JP5359495B2 - 水系耐熱性樹脂組成物、この水系耐熱性樹脂組成物を用いた塗料、この塗料を用いた家電製品及び厨房器具 - Google Patents

水系耐熱性樹脂組成物、この水系耐熱性樹脂組成物を用いた塗料、この塗料を用いた家電製品及び厨房器具 Download PDF

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Description

本発明は、水系耐熱性樹脂組成物、この水系耐熱性樹脂組成物を用いた塗料、この塗料を用いた家電製品及び厨房器具に関する。
近年、環境保全面、安全衛生面、経済性及び塗装作業性等の面から、有機溶剤に代わり媒体に水を使用する水性樹脂溶液が注目され、樹脂末端に残存するカルボキシル基と、塩基性化合物とを作用させるポリアミドイミド樹脂の水溶化方法が報告されており(例えば、特許文献1参照。)、様々な用途に適用されている。
この水溶性ポリアミドイミド樹脂は、水により任意の濃度への希釈が可能であり、フッ素樹脂水分散液との混合性に優れ、また、塗膜が、耐熱性及び硬度に優れるという特長から、特に家電製品又は厨房器具向けの塗料におけるフッ素樹脂バインダーとして有益であり、大きな需要を有している。
この家電製品又は厨房器具向けの塗料は、非粘着性を発現するフッ素樹脂と、基材への密着性を発現するポリアミドイミド樹脂の混合系という塗料構成であり、塗膜の焼成時には、フッ素樹脂を塗膜表面に配向させるために、フッ素樹脂が溶融する400℃近辺での高温焼成が必要となる。
特許第3491624号公報
しかしながら、従来の水溶性ポリアミドイミド樹脂から得られた塗膜は、陶器基材やアルミ基材を被塗物とした場合、高温焼成後に被塗物との密着性、及び塗膜自体の硬度に劣るという問題があった。
本発明の目的は、高温焼成後も陶器基材やアルミ基材との密着性に優れ、且つ、硬度に優れる塗膜を形成することのできる水系耐熱性樹脂組成物、この水系耐熱性樹脂組成物を塗膜成分としてなる塗料、及びこの塗料を用いて塗膜を形成した家電製品又は厨房器具を提供することにある。
高温焼成後も陶器基材やアルミ基材への密着性に優れ、且つ、硬度に優れる塗膜を形成することのできる水系耐熱性樹脂組成物に関して検討した結果、ポリアミドイミド樹脂を水溶化する際の塩基性化合物にアルキルアミンを使用すること、及び、ポリアミドイミド樹脂に対して、適正な分子量を持たせることによって、従来の水系ポリアミドイミド樹脂から得られた塗膜と比較して、高温焼成後も陶器基材やアルミ基材への密着性を大きく向上させ、且つ、硬度も向上させることが可能であることを見出して本発明に至った。
すなわち、前記課題を解決するための手段は以下の通りである。
(1)(A)数平均分子量が20000〜30000であるポリアミドイミド樹脂と、(B)トリアルキルモノアミンと、(C)水と、(D)有機溶剤とを含み、(B)トリアルキルモノアミンの配合量が、(A)ポリアミドイミド樹脂中に含まれるカルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価に対して2.5〜5当量であることを特徴とする水系耐熱性樹脂組成物。
(2)(B)トリアルキルモノアミンが、トリエチルアミン又はトリブチルアミンである前記(1)に記載の水系耐熱性樹脂組成物。
(3)(C)水の含有量が、(C)水と、(D)有機溶剤との合計質量に対して、30〜80質量%である前記(1)又は(2)に記載の水系耐熱性樹脂組成物。
(4)(D)有機溶剤の含有量が、(C)水と、(D)有機溶剤との合計質量に対して、20〜70質量%である前記(1)〜(3)のいずれかに記載の水系耐熱性樹脂組成物。
(5)(A)ポリアミドイミド樹脂が、極性溶媒中で、アミン成分としてジイソシアネート化合物又はジアミン化合物と、酸成分として三塩基酸無水物又は三塩基酸無水物クロライドとを共重合させて得られてなるポリアミドイミド樹脂である前記(1)〜(4)のいずれかに記載の水系耐熱性樹脂組成物。
(6)(A)ポリアミドイミド樹脂の、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価が、25〜50mgKOH/gである前記(1)〜(5)のいずれに記載の水系耐熱性樹脂組成物。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の水系耐熱性樹脂組成物を塗膜成分としてなる塗料。
(8)前記(7)に記載の塗料に、フッ素樹脂が混合されてなる塗料。
(9)前記(8)に記載の塗料を用いて塗膜が形成されてなる家電製品。
(10)前記(8)に記載の塗料を用いて塗膜が形成されてなる厨房器具。
本発明によれば、従来の水系耐熱性樹脂組成物から得られた塗膜と比較して、高温焼成後も陶器基材やアルミ基材などへの密着性を大きく向上させ、且つ、硬度も向上させた塗膜を得ることが可能となる水系耐熱性樹脂組成物、及び該水系耐熱性樹脂組成物を塗膜成分として有する塗料、及び該塗料を用いて塗膜を形成した家電製品又は厨房器具を提供することができる。
<水系耐熱性樹脂組成物>
本発明の水系耐熱性樹脂組成物は、(A)数平均分子量が20000〜30000であるポリアミドイミド樹脂と、(B)アルキルアミンと、(C)水と、(D)有機溶剤とを含むことを特徴としている。
このような組成にすることで、高温焼成後も陶器基材やアルミ基材への密着性に優れ、且つ、硬度に優れる塗膜を形成することが可能となる。
以下に、本発明の水系耐熱性樹脂組成物の各成分について順次説明する。
[(A)ポリアミドイミド樹脂]
本発明で用いる(A)ポリアミドイミド樹脂は、例えば、アミン成分としてジイソシアネート化合物又はジアミン化合物と、酸成分として三塩基酸無水物又は三塩基酸無水物クロライドとを共重合させて得られてなるものが好ましい。上記製造法に用いられる代表的な化合物を次に列挙する。
先ず、ジイソシアネート化合物としては、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、3,3’−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3’−ジメトキシビフェニル−4,4’−ジイソシアネート、パラフェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、トリレンジイソシアレート等が挙げられる。反応性の観点からは、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートを用いることが好ましい。
また、ジアミン化合物としては、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、キシリレンジアミン、フェニレンジアミン等が挙げられる。
三塩基酸無水物としては、トリメリット酸無水物等が挙げられ、三塩基酸無水物クロライドとしては、トリメリット酸無水物クロライド等が挙げられる。環境への負荷の観点からは、トリメリット酸無水物等を用いることが好ましい。
ポリアミドイミド樹脂を合成する際に、ポリアミドイミド樹脂の特性を損なわない範囲で、ジカルボン酸、テトラカルボン酸二無水物等を同時に反応させることができる。
ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸等が挙げられ、テトラカルボン酸二無水物としては、ピロメリット酸二無水物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン酸二無水物等が挙げられる。
ジイソシアネート化合物又はジアミン化合物と、三塩基酸無水物又は三塩基酸無水物クロライドと、必要に応じて使用するジカルボン酸及びテトラカルボン酸二無水物の使用量は、生成されるポリアミドイミド樹脂の分子量、架橋度の観点から、酸成分の総量1.0モルに対して、ジイソシアネート化合物又はジアミン化合物を0.8〜1.1モルとすることが好ましく、0.95〜1.08モルとすることがより好ましく、特に、1.0〜1.08モルとすることが好ましい。
また、酸成分中、ジカルボン酸及びテトラカルボン酸二無水物は、ポリアミドイミド樹脂の特性を保つ観点から、これらの総量が0〜50モル%の範囲で使用されるのが好ましい。
本発明で用いる(A)ポリアミドイミド樹脂の重合に使用される溶媒としては、極性溶媒が挙げられ、N−メチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、ジメチルアセトアミド又はジメチルホルムアミド等を用いることが出来るが、アミドイミド化反応を、高温で短時間に行うためには、N−メチル−2−ピロリドン等の、高沸点溶媒を用いることが好ましい。
また、溶媒の使用量には、特に制限はないが、イソシアネート成分又はアミン成分と、酸成分と、の総量100質量部に対して、50〜500質量部とすることが、樹脂の溶解性の観点から好ましい。
ポリアミドイミド樹脂の合成条件は、多様であり、一概に特定できないが、通常、80〜180℃の温度で行われ、空気中の水分の影響を低減するため、窒素等の雰囲気下で行うことが好ましい。
上記方法によって合成された(A)ポリアミドイミド樹脂は、例えば、前記溶媒に溶解したポリアミドイミド樹脂溶液として得られる。(A)ポリアミドイミド樹脂を、本発明の水系耐熱性樹脂組成物に用いる場合は、前記ポリアミドイミド樹脂溶液の状態で用いることも可能である。
本発明で用いる(A)ポリアミドイミド樹脂は、数平均分子量が20000〜30000のものを使用する。数平均分子量が20000未満では、高温焼成後に塗膜の硬度や耐熱性等の諸特性が低下する傾向があり、数平均分子量が30000を超えると、水への溶解性が低下すると共に、基材との密着性も低下する。これらの観点から、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は、特に、22000〜27000とすることが好ましく、24000〜26000とすることがより好ましい。
尚、(A)ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は、樹脂合成時にサンプリングしてゲルパーミエーションクロマトグラフ(GPC)により、標準ポリスチレンの検量線を用いて測定し、目標の数平均分子量になるまで合成を継続することにより、上記範囲に管理することができる。
本発明で用いる(A)ポリアミドイミド樹脂は、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価が25〜50mgKOH/gであることが好ましい。酸価が25mgKOH/g以上であると、塩基性化合物と反応するカルボキシル基が十分となり、水溶化が容易になると共に、高温焼成後の陶器基材やアルミ基材への密着性も向上する傾向にある。また、酸価が、50mgKOH/g以下であると、最終的に得られる水系耐熱性樹脂組成物が、経日にてゲル化しにくくなる。これらの観点から、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は、特に、32〜42mgKOH/gとすることがより好ましい。
尚、(A)ポリアミドイミド樹脂のカルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は、以下の方法で得ることができる。先ず、(A)ポリアミドイミド樹脂を0.5gとり、これに1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタンを0.15g加え、更に、N−メチル−2−ピロリドンを60g、及びイオン交換水を1ml加え、(A)ポリアミドイミド樹脂が、完全に溶解するまで攪拌する。これを、0.05モル/lエタノール性水酸化カリウム溶液を使用して、電位差滴定装置で滴定し、ポリアミドイミド樹脂の、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価を得る。
[(B)アルキルアミン]
本発明の水系耐熱性樹脂組成物は、(B)アルキルアミンを含有するが、この(B)アルキルアミン成分は、(A)ポリアミドイミド樹脂の水溶化のために使用される塩基性化合物となる。(B)アルキルアミンとしては、例えば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、トリエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’’,N’’−ペンタメチルジエチレントリアミン、N,N’,N’−トリメチルアミノエチルピペラジン、ジエチルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、エチルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミン等が挙げられ、中でもトリエチルアミン、トリブチルアミン等の三級アミンが好ましい。
また、アルキルアミンと併用する形で、N−メチルモルフォリン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、シクロヘキサノールアミン、N−メチルシクロヘキサノールアミン、N−ベンジルエタノールアミン等の、極性基を有するアミン等を使用することが可能である。上記の塩基性化合物以外に、例えば水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の苛性アルカリ又はアンモニア水等を併用してもよい。
また、(B)アルキルアミンは、(A)ポリアミドイミド樹脂中に含まれるカルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価に対して、2.5〜5当量用いると好ましい。2.5当量以上であると樹脂の水溶化が容易となり、5当量以下であると高温焼成後の陶器基材やアルミ基材への密着性や、硬度が向上する傾向にある。これらの観点から、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価に対して、特に、3.5〜4.5当量とすることが好ましい。
(B)アルキルアミンは、(A)ポリアミドイミド樹脂の末端にあるカルボキシル基と塩を形成して親水性基となる。塩形成する手法としては、(A)ポリアミドイミド樹脂成分、(B)アルキルアミン成分、及び、後述の(C)水を、10℃〜150℃にて混ぜ合わせてもよいし、(A)ポリアミドイミド樹脂成分、(B)アルキルアミン成分を混ぜ合わせた後に、上記温度にて後述の(C)水を加えてもよい。塩を形成させる温度は、30℃〜100℃がより好ましい。
[(C)水]
本発明の水系耐熱性樹脂組成物としては、(C)水を含有するが、(C)水としては、イオン交換水が好ましく用いられる。(C)水成分の配合量は、(C)水成分と、後述の(D)有機溶剤成分との合計質量に対して、好ましくは、30〜80質量%配合される。この配合量が、30質量%以上では、含有する水が十分であることから水溶性が向上し、80質量%以下では、ゲル化若しくは濁り等を生じにくくなる傾向がある。これらの観点から、特に、40〜70質量%とすることがより好ましい。
[(D)有機溶剤]
本発明の水系耐熱性樹脂組成物は、上記(A)ポリアミドイミド樹脂、(B)アルキルアミン及び(C)水に加えて、(D)有機溶剤を含有する。(D)有機溶剤としては、特に制限はないが、例えばジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキサイド、γ−ブチロラクトン、N−メチル−2−ピロリドン等が挙げられる。(A)ポリアミドイミド樹脂を溶媒に溶解してポリアミドイミド樹脂溶液として用いる場合は、(D)有機溶剤として、同様の有機溶剤を用いることも可能である。(D)有機溶剤の配合量としては、(C)水成分と、(D)有機溶剤成分との合計質量に対して、20〜70質量%であることが好ましい。
<塗料>
本発明の塗料は、既述の本発明の水系耐熱性樹脂組成物を塗膜成分として含有することを特徴としている。
既述のように、本発明の水系耐熱性樹脂組成物は、高温焼成後も、陶器基材やアルミ基材への密着性及び硬度に優れる塗膜を形成することができることから、本発明の塗料は、水系耐熱性樹脂組成物を塗膜成分として用いることで、密着性及び硬度に優れる塗膜を形成可能な塗料が得られる。
また、本発明の水系耐熱性樹脂組成物は、フッ素樹脂水分散液との混合性、塗膜の耐熱性及び硬度に優れるという特徴から、家電製品又は厨房器具用の塗料におけるフッ素樹脂のバインダーとして好適であり、フッ素樹脂が混合された塗料として使用され、家電製品又は厨房器具の塗膜形成に供される。形成された塗膜は、被塗布面との密着性に優れ、塗膜自体が高い硬度を有する。
本発明の塗料は、家電製品として、特に、IHヒーターなどに好適に使用することができる。また、厨房器具として、ホーロー鍋、フライパンなどに好適に使用することができる。
混合されるフッ素樹脂に求められる特性は、非粘着性、耐食性、耐熱性及び耐薬品性等であり、主に四フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン−パーフルオロビニルエーテル共重合体又は四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体が使用される。
フッ素樹脂の形態は、水分散液又は粉体のどちらでも使用可能であり、特に形状に制約はない。フッ素樹脂の混合量には、特に制限はないが、高密着性及び非粘着性等のバランスの良い塗膜を得るためには、(A)ポリアミドイミド樹脂の100質量部に対して、50〜800質量部とすることが好ましく、100〜500質量部とすることがより好ましい。
本発明による水系耐熱性樹脂組成物、この水系耐熱性樹脂組成物を塗膜成分としてなる本発明の塗料は、被塗物に塗布し硬化させて被塗物表面に塗膜を形成する。
特に、本発明による水系耐熱性樹脂組成物は、従来の水系耐熱性樹脂組成物と比較して、高温焼成後も陶器基材やアルミ基材への密着性に優れ、且つ硬度に優れる塗膜を形成することが可能であることから、家電製品又は厨房器具のように、塗膜に耐煮沸性が要求される様々な用途向けに、多大な有益性を有している。
次に本発明の実施例について説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、発明の主旨に基づいたこれら以外の多くの実施態様を含むことは言うまでもない。
(実施例1)
無水トリメリット酸:1056.7g、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート:1390.2g、N−メチル−2−ピロリドン:2169.9gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、2時間かけて徐々に昇温して、130℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら、130℃を保持し、このまま6時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
得られたポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は50質量%で、粘度(30℃)は182.4Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は26000で、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は35mgKOH/gであった。尚、数平均分子量は、次の条件にて測定した。
機種:株式会社日立製作所製 商品名:L6000
検出器:株式会社日立製作所製 商品名:L4000型UV
波長:270nm
データ処理機:ATT 8
カラム:日立化成工業株式会社製 商品名:Gelpack GL−S300MDT−5×2
カラムサイズ:直径8mm×300mm
溶媒:DMF/THF=1/1(リットル)+リン酸0.06M+臭化リチウム0.06M 試料濃度:5mg/1ml
注入量:5μl
圧力:4.8×10Pa(49kgf/cm
流量:1.0ml/min
このポリアミドイミド樹脂溶液900gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら徐々に昇温して70℃まで上げた。70℃に達したところで、トリエチルアミンを127.8g(4.5当量)添加し、70℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら、徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が3533.0g(溶剤比70質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
比較例5
無水トリメリット酸:480.3g、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート:669.4g、N−メチル−2−ピロリドン:1061.3gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、1時間かけて徐々に昇温して、90℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら90℃を保ち、加熱開始から8時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
このポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は50質量%で、粘度(30℃)は161.0Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は22000で、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は45mgKOH/gであった。
このポリアミドイミド樹脂溶液:500gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で、攪拌しながら徐々に昇温して、90℃まで上げた。90℃に達したところで、N,N,N’,N’−テトラメチルエチレンジアミンを81.6g(3.5当量)添加し、90℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら、徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が、459.2g(溶剤比50質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
(実施例
無水トリメリット酸:672.4g、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート:902.2g、N−メチル−2−ピロリドン:1705.8gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で、攪拌しながら1時間かけて徐々に昇温して、120℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら、徐々に昇温して150℃まで上げ、加熱開始から5時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
このポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は40質量%で、粘度(30℃)は156.6Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は27000で、カルボキシル基及び酸無水物基を合わせた酸価は32mgKOH/gであった。
このポリアミドイミド樹脂溶液200gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、徐々に昇温して50℃まで上げた。50℃に達したところでトリブチルアミンを、42.3g(5当量)添加し、50℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら、徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が、94.2g(溶剤比40質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
(実施例
無水トリメリット酸:1216.3g、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート:1216.3g、N−メチル−2−ピロリドン:1918.2gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、1時間かけて徐々に昇温して、120℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら120℃を保ち、加熱開始から7時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
このポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は50質量%で、粘度(30℃)は180.8Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は29000で、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は35mgKOH/gであった。
このポリアミドイミド樹脂溶液700gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、徐々に昇温して80℃まで上げた。80℃に達したところでトリエチルアミンを477.3g(4.7当量)添加し、80℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら、徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が、600.0g(溶剤比65質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
(比較例1)
無水トリメリット酸:1106.2g、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート:1455.8g、N−メチル−2−ピロリドン:2562.0gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、2時間かけて徐々に昇温して130℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら130℃を保持し、このまま6時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
このポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は50質量%で、粘度(30℃)は85.0Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は17000で、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は、40mgKOH/gであった。
このポリアミドイミド樹脂溶液2700gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で、攪拌しながら徐々に昇温して50℃まで上げた。50℃に達したところでトリエチルアミンを447.1g(4当量)添加し、50℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が、1348.8g(溶剤比50質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
(比較例2)
無水トリメリット酸:382.9g、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート:503.9g、N−メチル−2−ピロリドン:886.8gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、1時間かけて徐々に昇温して80℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら80℃を保ち、加熱開始から7時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
このポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は50質量%で、粘度(30℃)は82.6Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は15000で、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は、50mgKOH/gであった。
このポリアミドイミド樹脂溶液200gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、徐々に昇温して90℃まで上げた。90℃に達したところでN−メチルモルホリンを70.8g(8当量)添加し、90℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が180.5g(溶剤比65質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
(比較例3)
無水トリメリット酸:233.8g、無水ベンゾフェノンテトラカルボン酸:98.0g、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート:384.6g、N−メチル−2−ピロリドン:1671.6gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、1時間かけて徐々に昇温して120℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら、徐々に昇温して150℃まで上げ、加熱開始から5時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
このポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は30質量%で、粘度(30℃)は2.1Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は23000で、カルボキシル基及び酸無水物基を合わせた酸価は30mgKOH/gであった。
このポリアミドイミド樹脂溶液200gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、徐々に昇温して110℃まで上げた。110℃に達したところでN,N−ジメチルエタノールアミンを17.6g(6当量)添加し、110℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が217.6g(溶剤比60質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
(比較例4)
無水トリメリット酸:999.0g、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート:1314.4g、N−メチル−2−ピロリドン:2051.5gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、2時間かけて徐々に昇温して140℃まで上げた。反応により生ずる炭酸ガスの急激な発泡に注意しながら、140℃を保持し、このまま8時間加熱を続けた後、反応を停止させ、ポリアミドイミド樹脂溶液を得た。
このポリアミドイミド樹脂溶液の不揮発分(200℃−2h)は45質量%で、粘度(30℃)は153.4Pa・sであった。また、ポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は40000で、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価は25mgKOH/gであった。
このポリアミドイミド樹脂溶液1000gを、温度計、攪拌機、冷却管を備えたフラスコに入れ、乾燥させた窒素気流中で攪拌しながら、徐々に昇温して60℃まで上げた。60℃に達したところでトリエチルアミンを101.5g(5当量)添加し、60℃に保ちながら十分に攪拌した後、攪拌しながら徐々にイオン交換水を加えた。最終的にイオン交換水が1189.0g(溶剤比70質量%)となるまで加えて、透明で均一な水系耐熱性樹脂組成物を得た。
(試験例)
実施例1〜及び比較例1〜で得られた水系耐熱性樹脂組成物と、四フッ化エチレン樹脂の水分散液とを、水系耐熱性樹脂:四フッ化エチレン樹脂=25:75(樹脂質量比)で混合して、塗料の固形分が25%になるようにイオン交換水で希釈し、試験用塗料を調製した。この塗料をそれぞれホーロー加工TP基板(0.5×70×150mm、株式会社パルテック製)及びアルミ基板(1×50×150mm、株式会社パルテック製)の上に塗布して、下記密着性及び鉛筆硬度試験を行った。試験結果を表1に示す。
なお、表1において、(A)ポリアミドイミド樹脂の酸価は、該樹脂のカルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価であり、(B)アルキルアミンの配合量(当量)は、(A)ポリアミドイミド樹脂中に含まれるカルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価に対しての数値であり、(C)水の含有量及び(D)有機溶剤の含有量は、それぞれ(C)水と(D)有機溶剤とを合わせた合計質量に対する数値である。
Figure 0005359495
(試験方法)
<密着性>
上記手法にて作製した基板を80℃で10分間予備乾燥させた後、400℃で5分間焼成し、塗膜厚が5ヶ所の平均値で10μmの塗膜を得た。この塗膜に、1mm四方のマスを10×10マス作製し、このマスに対し粘着テープ(ニチバン株式会社製)にて5回剥離を行い、残ったマス目の数を数えた。
<鉛筆硬度>
上記手法にて作製した基板を、80℃で10分間予備乾燥させた後、400℃で5分間焼成し、塗膜厚が5ヶ所の平均値で10μmの塗膜を得た。この塗膜を鉛筆で削り、傷発生時の鉛筆の硬さを記録した。
上記表1より、実施例1〜で得られた水系耐熱性樹脂組成物から作製された塗膜は、比較例2〜で得られた水系耐熱性樹脂組成物から作製された塗膜と比較して、400℃−5分焼成後の密着性が、大きく向上していることが分かった。
また、実施例1〜で得られた水系耐熱性樹脂組成物から作製された塗膜は、比較例1で得られた、従来の水系耐熱性樹脂組成物から作製された塗膜と比較して、400℃−5分焼成後の塗膜の硬度が、向上していることが分かった。
本結果より、本発明の水系耐熱性樹脂組成物を用いることで、従来の水系耐熱性樹脂組成物と比較して、高温焼成後も陶器基材への密着性及び硬度に優れる塗膜を得ることが可能となることが分かる。このことから、家電製品又は厨房器具を代表とする、高温で焼成される陶器基材やアルミ基材への高密着性及び硬度が要求される様々な用途向けに、多大な有益性を有していることは明らかである。

Claims (10)

  1. (A)数平均分子量が20000〜30000であるポリアミドイミド樹脂と、(B)トリアルキルモノアミンと、(C)水と、(D)有機溶剤とを含み、(B)トリアルキルモノアミンの配合量が、(A)ポリアミドイミド樹脂中に含まれるカルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価に対して2.5〜5当量であることを特徴とする水系耐熱性樹脂組成物。
  2. (B)トリアルキルモノアミンが、トリエチルアミン又はトリブチルアミンである請求項1に記載の水系耐熱性樹脂組成物。
  3. (C)水の含有量が、(C)水と、(D)有機溶剤との合計質量に対して、30〜80質量%である請求項1又は2に記載の水系耐熱性樹脂組成物。
  4. (D)有機溶剤の含有量が、(C)水と、(D)有機溶剤との合計質量に対して、20〜70質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の水系耐熱性樹脂組成物。
  5. (A)ポリアミドイミド樹脂が、極性溶媒中で、アミン成分としてジイソシアネート化合物又はジアミン化合物と、酸成分として三塩基酸無水物又は三塩基酸無水物クロライドとを共重合させて得られてなるポリアミドイミド樹脂である請求項1〜4のいずれか1項に記載の水系耐熱性樹脂組成物。
  6. (A)ポリアミドイミド樹脂の、カルボキシル基及び開環させた酸無水物基を合わせた酸価が、25〜50mgKOH/gである請求項1〜5のいずれか1項に記載の水系耐熱性樹脂組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の水系耐熱性樹脂組成物を塗膜成分としてなる塗料。
  8. さらに、フッ素樹脂を含有する請求項7に記載の塗料。
  9. 請求項8に記載の塗料を用いて塗膜が形成されてなる家電製品。
  10. 請求項8に記載の塗料を用いて塗膜が形成されてなる厨房器具。
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