JP2014006408A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散して結露を抑制しつつ、サイズの異なる記録媒体に対する定着性能の低下を抑制する。
【解決手段】転写紙のサイズを検出する検出器34と、転写紙に対する定着によって発生する水蒸気を拡散すると共にニップ部29におけるローラー軸芯方向の両端部を冷却する送風機構35と、を備え、送風機構35は、ファン43と、転写紙の搬送経路20におけるニップ部29の下流側に向かって開口する中央送風口38及び加圧ローラー27におけるローラー軸芯方向の両端部それぞれに向かって開口する端部送風口39が形成されたダクト40と、検出器34の検出信号に基づいて端部送風口39を開閉可能な開閉機構44と、を有し、開閉機構44は、転写紙が所定のサイズよりも小サイズであることを検出器34が検出した場合に、端部送風口39を開放する。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば、電子写真方式を用いたプリンター、複写機等の画像形成装置における結露防止機構に関するものである。
コンピューターやワークステーションの出力装置として、現像剤等を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真方式の画像形成装置が知られている。この画像形成装置では、例えば、感光体ドラムに静電潜像を形成して、この静電潜像を現像剤で現像してトナー像を形成し、このトナー像を転写紙等の記録媒体に転写して転写像を形成し、この転写像を熱や圧力を利用して記録媒体に定着させる。この定着の際には、一般に、発熱体が内蔵された定着ローラーと、この定着ローラーに記録媒体を押し付けて加圧する加圧ローラーと、が筐体(ケーシング)に組み込まれた定着装置が用いられる。
定着装置では、転写像が形成された記録媒体が、定着ローラーと加圧ローラーの間に挟持されることで加熱されると共に加圧され、転写像が記録媒体に定着する。転写像が定着した記録媒体は、定着装置を通過して搬出ローラーによって装置外に排出される。
ところで、定着装置の内部は定着ローラーの熱で暖められている。したがって、定着装置の周辺の湿度が高い時やこの周辺の温度が低い時は、記録媒体から水分が蒸発して水蒸気が発生し易い。さらに、吸湿した記録媒体が定着装置を通過するときにも水蒸気が発生し易い。
また、一般に定着装置の周辺は内部よりも低温であるので、定着の際に発生した水蒸気が定着装置から排出されると急激に冷却される。この温度低下に起因して、定着装置の周辺の部材や部品に水滴が付着(結露)する。また、搬送ローラーに水滴が付着することもある。このようにして付着した水滴の量は、記録媒体が定着装置を通過する度に多くなるため、水滴の量が一定量を超えると落下して記録媒体や搬送ローラーに付着することがある。
記録媒体に水滴が付着した場合、記録媒体が破れ易くなったり、記録された画像が乱れたりする。また、搬送ローラーに水滴が付着した場合、水滴が記録媒体に移って画像が乱れることがあると共に、搬送ローラーの表面の摩擦力が変化して排紙がスムーズに行われずに紙詰まりが発生することもある。
これらの問題を解決するため、従来から、感光体ドラムの近傍温度を検知する温度検知手段を設け、ファンのオン・オフ及び送風向きを制御することで、感光体ドラム等の温度を一定に保って結露を防止する画像形成装置が周知である(例えば、特許文献1参照)。また、加熱手段と加圧手段との間に形成されたニップ部の上流側に紙厚検知手段を設けると共に、ニップ部の下流側に紙の温度を検知する温度測定手段を設けることで、紙に対する加熱条件を変更可能とした画像形成装置が周知である(例えば、特許文献2参照)。さらにまた、定着部周辺の温度や湿度などの環境状況と画像形成装置の使用状態とに応じて、ダクト分岐装置の位置を変えることで、各ダクトの連通状態を切り換えて結露を防止する画像形成装置が周知である(例えば、特許文献3参照)。
特開平10−254330号公報 特開2003−297528号公報 特開2007−72110号公報
ところが、上記の如く構成された画像形成装置にあっては、何れの特許文献に記載された画像形成装置であっても、記録媒体のサイズに応じてニップ部の温度を制御することができなかった。そのため、小サイズの記録媒体に(特に、複数の小サイズの記録媒体に連続して)画像を形成すると、記録媒体が各ローラーに接触することによって、ニップ部におけるローラー軸芯方向の中央部の表面温度は記録媒体に奪われるのに対して、ニップ部におけるローラーの軸芯方向の両端部の表面温度は記録媒体に奪われずに上昇する。これにより、ニップ部におけるローラーの両端部の表面温度が中央部の表面温度に比べて上昇することがあった。この結果、ニップ部におけるローラーの軸芯方向に温度の隔たりが生じ、定着性能が低下してしまう虞があった。
そこで、ニップ部におけるローラー軸芯方向の両端部を冷却するファンを設けると共に、記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散するファンを別途設けることがある。しかしながら、ファンの数が増加して制御が複雑になってしまっていた。
或いは、ファンを取り付けたダクトを分岐させることで、ニップ部におけるローラー軸芯方向の両端部を冷却する機能と、記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散する機能と、の両方の機能をダクトに持たせることも考えられる。しかしながら、ニップ部におけるローラー軸芯方向の両端部の冷却が不要な場合には、水蒸気を拡散する送風も停止させなければならないため、ファンの使用が制限されてしまっていた。
そこで、本発明は、例えば上述したような問題に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散して結露を抑制しつつ、サイズの異なる記録媒体に対する定着性能の低下を抑制することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、加圧ローラーと当該加圧ローラーに対向配置される定着ローラーとが圧接されて形成されるニップ部で、記録媒体を加熱及び加圧することで当該記録媒体に転写像を定着して画像を形成する画像形成装置であって、前記記録媒体のサイズを検出する検出器と、前記記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散すると共に前記ニップ部におけるローラー軸芯方向の両端部を冷却する送風機構と、を備え、前記送風機構は、ファンと、前記記録媒体の搬送経路における前記ニップ部の下流側に向かって開口する中央送風口及び前記加圧ローラー又は前記定着ローラーにおけるローラー軸芯方向の両端部それぞれに向かって開口する端部送風口が形成されたダクトと、前記検出器の検出信号に基づいて前記端部送風口を開閉可能な開閉機構と、を有し、前記開閉機構は、前記記録媒体が所定のサイズよりも小サイズであることを前記検出器が検出した場合に、前記端部送風口を開放することを特徴とする。
上記構成によれば、小サイズの記録媒体に画像を形成することによって記録媒体の幅から外れたニップ部におけるローラー軸芯方向の両端部の表面温度が上昇したとしても、冷却送風口から送風することでニップ部におけるローラー軸芯方向の両端部を冷却することができる。これにより、中央送風口から送風することで記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散して排気することができることに加えて、特に小サイズの複数の記録媒体に連続して画像を形成する場合に、ニップ部におけるローラー軸芯方向に温度の隔たりが生じることを抑制することができ、定着性能の低下を抑制することが可能となる。
この際、前記ファンは、前記ダクトを介して前記中央送風口及び前記端部送風口に連通するように設けられ、前記開閉機構は、前記検出器の検出信号に基づいて前記中央口送風口及び前記端部送風口の両方を開閉可能に構成されており、前記記録媒体が所定のサイズよりも小サイズであることを前記検出器が検出した場合に、前記端部送風口を開放すると共に前記中央送風口を閉塞することが好ましい。
上記構成によれば、中央送風口から送風する風量を減少させて、端部送風口から送風する風量を増加させることができる。これにより、定着性能の低下をより抑制することが可能となる。
また、前記開閉機構は、モーターにより回転可能なピニオンと、該ピニオンに噛合するラックと、を備え、該ラックは、前記ピニオンの回転に伴い、前記中央送風口及び前記端部送風口を開閉可能に設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、ピニオン及びラックによって中央送風口と端部送風口とが開閉されるため、簡単な構成で確実に端部送風口を開閉することが可能となる。
上述した本発明によれば、記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散して結露を抑制しつつ、サイズの異なる記録媒体に対する定着性能の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るプリンター本体に取り付けられた送風機構の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るプリンター本体に取り付けられた検出器の概略構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る送風機構の概略構成を示す右側面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る送風機構の概略構成を示す左側面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る送風機構の端部送風口が閉塞された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る送風機構の端部送風口が開放された状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成工程を示すフローチャート図である。
まず、図1を用いて画像形成装置としてのカラープリンター1の全体の構成について説明する。以下、便宜上、図1における手前側を各部材の正面側として説明する。図1は、本発明の実施形態に係るカラープリンターの構成の概略を示す模式図である。尚、本明細書中及び図面において適宜表示される(Y)、(C)、(M)、(K)の記号は、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を示している。
カラープリンター1は、箱型形状のプリンター本体2を備えており、プリンター本体2の下部には記録媒体としての転写紙(図示せず)を収納した給紙カセット3が設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイ4が設けられている。
プリンター本体2の上部には、像担持体としての中間転写ベルト5が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)で構成される露光器10が配置され、中間転写ベルト5の下部に沿って4個の画像形成部6(Y)、6(C)、6(M)、6(K)(以下、「画像形成部6」と表示する。)がトナーの色ごとに設けられている。
各画像形成部6には、感光体ドラム7が回転可能に設けられており、感光体ドラム7の周囲には、帯電器8と、現像器11と、一次転写部12と、クリーニング装置13と、除電器14とが配置されている。
現像器11の下部には一対の攪拌ローラー15が設けられ、攪拌ローラー15の斜め上方には磁気ローラー16が設けられ、磁気ローラー16の斜め上方には現像ローラー17が設けられている。現像器11の上方には、各画像形成部6と対応する4個のトナー容器としてのコンテナ18(Y)、18(C)、18(M)、18(K)(以下、「コンテナ18」と表示する。)が、トナーの色ごとに設けられている。
プリンター本体2の一側(図面上右側)には、転写紙の搬送経路20が設けられている。搬送経路20の上流端には給紙部21が設けられ、搬送経路20の中流部には中間転写ベルト5の一端(図面上右端)に二次転写ローラー22と搬送ローラー23とが対向配置された二次転写部24が設けられ、搬送経路20の下流部には定着装置としての定着部25が設けられ、搬送経路20の下流端には排紙口26が設けられている。
次に、このような構成を備えたカラープリンター1の画像形成動作について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、各種パラメーターが初期化され、定着部25の温度設定等の初期設定が実行される。そして、カラープリンター1に接続されたコンピューター等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。
まず、帯電器8によって感光体ドラム7の表面が帯電された後、露光器10からのレーザー光(矢印P参照)により感光体ドラム7に対して画像データに対応した露光が行われ、感光体ドラム7の表面に静電潜像が形成される。次に、この静電潜像を、現像器11がトナーにより対応する色のトナー像に現像する。このトナー像は、一次転写部12において中間転写ベルト5の表面に一次転写される。以上の動作を各画像形成部6が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト5上にフルカラーのトナー像が形成される。なお、感光体ドラム7上に残留したトナー及び電荷は、クリーニング装置13及び除電器14によって除去される。
一方、給紙部21によって給紙カセット3又は手指しトレイ(図示せず)から取り出された転写紙は、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて二次転写部24へと搬送され、二次転写部24において、中間転写ベルト5上のフルカラーのトナー像が転写紙に二次転写される。トナー像を二次転写された転写紙は、搬送経路20を下流側へと搬送されて定着部25に進入し、この定着部25において転写紙にトナー像が定着される。トナー像が定着された転写紙は、排紙口26から排紙トレイ4の上に排出される。
次に、上記した定着部25の詳細について説明する。定着部25は、図1及び2に示すように、加圧ローラー27と、加圧ローラー27に対向配置された定着ローラー28と、定着ローラー28に密着した転写紙をこの定着ローラー28から分離する分離爪(図示せず)と、加圧ローラー27と定着ローラー28とが圧接されて形成されるニップ部29と、加圧ローラー27及び定着ローラー28の上方(下流側)に対向配置されて転写紙を定着部25の外側に排出する一対の搬送ローラー30,31と、を備えている。
加圧ローラー27は、搬送経路20に直交する向き(図2中における紙面左手前及び右奥間の方向)に配置されている。加圧ローラー27は、図示しないバネなどの付勢手段によって定着ローラー28に向かって付勢されており、定着ローラー28との間で転写紙を加圧しながら挟持する。
定着ローラー28は、加圧ローラー27に沿って配置されており、内部には熱源としてのヒーター(図示せず)が設けられている。定着ローラー28は、電圧供給部32(図8参照)から電圧を印加して通電されることにより温度が上昇し、定着ローラー28の軸芯方向の中央部に位置する画像域に非接触で設けられたサーミスター33(図8参照)の信号に基づいて転写紙にトナー像を定着可能な所定温度に制御されている。
搬送ローラー30,31は、加圧ローラー27及び定着ローラー28に沿って配置されている。搬送ローラー30は4個のゴムローラー30aが所定間隔だけ離れて回転軸30bに固定されており、搬送ローラー31はゴムローラー30aに対向する位置に4個のゴムローラー31aが所定間隔だけ離れて回転軸(図示せず)に固定されている。
さらに、本実施形態のカラープリンター1には、転写紙のサイズを検出する検出器34(図8参照)と、ニップ部29において発生する水蒸気を拡散すると共にニップ部29おけるローラー軸芯方向の両端部を冷却する送風機構35が設けられている。
検出器34は、転写紙に接触せずに転写紙のサイズを検出する非接触型の反射センサーであって、図3に示すように、具体的には発光部(図示せず)及び受光部34a,34aを一対ずつ有する光センサーユニットである。発光部は、受光部34aに対向する位置に設けられており、受光部34aに向けて発光する。受光部34aは、発光部から発せられた光を受光し、検出信号を制御回路36(図8参照)に向けて出力する。一対の受光部34a,34aは、転写紙の搬送経路20における二次転写ローラー22の上方(下流側)であって且つ定着ローラー28の下方(上流側)に設けられた板状の搬送ガイド37に、転写紙(例えば、A4R)の幅よりも僅かに広い間隔だけ離れて横並びに固定されている。
送風機構35は、定着部25の側方(図1上、右側)に設けられおり、図2及び図4乃至図7に示すように、中央送風口38及び複数の端部送風口39が形成されたダクト40と、ダクト40の吸気口(図示せず)の下方に設けられたファン43と、検出器34の検出信号に基づいて中央送風口38及び端部送風口39を開閉する開閉機構44と、を備えている。
ダクト40は、横長な直方体形状の基部45の上に、基部45よりも前後左右方向が幅狭な直方体形状に形成された立設部46が連結されて構成されている。
基部45は、中空な箱型に形成されており、基部45の下面における長手方向の両端部には、吸気口(図示せず)がそれぞれ開設されている。各吸気口の下方には、ファンモーター55(図8参照)を作動させることで回転するファン43がそれぞれ設けられている。一方、基部45の上面における長手方向の両端部の一側(図7中、手前側)には、排気口としての端部送風口39が当該基部45の長手方向に沿って複数並べて形成されている。各端部送風口39は、横長な矩形状に形成され、加圧ローラー27の軸芯方向の両端部の下面に向かって開口している。また、基部45の上面における長手方向の中央部の他側(図7中、奥側)には、上方に向かって開口した一対の連通口(図示せず)が横並びに設けられている。なお、基部45の長手方向の中央部に前記吸気口が1個設けられ、この吸気口の下方にファン43が1個だけ設けられていても良い。
立設部46は、基部45の上面における長手方向の中央部の他側(図7中、奥側)から上方に向かって立設している。立設部46は、前記した各連通口から上方に向かって拡径し且つこれらの拡径部分が互いに連通する空間(図6中の破線の内側)を有する中空な箱型に形成されている。立設部46のニップ部29側(図5中、手前側)の側面の上部には、排気口としての中央送風口38が開設されている。中央送風口38は、立設部46の長手方向の幅よりも僅かに狭い横長な矩形状に形成され、転写紙の搬送経路20におけるニップ部29の下流側に向かって開口している。
このようにダクト40は、風道となる空間が基部45及び立設部46の内部に一連に設けられており、ファン43によって前記吸気口から吸気した空気を、端部送風口39から排気する経路と、中央送風口38から排気する経路と、の二種類の経路を有している。即ち、ファン43は、ダクト40を介して中央送風口38及び端部送風口39に連通するように設けられている。
開閉機構44は、モーター49(図8参照)により回転可能なピニオン47と、該ピニオン47に噛合すると共にピニオン47の回転に伴って中央送風口38及び端部送風口39を開閉可能な一対のラック48a,48bと、を有している。
各ラック48a,48bは、平面視がY字状に形成されている。これらのラック48a,48bは、基部45の上面に載置されており、二股に分かれた分岐部分が互いに反対側に向けられた状態で、ピニオン47に噛合する互いの根元部分がピニオン47を挟んで両側に配置されている。即ち、一対のラック48a,48bのうち、一方のラック48aの根元部分はピニオン47の一側(図7中、手前側)に配置され、他方のラック48bの根元部分はピニオン47の他側(図7中、奥側)に配置されている。これらの各ラック48a,48bの分岐部分の他側は、立設部46内に収容可能に構成されている。
次に、本発明の一実施形態に係るカラープリンター1の制御回路36について説明する。カラープリンター1は、図8に示すように、外部コンピューター等の端末50にネットワーク接続されており、この端末50から出力されたプリント情報に基づいてカラープリンター1でプリント出力や、カラープリンター1の単独による複写機能・ファクシミリ受信機能等を実行することができるようになっている。
カラープリンター1は、画像形成処理全般に関するプログラムを格納したROM51と、検出器34から検出信号等を一時的に格納するRAM52と、定着ローラー28の温度を検知するためのサーミスター33と、転写紙のサイズを検出するための検出器34と、タッチパネル方式の液晶表示パネル等の表示器53と、表示器53のタッチパネル機能を含めたボタンスイッチ(例えば、テンキー等)機能を備えた操作部54と、画像形成処理を実行するための中間転写ベルト5、画像形成部6、露光器10、給紙部21及び定着部25と、ファン43を駆動するためのファンモーター55と、開閉機構44の送風先を切り換えるためのモーター49と、画像形成処理を実行する際の画像データ等を一時的に格納するHDD56と、端末50とのネットワーク接続用のインターフェース57と、これらを制御する制御回路(CPU)36と、を備えている。
また、中間転写ベルト5、画像形成部6、露光器10、給紙部21、定着部25、ファンモーター55及びモーター49には、電圧供給部32が接続されており、電圧がそれぞれに印加されるように構成されている。なお、制御回路36は、ROM51に格納された各種制御プログラムに基づいて画像形成処理全般に係る制御を行う。
次に、上記した構成を備えた本発明の実施形態に係るカラープリンター1の作用について説明する。
まず、図9に示すように、表示器53や操作部54或いはインターフェース57を介して端末50から転写紙に画像形成処理を実行する指示を制御回路36が受信すると、カラープリンター1の電源がONになる(S1)。これにより、定着ローラー28内部の前記ヒーターに電圧供給部32から電圧が印加されて通電され(S2)、定着ローラー28が所定温度になるまで前記ヒーターの温度が上昇する。この際、定着ローラー28の周辺の空気も加熱される。
次に、ファンモーター55を作動することでファン43を回転させる(S3)。これと同時に、給紙部21から搬送経路20に転写紙の連続給紙が開始され(S4)、転写紙が二次転写部24でトナー像を二次転写された後、搬送ガイド37に到達すると、検出器34が転写紙のサイズを検出する(S5)。この際、検出器34が転写紙のサイズ(例えばB4)が小サイズ幅(例えばA4R)ではないことを検出すると(S6:NO)、図6に示すように、前記した各連通口が開放されることによって中央送風口38が開放されると共に、各端部送風口39が各ラック48a,48bの分岐部分の一側(図6中、手前側)に閉塞される蒸気拡散モードを維持する(S7)。これにより、前記吸気口から吸気した空気が、ダクト40を介して中央送風口38からニップ部29の上方に向けて送風される(この送風を図2中に太い矢印で示す)。
この状態で、定着部25のニップ部29において転写紙が加熱及び加圧されることで、転写紙にトナー像が定着されて画像が形成される(S8)。この際、ニップ部29の上方では、加熱された転写紙や空気が冷却されることで水蒸気が発生するが、中央送風口38からニップ部29の上方に向かって送風することによって水蒸気が拡散して排気される。最後に、定着ローラー28内部の前記ヒーターに対する電圧の供給を停止させ(S9)、ファン43の回転を停止させる(S10)。
一方、検出器34が転写紙のサイズが小サイズ幅(例えばA4R)であることを検出すると(S6:YES)、蒸気拡散モードから端部冷却モードに移行し、モーター49が作動して、ピニオン47が回転軸を中心に回転し、各ラック48a,48bが基部45の長手方向の中央部に向かって移動する。この結果、図7に示すように、前記した各連通口が各ラック48a,48bの分岐部分の他側(図7中、奥側)に遮られることによって中央送風口38が閉塞される一方、各端部送風口39が各ラック48a,48bの分岐部分の一側(図7中、手前側)から開放される(S11)。これにより、中央送風口38からの送風が停止する一方、前記吸気口から吸気した空気が、ダクト40を介して各端部送風口39から加圧ローラー27の軸芯方向の両端部の下面に向かって送風される(この送風を図2中に太い点線の矢印で示す)。
この状態で、定着部25のニップ部29において転写紙が加熱及び加圧されることで、小サイズの転写紙にトナー像が定着されて画像が形成されると(S8)、転写紙の幅から外れたニップ部29におけるローラー軸芯方向の両端部の表面温度が中央部に比べて上昇する。しかしながら、各端部送風口39から加圧ローラー27の軸芯方向の両端部に向けて送風することによって、加圧ローラー27の軸芯方向の両端部が冷却され、ニップ部29におけるローラー軸芯方向の温度分布の隔たりが緩和される。
このように上記した本発明の実施形態に係るカラープリンター1によれば、中央送風口38から送風することで転写紙に対する定着によって発生する水蒸気を拡散して結露を抑制できることに加えて、特に小サイズの複数(例えば、20枚程度以上)の転写紙に連続して画像を形成する場合に、ニップ部29におけるローラー軸芯方向に温度の隔たりが生じることを抑制することができ、定着性能の低下を抑制することが可能となる。
また、ラック48a,48bによって中央送風口38を閉塞して中央送風口38から送風する風量を減少させることで、各端部送風口39から送風する風量を増加させることができる。これにより、定着性能の低下をより抑制することが可能となる。
また、ピニオン47を回転させることによってラック48a,48bが各端部送風口39を開閉するため、簡単な構成で確実に各端部送風口39を開閉することが可能となる。
なお、上記した実施形態では、各端部送風口39が加圧ローラー27の軸芯方向の両端部の下面に向かって開口している場合について説明したが、他の異なる実施形態では、各端部送風口39が加圧ローラー27の軸芯方向の両端部の何れかの外周面に向かって開口していても良いし、定着ローラー28に向かって開口していても良い。
なお、上記した実施形態では、ラック48a,48bによって中央送風口38及び各端部送風口39を開放又は閉塞する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ラック48a,48bによって中央送風口38及び各端部送風口39それぞれを半分だけ開放しても良い。これにより、中央送風口38及び各端部送風口39の両方から送風することができ、定着によって発生する水蒸気を拡散して結露を抑制しながら、定着性能の低下を抑制することが可能となる。
また、定着ローラー28内のヒーターは、ハロゲンヒーターやセラミックヒーターでも良く、IHコイルでも良い。
1 カラープリンター(画像形成装置)
20 搬送経路
27 加圧ローラー
28 定着ローラー
29 ニップ部
34 検出器
35 送風機構
38 中央送風口
39 端部送風口
40 ダクト
43 ファン
44 開閉機構
46 立設部
47 ピニオン
48a,48b ラック
49 モーター

Claims (3)

  1. 加圧ローラーと当該加圧ローラーに対向配置される定着ローラーとが圧接されて形成されるニップ部で、記録媒体を加熱及び加圧することで当該記録媒体に転写像を定着して画像を形成する画像形成装置であって、
    前記記録媒体のサイズを検出する検出器と、前記記録媒体に対する定着によって発生する水蒸気を拡散すると共に前記ニップ部におけるローラー軸芯方向の両端部を冷却する送風機構と、を備え、
    前記送風機構は、ファンと、前記記録媒体の搬送経路における前記ニップ部の下流側に向かって開口する中央送風口及び前記加圧ローラー又は前記定着ローラーにおけるローラー軸芯方向の両端部それぞれに向かって開口する端部送風口が形成されたダクトと、前記検出器の検出信号に基づいて前記端部送風口を開閉可能な開閉機構と、を有し、
    前記開閉機構は、前記記録媒体が所定のサイズよりも小サイズであることを前記検出器が検出した場合に、前記端部送風口を開放することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ファンは、前記ダクトを介して前記中央送風口及び前記端部送風口に連通するように設けられ、
    前記開閉機構は、前記検出器の検出信号に基づいて前記中央口送風口及び前記端部送風口の両方を開閉可能に構成されており、前記記録媒体が所定のサイズよりも小サイズであることを前記検出器が検出した場合に、前記端部送風口を開放すると共に前記中央送風口を閉塞することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記開閉機構は、モーターにより回転可能なピニオンと、該ピニオンに噛合するラックと、を備え、該ラックは、前記ピニオンの回転に伴い、前記中央送風口及び前記端部送風口を開閉可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017198852A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
US11803138B2 (en) 2020-05-18 2023-10-31 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fixing apparatus with blower member for multi-directional cooling

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