JP5442120B2 - ブレーキライニング - Google Patents

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Description

この発明は、例えばエレベータの巻上機ブレーキ、電動モータのブレーキ、及び自動車のブレーキ等に使用されるブレーキライニングに関するものである。
従来のブレーキライニングには、制動時の鳴きや衝撃音などの騒音を抑制するため、多孔質の無機質材である珪藻土を混入することにより多数の空孔が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の炭素繊維強化炭素複合材では、シート状の繊維を積層して加熱、加圧成形することにより、多数の空孔が形成されている。また、所定の空孔率が得られるように、成形時にスペーサが用いられている。さらに、成形後に積層体を焼成することにより、高強度の複合材が得られる(例えば、特許文献2参照)。
さらに、従来のディスクブレーキ用摩擦パッドでは、ライニングの両端部に柔らかい部材を接着して、ライニングの両端部を変形し易くすることにより、局所的な接触を防止し、鳴きを抑制する(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−194121号公報 特開2001−181064号公報 特開2003−21181号公報
上記のように、空孔が設けられた従来のブレーキライニングでは、空孔率を大きくすると騒音は小さくなるが、強度が低下し、破損する恐れがある。このため、空孔率を調整するための材料の選択が難しく、良好な摩擦特性を確保する上で必要のない複数の材料を混入したり、基材となる繊維も複数種混ぜ合わせたりする必要があり、ライニングの製造コストが高くなる問題があった。
また、例えばエレベータの巻上機では、ディスクやロータの回転が停止した後に巻上機ブレーキが制動動作するが、制動する対象が静止している場合であっても、ライニングとの接触時の衝撃音は発生する。
さらに、ブレーキライニングがディスクと接触する際には、まずライニングの端部が接触し、スティックスリップなどが発生して鳴きが発生することがある。これに対して、特許文献3に示された従来の摩擦パッドでは、ライニングの両端部に柔らかい部材が配置されているが、ライニング本体とその両端部に接着された部材との境界で硬さが不連続に変化するので、この箇所でスティックスリップを起こすことも考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、耐摩耗性が高く、鳴きや衝撃音などの騒音を抑制することができるブレーキライニングを得ることを目的とする。
この発明に係るブレーキライニングは、被制動回転体に押し当てられて被制動回転体の回転を制動するものであって、被制動回転体に対する相対的な摺動方向の端部から中央部へ向かって硬度が徐々に高くなっている。
また、この発明に係るブレーキライニングは、被制動回転体に押し当てられて被制動回転体の回転を制動するものであって、ライニング本体と、ライニング本体の中央部付近に設けられ、ライニング本体よりも硬度が高い複数の高硬度部とを有している。
さらに、この発明に係るブレーキライニングの製造方法は、基材と複数の調合材料とを混合し混合材とする工程、混合材をダイに投入し、パンチにより加熱、加圧し成形する工程、及び成形された成形体を研磨する工程を含み、ダイ内の底面とパンチの押圧面との間の間隔がブレーキライニングの端部に相当する部分から中央部に相当する部分へ向けて徐々に小さくなっているダイとパンチとの組み合わせを用いる。
さらにまた、ブレーキライニングの製造方法は、基材と複数の調合材料とを混合し混合材とする工程、混合材をダイに投入し、パンチにより加熱、加圧し成形する工程、及び成形された成形体を研磨する工程を含み、ダイ内の底面とパンチの押圧面との間の間隔が徐々に変化している領域と不連続的に変化している領域とを有するダイとパンチとの組み合わせを用いる。
また、この発明に係るブレーキライニングの製造方法は、高摩擦材料が混入された高摩擦部と、高摩擦部よりも硬度が高い高硬度部とを組み合わせて構成されたブレーキライニングの製造方法であって、高硬度部の材料をダイに投入し、押圧面に凹部が形成された第1のパンチにより加熱、加圧し成形する工程、高硬度部の成形体の上からダイ内に高摩擦部の材料を投入し、第2のパンチにより加熱加圧し成形する工程、及び高硬度部と高摩擦部とが組み合わせられた成形体を研摩して高硬度部を表面に露出させる工程を含む。
この発明のブレーキライニングは、端部の硬度が低くなるように構成されているため、被制動回転体と接触した初期の段階で、端部が変形し、接触の衝撃を吸収することができる。このため、ブレーキライニングの支持部材や被制動回転体の振動を低減して衝撃音や鳴きを抑制することができる。また、ブレーキライニングに空孔を設ける必要がないため、耐摩耗性を高くすることができる。
また、硬度を高めた高硬度部が中央部付近に設けられているので、全体としての耐摩耗性を向上することができるとともに、被制動回転体との接触の衝撃を吸収し、ブレーキライニングの支持部材や被制動回転体の振動を低減して衝撃音や鳴きを抑制することができる。
さらに、この発明のブレーキライニングの製造方法は、ダイ内の底面とパンチの押圧面との間の間隔がブレーキライニングの端部に相当する部分から中央部に相当する部分へ向けて徐々に小さくなっているので、製造工程を特に変更することなく、ブレーキライニングの硬度を部分的に連続的に変化させることができ、耐摩耗性が高く、鳴きや衝撃音などの騒音の小さなブレーキライニングを得ることができる。
さらにまた、ダイ内の底面とパンチの押圧面との間の間隔が徐々に変化している領域と不連続的に変化している領域とを有するダイとパンチとの組み合わせを用いるので、製造工程を特に変更することなく、ブレーキライニングの硬度を部分的に連続的に変化させることができ、耐摩耗性が高く、鳴きや衝撃音などの騒音の小さなブレーキライニングを得ることができる。
また、高摩擦部と高硬度部とを組み合わせたブレーキライニングを容易に製造することができ、耐摩耗性が高く、鳴きや衝撃音などの騒音の小さなブレーキライニングを得ることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。 図1のブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 図2のブレーキライニングとブレーキディスクとを示す平面図である。 図2のブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。 図1のブレーキライニングがブレーキディスクに対して傾斜して接触する様子を示す説明図である。 図1のブレーキライニングが振動しながらブレーキディスクに接触する様子を示す説明図である。 図1のブレーキライニングの端部がブレーキディスクに接触して変形した様子を示す拡大図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3によるブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態4によるブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態5によるブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 図11のブレーキライニングがブレーキディスクに対して傾斜して接触する様子を示す説明図である。 図11のブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態6によるブレーキライニングを示す正面図である。 図14のブレーキライニングがその長さ方向に傾斜してブレーキディスクに接触する様子を示す説明図である。 図14のブレーキライニングがその幅方向に傾斜してブレーキディスクに接触する様子を示す説明図である。 この発明の実施の形態7によるブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。 図17のブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態8によるブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 図20のブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態9によるブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 この発明の実施の形態10によるブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 この発明の実施の形態11によるブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 この発明の実施の形態12によるブレーキライニングとブレーキディスクとを示す側面図である。 図25のブレーキライニングの製造方法を工程順に模式的に示す断面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。図において、シャフト1は、巻上機のハウジングに水平に固定されている。シャフト1の外周には、一対の軸受2a,2bを介して、回転体3(図では半分のみ示す)が回転自在に支持されている。
回転体3には、円筒状の綱車3aと、綱車3aの軸方向一端部から径方向外側へ突出した円板状のフランジ部3bと、フランジ部3bの径方向外側の端部から軸方向へ突出した円筒状の回転子取付部3cとが一体に形成されている。綱車3aには、複数のロープ溝が設けられている。かご及び釣合おもりを吊り下げる複数の懸架手段(ロープ又はベルト)は、綱車3aに巻き掛けられる。
回転体3は、巻上機モータの駆動力によりシャフト1を中心として回転される。巻上機モータは、ハウジングに固定されたモータ固定子と、モータ固定子に対向して回転子取付部3cに取り付けられたモータ回転子とを有している。綱車3aの回転により、かご及び釣合おもりは昇降路内を昇降される。
巻上機には、ブレーキディスク4(被制動回転体)と、ブレーキディスク4を介して回転体3の回転を制動する巻上機ブレーキ5とが設けられている。ブレーキディスク4は、フランジ部3bに固定されており、回転体3と一体に回転される。
巻上機ブレーキ5は、ヨーク6と、ヨーク6に設けられた電磁コイル7と、ブレーキディスク4の第1の面(前面)に対向する第1のブレーキシュー8と、ブレーキディスク4の第2の面(裏面)に対向する第2のブレーキシュー9と、第1及び第2のブレーキシュー8,9のブレーキディスク4に対向する面に固定された一対のブレーキライニング10と、第1のブレーキシュー8とヨーク6との間に設けられたブレーキばね11とを有している。
綱車3aの回転が停止され、かごが乗場階に停止されると、電磁コイル7への通電が遮断され、ブレーキばね11により第1のブレーキシュー8がブレーキディスク4側へ押圧され、ブレーキライニング10間にブレーキディスク4が挟み込まれる。これにより、ブレーキディスク4及び回転体3の回転が制動される。
かごの走行を開始する際には、電磁コイル7が励磁されて電磁吸引力が発生され、ブレーキばね11のばね力に抗して第1のブレーキシュー8がブレーキディスク4から引き離される。これにより、ブレーキライニング10がブレーキディスク4の両面から離され、制動力が解除される。
また、かごの走行中に安全装置が動作してかごが非常停止される場合、電磁コイル7への通電が遮断され、回転中のブレーキディスク4にブレーキライニング10が押し当てられ、ブレーキディスク4が摩擦制動される。さらに、かごの走行中に停電により電磁コイル7への通電が遮断された場合も、同様にブレーキディスク4が摩擦制動され、かごが停止される。
図2は図1のブレーキライニング10とブレーキディスク4とを示す側面図、図3は図2のブレーキライニング10とブレーキディスク4とを示す平面図である。各ブレーキライニング10の硬度は、ブレーキディスク4に対する相対的な滑り方向の両端部から中心へ向かって、連続的に徐々に高くなっている。
次に、実施の形態1のブレーキライニング10の製造方法について説明する。図4は図2のブレーキライニング10の製造途中の状態を模式的に示す断面図である。ブレーキライニング10は、基材となる繊維12と、種々の調合材料13とで構成される。調合材料13には、摩擦調整剤、充填剤、及び結合剤などが含まれる。
繊維12としては、例えば、ガラス繊維、スチール繊維、アラミド繊維、炭素繊維、又はチタン酸カリウムなどを用いることができる。また、摩擦調整剤としては、例えば、カシューダスト、ゴムダスト、銅、亜鉛、アルミナ、又はジルコニアなどを用いることができる。さらに、充填剤としては、例えば、炭酸カルシム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、又は硫化スズなどを用いることができる。さらにまた、結合剤としては、例えば、フェノール樹脂、メラニン樹脂、又はポリイミドなどを用いることができる。
繊維12と調合材料13とを予め混合した混合材をダイ14に所定量投入する。そして、ダイ14内の混合材をパンチ15により加圧、加熱しながら成形する。混合材の成形後、所定の厚さになるように成形体を研磨し、ブレーキライニング10を得ることができる。
ここで、パンチ15の混合材に当接する押圧面15aは、断面円弧状に湾曲されている。これにより、パンチ15の押圧面15aとダイ14内のキャビティの底面14aとの間隔が中央部で最も狭くなる。このため、ブレーキライニング10の中央部で材料の密度が高くなって硬度が増す。また、ブレーキライニング10の中央部から端部へ向かって、材料の密度が徐々に小さくなり、硬度も徐々に低下する。
図5は図1のブレーキライニング10がブレーキディスク4に対して傾斜して接触する様子を示す説明図、図6は図1のブレーキライニング10が振動しながらブレーキディスク4に接触する様子を示す説明図である。巻上機ブレーキ5では、制動力を安定に保つために、ブレーキライニング10の姿勢がブレーキディスク4に対して変化できるようになっている。例えば、発熱によってブレーキディスク4の温度が上昇してブレーキディスク4が変形しても、接触面圧が均一になるように、ブレーキライニング10は回転自在に支持されることが多い。
このため、図5に示すように、ブレーキライニング10がブレーキディスク4に対して傾斜して接触する場合、接触直後にブレーキライニング10の端部が局所的にブレーキディスク4に接触することにより、ブレーキライニング10の支持部材やブレーキディスク4を加振して騒音が発生する。このような初期の接触においては、ブレーキライニング10が硬い程、ブレーキライニング10が接触したときの衝撃力が大きくなるため、騒音が大きくなることが多い。
また、温度や湿度などの周囲環境の変化によって、ブレーキライニング10及びブレーキディスク4の表面状態が異なる場合、図6に示すように、ブレーキライニング10が振動してブレーキディスク4に接触し、衝撃音や鳴きなどの騒音がさらに大きくなることもある。
これに対して、実施の形態1のブレーキライニング10は、端部の硬度が低くなるように構成されているため、図7に示すように、ブレーキライニング10がブレーキディスク4と接触した初期の段階で、端部が変形し、接触の衝撃を吸収することができる。このため、ブレーキライニング10の支持部材やブレーキディスク4の振動を低減して衝撃音や鳴きを抑制することができる。
また、ブレーキライニング10の端部が変形することにより、接触面圧のピーク値を小さくすることができるので、ブレーキライニング10の局所的な温度上昇を抑制でき、制動力を安定に保つことができる。
さらに、ブレーキライニング10の硬度が連続的に変化しているので、不連続的な接触面圧の変化がなく、面圧は面内で均一に分布し、これによりブレーキライニング10の支持部材やブレーキディスク4の振動をより確実に低減できる。
さらにまた、ブレーキライニング10に空孔を設ける必要がないため、耐摩耗性を高くすることができる。
また、パンチ15の表面形状を変えるだけで、硬度が連続的に変化するブレーキライニング10を得ることができ、安価に品質が高い巻上機ブレーキ5を得ることができる。
実施の形態2.
次に、図8はこの発明の実施の形態2によるエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。実施の形態1ではディスクブレーキを示したが、実施の形態2では、内拡式のドラムブレーキを示している。図において、回転体16には、円筒状の綱車16aと、綱車16aの軸方向一端部から径方向外側へ突出した円板状のフランジ部16bと、フランジ部16bの径方向外側の端部から軸方向へ突出した円筒状のブレーキドラム16c(被制動回転体)とが一体に形成されている。
ブレーキライニング10は、ブレーキばね11のばね力によりブレーキドラム16cの内周面(制動面)に押し付けられる。また、ブレーキライニング10は、電磁コイル7の電磁吸引力によりブレーキドラム16cの内周面から引き離される。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、実施の形態1と同様に構成されたブレーキライニング10をドラムブレーキに適用した場合にも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態2ではブレーキドラム16cの内周面を制動面とするドラムブレーキを示したが、例えばブレーキドラム16cの外周面を制動面とするタイプのブレーキ装置など、ブレーキライニング10を制動部材として用いるブレーキ装置であれば、他の様々なブレーキ装置にこの発明を適用することができる。従って、以下の実施の形態に示すブレーキライニングも種々のタイプのブレーキ装置に適用可能である。
実施の形態3.
次に、図9はこの発明の実施の形態3によるブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。図において、ダイ14内のキャビティの底面14aは、断面円弧状に湾曲されている。他の構成及び製造方法は、実施の形態1又は2と同様である。
このようなダイ14を用いてブレーキライニング10を製造した場合、ブレーキライニング10の中央部の材料の密度をさらに高くすることができ、中央部と端部との硬度の差を大きくすることができる。
なお、押圧面15a及び底面14aの曲率半径は同じでなくてもよい。
また、実施の形態1では押圧面15aを湾曲させ、実施の形態3では押圧面15aと底面14aの両方を湾曲させたが、底面14aのみ湾曲させてもよい。
実施の形態4.
次に、図10はこの発明の実施の形態4によるブレーキライニングの製造途中の状態を模式的に示す断面図である。図において、パンチ15の押圧面15aは、その中央部が最も底面14a側へ突出した階段状である。他の構成及び製造方法は、実施の形態1又は2と同様である。
このようなパンチ15を用いてブレーキライニング10を製造した場合も、実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、実施の形態4のパンチ15を実施の形態3のダイ14と組み合わせてもよい。
また、底面14aをパンチ15側へ階段状に突出させてもよい。
実施の形態5.
次に、図11はこの発明の実施の形態5によるブレーキライニング17とブレーキディスク4とを示す側面図、図12は図11のブレーキライニング17がブレーキディスク4に対して傾斜して接触する様子を示す説明図である。
実施の形態1では、ブレーキディスク4が正転、逆転する場合を示したが、実施の形態5のブレーキディスク4は図11の矢印方向へのみ回転される。そして、実施の形態5のブレーキライニング17の硬度は、ブレーキディスク4に対する相対的な滑り方向の一端部から他端部へ向かって、連続的に徐々に高くなっている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
ブレーキディスク4が一方向にしか回転しない電動機などにおいて、図12に示すように、ブレーキライニング17の一端部がブレーキディスク4に最初に接触する場合、ブレーキライニング17の一端部の硬度を低くしておくことにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
また、実施の形態5のブレーキライニング17を製造する際には、例えば図13に示すように、パンチ15の押圧面15aを底面14aに対して傾斜させ、押圧面15aと底面14aとの間の間隔がブレーキライニング17の一端部に相当する側で小さくなるようにすればよい。他の製造方法は、実施の形態1と同様である。
このように、押圧面15aに傾斜を設けるだけでよいので、ブレーキライニング17を安価に製造することができる。
なお、実施の形態5のようなブレーキライニング17は、例えば実施の形態2で示したようなドラムブレーキなど、他のタイプのブレーキ装置にも適用できる。
また、押圧面15aと底面14aとの間の間隔が、ブレーキライニング17の長さ方向の一端部に相当する部分から他端部に相当する部分へ向けて徐々に大きくなっていれば、押圧面15a及び底面14aの両方を傾斜(パンチ15による押圧方向に直交する平面に対して傾斜)させたり、底面14aのみ傾斜させたりしてもよい。さらに、押圧面15a及び底面14aの少なくともいずれか一方を湾曲させたり、階段状に突出させたりしてもよい。
実施の形態6.
次に、図14はこの発明の実施の形態6によるブレーキライニング18を示す正面図である。図において、ブレーキライニング18の硬度は、ブレーキライニング18の長さ方向(図の左右方向)及び幅方向(長さ方向及び厚さ方向に直交する方向:図の上下方向)の中央部から、周縁部に向かって連続的に徐々に低くなっている。言い換えると、ブレーキライニング18の硬度は、長さ方向の両端部から中央部へ向かって徐々に高くなっているとともに、幅方向の両端部から中央部へ向かって徐々に高くなっている。他の構成は、実施の形態1と同様である。
上記のようなブレーキライニング18は、パンチ15の押圧面15a及びダイ14内の底面14aの少なくともいずれか一方を球面状に湾曲させ、ダイ14に投入した混合材を加熱、加圧し、成形後に所定の厚さに研摩することにより製造することができる。
ここで、例えば、温度や湿度が大きく変化する環境、ブレーキディスク4(又はブレーキドラム16c)が汚れ易い環境、又は水分が付着し易い環境など、制動面での摩擦状態が変化し易くなることがある。このように摩擦状態が変化すると、図15に示すような摺動方向(長さ方向)への姿勢変化だけでなく、図16に示すように、幅方向へも姿勢が変化して振動が生じることがある。
このような場合、ブレーキディスク4に対してブレーキライニング18は、その長さ方向及び幅方向の端部の局所領域で、ブレーキディスク4との接触を繰り返すことが予想される。
これに対して、図14に示したようなブレーキライニング18を用いることにより、ブレーキライニング18の姿勢が変化しても、初期の接触時には必ず硬度の小さい領域がブレーキディスク4と接触するので、衝撃を和らげることができ、振動音、衝撃音及び鳴きなどの騒音を抑制することができる。
また、振動を低減することによって、制動力を安定に保つことができるので、環境が変化しても安定した品質のブレーキ装置を提供することができる。
さらに、ブレーキディスク4に水分や油が付着しても、ブレーキライニング18の周縁部、即ち密度が小さい部分で吸収することができる。このとき、硬度の高い中心部には水分や油などが吸収され難いので、ブレーキライニング18とブレーキディスク4との間の摩擦係数の変化を抑制して安定した制動力を確保することができる。
さらにまた、環境変化による摩擦係数の変動を小さくできるので、ブレーキ装置を小型、軽量化することが可能になる。
また、製造工程については、従来から特に変更することがないので、設備投資を抑制し、品質が高いブレーキライニング18を安価に得ることができる。
なお、実施の形態6のようなブレーキライニング18は、例えば実施の形態2で示したようなドラムブレーキなど、他のタイプのブレーキ装置にも適用できる。
また、実施の形態6のようなブレーキライニング18を製造する場合、パンチ15の押圧面15a及びダイ14内の底面14aの少なくともいずれか一方を、その中央が最も突出するように階段状に突出させてもよい。
実施の形態7.
次に、図17はこの発明の実施の形態7によるブレーキライニング19とブレーキディスク4とを示す側面図、図18は図17のXVIII−XVIII線に沿う断面図である。図において、ブレーキライニング19は、ライニング本体19aと、ライニング本体19a内に設けられ、ライニング本体19aよりも硬度が高い複数(ここでは2箇所)の直線状の高硬度部19bとにより構成されている。
高硬度部19bは、ブレーキディスク4に対する相対的な滑り方向(ブレーキライニング19の長さ方向)に平行に、ブレーキライニング19の長さ方向の全長に渡って設けられている。また、高硬度部19bは、ブレーキライニング19の幅方向(図17の上下方向)に互いに間隔をおいて設けられている。
上記のようなブレーキライニング19は、図19に示すように、複数の突起部15bを設けたパンチ15を用い、ダイ14内の底面14aとパンチ15の押圧面15aとの間の間隔を不連続的に小さくして、混合材を加熱、加圧することにより製造することができる。成形後、成形体の表面を研摩することにより、高硬度部19bと他の部分とを同一面に露出させる。
このようなブレーキライニング19によれば、部分的に硬度を高めた高硬度部19bが形成されているので、全体としての耐摩耗性を向上することができる。即ち、通常、ブレーキライニング19による制動力は、面圧が高い箇所で確保されるので、中央部付近の硬度を高くして、この箇所での摩耗を抑制することにより、ブレーキライニング19全体の摩耗を低減し、かつ中央部で制動力を確保することができる。従って、接触時の衝撃音や鳴きなどの騒音、振動が小さく、かつ耐摩耗性が高いブレーキ装置を提供することができる。
実施の形態8.
次に、図20はこの発明の実施の形態8によるブレーキライニング20とブレーキディスク4とを示す側面図である。実施の形態7では、ブレーキライニング19内の硬度の変化は高、低の2段階であったが、例えば粉塵の多い環境などでは、耐摩耗性がさらに要求されることがある。これに対して、実施の形態8のブレーキライニング20は、実施の形態1のブレーキライニング10に、実施の形態7のような高硬度部20bを設けたものである。
具体的には、ブレーキライニング20は、ライニング本体20aと、複数(ここでは2箇所)の高硬度部20bとから構成されている。ライニング本体20aの硬度は、ブレーキディスク4に対する相対的な滑り方向(ブレーキライニング20の長さ方向)の両端部から中心へ向かって、連続的に徐々に高くなっている。また、高硬度部20bの硬度は、ライニング本体20aの硬度よりも高くなっている。
高硬度部20bは、ブレーキディスク4に対する相対的な滑り方向に平行に、ブレーキライニング20の長さ方向の全長に渡って設けられている。また、高硬度部20bは、ブレーキライニング20の幅方向(図20の上下方向)に互いに間隔をおいて設けられている。
上記のようなブレーキライニング20は、図21に示すように、円弧状に湾曲された押圧面15aに複数の突起部15bが設けられたパンチ15を用いることにより製造することができる。
このようなブレーキライニング20によれば、粉塵の多い環境であっても、衝撃音や鳴きなどの騒音、振動を抑制することができ、高品質、長寿命のブレーキ装置を提供することができる。
なお、図19、図21に示した製造方法では、パンチ15に突起部15bを設けたが、ダイ14内の底面14aに突起部を設けて、成形後、成形体の裏面を研摩してもよい。
また、パンチ15及びダイ14の両方に突起部を設けて、成形後、成形体の両面を研磨してもよい。
さらに、実施の形態7、8では、ブレーキライニング19,20の幅方向の2箇所に高硬度部19b,20bを設けたが、3箇所以上に設けてもよい。
さらにまた、実施の形態7、8では、摺動方向に平行な高硬度部19b,20bを設けたが、幅方向に平行であってもよい。また、摺動方向に平行な高硬度部19b,20bと幅方向に平行な高硬度部とを組み合わせて設けてもよい。
実施の形態9.
次に、図22はこの発明の実施の形態9によるブレーキライニング21とブレーキディスク4とを示す側面図である。図において、ブレーキライニング21は、ライニング本体21aと、ライニング本体21aよりも硬度が高い複数(ここでは2箇所)の直線状の高硬度部21bとにより構成されている。
実施の形態7の高硬度部19bは、ブレーキライニング19の長さ方向の全長に渡って設けられていたが、実施の形態9の高硬度部21bは、ブレーキライニング21の長さ方向の両端部には設けられておらず、長さ方向の一部分、ここでは中央部付近にのみ設けられている。他の構成及び製造方法は、実施の形態7と同様である。
このようなブレーキライニング21によれば、耐摩耗性を向上させることができ、環境変化に対しても安定な制動力を確保できるブレーキ装置を提供することができる。また、環境変化による摩擦係数の変動を小さくできるので、ブレーキ装置を小型、軽量化することができる。
実施の形態10.
次に、図23はこの発明の実施の形態10によるブレーキライニング22とブレーキディスク4とを示す側面図である。図において、ブレーキライニング22は、ライニング本体22aと、ライニング本体22aよりも硬度が高い複数(ここでは2箇所)の直線状の高硬度部22bとにより構成されている。
実施の形態8の高硬度部20bは、ブレーキライニング20の長さ方向の全長に渡って設けられていたが、実施の形態10の高硬度部22bは、ブレーキライニング22の長さ方向の両端部には設けられておらず、長さ方向の一部分、ここでは中央部付近にのみ設けられている。他の構成及び製造方法は、実施の形態8と同様である。
このようなブレーキライニング22によれば、耐摩耗性を向上させることができ、環境変化に対しても安定な制動力を確保できるブレーキ装置を提供することができる。また、環境変化による摩擦係数の変動を小さくできるので、ブレーキ装置を小型、軽量化することができる。
実施の形態11.
次に、図24はこの発明の実施の形態11によるブレーキライニング23とブレーキディスク4とを示す側面図である。図において、ブレーキライニング23は、ライニング本体23aと、ライニング本体23aよりも硬度が高い複数(ここでは2箇所)の直線状の高硬度部23bとにより構成されている。
ライニング本体23aの硬度は、実施の形態6で示したように、ブレーキライニング23の長さ方向及び幅方向の中央部から、周縁部に向かって連続的に徐々に低くなっている。また、高硬度部23bは、ブレーキライニング23の長さ方向の両端部には設けられておらず、長さ方向の一部分、ここでは中央部付近にのみ設けられている。
このようなブレーキライニング23によれば、耐摩耗性を向上させることができ、環境変化に対しても安定な制動力を確保できるブレーキ装置を提供することができる。また、環境変化による摩擦係数の変動を小さくできるので、ブレーキ装置を小型、軽量化することができる。
なお、実施の形態7〜11に示したような高硬度部を実施の形態5に示したブレーキライニング17と組み合わせてもよい。
実施の形態12.
次に、図25はこの発明の実施の形態12によるブレーキライニング24とブレーキディスク4とを示す側面図である。上記の実施の形態7〜11では、ブレーキライニング19〜23はそれぞれ同種の材料のみで構成されているが、複数の材料を組み合わせても硬度分布を有するブレーキライニングを得ることができる。
実施の形態12のブレーキライニング24は、高摩擦材料が混入されブレーキディスク4に対する摩擦係数が高められたライニング本体としての高摩擦部24aと、高摩擦部24aよりも硬度の高い材料からなる高硬度部24bとを組み合わせて構成されている。高摩擦部24aに混入される高摩擦材料としては、例えば、ゴム、ウレタン又はコルクなどを用いることができる。
ブレーキライニング24のブレーキディスク4に接する面の中央部付近には、高硬度部24bが2本の平行な直線状に露出されている。これらの高硬度部24bの露出部分は、実施の形態9〜11の高硬度部21b,22b,23bと同様の形状である。
高摩擦部24aは、摩擦係数の高い樹脂等により構成されているため、十分な制動能力を確保することができるが、摩耗し易い。このため、ブレーキディスク4との接触面圧が高い中央部付近に高硬度部24bを設けることにより、ブレーキライニング24の摩耗を抑制し、かつ制動力を確保することができる。従って、摩擦係数が高くても耐摩耗性が良く、長寿命のブレーキ装置を得ることができる。
次に、ブレーキライニング24の製造方法について説明する。図26(a)〜(d)は、図25のブレーキライニング24の製造方法を工程順に模式的に示す断面図である。まず、図26(a)に示すように、高硬度部24bの材料をダイ14内に入れ、押圧面25aに複数の凹部25bが形成された第1のパンチ25により加熱、加圧する。これにより、図26(b)に示すように、ダイ14内の底部に高硬度部24bが成形される。
この後、図26(c)に示すように、高硬度部24bの成形体の上からダイ14内に高摩擦部24aの材料を投入し、平坦な押圧面26aを有する第2のパンチ26により加熱、加圧する。これにより、図26(d)に示すように、高摩擦部24a及び高硬度部24bを組み合わせた成形体が得られる。最後に、ブレーキライニング24をダイ14から取り出して、焼成後、研摩して高硬度部24bを表面に露出させる。
このような製造方法によれば、従来の設備を用いてブレーキライニング24を製造することができるので、安価に高品質のブレーキ装置を得ることができる。
また、通常、ブレーキ装置の重量及び寸法は、ブレーキディスク4に対するブレーキライニング24の摩擦係数が小さいと大きくなるが、高摩擦部24aを設けることにより、摩擦係数を大きくすることができので、ブレーキ設計の裕度を大きくし、小型軽量化を図ることができる。
なお、高硬度部24bの露出部分の形状、数、向き等は、実施の形態7〜11と同様に適宜変更可能である。
また、実施の形態1〜12のブレーキライニングの形状は、矩形に限定されるものではない。

Claims (6)

  1. 被制動回転体に押し当てられて前記被制動回転体の回転を制動するブレーキライニングであって、
    前記被制動回転体に対する相対的な摺動方向の端部から中央部へ向かって硬度が連続的に徐々に高くなっていることを特徴とするブレーキライニング。
  2. 摺動方向の両端部から中央部へ向かって硬度が連続的に徐々に高くなっていることを特徴とする請求項1記載のブレーキライニング。
  3. 幅方向の両端部から中央部へ向かっても硬度が徐々に高くなっていることを特徴とする請求項2記載のブレーキライニング。
  4. イニング本体と、前記ライニング本体の中央部付近に設けられ、前記ライニング本体よりも硬度が高い高硬度部とを有しており、
    前記ライニング本体の硬度が、前記被制動回転体に対する相対的な摺動方向の端部から中央部へ向かって連続的に徐々に高くなっていることを特徴とする請求項1記載のブレーキライニング。
  5. 前記高硬度部は、前記被制動回転体に対する相対的な摺動方向に平行な直線状であることを特徴とする請求項4記載のブレーキライニング。
  6. 前記高硬度部は、摺動方向の一部分に設けられていることを特徴とする請求項5記載のブレーキライニング。
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