JP5445068B2 - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器から供給された微粉末状潤滑剤をブラシローラで像担持体の表面に塗布する潤滑剤塗布装置、その潤滑剤塗布装置を有するプロセスカートリッジ、及び、そのプロセスカートリッジを有する画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを用いる画像形成装置は、像担持体として感光体を備えていて、その感光体の表面の放電によって前記感光体の表面に電荷を与え帯電させ、帯電させた前記感光体の表面を露光して前記感光体の表面に静電潜像を形成させ、前記感光体の表面に形成させた静電潜像にトナーを供給して可視像化させ、前記感光体の表面に形成させた可視像を転写紙の表面に転写させ、そして、前記転写紙の表面に転写させた可視像を定着して排出する。このような画像形成装置においては、可視像を転写した後の感光体(像担持体)の表面に未転写のトナー等を含む付着物が残留するので、これらの付着物が画像形成に悪い影響を与えないように、像担持体の表面は、クリーニング装置でクリーニングされて、次の画像形成プロセスに備えられる。クリーニング装置としては、ゴム等の弾性体からなるクリーニングブレードを像担持体の表面に摺擦させて、未転写トナー等の付着物を除去するのが一般的に知られている。特に、クリーニングブレードによるクリーニング手段は、クリーニング性能を安定化させ、しかも、コストを低くおさえることができるので、広く普及している。
しかしながら、これらのクリーニングブレードは、像担持体との摺擦を続けると、経時で磨耗するので、欠けや変形等が起因して、クリーニング性能が低下するという問題があった。また、像担持体の表面も磨耗するので、像担持体の寿命が短くなるという問題もあった。さらに、トナーに外添される流動性付与剤や帯電制御剤等がクリーニングブレードとの当接圧で像担持体の表面に固着することによって、フィルミングが発生する、という問題があった。
そこで、従来においては、像担持体とクリーニングブレードとの間に働く摩擦抵抗を低減して、クリーニング部材、像担持体の磨耗等の不具合を解消するために、像担持体の表面に潤滑剤を塗布するなどの手法がとられている。前記潤滑剤は、微粉末の状態で像担持体の表面に直接供給して塗布することが理想であるが、微粉末潤滑剤を収容するためには、画像形成装置内に相当量のスペースを確保しなければならないので、潤滑剤を棒状に成形して得た潤滑剤成形物を使用するのが一般的であった。かかる潤滑剤成形物を像担持体に塗布する潤滑剤塗布装置には、潤滑剤成形物を像担持体の軸方向に均一にムラ無く塗布する機能が求められる。このような機能を有する潤滑剤塗布装置としては、潤滑剤成形物と像担持体の両方に当接するように回転駆動するブラシローラを備えたもの(特許文献1を参照。)が提案されている。図5は、従来の画像形成装置の概略説明図である。
図5に示されているように、従来の潤滑剤塗布装置6によれば、潤滑剤成形物106aがブラシローラ106bの摺擦により削られて微粉末となってブラシローラ106bの繊維に付着され、そのブラシローラ106bに付着された微粉末状潤滑剤が像担持体101の表面に塗布されるので、塗布ムラが少なく、かつ、省スペース化に優れた潤滑剤塗布装置6となる。図4において、102は、帯電手段(帯電装置)であり、102aは、帯電ローラであり、102bは、帯電クリーニングローラであり、103は、露光手段(露光装置)であり、104は、現像手段(現像装置)であり、104aは、現像スリ−ブであり、104bは、スクリューであり、104cは、ドクターブレードであり、105は、転写手段(転写装置)であり、105aは、転写ローラであり、105bは、中間転写ベルトであり、106cは、塗布ブレードであり、106dは、塗布ブレード保持部材であり、106gは、潤滑剤成形物保持容器であり、106hは、圧縮部材(スプリング)であり、107は、クリーニング手段(クリーニング装置)であり、107aは、クリーニングブレードであり、107bは、支持部材であり、107cは、トナー回収コイルであり、108は、プロセスカートリッジケースであり、109は、プロセスカートリッジであり、そして、110は、画像形成装置である。
しかしながら、従来の潤滑剤塗布装置6では、潤滑剤成形物106aがブラシローラ106bの摺擦により削られて微粉末状潤滑剤とされるので、該潤滑剤成形物106aを長期間使用すると、該潤滑剤成形物106aが薄肉化され、そのために、該潤滑剤成形物106aをブラシローラ106bに圧縮部材106hで当接させているので伸縮量が小さくなり、よって、該圧縮部材106hの加圧力が低下する。このように、潤滑剤成形物106aをブラシローラ106bに当接させている圧縮部材106hの伸縮量が低下すると、微粉末状潤滑剤を長期間にわたり安定して像担持体101の表面に供給して塗布することができなくなるという問題があった。そして、微粉末状潤滑剤を長期間にわたり安定して像担持体101の表面に供給して塗布することができなくなると、フィルミングが発生したり、潤滑剤が担っている像担持体101の表面及びクリーニングブレード107aの保護機能が局所的に著しく低下したり、また、転写残トナーがクリーニングブレード107aから多量にすり抜けたりすることとなり、それらの結果、異常画像が発生しやすくなる。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。
即ち、本発明は、粒径の均一性を向上させた微粉末状潤滑剤を長期間にわたり安定して像担持体の表面に供給して塗布することができる潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を低コストで提供することを目的としている。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、潜像を担持する像担持体の
表面に微粉末状潤滑剤を塗布するブラシローラと、前記ブラシローラ上に前記微粉末状潤
滑剤を供給する微粉末状潤滑剤供給容器と、を有する潤滑剤塗布装置において、
(イ)前記微粉末状潤滑剤供給容器の長手方向の下面に、前記ブラシローラの長手方向
の外表面に当接される開口部が、設けられ、かつ、
(ロ)前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接された開口部が、前記微粉末状潤滑
剤だけを透過させる繊維織物で封止され、
(ハ)前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接される開口部が、前記ブラシローラと同程度の曲率を備えた曲面に形成されており、
(ニ)前記微粉末状潤滑剤供給容器における、前記開口部が設けられている部分が、前記ブラシローラから見て前記像担持体とは反対側で、該ブラシローラの長手方向の外表面を、該ブラシローラの周方向に1/4周覆っている
ことを特徴とする潤滑剤塗布装置である。
請求項に記載された発明は、請求項に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤供給容器の中において前記ブラシローラから見て斜め上方となる位置に、その軸方向に前記微粉末状潤滑剤を搬送する搬送スクリューが、設けられていることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記像担持体上に、該像担持体に塗布された前記微粉末状潤滑剤を均一に薄層化するための塗布ブレードと該塗布ブレードの保持部材とが、設けられていることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する微粉末状潤滑剤貯蔵容器と、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器から前記微粉末状潤滑剤供給容器に前記微粉末状潤滑剤を搬送する搬送チューブと、前記搬送チューブに接続された前記微粉末状潤滑剤を搬送するポンプと、が設けられていることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項に記載された発明において、前記ポンプが、前記微粉末状潤滑剤と空気との混合気体を移送するポンプであることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項4又は5に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤供給容器内において前記ブラシローラの上方となる位置に、前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段が、設けられていることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する前記第一の検出手段で計測された前記微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記ポンプをオンにして前記微粉末状潤滑剤の搬送を開始し、そして、前記第一の微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段で計測された該微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された上限値を超えた場合に、前記ポンプをオフにして前記微粉末状潤滑剤の搬送を停止するようにした、制御手段が、設けられていることを特徴とするものである。
請求項8に記載された発明は、請求項〜7のいずれか1項に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の排出口に、前記搬送チューブと着脱自在な係止具が設けられていることを特徴とするものである。
請求項に記載された発明は、請求項4又は5に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器内には、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する微粉末状潤滑剤貯蔵容器における微粉末状潤滑剤の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段が、設けられていることを特徴とするものである。
請求項10に記載された発明は、請求項に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の残量を検出する前記第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段で計測された該微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器の交換を促す表示を表示装置に表示するように設定した制御手段が、設けられていることを特徴とするものである。
請求項11に記載された発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載された発明において、前記微粉末状潤滑剤が、メラミンシアヌレート、ポリテトラフッ化エチレン、窒化ホウ素、及び、脂肪酸金属塩から選ばれる潤滑性物質で構成されていることを特徴とするものである。
請求項12に記載された発明は、像担持体と、潤滑剤塗布装置と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置と、該像担持体の表面を均一に帯電する帯電装置と、が、少なくとも備えられると共に、一体に支持されて、画像形成装置の本体に着脱自在に固定された、プロセスカートリッジにおいて、前記潤滑剤塗布装置として、請求項1〜11のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を有していることを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項13に記載された発明は、潜像を担持する像担持体と、前記像担持体を均一に帯電させる帯電装置と、前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録媒体に転写する転写装置と、前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、前記像担持体の表面に残存したトナーを除去するクリーニング装置と、を少なくとも有する画像形成装置において、前記潤滑剤塗布装置及び前記クリーニング装置として、請求項12に記載のプロセスカートリッジを有していることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、潜像を担持する像担持体の表面に微粉末状潤滑剤を塗布するブラシローラと、前記ブラシローラ上に前記微粉末状潤滑剤を供給する微粉末状潤滑剤供給容器と、を有する潤滑剤塗布装置において、(イ)前記微粉末状潤滑剤供給容器の長手方向の下面に、前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接される開口部が、設けられ、かつ、(ロ)前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接された開口部が、前記微粉末状潤滑剤だけを透過させる繊維織物で封止されているので、粒径の均一性を向上させた微粉末状潤滑剤を長期間にわたり安定して像担持体の表面に供給して塗布することができ、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
また、前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接される開口部が、前記ブラシローラと同程度の曲率を備えた曲面に形成されているので、前記ブラシローラの当接状態が安定し、そのために、前記微粉末状潤滑剤の安定供給が長期間にわたって可能になり、よって、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤供給容器の中に、その軸方向に前記微粉末状潤滑剤を搬送する搬送スクリューが設けられているので、前記ブラシローラの軸方向に対する前記微粉末状潤滑剤の搬送性が向上して前記ブラシローラの軸方向に対する前記微粉末状潤滑剤の供給量の変動が少なくなり、そのために、前記微粉末状潤滑剤の安定供給が長期間にわたって可能になり、よって、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記像担持体上に、該像担持体に塗布された前記微粉末状潤滑剤を均一に薄層化するための塗布ブレードと該塗布ブレードの保持部材とが設けられているので、像担持体に塗布された前記微粉末状潤滑剤をいっそう均一に薄層化することができる潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する微粉末状潤滑剤貯蔵容器と、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器から前記微粉末状潤滑剤供給容器に前記微粉末状潤滑剤を搬送する搬送チューブと、前記搬送チューブに接続された前記微粉末状潤滑剤を搬送するポンプと、が設けられているので、後述された従来技術(特許文献2及び特許文献3を参照。)において生じるデメリット、即ち、1)画像形成装置の耐久寿命より補充サイクルの方が短くなること、及び、2)潤滑剤の貯蔵量の減少に伴って潤滑剤の供給量が変動すること、を解消することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤を搬送するポンプが前記微粉末状潤滑剤と空気との混合気体を移送するポンプであるので、前記微粉末状潤滑剤の迅速かつ安定な供給が長期間にわたって可能になり、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤供給容器内に、前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段が、設けられているので、前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の潤滑剤の残量が適正な範囲内であるか否かを判断することが可能になり、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段で計測された該微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記ポンプをオンにして前記微粉末状潤滑剤の搬送を開始し、そして、前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段で計測された該微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された上限値を超えた場合に、前記ポンプをオフにして前記微粉末状潤滑剤の搬送を停止するようにした、制御手段が、設けられているので、前記微粉末状潤滑剤供給容器内の潤滑剤残量を適正な範囲内に保つことが可能になり、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の排出口に、前記搬送チューブと着脱自在な係止具が設けられているので、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器内の前記微粉末状潤滑剤の残量が無くなった際、容易に交換することが可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器内に、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段が、設けられているので、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器内の前記微粉末状潤滑剤の残量が適正な範囲内であるか否かを判断することが可能になり、そのために、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器の交換を適正なタイミングで実施することが可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項10に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段で計測された該微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器の交換を促す表示を表示装置に表示するように設定した制御手段が、設けられているので、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器の交換のタイミングを正確に知ることが可能となり、そのために、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器の交換を適正なタイミングで実施することが可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項11に記載された発明によれば、前記微粉末状潤滑剤がメラミンシアヌレート、ポリテトラフッ化エチレン、窒化ホウ素、及び、脂肪酸金属塩から選ばれる潤滑性物質で構成されているので、像担持体に当接する部材との潤滑性を長期間にわたり向上させることができ、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置を低コストで提供することができる。
請求項12に記載された発明によれば、像担持体と、潤滑剤塗布装置と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置と、該像担持体の表面を均一に帯電する帯電装置と、が、少なくとも備えられると共に、一体に支持されて、画像形成装置の本体に着脱自在に固定された、プロセスカートリッジにおいて、前記潤滑剤塗布装置として、請求項1〜6のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を有しているので、部品の交換作業を容易にして作業時間を短縮することができると共に、高画質画像を長期間にわたって安定して形成することができるプロセスカートリッジを低コストで提供することができる。
請求項13に記載された発明によれば、潜像を担持する像担持体と、前記像担持体を均一に帯電させる帯電装置と、前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録媒体に転写する転写装置と、前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、前記像担持体の表面に残存したトナーを除去するクリーニング装置と、を少なくとも有する画像形成装置において、前記潤滑剤塗布装置及び前記クリーニング装置として、請求項12に記載のプロセスカートリッジを有しているので、部品の交換作業を容易にして作業時間を短縮することができると共に、高画質画像を長期間にわたって安定して形成することができる画像形成装置を低コストで提供することができる。
本発明の一実施の形態を示す画像形成装置の概略説明図である。 本発明の一実施の形態を示す画像形成装置の部分拡大概略説明図である。 微粉末状潤滑剤の制御を説明するためのフロー図である。 実施例及び従来技術による潤滑剤消費率の変動を示す説明図である。 従来の画像形成装置の概略説明図である。
図1,2に示されているように、本発明の潤滑剤塗布装置6は、潜像を担持する像担持体1の表面に微粉末状潤滑剤14を塗布するブラシローラ6bと、前記ブラシローラ6b上に前記微粉末状潤滑剤14を供給する微粉末状潤滑剤供給容器6fと、を有している。そして、本発明の潤滑剤塗布装置6においては、(イ)前記微粉末状潤滑剤供給容器6fの長手方向の下面に、前記ブラシローラ6bの長手方向の外表面に当接される開口部6iが、設けられ、かつ、(ロ)前記ブラシローラ6bの長手方向の外表面に当接された開口部6iが、前記微粉末状潤滑剤14だけを透過させる繊維織物6jで封止されている。
前記微粉末状潤滑剤供給容器6fには、化学繊維で構成されたブラシローラ6bが潤滑剤塗布装置6内において回転自在に設けられている。前記化学繊維は、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維等から選ばれるが、好ましくは、像担持体1を傷つけることなく像担持体1表面に前記潤滑性物質を供給することが可能なポリエステル繊維、又は、ポリアミド繊維である。前記繊維織物6jは、好ましくは、約10μm以下の前記微粉末状潤滑剤14だけが透過できるような繊維の太さと密度で織られたものである。
前記ブラシローラ6bは、前記繊維織物6jに当接しつつ回転するので、粒径のそろった前記微粉末状潤滑剤14だけを前記ブラシローラ6b上に供給することができる。また、本発明の潤滑剤塗布装置10は、従来の潤滑剤塗布装置のように、前記ブラシローラ6bで潤滑成形物を削り取ることをしないので、前記ブラシローラ6bを長期間使用したとしてもそのブラシの劣化の影響を受けにくくなり、そのために、前記微粉末状潤滑剤14の供給量が使用時間とともに低下することもなく、よって、前記微粉末状潤滑剤14を安定して像担持体1の表面に供給をすることができる。
したがって、(イ)前記微粉末状潤滑剤供給容器6fの長手方向の下面に、前記ブラシローラ6bの長手方向の外表面に当接される開口部6iが、設けられ、かつ、(ロ)前記ブラシローラ6bの長手方向の外表面に当接された開口部6iが、前記微粉末状潤滑剤14だけを透過させる繊維織物6jで封止されていると、粒径の均一性を向上させた微粉末状潤滑剤14を長期間にわたり安定して像担持体1の表面に供給して塗布することができ、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
また、本発明においては、前記ブラシローラ6bの長手方向の外表面に当接される開口部6iは、好ましくは、前記ブラシローラ6bと同程度の曲率を備えた曲面に形成されている。このように、前記ブラシローラ6bの長手方向の外表面に当接される開口部6iが、前記ブラシローラ6bと同程度の曲率を備えた曲面に形成されていると、前記ブラシローラ6bの当接状態が安定し、そのために、前記微粉末状潤滑剤14の安定供給が長期間にわたって可能になり、よって、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
また、本発明においては、前記微粉末状潤滑剤供給容器6fに、その軸方向に前記微粉末状潤滑剤14を搬送する搬送スクリュー6eが設けられている。このように、前記微粉末状潤滑剤供給容器6fに、その軸方向に前記微粉末状潤滑剤14を搬送する搬送スクリュー6eが設けられていると、前記ブラシローラ6bの軸方向に対する前記微粉末状潤滑剤14の搬送性が向上して前記ブラシローラ6bの軸方向に対する前記微粉末状潤滑剤14の供給量の変動が少なくなり、そのために、前記微粉末状潤滑剤14の安定供給が長期間にわたって可能になり、よって、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
また、本発明においては、クリーニング装置7は、クリーニング部材としてクリーニングブレード7a、前記クリーニングブレード7aを保持するためのブレード保持部材7b、及び、クリーニングされて余剰になったトナーや紙粉等を搬送しつつ回収するトナー回収コイル7cを備えている。ここで、クリーニングブレード7aは、ウレタンエラストマー、シリコーンエラストマー、フッ素エラストマー等の弾性部材で構成されるが、それらの中でも、ウレタンエラストマーは、耐磨耗性、高機械強度等の点から優れている。前記クリーニングブレード7aは、そのエッジが像担持体1の表面に当接するように設けられ、転写後に残留する像担持体1上のトナーや紙粉を除去する。クリーニングブレード7aは、図示しないが、金属、プラスチック、セラミック等からなるブレード支持部材7bに貼着されて支持され、像担持体1に対し所定の角度で設置されている。前記ブレード支持部材7bは、好ましくは、金属、プラスチック及びセラミックから選ばれる材料で構成されるが、それらに限定されるものではない。機械強度の高いSUS等の鋼板、アルミニウム板、又は、リン青銅等の銅板を用いることもできる。このような材料で構成されるクリーニングブレード7aは、ブレード支持部材7bをスプリングにより加圧したり、クリーニング装置7のケースに固定したりすることで、弾性部材を撓ませることにより、所定の当接圧、喰い込み量で像担持体1の表面に当接する。
また、本発明においては、前記像担持体1上に、該像担持体1に塗布された前記微粉末状潤滑剤14を均一に薄層化するための塗布ブレード6cと塗布ブレード支持部材6dとが設けられている。このように、前記像担持体1上に、該像担持体1に塗布された前記微粉末状潤滑剤14を均一に薄層化するための塗布ブレード6cと塗布ブレード支持部材6dとが設けられていると、像担持体1に塗布された前記微粉末状潤滑剤14をいっそう均一に薄層化することができる潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
また、発明においては、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する微粉末状潤滑剤貯蔵容器13と、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13から前記微粉末状潤滑剤供給容器6fに前記微粉末状潤滑剤17を搬送する搬送チューブ12と、前記搬送チューブ12に接続された前記微粉末状潤滑剤17を搬送するポンプ11と、が設けられている。前記微粉末状潤滑剤供給容器6fは、その一方の片端が搬送チューブ12に係止されているので、その搬送チューブ12に接続された搬送ポンプ11によって前記微粉末状潤滑剤14が適宜供給される。このように、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する微粉末状潤滑剤貯蔵容器13と、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13から前記微粉末状潤滑剤供給容器6fに前記微粉末状潤滑剤17を搬送する搬送チューブ12と、前記搬送チューブ12に接続された前記微粉末状潤滑剤17を搬送するポンプ11と、が設けられていると、後述された従来技術(特許文献2及び特許文献3を参照。)において生じるデメリット、即ち、1)画像形成装置の耐久寿命より補充サイクルの方が短くなること、及び、2)潤滑剤の貯蔵量の減少に伴って潤滑剤の供給量が変動すること、を解消することができる。
前記微粉末状潤滑剤14を搬送するポンプ11は、好ましくは、前記微粉末状潤滑剤14と空気との混合気体を移送するポンプ11である。このように、前記微粉末状潤滑剤14を搬送するポンプ11が前記微粉末状潤滑剤14と空気との混合気体を移送するポンプ11であると、前記微粉末状潤滑剤14の迅速かつ安定な供給が長期間にわたって可能になり、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
図1,2に示されているように、発明においては、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内に、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内における前記微粉末状潤滑剤14の残量を検出する第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15が、設けられている。このように、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内に、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内における前記微粉末状潤滑剤14の残量を検出する前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15が、設けられていると、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内における前記微粉末状潤滑剤14の残量が適正な範囲内であるか否かを判断することが可能になり、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15には、圧電式粉体レベルセンサとして市販されているものが用いられる。この圧電式粉体レベルセンサにおいては、その検知面上の粉体の有無を電気信号に変換する圧電振動型センサが用いられている。前記圧電振動型センサは、両面に電極が形成された円形の圧電セラミックを薄板金属板に貼り合わせたものであり、前記電極に交流の印加電圧を加えると、前記圧電セラミックの伸縮に伴い、前記薄金属板が振動するようになっている。それ故、前記薄金属板を前記圧電式粉体レベルセンサにおける検知面にすると、この検知面に粉体が存在する場合と、存在しない場合とでは、振動板を駆動するのに必要な負荷が変化するので、粉体の有無を精度よく検出することができる。本発明においては、前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15は、検知面が前記微粉末状潤滑剤供給容器6fの内部の壁面に該微粉末状潤滑剤供給容器6fの内面に向く方向に設けている。このような構成にすることで、前記微粉末状潤滑剤供給容器6fの残容量を精度よく検出することが可能になる。
また、発明においては、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内における前記微粉末状潤滑剤14の残量を検出する前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15で計測された前記微粉末状潤滑剤14の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記ポンプ11をオンにして前記微粉末状潤滑剤14の搬送を開始し、そして、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内における前記微粉末状潤滑剤14の残量を検出する前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15で計測された前記微粉末状潤滑剤14の残量が、予め設定された上限値を超えた場合に、前記ポンプ11をオフにして前記微粉末状潤滑剤14の搬送を停止するようにした、制御手段(制御装置)18が、設けられている。このように、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内における前記微粉末状潤滑剤14の残量を検出する前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15で計測された前記微粉末状潤滑剤14の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記ポンプ11をオンにして前記微粉末状潤滑剤14の搬送を開始し、そして、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内における前記微粉末状潤滑剤14の残量を検出する前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15で計測された前記微粉末状潤滑剤14の残量が、予め設定された上限値を超えた場合に、前記ポンプ11をオフにして前記微粉末状潤滑剤14の搬送を停止するようにした、制御手段(制御装置)18が、設けられていると、前記微粉末状潤滑剤供給容器6f内の前記微粉末状潤滑剤14の残量を適正な範囲内に保つことが可能になり、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
次に、図2を用いて前記制御手段18について詳しく説明する。図2に示されているように、画像形成装置10が動作すると、ブラシローラ6bが定速回転するので、微粉末状潤滑剤14は開口部6iからブラシローラ6bに供給され、そのために、微粉末状潤滑剤供給容器6fの内部に貯蔵された微粉末状潤滑剤14は序々に残容量が減少していく。前記微粉末状潤滑剤供給容器6fに貯蔵された微粉末状潤滑剤14の残量は、常に、第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15によって監視されている。前記微粉末状潤滑剤14の残量が減っていくと、前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15の検知面に接している微粉末状潤滑剤14の量が減少するので、前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15を駆動する負荷が減少し、前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15からは、残量が徐々に減っているという電気信号が出力される。
また、図3を用いて前記微粉末状潤滑剤14の制御について詳しく説明する。図3に示されているように、前記制御手段(制御装置)18においては、予め、前記微粉末状潤滑剤14の残量の下限値と上限値とが設定されている。前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15から出力される電気信号が微粉末状潤滑剤14の残量の下限値を下回ると、前記制御手段18は、前記ポンプ11の駆動を開始する信号を該ポンプ11に出力し、そして、前記ポンプ11は、オンとなって動作を開始する。前記ポンプ11がしばらく動作し続けると、前記微粉末状潤滑剤14が前記微粉末状潤滑剤供給容器6fに供給されるので、前記微粉末状潤滑剤供給容器6fの中に貯蔵される前記微粉末状潤滑剤14の量が増加していく。すると、前記圧電振動型センサを駆動する負荷が増加し、前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15からは、微粉末状潤滑剤14の残量量が増加しているという電気信号が出力される。この電気信号が上限値を超えると、前記制御手段(制御装置)18は、前記ポンプ11の駆動を停止する信号を該ポンプ11に出力し、前記ポンプ11は停止する。このように、前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15の出力信号に応じた前記ポンプ11のオン、オフの動作を繰り返すことで、微粉末状潤滑剤供給容器6fの内部に残留される前記微粉末状潤滑剤14の残量は、常に適正な量に保つことが可能になる。このような制御手段(制御装置)18による微粉末状潤滑剤14の制御を説明するためのフロー図は、図3に示される。
また、発明においては、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13における該微粉末状潤滑剤14の排出口に、前記搬送チューブ12と着脱自在な係止具16が設けられている。このように、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13における該微粉末状潤滑剤14の排出口に、前記搬送チューブ12と着脱自在な係止具16が設けられていると、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13内の前記微粉末状潤滑剤14の残量が無くなった際、容易に交換することが可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
また、発明においては、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13内に、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13における微粉末状潤滑剤14の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段17が、設けられている。このように、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13内に、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13における微粉末状潤滑剤14の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段17が、設けられていると、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13内の前記微粉末状潤滑剤14の残量が適正な範囲内であるか否かを判断することが可能になり、そのために、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13の交換を適正なタイミングで実施することが可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
また、発明においては、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13における該微粉末状潤滑剤14の残量を検出する前記第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段17で計測された該微粉末状潤滑剤14の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13の交換を促す表示を表示装置19に表示するように設定した制御手段(制御装置)18が、設けられている。このように、前記微粉末状潤滑剤14を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13における該微粉末状潤滑剤14の残量を検出する前記第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段17で計測された該微粉末状潤滑剤14の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13の交換を促す表示を表示装置19に表示するように設定した制御手段18(制御装置)が、設けられていると、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13の交換のタイミングを正確に知ることが可能となり、そのために、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13の交換を適正なタイミングで実施することが可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
前記第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段17には、前述した第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段15に設けられた圧電式粉体レベルセンサと同様の圧電式粉体レベルセンサが設けられている。本発明では、このような第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段17を前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13の潤滑剤の排出口近くの壁面に、検知面が前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器13の内面に向く方向に設けている。このような構成にすることで、前記微粉末状潤滑剤供給容器13の残容量を精度よく検出することが可能になる。
また、発明においては、前記微粉末状潤滑剤14は、好ましくは、メラミンシアヌレート、ポリテトラフッ化エチレン、窒化ホウ素、及び、脂肪酸金属塩から選ばれる潤滑性物質で構成されている。特に、像担持体1上への前記微粉末状潤滑剤14の塗布性、及び、前記微粉末状潤滑剤14の塗布後の像担持体1の表面における低摩擦係数化の観点からすると、前記微粉末状潤滑剤14は、脂肪酸金属塩を主成分として構成されているものが好ましい。
このように、前記微粉末状潤滑剤14がメラミンシアヌレート、ポリテトラフッ化エチレン、窒化ホウ素、及び、脂肪酸金属塩から選ばれる潤滑性物質で構成されていると、像担持体1に当接する部材との潤滑性を長期間にわたり向上させることができ、そのために、高画質画像を長期間にわたって安定して形成可能な潤滑剤塗布装置6を低コストで提供することができる。
図1に示されているように、本発明の画像形成装置10においては、像担持体(感光体)1は、回転可能に支持され、矢印方向に回転される。像担持体1の外周部には、電子写真方式に基づき、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、潤滑剤塗布装置6、及び、クリーニング装置7が順次配備されている。像担持体1は4個あるが、それぞれ周囲に設けられる画像形成用の部品構成は同じであり、現像装置4が扱う色材(トナー)の色がそれぞれ異なる。像担持体1は、一部が転写装置5の中間転写ベルト5bに接している。5aは、転写ローラである。像担持体1は、直径が30から100mm程度の導電性支持体表面に光導電性物質である感光層を設けたものである。導電性支持体にはアルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレス等の導電性金属が可能である。なお、図1では、ドラム状の像担持体1を用いているが、ベルト状の像担持体も採用可能である。前記感光層は、電荷発生材と電荷輸送材との機能が一体的に構成された単層型のものと、電荷発生層と電荷輸送層との2層構成となった機能分離型のものとが採用可能である。一般的な機能分離型の像担持体1には、導電性支持体上に直接、又は、下引き層(中間層)を介して電荷発生層が設けられ、そして、この電荷発生層上に電荷輸送物質を含有する樹脂層(電荷輸送層)が設けられている。特に、機能分離型の積層像担持体を用いると感度設計の自由度が広がるので、像担持体1には機能分離型の積層像担持体が好ましい。
帯電装置2は、導電性芯金の周りに中抵抗の弾性層や樹脂層を被覆して構成される帯電ローラ2aや帯電ローラ2aを像担持体1に当接させるための図示しないスプリング等を備えている。帯電ローラ2aは図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。また、この帯電ローラ2aは、両端部にスペーサー部材を設けると、このスペーサーが像担持体1と当接し、像担持体1と一定のギャップを持たせて配置することも可能となる。この帯電ローラ2aと像担持体1とが接している帯電ローラ2aの周囲には、帯電ローラ2aの表面に付着した異物を清掃する帯電クリーニングローラ2bが設けられている。これにより、帯電ローラ2aの長寿命化を実現することができる。
露光装置3は、公知のレーザー方式によって、カラー画像形成に対応した光情報を一様に帯電された像担持体1の表面に潜像として照射する。LEDアレイと結像手段から成る露光装置も採用可能である。
現像装置4は、像担持体1と対向する位置に、内部に磁界発生手段を備える現像スリーブ4aが配置されている。現像スリーブ4aの下方には図示しないトナーボトルから投入されるトナーを現像剤と混合し、攪拌しながら現像スリーブ4aへ汲み上げるための2つのスクリュー4bが備えられている。現像スリーブ4aによって汲み上げられるトナーと磁性キャリアからなる現像剤は、ドクターブレード4cによって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像スリーブ4aに担持される。現像スリーブ4aは、像担持体1との対向位置において矢印の方向に移動しながら、現像剤を担持搬送し、トナーを像担持体1の潜像面に供給する。
転写装置5は、導電性芯金の周りに中抵抗の弾性層を被覆して構成される転写ローラ5a、基体の厚みが20〜600μmの樹脂フィルム、又は、ゴムを基体にした耐熱性かつトナーを静電的に転写可能とする抵抗値を持った中間転写ベルト5b等から構成されており、中間転写ベルト5bは矢印方向に移動可能であり、図示しないが回転ローラ、テンションローラ等を用いて支持、張架されている。またベルトループの内側には、転写ローラ5aが像担持体1の近傍に配備されている。ここでは、転写ローラ5aは高電圧を印加するローラタイプであるが、電極から放電するチャージャを採用することもできる。
図1に示されているように、本発明のプロセスカートリッジ9には、像担持体1と、潤滑剤塗布装置6と、該像担持体1の表面をクリーニングするクリーニング装置7と、該像担持体1の表面を均一に帯電する帯電手段2と、が、少なくとも備えられていると共に、一体に支持されて、画像形成装置10の本体に着脱自在に固定されている。そして、本発明のプロセスカートリッジ9においては、請求項1〜6のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置6を有している。このように、像担持体1と、潤滑剤塗布装置6と、該像担持体1の表面をクリーニングするクリーニング手段7と、該像担持体1の表面を均一に帯電する帯電手段2と、が、少なくとも備えられていると共に、一体に支持されて、画像形成装置10の本体に着脱自在に固定された、プロセスカートリッジ9において、前記潤滑剤塗布装置6として、請求項1〜6のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置6を有していると、部品の交換作業を容易にして作業時間を短縮することができるプロセスカートリッジ9を提供することができる。
本発明の画像形成装置10は、潜像を担持する像担持体1と、前記像担持体1を均一に帯電させる帯電装置2と、前記像担持体1の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置3と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して可視像を形成する現像装置4と、前記可視像を記録媒体に転写する転写装置5と、前記像担持体1に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置6と、前記像担持体1の表面に残存したトナーを除去するクリーニング装置7と、を少なくとも有している。そして、本発明の画像形成装置10は、前記潤滑剤塗布装置6及び前記クリーニング装置7として、請求項7に記載のプロセスカートリッジ9を有している。このように、潜像を担持する像担持体1と、前記像担持体1を均一に帯電させる帯電装置2と、前記像担持体1の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置3と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して可視像を形成する現像装置4と、前記可視像を記録媒体に転写する転写装置5と、前記像担持体1に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置6と、前記像担持体1の表面に残存したトナーを除去するクリーニング装置7と、を少なくとも有する画像形成装置10において、前記潤滑剤塗布装置6及び前記クリーニング装置7として、請求項7に記載のプロセスカートリッジ9を有していると、部品の交換作業を容易にして作業時間を短縮することができると共に、高画質画像を長期間にわたって安定して形成することができる画像形成装置10を低コストで提供することができる。
(実施例1)
微粉末状潤滑剤貯蔵容器(図2における13を参照。)に貯蔵されたステアリン酸亜鉛で構成され粒径10μmの微粉末状潤滑剤(図2における14を参照。)をポンプ(図2における11を参照。)で搬送チューブ(図2における12を参照。)を介して微粉末状潤滑剤供給容器(図1,2における6fを参照。)に移送した後、像担持体(図1における1を参照。)に対しては1mm、前記潤滑剤供給容器に対しては、その開口部(図1における6iを参照。)に設けられた繊維織物(図1における6jを参照。)に1mm食い込ませて配置したポリエステル繊維からなる直毛状のブラシローラを回転させて、前記微粉末状潤滑剤を像担持体(図1における1を参照。)の表面に塗布することにより、連続50000枚の5%テストチャート印刷試験を実施した。
(実施例2)
前記ステアリン酸亜鉛で構成される微粉末状潤滑剤に窒化ホウ素で構成される微粉末状潤滑剤を8:2の比率で混合して得た微粉末状潤滑剤を前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器に貯蔵しておいた以外は、実施例1と同様にして、連続50000枚の5%テストチャート印刷試験を実施した。
(比較例1)
ステアリン酸亜鉛で構成される潤滑剤を用いて幅8mm、高さ10mm、全長320mm、密度1.1g/m3 の直方体形状の潤滑剤成形物(図4における106aを参照。)を形成し、これを5Nの荷重でブラシローラ(図4における106bを参照。)に当接させた後、像担持体(図4における101を参照。)に対しては1mm、前記潤滑剤成形物に対しては1mm食い込ませて配置したポリエステル繊維からなる直毛状のブラシローラを回転させて、微粉末状潤滑剤を前記像担持体の表面に塗布することにより、連続50000枚の5%テストチャート印刷試験を実施した。
(評価方法)
実施例1,2及び比較例1に示される部材で構成される潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置が搭載された、連続印刷速度45枚/分のデジタルフルカラー複合機を用い、そして、平均円形度:0.972、体積平均粒径:5.0μm、及び、結着樹脂の熱軟化点:70℃とした重合トナーをトナーに用いて、A4サイズ紙に5%濃度の規定画像を5万枚及び10万枚連続印刷したときの滑剤剤消費量、感光体μ(高画像濃度)、帯電ローラ汚れ、クリーニング不良、感光体表面のフィルミング、及び、画像評価を比較判定した。
印刷枚数に対する滑剤剤消費率は、図4に示される。図4に示されているように、印刷枚数に対する潤滑剤消費率にいついては、常に一定であることが好ましいことがわかる。従来の技術では、潤滑剤の削れ量が大きくなると、潤滑剤のばね圧の低下とブラシの劣化によって、潤滑剤の消費率が低下する傾向があり、画像に悪影響を及ぼしていたが、本発明の実施例1,2では、この低下傾向が発生していないことがわかる。
実施例1,2(本発明)と比較例1(従来技術)との評価結果は、次の表1に示される。但し、表1における評価基準◎、○及び×は、
◎:目標とする耐久(200K枚の印刷)より優れる
○:目標とする耐久(200K枚の印刷)程度
×:目標とする耐久(200K枚の印刷)より劣る
とする。
Figure 0005445068
表1によれば、従来の技術では、印刷枚数の増加とともに潤滑剤の供給量が少なくなっており、その結果、トナーが大量に供給される高画像濃度の箇所で感光体の摩擦係数μが大きくなっている。それ故、フィルミングが発生しやすくなり、画像に影響を及ぼすこととなる。これに対して、本発明では、滑剤剤消費量の低下が少ないので、高画像濃度の箇所であっても、感光体μの増加を抑制することができる。その結果、常に安定した画像を得られることとなり、また、帯電ローラ汚れ、クリーニング不良、及び、フィルミングの発生に対しても、従来以上の良好な結果が得られることとなる。
また、本発明(実施例)の効果と従来技術(特許文献2及び特許文献3を参照。)との効果の比較は、次の表2に示される。但し、表2における評価基準○及び×は、
○:目標とする耐久(200K枚の印刷)を満足する
×:目標とする耐久(200K枚の印刷)を満足しない
とする。
Figure 0005445068
表2によれば、従来技術(特許文献2及び特許文献3を参照。)では、潤滑剤の貯蔵場所が画像形成装置のクリーニング装置内であるので、潤滑剤の貯蔵容量の制約を受け大容量化ができなくなり、そのために、
1)画像形成装置の耐久寿命より補充サイクルの方が短くなること、及び、
2)潤滑剤の貯蔵量の減少に伴って潤滑剤の供給量が変動すること、
というデメリットがあったが、本発明の実施例は、それらのデメリットをすべて解消することができた。
1 像担持体
2 帯電手段(帯電装置)
2a 帯電ローラ
2b 帯電クリーニングローラ
3 露光手段(露光装置)
4 現像手段(現像装置)
4a 現像スリ−ブ
4b スクリュー
4c ドクターブレード
5 転写手段(転写装置)
5a 転写ローラ
5b 中間転写ベルト
6 潤滑剤塗布装置
6b ブラシローラ
6c 塗布ブレード
6d 塗布ブレード支持部材
6e 搬送スクリュー
6f 微粉末状潤滑剤供給容器
6i 開口部
6j 繊維織物
7 クリーニング手段(クリーニング装置)
7a クリーニングブレード
7b ブレード支持部材
7c トナー回収コイル
7d スプリング
8 カートリッジケース
9 プロセスカートリッジ
10 画像形成装置
11 ポンプ
12 搬送チューブ
13 微粉末状潤滑剤貯蔵容器
14 微粉末状潤滑剤
15 第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段
16 係止具
17 第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段
18 制御手段(制御装置)
19 表示装置
特開2006−163318号公報 特開2005−18047号公報 特開2005−70726号公報

Claims (13)

  1. 潜像を担持する像担持体の表面に微粉末状潤滑剤を塗布するブラシローラと、前記ブラシローラ上に前記微粉末状潤滑剤を供給する微粉末状潤滑剤供給容器と、を有する潤滑剤塗布装置において、
    (イ)前記微粉末状潤滑剤供給容器の長手方向の下面に、前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接される開口部が、設けられ、かつ、
    (ロ)前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接された開口部が、前記微粉末状潤滑剤だけを透過させる繊維織物で封止され、
    (ハ)前記ブラシローラの長手方向の外表面に当接される開口部が、前記ブラシローラと同程度の曲率を備えた曲面に形成されており、
    (ニ)前記微粉末状潤滑剤供給容器における、前記開口部が設けられている部分が、前記ブラシローラから見て前記像担持体とは反対側で、該ブラシローラの長手方向の外表面を、該ブラシローラの周方向に1/4周覆っている
    ことを特徴とする潤滑剤塗布装置。
  2. 前記微粉末状潤滑剤供給容器の中において前記ブラシローラから見て斜め上方となる位置に、その軸方向に前記微粉末状潤滑剤を搬送する搬送スクリューが、設けられていることを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。
  3. 前記像担持体上に、該像担持体に塗布された前記微粉末状潤滑剤を均一に薄層化するための塗布ブレードと該塗布ブレードの保持部材とが、設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の潤滑剤塗布装置。
  4. 前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する微粉末状潤滑剤貯蔵容器と、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器から前記微粉末状潤滑剤供給容器に前記微粉末状潤滑剤を搬送する搬送チューブと、前記搬送チューブに接続された前記微粉末状潤滑剤を搬送するポンプと、が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。
  5. 前記ポンプが、前記微粉末状潤滑剤と空気との混合気体を移送するポンプであることを特徴とする請求項4に記載の潤滑剤塗布装置。
  6. 前記微粉末状潤滑剤供給容器内において前記ブラシローラの上方となる位置に、前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段が、設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の潤滑剤塗布装置。
  7. 前記微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する前記第一の検出手段で計測された前記微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記ポンプをオンにして前記微粉末状潤滑剤の搬送を開始し、そして、前記第一の微粉末状潤滑剤供給容器内における前記微粉末状潤滑剤の残量を検出する前記第一の微粉末状潤滑剤残量検出手段で計測された該微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された上限値を超えた場合に、前記ポンプをオフにして前記微粉末状潤滑剤の搬送を停止するようにした、制御手段が、設けられていることを特徴とする請求項6に記載の潤滑剤塗布装置。
  8. 前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の排出口に、前記搬送チューブと着脱自在な係止具が設けられていることを特徴とする請求項〜7いずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。
  9. 前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器内に、前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の残量を検出する第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段が、設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の潤滑剤塗布装置。
  10. 前記微粉末状潤滑剤を貯蔵する前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器における該微粉末状潤滑剤の残量を検出する前記第二の微粉末状潤滑剤残量検出手段で計測された該微粉末状潤滑剤の残量が、予め設定された下限値を下回った場合に、前記微粉末状潤滑剤貯蔵容器の交換を促す表示を表示装置に表示するように設定した制御手段が、設けられていることを特徴とする請求項6に記載の潤滑剤塗布装置。
  11. 前記微粉末状潤滑剤が、メラミンシアヌレート、ポリテトラフッ化エチレン、窒化ホウ素、及び、脂肪酸金属塩から選ばれる潤滑性物質で構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。
  12. 像担持体と、潤滑剤塗布装置と、該像担持体の表面をクリーニングするクリーニング装置と、該像担持体の表面を均一に帯電する帯電装置と、が、少なくとも備えられると共に、一体に支持されて、画像形成装置の本体に着脱自在に固定された、プロセスカートリッジにおいて、前記潤滑剤塗布装置として、請求項1〜11のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を有していることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  13. 潜像を担持する像担持体と、前記像担持体を均一に帯電させる帯電装置と、前記像担持体の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像をトナーを含む現像剤で現像して可視像を形成する現像装置と、前記可視像を記録媒体に転写する転写装置と、前記像担持体に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置と、前記像担持体の表面に残存したトナーを除去するクリーニング装置と、を少なくとも有する画像形成装置において、前記潤滑剤塗布装置及び前記クリーニング装置として、請求項12に記載のプロセスカートリッジを有していることを特徴とする画像形成装置。
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