JP5661302B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着部材と加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置及び、当該定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの諸機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置においては、原稿に対応した潜像を感光体に形成し、この潜像にトナーを付与することによって顕像化し、この顕像化されたトナー像を用紙上に転写し、この後、用紙上に転写されたトナー像を定着して排紙している。
このようにトナー像を定着する定着装置として、ハロゲンヒータ等を内蔵した定着ローラと、定着ローラを加圧する加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧する熱ローラ定着方式の定着装置があり、このような定着装置は構成が簡便であるため、広く利用されている。
また、無端状の定着ベルトを、ハロゲンヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとに張架すると共に、定着ベルトを介して定着ローラを加圧する加圧ローラを有し、定着ベルトと加圧ローラとによって形成されたニップ部で、トナー像が転写された用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト定着方式の定着装置がある。このような定着装置は定着ベルトの熱容量が小さいので、ウオーミングアップタイムが短縮し、省エネになるという利点を有している。
ニップ部への用紙を搬送する際に、用紙はニップ部の入口側に設けられた搬送ガイド板により案内される。案内される用紙が剛性が低い薄紙、あるいは両面定着時に先行した片面定着時の影響によりカール癖がついた用紙であるような場合には、ニップ部に案内される用紙の搬送は安定しない不安定な状態でニップ部に搬送されることになり、このような状態で定着された用紙は、波打ちが生じたり用紙皺が生じたりすることになる。
特許文献1に開示された定着装置では、搬送ガイド板に設けられた多数の空気吸引孔から空気を吸引して搬送される用紙を前記搬送ガイド板に密着させながらニップ部に用紙を案内させている。
また一方で、ニップ部の出口側においては、用紙上のトナー像のトナーはニップ部を通過する際に加熱されるので、トナーが粘着力を有し、ニップ部を通過した用紙が定着ローラや定着ベルトの表面に付着して巻き付いて分離せず、ジャムを発生させる虞がある。特に用紙として、剛性が低い薄紙を用いたときは、分離性能がより低下する。
一方、画像形成装置は高速化が進み、充分な長さのニップ幅を確保するために定着ローラの径を大きくすると、これによっても定着ニップ出口でのローラ曲率が小さくなるため、分離性能が低下する。
定着部材から用紙を分離し易くするため、定着部材表層に離型性の高い耐熱樹脂を用いたり、シリコンオイルなどの離型剤を塗布したり、トナー中に加熱によって溶融し離型剤として機能するワックスを含有させたり、様々な対策が取られている。しかし、前述したコート紙への画像形成や、カラー画像を形成する複数色のトナーを重ねるためトナー量が増えることによるトナー接着力の増大など、分離性能を低下させる要因が増えてきている。
このような問題に対して、特許文献2に開示されている定着装置では、定着ローラと加圧ローラとの温度差が一定以上となるように、加圧ローラに冷却風を送風する送風装置を設けている。
特開平4−32454号公報 特開2003−167474号公報
特許文献1に開示された定着装置では、搬送ガイド板と加圧ローラと位置関係が正しくなく、両者が傾いて配置されていた場合や搬送ガイド板に反りがある場合には用紙の先端が正しくニップ部に搬送されない虞がある。例えば搬送される用紙先端の両端の一方が加圧ローラに他方が定着ローラ側に衝突した場合には紙皺などの問題を生じることがある。
特許文献2に開示された定着装置では、加圧ローラを冷却することにより定着ローラからの分離性の向上を図るものであるが、冷却する風流の経路が短く定着ローラの円周の一部しか冷却風が当たっていないため冷却効果が弱いという問題がある。
本願発明は上記問題に鑑み、第1の課題は定着装置のニップ部に用紙を安定して搬送させることを目的とする。第2の課題は定着のニップ部の下流において用紙を安定して分離させることを目的とし、これらの課題を解決することによりひいては定着する用紙に紙皺や光沢ムラ等の不具合が生じない定着装置を得ることを目的とする。
上記の目的は、下記に記載する発明により達成される。
1.加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置において、
搬送面が前記ニップ部の形成面より前記加圧部材側に設けられるとともに、搬送面上の用紙を前記ニップ部へ案内する搬送ガイド部材と、
前記搬送ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせる吸気部と、を有し、
前記用紙は、前記空気流により前記搬送ガイド部材及び前記加圧部材に押しつけられた状態で前記加圧部材の表面に沿って前記ニップ部に搬送されることを特徴とする定着装置。
2.加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧するローラ状の部材である加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置において、
搬送面上の用紙を前記ニップ部へ案内する搬送ガイド部材と、
前記搬送ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせる吸気部と、を有し、
前記吸気部は、前記加圧部材の表面であって回転方向に沿って伸びる風路が設けられたダクトと、前記ダクトに空気流を送り込む送風ファンと、前記隙間と前記ダクトとを中継する中継ダクトと、を備え、
前記送風ファンから送風され前記ダクトを流れる空気流は前記風路を流れるとともに、前記空気流により、前記中継ダクトの内部が負圧となって前記隙間から吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする定着装置。
3.前記加圧部材は、ローラ状の部材であり、
前記吸気部は、前記加圧部材の表面であって回転方向に沿って伸びる風路が設けられたダクトを備え、
前記吸気部による空気流は前記風路を流れていることを特徴とする前記1に記載の定着装置。
4.前記ニップ部の出口側に設けられ、搬送面上に定着された用紙を搬送させる排紙ガイド部材を有し、
前記吸気部は、前記排紙ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする前記1から3のいずれか一項に記載の定着装置。
5.前記吸気部は、前記ダクトに空気流を送り込む送風ファンと、前記隙間と前記ダクトとを中継する中継ダクトと、を備え、
前記送風ファンから送風され前記ダクトを流れる空気流により、前記中継ダクトの内部が負圧となって前記隙間から吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする前記4に記載の定着装置。
6.前記中継ダクトは、前記搬送面に沿って伸びた出口側風路を備え、
前記ダクトは、前記加圧部材に端部が当接する遮蔽シートを有する前記加圧部材の表面に沿って流れる空気流の向きを前記出口側風路と平行な向きに変更する風向変更部材を備えていることを特徴とする前記2又は5に記載の定着装置。
7.加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧するローラ状の部材である加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置において、
前記ニップ部の出口側に設けられ、搬送面上の定着された用紙を搬送させる排紙ガイド部材と、
前記排紙ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせる吸気部と、を有し、
前記吸気部は、前記加圧部材の表面であって回転方向に沿って伸びる風路が設けられたダクトと、前記ダクトに空気流を送り込む送風ファンと、前記隙間と前記ダクトとを中継する中継ダクトと、を備え、
前記送風ファンから送風され前記ダクトを流れる空気流は前記風路を流れるとともに、前記空気流により、前記中継ダクトの内部が負圧となって前記隙間から吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする定着装置。
8.前記1から7の何れか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本願発明によれば、用紙を安定して搬送させることが可能で、定着する用紙に紙皺や光沢ムラ等の不具合が生じない定着装置を得ることができる。
画像読取装置の構成図である。 定着装置8の断面図である。 定着装置8のニップ部N上流側の模式断面図である。 変形例における定着装置8のニップ部N上流側の模式断面図である。 第2の実施形態に係る定着装置8の断面図である。 第3の実施形態に係る定着装置8の断面図である。 第4の実施形態に係る定着装置8の断面図である。 第5の実施形態に係る定着装置8の断面図である。 第6の実施形態に係る定着装置8の断面図である。 第7の実施形態に係る定着装置8の断面図である。 隙間apの幅と風速を変更した際の定着性能を示すグラフである。 隙間ap2の幅と風速を変更した際の定着性能を示すグラフである。
本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
図1は画像形成装置の全体断面図である。画像形成装置は画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。
画像形成装置本体GHは、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送手段及びベルト搬送装置8等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装置201の原稿台に載置された原稿dは搬送手段により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光部3Y、3M、3C、3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電部2Y、露光部3Y、現像部4Y及びクリーニング部7Yを配置している。マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成部10Mは、感光体ドラム1Mの周囲に帯電部2M、露光部3M、現像部4M及びクリーニング部7Mを配置している。シアン(C)色の画像を形成する画像形成部10Cは、感光体ドラム1Cの周囲に帯電部2C、露光部3C、現像部4C及びクリーニング部7Cを配置している。黒(K)色の画像を形成する画像形成部10Kは、感光体ドラム1Kの周囲に帯電部2K、露光部3K、現像部4K及びクリーニング部7Kを配置している。そして、帯電部2Yと露光部3Y、帯電部2Mと露光部3M、帯電部2Cと露光装置3C、及び帯電部2Kと露光装置3Kは、潜像形成手段を構成する。
なお、現像部4Y、4M、4C、4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着部材からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部で用紙Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
かくして、画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写手段6Y、6M、6C、6Kにより逐次転写されて(1次転写)、カラー画像合成されたトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された用紙Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23等を経て、転写手段6Aに搬送され、用紙Pにカラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写された用紙Pは搬送ガイド板(搬送ガイド部材)87の搬送面上を案内されて定着装置8のニップ部に搬送される。搬送された用紙Pは定着装置8のニップ部において加熱・加圧され、用紙Pのカラートナー像が定着される。その後、排紙ガイド板88の搬送面上を搬送された用紙Pは、排紙ローラ24A、24Bに挟持されて機外の排紙トレイ25に載置される。
一方、転写手段6Aにより用紙Pにカラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写ベルト5は、クリーニング部7Aにより残留トナーが除去される。
なお、以上はカラー画像を形成する画像形成装置であったが、モノクロ画像を形成する画像形成装置であってもよいし、中間転写ベルトを用いても用いなくてもよい。
次に、本実施形態に係る定着装置8について、図2の定着装置8の断面図に基づいて説明する。
定着ベルト81(定着部材)は、無端状に形成され、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A15°)で被覆し、更に、厚さ30μmの耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のチューブで被覆している。外径寸法は例えば168mmである。他の構成として、基体にニッケル電鋳など金属基体を用いたり、弾性層にフッ素ゴムを用いたり、表面離型層にPFAやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などのフッ素樹脂コーティング層を用いたりしてもよい。
加熱ローラ82は、定着ベルト81を加熱する加熱手段としてのハロゲンヒータ82Aを内蔵し、例えば、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金82Bの外周面を、厚さ30μmのPTFEでコーティングした樹脂層82cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。なお、ハロゲンヒータ82Aは異なった紙幅に対応するために例えば1200Wのもの2本、750Wのもの2本、500Wのもの1本より構成され、記録紙の異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置してある。
定着ローラ83は、鉄等の金属から形成された中実の芯金83Aを、弾性層83Bとして厚さ17mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmの低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層83Cで被覆している。外径寸法は例えば90mmである。
加圧ローラ84(加圧部材)は、画像出力装置への電源投入直後の昇温時間を短縮するためハロゲンヒータ84Aを内蔵し、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金84Bの外周面を、弾性層84Cとして厚さ2mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A10°)で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層84Dで被覆している。外径寸法は90mmである。なお、ハロゲンヒータ84Aの定格値は例えば700Wである。
そして、不図示の付勢手段により、加圧ローラ84が定着ベルト81を介して定着ローラ83を押圧している。
排紙ガイド板88の(加圧ローラ84の回転軸方向)中央部には開口が設けられており当該開口に対応して分離爪86が設けられている。分離爪86は耐熱樹脂から成りその先端が加圧ローラ84に圧接している。分離爪86により用紙Pが加圧ローラ84に巻き付くことを防止する。分離爪86は例えば10mm程度の先端部がフッ素樹脂でコーティングされて潤滑性が良い上に、5mN程度の弱い圧力で加圧ローラ84に圧接しているので、加圧ローラ84に疵が付くことがない。
以上の構成において、不図示の駆動手段によって加圧ローラ84を反時計方向に回転させると、定着ベルト81及び加熱ローラ82は時計方向に回転し、定着ローラ83も時計方向に回転する。なお、定着ローラ83を駆動してもよい。また、定着ベルト81は当接する加熱ローラ82を介してハロゲンヒータ82Aにより加熱され、加圧ローラ84もハロゲンヒータ84Aによって加熱される。そして、不図示の付勢手段によって加圧ローラ84が定着ローラ83の方向に付勢されているので、定着ローラ83に巻回された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部Nで、給紙された用紙Pが加熱・加圧され、用紙P上のトナー像が定着される。
定着ベルト81を加熱する加熱手段として、どのような加熱手段を用いてもよく、例えば励磁コイルを用いた誘導加熱発熱体を用いてもよい。また、加熱手段を設ける位置は、必ずしも加熱ローラ82の中に限定するものではない。更に、定着ベルト81を用いずに、単に一対の加熱ローラと加圧ローラにより定着ニップ部を形成する構成の定着装置であってもよい。
また、定着ベルト81に張力を付与するテンションローラを設けたり、ベルトの蛇行を制御する寄り制御ローラを設けたりしてもよい。
[吸気部30]
このような定着装置8において、本実施形態においては、定着装置8のニップ部に用紙を安定して搬送させることを目的として、定着装置8には吸気部30を設けている。吸気部30により、加圧ローラ84と搬送ガイド板87との隙間apから用紙Pを吸引する方向に空気流を生じさせる。
吸気部30は、ダクト320と、ダクト320の内部の空気を吸引する方向に空気流を生じさせる吸気ファン310とを備えている。隙間apは加圧ローラ84の回転軸方向(以下、単に「回転軸方向)という)に伸びており、ダクト320はその隙間apに対応して設けられている。同図においては、吸気ファン310は軸流ファン等のプロペラファンであり加圧ローラ84の右方向に配置して、ダクト320からの空気を図示右方向へ排気しているが、吸気ファン310を90度回転させて画像形成装置本体GHの正面側あるいは背面側に配置させ、途中で湾曲させたダクト320をその吸気ファン310に接続するようにしてもよい。あるいは吸気ファンとして軸流ファン以外に、クロスフローファン、シロッコファンを用いてもよい。
吸気ファン310により生じた空気流により、隙間apでは、ダクト320の内部へ流れる空気流が生じている。当該空気流により搬送ガイド板87の搬送面上を搬送される用紙Pは吸引される。このことにより定着のニップ部Nに搬送される直前の用紙Pあるいは、先端がニップ部Nに噛んだ(挟持された)状態で搬送されている用紙Pは、図3に示すように、隙間apから空気流により用紙Pは搬送ガイド板87及び加圧ローラ84側に押しつけられた状態で搬送させることができる。このことにより用紙Pを、同図に示すように加圧ローラ84と接触領域ctで接触した下方凸状態で、加圧ローラ84の表面に沿って搬送させることができる。
定着装置8に搬送される用紙は必ずしも全てが真っ直ぐではなく波打ちあるいはカール等の曲がりが生じている紙が搬送される場合がある。このような用紙の場合には、ニップ部Nへの進入時に先端紙折れや搬送ジャムあるいは、搬送中に紙皺等の不具合が生じる虞がある。
本実施形態においては、吸気部30を設けていることにより、接触領域ctで接触した状態で用紙を搬送させることができる。このことにより曲がりが生じているか否かに係わらず一定の状態で用紙Pを定着装置8のニップ部Nに搬送させることができるので、上記のような不具合を防ぐことが可能となる。特に、本実施形態においては、隙間apの位置で用紙Pを吸引することにより、ニップ部Nの直前位置で行うことができることからより効果的である。
次に搬送ガイド板87と定着ニップNとの位置関係について説明する。用紙Pと加圧ローラ84とが安定して接触領域ctで接触するためには、搬送ガイド板87の搬送面を定着ニップNの位置よりも下方に設けた方がよい。図3に示す例では搬送ガイド板87の搬送面と定着ニップ部Nの形成面とは平行であり、搬送ガイド板87の搬送面は定着ニップ部Nの形成面に対して段差h1で下方(加圧ローラ84側)に設けられている。段差h1として2〜5mmが好ましい。段差h1が1mm以下の場合には、接触領域ctが僅かしか確保できず用紙Pの紙曲がり(紙変形)に対する許容度が低く、わずかな紙変形で用紙Pの先端の一部が最初に定着ベルト81側に衝突(接触)してしまい、紙皺を発生し易くなる。逆に6mm以上の場合には、紙の下凸の度合が大きくなり、定着ベルト81に用紙Pの先端が衝突するようになるので紙先端が上手くニップ部Nに進入しなくなり、紙皺が発生し易くなる。
図4は、変形例における定着装置8のニップ部N上流側の模式断面図である。図3においては搬送ガイド板87の搬送面と定着ニップ部Nの形成面とは平行であったが、図4においては、両者は平行ではなく傾斜している例である。
図4における段差h2は、(1)搬送ガイド板87の搬送面と、(2)当該搬送面と平行であり、且つ、加圧ローラ84の接線となる面、との距離である。同図のような場合であっても接触領域ctを確保するためには、段差h2が2〜5mmとなる位置関係が好ましい。
[第2〜第4の実施形態]
図5は、第2の実施形態に係る定着装置8の断面図である。第2の実施形態においては図5に示す構成以外は図1及び図2に示す構成と同様である。また同じ構成部については同符号を付すことにより説明に換える(以下、第3の実施形態以降においても同様)。なお、図5以降においては、分離爪86の図示は省略しているが、分離爪86を設けてもよい。その場合は、ダクト320は分離爪86の位置を避けて複数に分割して設けるようにする、若しくは分離爪86に対応する位置のみダクト320の壁に穴を開ける。後者の場合においてはダクト320の壁の一部に穴が開いても実用上は問題とはならない。
図5に第2の実施形態においては、吸気部30は、2組設けられており、ニップ部Nの入口側に設けられた吸気部30は、吸気ファン310aとダクト320aとを備えている。当該構成は図2に示す構成と同様であり説明は省略する。もう一方のニップ部Nの出口側に設けられた吸気部30は、吸気ファン310bとダクト320bとを備えている。当該吸気部30により、加圧ローラ84と排紙ガイド板88との隙間ap2から用紙Pを吸引する方向に空気流を生じさせる。
隙間ap2は加圧ローラ84の回転軸方向(以下、単に「回転軸方向)という)に伸びており、ダクト320bはその隙間ap2に対応して設けられている。吸気ファン310により生じた空気流により、隙間ap2では、ダクト320の内部へ流れる空気流が生じている。当該空気流により定着ニップ部Nを通過した用紙Pを吸引することができる。
画像部が多くトナーの付着力が大きいと用紙Pが定着ベルト81から剥がれ難くなり、ニップ部Nを出てから直ぐに紙が剥がれずに、用紙Pの剥がれる位置が不安定となり、画像に光沢ムラが発生する。本実施形態においては、用紙Pを吸気部30により隙間ap2から用紙Pを吸引することができるので、用紙Pを安定して分離させることが可能となり、搬送中に安定して定着ベルト81から用紙Pを剥がすことができるので紙全面の剥離位置のばらつきがなくなり光沢ムラが発生し難くなった。
図6は第3の実施形態に係る定着装置8の断面図であり、図7は第4の実施形態に係る定着装置8の断面図である。第3、第4の実施形態においては、吸気部30のダクト320には風路R1が設けられている。風路R1は、加圧ローラ84の表面であって回転方向に沿って伸びている。図6に示す例においては、風路R1に対して回転方向と同じ方向に空気流を生じさせており、図7に示す例においては反対方向に空気流を生じさせている例である。風路R1に空気流を生じさせることにより、加圧ローラ84を効率よく冷却させることが可能となる。なお加圧ローラ84を冷却することにより、定着時に用紙Pに対して過剰に熱を供給することを防止することができる。特にコート紙においては過剰に熱を供給すると、紙中に含まれる水分や気体が膨張し、加熱されて軟化した樹脂層の表面を突き破ったり膨らませたりしてしまう、いわゆるブリスタという現象が発生することがある。また過剰に熱を供給することによりトナーが過剰に溶けて定着ベルト(あるいは加熱ローラ)とトナーとの付着力が増加することにより、定着ベルト81に用紙が巻き付き易くなったり、一部のトナーが用紙Pから剥がれて定着ベルト81側に転移したりする問題が生じる虞がある。加圧ローラ84を冷却することはこれらの問題に対して有効である。
一箇所に設けた吸気ファン310により、加圧ローラ84と搬送ガイド板87との隙間ap及び加圧ローラ84と排紙ガイド板88との隙間ap2からの吸引と、加圧ローラ84の冷却を行うことにより、ダクト320や吸気ファン310の設置数を少なくすることができるので、低コスト化やコンパクト化を達成することが可能となる。
[第5〜第6の実施形態]
図8は第5の実施形態に係る定着装置8の断面図であり、図9は第6の実施形態に係る定着装置8の断面図である。これらの図においては吸気部30は、送風ファン311、中継ダクト321a、321b、遮蔽シート322、風向変更部材323、衝立板325、を備えている。中継ダクト321aは加圧ローラ84と搬送ガイド板87との隙間apとダクト320との間に位置しており、中継ダクト321bは加圧ローラ84と排紙ガイド板88との隙間ap2とダクト320との間に位置している。
第5、第6の実施形態においては、送風ファン311により発生する空気流は、外部からダクト内部に向かうものである。ダクト内部に空気を吹き付ける構成とすることにより第3、第4の実施形態における吸気する構成に比べて、空気流に指向性があり、ダクトの隙間から空気を吸い込まないという特徴がある。
但し、ダクト内部に空気を吹き付ける構成とすることから、ダクト内部が正圧(陽圧ともいう)となりやすくなる。第5、第6の実施形態においては、中継ダクト321a、321b(以下、これらを総称する場合には単に中継ダクト321という)を設けており、中継ダクト321の内部を負圧(陰圧ともいう)にすることにより隙間ap(若しくは隙間ap2)から吸引する方向に空気流を生じさせるものである。以下、説明する。
[下流側の中継ダクト321]
図8において送風ファン311から遠い下流側の中継ダクト321b(図9では321a)には排紙ガイド板88(図9では搬送ガイド板87)の搬送面に沿って伸びた出口側風路R2が設けられている。中継ダクト321bの周辺には、風向変更部材323を設けている。風向変更部材323には遮蔽シート322が取り付けられている。遮蔽シート322は可撓性の板状部材であり、ポリイミド等の耐熱弾性樹脂により形成されている。遮蔽シートの先端部は、加圧ローラ84に当接しており風路R1の中を流れる加圧ローラ84の表面に沿って流れる空気流を下流側の隙間ap2に行かないように遮蔽している。
遮蔽シート322及び風向変更部材323により加圧ローラ84の表面に沿って流れる空気流の向きは、出口側風路R2と平行な方向にその向きが替えられる。
中継ダクト321bの出口側風路R2付近において、ダクト320を流れる空気流の流速は中継ダクト321bよりも速く、圧力が小さくなる。そのため中継ダクト321bからダクト320へと向かう空気流が発生し、ひいては中継ダクト321bの内部は負圧となり、隙間ap2から中継ダクト321bの内部へ向かう吸引する方向に空気流が生じることになる。
[上流側の中継ダクト321]
図8において送風ファン311に近い上流側の中継ダクト321a(図9では321b)には衝立板325を設けている。送風ファン311からの送風により生じた空気流により中継ダクト321aの内部が正圧となることを、衝立板325を設けることにより防ぐことができる。
理由について説明する。図8に示すように衝立板325の先端はダクトの下方側壁baよりも下方に位置するようにしており、送風ファン311からの送風は加圧ローラ84には直接は衝突しない。衝立板325は、送風ファン311からの空気流によっても変形しない程度の剛性を備えており、衝立板325によりダクト320の内部を流れる空気流の向きは、加圧ローラ84の表面に沿う方向に替えられる。衝立板325は加圧ローラ84とは非接触であり、その間隔は先端において約1.0mmである。中継ダクト321aの出口側(衝立板325の先端)付近において、ダクト320を流れる空気流の流速は中継ダクト321aよりも速く、圧力が小さくなる。そのため中継ダクト321aからダクト320へと向かう空気流が発生し、ひいては中継ダクト321aの内部は負圧となり、隙間apから中継ダクト321aの内部へ向かう吸引する方向に空気流が生じることになる。
[第7の実施形態]
図10は第7の実施形態に係る定着装置8の断面図であり、中継ダクト321a周辺には、遮蔽シート322a、風向変更部材323a、出口側風路R2が設けられており、中継ダクト321b周辺には、遮蔽シート322b、風向変更部材323b、出口側風路R2が設けられている。送風ファン311からダクト内部に向かう空気流は、加圧ローラ84に衝突して、2方向に分岐する。分岐した空気流は左右の風路R1をそれぞれ流れて、下流側の中継ダクト321a、321bの方に向かう。
中継ダクト321aの方へ流れる空気流は、風空変更部材323aにより風の向きは出口側風路R2と平行な方向な方向にその向きが変更される。中継ダクト321bの出口側風路R2付近においては、ダクト320に向かう空気流が生じることにより中継ダクト321aの内部は負圧となり、隙間apから中継ダクト321aの内部へ向かう吸引する方向に空気流が生じる。中継ダクト321bでも同様な現象により隙間apから中継ダクト321aの内部へ向かう吸引する方向に空気流が生じる。
(実施例の条件)
用紙搬送速度 450mm/s
定着荷重:2400N
定着ベルト81
φ168
PFAコート30μm、表面 弾性層t0.2 10°JIS−A
基体 PI t0.07
制御温度 165℃
加熱ローラ82
φ90
PFAコート30μm
芯金 A5056 1.5mm
定着ローラ83
φ90
シリコンゴム t20mm 10°JIS−A
芯金STKM(機械構造用炭素鋼鋼管)t3.0mm
加圧ローラ84
φ80
シリコンゴムt1.0mm 30°JIS−A
吸気部30(構成は図5参照)
吸引ファン(2個使用)
□40、最大風量0.28m/min、最大静圧98.5Pa
分離爪86 未使用
(共通実験条件)
用紙はOK中質コート(60.2g/m)、A3判サイズ
全面黒画像を2枚、続けて白紙100枚を定着装置8に通紙し、1枚でも不具合が発生した場合は、×(bad)で評価した。
[搬送ガイド板87と加圧ローラ84との隙間apからの吸引]
吸気部30の構成は図5に示す第2の実施形態と同一の構成である。隙間apの幅と、隙間apの入口側の風速を変更して、そのときの定着性能を評価した。隙間apの幅とは加圧ローラ84の表面と搬送ガイド板87の端部との距離である。隙間apの入口側の風速は、吸気ファン310aの駆動電圧を変更することにより変更した。
(評価項目)
皺:皺の発生の有無で評価。
搬送停止:紙搬送停止の発生有無で評価。定着装置のニップ部Nに搬送されないことによる搬送不良が発生。
(結果)
図11に示す。図11は隙間apの幅と風速を変更した際の定着性能を示すグラフであり、同図に示すように隙間apから適正な風速で吸引することにより、紙皺の発生を防ぐことが可能となる。
[排紙ガイド板88と加圧ローラ84との隙間ap2からの吸引]
吸気部30の構成は図5に示す第2の実施形態と同一の構成である。隙間ap2の幅と、隙間ap2の入口側の風速を変更して、そのときの定着性能を評価した。隙間ap2の幅とは加圧ローラ84の表面と排紙ガイド板88の端部との距離である。隙間ap2の入口側の風速は、吸気ファン310aの駆動電圧を変更することにより変更した。
(評価項目)
光沢ムラ:全面黒画像で評価。定着ニップ部Nの下流側での分離が不安定となることにより、定着性が不安定となり、用紙上のトナーの光沢不良が発生する。
搬送JAM:搬送JAMの発生有無で評価。隙間ap2に用紙Pの先端が飛び込むことにより搬送不良が発生。
(結果)
図12に示す。図12は隙間ap2の幅と風速を変更した際の定着性能を示すグラフであり、同図に示すように隙間ap2から適正な風速で吸引することにより、光沢ムラの発生を防ぐことが可能となることがわかる。
86 分離爪
87 搬送ガイド板
88 排紙ガイド板
30 吸気部
310、310a、310b 吸気ファン
311 送風ファン
320、320a、320b ダクト
321、321a、321b 中継ダクト
322、322a、322b 遮蔽シート
323、323a、323b 風向変更部材
325 衝立板
R1 風路
R2 出口側風路

Claims (8)

  1. 加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧する加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置において、
    搬送面が前記ニップ部の形成面より前記加圧部材側に設けられるとともに、搬送面上の用紙を前記ニップ部へ案内する搬送ガイド部材と、
    前記搬送ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせる吸気部と、を有し、
    前記用紙は、前記空気流により前記搬送ガイド部材及び前記加圧部材に押しつけられた状態で前記加圧部材の表面に沿って前記ニップ部に搬送されることを特徴とする定着装置。
  2. 加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧するローラ状の部材である加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置において、
    搬送面上の用紙を前記ニップ部へ案内する搬送ガイド部材と、
    前記搬送ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせる吸気部と、を有し、
    前記吸気部は、前記加圧部材の表面であって回転方向に沿って伸びる風路が設けられたダクトと、前記ダクトに空気流を送り込む送風ファンと、前記隙間と前記ダクトとを中継する中継ダクトと、を備え、
    前記送風ファンから送風され前記ダクトを流れる空気流は前記風路を流れるとともに、前記空気流により、前記中継ダクトの内部が負圧となって前記隙間から吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする定着装置。
  3. 前記加圧部材は、ローラ状の部材であり、
    前記吸気部は、前記加圧部材の表面であって回転方向に沿って伸びる風路が設けられたダクトを備え、
    前記吸気部による空気流は前記風路を流れていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記ニップ部の出口側に設けられ、搬送面上に定着された用紙を搬送させる排紙ガイド部材を有し、
    前記吸気部は、前記排紙ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の定着装置。
  5. 前記吸気部は、前記ダクトに空気流を送り込む送風ファンと、前記隙間と前記ダクトとを中継する中継ダクトと、を備え、
    前記送風ファンから送風され前記ダクトを流れる空気流により、前記中継ダクトの内部が負圧となって前記隙間から吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記中継ダクトは、前記搬送面に沿って伸びた出口側風路を備え、
    前記ダクトは、前記加圧部材に端部が当接する遮蔽シートを有する前記加圧部材の表面に沿って流れる空気流の向きを前記出口側風路と平行な向きに変更する風向変更部材を備えていることを特徴とする請求項2又は5に記載の定着装置。
  7. 加熱された定着部材と該定着部材に対して加圧するローラ状の部材である加圧部材とにより形成されたニップ部で用紙上のトナー像を定着する定着装置において、
    前記ニップ部の出口側に設けられ、搬送面上の定着された用紙を搬送させる排紙ガイド部材と、
    前記排紙ガイド部材と前記加圧部材との隙間から前記搬送面上の用紙を吸引する方向に空気流を生じさせる吸気部と、を有し、
    前記吸気部は、前記加圧部材の表面であって回転方向に沿って伸びる風路が設けられたダクトと、前記ダクトに空気流を送り込む送風ファンと、前記隙間と前記ダクトとを中継する中継ダクトと、を備え、
    前記送風ファンから送風され前記ダクトを流れる空気流は前記風路を流れるとともに、前記空気流により、前記中継ダクトの内部が負圧となって前記隙間から吸引する方向に空気流を生じさせていることを特徴とする定着装置。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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