JP5442112B2 - 貼付剤貼付用補助器具 - Google Patents

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Description

本発明は、貼付剤を所望の部位に貼付する際に使用する貼付剤貼付用補助器具に関する。
従来から、肩こり、腰痛、筋肉痛、筋肉疲労、関節痛等の改善を目的とした多様な貼付剤が流通している。これらの貼付剤は、通常、支持体と、その支持体の一方の面に設けられた、薬効成分を含有する粘着剤層と、粘着層剤の表面に剥離可能に付着された剥離シートとから構成されている。そして、使用時には、剥離シートを粘着剤層から剥がして粘着剤層を露出させ、貼付部位に貼付するようになっている。
しかしながら、貼付剤は、一般に柔軟であり取り扱いにくく、シワになりやすいという問題がある。
そこで、従来においては、例えば下記特許文献1に記載されているような貼付剤貼付用補助器具が提案されている。特許文献1に記載の器具は、使用されるべき貼付剤よりも大きな面を有する支持板と、この支持板の表面に設けられた、貼付剤を剥離可能に一時的に保持する仮止め手段とから構成されている。また、この貼付剤貼付用補助器具は、貼付剤の粘着層(薬剤層)が誤って手等に付かないよう、粘着剤層を一時的にカバーする保護材を備えている。かかる貼付剤貼付用補助器具を使用する場合、まず保護材を支持板の表面から別の位置に移動させ、次いで仮止め手段上に貼付剤を仮止めし、保護材を元の位置に戻して貼付剤の粘着材層をカバーする。そして、この貼付剤貼付用補助器具を皮膚の所望の部位に配置した後、保護材を貼付剤から引き剥がし、支持板を押すことで、貼付剤を皮膚に貼付するのである。
この貼付剤貼付用補助器具によれば、支持板に固定された仮止め手段上に貼付剤を広げた状態で保持させることができ、また、貼付作業中に貼付剤が折れ曲がることにより貼付剤の粘着面同士が部分的に接着してしまうという不具合も防止できる。
特開2004−89657号公報
ところで、特許文献1に開示されているような従来の貼付剤貼付用補助器具にあっては、貼付剤を仮止め手段に置く際、予め剥離シートを剥がしておくか、或いは、剥離シートを剥がさずに貼付剤を仮止め手段に仮止めした後、剥離シートを剥がすこととしていた。
しかしながら、剥離シートを剥がしてから貼付剤を仮止め手段上に置くと、貼付剤はシワがよった状態で仮止めされるおそれがある。そのような場合、貼付剤は患部にシワがよったまま貼り付けられることになる。また、保護材が貼付剤を仮止め手段上に置く際の邪魔となることがある。一方、貼付剤を仮止め手段により仮止めした後に剥離シートを剥がすこととすると、その際に保護材が邪魔になることがあり、剥離シートが剥がしにくいという問題がある。
本発明は、かかる不具合を解消することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明による、貼付剤を貼付するのを補助するための貼付剤貼付用補助器具は、貼付剤が載置され保持される貼付剤保持部を有する板状体を備えるものであり、貼付剤保持部が、平担状と山形との間で折曲げ可能となっており、貼付剤保持部が山形に折り曲げられた状態を維持するための維持手段が設けられていることを特徴としている。
このような貼付剤貼付用補助器具は、剥離シートの中央部に切断線(弱化線)を有する貼付剤に特に有効である。すなわち、山形に折り曲げられた貼付剤保持部に貼付剤を載せた場合、山形の稜線部分にて剥離シートの切断線が押され、その剥離が容易となる。また、この際、貼付剤の支持体は貼付剤保持部にて保持されるため、シワが寄ることもない。
また、板状体の両側には、当該板状体を把持するための持ち手部が設けられていることが、その取扱いを容易にするために望ましい。
更に、貼付剤保持部が山形に折れ曲げられた際、両側の持ち手部が或る面上に載置可能となるように構成されていることが好適である。かかる構成においては、持ち手部をテーブルの平面に置くことができるため、貼付剤保持部が安定し、貼付剤の剥離シートの剥離がより一層容易となるからである。
維持手段としては、山形に折り曲げられた貼付剤保持部の一方の傾斜面、又はこの傾斜面と同側の持ち手部に設けられた係合部と、貼付剤保持部の他方の傾斜面、又はこの他方の傾斜面と同側の持ち手部に設けられた、係合部が係合される被係合部とからなるものが考えられる。
他の維持手段としては、貼付剤保持部の背面側に設けられたマグネットと磁性体とからなるものがあり、貼付剤保持部が折り曲げられた際に、マグネットが磁性体に磁着することで貼付剤保持部の山形を維持することができる。
更に別の維持手段としては、貼付剤保持部の背面側に設けられた係合片と被係合片とからなる面ファスナが考えられ、貼付剤保持部が折り曲げられた際、係合片が前記被係合片に係合して貼付剤保持部の山形を維持することができる。
なお、維持手段により山形に維持された前記貼付剤保持部における1対の傾斜面の互いになす角度は、0度〜120度であることが好ましい。
また、本発明による貼付剤貼付用補助器具は、貼付剤保持部に載置された貼付剤を仮止めするための仮止め手段を有していることが好適である。
仮止め手段は、貼付剤保持部の表面に生ずる静電気によるものが好ましい。
また、貼付剤の支持体が布製又は不織布製である場合においては、仮止め手段は、表面に多数の起毛を有する布又は不織布からなるものであってもよい。起毛が支持体と絡み、これを仮止めすることができるからである。また、同様な作用を奏するものとして、面ファスナにおける、フック状突起を多数有する係合片も仮止め手段として用いることができる。
貼付剤保持部が山形に折り曲げられた際、当該貼付剤保持部に形成される稜線部分は略平坦となっていてもよい。ここで、略平坦とは、完全に平坦となっているものに限られず、やや湾曲したものも含む意味である。稜線部分が略平坦となっている場合、剥離シートの中央部に切断線(弱化線を含む)を有する貼付剤が特に有効に用いられる。すなわち、稜線部分と左右の傾斜面との各角部により剥離シートの各切断線の周辺を押すことで、剥離シートの剥離が容易となる。
なお、用いられる貼付剤が、その中央部に2本の波形ないしは曲線の切断線(弱化線を含む)を有するものである場合、略平坦の稜線部分の幅は2本の切断線の間隔の最大値以下であることが好ましい。
更に、貼付剤保持部の背面側に裏当てパッドが設けられていることがよい。この場合、裏当てパッドが、貼付剤保持部の補強板として機能する。また、裏当てパッドが弾性を有している場合、この裏当てパッドを壁面に貼り付けた状態で貼付剤貼付用補助器具を使用すると、裏当てパッドがクッションとなり、使用者にとり快適に貼付剤を貼付することができる。
また、貼付剤保持部に、貼付剤の剥離シートの剥離を助長すべくこれを押圧する突起部が形成されることが好適である。
上述したように、本発明による貼付剤貼付用補助器具を用いた場合、貼付剤をシワなく皮膚に貼り付けることができ、また、剥離シートの剥離も容易に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具を示す平面図であり、折曲げ前の平坦な状態を示す図である。 図1の貼付剤貼付用補助器具の折曲げ状態を示す側面図である。 (a)は図1の貼付剤貼付用補助器具の折曲げ状態を示す上方からの斜視図であり、(b)は下方からの斜視図である。 (a)〜(e)は本発明による貼付剤貼付用補助器具に適した貼付剤を示す斜視図である。 貼付剤を貼付剤保持部に載せた時の状態を示す斜視図である。 図1の貼付剤貼付用補助器具を使用して貼付剤を貼付する方法を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具の一変形形態を示す斜視図である。 第1の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具の多数の変形形態を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具を示す背面図である。 (a)は図9に示す貼付剤貼付用補助器具を上方から見た斜視図、(b)は折曲げ状態を示す斜視図、(c)は収納・持運び用にコンパクトにした状態を示す斜視図である。 貼付剤を貼付剤保持部に載せた時の状態を示す斜視図である。 図9の貼付剤貼付用補助器具を使用して貼付剤を貼付する方法を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具の多数の変形形態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を付することとする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具10を示す平面図であり、折曲げ前の平坦な状態を示す図である。図2、図3の(a)及び図3の(b)は、図1の貼付剤貼付用補助器具10の折曲げ状態を示す図であり、それぞれ、側面図、上方からの斜視図、下方からの斜視図である。
なお、図示の貼付剤貼付用補助器具10は、主として、図4の(a)〜(e)に示すような剥離シート12の中央部が1本又は2本の切断線(弱化線)14に沿って切断されるタイプの貼付剤16に使用されるものとする。
図1〜図3に示す通り、本実施形態の貼付剤貼付用補助器具10は、細長い矩形の板状体20から構成されている。この板状体20の中央部(図1において、板状体20の短辺と平行に延びる2本の一点鎖線22で挟まれる領域)は、貼付剤16が載置され保持される部分(貼付剤保持部)24となっている。なお、本明細書においては、貼付剤16が載置される貼付剤保持部24の面を表面と称し、その反対側の面を背面と称する。
貼付剤保持部24の左右の各側には持ち手部26が連設されている。すなわち、図1において、各一点鎖線22の外側に延びる部分が持ち手部26となっている。持ち手部26には開口28が形成され、この開口28に指先を挿入することで貼付剤貼付用補助器具10を把持し取り扱うことができる。
図1に示される一点鎖線22は折り目線であり、この折り目線22に沿って各持ち手部26を、その表面が貼付剤保持部24の表面に近づく方向に折り曲げることができる。すなわち、板状体20を、表面側から見た状態で、折り目線22に沿って谷折りすることができる。また、貼付剤保持部24の中央部には、折り目線22と平行な2本の折り目線(図1において二点鎖線で示す線)30が形成されており、この折り目線30に沿って貼付剤保持部24を持ち手部26とは逆方向に折り曲げることができるようになっている。これらの折り目線22,30に沿って板状体20を折り曲げると、図2及び図3に示すような形態となり、左右の持ち手部26は略同一面となり、貼付剤保持部24はそこから突出した山形となる。
板状体20が折り曲げられた際に貼付剤保持部24に形成される左右の傾斜面32が互いになす角度(図2のθ)、及び、折り目線30,30間に形成される略平坦な稜線部分34の幅(図2のD)は、使用される貼付剤16の寸法や、剥離シート12に設けられる切断線14のタイプ等によって適宜定められるものであるが、これについては後述の実施例にて詳細に説明する。
また、図示実施形態では、貼付剤保持部24の折り目線30にはW字状ないしは波形の切れ目36が形成されており、貼付剤保持部24を折り曲げた際、この切れ目36よって、上方に突出する突起部38と、左右外側に突出する突起部40とが形成される。この突起部38,40の機能についても後述する。
更に、貼付剤貼付用補助器具10は、山形に折り曲げられた状態を維持するための維持手段を備えている。この維持手段は、図1において、貼付剤保持部24の右側に設けられたフラップ42を有し、このフラップ42は、右側の持ち手部26の開口28内に延びている。このフラップ42の先端はフック状となっている。このフック状先端部分(係合部)44は、板状体20を折り曲げた際、折り目線22に沿って持ち手部26とは逆方向に折り曲げられ、他方の折り目線22に沿って、貼付剤保持部24の左側部分32に形成された差込部(被係合部)46に挿入され、そこに引っ掛けることができる。これによって、図2及び図3に示す山形を維持することが可能となっている。なお、図1に示すように、フック状先端部分44に傾斜部48を設けることで、左右の持ち手部26を相反する方向に引っ張ると、フック状先端部分44は差込部46から抜け出ることができ、板状体20を山形から平坦状に容易に戻すことができる。
板状体20の寸法は、使用される貼付剤16の寸法等に応じて適宜定められるものであるが、貼付剤保持部24は少なくとも貼付剤16よりも大きくされている。また、板状体20の全長は、両手を腰から後ろに回した状態で左右の持ち手部26を掴める程度の長さを少なくとも有することが好ましい。
板状体20の構成材料も特に限定されないが、貼付剤保持部24上に載置された貼付剤16に皮膚が押し付けられることから、ある程度の柔らかさを必要とする場合がある。その一方で、貼付剤貼付用補助器具10の取扱いを容易にするためには、ある程度の硬性を必要とする場合もある。そこで、板状体20の基材としては硬質ウレタン、ポリ塩化ビニル(ポリビニルクロライド)等が好ましい。その他の材料としては、例えば、ゴム(エラストマー)、ゴム製スポンジ、合成樹脂(エラストマーを除く)、合成樹脂製スポンジ、紙、プラスチック、金属等を使用することもでき、それらを層にして組み合わせることもできる。また、この基材の表面は帯電しやすい材料が露出されるか、或いは、帯電しやすい材料により被膜処理が施されることが好ましい。これにより、貼付剤16の支持体18がプラスチックからなるものである場合には、静電気の作用により貼付剤16を貼付剤保持部24上で仮止めすることができる。また、静電気の作用以外の仮止め手段としては、例えば、貼付剤保持部24の表面に粘着剤層(粘着剤を塗布したものの他、両面テープの片面の粘着剤層を含む)を設けたものでもよい。勿論、この粘着剤層は再剥離性のものでもよい。更に、静電気の作用以外の仮止め手段としては、貼付剤16の支持体18が布や不織布からなる場合には、起毛を有する材料やフリースやフェルト、或いは、面ファスナの一方(フック状突起を多数有する係合片)等が考えられ、これらは支持体18と絡むことで貼付剤16を仮止めすることができる。また、洋服ブラシ等で用いられるパイル織物も、起毛を有する材料と同様に用いられる。なお、パイル織物のパイルは一方向に傾斜されているため、パイル織物を複数枚用意し、パイルの傾斜方向が異なるようにしてこれらのパイル織物を貼付剤保持部24の表面に貼り付けることで、より一層、貼付剤16に対する保持力が増す。
なお、板状体20の表面又は背面に、標章、商品説明、その他の模様(図柄)等がプリント等されてもよい。また、板状体20の外周縁や開口28の内周縁をピッチの短い波形形状としてもよい。
次に、上述したような構成の貼付剤貼付用補助器具10の使用方法を説明する。
まず、貼付剤貼付用補助器具10を図1の平坦状態から図2及び図3に示す山形状態に折り曲げ、フラップ42のフック状先端部分44を差込部46に挿入し、その状態で維持させる。この際、左右の持ち手部26は実質的に同一面となっているため、例えばテーブル等の平面上に貼付剤貼付用補助器具10を安定した状態で載置することができる。
次に、図5に示すように、貼付剤16を、その支持体18が下向きとなるようにして山形の貼付剤保持部24に置く。図5に示す例では、貼付剤16は、図4の(e)に示すタイプであり、剥離シート12が2本の波形の切断線14を有するものとなっており、かかる貼付剤16の場合、剥離シート12の切断線14,14間の中間剥離シート12aが貼付剤保持部24の略平坦な稜線部分34に接するように貼付剤16を貼付剤保持部24に置く。
次いで、貼付剤16の左右を下方にやや引っ張りながら、貼付剤16の支持体18全体を貼付剤保持部24の表面に密着させる。この際、貼付剤保持部24の稜線部分34が貼付剤16の背面を押圧すると共に、稜線部分34に形成された突起部38,40も貼付剤の背面、特に剥離シート12の切断線14の周辺を局所的に押圧し、その結果として剥離シート12が支持体18上の粘着剤層から浮き上がろうとし、切断線14の周辺の一部が剥離し、実際に剥離していなくとも剥離しやすい状態となる。このことから、稜線部分34の幅、突起部38,40の位置は、用いられる貼付剤16に応じて適宜設定されることは理解されよう。
続いて、使用者は剥離シート12を剥がしていく。図5では、まず中間剥離シート12aから剥がしているが、剥がし方はこれに限らず、左右の剥離シート12b,12cから剥がし初めてもよい。この剥離作業中、貼付剤16の支持体18は貼付剤保持部24上に静電気の作用により仮止めされており、また、貼付剤貼付用補助器具10自体が山形を維持し且つ持ち手部26によって安定してテーブル等に置かれているため、貼付剤16は貼付剤保持部24からずれることはなく、貼付剤16にシワがよることはない。
この後、差込部46からフラップ42のフック状先端部分44を外し、左右の持ち手部26を互いに相反する方向に引いて貼付剤貼付用補助器具10を平坦状態に戻す。そして、使用者の背中に貼付剤16を貼り付ける場合には、図6に示すような形で使用者は貼付剤貼付用補助器具10を持ち、これを背中に引き寄せることで貼付剤16は使用者に貼り付けられる。この間、貼付剤16は貼付剤保持部24上にてシワのない状態を維持しているので、貼付された状態もシワなく綺麗なものとなる。また、静電気の作用による貼付剤16の仮止めは、粘着剤層の人体に対する付着力よりも弱いため、貼付剤16が使用者の背中に押し付けられた後は、貼付剤貼付用補助器具10を背中から離すだけで、貼付剤16は使用者の背中にそのまま残ることになる。
なお、貼付剤16を貼付剤貼付用補助器具10に載せる前に中間剥離シート12aを剥がし、その状態で貼付剤16を貼付剤貼付用補助器具10を載せた後、左右の剥離シート12b,12cを剥がすという手順としてもよい。この場合も、左右の剥離シート12b,12cの剥離前に、貼付剤16の左右を引っ張りながら貼付剤16全体を貼付剤保持部24の表面に密着させることができるので、シワが貼付剤16に寄ることはない。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、突起部38,40を一切設けない形態でも、或いは、一方の突起部のみ(例えば図7に示すように左右の突起部40を設けない形態)としても、貼付剤保持部24が山形にされることで、貼付剤16の剥離シート12を容易に剥がすことができる。また、図7の構成では、稜線部分34にフェルト49が取り付けられている。このフェルト49によって、貼付剤16を載せる際、滑って位置ずれを起こすのを防止することができ、また、貼付剤16を皮膚に当てる際のクッションとなる。
また、図8の(a)〜(j)に示すように、持ち手部の形状、持ち手部に形成される開口の形状、貼付剤保持部を山形に折り曲げた際に形成される突起部の形状や数等は種々考えられる。
貼付剤保持部における稜線部分の幅も、図8に示すように、幅狭から幅広まで適宜変更可能である。更に、稜線部分は完全な平坦である必要はなく、やや湾曲されたであってもよく、図8の(j)に示すように幅が実質的にない直線状となっていてもよい。なお、図8の(j)のような形態にあっては、突起部が形成されていないが、例えば図4の(a)や(b)のような剥離シート12の切断線14が1本のものに対して剥離シート12の剥離を効果的に行うことができる。
また、図8の(k)に示すように、貼付剤貼付用補助器具10が山形に折り曲げられた状態に維持するための維持手段として、貼付剤保持部の左右各側から延びる細長い係合部50の先端同士を係合させる形態等も考えられる。この場合、一方の係合部を、他方の係合部が係合される被係合部であるとして扱うことができる。また、このような係合部と被係合部が形成される箇所は、貼付剤保持部の左右の傾斜面及び/又は左右の持ち手部とすることができる。
更に、上記実施形態では、板状体20の一部を持ち手部26として用いているが、貼付剤保持部24に接続した紐状体のもの(図示しない)を使用することもが考えられる。また、持ち手部を貼付剤保持部に対して折り曲げることができない形態も本発明の範囲に含まれるものである。
更にまた、稜線部分に前述したようなフェルトの他に、フリース、起毛を有する起毛布材、或いは、面ファスナの一方の、多数のフック状突起を有する係合片等を貼り付けてもよい。この場合、稜線部分上での貼付剤のずれを防止することができ、貼付剤の貼付をより一層確実に行うことができる。また、貼付剤の支持体の種類によっては、稜線部分上のフェルト等による仮止めの効果も得られる。
図9〜図12は、本発明の第2の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具100を示しており、図9はその背面図、図10の(a)は図9に示す貼付剤貼付用補助器具を上方から見た斜視図、図10の(b)は折曲げ状態を示す斜視図、図10の(c)は収納・持運び用にコンパクトにした状態を示す斜視図、図11は貼付剤から剥離シートを剥がす状態を示す斜視図、図12は貼付剤を貼付する状態を示す斜視図である。
第2の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具100は、基本的には上述した第1の実施形態のものと同様な構成であるため、重複した部分については同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
上記の第1の実施形態と相違している点としては、まず、貼付剤保持部24の背面に裏当てパッド110を貼着した点である。裏当てパッド110は、貼付剤保持部24の稜線部分34よりも左右の外側の領域にそれぞれ貼着されている。
裏当てパッド110の構成材料は、若干の弾力性を有するものであれば特に限定されず、例えば、硬質ウレタン、合成樹脂製スポンジ、ゴム(エラストマー)、ゴム製スポンジ、合成樹脂(エラストマーを除く)、合成樹脂又はゴムを素材とする発泡体等を使用することができる。発泡体の素材も特に制限はなく、例えば、天然ゴム、合成ゴム、ポリウレタン、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポキシ樹脂等が用いられ、これらは単独で用いられても2種以上が併用されてもよい。
2枚の裏当てパッド110は、貼付剤保持部24が図10の(b)に示すように折り曲げられた際、その背面同士が接する。この背面同士が接した状態では、貼付剤保持部24の左右の面は略平行となり、貼付剤保持部24は持ち手部26に対して略直角に突出することとなる。なお、本明細書においては、図10の(b)に示す突出状態も山形と称している。また、背面同士が接した状態を維持するために、維持手段として、一方の裏当てパッド110の背面にはマグネット(好ましくは板状のマグネット)120が取り付けられ、他方の裏当てパッド110の背面にはこのマグネット120に磁着する磁性体122(好ましくは板状のもの)が取り付けられている。なお、この磁性体122はマグネットであってもよい。
また、第2の実施形態は、稜線部分34を画定するための折り目線がない点で第1の実施形態とは異なっている。このため、貼付剤保持部24を図10の(b)に示すように折り曲げると、稜線部分34の断面はなだらかな円弧状となり、また、第1の実施形態におけるような突起部もここには形成されていない。
更に、この第2の実施形態においては、貼付剤保持部24全体に、表面が多数の起毛からなる起毛布材130が貼り付けられている。従って、この起毛布材の起毛が布又は不織布からなる貼付剤16の支持体18と絡み合って、これを仮止めすることができるようになっている。なお、起毛布材130に代えてフリースやフェルト等を使用しても同様な作用を奏することが分かっており、また、面ファスナを構成する、多数のフック状突起を有する係合片を用いてもよい。更に、洋服ブラシ等で用いられるパイル織物も同様に用いられる。第1の実施形態に関して述べたように、パイル織物のパイルは一方向に傾斜されているため、パイル織物を複数枚用意し、パイルの傾斜方向が異なるようにしてこれらのパイル織物を貼付剤保持部24の表面に貼り付けた場合には、より一層、貼付剤16に対する保持力が増す。
また、第2の実施形態では、持ち手部26の長さが、貼付剤保持部24の半分の長さよりも長くされている。これにより、第2の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具100を図10の(c)に示すように折り曲げることで、コンパクトな形状にすることができ、収納や持ち運びに等に便利となっている。
以上のような構成において、第2の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具100の使用方法は、基本的には第1の実施形態に係る貼付剤貼付用補助器具10と同様である。すなわち、使用時には、まず、図10の(b)に示す折曲げ状態とする。この時、折曲げ状態を維持するための維持手段としてマグネット120を用いているため、貼付剤保持部24を折り曲げただけで、その状態が維持されることになる。
続いて、図11に示すように、貼付剤16を貼付剤保持部24に載せると、起毛布材130により貼付剤16は仮止めされる。また、貼付剤保持部24の稜線部分34の位置に貼付剤16の剥離シート12の切断線14を合わせることで、剥離シート12は背面側から稜線部分34に押圧され、図11に示すように一部が剥離し、剥離シート12の剥離を容易に行うことができる。
剥離シート12を全て貼付剤16から剥離したならば、使用者は図6と同様な形で患部に貼付剤16を貼り付けることができる。貼付剤16を貼付剤保持部24に載せてから患部に張り付けるまでの間、貼付剤16の支持体18は貼付剤保持部24上にシワを形成することなく保持されるため、患部にもシワなく貼付剤16を貼付できることは、第1の実施形態と同様である。なお、裏当てパッド110は貼付剤保持部24を補強する機能があるため、板状体20が比較的撓み易い材料から構成されていても、貼付剤16の貼付に必要な剛性を貼付剤保持部24に与えることができる。また、起毛布材130が貼付剤保持部24と貼付剤16との間にあるため、この起毛布材130がクッションの役割を果たし、使用者に不快感や痛みを与えることを回避ないしは軽減することができる。
また、第2の実施形態では、貼付剤保持部24の形状を維持するための維持手段としてマグネット120を用いているため、図12に示すように、冷蔵庫の扉のような磁性壁面140に付着させることができ、手を使わずに貼付剤16を貼り付けることが可能となる。このような貼付態様では、裏当てパッド110がクッションとして働くことになり、これによっても、使用者に不快感や痛みを与えることを回避ないしは軽減することができる。
以上、第2の実施形態について説明したが、これも図示の形態に限られず、種々の変形が可能である。
例えば、第2の実施形態では貼付剤保持部24の形状を維持するための維持手段としてマグネット120を使用することとしているが、マグネットに代えて面ファスナを使用することも可能である。この場合、例えば、符号120の位置に、フック状突起を有する係合片を配置し、符号122の位置に、ループ状突起を有する被係合片を配置することとなろう。また、維持手段として、第1の実施形態におけるフラップのようなものを使用することもできる。更に他の維持手段としては、片面が再剥離性となっている粘着テープを、再剥離性粘着面が露出するようにして板状体20の背面に貼付したものが考えられる。この再剥離性の粘着テープを用いた場合、形状維持のみならず、貼付剤貼付用補助器具100を非磁性の壁面に繰り返し貼り付けることができる。
また、図13の(a)〜(h)に示すように、持ち手部の形状、持ち手部に形成される開口の形状、仮止め手段としての起毛布材等の分割配置やその形状、裏当てパッドの厚さ等、種々の変形形態が考えられる。なお、図13の(f)のように、第1の実施形態と同様に、突起部を形成してもよい。また、図13の(g)及び(h)は、仮止め手段として第1の実施形態と同様な静電気の作用を利用したものである。
勿論、図1〜図13に示す構成は、図4の(a)〜(e)に示すタイプの貼付剤に限られず、他のタイプの貼付剤にも適用可能である。例えば、切断線のない剥離シートを有する貼付剤であっても、貼付剤保持部にて保持されている場合、剥離シートの周囲に特許文献1に記載の保護材のような剥離作業の障害となる部材がないため、従来構成よりも剥離シートの剥離が容易であるという効果が得られる。
次に、貼付剤保持部に形成される1対の傾斜面の互いになす角度と貼付剤の剥離シートの剥離容易性との関係を調べた実験結果について述べる。
この実験では、6種類の貼付剤を用意した。
貼付剤Aは、縦14cm、横20cmであり、図4の(a)のような、剥離シートの中央に1本の直線状の切断線が入ったもの、
貼付剤Bは、縦10cm、横14cmであり、図4の(a)のような、剥離シートの中央に1本の直線状の切断線が入ったもの、
貼付剤Cは、縦7cm、横10cmであり、図4の(b)のような、剥離シートの中央に1本の波形の切断線が入ったもの、
貼付剤Dは、縦10cm、横14cmであり、図4の(c)のような、剥離シートの中央に2本の曲線の切断線が入ったもの、
貼付剤Eは、縦7cm、横14cmであり、図4の(e)のような、剥離シートの中央に2本の波形の切断線が入ったもの、
貼付剤Fは、縦7cm、横10cmであり、図4の(e)のような、剥離シートの中央に2本の波形の切断線が入ったものである。
また、貼付剤貼付用補助器具として図2〜図3に示す形態のものを使用した。
この実験結果は次の表1に示す通りである。この表において、角度は図2のθに相当する部分の角度である。また、表中の記号は剥離シートの剥離容易性の度合いを示すものであり、◎は非常に容易、○は容易、△は少し容易、×は容易でないことを示している。
Figure 0005442112
この表1から、1対の傾斜面の互いになす角度は0〜120度であることが好ましく、更に0〜100度がより好ましく、最も好ましくは0〜90度であることが分かった。
また、貼付剤保持部を折り曲げた場合に形成される稜線部分の幅を変えて貼付剤の剥離シートの剥離容易性を評価した。
この評価実験で使用した貼付剤は上記の6種類の貼付剤A〜Fである。
また、貼付剤貼付用補助器具として図9〜図12に示す形態のもので、稜線部分の幅が1cm、2cm、3cm、4cm、5cm、6cmの6種類を用意した。幅が0cmのものとしては、上記の表1における0度の場合の実験結果を援用した。また、稜線部分は完全に平坦になるものを使用した。
なお、表中の記号は表1と同様である。
Figure 0005442112
上記結果を見ると、1本の切断線が入った貼付剤については、貼付剤全体の横幅の0%〜35%の長さの稜線部分の場合には、剥離が容易であることが分かる。なお、貼付剤全体の横幅の35%を越えた場合には、貼付剤の左右部分を把持しにくくなり、また、貼付剤保持部の傾斜面に貼付剤を仮止めしにくくなる傾向がある。
また、貼付剤の中央部に2本の波形ないしは曲線の切断線が入った貼付剤については、その中間剥離シートの幅(切断線間の間隔)の最大値よりも小さい稜線部分の幅である場合に剥離が容易となり、それ以上では剥離の容易性が損なわれている。したがって、稜線部分の幅は中間剥離シートの幅の最大値以下であることが好ましい。このことから、貼付剤が大型で、中間剥離シートの幅が例えば10cmであれば、稜線部分の幅も10cm以下であることが好適であることは理解されよう。
10,100…貼付剤貼付用補助器具、12…剥離シート、14… 切断線(弱化線)、16…貼付剤、18…支持体、20…板状体、22…折り目線、24…貼付剤保持部、26…持ち手部、28…開口、30…折り目線、32…傾斜面、34…稜線部分、36…切れ目、38,40…突起部、42…フラップ、44…フック状先端部分(維持手段,係合部)、46…差込部(維持手段,被係合部)、110…裏当てパッド、120…マグネット(維持手段)、122…磁性体(維持手段)、130…起毛布材(仮止め手段)、140…磁性壁面

Claims (18)

  1. 貼付剤を貼付するのを補助するための貼付剤貼付用補助器具であって、
    貼付剤が載置され保持される貼付剤保持部を有する板状体を備え、
    前記貼付剤保持部が、平担状と山形との間で折曲げ可能となっており、
    前記貼付剤保持部が山形に折り曲げられた状態を維持するための維持手段が設けられていることを特徴とする、貼付剤貼付用補助器具。
  2. 前記板状体の両側には、当該板状体を把持するための持ち手部が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  3. 前記貼付剤保持部が山形に折れ曲げられた際、両側の前記持ち手部が或る面上に載置可能となるように構成されていることを特徴とする、請求項2に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  4. 前記維持手段が、山形に折り曲げられた前記貼付剤保持部の一方の傾斜面に設けられた係合部と、前記貼付剤保持部の他方の傾斜面に設けられた、前記係合部が係合される被係合部とからなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  5. 前記維持手段が、山形に折り曲げられた前記貼付剤保持部の一方の傾斜面と同側の前記持ち手部に設けられた係合部と、前記貼付剤保持部の他方の傾斜面と同側の前記持ち手部に設けられた、前記係合部が係合される被係合部とからなることを特徴とする、請求項2又は3に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  6. 前記維持手段が、前記貼付剤保持部の背面側に設けられたマグネットと磁性体とからなり、前記貼付剤保持部が折り曲げられた際に、前記マグネットが前記磁性体に磁着することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  7. 前記維持手段が、前記貼付剤保持部の背面側に設けられた係合片と被係合片とからなる面ファスナであり、前記貼付剤保持部が折り曲げられた際に、前記係合片が前記被係合片に係合することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  8. 前記維持手段により山形に維持された前記貼付剤保持部における1対の傾斜面の互いになす角度が0度〜120度であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  9. 前記貼付剤保持部に載置された貼付剤を仮止めするための仮止め手段を有していることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  10. 前記仮止め手段が、前記貼付剤保持部の表面に生ずる静電気によるものであることを特徴とする、請求項9に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  11. 貼付剤の支持体が布製又は不織布製である場合において、
    前記仮止め手段が、表面に多数の起毛を有する布又は不織布からなることを特徴とする、請求項9に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  12. 貼付剤の支持体が布製又は不織布製である場合において、
    前記仮止め手段が、面ファスナにおける、フック状突起を多数有する係合片からなることを特徴とする、請求項9に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  13. 前記貼付剤保持部が山形に折り曲げられた際、当該貼付剤保持部に形成される稜線部分が平坦となることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  14. 当該貼付剤貼付用補助器具に用いられる貼付剤が、その中央部に2本の波形ないしは曲線の切断線を有するものである場合、前記平坦の稜線部分の幅は前記2本の切断線の間隔の最大値以下であることを特徴とする、請求項13に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  15. 前記貼付剤保持部の背面側に裏当てパッドが設けられていることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  16. 前記裏当てパッドが、前記貼付剤保持部の補強板として機能することを特徴とする、請求項15に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  17. 前記裏当てパッドが、弾性を有することを特徴とする、請求項15又は16に記載の貼付剤貼付用補助器具。
  18. 前記貼付剤保持部に、貼付剤の剥離シートの剥離を助長すべくこれを押圧する突起部が形成されることを特徴とする、請求項1〜17のいずれか一項に記載の貼付剤貼付用補助器具。
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