JP2003146564A - エレベータ用ブレーキ - Google Patents

エレベータ用ブレーキ

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JP2003146564A
JP2003146564A JP2001347458A JP2001347458A JP2003146564A JP 2003146564 A JP2003146564 A JP 2003146564A JP 2001347458 A JP2001347458 A JP 2001347458A JP 2001347458 A JP2001347458 A JP 2001347458A JP 2003146564 A JP2003146564 A JP 2003146564A
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lining
disc
disk
transfer layer
elevator
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Taichi Maeda
太一 前田
Hiroichi Miyata
弘市 宮田
Hideyoshi Matsuoka
秀佳 松岡
Tetsushi Ono
哲志 小野
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エレベータ用ブレーキを小型化するために、摩
擦係数が高いエレベータ用ブレーキを得る手段を提案す
る。 【解決手段】エレベータ用ブレーキのディスクとライニ
ングの摺動で発生する摩擦粉を用いてディスクに移着層
を形成し、動摩擦係数は低下させずに静摩擦係数が高い
ブレーキを得る。エレベータ用ブレーキのディスク表面
に、主にライニングの摩耗粉から移着層を形成すること
で、ディスクの表面が滑らかになり、ライニングとの真
実接触面積が増加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータ用ブレー
キ、特にエレベータ用ディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ用ブレーキは、乗りかごが乗
場階に達したときに、ライニングが停止したディスクを
挟み保持することで、確実に乗りかごの床と乗場階の床
の高さを合わせて停止させる。このように保持すること
で、停止中に乗りかごに力が加わっても、乗りかごと乗
場階の床の高さに差ができることはない。また、エレベ
ータ乗りかごが移動中に停電などにより駆動装置が制御
できなくなった場合は、シーブと一体に回転しているデ
ィスクをライニングが挟み、乗りかごを安全に停止させ
る。停止しているディスクを確実に保持するためには、
ライニングとディスクの静摩擦係数が高いことが望まれ
る。一方、回転しているディスクを安全に停止させるた
めには、ライニングとディスクの動摩擦係数が高いこと
が望まれる。しかし、ブレーキの使用頻度のうち9割以
上が、乗りかごを保持することであり、静摩擦係数が安
定して高いことがエレベータ用ブレーキに求められてい
る。
【0003】一方、建築物においてできるだけエレベー
タの設置に必要とされる空間を減らすために、昇降路に
おける巻上機の設置スペースを削減することが求められ
ている。このため、駆動装置の小型化、及び薄型化,シ
ーブの小型化などが行われており、ブレーキも小型化す
ることが求められている。ディスクブレーキにおいて、
その制動トルクは、ライニングのディスクへの押し付け
力Fとライニングとディスクの摩擦係数μとディスクの
半径rの積である。したがって、ブレーキサイズに大き
く影響するディスクの半径rを小さくするには、ライニ
ングのディスクへの押し付け力Fを増加させるか、ライ
ニングとディスクの摩擦係数μを増加させる必要があ
る。ライニングのディスクへの押し付け力Fを増加させ
るためには、ライニングをディスクへ押し付けるばねが
大型化するため、ブレーキの小型化を妨げることにな
る。したがって、ブレーキを小型化するには高い摩擦係
数μを持つライニング、及びディスクが必要とされてい
る。
【0004】ライニングの材質を変えて動摩擦係数を増
加させる方法として、特開平2000−256652号
公報に多孔性炭素材料を入れたライニングが開示されて
いる。炭素材料を使うことで、高温でも安定した動摩擦
係数を得ることができる。また、特開平5−78649
号公報には、ライニングにライニングの研磨粉からなる
粉体をメタノール,エタノールなどの有機溶剤に分散さ
せ、それを刷毛などでディスク摺動面に塗布しディスク
となじみやすくし、制動トルクを増加させる方法が示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】多孔性炭素材料を入れ
たライニングでは、停電時の乗りかご停止に必要な動摩
擦係数は増加するが、停止した乗りかごの保持に必要な
静摩擦係数に関しては記述されていない。炭素繊維によ
りライニングの機械的強度が向上し、ディスクとの真実
接触面積が減少し、静摩擦係数は低下する可能性があ
る。また、前記摩擦面に有機溶剤に分散させた粉体をコ
ーティングする方法もコーティング層が摩耗すると、そ
の効果がなくなる可能性がある。コーティング層を厚く
すると、コーティング層は研磨粉を有機溶剤に溶かした
ものであるため、機械的強度が小さくライニングの強度
が低下し、制動時に割れを生じる可能性がある。
【0006】従来のブレーキで静摩擦係数を増加させる
ために、ライニングをこれまでより軟らかい材料または
ゴムなどの粘弾性を持つ材料で製作し、ディスクとの真
実接触面積を増加させる方法が考えられる。しかしなが
ら、ライニングが軟らかくなると、ライニングの摩耗量
が増加すると同時に動摩擦係数が低下する可能性があ
る。また、摩耗が多いとメンテナンスにおけるライニン
グの交換回数が増え、コストが増加するという問題があ
る。
【0007】本発明は前記実情に鑑みてなされたもので
あり、動摩擦係数は低下させずに静摩擦係数が高いブレ
ーキを簡単な構成によって安価に提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクとラ
イニングの摺動で常に発生する摩耗粉を用いてディスク
に摩耗粉移着層(以下、移着層という)を形成し、動摩
擦係数は低下させずに静摩擦係数が高いブレーキを提供
することにある。ここで移着とは、摺動する2物体にお
いて、主に軟らかい物体から生じた摩耗粉が、もう一方
の物体の表面に付着する現象と定義する。この場合、ラ
イニングの摩耗粉が、ライニングから離れてディスク表
面に付着する現象である。
【0009】本発明は、エレベータ乗りかごを上下させ
るロープが吊されているシーブと一体に回転するディス
クと、このディスクに対向して配置される、フェノール
樹脂を主成分とし、アラミドなどの繊維,Cuなどの金
属が含まれる摩擦材であるライニングと、ライニングを
ディスクに押し付けるばねを備えたエレベータ用ブレー
キにおいて、摺り合わせにより生じた摩耗粉をディスク
表面に移着させたエレベータ用ブレーキを提供する。デ
ィスクブレーキは、使用前に、ディスクに対してライニ
ングの摺動面全面を接触させるためにディスクとライニ
ングを強制的に摺動させる摺り合わせを行う。ここで生
じた摩耗粉を、ディスク表面に移着させる。そして、デ
ィスクへのライニングの押し付け力や摩擦によるせん断
力により、摩耗粉は押しつぶされ、ディスク表面に強く
移着する。移着層により、ライニングとディスクの真実
接触面積が増加し、ライニングとディスクの静摩擦係数
の増加が達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】エレベータ用ディスクブレーキに
ついて図1,図2に基づいて説明する。図1は、本実施
形態に係わるエレベータ巻上機を用いたエレベータ装置
の概要を示す図である。同図において、1は建屋内に形
成された昇降路、2は乗りかご、3はカウンターウェイ
ト、4はロープ、5は巻上機、6はシーブである。同図
に示すように、ロープ式エレベータは、建屋内に形成さ
れた昇降路1内に乗りかご2とカウンターウェイト3と
がロープによりつるべ状に連結されている。一方、昇降
路1内には巻上機5とシーブ6が設置され、これにロー
プ4が巻き付けられている。
【0011】図2は図1に示す巻上機5を水平方向から
見た図である。7はシーブを回転させる駆動装置、8は
駆動装置に取り付けられたシャフト、9はディスク、1
0はライニング、11はライニングボルダ、12はブレ
ーキを納めるケーシングである。シーブ6はシャフトに
取り付けられており駆動装置7の駆動力がシャフトによ
り伝達される。ロープ式エレベータは駆動装置7を制御
することにより、乗りかご2の昇降制御を行っている。
【0012】また、シャフト8にはディスク9が固定さ
れており、シーブ6と一体に回転する。さらに、ディス
ク9に対向するように、ディスク両側には摩擦材である
ライニング10が配置され、ライニングホルダ11によ
り支持されている。ライニング10はディスク9にばね
で押し付けられるが、通常はマグネットによりライニン
グ10はディスク9から引き離されている。なお、図2
には簡略化のため、ライニング10を押し付けるばね、
及びライニング10をディスク9から引き離すマグネッ
トは図示していない。図2において、ディスク9は駆動
装置7に固定されたシーブ6と同じシャフト8に固定さ
れており、乗りかご2の移動と同時にディスク9も回転
する。同図に示すように、ディスク9の両側には一対の
ライニング10が対向するように配置されており、また
そのライニング10はライニングホルダ11により支持
されている。
【0013】ライニング10とディスク9は、ディスク
に対してライニングの摺動面全面を接触させるために摺
り合わせを行う。このとき、主にライニングから摩耗粉
が生じる。この摩耗粉をディスクに移着させ、ディスク
に対するライニングの押し付け力、及びディスクとライ
ニングの摩擦によるせん断力で摩耗粉を押しつぶし、デ
ィスク表面に移着層を形成する。
【0014】次に本発明の実施例である移着層を図3,
図4を用いて説明する。前記ライニング10には、フェ
ノール樹脂を主成分とし、アラミドなどの繊維,Cuな
どの金属が含まれている。また、ディスク9は、構造用
炭素鋼であるSS400である。図3は摺り合わせをす
る前のディスク9とライニング10の摺動面の断面を摺
動方向に対して垂直方向から見た図である。ライニング
10をディスク9に押し付けると、ライニング10とデ
ィスク9は、それぞれ表面に微小な凹凸があるために、
微少な真実接触面で接触する。真実接触面をせん断する
ときの力が摩擦力になり、これを押し付け力で割った値
が摩擦係数である。
【0015】図4は摺り合わせを行った後のディスク9
とライニング10の摺動面の断面を摺動方向に対して垂
直方向から見た図である。摺り合わせによって主にライ
ニングが摩耗し、摩耗粉が発生する。摩耗粉はディスク
9の凹凸部のアンカー効果により、ディスク9に移着
し、さらにディスク9に対するライニング10の押し付
け力と摩擦によるせん断力により、摩耗粉が押しつぶさ
れ、移着層13を形成する。
【0016】摩耗粉を移着しやすくするために、摺り合
わせのときにディスク9及びライニング10を加熱して
もよい。加熱することで摩耗粉が生じやすくなり早期に
移着層13を形成することができる。したがって、摺り
合わせ回数を少なくしても、十分な移着層が形成され
る。
【0017】また、図5に示すようにライニング10に
は、摺り合わせのときに移着層13を形成する摩耗粉が
生じやすいように、ライニング10の摺動面に突起14
を付けてもよい。摺り合わせのときに、この突起14に
押し付け力が集中し、摩耗しやすくなり、移着層13の
形成に必要な摩耗粉を早期に得ることができる。
【0018】移着層13の強度が弱いと、摺動時、移着
層に割れが生じ、ディスク摺動面から脱落する可能性が
ある。移着層の強度は、ライニングに含まれるアラミド
などの繊維の体積割合に依存する。ライニングに含まれ
るアラミドなどの繊維の体積割合が大きいほど、移着層
内における、アラミドなどの繊維の体積割合が増加し、
強度が増加する。ライニングにおけるアラミド繊維の体
積割合が30%以上あると、移着層の強度が上がりディ
スクからはがれにくくなる。
【0019】図6にブリネル硬さが20のライニングと
ブリネル硬さが150のSS400のディスクを用いた
とき、移着層がある場合と研磨により移着層を取り除い
た場合の静摩擦係数を示す。ディスクの表面粗さはRa
4.0である。摩耗粉を移着させ、移着層を形成するた
めに、摺動速度4m/s、押し付け力0.73Nにて擦
り合わせを約20秒間行った。移着層があるときの静摩
擦係数と比較して、移着層を研磨し除去すると静摩擦係
数は約3割低下した。また、このときの動摩擦係数は、
移着層がある場合と研磨した場合でほぼ同じであった。
静摩擦係数はライニングとディスクの真実接触面をせん
断する力を押し付け力で割ったものとなる。摩耗粉が移
着し移着層を形成すると、図4より移着層によりディス
クの表面が滑らかになり、ライニングとの真実接触面積
が増加する。すなわち、移着層が形成されることで、ラ
イニングとディスクの接触面をせん断するのに必要な力
は大きくなる。したがって、せん断力を押し付け力で割
った値である静摩擦係数が増加する。
【0020】エレベータ用ブレーキのディスク9の表面
に、主にライニング10の摩耗粉から移着層を形成する
ことで、ディスク9の表面が滑らかになり、ライニング
10との真実接触面積が増加させる。すなわち、移着層
13が形成されることで、ライニング10とディスク9
の接触面をせん断するのに必要な力は大きくなる。した
がって、せん断力を押し付け力で割った値である静摩擦
係数が増加する。以上のように、高い摩擦係数を持つエ
レベータ用ブレーキを得ることができ、ブレーキを小型
化することができる。
【0021】移着層について望ましい形成方法を示せば
次の通りである。 (1)ディスク9の表面粗さが半径方向にRa2.6μ
m〜4.6μmのときに、移着した移着層。 (2)ライニング10をディスク9に対して押付け力
0.73N〜4900Nで押し付け、摺動速度100m
/min〜240m/minで20秒〜60秒間摺動すること
によりついた移着層。 (3)上記(1)と(2)とを組み合せて形成した移着
層。
【0022】
【発明の効果】以上、詳述したように摺り合わせたによ
り生じた摩耗粉を用いてディスク材に移着層を形成する
と、動摩擦係数は移着層がない場合と同等、静摩擦係数
は移着層がない場合と比較して増加する。高い静摩擦係
数を持つことで、乗りかごを安全に保持することがで
き、かつ小型なエレベータ用ブレーキが得られる。ま
た、摩耗粉がディスクに移着することで、ディスクブレ
ーキの周辺に設置されている装置が摩耗粉により故障す
る可能性が減少するという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わるエレベータ巻上機を用いた
エレベータ装置の概要を示す図。
【図2】本発明の一実施例のエレベータ巻上機及びエレ
ベータブレーキの横断面図。
【図3】本発明の摺り合わせ後のディスク及びライニン
グの摺動面を示す図。
【図4】本発明の摺り合わせ後のディスク及びライニン
グの摺動面を示す図。
【図5】本発明の他の実施例のライニングを示す斜視
図。
【図6】移着層の有無と静摩擦係数との関係を示す棒グ
ラフ。
【符号の説明】
1…昇降路、2…乗りかご、3…カウンターウェイト、
4…ロープ、5…巻上機、6…シーブ、7…駆動装置、
8…シャフト、9…ディスク、10…ライニング、11
…ライニングホルダ、12…ケーシング、13…移着
層、14…突起。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16D 69/02 F16D 69/02 E (72)発明者 松岡 秀佳 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 (72)発明者 小野 哲志 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 Fターム(参考) 3F306 BA09 3J058 AA57 AA78 AA88 BA76 CB20 CC07 CC72 CC77 FA37 GA07 GA45 GA92

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータ乗りかごを上下させるロープが
    吊されているシーブと一体に回転するディスクと、該デ
    ィスクに対向して配置される摩擦材であるライニング
    と、該ライニングを前記ディスクに押し付ける手段を備
    えたエレベータ用ブレーキにおいて、前記ライニングの
    摩耗粉で前記ディスクに摩耗粉移着層を形成することを
    特徴とするエレベータ用ブレーキ。
  2. 【請求項2】前記ライニングには、フェノール樹脂にア
    ラミドなどの繊維,Cuなどの金属が含まれることを特
    徴とするエレベータ用ブレーキ。
  3. 【請求項3】前記ディスクの摩耗粉移着層は、主にディ
    スクに対して、前記ライニングの摺動面全面を接触させ
    るために行われた前記ディスクと前記ライニングを強制
    的に摺動させる摺り合わせで生じた摩耗粉によるもので
    あることを特徴とするエレベータ用ブレーキ。
  4. 【請求項4】前記摩耗粉移着層の形成された前記ディス
    クは、前記ライニングにより硬いことを特徴とするエレ
    ベータ用ブレーキ。
  5. 【請求項5】前記ディスクの摩耗粉移着層は、前記ディ
    スクより軟らかいことを特徴とするエレベータ用ブレー
    キ。
  6. 【請求項6】エレベータ乗りかごを上下させるロープが
    吊されているシーブと一体に回転するディスクと、該デ
    ィスクに対向して配置される摩擦材であるライニング
    と、該ライニングを前記ディスクに押し付ける手段を備
    えたエレベータ用ブレーキにおいて、前記ライニングの
    摩耗粉で前記ディスクに形成された摩耗粉移着層であっ
    て、前記ディスクの表面粗さが半径方向にRa2.6μ
    m〜4.6μmのときに、移着したものであることを特
    徴とするエレベータ用ブレーキ。
  7. 【請求項7】エレベータ乗りかごを上下させるロープが
    吊されているシーブと一体に回転するディスクと、該デ
    ィスクに対向して配置される摩擦材であるライニング
    と、該ライニングを前記ディスクに押し付ける手段を備
    えたエレベータ用ブレーキにおいて、前記ライニングの
    摩耗粉で前記ディスクに形成された摩耗粉移着層であっ
    て、前記ライニングを前記ディスクに対して押付け力
    0.73N〜4900Nで押し付け、摺動速度100m
    /min〜240m/minで20秒〜60秒間摺動すること
    によって形成されたものであることを特徴とするエレベ
    ータ用ブレーキ。
  8. 【請求項8】請求項7において、前記摩耗粉移着層は、
    前記ディスクの表面粗さが半径方向にRa2.6μm〜
    4.6μmのときに、移着したものであることを特徴と
    するエレベータ用ブレーキ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011159282A1 (en) * 2010-06-15 2011-12-22 Otis Elevator Company Brake assembly
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