JP2011242428A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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理 吉村
Shogo Fukai
省吾 深井
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    • G03G15/2028Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means

Abstract

【課題】非接触型の温度検知センサにおける誤検知を抑制して適切な温度制御を実行すること。
【解決手段】定着装置8は、トナー像が担持された用紙を加熱する定着ベルト81と、トナー像が担持された用紙を挟むニップ部Nを定着ベルト81に当接することにより形成する加圧ローラ84と、定着ベルト81の表面に対して非接触の状態で定着ベルト81の温度を検知する温度検知センサSEと、ニップ部Nから排出される用紙に対して吐出口131bからエアーを吹き付け、定着ベルト81から用紙を分離するエアー分離部を有する。また、定着ベルト81は、吐出口131bと温度検知センサSEとを結ぶ直線L1を遮るように配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの機能を備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像をトナーにより顕像化し、顕像化されたトナー像を用紙上に転写・定着して画像を形成している。
用紙上にトナー像を定着する定着装置として、ハロゲンヒータ等を内蔵した定着ローラと、定着ローラに接触する加圧ローラとによってニップ部を形成し、ニップ部で用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するローラ方式の定着装置がある。
また、ハロゲンヒータ等を内蔵した加熱ローラと定着ローラとにより無端状の定着ベルトを張架し、定着ベルトを介して定着ローラを加圧ローラにより加圧してニップ部を形成し、ニップ部で用紙を挟持・搬送しながら、加熱・加圧するベルト方式の定着装置もある。
これらの定着装置において、用紙上のトナーはニップ部を通過する際に加熱されて溶融するため、トナーの粘着力により用紙が定着ローラや定着ベルトの表面に巻き付いて分離せず、紙詰まりが発生する可能性がある。用紙として斤量の小さい薄紙や印刷用コート紙を用いた場合は、特に定着ローラ等の表面に巻き付きやすい。
定着装置における用紙の巻き付きを防止するため、ニップ部から排出される用紙に対して吐出口からエアーを吹き付け、定着ローラや定着ベルトから用紙を分離するエアー分離機構に関する技術が提案されている(例えば特許文献1)。エアー分離機構によれば定着ローラ等の表面に分離爪等の部材を接触させずに用紙を分離させることができ、定着ローラ等の表面を損傷させることはない。
また、定着装置における定着動作を適切に行うためには定着ローラや定着ベルトにおける温度を適切に維持する必要があり、そのために定着ローラ等の温度を検知する温度検知センサを配置して定着ローラ等の温度を制御している。温度検知センサとして定着ローラ等の表面に接触させる接触型の温度検知センサと定着ローラ等の表面に接触させない非接触型の温度検知センサがある。接触型の温度検知センサでは定着ローラ等の表面に接触した跡が残り、この跡の部分で画像の光沢差による筋が発生してしまい、画像が低下してしまう。そこで、最近では非接触型の温度センサを使用した定着装置が多い(例えば特許文献2)。
特開2008−3277号公報 特開2009−93085号公報
定着ローラや定着ベルトの温度を検知する非接触型の温度検知センサは、周囲の環境に大きく依存するため、定着装置内を密閉した状態で使用されるが、前述したように定着装置における用紙の巻き付きを防止するため、定着装置内にエアー分離機構を採用すると、エアー分離機構により吹き付けられたエアーにより密閉された定着装置内でエアーの流れが発生してしまう。その結果、エアーの流れが非接触型の温度検知センサの動作に影響し、定着ローラ等の温度を誤検知してしまう可能性がある。
そこで、本発明の目的は、非接触型の温度検知センサにおける誤検知を抑制して適切な温度制御を実行出来る定着装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、
トナー像が担持された用紙を加熱する加熱部材と、
トナー像が担持された用紙を挟むニップ部を前記加熱部材に当接することにより形成する加圧部材と、
前記加熱部材の表面に対して非接触の状態で前記加熱部材の温度を検知する温度検知センサと、
前記ニップ部から排出される用紙に対して吐出口からエアーを吹き付け、前記加熱部材から用紙を分離するエアー分離部と、を有し、
前記加熱部材は、前記吐出口と前記温度検知センサとを結ぶ直線を遮るように配置されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成装置は、
前記定着装置を有することを特徴とするものである。
本発明に係る定着装置及び画像形成装置によれば、非接触型の温度検知センサにおける誤検知を抑制して適切な温度制御を実行出来る。
本発明に係る画像形成装置の全体構成図である。 本発明に係る定着装置の拡大断面図である。 加熱ローラと定着ローラのみを示す斜視図である。 定着装置の変形例を示す拡大断面図である。 ローラ形式の定着装置を示す拡大断面図である。 加熱ローラの斜視図である。
[画像形成装置の概要]
図1は、本発明に係る画像形成装置Xの全体構成図である。
画像形成装置Xは画像形成装置本体GHと画像読取装置YSとから構成される。画像形成装置本体GHは複数組の画像形成部10Y、10M、10C、10K、ベルト状の中間転写ベルト5、給紙搬送部、定着装置8等からなる。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から構成される画像読取装置YSが配置されている。自動原稿送り装置201の原稿台に載置された原稿dは搬送部により搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系により原稿dの片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイメージセンサCCDに読み込まれる。
ラインイメージセンサCCDにより光電変換されて形成された信号は、画像処理部において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が行われた後、露光部3Y、3M、3C、3Kに送られる。
イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成部10Yは、感光体ドラム1Yの周囲に帯電部2Y、露光部3Y、現像部4Y、クリーニング部7Yを配置している。画像形成部10M、10C、10Kは画像形成部10Yとほぼ同様の構成となっている。現像部4Y、4M、4C、4Kは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)の小粒径のトナーとキャリアからなる2成分現像剤を内包する。トナーは発色剤となる顔料若しくは染料と、定着後に定着ベルト81からのトナーの剥離を助けるワックスと、これらを保持するバインダー樹脂とからなる。
中間転写ベルト5は、複数のローラにより巻回され、回動可能に支持されている。
定着装置8は、加熱された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部で用紙Pのトナー像を加熱・加圧して定着する。
画像形成部10Y、10M、10C、10Kより形成された各色の画像は、回動する中間転写ベルト5に転写部6Y、6M、6C、6Kにより逐次転写されて、カラーのトナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された用紙Pは、給紙部21により給紙され、給紙ローラ22A、22B、22C、22D、レジストローラ23等を経て、転写部6Aに搬送され、用紙Pにカラーのトナー像が転写される。カラーのトナー像が転写された用紙Pは定着装置8において加熱・加圧され、カラーのトナー像が用紙Pに定着される。その後、排紙ローラ24に挟持されて排紙トレイ25に載置される。
転写部6Aにより用紙Pにカラーのトナー像を転写された後、用紙Pを剥離した中間転写ベルト5は、クリーニング部7Aにより残留したトナーが除去される。
[定着装置の概要]
次に、本発明に係る定着装置8について詳しく説明する。図2は、本発明に係る定着装置8の拡大断面図である。なお、図2に示す定着装置8は、ベルト形状の加熱部材である定着ベルト81が用いられている。
定着装置8は、外枠を複数のフレーム部材から構成される定着フレーム8Fで構成されている。定着装置8を構成する各部材は直接又は間接的に定着フレーム8Fに支持されている。定着フレーム8Fはスライドレール等の案内機構で移動可能に支持され、定着装置8は手前方向(図1、図2の紙面手前方向)に画像形成装置Xの外に引き出すことが可能となっている。
定着ベルト81は無端状に形成され、例えば、基体として厚さ70μmのPI(ポリイミド)を用い、基体の外周面を弾性層として厚さ200μmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、更に、表層に厚さ30μmの耐熱性樹脂であるPFA(パーフルオロアルコキシ)のコーティングをしている。
定着ベルト81は、加熱ローラ82と定着ローラ83に張架されている。
加熱ローラ82は、定着ベルト81を加熱するハロゲンヒータ82Aを内蔵し、例えば、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金82Bの外周面を、厚さ30μmのPTFEでコーティングした樹脂層82Cで被覆している。なお、ハロゲンヒータ82Aは異なった紙幅に対応するために例えば1200Wのもの2本、750Wのもの2本、500Wのもの1本より構成され、用紙の異なる紙幅に対応させて軸方向に異なる発熱分布になるように配置されている。
定着ローラ83は、定着ベルト81と加圧ローラ84との間にニップ部Nを形成するために、加圧ローラ84と対向して配置される。つまり、本発明の実施形態では、定着ローラ83は本発明における第1ローラに相当し、加圧ローラ84は本発明における加圧部材に相当する。定着ローラ83は鉄等の金属から形成された中実の芯金83Aを、弾性層83Bとして厚さ20mmの耐熱性のシリコンゴムで被覆し、更に、厚さ30μmの低摩擦で耐熱性樹脂であるPTFEでコーティングした樹脂層83Cで被覆している。
加熱ローラ82の周辺には、定着ベルト81に非接触の状態で定着ベルト81の温度を検知する温度検知センサSEが配置される。温度検知センサSEの検知結果によりハロゲンヒータ82AのON・OFF制御がなされ、定着ベルト81は定着動作に適切な温度に維持される。
定着ベルト81に当接する加圧ローラ84は、画像形成装置Xへの電源投入直後の昇温時間を短縮するため加熱手段としてハロゲンヒータ84Aを内蔵し、アルミニウム等から形成された肉厚4mmの円筒状の芯金84Bの外周面を、弾性層84Cとして厚さ1mmの耐熱性のシリコンゴム(硬度JIS−A30°)で被覆し、更に、厚さ30μmのPFAチューブの樹脂層84Dで被覆している。外径寸法は90mmである。不図示の押圧手段により、加圧ローラ84が定着ベルト81を介して定着ローラ83を押圧している。
以上の構成において、不図示の駆動手段によって加圧ローラ84が反時計方向(図2におけるx方向)に回転すると、定着ベルト81、加熱ローラ82、定着ローラ83が時計方向(図2におけるy方向)に回動・回転する。
定着ベルト81は当接する加熱ローラ82を介してハロゲンヒータ82Aにより加熱され、加圧ローラ84もハロゲンヒータ84Aによって加熱される。そして、不図示の押圧手段によって加圧ローラ84が定着ローラ83に押圧されているので、定着ローラ83に巻回された定着ベルト81と加圧ローラ84との間に形成されたニップ部Nで、給紙された用紙が加熱・加圧され、用紙上のトナー像が定着される。
[エアー分離機構の概要]
定着装置8において、定着された用紙がニップ部Nから排紙された後に定着ベルト81に付着して巻き付く恐れがあるため、定着後の用紙を定着ベルト81から確実に分離させる必要がある。そこで、本発明の実施形態における定着装置8では、ニップ部Nから排出される用紙に対してエアーを吹き付けて定着ベルト81から用紙を分離するエアー分離部が配置されている。エアー分離部は、例えば、図2に示す吸引ファンF、第1ダクト121、第2ダクト131から構成されている。
図2に示すように、第1ダクト121の開口部121aは、吸引ファンFに直接または連通ダクト(不図示)を介して接続されている。また、第1ダクト121のもう一方の開口部121bは第2ダクト131の開口部131aに接続されている。開口部121bと開口部131aとは、ゴム等のパッキンにより密閉構造とされ、吸引ファンFから送られるエアーが第1ダクト121や第2ダクト131の外へ漏れることを防止している。
第2ダクト131のもう一方の開口部である吐出口131bは、ニップ部Nの近くに配置されている。吸引ファンFより送られたエアーは第1ダクト121、第2ダクト131の内部を図2に示す矢印方向に流れて吐出口131bから排出され、ニップ部Nから排出される用紙の先端付近に対して吹き付けられる。これにより用紙と定着ベルト81との間にエアーが入り込み、用紙が定着ベルト81から適切に分離して用紙の巻き付きを防止出来る。また、吸引ファンF、第1ダクト121、第2ダクト131から構成されるエアー分離部により用紙を定着ベルト81から分離することにより、定着ベルト81の表面に分離爪等の部材を接触させずに用紙を分離させることが出来るため、定着ベルト81の表面を損傷させることはない。
エアー分離部により定着ベルト81から分離された用紙は、上ガイド211、下ガイド212、213によりガイドされ、搬送ローラR1、R2により挟持されて定着装置8の搬送方向下流側に位置する排紙ローラ24(図1参照)の方向に搬送される。
[エアー分離部の吐出口と温度検知センサの配置]
定着ベルト81の温度を検知する温度検知センサSEは非接触型のセンサであり、周囲の環境に大きく依存する。従って、第2ダクト131の吐出口131bから吹き付けられるエアーが温度検知センサSEの周囲に流れてしまうと、温度検知センサSEの周囲の環境が変動して定着ベルト81の温度を正確に検知出来ない。そこで、本発明の実施形態における定着装置8では、吐出口131bと温度検知センサSEの配置を工夫している。
第一の工夫として、図2に示すように、加熱部材である定着ベルト81は、吐出口131bと温度検知センサSEとを結ぶ直線L1を遮るように配置される。換言すると、吐出口131bと温度検知センサSEとを結ぶ直線L1が定着ベルト81によって遮られるように、吐出口131bと温度検知センサSEとが配置される。
このように、吐出口131bと温度検知センサSEとが配置されることによって、吐出口131bから吹き付けられるエアーは、定着ベルト81、加熱ローラ82、定着ローラ83が壁となって温度検知センサSEの周辺に回り込みにくくなり、温度検知センサSEの周囲の環境変動は抑制される。その結果、温度検知センサSEにおける誤検知を抑制して適切な温度制御を実行出来る。
図3は、加熱ローラ82と定着ローラ83のみを示す斜視図である。図2と図3におけるM1は定着ローラ83の中心軸であり、M2は加熱ローラ82の中心軸である。なお、図2と3に示すように、定着ベルト81を張架するローラが加熱ローラ82と定着ローラ83の2つしかない場合には、加熱ローラ82が本発明における第2ローラに相当する。
図2と図3におけるMは、第2ローラである加熱ローラ82の中心軸M2と、第1ローラである定着ローラ83の中心軸M1と、を含む仮想面である。
ここで、第二の工夫として、この仮想面Mに対して矢印aの側に吐出口131bが配置され、仮想面Mに対して矢印bの側に温度検知センサSEが配置される。つまり、仮想面Mに対し、温度検知センサSEが吐出口131bの反対側に配置される。
上記した第一の工夫に加えて、吐出口131bと温度検知センサSEを、図2と図3に示すような配置にすることにより、吐出口131bから吹き付けられるエアーは、定着ベルト81、加熱ローラ82、定着ローラ83の壁によって、より確実に遮られる。これにより、エアーは、温度検知センサSEの周辺により回り込みにくくなり、温度検知センサSEの周囲の環境変動が抑制される。その結果、温度検知センサSEにおける誤検知を抑制して適切な温度制御を実行出来る。
さらに、第三の工夫として、図2に示すように、仮想面Mに対して矢印aの側(吐出口131bが配置されている側であり、温度検知センサSEが配置された矢印bの側と反対側)にはエアーを排出する排出口Hが配置される。吐出口131bから吹き付けられるエアーを積極的に排出口Hから定着装置8の外に排出することが出来るため、エアーが更に温度検知センサSEの周辺に回り込みにくくなり、温度検知センサSEの周囲の環境変動がより顕著に抑制される。
図4に示す定着装置8は図3に示す定着装置の変形例であり、定着ベルト81が加熱ローラ82、定着ローラ83、張架ローラ85の3つのローラからなるローラ群により張架されている。
このようなタイプの定着装置8の場合も前述した第一、第二、第三の工夫が施されている。つまり、第一の工夫として、図4に示すように、吐出口131bと温度検知センサSEとを結ぶ直線L2が定着ベルト81によって遮られるように、吐出口131bと温度検知センサSEとが配置される。
また、上記したローラ群のうち吐出口131bに最も接近している定着ローラ83を基準として、この基準である定着ローラ83の中心軸M1からの直線距離が最も遠い中心軸を有するローラを第2ローラとする。例えば、図4に示すような場合には、中心軸M1から張架ローラ85の中心軸M3までの直線距離よりも、中心軸M1から加熱ローラ82の中心軸M2までの直線距離の方が長いため、加熱ローラ82が本発明における第2ローラに相当する。
そして、第二の工夫として、第2ローラである加熱ローラ82の中心軸M2と、第1ローラである定着ローラ83の中心軸M1と、を含む仮想面Mに対して、温度検知センサSEが吐出口131bの反対側に配置される。
さらに、第三の工夫として、この仮想面Mに対して矢印aの側(吐出口131bが配置されている側であり、温度検知センサSEが配置された矢印bの側と反対側)にはエアーを排出する排出口Hが配置される。
このように、図4に示す定着装置8においても、第一、第二、第三の工夫が施されているため、図2に示す定着装置8と同様な効果が得られる。
また、図4に示すように、定着ベルト81が3つ以上のローラによって張架される場合には、第1ローラの中心軸M1からの直線距離が最も遠い中心軸を有するローラを第2ローラとし、この第2ローラの中心軸と第1ローラの中心軸とを含む仮想面Mに対して、温度検知センサSEが吐出口131bの反対側に配置される。このような配置により、温度検知センサSEが吐出口131bの近傍に配置されることを避け、吐出口131bから吹き付けられるエアーによる温度検知センサSEの周囲の環境変動を抑制する効果を高めることが出来る。
図2〜図4に示す定着装置8ではベルト形状の加熱部材である定着ベルト81が使用されているが、他の変形例としてローラ形状の加熱部材が使用された定着装置を図5と図6を用いて説明する。図5はローラ形式の定着装置を示す拡大断面図であり、図6は加熱ローラ82の斜視図である。なお、図2〜図4に示す実施形態では、定着ベルト81が本発明における加熱部材に相当するが、図5と図6に示す実施形態では、加熱ローラ82が本発明における加熱部材に相当する。
N1はニップ部Nの幅tの真ん中を通る加熱ローラ82の長手方向におけるニップ部Nの中心線であり、Mは加熱ローラ82の中心軸M2と、ニップ部Nの中心線N1と、を含む仮想面である。
図5と図6に示す定着装置8おいても前述した第一、第二、第三の工夫が施されている。具体的には、図5に示すように、吐出口131bと温度検知センサSEとを結ぶ直線L3が加熱ローラ82によって遮られるように、吐出口131bと温度検知センサSEとが配置される。
また、仮想面Mに対して矢印aの側に吐出口131bが配置されており、仮想面Mに対して矢印bの側に温度検知センサSEが配置される。つまり、仮想面Mに対し、温度検知センサSEが吐出口131bの反対側に配置されている。
さらに、この仮想面Mに対して矢印aの側(吐出口131bが配置されている側であり、温度検知センサSEが配置された矢印bの側と反対側)にはエアーを排出する排出口Hが配置される。
このように、図5に示すローラ形式の定着装置でも第一、第二、第三の工夫が施されているため、吐出口131bから吹き付けられるエアーは、加熱ローラ82が壁となって温度検知センサSEの周辺に回り込みにくくなり、温度検知センサSEの周囲の環境変動は抑制される。その結果、温度検知センサSEにおける誤検知を抑制して適切な温度制御を実行出来る。
以上、図1〜図6を用いて本発明を説明したが、本発明は当該実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
X 画像形成装置
F 吸引ファン
M 仮想面
M1、M2、M3 中心軸
N ニップ部
H 排出口
SE 温度検知センサ
8 定着装置
81 定着ベルト
82 加熱ローラ
83 定着ローラ
84 加圧ローラ
85 張架ローラ
121 第1ダクト
131 第2ダクト
131b 吐出口

Claims (5)

  1. トナー像が担持された用紙を加熱する加熱部材と、
    トナー像が担持された用紙を挟むニップ部を前記加熱部材に当接することにより形成する加圧部材と、
    前記加熱部材の表面に対して非接触の状態で前記加熱部材の温度を検知する温度検知センサと、
    前記ニップ部から排出される用紙に対して吐出口からエアーを吹き付け、前記加熱部材から用紙を分離するエアー分離部と、を有し、
    前記加熱部材は、前記吐出口と前記温度検知センサとを結ぶ直線を遮るように配置されていることを特徴とする定着装置。
  2. 前記加熱部材がベルト形状である場合、
    前記加熱部材は、前記ニップ部を形成するために前記加圧部材と対向して配置された第1ローラを少なくとも含むローラ群によって張架されており、
    前記ローラ群のうち、前記第1ローラの中心軸からの距離が最も遠い中心軸を有するローラを第2ローラとし、
    前記第1ローラの中心軸と、前記第2ローラの中心軸と、を含む仮想面に対し、前記温度検知センサが前記吐出口の反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱部材がローラ形状である場合、
    前記加熱部材の中心軸と、前記加熱部材の長手方向における前記ニップ部の中心線と、を含む仮想面に対し、前記温度検知センサが前記吐出口の反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記仮想面に対し、前記吐出口から吹き付けられるエアーを定着装置外に排出する排出口が前記温度検知センサと反対側に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の定着装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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