JP5444863B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、音声データ受信装置、音声データ受信方法、及び音声データ送受信システムに関する。
近年、情報伝送技術の発達に伴い、音声データを複数の装置間で伝送する技術が盛んに用いられるようになった。例えば、ホームシアターシステムにおいては、音声データを送信する送信装置と音声データを受信するスピーカなどの受信装置とをワイヤレスで接続することにより、スピーカなどのレイアウトの自由度を高めようとする試みがなされている。
このように音声データを複数の装置間で伝送して処理する場合、受信側で音声データの処理に用いるクロックを送信側のサンプリング周波数に合わせるための手法として、主に同期モード又は非同期モードのいずれかの手法が用いられる。このうち、同期モードとは、送信装置が音声データにサンプリング周波数に対応するクロック成分を含めて送信し、受信装置は受信したそのクロック成分に従って音声データを処理するという手法である(例えば、特許文献1参照)。また、非同期モードとは、送信装置から伝送されるクロック成分を使用することなく、送信装置におけるサンプリング周波数と同等の周波数を有するクロックを受信装置において生成して音声データを処理する手法である。
特開2002−268662号公報
しかしながら、同期モードにおいては、受信信号からクロック成分を抽出するPLL回路(Phase−Locked Loop:位相同期回路)の性能や受信信号に含まれるノイズの影響により、受信側のクロックが不安定となり、再生される音声の品質が低下する場合がある。また、非同期モードにおいては、送信側のクロックと受信側のクロックにずれ(偏差)が生じることにより、非同期雑音が生じる場合がある。
そこで、本発明は、音声データを複数の装置間で伝送する際の受信側での音声の品質低下を抑止することのできる、新規かつ改良された音声データ受信装置、音声データ受信方法、及び音声データ送受信システムを提供しようとするものである。
本発明のある実施形態によれば、第1のクロック信号に従ってサンプリングされた音声データを受信する受信部と、上記音声データに含まれるクロック成分を抽出することにより、上記第1のクロック信号と同期させた第2のクロック信号を生成する同期部と、上記第2のクロック信号に従って上記音声データを復調する復調部と、上記第2のクロック信号の周波数よりも高い周波数を用いて、上記復調部により復調された上記音声データをオーバーサンプリングするオーバーサンプリング部と、上記第1のクロック信号と略同等の周波数を有する第3のクロック信号を生成するクロック生成部と、上記オーバーサンプリング部によりオーバーサンプリングされた上記音声データを上記クロック生成部により生成された上記第3のクロック信号に従って出力するデータ出力部と、を備える音声データ受信装置が提供される。
かかる構成によれば、音声データのサンプリング周波数に同期した周波数を有する第2のクロック信号に従って、受信された音声データが復調される。そして、復調された音声データは、第2のクロック信号よりも高い周波数を用いてオーバーサンプリングされた後、安定的な第3のクロック信号に従って順次出力される。それにより、例えば、送信側と受信側のクロックの偏差に基づく非同期雑音が除去されると共に、不安定なクロックによる音声の品質低下も防がれる。
また、上記オーバーサンプリング部は、上記第2のクロック信号の周波数を逓倍することにより得られる周波数を用いて上記音声データをオーバーサンプリングしてもよい。
また、上記オーバーサンプリング部は、オーバーサンプリングした上記音声データを一時的に保持するバッファを有し、上記データ出力部は、上記バッファからオーバーサンプリングされた上記音声データを読み出してもよい。
また、本発明の別の実施形態によれば、第1のクロック信号に従ってサンプリングされた音声データを受信するステップと、上記音声データに含まれるクロック成分を抽出することにより、上記第1のクロック信号と同期させた第2のクロック信号を生成するステップと、上記第2のクロック信号に従って上記音声データを復調するステップと、上記第2のクロック信号の周波数よりも高い周波数を用いて、復調された上記音声データをオーバーサンプリングするステップと、上記第1のクロック信号と略同等の周波数を有する第3のクロック信号を生成するステップと、オーバーサンプリングされた上記音声データを上記第3のクロック信号に従って出力するステップと、を含む音声データ受信方法が提供される。
また、本発明の別の実施形態によれば、第1のクロック信号に従ってサンプリングされた音声データを送信する送信部、を備える音声データ送信装置と、上記音声データ送信装置から送信された上記音声データを受信する受信部、上記音声データに含まれるクロック成分を抽出することにより、上記第1のクロック信号と同期させた第2のクロック信号を生成する同期部、上記第2のクロック信号に従って上記音声データを復調する復調部、上記第2のクロック信号の周波数よりも高い周波数を用いて、上記復調部により復調された上記音声データをオーバーサンプリングするオーバーサンプリング部、上記第1のクロック信号と略同等の周波数を有する第3のクロック信号を生成するクロック生成部、及び、上記オーバーサンプリング部によりオーバーサンプリングされた上記音声データを上記クロック生成部により生成された上記第3のクロック信号に従って出力するデータ出力部、を備える音声データ受信装置と、を含む音声データ送受信システムが提供される。
以上説明したように、本発明に係る音声データ受信装置、音声データ受信方法、及び音声データ送受信システムによれば、音声データを複数の装置間で伝送する際の受信側での音声の品質低下を抑止することができる。
一実施形態に係る音声データ送受信システムの概要を示す模式図である。 一実施形態に係る送信装置の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る送信装置の物理的な構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る受信装置の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係る受信装置の物理的な構成の一例を示すブロック図である。 一実施形態に係るオーバーサンプリング処理について説明するための説明図である。 非同期モードで動作する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 同期モードで動作する受信装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付すことにより重複説明を省略する。
また、以下の順序にしたがって当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.システムの概要
1−1.システム構成例
1−2.本発明に関連する技術の説明
2.一実施形態の説明
2−1.送信装置の構成例
2−2.受信装置の構成例
3.まとめ
<1.システムの概要>
[1−1.システム構成例]
図1は、本発明の一実施形態に係る音声データ送受信システム1の概要を示す模式図である。図1を参照すると、音声データ送受信システム1は、送信装置100、並びに受信装置200a、200b、200c及び200dを含む。
送信装置100は、音声データをCD、DVD若しくはBD(Blu-ray Disc(登録商標))などの記録媒体から読み出し、又は他の通信装置から受信した後、当該音声データを所定の通信方式に従って送信する装置である。図1の例では、送信装置100の一例としてテレビジョン受像機を示している。しかし、送信装置100はかかる例に限定されない。例えば、送信装置100は、音楽プレーヤ、ゲーム機器、PC(Personal Computer)又は電話端末など、音声データをデジタルデータとして扱う任意の装置であってよい。また、送信装置100と受信装置200a、200b、200c及び200dとの間の接続方式は、有線接続であっても無線接続であってもよい。
受信装置200a、200b、200c及び200dは、送信装置100から送信される音声データをそれぞれ受信して処理する装置である。図1の例では、受信装置200a、200b、200c及び200dの一例としてスピーカを示している。しかし、受信装置200a、200b、200c及び200dは、かかる例に限定されず、例えば、送信装置100に関連して例示した上記いずれかの装置であってもよい。また、受信装置の数はいくつであってよい。なお、本明細書の以降の説明においては、特に受信装置200a、200b、200c及び200dを相互に区別する必要がない場合には、これらを受信装置200と総称する。
ここで、送信装置100から受信装置200へ送信される音声データは、所定の周波数を有するクロックに従ってサンプリングされたデータである。所定の周波数とは、サンプリング周波数とも呼ばれ、例えば、音楽CDで使用されるサンプリング周波数は44.1kHzである。また、デジタル音声のファイルフォーマットの標準規格の1つであるMP3(Mpeg Audio Layer-3)では、32kHz、44.1kHz、48kHzなどの候補から選択されたいずれかのサンプリング周波数が使用され得る。従って、かかる音声データを受信した受信装置200は、音声データのサンプリング周波数と一致したクロックに従って、受信した音声データを処理するのが望ましい(例えば、復調処理又はDA変換処理など)。しかしながら、送信装置100と受信装置200とが異なる装置である場合には、現実的には両装置の間で完全に一致したクロックを使用することは困難である。そのため、このような音声データ送受信システムにおいては、送信装置と受信装置との間でいかにクロックを合わせて音声データを処理するかが課題となる。
[1−2.本発明に関連する技術の説明]
例えば、受信側で音声データの処理に用いるクロックを送信側のサンプリング周波数に合わせるための手法として、主に同期モード又は非同期モードのいずれかの手法が用いられる。図7は、それら2つのモードのうち、非同期モードで動作する受信装置900aの構成の一例を示すブロック図である。
図7に示した受信装置900aにおいて、まず、RF回路914は、アンテナ912を介して受信した無線信号を増幅し、ベースバンド信号に変換する。また、発振回路952は、送信側でのサンプリング周波数と同等の周波数を有するクロック信号CLK9aを生成し、生成したクロック信号CLK9aをベースバンド回路932及びDAC(Digital to Analog Convertor)972に供給する。ベースバンド回路932は、クロック信号CLK9aに従ってベースバンド信号を復調し、音声データを出力する。そして、DAC972は、クロック信号CLK9aに従って音声データをデジタル信号からアナログ信号に変換し、図示しないアナログ回路へ出力する。このような受信側の処理に使用されるクロック信号CLK9aは、発振回路952において、例えば誤差が比較的小さいと言われる水晶発振器を用いて生成される。しかし、その場合にも、受信側のクロック信号CLK9aの周波数と送信側のサンプリング周波数との間には、例えば発振器の個体差などに応じたある程度のずれ、即ち偏差が存在し得る。こうした非同期モードにおける送信側と受信側との間のクロックの偏差は、最終的に再生される音声における非同期雑音としてユーザに感知され得る。
一方、図8は、同期モードで動作する受信装置900bの構成の一例を示すブロック図である。図8に示した受信装置900bにおいて、まず、RF回路914は、アンテナ912を介して受信した無線信号を増幅し、ベースバンド信号に変換する。また、PLL回路922は、ベースバンド信号に含まれるクロック成分を抽出してクロック信号CLK9bを生成し、生成したクロック信号CLK9bをベースバンド回路934及びDAC974に供給する。ベースバンド回路934は、クロック信号CLK9bに従ってベースバンド信号を復調及び伸張し、音声データを出力する。そして、DAC974は、クロック信号CLK9bに従って音声データをデジタル信号からアナログ信号に変換し、図示しないアナログ回路へ出力する。このような受信側の処理に使用されるクロック信号CLK9bは、送信側でサンプリングされた音声データに含まれるクロック成分に応じてPLL回路922において生成される。よって、クロック信号CLK9bは、PLL回路922の性能及び受信信号に含まれるノイズの影響等に依存して不安定となる場合がある。そのため、同期モードにより処理された後に再生される音声において、ジッタなどの品質の低下が感知される場合がある。
このような関連技術における問題点に対処するために、本実施形態に係る送信装置100及び受信装置200は、次節にて説明する新規な構成を用いて、音声データの伝送後の受信側での音声品質の低下を抑止する。
<2.一実施形態の説明>
[2−1.送信装置の構成例]
図2は、本実施形態に係る送信装置100の論理的な構成の一例を示すブロック図である。また、図3は、図2に示した送信装置100の物理的な構成の一例を示すブロック図である。図2を参照すると、送信装置100は、クロック生成部120、送信データ生成部130、変調部140及び送信部150を備える。
クロック生成部120は、図3に示した発振回路122を用いて、所定のサンプリング周波数を有するクロック信号CLK1を生成する。クロック信号CLK1の周波数(即ちサンプリング周波数)は、例えば44.1kHz又は48kHzなどの任意の周波数であってよい。そして、クロック生成部120は、生成したクロック信号CLK1を送信データ生成部130及び変調部140へ供給する。図3に示した発振回路122は、例えば、水晶発振器(XO:X’tal Oscillator)又は電圧制御水晶発振器(VCXO:Voltage Controlled X’tal Oscillator)などであってよい。なお、クロック信号CLK1の周波数が固定値である場合には、発振回路122として水晶発振器を用いるのが好適である。
送信データ生成部130は、クロック生成部120から供給されるクロック信号CLK1に従ってサンプリングされた音声データを生成する。例えば、送信データ生成部130は、図3に示したSRC(Sampling Rate Convertor)を用いて、他の通信装置から受信した音声データのサンプリングレートを変換することにより、受信装置200へ送信すべき音声データを生成してもよい。そして、送信データ生成部130は、生成した音声データを変調部140へ出力する。
変調部140は、クロック生成部120から供給されるクロック信号CLK1に従い、図3に示したベースバンド回路142を用いて、送信データ生成部130から入力される音声データを変調する。このとき、変調部140により変調された音声データには、音声そのもののデータに加えて、当該音声の処理に使用すべき周波数を有するクロック成分が含められる。そして、変調部140は、変調した音声データを送信部150へ出力する。
送信部150は、図3に示したRF(Radio Frequency)回路152を用いて、変調部140から入力される音声データを周波数変換及び増幅し、アンテナ154を介して無線信号として送信する。ここで送信された音声データは、例えば、次に説明する受信装置200により受信される。
[2−2.受信装置の構成例]
図4は、本実施形態に係る受信装置200の論理的な構成の一例を示すブロック図である。また、図5は、図4に示した受信装置200の物理的な構成の一例を示すブロック図である。図4を参照すると、受信装置200は、受信部210、同期部220、復調部230、オーバーサンプリング部240、クロック生成部250、データ出力部260、及びDA変換部270を備える。
受信部210は、送信装置100から無線信号として送信された音声データ、即ちクロック信号CLK1に従ってサンプリングされた音声データを、図5に示したアンテナ212を介して受信する。そして、受信部210は、図5に示したRF回路214を用いて、受信した無線信号を増幅し、ベースバンド信号に変換して同期部220及び復調部230に出力する。
同期部220は、図5に示したPLL回路222を用いて、受信部210から入力されるベースバンド信号に含まれるクロック成分を抽出し、クロック信号CLK2を生成する。即ち、クロック信号CLK2は、送信装置100のクロック生成部120により生成されたクロック信号CLK1と同期したサンプリング周波数を有する。そして、同期部220は、生成したクロック信号CLK2を、復調部230及びオーバーサンプリング部240に供給する。
復調部230は、同期部220から供給されるクロック信号CLK2に従い、図5に示したベースバンド回路232を用いて、受信部210から入力されるベースバンド信号を復調する。そして、復調部230は、復調されたデジタル信号としての音声データを、オーバーサンプリング部240へ出力する。
オーバーサンプリング部240は、上記クロック信号CLK2の周波数よりも高いサンプリング周波数を用いて、復調部230により復調された音声データをオーバーサンプリングする。より具体的には、例えば、オーバーサンプリング部240は、図5に示した逓倍器242を用いて同期部220から供給されるクロック信号CLK2を逓倍することにより、クロック信号CLK2の周波数をn倍(nは1より大きい整数)したサンプリング周波数を有するクロックを得る。そして、オーバーサンプリング部240は、図5に示したSRC244を用いて、クロック信号CLK2の周波数のn倍のサンプリング周波数により音声データをオーバーサンプリングする。例えば、クロック信号CLK2の周波数(≒クロック信号CLK1の周波数)が48kHzであった場合には、当該周波数をn=256〜1024の範囲内で逓倍した12〜48MHzのいずれかの周波数を用いて、音声データをオーバーサンプリングしてもよい。オーバーサンプリングに使用する周波数が高いほど、最終的に良好な音声が得られる可能性は高まる一方、処理に必要な回路規模は大きくなる。そのため、上記nの値は、音声の品質と回路のコストのバランスを考慮して決定されるのが好適である。オーバーサンプリング部240は、このようにオーバーサンプリングした音声データを、例えばSRC244の内部に設けられるバッファに順次書き込む。
クロック生成部250は、図5に示した発振回路252を用いて、送信装置100のクロック生成部120により生成されるクロック信号CLK1と略同等の周波数を有するクロック信号CLK3を生成する。例えば、クロック信号CLK1の周波数が48kHzである場合には、クロック生成部250もまた48kHzの周波数を有するクロック信号CLK3を生成する。但し、その場合にも、発振回路の個体差などにより、クロック信号CLK1とクロック信号CLK3との間には偏差が生じ得る点に留意すべきである。そして、クロック生成部250は、生成したクロック信号CLK3をデータ出力部260及びDA変換部270へ供給する。
データ出力部260は、オーバーサンプリング部240によりオーバーサンプリングされた音声データを、クロック生成部250から供給されるクロック信号CLK3に従って取得し、DA変換部270へ出力する。より具体的には、データ出力部260は、例えば、オーバーサンプリング部240により書き込まれた音声データを内部のバッファに一時的に保持しているSRC244から、クロック信号CLK3に従って各音声データを順次読み出してもよい。受信装置200におけるバッファを介した処理については、後にさらに説明する。
DA変換部270は、クロック生成部250から供給されるクロック信号CLK3に従い、図5に示したDAC272を用いて、データ出力部260から出力される音声データをアナログ信号に変換する。かかるアナログ信号は、図示しないアナログ回路によって、例えば増幅された後に音声として再生される。
図6は、本実施形態に係るバッファを用いたオーバーサンプリング処理についてさらに説明するための説明図である。
図6を参照すると、受信信号に含まれる音声データは、クロック信号CLK2に従って復調される(6a参照)。クロック信号CLK2の周波数は、送信装置100におけるサンプリング周波数kと同期している。但し、例えば、クロック信号CLK2は、PLL回路222の性能及び受信信号に含まれるノイズなどに依存して不安定となり得る信号である。
その後、復調された音声データは、クロック信号CLK2の周波数kを逓倍した周波数n×kを用いて、オーバーサンプリングされる(6b参照)。この時点での音声データは、不安定なクロックに基づく品質の低下を含んでいる可能性がある。そして、オーバーサンプリングされた音声データは、バッファに書込まれる。
次に、バッファに書込まれた音声データは、クロック信号CLK3に従って読み出される(6c参照)。バッファ内の音声データはオーバーサンプリングされており、元の音声データよりも時間方向に細かいデータを持つ。よって、送信側のクロック信号CLK1(及び当該クロック信号CLK1と同期しているクロック信号CLK2)に対して非同期なクロック信号CLK3に従ってバッファ内の音声データを読み出す場合に、クロック信号CLK1とクロック信号CLK3の間の偏差による非同期雑音の発生が抑制される。かかるクロック信号CLK3は、上述したように、受信装置200の発振回路252(例えばXO又はVCXOなど)により生成された安定した周波数を有する。そのため、同期モードで音声データを処理する場合の不安定なクロックによる音声の品質低下が抑止される。そして、クロック信号CLK3に従って読み出された音声データが、最終的にアナログ信号として提供される。
<3.まとめ>
以上、図1〜図8を用いて、本発明の一実施形態に係る送信装置100及び受信装置200、並びに音声データ送受信システム1について説明した。本実施形態によれば、受信装置200において安定的に供給されるクロック信号CLK3に従って音声データが出力される。また、送信側と受信側のクロックの偏差がオーバーサンプリング処理及びバッファによって吸収される。そのため、送信装置100から受信装置200へ伝送した後の音声データにおける不安定なクロックによるジッタなどの発生を防ぎ、及び非同期雑音を除去することが可能となる。それにより、ユーザに感知される音声の品質は良好なものとなる。
なお、本明細書では、送信装置100の構成と受信装置200の構成とをそれぞれ分けて説明した。しかしながら、送信装置100及び受信装置200の双方の機能を共に含む通信装置が提供されてもよい。そうした場合には、例えば、図3に示したSRC132と図5に示したSRC244とを音声データの送信時と受信時で共用することで、装置全体の回路規模の増大を抑えてコストを抑制することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属すものと了解される。
100 (音声データ)送信装置
150 送信部
200 (音声データ)受信装置
210 受信部
220 同期部
230 復調部
240 オーバーサンプリング部
250 クロック生成部
260 データ出力部

Claims (3)

  1. クロック信号に従ってサンプリングレートが変換された音声データを前記クロック信号に従い変調する変調部と、
    前記変調部の変調により得られた音声データを無線で送信する送信部と、
    音声データを無線で受信する受信部と、
    前記受信部により受信された音声データに含まれるクロック成分を抽出してクロック信号を生成する同期部と、
    前記同期部により生成されたクロック信号に従って前記受信部により受信された音声データを復調する復調部と、
    発振回路を用いてクロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記復調部により復調され、前記同期部により生成されたクロック信号よりも高い周波数を用いてオーバーサンプリングされた音声データを前記クロック生成部により生成されたクロック信号に従って出力するデータ出力部と、
    前記サンプリングレートが変換された音声データを得るためのサンプリングレートの変換と、前記復調部により復調された音声データのオーバーサンプリングのために共用されるサンプリングレート変換部と、
    を備える通信装置。
  2. 前記サンプリングレート変換部は、前記同期部により生成されたクロック信号の周波数を逓倍することにより得られる周波数を用いて前記音声データをオーバーサンプリングする、請求項1に記載の通信装置
  3. 前記サンプリングレート変換部は、オーバーサンプリングした前記音声データを一時的に保持するバッファを有し、
    前記データ出力部は、前記バッファからオーバーサンプリングされた前記音声データを読み出す、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載の通信装置
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