JP5443795B2 - 建物ユニット内への物品積込装置 - Google Patents

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本件発明は、建物ユニット内に浴室ユニット等の物品を積み込む際に用いられる建物ユニット内への物品積込装置に関する。
従来、建物ユニット内に浴室ユニット等の物品を積み込む際には、例えば特許文献1に記載されている物品積込装置が用いられている。この物品積込装置は、共通の昇降台に取り付けられた一対のサイドフォークと、サイドフォーク駆動装置とを備えている。このサイドフォーク駆動装置は、一対のサイドフォークを、前後方向、左右方向、上下方向に移動させるように構成されている。
この物品積込装置を用いて建物ユニット内に物品を積み込むには、まず、作業者は、コンベヤを用いて持ち上げ位置に物品を配置して、この物品の両サイドに把持用金具を取り付ける。次に、サイドフォーク駆動装置により、サイドフォークを初期位置から持ち上げ位置まで移動させ、作業者がサイドフォークを手作業にて調整しながら把持用金具に係止させる。これにより、サイドフォークは物品の両サイドを把持した状態になる。
次に、サイドフォーク駆動装置は、サイドフォークを上昇させて物品を持ち上げて、建物ユニットの側面の投入口の前に配置する。次に、サイドフォーク駆動装置は、サイドフォークを前方に移動させて物品を投入口から建物ユニット内に投入する。最後に、サイドフォーク駆動装置は、サイドフォークを下降させて物品を建物ユニット内の床面に載せる。
特許第4057160号公報
しかしながら、従来の物品積込装置では、作業者が、一対のサイドフォークを同時に物品の把持位置にセットするためには、物品の両サイド側に作業者を配置しなければならず、人件費等のコストがかかる。
また、従来の物品積込装置では、一対のサイドフォークの背後から物品を供給する場合には、一体となった昇降台と一対のサイドフォークを左方向または右方向へ移動させて退避させる必要がある。したがって、サイドフォークの移動範囲が大きくなるので、物品積込装置の設置スペースを広く確保しなければならず、設備費等のコストがかかる。
本件発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、物品の積み込み作業に要するコストの低減化を図ることができる建物ユニット内への物品積込装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本件の建物ユニット内への物品積込装置は、持ち上げ位置に配置された物品を把持する一対のサイドフォークと、この一対のサイドフォークを移動させて前記物品を建物ユニットの側面の投入口から当該建物ユニット内に投入して積み込むサイドフォーク駆動装置とを備えている建物ユニット内への物品積込装置であって、前記サイドフォーク駆動装置は、前記一対のサイドフォークを、前記物品の投入方向に沿う前後方向と、この前後方向に対して直交する上下方向および左右方向のそれぞれに移動させるとともに、各サイドフォークを個別に前記上下方向に移動させるように構成されていても良い
また、本件の建物ユニット内への物品積込装置は、前記サイドフォーク駆動装置は、さらに、前記各サイドフォークを個別に前記左右方向に移動させるように構成されていても良い
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、前記サイドフォーク駆動装置は、前記一対のサイドフォークの間に前記物品が通過可能な空間が形成されるように両サイドフォークを上方で移動可能に支持するように構成されていることを特徴としている。
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、請求項1に記載の建物ユニット内への物品積込装置において、前記持ち上げ位置を前記建物ユニットの前記投入口と対向する位置に設定したことを特徴としている。
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、請求項1または請求項2に記載の建物ユニット内への物品積込装置が、さらに、前記物品の両サイドに取り付けられる一対の把持用金具を備え、前記一対のサイドフォークは、この一対の把持用金具を把持して前記物品を把持するように構成されていることを特徴としている。
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の建物ユニット内への物品積込装置が、さらに、前記物品を前記持ち上げ位置に供給するコンベヤを備えたことを特徴としている。
件の建物ユニット内への物品積込装置では、各サイドフォークを個別に上下方向に移動させるようにした。したがって、作業者は、各サイドフォークを別々に物品の把持位置にセットすることが可能になる。これにより、1人の作業者が物品の一方のサイドで一方のサイドフォークの把持位置を調整した後に、他方のサイドに移動して他方のサイドフォークの把持位置を調整すれば良い。つまり、サイドフォークの把持位置の調整作業を1人の作業者で対応できるので人件費等のコストが抑えられる。よって、本件の建物ユニット内への物品積込装置は、物品の積み込み作業に要するコストの低減化を図ることができる。
また、本件の建物ユニット内への物品積込装置では、各サイドフォークを左右方向にも個別に移動させるようにした。このため、作業者は、サイドフォークの把持位置の調整作業にかかる時間を短縮させることが可能になる。よって、本件の建物ユニット内への物品積込装置は、物品の把持作業性を高めることができる。
さらに、本件の建物ユニット内への物品積込装置は、各サイドフォークを個別に左右方向に移動させることから、左右の幅が異なる物品を把持することが可能になるので、汎用性を高めることができる。
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置では、サイドフォーク駆動装置は、一対のサイドフォークの間に物品が通過可能な空間が形成されるように両サイドフォークを上方で移動可能に支持するようにした。このため、請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、物品の供給時に物品をサイドフォークの間に通すことが可能になる。したがって、サイドフォークの移動範囲が縮小されるので、物品積込装置の設置スペースを広く確保する必要がなく、設備費等のコストが抑えられる。よって、請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、物品の積み込み作業に要するコストの低減化を図ることができる。
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置では、持ち上げ位置を建物ユニットの投入口と対向する位置に設定した。これにより、持ち上げ位置から建物ユニットの投入口までの距離を短縮することが可能になるので、サイドフォークの移動範囲を縮小することが可能になる。よって、請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、設置スペースの縮小化を図ることができる。
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置では、物品に取り付けられた一対の把持用金具を把持して物品を把持するようにしたので、把持用金具を用いない場合に比べて物品を確実に把持して積み込み作業を行うことが可能になる。よって、請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、物品の積み込み作業性を高めることができる。
また、本件発明の請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置では、コンベアを用いて物品を持ち上げ位置に供給するようにしたので、物品の供給作業を簡易且つ迅速に行うことが可能になる。よって、請求項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、物品の積み込み作業性をコストを抑えつつ高めることができる。
本件発明の一実施の形態を示す建物ユニット内への物品積込装置の斜視図である。 同実施の形態においてサイドフォーク駆動装置の平面図である。 同実施の形態においてサイドフォーク駆動装置の要部の後面図である。 同実施の形態においてサイドフォーク駆動装置の要部の左側面図である。 同実施の形態において搬送ラインとコンベヤとの配置関係を示す図である。 同実施の形態においてコンベヤの昇降状態を示す図である。 同実施の形態において把持用金具が取り付けられた物品の斜視図である。 同実施の形態において把持用金具が取り付けられた物品の斜視図である。 同実施の形態において物品の積み込み作業の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態において物品の積み込み作業の手順を示す模式図である。 同実施の形態において物品の把持作業時における物品積込装置の正面図である。
以下、本件発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
図1は、本件発明の一実施の形態を示す物品積込装置1の斜視図である。この物品積込装置1は、浴室ユニットのような物品10を建物ユニット11内に積み込む際に用いられる。なお、建物ユニット11は、搬送ライン12によって送られてくる。この建物ユニット11の一方の側面には、物品10の投入口11aが設けられている。
本実施の形態の物品積込装置1は、建物ユニット11の投入口11aと同じ側に配置されている。この物品積込装置1は、サイドフォーク駆動装置2と、一対のサイドフォーク3、3と、コンベヤ4と、リフター5(図6参照)と、4つの把持用金具6または7(図7、図8参照)と、制御装置(図示せず)とを備えている。
<サイドフォーク駆動装置2>
最初に、サイドフォーク駆動装置2について説明する。図1に示すように、このサイドフォーク駆動装置2は、支持体21と、フォーク移動手段22とを備えている。
支持体21はフロアGに設置されている。この支持体21は、天井材211と、四本の支柱212とを備えている。天井材211は、四角形の枠状に形成されている。
図2に示すように天井材211の左右側部211a、211aには、上面の内側部分にガイドレール213、213が前後方向ABに延設されている。さらに、左右側部211a、211aの内側面にはラック214、214が前後方向ABに延設されている。各ラック214の底面には、歯部(図示せず)が前後方向ABに延設されている。なお、この前後方向ABとは、図1にも示すように、物品積込装置1が物品10を建物ユニット11内に投入する方向Aに沿う方向である。
一方、図1に示すように、各支柱212は、上端が天井材211の四隅に結合して天井材211を支持しており、この状態でフロアGに立設されている。
また、フォーク移動手段22は、支持体21の天井材211に支持されて設置されている。このフォーク移動手段22は、図2に示すように、前後移動体23と、左右移動体24、24と、上下移動体25、25とを備えている。
最初に、前後移動体23について説明する。図2に示すように、この前後移動体23は、前後移動部231と、前後駆動手段232とを備えている。
前後移動部231は、四角形の枠状に形成されている。前後移動部231の左右側部231a、231aの下面には、スライド部(図示せず)がそれぞれ設けられている。双方のスライド部は、天井材211のガイドレール213、213にスライド可能に支持されている。したがって、前後移動部231は、天井材211に対して前後方向ABにスライド可能に支持されている。
また、図3に示すように、前後移動部231の前部231bと後部231cとには、図3に示すようにガイドレール238が左右に延設されている。なお、図3では、後部231cに設けられているガイドレール238を示す。
一方、図2に示すように、前後駆動手段232は、前後移動用モーター233を中心にして構成されている。この前後移動用モーター233は、前後移動部231の後部231cに支持部234を介して固定されている。また、前後移動用モーター233の軸(図示せず)には、接続部(図示せず)を介して回転軸235が接続されている。この回転軸235は、支持部234、236によって前後移動部231の後部231cに回転可能に支持されている。さらに、回転軸235の左右端部にはそれぞれピニオン237が取り付けられている。両ピニオン237、237は、天井材211の左右のラック214、214の歯部に噛合されている。
以上のように構成されている前後移動体23は、前後移動用モーター233が駆動すると、回転軸235を介して左右のピニオン237、237が正方向または逆方向に回転する。すると、左右のピニオン237、237は、ラック214、214に沿って前方Aまたは後方Bに移動する。前後移動部231は、この左右のピニオン237、237の移動を利用してガイドレール213、213に沿って移動することにより、前後方向ABに移動するように構成されている。
次に、左右移動体24、24について説明する。図2に示すように、左右移動体24、24は、前後移動部231に対して左右に配置されている。この左右移動体24は、左右移動部241と、左右駆動手段242とを備えている。
最初に、左右移動部241について説明する。この左右移動部241は、一対の支持部241a、241aと、連結部241bとを備えている。
一対の支持部241a、241aは、前後移動部231の前部231aと後部231bとに設けられている。これを具体的に説明すると、図3に示すように、各支持部241aの内側面には2つのスライド部241c、241cが左右に離間して配設されている。2つのスライド部241c、241cは、前後移動部231のガイドレール238にスライド可能に支持されている。なお、図3では、前後移動部231の後部231cの右側に配置されている左右移動部241を示している。
また、図2に示すように、連結部241bは、その両端が、支持部241a、241aの内側面において内側寄りに結合されている。したがって、左右移動部241は、前後移動部231に対して左右方向CDにスライド可能に支持されている。なお、この左右方向CDとは、図1にも示すように、前後方向ABに対して左右に直交する方向である。
次に、左右駆動手段242について説明する。図2に示すように、左右駆動手段242は、左右移動用モーター243と、送りねじ244とを備えている。
左右移動用モーター243は、前後移動部231の前部231bと後部231cとに支持部245を介して固定されている。ここで、両左右移動用モーター243、243は、前部231bと後部231cとに近接して配置されている。
送りねじ244は、ねじ軸244aと、可動部244bとを備えている。ねじ軸244aは、左右移動用モーター243の軸(図示せず)に接続部(図示せず)を介して接続されている。このねじ軸244aは、前後移動部231の左右方向CDに沿って配置されて、先端部が支持部246を介して前後移動部231の前部231bまたは後部231cに回転可能に支持されている。また、可動部244bは、ねじ軸244aに螺合されている。この可動部245bは、左右移動部241の連結部241bに結合している。
以上のように構成されている左右移動体24は、各左右移動用モーター243が駆動すると、ねじ軸244aが正方向または逆方向に回転する。これにより可動部244bが右方向Dまたは左方向Cに移動する。左右移動部241は、この可動部244bの移動を利用してガイドレール238、238に沿って移動することにより、左右方向CDに移動するように構成されている。
次に、上下移動体25、25について説明する。図2に示すように、各上下移動体25は、左右移動部241に固定されている。図4に示すように、各上下移動体25は、保護カバー250と、上下移動部251と、上下駆動手段252とを備えている。
最初に、上下駆動手段252について説明する。この上下駆動手段252は、上下移動用モーター253と、送りねじ254と、一対のガイド手段255、255とを備えている。
上下移動用モーター253は、左右移動部241に固定されている。また、送りねじ254は、ねじ軸254aと、可動部254bとを備えている。
ねじ軸254aは、上端側が上下移動用モーター253の軸(図示せず)に接続部(図示せず)を介して接続されている。このねじ軸254aは、上下方向EFに延びて配置されている。また、可動部254bは、ねじ軸254aに螺合されている。なお、この上下方向EFとは、図1にも示すように、前後方向ABに対して上下に直交する方向である。
次に、ガイド手段255、255について説明する。このガイド手段255、255は、送りねじ254の前側と後側とに配置されている。各ガイド手段255は、ガイド部材255aと、2つのスライド部255b、255bとを備えている。
ガイド部材255aは、ねじ軸254aと平行に延びて形成されており、上端側が左右移動部241に固定されている。また、両ガイド部材255a、255aの下端側は連結部256を介して結合されている。
また、2つのスライド部255b、255bは、ガイド部材255aに対して上下に離間して配置され、その状態でガイド部材255aにスライド自在に支持されている。
次に、上下移動部251について説明する。この上下移動部251は平板状に形成されている。上下移動部251の内側面251aには、支持部257を介して、送りねじ254のねじ軸254aが回転自在に支持されている。さらに、内側面251aには、送りねじ254の可動部254bと、2本のガイド棒255aと、4つのスライド部255bが固定されている。
保護カバー250は、上下移動部251、送りねじ254、ガイド手段255、255を覆うものである。この保護カバー250は、上端側が左右移動部241に固定され、下端側がガイド棒255a、255aの連結部256に固定されている。この保護カバー250の前部には、挿通口250aが設けられている。
以上のように構成されている上下移動体25は、上下移動用モーター253が駆動すると、ねじ軸254aが正方向または逆方向に回転する。これにより可動部254bが上方向Eまたは下方向Fに移動する。上下移動部251は、この可動部254bの移動を利用してガイド棒255a、255aに沿って移動することにより、上下方向EFに移動するように構成されている。
<サイドフォーク3、3>
次に、サイドフォーク3、3について説明する。このサイドフォーク3、3は、図7に示すように物品10の両サイド10a、10aを把持するものである。図1に示すように、各サイドフォーク3は、前後方向ABに長く形成されており、上下移動体25に固定されている。
これについて、図4を用いて具体的に説明すると、サイドフォーク3は、上下移動部251の外側面251bに後部3bが結合されている。後部3b以外の部分は、保護カバー250の挿通口250aから外部に出て設置されている。
<コンベヤ4およびリフター5>
次に、コンベヤ4について説明する。図5に示すように、このコンベヤ4は、搬送ライン12上の設置位置12aから支持体21内を後方Bに延びてフロアGに設置されている。なお、この設置位置12aとは、物品10の投入時に、搬送ライン12上で建物ユニット11が設置される位置である。また、コンベヤ4は、昇降部41と、搬入部42とを備えている。
昇降部41は、搬送ライン12の設置位置12aと対向する部分である。図6に示すように、昇降部41の下方にはリフター5が設置されている。昇降部41は、このリフター5によって、搬入部42の上面と同じ高さ位置になる初期位置41aと、搬送ライン12の設置位置12aと同じ高さ位置になる持ち上げ位置41bとの間を昇降するように構成されている。また、搬入部42は、昇降部41の後端から後方Bに延設されている。
<把持用金具6、7>
次に、把持用金具について説明する。図7に示すように、把持用金具6はボルト状に形成されており、物品10の両サイド10a、10aの上部に取り付けられる。なお、物品10には、両サイド10a、10aの外枠の上部の角部に取付穴(図示せず)が設けられている。
作業者が把持用金具6を物品10に取り付けるには、頭部6aを持って、各取付穴に軸部6bを差し込んで所定角度回転させて固定する。そして、4つの軸部6bにサイドフォーク3、3の前部3a、3aを係止させてサイドフォーク3、3を4つの把持用金具6に把持させることにより、サイドフォーク3、3を物品10の両サイド10a、10aに把持させるようにしている。
また、その他の把持用金具として、図8に示すような把持用金具7がある。この把持用金具7は、把持用金具本体7aと、取付ボルト7b、7bと、調整ボルト7cとを備えている。把持用金具本体7aは、上半部7dが枠状に形成されており、下半部7eが棒状に形成されている。取付ボルト7b、7bは、把持用金具本体7aの上下端部に回転自在に取り付けられている。調整ボルト7cは、把持用金具本体7aの下半部7eに回転自在に取り付けられている。なお、物品13には、両サイド13a、13aの外枠の上部の角部と左右の中間部に取付穴(図示せず)が設けられている。
作業者が把持用金具7を物品13に取り付けるには、把持用金具7を持って、物品13の上下の取付穴に取付ボルト7b、7bの軸部(図示せず)を差し込んで所定角度回転させて固定する。さらに、作業者は、調整ボルト7cを回転させて把持用金具本体7aを物品13に押しつけて固定する。そして、上側の4つの取付ボルト7bの軸部にサイドフォーク3、3の前部3a、3aを係止させてサイドフォーク3、3を把持用金具7に把持させることにより、サイドフォーク3、3を物品13の両サイド13a、13aに把持させるようにしている。
この把持用金具7は、枠状の把持用金具本体7aを用いたことにより、物品13に取り付けたときの突出量が上記の把持用金具6よりも大きい。したがって、この把持用金具7は、例えば、物品13の一方のサイド13aに出入口枠13bを設けたことによってサイド13aの一部が大きく突出している場合に使用される。
<制御装置>
次に、制御装置について説明する。この制御装置は、サイドフォーク駆動装置2を駆動させて、サイドフォーク3、3を前後方向AB、左右方向CD、上下方向EFに移動させるものである。これについて以下に具体的に説明する。
(1)サイドフォーク3、3の上下方向EFの移動
制御装置は、上下移動用モーター253、253を駆動して上下移動部251、251を上下方向EFに同時に平行移動させるか、または個別に移動させる。このときに、サイドフォーク3、3は上下移動部251、251にそれぞれ固定されているので、上下方向EFに同時に平行移動するか、または個別に移動する。
(2)サイドフォーク3、3の左右方向CDの移動
制御装置は、左右移動用モーター243、243を駆動して左右移動部241、241を左右方向CDに同時に平行移動させるか、または個別に移動させる。このときに、サイドフォーク3、3は、上下移動部251、251を介して左右移動部241、241にそれぞれ固定されているので、左右方向CDに同時に平行移動するか、または個別に移動する。
(3)サイドフォーク3、3の前後方向ABの移動
制御装置は、前後移動用モーター233を駆動して前後移動部231を前後方向ABに移動させる。このときに、サイドフォーク3、3は、それぞれ上下移動部251、251と左右移動部241、241とを介して前後移動部231に固定されているので、前後方向ABに同時に平行移動する。
以上のように構成されている物品積込装置1において、建物ユニット11内に物品10を積み込む作業を図9のフローチャートを中心にして説明する。
(ステップS1)
まず、作業者は、図1に示すように、物品10をコンベヤ4の搬入部42の後端部に載せて前方Aに押していき、図10の(a)に示すように物品10を昇降部41上に配置する。このときに、昇降部41は初期位置41aに位置している。また、サイドフォーク3、3は昇降部41の左右側に配置される。
(ステップS2)
次に、リフター5が、昇降部41を持ち上げ位置41bまで上昇させる。これにより、物品10は、持ち上げ位置41bに位置される。
(ステップS3)
次に、図11に示すように、サイドフォーク3、3が物品10の両サイド10a、10a側に配置される。そして、作業者は、物品10の両サイド10a、10aに4個の把持用金具6(7)を取り付ける。
(ステップS4)
次に、作業者は、物品10の一方のサイド10a側に立って、一方のサイドフォーク3を2個の把持用金具6(7)に係止させる。次に、作業者は、反対側のサイド10aに移動して、もう一方のサイドフォーク3を2個の把持用金具6(7)に係止させる。この作業時には、サイドフォーク3、3を前後方向AB、上下方向CD、左右方向EFに移動させる。これにより、サイドフォーク3、3は、図10の(b)に示すように物品10の両サイド10a、10aを把持した状態になる。
(ステップS5)
次に、サイドフォーク3、3は上方向Eに所定量移動して物品10を吊り上げる。次に、サイドフォーク3、3は前方Aに移動して、物品10を投入口11aから建物ユニット11内に投入する。最後に、サイドフォーク3、3は下方Fに移動して、図10の(c)に示すように、物品10を建物ユニット11内の床面11bに載せる。
(ステップS6)
次に、サイドフォーク3、3は上方向Eに移動した後に、後方Bへ移動して元の位置に戻る。最後に、作業者が、物品10から各把持用金具6(7)を取り外す。これにより物品10の積み込み作業が終了する。
以上説明したように、本実施の形態の物品積込装置1では、各サイドフォーク3を個別に上下方向EFに移動させるようにした。したがって、作業者は、各サイドフォーク3を別々に物品10の把持位置にセットすることが可能になる。
これにより、1人の作業者が物品10の一方のサイドで一方のサイドフォーク3の把持位置を調整した後に、他方のサイドに移動して他方のサイドフォーク3の把持位置を調整すれば良いので、サイドフォーク3、3の把持位置の調整作業を1人の作業者で対応できる。つまり、従来のように物品10の両サイド10a、10aに作業者を配置する必要がないので、人件費等のコストが抑えられる。よって、本実施の形態の物品積込装置1は、物品10の積み込み作業に要するコストの低減化を図ることができる。
さらに、本実施の形態の物品積込装置1では、各サイドフォーク3を左右方向CDにも個別に移動させるようにした。このため、作業者は、サイドフォーク3の把持位置の調整作業にかかる時間を短縮させることが可能になる。よって、本実施の形態の物品積込装置1では、物品10の把持作業性を高めることもできる。
また、本実施の形態の物品積込装置1では、各サイドフォーク3を個別に左右方向CDに移動させることから、左右の幅が異なる物品を把持することも可能になるので、汎用性を高めることもできる。
また、本実施の形態の物品積込装置1では、図11に示すように、サイドフォーク駆動装置2は、サイドフォーク3、3の間に物品10が通過可能な空間Sが形成されるように、両サイドフォーク3、3を上方で移動可能に支持するようにした。これにより、物品積込装置1は、物品10の供給時に、物品10をサイドフォーク3、3の間に通すことが可能になる。したがって、本実施の形態の物品積込装置1は、従来の物品積込装置のようにサイドフォークの間に共通の昇降部材等の連結部材が結合されている場合と比べて、サイドフォーク3、3の間に物品10を通すことが可能な分、サイドフォーク3、3の移動範囲を縮小することが可能になる。そのため、物品積込装置1の設置スペースを広く確保する必要がなく、設備費等のコストが抑えられる。よって、本実施の形態の物品積込装置1は、物品の積み込み作業に要するコストの低減化をさらに図ることができる。
また、本実施の形態の物品積込装置1では、持ち上げ位置41bを建物ユニット11の投入口11aと対向する位置に設定した。これにより、持ち上げ位置41bから投入口11aまでの距離を短縮することが可能になるので、サイドフォーク3、3の移動範囲を縮小することが可能になる。よって、本実施の形態の物品積込装置1は、設置スペースの縮小化をさらに図ることができる。
また、本実施の形態の物品積込装置1では、物品10に取り付けられた把持用金具6、7を把持して物品を把持するようにしたので、把持用金具6、7を用いない場合に比べて物品10を確実に把持して積み込み作業を行うことが可能になる。よって、本実施の形態の物品積込装置1は、物品10の積み込み作業性を高めることができる。
また、本実施の形態の物品積込装置1では、コンベア4を用いて物品10を持ち上げ位置41aに供給するようにしたので、物品10の供給作業を簡易且つ迅速に行うことが可能になる。よって、本実施の形態の物品積込装置1は、物品の積み込み作業性をコストを抑えつつ高めることができる。
以上、本件発明にかかる実施の形態を例示したが、これらの実施の形態は本件発明の内容を限定するものではない。また、本件発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、本実施の形態の物品積込装置1では、サイドフォーク3、3を、左右方向CDおよび上下方向EFに個別に移動させるように構成したが、サイドフォーク3、3を少なくとも上下方向EFに個別に移動させるように構成すれば、物品10の把持作業に必要な作業者の人数を従来よりも減らすことが可能になるので、本件発明が一番目的とする物品の積み込み作業に要するコストの低減化を図ることができる。
以上説明したように本件発明の建物ユニット内への物品積込装置は、物品の積み込み作業に要するコストの低減化を図ることができる。したがって、本件発明の建物ユニット内への物品積込装置を、その技術分野で十分に利用することができる。
1 建物ユニット内への物品積込装置
2 サイドフォーク駆動装置
3 サイドフォーク
4 コンベヤ
6 把持用金具
7 把持用金具
10 物品
11 建物ユニット
11a 投入口
13 物品
41b 持ち上げ位置
A 投入方向
AB 前後方向
CD 左右方向
EF 上下方向
S サイドフォークの間の空間

Claims (4)

  1. 持ち上げ位置に配置された物品を把持する一対のサイドフォークと、この一対のサイドフォークを移動させて前記物品を建物ユニットの側面の投入口から当該建物ユニット内に投入して積み込むサイドフォーク駆動装置とを備えている建物ユニット内への物品積込装置であって、
    前記サイドフォーク駆動装置は、前記一対のサイドフォークの間に前記物品が通過可能な空間が形成されるように両サイドフォークを上方で移動可能に支持するように構成されていることを特徴とする建物ユニット内への物品積込装置。
  2. 請求項1に記載の建物ユニット内への物品積込装置において、
    前記持ち上げ位置を前記建物ユニットの前記投入口と対向する位置に設定したことを特徴とする建物ユニット内への物品積込装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、さらに、前記物品の両サイドに取り付けられる一対の把持用金具を備え、前記一対のサイドフォークは、この一対の把持用金具を把持して前記物品を把持するように構成されていることを特徴とする建物ユニット内への物品積込装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の建物ユニット内への物品積込装置は、さらに、前記物品を前記持ち上げ位置に供給するコンベヤを備えたことを特徴とする建物ユニット内への物品積込装置。
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