JP2014094703A - ステアリングホイールの振動低減構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡素且つコンパクトな構造でありながら、エアバッグモジュールに起因して発生する振動を低減可能な構造を提供すること。
【解決手段】本発明は、袋状に膨張展開可能なエアバッグと;前記エアバッグに供給する膨張ガスを発生するインフレータと;前記エアバッグ及び前記インフレータを収容するハウジングとを備えるエアバッグモジュールが収容されたステアリングホイールに適用される。前記ハウジングには、位置決め用のピンが設けられ、当該ピンはステアリングホイールの芯金に形成された開口部を貫通するように配置される。そして、前記ピンと前記芯金とが互いに弾性部材を介して配置される。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、袋状に膨張展開可能なエアバッグと;前記エアバッグに供給する膨張ガスを発生するインフレータと;前記エアバッグ及び前記インフレータを収容するハウジングとを備えるエアバッグモジュールが収容されたステアリングホイールに適用される。前記ハウジングには、位置決め用のピンが設けられ、当該ピンはステアリングホイールの芯金に形成された開口部を貫通するように配置される。そして、前記ピンと前記芯金とが互いに弾性部材を介して配置される。
【選択図】図3
Description
本発明は自動車のステアリングホイールに関し、特に、エアバッグモジュールが内部に収容されたステアリングホイールの振動低減構造に関する。
エアバッグ装置には、ステアリングホイール内部に収容される運転席用エアバッグ装置や、窓枠の上縁部に沿って配置されるカーテンエアバッグ装置や、インストルメントパネル(インパネ)の内部に配置される助手席用エアバッグ装置等、種々のタイプがある。
運転席用エアバッグ装置(ドライバエアバッグ装置)においては、エアバッグモジュールがステアリングホイール内部に収容される。エアバッグモジュールはインフレータ等を含むため、重量があり、しばしば振動が問題となる。近年では、アイドリングストップ機能を有する自動車において、エンジン再始動時の振動が問題となっている。
特許文献1に示されているように、ゴム等の弾性部材を使用したダイナミックダンパ機構を使用してステアリングホイールの振動を吸収する構造が公知である。特許文献1に開示の発明においては、エアバッグモジュールの重さを利用して、ゴムの弾性変形で振動を吸収している。しかしながら、大きなダイナミックダンパをステアリングホイールに装備するため、ステアリングホイール内部の空間設計に大きな制約が出てしまう。また、ホーンブラケットが必要になる等、構造も複雑なためコストの増大を招いていた。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、簡素且つコンパクトな構造でありながら、エアバッグモジュールに起因して発生する振動を低減可能なステアリングホイールの振動低減構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、袋状に膨張展開可能なエアバッグと;前記エアバッグに供給する膨張ガスを発生するインフレータと;前記エアバッグ及び前記インフレータを収容するハウジングとを備えるエアバッグモジュールが収容されたステアリングホイールに適用される。前記ハウジングには、位置決め用のピンが設けられ、当該ピンはステアリングホイールの芯金に形成された開口部を貫通するように配置される。そして、前記ピンと前記芯金とが互いに弾性部材を介して配置される。
「弾性部材」としては、ゴム等を使用することができる。「硬質」とは、弾性部材よりも硬度が高いことを意味し、例えば、プラスチック等を採用することができる。
上記のような構成の本発明においては、位置決め用のピンとステアリングホイールの芯金とが弾性部材を介して互いに配置されるため、当該箇所において振動が吸収される。従来のような大型のダイナミックダンパを必要としないため、ステアリングホイール内部の空間設計の自由度が大幅に向上する。また、ホーンブラケット等の特別な部品が不要なため、構造もシンプルになりコストの低減を図ることができる。
ピンの一部を弾性材料によって成形することができる。この場合、ピン自体に弾性材料を使用するため、追加の部材が不要となり、コンパクトな構造となる。
ピンの周囲に弾性部材を設ける構造とすることができる。更に、弾性部材の周囲に硬質の保護カバーが設けることにより、ゴム等の弾性部材が金属との接触によって摩耗するのを防ぐことができる。
あるいは、芯金の開口部の内側に弾性部材を設ける構造とすることができる。この場合、エアバッグモジュール側に加工を施す必要が無いというメリットがある。
以下、図1〜図4を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る振動低減構造を適用可能なステアリングホイールの構造を示す平面図である。図2は、図1のY−Y方向の断面図である。図1において、符号10はステアリングホイール;12はカバーを示す。本発明は、エアバッグモジュールをステアリングホイール10に対してスナップイン方式で取り付ける構造に好適である。
図2に示すように、ステアリングホイール(10,12)内に収容されるエアバッグモジュールは、袋状に膨張展開可能なエアバッグ14と;エアバッグ14に供給する膨張ガスを発生するインフレータ16と;エアバッグ14及びインフレータ16を収容するハウジング18とを備えている。ハウジング18には、エアバッグモジュールをステアリングホイール(芯金)10に対して位置決めするための複数の位置決め用のピン20が設けられている。ピン20はステアリングホイールの芯金10に形成された開口部を貫通するように配置される。そして、ピン20と芯金10とが互いに弾性部材(120a,220a,320a,422,522)を介して配置される。
図3(A),(B),(C)及び図4(A),(B)は、本発明の異なる実施例に係る振動低減構造の要部の構造を示す断面図であり、図2の破線円に示した箇所に対応する。図3(A)に示す第1実施例においては、ピン120の一部を弾性材料120aによって成形している。弾性材料120aは、芯金10と接触する部分に成形される。ピン120の他の部分は金属又はプラスチックで成形することができる。本実施例においては、ピン120自体に弾性材料120aを使用するため、追加の部材が不要となり、コンパクトな構造となる。なお、「弾性材料」としては、ゴム等を使用することができる。
図3(B)に示す第2実施例においては、位置決めピン220の周囲に弾性部材220aを設ける構造としている。弾性部材220aは、位置決めピン220の先端部分で、芯金10と接触する部分に配置される。ピン220自体は、金属又はプラスチックで成形することができる。なお、「弾性部材」としては、ゴム等を使用することができる。
図3(C)に示す第3実施例は、第2実施例の改良であり。位置決めピン320の周囲に弾性部材320aを設けるのに加えて、当該弾性部材320aの周囲に硬質の保護カバー320bを設けている。弾性部材320aは、位置決めピン320の先端部分で、芯金10と接触する部分に配置される。ピン320自体は、金属又はプラスチックで成形することができる。なお、「弾性部材」としては、ゴム等を使用することができる。本実施例によれば、保護カバー320bによって、ゴム等の弾性部材320aが金属製の芯金10との接触によって摩耗するのを防ぐことができる。保護カバー320bはプラスチック等で成形することができる。
図4(A)、(B)に示す第4、第5実施例は、第1〜第3実施例と異なり、芯金10側に弾性部材を設けている。図4(A)に示す第4実施例において、芯金10の開口部の内側で位置決めピン420に接触する領域に弾性部材422を設けている。弾性部材422は円筒キャップ状に成形されている。ピン420自体は、金属又はプラスチックで成形することができる。なお、「弾性部材」としては、ゴム等を使用することができる。
図4(B)に示す第5実施例は、第3実施例の改良であり。芯金10の開口部内側に弾性部材522を設けるのに加えて、当該弾性部材522の周囲に硬質の保護カバー524を設けている。ピン520自体は、金属又はプラスチックで成形することができる。なお、「弾性部材」としては、ゴム等を使用することができる。本実施例によれば、保護カバー524によって、ゴム等の弾性部材522が金属製の芯金10との接触によって摩耗するのを防ぐことができる。保護カバー524は、プラスチック等で成形することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的思想を逸脱しない範囲で種々の設計変更等が可能である。
10:ステアリングホイール(芯金)
14:エアバッグ
16:インフレータ
18:ハウジング
20,120,220,320,420,520:位置決めピン
120a,220a,320a,422,522:弾性部材
320b,524:保護カバー
14:エアバッグ
16:インフレータ
18:ハウジング
20,120,220,320,420,520:位置決めピン
120a,220a,320a,422,522:弾性部材
320b,524:保護カバー
Claims (6)
- エアバッグモジュールを内部に収容したステアリングホイールの振動低減構造において、
前記エアバッグモジュールは、袋状に膨張展開可能なエアバッグと;前記エアバッグに供給する膨張ガスを発生するインフレータと;前記エアバッグ及び前記インフレータを収容するハウジングとを備え、
前記ハウジングには、位置決め用のピンが設けられ、当該ピンはステアリングホイールの芯金に形成された開口部を貫通するように配置され、
前記ピンと前記芯金とが弾性部材を介して互いに配置されることを特徴とするステアリングホイールの振動低減構造。 - 前記ピンの一部が弾性材料によって成形されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
- 前記ピンの周囲に弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
- 前記弾性部材の周囲に硬質の保護カバーが設けられていることを特徴とする請求項3に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
- 前記芯金の開口部の内側に弾性部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
- 前記弾性部材の周囲に硬質の保護カバーが設けられていることを特徴とする請求項5に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012248339A JP2014094703A (ja) | 2012-11-12 | 2012-11-12 | ステアリングホイールの振動低減構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012248339A JP2014094703A (ja) | 2012-11-12 | 2012-11-12 | ステアリングホイールの振動低減構造 |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020003777A1 (ja) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | オートリブ ディベロップメント エービー | ステアリングホイールにおけるダンパユニットの取付固定構造及びステアリングホイール |
US11325644B2 (en) | 2018-03-23 | 2022-05-10 | ZF Automotive Safety Germany GmbH | Steering wheel assembly |
WO2022219982A1 (ja) * | 2021-04-15 | 2022-10-20 | オートリブ ディベロップメント エービー | ステアリングホイール |
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2012
- 2012-11-12 JP JP2012248339A patent/JP2014094703A/ja active Pending
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