JP5444533B2 - 車両用ステアリングホイール - Google Patents

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本発明は、自動車等の車両に設置された車両用ステアリングホイールに関する。
従来、自動車等の車両に設置されたステアリングホイールは、ステアリングシャフトの上端部に、ホイール本体の中央部に設けられたボス部が固定された構造となっている。
またステアリングホイールは、ボス部と、ボス部から放射方向に突設されたフォーク及び各フォークの先端間に設けられたリング状のリム部が金属により形成されていて、リング状のリム部をウレタンのような弾性を有する樹脂よりなる被覆層により被覆されているが、全体の質量が比較的大きい。
このためエンジンのアイドリング中や、車両が高速で走行している際に、ステアリングシャフトからホイール本体に振動が伝播されると、ステアリングホイールが共振して快適な運転を妨げる可能性がある。
このため従来では、ステアリングホイールに伝播された振動によりホイール本体が共振しないように、ステアリングホイールの共振周波数を調整したり、特許文献1に記載のステアリングホイールのように、ダイナミックダンパを設けて、ホイール本体が共振しないように対策している。
前記特許文献1に記載のダイナミックダンパは、ステアリングホイールに連結されたブラケットと質量部材との間に分散配置された3個の弾性体を有しており、これら弾性体の2個は車体の左右方向の振動に対しダイナミックダンパとして作用させ、残りの1個は上下方向の振動に対してダイナミックダンパとして作用させることにより、質量部材がステアリングホイール側の他の部材に衝突した場合に発生する衝突音や振動、打撃音等を抑制するように構成されている。
またステアリングホイールにはホーンスイッチが設けられていて、ステアリングホイールの中央部分に設けられたセンタパッドの一部を押圧すると、センタパッド側に設けられた可動スイッチが、ステアリングホイールのボス側に設けられた固定スイッチに接触して電気的閉回路が形成され、これによってホーンが鳴るように構成されている。
このためセンタパッドは、コイルばねのような複数の付勢手段により弾性的に支持されていて、センタパッドの上面を押圧すると、付勢手段の付勢力に抗してセンタパッドが下降するように構成されているが、センタパッドは比較的質量が大きく、特にセンタパッド内に運転者用エアバッグ装置が組み込まれたセンタパッドは十分な質量を有している。
特開2006−118660号公報
しかし、前記特許文献1に記載のダイナミックダンパでは、ステアリングホイールのボス部にダイナミックダンパを設けるためのスペースを必要とするため、ステアリングホイールの小型化や軽量化の妨げとなる上、部品点数が多くなるため部品コストが上がる等の問題がある。
本発明はかかる問題を改善するためになされたもので、センタパッドをマス(質量体)として利用することにより、ホイール本体の共振を低減した車両用ステアリングホイールを提供することを目的とするものである。
本発明の車両用ステアリングホイールは、中央部にステアリングシャフトへ取り付けためのボス部を有するホイール本体と、ホイール本体の中央付近に設けられ、かつ複数の付勢手段により弾性支持されたセンタパッドと、センタパッドとボス部との間に設けられたホーンスイッチとを備えた車両用ステアリングホイールであって、付勢手段を、前後左右方向へ弾性変形する第1弾性部と、第1弾性部に連設されかつ上下方向へ弾性変形する第2弾性部とを金属板により一体的に形成し、付勢手段を、ボス部側に取り付け孔を用いて固定する底板と、底板に穿設した取り付け孔を挟んで互いに対となって底板に立設された少なくとも2対の板ばねから構成する弾性支持部とから形成し、各弾性支持部には第1弾性部及び第2弾性部がそれぞれ形成されており、かつ板ばねにおける各対同士の先端部は、互いに異なる方向に小円弧状に屈曲させることによってセンターパッド側に接する受け部を形成することにより構成すると共に、センタパッドを質量体として付勢手段により弾性支持することにより、ステアリングシャフトからホイール本体へ伝播された前後左右方向の振動を第1弾性部で吸収し、上下方向の振動を第2弾性部で吸収するように構成したことを特徴とする。
前記構成により、質量体と、質量体を弾性支持する付勢手段の第1弾性部が前後左右方向の振動に対して弾性変形して前後左右方向の振動を吸収し、第2弾性部が上下方向の振動に対して弾性変形して上下方向の振動を吸収するダイナミックダンパとして機能するため、ステアリングシャフトからホイール本体へ伝播された振動によりホイール本体が共振するのを効率よく抑制することができ、これによって常に快適な運転環境が得られるようになる。
またセンタパッドを質量体に利用して、ホイール本体の共振を防止するようにしたことから、ダイナミックダンパを別に設ける必要がないため、部品コストの削減が図れると共に、ホイール本体のボス部にダイナミックダンパを設けるためのスペースを必要としないことから、ステアリングホイールの小型軽量化も図れるようになる。
本発明の車両用ステアリングホイールは、弾性支持部を、互いに略直行した位置に配置される4本の板ばねから形成したものである。
前記構成により、ばね鋼のような弾性を有する金属板により付勢手段を容易に成形することができるため、付勢手段が安価に得られると共に、単一の付勢手段により前後左右及び上下方向の振動を吸収することができるため、前後左右及び上下方向の振動を別の付勢手段により吸収するものに比べて付勢手段の数を削減することができ、これによって部品コスト及び設置スペースの削減が図れるようになる。
本発明の車両用ステアリングホイールは、第1弾性部の幅を第2弾性部の幅より小さくしたものである。
前記構成により、前後左右方向の振動を第1弾性部が効率よく吸収する上、上下方向の振動に対しては第2弾性部が強く支持するため、センタパッドを軽く触れただけではホーンスイッチがオンすることがなく、これによって誤ってホーンを鳴らすのを未然に防止することができる。
本発明の車両用ステアリングホイールは、センタパッドに運転者用エアバッグ装置を組み込むことにより質量体を形成したものである。
前記構成により、エアバッグ装置により質量体の質量がさらに増すため、ダイナミックダンパとしての機能がさらに向上する。
本発明の車両用ステアリングホイールによれば、質量体と、質量体を弾性支持する付勢手段の第1弾性部が前後左右方向の振動を吸収し、第2弾性部が上下方向の振動を吸収するダイナミックダンパとして機能するため、ステアリングシャフトからホイール本体へ伝播された振動によりホイール本体が共振するのを効率よく抑制することができ、これによって常に快適な運転環境が得られるようになる。
またセンタパッドを質量体に利用して、ホイール本体の共振を防止するようにしたことから、ダイナミックダンパを別に設ける必要がないため、部品コストの削減が図れると共に、ホイール本体のボス部にダイナミックダンパを設けるためのスペースを必要としないことから、ステアリングホイールの小型軽量化も図れるようになる。
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1はステアリングホイールの平面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図、図3は質量体を弾性支持する付勢手段付近の分解斜視図、図4は図3のB円内の拡大図、図5及び図6は作用説明図である。
図1及び図2に示すステアリングホイールの本体1(以下ホイール本体1という)は、
板状のボス部1aと、ボス部1aより放射方向へ突設された複数本のスポーク1b及び各スポーク1bの先端間に連設されたリング状のリム部1cとからなり、芯材全体がアルミニウム合金、マグネシウム合金等の金属より一体成形されている。
リング状のリム部1cの表面は、ウレタンのような弾性を有する樹脂により形成された被覆層1gにより被覆されおり、ボス部1aの中心部には、ホイール本体1を図示しないステアリングシャフトの上端へ取り付けるためのシャフト取り付け孔1dが形成されている(図3参照)。
ボス部1aの上面には、シャフト取り付け孔1dを挟んで対向する位置に、図3に示すように取り付け座1eが複数個所突設されている。
これら取り付け座1eは、ホーンスイッチ2を構成するホーンプレート2aを介して後述する質量体10を弾性支持する付勢手段3を取り付けもので、筒状をなしており、中心部にねじ孔1fが形成されている。
ホーンプレート2aは図3に示すように、金属板により角枠状に形成された枠部材2bと、この枠部材2bの複数個所に固着された絶縁部材2cとからなる。
絶縁部材2cは、電気的絶縁材料である例えば樹脂により一体成形されていて、ボス部1aに突設された取り付け座1eと合致する位置にガイド孔2dが形成されており、これらガイド孔2dには、トルクスボルトのような固着具からなるガイドピン4が上方より挿入されている。
ガイドピン4は図2に示すように、頭部4aと、ガイド孔2dよりやや小径なガイド部4bと、ガイド部4bの先端部に形成された小径なねじ部4cとからなり、絶縁部材2cの上面には、頭部4aを囲むように環状の突条2eが突設され、絶縁部材2cの下面には、ガイドピン4のガイド部4b外周に圧着するリップ部2fが突設されている。
そしてガイドピン4の先端部に形成されたねじ部4cを、付勢手段3の底板3aに形成された取り付け孔3bより取り付け座1eのねじ孔1fへ螺挿することにより、取り付け座1eとホーンプレート2aの間に付勢手段3が取り付けられている。
付勢手段3は図4に示すように、ほぼ円形の底板3aと、底板3aの中央に穿設された取り付け孔3bと、底板3aの外周縁から上方へ互いに所定間隔を持って取り付け孔3bを挟んで互いに対となるように離間して立設された複数本、例えば4本の板ばねからなる弾性支持部3cとよりなり、全体がばね鋼等の弾性を有する金属板により一体成形されている。
付勢手段3の弾性支持部3cは、底板3aの外周縁からほぼ垂直に立ち上げられた幅狭な第1弾性部3dと、第1弾性部3dの上端から付勢手段3の中心側上方へ斜めに延設され、かつ第1弾性部3dより幅の広い帯状の第2弾性部3eと、第2弾性部3eの上端からほぼ垂直に立ち上げられ、かつ板ばねにおける各対同士の先端部がそれぞれ互いに異なる方向に小円弧状に屈曲されたほぼ逆J字形の受け部3fとからなり、受け部3fの上端が絶縁部材2cの下面に凹設された環状の嵌合溝2gに下方から嵌合されている。

ホーンプレート2aの複数個所に固着された絶縁部材2cには、ホーンスイッチ2を構成する可動接点2hがそれぞれ下方に向かって設けられており、ホイール本体1のボス部1aには、可動接点2hと対向する位置に固定接点2iが図3に示すように設けられている。
そして質量体10の上面が押圧されると、質量体10と共に固定接点2iが降下して可動接点2hと接触することにより電気的閉回路が形成されて、図示しないホーンが鳴るようになっている。
またホーンプレート2aの外側縁には、複数のブラケット2jが下側へ向かって折り曲げ形成されており、これらブラケット2jにエアバッグ装置5のリテーナ5aが固着具6により固定されている。
エアバッグ装置5は図2に示すように、金属板により形成されたリテーナ5aのほぼ中央部に、車両の衝突時高圧ガスを噴出するディスク型のインフレータ7が取り付けられている。
リテーナ5aの外側縁には、折り曲げ部5bが下側へ折り曲げ形成されていて、この折り曲げ部5bにホーンプレート2aのブラケット2jが固着具6により固着されて、ホーンプレート2aとエアバッグ装置5が一体に上下動するようになっている。
リテーナ5aの上面には、折り畳まれた状態のエアバッグ5cが取り付けられていて、車両の衝突時インフレータ7より噴出された高圧ガスは、このエアバッグ5c内に導入されるようになっている。
一方ホーンプレート2a上に取り付けられたエアバッグ装置5は、ホイール本体1のほぼ中央部分に設けられたセンタパッド8により上面が覆われている。
センタパッド8は、エアバッグ5cの上方を覆う上面板8aと、上面板8aの下面に突設された筒状のケース8bとからなり、全体が樹脂により一体成形されている。
ケース8bは下面が開口されていて、ケース8bの下端部をリテーナ5aに形成された挟着部5dとリテーナ5aの外側面との間に上方より圧入することにより、リテーナ5aに対しセンタパッド8が取り付けられており、このセンタパッド8を質量体10として利用することにより、後述するようにホイール本体1が共振するのを防止している。
また折り畳まれた状態のエアバッグ5cは、ケース8bの下面側開口から図2に示すようにケース8b内に収納されており、ケース8bの上部と上面板8aの連設部付近には、エアバッグ5cが膨張した際、膨張圧により開裂するテアライン8cが形成されている。
次に前記構成された車両用ステアリングホイールの作用を説明する。
エアバッグ装置5が組み込まれたセンタパッド8よりなる質量体10は、ホイール本体1のボス部1aより突設された取り付け座1eとホーンプレート2aの間に介在されて複数の付勢手段3により図2に示すように弾性支持されており、このときホーンプレート2a側に設けられた可動接点2hと、ボス部1a側に設けられた固定接点2iは離間している。
次にこの状態からホーンを鳴らすべくセンタパッド8の一部を上方から押圧すると、押圧された付近に設けられた付勢手段3の第2弾性部3eが図6に示すように下方へ弾性変形し、これによって質量体10の下降とともに可動接点2hが下降して固定接点2iと接触するため、ホーンを鳴らすことができる。
またエンジンのアイドリング中や、車両が高速走行している際に発生する振動が、ステアリングシャフトを介してホイール本体1に伝播されると、通常はホイール本体1が共振して快適な運転を妨げることがある。
しかしホイール本体1の中央部には、複数の付勢手段3により弾性支持された質量体10が設けられていて、質量の大きい質量体10と、これを支持する複数の付勢手段3がダイナミックダンパとして次のように作用する。
すなわち、ステアリングシャフトを介してホイール本体1に伝播された前後左右方向の振動が、付勢手段3の第1弾性部3dより第2弾性部eを経て質量体10へ伝播されると、質量の大きい質量体10がマスとして機能するため、付勢手段3の第1弾性部3dが図5に示すように弾性変形して前後左右方向の振動を吸収減衰する。


また上下方向の振動が付勢手段3の第1弾性部3dより第2弾性部3eを経て質量体10へ伝播されると、質量の大きい質量体10がマスとして機能するため、付勢手段3の第2弾性部3eが図6に示すように弾性変形して上下方向の振動を吸収減衰する。
これによってステアリングシャフトからホイール本体1へ伝播された振動によりホイール本体1が共振するのを抑制するため、常に快適な運転環境が得られるようになる。
またエアバッグ装置5が組み込まれたセンタパッド8を質量体10に利用して、ホイール本体1の共振を防止するようにしたことから、ダイナミックダンパを別に設ける必要がないため、部品コストの削減が図れると共に、ホイール本体1のボス部1aにダイナミックダンパを設けるためのスペースを必要としないことから、ステアリングホイールの小型軽量化も図れるようになる。
さらにホーン機能にも何等影響を与えることがないため、新たにホーンスイッチを設計したり製作したりする必要もないため、容易に実施することができる。
一方車両が衝突して、インフレータ7よりエアバッグ5c内に高圧ガスが噴出されると、エアバッグ5cの膨張圧によりセンタパッド8の上面板8a内面に形成されたテアライン8cが開裂して、上面板8aの一部が上方へ開放し、これによってエアバッグ5cが運転者側へ展開されて運転者を拘束するため、運転者を保護することができる。
なお前記実施の形態では第1弾性部3dのばね定数を小さくするため、第1弾性部3dを第2弾性部3eより幅狭としたが、第2弾性部3eのばね定数も小さくしたい場合は、図7に示す変形例のように第2弾性部3eに、縦方向に長孔3gを形成すればよく、この変形例では、第2弾性部3eの幅を狭くする必要がないため、受け部3fの幅が狭くなってホーンプレート2aの支持が不安定となる等の不具合を生じることがない。
また前記実施の形態では、エアバッグ装置5を組み込んだセンタパッド8を質量体10としたが、センタパッド8のみでも十分な質量が得られる場合は、エアバッグ装置5を別体とするか、省略してもよい。
さら付勢手段3をばね鋼のような弾性を有する金属板により形成したが、ピアノ線のような弾性を有する線条材により付勢手段3を形成しても、同様な効果が得られる。
本発明の車両用ステアリングホイールは、質量体と、質量体を弾性支持する付勢手段の第1弾性部が前後左右方向の振動を吸収し、第2弾性部が上下方向の振動を吸収するダイナミックダンパとして機能して、ステアリングシャフトからホイール本体へ伝播された振動によりホイール本体が共振するのを効率よく抑制することができるために、自動車等の車両に設置された車両用ステアリングホイール等に最適である。
本発明の実施の形態になる車両用ステアリングホイール平面図である。 図1のAーA線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態になる車両用ステアリングホイールに設けられた付勢手段付近の分解斜視図である。 図3のB円内の拡大図である。 本発明の実施の形態になる車両用ステアリングホイールの作用説明図である。 本発明の実施の形態になる車両用ステアリングホイールの作用説明図である。 本発明の実施の形態になる車両用ステアリングホイールに設けられた付勢手段の変形例を示す説明図である
符号の説明
1 ホイール本体
1a ボス部
2 ホーンスイッチ
3 付勢手段
3a 底板
3c 弾性支持部
3d 第1弾性部
3e 第2弾性部
5 エアバッグ装置
8 センタパッド
10 質量体




Claims (4)

  1. 中央部にステアリングシャフトへ取り付けためのボス部を有するホイール本体と、前記ホイール本体の中央付近に設けられ、かつ複数の付勢手段により弾性支持されたセンタパッドと、前記センタパッドと前記ボス部との間に設けられたホーンスイッチとを備えた車両用ステアリングホイールであって、前記付勢手段を、前後左右方向へ弾性変形する第1弾性部と、前記第1弾性部に連設されかつ上下方向へ弾性変形する第2弾性部とを金属板により一体的に形成し、前記付勢手段を、前記ボス部側に取り付け孔を用いて固定する底板と、前記底板に穿設した前記取り付け孔を挟んで互いに対となって前記底板に立設された少なくとも2対の板ばねから構成する弾性支持部とから形成し、前記各弾性支持部には前記第1弾性部及び第2弾性部がそれぞれ形成されており、かつ前記板ばねにおける各対同士の先端部は、互いに異なる方向に小円弧状に屈曲させることによって前記センターパッド側に接する受け部を形成することにより構成すると共に、前記センタパッドを質量体として前記付勢手段により弾性支持することにより、前記ステアリングシャフトから前記ホイール本体へ伝播された前後左右方向の振動を前記第1弾性部で吸収し、上下方向の振動を前記第2弾性部で吸収するように構成したことを特徴とする車両用ステアリングホイール。
  2. 前記弾性支持部は、互いに略直行した位置に配置される4本の板ばねから形成してなる請求項1に記載の車両用ステアリングホイール。
  3. 前記第1弾性部の幅を前記第2弾性部の幅より小さくしてなる請求項2に記載の車両用ステアリングホイール。
  4. 前記センタパッドに運転者用エアバッグ装置を組み込むことにより、前記質量体を形成してなる請求項1ないし3の何れかに記載の車両用ステアリングホイール。
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