JP5437647B2 - ヒューズユニット用保護カバー - Google Patents

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Description

本発明は、ヒューズユニットを被うヒューズユニット用保護カバーに関する。
例えば、車両等に搭載されるバッテリはバッテリポストを有し、このバッテリポストにヒューズユニットが直付けされるものがある。このヒューズユニットは、可溶部及び接続端子部を有する導電材のヒューズエレメントと、可溶部及び端子接続部を露出するようヒューズエレメントの外面を被うように設けられた樹脂ボディとを備えている。そして、可溶部及び端子接続部の絶縁、防水、防塵等を行うために、ヒューズユニットをヒューズユニット用保護カバーで被っている。
従来のかかるヒューズユニット用保護カバーとしては、特許文献1に開示されたものがある。このヒューズユニット用保護カバー100は、図14及び図15に示すように、固定側カバー部101と、この固定側カバー部101にヒンジ部102を介して連結された可動側カバー部103とを備え、バッテリ110に取り付けされたヒューズユニット120の上面を被っている。固定側カバー部101の両側には、固定側ロック部104がそれぞれ設けられ、この各固定側ロック部104がヒューズユニット120の被ロック部121に係止されている。可動側カバー部103は、ヒンジ部102を支点としてヒューズユニット120を被う閉位置(図15の実線位置)とヒューズユニット120を露出させる開位置(図15の仮想線位置)との間で移動でき、メンテナンスや可溶部(図示せず)の視認等の利便性が図られる。
このように可動側カバー部103を有するヒューズユニット用保護カバー100は、ガタツキや浮き上がり、及び、これに起因する異音の発生を防止するために可動側カバー部103もヒューズユニット120にロックすることが望ましい。
ここで、可動側ロック部106の構造としては、図16(a)、(b)に示すものが容易に考えられる。つまり、可動側ロック部106は、可動側カバー部103の内面に一体に設けた上面挟持部107と、可動側カバー部103の側壁の下端に一体に設けた下面挟持部108とから構成されている。図17に示すように、可動側カバー部103を開位置から閉位置に移動すると、上面挟持部107と下面挟持部108によってヒューズユニット120の上下面を挟持する。
特開2002−289171号公報
しかしながら、このように可動側カバー部103に可動側ロック部106を一体に設けた構造では、下面挟持部108の先端の移動軌跡(図17にてaで示す)がヒンジ部102を支点とする回転軌跡となるため、可動側カバー部103の移動過程でヒューズユニット120に干渉する位置に下面挟持部108を設ける必要があるが、その干渉寸法を大きく設定すると可動側カバー部103の開閉ができなくなる。従って、ヒューズユニット120に対する下面挟持部108の引っ掛かり寸法dを小さくしか設定できないため、振動等によってロックが容易に外れる恐れがあり、可動側カバー部103のガタツキや浮き上がり、及び、それに起因する異音の発生を確実に防止できないという問題がある。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、可動側カバー部のガタツキや浮き上がり、及び、それに起因する異音の発生を確実に防止できるヒューズユニット用保護カバーを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ヒューズユニットを被うヒューズユニット用保護カバーであって、前記ヒューズユニットに固定側ロック部によって固定された固定側カバーと、前記固定側カバー部にヒンジ部を介して設けられ、前記ヒンジ部を支点として前記ヒューズユニットを被う閉位置と前記ヒューズユニットを露出する開位置との間で変移自在である可動側カバー部とを有するカバー本体と、前記可動側カバー部に着脱自在に支持され、前記可動側カバー部の閉位置で前記ヒューズユニットの対向する面を挟み込むロック位置と前記可動側カバー部の閉位置から開位置への移動を許容する解除位置との間で変移する可動側ロック部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のヒューズユニット用保護カバーであって、前記可動側ロック部材は、前記ヒューズユニットの上下面を挟持する2箇所の挟持部を有し、2箇所の前記挟持部の少なくともいずれか一方には前記ヒューズユニット側からの押圧力によって撓み変形する撓み変形部が設けられたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のヒューズユニット用保護カバーであって、前記可動側カバー部と前記可動側ロック部材の少なくともいずれか一方には、前記可動側ロック部材をロック位置側に付勢する第1付勢部が設けられたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載のヒューズユニット用保護カバーであって、前記可動側カバー部と前記可動側ロック部材の少なくともいずれか一方には、前記第1付勢部の付勢力よりも弱く、且つ、ロック位置に位置する前記可動側ロック部材を解除方向に付勢する第2付勢部が設けられたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のヒューズユニット用保護カバーであって、前記可動側ロック部材は、前記可動側カバー部に着脱自在に設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可動側ロック部材は可動側カバー部とは別体であり、可動側カバー部の移動軌跡とは別個独立に可動側ロック部材の解除位置とロック位置間の移動軌跡を設定できることから、解除位置では可動側ロック部材がヒューズユニットに干渉しない位置とし、ロック位置ではヒューズユニットを確実にロックする位置とすることができる。以上より、振動等によってロックが容易に外れる恐れがなく、可動側カバー部のガタツキや浮き上がり、及び、それに起因する異音の発生を確実に防止できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、2箇所の挟持部の少なくとも一方は、ヒューズユニットに撓み変形部による撓み変形状態で支持されるため、可動側ロック部材やヒューズユニットに寸法誤差があっても確実にロックできる。又、可動側ロック部材がその移動過程でヒューズユニットに干渉するような移動軌跡である場合にも、干渉する側の挟持部に撓み変形部を設ければ、可動側ロック部材の移動が可能であるため、設計の自由度が増す。
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、振動等によって可動側ロック部材が解除方向に変移してロック解除するような事態を防止できる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、ロック位置に位置する可動側ロック部材は、第1付勢部の付勢力によってロック方向に、第2付勢部の付勢力によって解除方向にそれぞれ付勢され、可動側ロック部材が双方向からの付勢力を受けているため、可動側ロック部材と可動側カバー部間のガタツキを確実に防止できる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜請求項4の発明の効果に加え、可動側カバー部に支持する可動側ロック部材を異なる形態のものに変更できるため、ヒューズユニットの形態変更に可動側ロック部材の変更のみで対応できる。
本発明の一実施形態を示し、ヒューズユニットにヒューズユニット用保護カバーを装着した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、ヒューズユニットにヒューズユニット用保護カバーを装着した状態で、図1とは異なる方向から見た斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)はヒューズユニットにヒューズユニット用保護カバーを装着した状態を示す平面図、(b)はヒューズユニットにヒューズユニット用保護カバーを装着した状態を示す底面図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は可動側ロック部材がロック位置に位置する場合の図3(a)のA1−A1線断面図、(b)は可動側ロック部材が解除位置に位置する場合の図3(a)のA1−A1線断面図である。 本発明の一実施形態を示し、図4(a)のB部拡大図である。 本発明の一実施形態を示し、ヒューズユニット用保護カバーの分解斜視図である。 本発明の一実施形態を示し、カバー本体に可動側ロック部材を装着する過程を示す断面図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)はカバー本体の平面図、(b)は(a)のC部拡大図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は可動側ロック部材の正面図、(b)は(a)のD部拡大図、(c)は(a)のE部拡大図、(d)は(a)のF部拡大図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は可動側ロック部材がロック位置に位置する場合の図8(a)のA2−A2線断面図、(b)は可動側ロック部材が解除位置に位置する場合の図8(a)のA2−A2線断面図である。 本発明の一実施形態を示し、可動側ロック部材の正面図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)はヒューズユニットにヒューズユニット用保護カバーを被せた状態を示す平面図、(b)はヒューズユニットにヒューズユニット用保護カバーを被せた状態を示す底面図である。 本発明の一実施形態を示し、(a)は可動側ロック部材がロック位置に位置する場合の図12(a)のA3−A3線断面図、(b)は(a)のG部拡大図である。 従来の可動側保護カバーをヒューズユニットに装着した状態を示す分解斜視図である。 従来の可動側保護カバーをヒューズユニットに装着した状態を示す側面図である。 (a)は従来例より容易に考えられる可動側保護カバーの平面図、(b)は(a)のH−H線断面図である。 従来例より容易に考えられる可動側保護カバーをヒューズユニットに装着した状態を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
図1〜図13は本発明の一実施形態を示す。図1はヒューズユニット30にヒューズユニット用保護カバー1を装着した状態を示す斜視図、図2はヒューズユニット30にヒューズユニット用保護カバー1を装着した状態で、図1とは異なる方向から見た斜視図、図3(a)はヒューズユニット30にヒューズユニット用保護カバー1を装着した状態を示す平面図、図3(b)はヒューズユニット30にヒューズユニット用保護カバー1を装着した状態を示す底面図、図4(a)は可動側ロック部材10がロック位置に位置する場合の図3(a)のA1−A1線断面図、図4(b)は可動側ロック部材10が解除位置に位置する場合の図3(a)のA1−A1線断面図、図5は図4(a)のB部拡大図、図6はヒューズユニット用保護カバー1の分解斜視図、図7はカバー本体2に可動側ロック部材10を装着する過程を示す断面図、図8(a)はカバー本体2の平面図、図8(b)は図8(a)のC部拡大図、図9(a)は可動側ロック部材10の正面図、図9(b)は図9(a)のD部拡大図、図9(c)は図9(a)のE部拡大図、図9(d)は図9(a)のF部拡大図、図10(a)は可動側ロック部材10がロック位置に位置する場合の図8(a)のA2−A2線断面図、図10(b)は可動側ロック部材10が解除位置に位置する場合の図8(a)のA2−A2線断面図である。
先ず、ヒューズユニット用保護カバー1で上面が被われるヒューズユニット30の構成を簡単に説明する。
図1〜図5に示すように、ヒューズユニット30は、略L字状に形成されたヒューズエレメント31と、このヒューズエレメント31の外面の適所を被う樹脂ボディ32とを備えている。ヒューズエレメント31には、可溶部(図示せず)及び複数の端子接続部33,34,35が設けられている。複数の端子接続部33,34,35は、ポスト用孔33aを有するバッテリ用端子部33、スタッドボルト34aを有するスタータモータ用端子部34、負荷用タブ端子部35等である。バッテリ用端子部33は、ポスト用孔33aを縮径する方向に締結することによってバッテリポスト(図示せず)に固定される。
樹脂ボディ32は、ヒューズエレメント31のインサート成形によって絶縁樹脂材より形成されている。樹脂ボディ32からは可溶部(図示せず)、バッテリ用端子部33、スタータモータ用端子部34、負荷用タブ端子部35等が露出されていると共に、樹脂ボディ32によって負荷用タブ端子部35のコネクタハウジング部32aが形成されている。又、樹脂ボディ32には、ユニット側被ロック部36が設けられている。
ヒューズユニット用保護カバー1は、図1〜図10に示すように、合成樹脂製のカバー本体2と、これとは別体で、同じく合成樹脂製の可動側ロック部材10とから構成されている。カバー本体2は、固定側カバー部3と、この固定側カバー部3にヒンジ部4を介して設けられた可動側カバー部5とを備えている。固定側カバー部3には固定側ロック部6が設けられている。固定側ロック部6はヒューズユニット30のユニット側被ロック部36に係止されている。これによって、ヒューズユニット用保護カバー1の固定側カバー部3がヒューズユニット30にロックされている。
可動側カバー部5は、ヒンジ部4を支点としてヒューズユニット30の上面を被う閉位置(図4(b)及び図10(b)の実線位置)とヒューズユニット30の上面を露出する開位置(図4(b)及び図10(b)の仮想線位置)との間で変移する。
可動側カバー部5には、ロック部材用開口7が設けられていると共に、ロック部材用開口7に臨む位置に支持ピン部8が一体に設けられている。ロック部材用開口7は、ほぼ可動側ロック部材10によって閉塞される。可動側カバー部5の側壁の内面には、第1付勢部9が一体に設けられている。第1付勢部9は、図8(a)、(b)に詳しく示すように、側壁の内面より両持ち梁状に突出されており、可動側ロック部材10をロック位置側に付勢する。
可動側ロック部材10は、図9(a)〜(d)に示すように、操作つまみ部11と、これに連接された上面挟持部12と、操作つまみ部11と上面挟持部12間に形成されたピン挿入溝13と、操作つまみ部11より垂下され、連結アーム部14を介して設けられた下面挟持部15と、上面挟持部12より突設された第2付勢部16とを備えている。可動側ロック部材10は、その下面挟持部15側を可動側カバー部5の上方よりロック部材用開口7に、且つ、そのピン挿入溝13に支持ピン部8を挿入(図7の矢印方向)する。これにより、可動側ロック部材10が可動側カバー部5に支持される。又、前記と逆の動作によって引き抜けば可動側ロック部材10を可動側カバー部5より取り外すことができる。つまり、可動側ロック部材10は、カバー本体2に着脱自在に設けられている。
可動側ロック部材10は、支持ピン部8を支点としてロック位置(図10(a)の位置)と解除位置(図10(b)の位置)との間で変移する。ロック位置では、図4(a)に示すように、上面挟持部12と下面挟持部15がヒューズユニット30のバッテリ用端子部33の上下面を挟持することによって可動側カバー部5がヒューズユニット30にロックされる。解除位置では、図4(b)に示すように、上面挟持部12と下面挟持部15がヒューズユニット30のバッテリ用端子部33の上下面より外れ、可動側カバー部5の開閉を許容する。
上面挟持部12の下端部と下面挟持部15の上端部には、ヒューズユニット30側からの押圧力によって撓み変形する撓み変形部12a,15aがそれぞれ設けられている。各撓み変形部12a,15aは、上面挟持部12の下端部と下面挟持部15の上端部に変形逃げ孔12b,15bを開けることによって形成されている。
第2付勢部16は、可動側カバー部5の上面に当接する片持ち梁状の板部にて構成され、可動側カバー部5からの反力によって可動側ロック部材10を解除方向に付勢する。つまり、可動側ロック部材10には、第1付勢部9からのロック方向への付勢力と第2付勢部16からの解除方向への付勢力が作用している。そして、第2付勢部16の付勢力は第1付勢部9の付勢力よりも弱く、可動側ロック部材10は、操作つまみ部11を操作しない限りロック位置に位置する。
次に、ヒューズユニット用保護カバー1の組み付け作業を説明する。可動側カバー部5に可動側ロック部材10が取り付けされているものとして説明する。先ず、ヒューズユニット用保護カバー1の固定側カバー部3をヒューズユニット30の組み付け位置の上方に合わせ、固定側カバー部3を下方に移動しつつヒューズユニット30に挿入する。固定側カバー部3を所定の組み付け位置まで挿入すると、固定側カバー部3の固定側ロック部6がヒューズユニット30のユニット側被ロック部36に係止される。これにより、固定側カバー部3がヒューズユニット30に固定される。
次に、作業者が操作つまみ部11を操作して第1付勢部9の付勢力に抗して可動側ロック部材10を解除位置とする。この解除位置を保持した状態で、可動側カバー部5を開位置から閉位置に回転する(図4(b)の仮想線位置から実線位置)。可動側カバー部5を閉位置まで回転すると、作業者が操作つまみ部11を操作して可動側ロック部材10を解除位置からロック位置に移動する(図4(a)参照)。すると、上面挟持部12と下面挟持部15がヒューズユニット30のバッテリ用端子33の上下面を挟持する。これによって、可動側カバー部5がヒューズユニット30に固定される。
又、メンテナンス等のため、可動側カバー部5を開ける場合には、作業者が操作つまみ部11を図4(b)や図10(b)の矢印方向に操作し、第1付勢部9の付勢力等に抗して可動側ロック部材10を解除位置とする。この解除位置を保持した状態で、可動側カバー部5を閉位置から開位置に回転すれば良い。
以上、ヒューズユニット用保護カバー1は、ヒューズユニット30に固定側ロック部6によって固定された固定側カバー部3と、固定側カバー部3にヒンジ部4を介して設けられ、ヒンジ部4を支点として閉位置と開位置の間で変移自在である可動側カバー部5とを有するカバー本体2と、可動側カバー部5に支持され、可動側カバー部5の閉位置でヒューズユニット30の両面を挟み込むロック位置と可動側カバー部5の閉位置から開位置への移動を許容する解除位置との間で変移する可動側ロック部材10とを備えている。従って、可動側ロック部材10は可動側カバー部5とは別体であり、可動側カバー部5の移動軌跡とは別個に可動側ロック部材10の解除位置とロック位置間の移動軌跡を設定できることから、解除位置では可動側ロック部材10がヒューズユニット30に干渉しない位置とし、ロック位置ではヒューズユニット30を確実にロックする位置とすることができる。以上より、振動等によってロックが容易に外れる恐れがなく、可動側カバー部5のガタツキや浮き上がり、及び、それに起因する異音の発生を確実に防止できる。
この実施形態では、可動側ロック部材10は、ヒューズユニット30の上下面を挟持する上面挟持部12と下面挟持部15を有し、上面挟持部12と下面挟持部15の双方にはヒューズユニット30側からの押圧力によって撓み変形する撓み変形部12a,15aが設けられている。従って、上面挟持部12及び下面挟持部15は、ヒューズユニット30に撓み変形部12a,15aによる撓み変形状態でそれぞれ支持されるため、可動側ロック部材10やヒューズユニット30に寸法誤差があっても確実にロックできる。又、この実施形態のように、可動側ロック部材10がその移動過程でヒューズユニット30に干渉するような移動軌跡である場合にも、上面挟持部12及び下面挟持部15の双方に撓み変形部を設けることにより、可動側ロック部材10の移動が可能であるため、設計の自由度が増す。又、上面挟持部12と下面挟持部15のいずれか一方にのみ撓み変形部を設けても良い。
この実施形態では、可動側カバー部5には可動側ロック部材10をロック位置側に付勢する第1付勢部9が設けられているので、振動等によって可動側ロック部材10が解除方向に変移してロック解除するような事態を極力防止できる。第1付勢部9は、可動側ロック部材10に設けても、可動側カバー部5と可動側ロック部材10の双方に設けても良い。
この実施形態では、可動側カバー部5には、第1付勢部9の付勢力よりも弱く、且つ、ロック位置に位置する可動側ロック部材10を解除方向に付勢する第2付勢部16が設けられているので、ロック位置に位置する可動側ロック部材10は、第1付勢部9の付勢力によってロック方向に、第2付勢部16の付勢力によって解除方向にそれぞれ付勢され、可動側ロック部材10が双方向からの付勢力を受けているため、可動側ロック部材10と可動側カバー部5間のガタツキを確実に防止できる。
(可動側ロック部材の変更)
図11〜図13は、前記とは異なる形態のヒューズユニット30Aにヒューズユニット用保護カバー1を適用する場合を示し、図11は可動側ロック部材10Aの正面図、図12(a)はヒューズユニット30Aにヒューズユニット用保護カバー1を装着した状態を示す平面図、図12(b)はヒューズユニット30Aにヒューズユニット用保護カバー1を装着した状態を示す底面図、図13(a)は可動側ロック部材10Aがロック位置に位置する場合の図12(a)のA3−A3線断面図、図13(b)は図13(a)のG部拡大図である。
図12(a)、(b)及び図13(a)、(b)に示すように、ヒューズユニット30Aは、ヒューズエレメント31の周縁端からバッテリ用端子部33のポスト用孔33aまでの寸法s2が、前記のもの(ポスト用孔までの寸法はs1)に対して長く設定されている。そのため、可動側ロック部材10Aも、図11に示すように、連結アーム部14と上面挟持部12及び下面挟持部15の距離d2が前記のもの(双方間の距離はd1)より長いものが使用されている。従って、可動側ロック部材10Aは、ヒューズユニット30Aの周縁端より更に内側の位置でヒューズユニット30Aを挟持でき、解除されにくいロック状態とすることができる。
他の構成は、同様であるため、同一構成箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
可動側ロック部材10Aは、可動側カバー部5に着脱自在に設けられているので、可動側カバー部5に支持する可動側ロック部材10Aを異なる形態のものに変更できるため、ヒューズユニット30Aの形態変更に可動側ロック部材10Aの変更のみで対応できる。
1 ヒューズユニット用保護カバー
2 カバー本体
3 固定側カバー部
4 ヒンジ部
5 可動側カバー部
6 固定側ロック部
9 第1付勢部
10,10A 可動側ロック部材
12 上面挟持部(挟持部)
12a 撓み変形部
15 下面挟持部(挟持部)
15a 撓み変形部
16 第2付勢部
30,30A ヒューズユニット

Claims (5)

  1. ヒューズユニットを被うヒューズユニット用保護カバーであって、
    前記ヒューズユニットに固定側ロック部によって固定された固定側カバーと、前記固定側カバー部にヒンジ部を介して設けられ、前記ヒンジ部を支点として前記ヒューズユニットを被う閉位置と前記ヒューズユニットを露出する開位置との間で変移自在である可動側カバー部とを有するカバー本体と、
    前記可動側カバー部に着脱自在に支持され、前記可動側カバー部の閉位置で前記ヒューズユニットの対向する面を挟み込むロック位置と前記可動側カバー部の閉位置から開位置への移動を許容する解除位置との間で変移する可動側ロック部材とを備えたことを特徴とするヒューズユニット用保護カバー。
  2. 請求項1記載のヒューズユニット用保護カバーであって、
    前記可動側ロック部材は、前記ヒューズユニットの上下面を挟持する2箇所の挟持部を有し、2箇所の前記挟持部の少なくともいずれか一方には前記ヒューズユニット側からの押圧力によって撓み変形する撓み変形部が設けられたことを特徴とするヒューズユニット用保護カバー。
  3. 請求項1又は請求項2記載のヒューズユニット用保護カバーであって、
    前記可動側カバー部と前記可動側ロック部材の少なくともいずれか一方には、前記可動側ロック部材をロック位置側に付勢する第1付勢部が設けられたことを特徴とするヒューズユニット用保護カバー。
  4. 請求項3記載のヒューズユニット用保護カバーであって、
    前記可動側カバー部と前記可動側ロック部材の少なくともいずれか一方には、前記第1付勢部の付勢力よりも弱く、且つ、ロック位置に位置する前記可動側ロック部材を解除方向に付勢する第2付勢部が設けられたことを特徴とするヒューズユニット用保護カバー。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のヒューズユニット用保護カバーであって、
    前記可動側ロック部材は、前記可動側カバー部に着脱自在に設けられたことを特徴とするヒューズユニット用保護カバー。
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