示す図である。 開閉扉を開いた状態を示す図である。
以下に本発明に関する実施の形態を、図を参照して説明するが、これに限定されるものではない。
先ず、本発明に係る画像形成装置の一例を図1の構成図に基づいて説明する。
本画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送手段及び定着装置8等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光手段3Y,3M,3C,3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y及びクリーニング手段7Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電手段2M、露光手段3M、現像手段4M及びクリーニング手段7Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電手段2C、露光手段3C、現像手段4C及びクリーニング手段7Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電手段2K、露光手段3K、現像手段4K及びクリーニング手段7Kを配置している。そして、帯電手段2Yと露光手段3Y、帯電手段2Mと露光手段3M、帯電手段2Cと露光装置3C、及び帯電手段2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像手段4Y,4M,4C,4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着部材からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着部材である定着ベルト81と加圧部材である加圧ローラ83との間に形成されたニップ部で用紙Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写手段6Y,6M,6C,6Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された用紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A,22B,22C,22D,レジストローラ23等を経て、転写手段6Aに搬送され、用紙Pにカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された用紙Pは定着装置8において加熱・加圧され、用紙Pのカラートナー像が定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25に載置される。
一方、転写手段6Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率剥離した中間転写ベルト5は、クリーニング手段7Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写ベルトを用いても用いなくてもよい。
また定着装置8は、定着部材に加熱手段を備えたローラを用いた熱ローラ定着方式としてもよい。
次に、本発明に係る定着装置8について、図を参照して説明する。
図2は、本発明に係る定着装置(ベルト定着装置)の一例を示す断面図である。なお、A4サイズの用紙Pに100枚/分で画像形成動作を行う場合を例にして説明する。
定着装置8は、外枠を複数のフレーム部材から構成される定着フレーム8Fで構成されている。定着装置8を構成する各部材は直接又は間接的に定着フレーム8Fに支持される。定着フレーム8Fは、スライドレール等の直線案内機構等で移動可能に支持され、定着装置8は手前方向(図1、表方向)に、機外に引き出すことが可能となっている。
定着ベルト81(定着部材)は、無端状に形成され、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、更に、表層に厚さ30μmの耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のコーティングをしている。外径寸法は例えば168mmである。
定着ベルト81は、加熱ローラ82と定着ローラ83に張架される。また、定着ベルト81に張力を付与するテンションローラを設けたり、ベルトの蛇行を制御する寄り制御ローラを設けたりしてもよい。
加熱ローラ82は、定着ベルト81を加熱する加熱手段としてのハロゲンヒータ82Aを内蔵し、例えば、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金82Bの外周面を、厚さ30μmのPTFEでコーティングした樹脂層82Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。なお、ハロゲンヒータ82Aは異なった紙幅に対応するために例えば1200Wのもの2本、750Wのもの2本、500Wのもの1本より構成され、用紙の異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置してある。
定着ベルト81を加熱する加熱手段は、上記に限らず、どのような加熱手段を用いてもよく、例えば励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。また、加熱手段を設ける位置は、必ずしも加熱ローラ82の中に限定するものではない。
定着ローラ83は、鉄等の金属から形成された中実の芯金83Aを、弾性層83Bとして厚さ20mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A5°)で被覆し、更に、厚さ30μmの低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層83Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。
加圧ローラ84(加圧部材)は、画像出力装置への電源投入直後の昇温時間を短縮するため加熱手段としてハロゲンヒータ84Aを内蔵し、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金84Bの外周面を、弾性層84Cとして厚さ1mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層84Dで被覆している。外径寸法は90mmである。なお、ハロゲンヒータ84Aは例えば700Wである。加圧ローラ84の加熱手段は、これに限定されるものではなく、どのような加熱手段を用いてもよい。
そして、押圧手段(不図示)により、加圧ローラ84が定着ベルト81を介して定着ローラ83を押圧している。
以上の構成において、駆動手段(不図示)によって加圧ローラ84を反時計方向に回転させると、定着ベルト81及び加熱ローラ82は時計方向に回転し、定着ローラ83も時計方向に回転する。なお、定着ローラ83を駆動してもよい。また、定着ベルト81は当接する加熱ローラ82を介してハロゲンヒータ82Aにより加熱され、加圧ローラ84もハロゲンヒータ84Aによって加熱される。そして、押圧手段によって加圧ローラ84が定着ローラ83の方向に押圧されているので、定着ローラ83に巻回された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部Nで、給紙された用紙Pが加熱・加圧され、用紙P上のトナー像が定着される。
なお、定着条件は例えば下記の通りである。
定着荷重:2500N
定着ベルト張力:250N
定着ベルト制御温度:195〜205℃
加圧ローラ制御温度:160℃
用紙搬送速度:500mm/s
また、ニップ部Nの上流側、即ち入口側には、転写手段6Aから搬送される用紙Pをガイドする入口上ガイド板251、入口下ガイド板252が配置されている。
以上のような定着装置8において、定着された用紙Pがニップ部Nから排紙された後に定着ベルト81に付着して巻き付くとジャムが発生する恐れがあるため、用紙Pを定着ベルト81から確実に剥離させる必要がある。
用紙Pを定着ベルト81から確実に剥離する方法として、前述のように送風手段と送風ダクトを用いニップ部Nの出口側に空気を吹き付けて用紙を定着部材より剥離させる剥離手段が用いられてきている。
次に、本発明に係る定着装置8の空気による剥離手段(空気剥離手段)について説明する。
図2に示すように、空気剥離手段は、送風ダクトとして第1ダクト121、第2ダクト131を備えている。
第1ダクト121の一方の開口部121aは、コンプレッサ、ファン等の送風手段(不図示)に直接または連通ダクト(不図示)を介して接続される。第1ダクト121のもう一方の開口部121bは第2ダクト131の一方の開口部131aに接続される。
第2ダクト131のもう一方の開口部である吐出口131bは、ニップ部Nの用紙出口に空気を吹き付けるように、ニップ部Nの近傍に配置される。
開口部121bと開口部131aとは、ゴム等のパッキンにより密閉構造とされ、送風された空気がダクト外へ漏れることを防いでいる。
また、第1ダクト121と第2ダクトとは接続及び分離が可能に構成されている。
このように、送風手段は、第1ダクト121、第2ダクト131を介し、吐出口131bからニップ部Nの用紙出口近傍に向けて連続的に空気を吐出し、用紙Pに吹き付け、定着ベルト81から用紙Pを剥離する。図2に示す矢印bは用紙Pを剥離するための空気流を示す。
また、定着装置8は、ニップ部Nの下流方向に、定着ベルト81から分離された用紙Pの搬送路を形成しガイドする搬送ガイド部材である下ガイド221、223、上ガイド225、及び用紙Pを搬送する一対の搬送ローラ323、325を有する。
本実施の形態では、下ガイド223及び上ガイド225の途中に櫛歯形状に形成された搬送ローラ323、325を配置した構成としている。また、搬送ローラ323、325は、下ガイド223及び上ガイド225の下流側に独立して配置した構成としても良い。
空気剥離手段により定着ベルト81から分離された用紙Pは、下ガイド221、223、及び上ガイド225によりガイドされ、搬送ローラ323、325により排紙ローラ24方向に搬送される。
ここで、前述のように、用紙Pの搬送時に、ニップ部N近傍で紙詰まり(ジャム)を生じることがあり、ジャムが生じた時にはユーザーにより用紙を取り除く処理(ジャム処理)を行う必要がある。ユーザーは定着装置8を手前方向に引き出し、機外でジャム処理を行う。
しかしながら、ニップ部N出口近傍に配置された第2ダクト131は、所定の位置に配置された状態ではこのジャム処理時の作業スペースを制限し、用紙Pの詰まり具合、位置等を確認するための視認性、ジャム処理時の作業性を悪化させる。
更に、ニップ部Nの下流方向に配置された下ガイド221、223、上ガイド225、及び搬送ローラ323、325も同様に、所定の位置に配置された状態では、ジャム処理時の作業スペースを制限し、用紙Pの詰まり具合、位置等を確認するための視認性、ジャム処理時の作業性を悪化させる。
このため、ジャム処理に時間が掛かり装置の稼働率を低下させていた。
これに対し、本発明に係る定着装置8では、ニップ部Nの下流側に開閉部材である開閉扉501を備えている。開閉扉501は、定着フレーム8Fに支持された支持軸521に、図2矢印方向に回動可能に支持される。即ち、開閉扉501は、ニップ部Nに接近及び離反可能なように開閉する。図2は、開閉扉501が閉じられた状態を示す。
開閉扉501が閉じられた時には、ロック部材511、512からなるロック機構により開閉はロックされる。ロック機構は、ラッチ機構、マグネットキャッチ等一般的に知られている機構を用いることができる。また、ロック機構は、ロック及びロック解除が容易なものが好ましい。
開閉扉501は、第2ダクト131、下ガイド223、上ガイド225、及び搬送ローラ323、325を一体的に支持している。このため、開閉扉501の開閉にともない、第2ダクト131、下ガイド223、上ガイド225、及び搬送ローラ323、325は、ニップ部Nに接近した所定の位置と、ニップ部Nから離反した位置とに移動する。
図3は開閉扉501を開く途中の状態を示す図であり、図4は開閉扉501開いた状態を示す図である。符号は、一部省略している。
図4に示すように、開閉扉501を開いた状態では、第2ダクト131、下ガイド223、上ガイド225、及び用搬送ローラ323、325は、ニップ部Nから離反した位置に移動する。このため、ニップ部Nの出口近傍に大きな作業スペースを作ることができる。
なお、本実施の形態では、下ガイド221は定着フレーム8Fに支持されるようにしたが、開閉扉501に一体的に支持されるようにしてもよい。
上記のように、第2ダクト131、下ガイド223、上ガイド225、及び用搬送ローラ323、325が開閉扉501に一体的に支持され、開閉扉501の開閉にともないニップ部Nに離反、接近する構成とすることにより、ジャム処理時のニップ部N下流側の作業スペースを大きくすることができる。これにより、ジャム処理時の用紙、特に小サイズの用紙の残留状態を確認するための視認性、ジャム処理の作業性を向上させることができる。また、装置の稼働率を向上させることができる。
また、本実施の形態では、送風ダクトが第1ダクト121と第2ダクト131とを備え、第1ダクト121と第2ダクト131とが接続及び分離できるように構成され、さらに2つのダクトのうち第2ダクト131のみが開閉扉501と一体的に構成される。
この構成により、開閉扉501の開閉の際に、送風ダクト全体を離反させずともジャム処理に必要な作業スペースをニップ部N下流側に確保することができる。第2ダクト131の大きさは、ジャム処理に必要な作業スペースを考慮して適宜設計され得る。
なお、本実施の形態はこれに限定されることはなく、例えば、開閉扉501は第1ダクト121と第2ダクト131をともに一体的に支持してもよい。
GH 画像形成装置
YS 画像読取装置
8 定着装置
8F 定着フレーム
81 定着ベルト
82 加熱ローラ
83 定着ローラ
84 加圧ローラ
121 第1ダクト
131 第2ダクト
221、223 下ガイド
225 上ガイド
323、325 搬送ローラ
501 開閉扉
521 支持軸
P 用紙

Claims (5)

  1. 定着部材と、前記定着部材を加熱する加熱手段と、前記定着部材と当接しトナー画像を担持した用紙が挟み込まれるニップ部を形成する加圧部材と、前記ニップ部の用紙出口近傍に向けて開口した吐出口を備えた送風ダクトと、前記送風ダクトを介し前記用紙出口近傍へ空気を吐出する送風手段と、を備え、前記ニップ部で前記トナー画像を担持した用紙を加熱加圧しながら搬送してトナー画像を用紙に定着する定着装置であって、
    前記ニップ部の用紙搬送下流側に配置され、前記ニップ部に接近及び離反が可能な開閉部材を有し、
    前記送風ダクトの少なくとも一部は、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記送風ダクトは、第1送風ダクトと、該第1送風ダクトに接続及び分離が可能であって前記吐出口を有する第2送風ダクトとを備え、前記第2送風ダクトは、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ニップ部の用紙搬送下流側に配置され、用紙搬送路を形成する搬送ガイド部材を備え、前記搬送ガイド部材は、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記ニップ部の用紙搬送下流側に配置され、用紙を搬送する搬送ローラを備え、前記搬送ローラは、前記開閉部材と一体的に構成されたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
JP2010100690A 2010-04-26 2010-04-26 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2011232427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100690A JP2011232427A (ja) 2010-04-26 2010-04-26 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010100690A JP2011232427A (ja) 2010-04-26 2010-04-26 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011232427A true JP2011232427A (ja) 2011-11-17

Family

ID=45321814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010100690A Pending JP2011232427A (ja) 2010-04-26 2010-04-26 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011232427A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014132330A (ja) * 2012-12-04 2014-07-17 Canon Inc 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP2015200814A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 キヤノン株式会社 画像形成装置及び定着装置
JP2016142746A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 キヤノン株式会社 定着装置
EP2624072A3 (en) * 2012-02-03 2017-01-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing unit and image forming apparatus equipped therewith
US10534315B2 (en) 2018-03-30 2020-01-14 Ricoh Company, Ltd. Cooling device and image forming apparatus
US20220017317A1 (en) * 2020-07-17 2022-01-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02173686A (ja) * 1988-12-26 1990-07-05 Murata Mach Ltd 画像形成装置の定着装置
JPH0854801A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Toshiba Corp 定着装置
JP2005077792A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02173686A (ja) * 1988-12-26 1990-07-05 Murata Mach Ltd 画像形成装置の定着装置
JPH0854801A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Toshiba Corp 定着装置
JP2005077792A (ja) * 2003-09-01 2005-03-24 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2624072A3 (en) * 2012-02-03 2017-01-18 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Fixing unit and image forming apparatus equipped therewith
JP2014132330A (ja) * 2012-12-04 2014-07-17 Canon Inc 画像加熱装置、及び画像形成装置
JP2015200814A (ja) * 2014-04-09 2015-11-12 キヤノン株式会社 画像形成装置及び定着装置
JP2016142746A (ja) * 2015-01-29 2016-08-08 キヤノン株式会社 定着装置
GB2549622A (en) * 2015-01-29 2017-10-25 Canon Kk Fixing device
GB2549622B (en) * 2015-01-29 2018-09-26 Canon Kk Fixing device
US10162303B2 (en) 2015-01-29 2018-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus
DE102016101444B4 (de) 2015-01-29 2023-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Bilderzeugungsgerät mit fixiervorrichtung
US10534315B2 (en) 2018-03-30 2020-01-14 Ricoh Company, Ltd. Cooling device and image forming apparatus
US20220017317A1 (en) * 2020-07-17 2022-01-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5321341B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5359764B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2011232427A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5454245B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5573612B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5454002B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5661302B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5359781B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5577834B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP4475210B2 (ja) 画像形成装置
JP2011048148A (ja) 光沢付与装置及び画像形成装置
JP2004287317A (ja) 画像形成装置
JP2011242429A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2006227486A (ja) 画像形成装置
JP5867095B2 (ja) 画像形成装置
US20110280634A1 (en) Fixing device and image forming apparatus
US9304460B2 (en) Fixing device and image forming apparatus with fixing device that ensure effective cooling of induction heating unit
JP5754300B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2012088355A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP5838670B2 (ja) 画像形成装置
JP2010256615A (ja) 画像形成装置
JP2014228631A (ja) 画像形成装置
JP5433501B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2007057775A (ja) 画像形成装置
JP5577818B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121017

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20130212

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20130417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130813

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20131118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131210