JP5429879B2 - 携帯型電子機器および電気基板の支持部材 - Google Patents

携帯型電子機器および電気基板の支持部材 Download PDF

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本発明は、電気基板を浮動的に支持する携帯型電子機器および電気基板の支持部材に関する。
防水性能を有する携帯型電子機器がある。そのような携帯型電子機器には、機器内部への水の侵入を防ぐために、複数の外装部品間の接合部および外装部品の開口部を覆うカバーにゴム製のパッキン部品が用いられている。
パッキン部品には、一般に、軟質のゴムが成形されて用いられている。従って、パッキン部品を大型化すると駆体部材が小型化されることになり、携帯型電子機器の強度が低下するおそれがある。しかし、携帯型電子機器の小型化、高機能化および高性能化が進んでおり、精密機器である携帯型電子機器に高い防水性能と高い強度とを両立することが求められている。
図15は、一般的な携帯型電子機器を示す分解斜視図である。図15に示す例では、携帯型電子機器はフロントケース101の側面の端部とリアカバー102の側面の端部とが接するように構成されている。そして、携帯型電子機器は、フロントケース101の側面の端部に設けられた溝とリアカバー102の側面の端部に設けられた溝とにリング状パッキン部品104が挟まれて内部への水の侵入を防ぐように構成されている。
リング状パッキン部品104は、携帯型電子機器の内部への水の侵入を防ぐことのみを目的としているので、図15に示すように、リング状に成形されている。
図16は、図15に例示した一般的な携帯型電子機器の断面を示す説明図である。図16(A)は、図15に例示した一般的な携帯型電子機器の正面図である。図16(B)は、図15に例示した携帯型電子機器100を側方から見た断面図である。図16(C)は、図15に例示した携帯型電子機器100を上方から見た断面図である。
図16に示すように、一般的な携帯型電子機器では、フロントケース101の内壁におけるリアカバー102の内壁に向かい合う面には凸形状部105が設けられている。当該凸形状部105は、フロントケース101とリアカバー102とを締結するためのハウジング用ねじ120の円柱部に設けられた螺旋状の溝に応じた溝を内壁に有する。また、リアカバー102の内壁におけるフロントケース101の内壁に向かい合う面に、ハウジング用ねじ120の円柱部が通過する貫通穴を有する凸形状部106が設けられている。そして、携帯型電子機器のフロントケース101とリアカバー102とは、ハウジング用ねじ120によって締結され、電気基板150は、フロントケース101に設けられた凸形状部105の頂部とリアカバー102に設けられた凸形状部106の頂部とによって挟まれて固定される。
特許文献1には、保護対象部品の端部を覆う衝撃緩衝部材が設置された装置が記載されている。
特許文献2には、シート状のパッキンが接合され、筐体内を防水領域と浸水可能領域とに分かつ金属板を含む機器が記載されている。
特開2001−175608号公報(段落0012〜0020、図1) 特開2009−5326号公報(段落0018〜0020、図1)
図15および図16に示すように、一般的な携帯型電子機器の内部に設置された電気基板150は、ハウジング用ねじ120によってフロントケース101とリアカバー102とに挟まれて締結されて固定されている。従って、フロントケース101またはリアカバー102に力が加えられたり、力が加えられたことに応じてフロントケース101またはリアカバー102が変形したりした場合に、当該電気基板150に衝撃が与えられたり、当該電気基板150が変形したりする。
特に、電気基板150に表面実装部品が設置され、高密度に部品が設置されていたりした場合には、表面実装部品が半田付けされるランドの面積が狭かったりする。そのような場合に、電気基板150に衝撃が与えられたり、電気基板150が変形したりすると、部品の設置に用いた半田に割れが生じたり、設置された部品が脱落したり、電気基板150に形成された電気回路が断線したり、部品間の接触抵抗が変化して当該電気回路の動作が不安定化したりして、様々な不具合が生じるおそれがある。なお、電気基板150が補強用のフレームを介してフロントケース101またはリアカバー102に接続されていた場合であっても、同様な問題が生じるおそれがある。
特許文献1に記載されている装置は、強い衝撃、および外装部品の大きな変形に備える場合に、大きな衝撃緩衝部材を備えなければならない。従って、駆体部材が小型化されて装置の強度が低下するおそれがある。つまり、特許文献1に記載されている装置は、高い防水性能と高い強度とを両立することができない。
また、特許文献2に記載されている機器は、電気基板が外装部品の内壁に直接に固定されており、強い衝撃や外装部品の変形によって不具合が生じるおそれがある。つまり、特許文献2に記載されている機器は、高い防水性能と高い強度とを両立することができない。
そこで、本発明は、高い防水性能と高い強度とを両立する携帯型電子機器および電気基板の支持部材を提供することを目的とする。
本発明による携帯型電子機器は、正面側の筐体である正面側筐体と背面側の筐体である背面側筐体とを備えた携帯型電子機器であって、正面側筐体によって一方の面が覆われ、背面側筐体によって他方の面が覆われ、電気部品が搭載された電気基板と、電気基板を保持するフレームと、電気基板を支持する軟質性樹脂製の支持部材とを備え、正面側筐体および背面側筐体は、携帯型電子機器の側面を覆う側壁をそれぞれ含み、正面側筐体の側壁の端部および背面側筐体の側壁の端部には、凹形状の溝がそれぞれ設けられ、支持部材は、正面側筐体の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する正面側凸形状部と背面側筐体の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する背面側凸形状部とがそれぞれ形成されて正面側筐体と背面側筐体とに支持される周縁部を含み、支持部材は、前記フレームを介して前記電気基板を支持することを特徴とする。
本発明によれば、軟質性樹脂の支持部材が電気基板を浮動的に支持するので、筐体に力が加えられた場合に支持部材が当該力を吸収して電気基板への当該力の伝達を防ぐことができる。
また、筐体に力が加えられたことに応じて当該筐体が変形した場合に支持部材が当該変形に応じて変形して、電気基板の変形を防ぐことができる。
さらに、周縁部に設けられた各凸形状部が各筐体に設けられた溝に嵌合するので、駆体部材を小型化することなく、筐体外部からの水の侵入を防ぐことができる。
つまり、本発明によれば、高い防水性能と高い強度とを両立することができる。
本発明による携帯型電子機器の実施形態の外観斜視図である。 本発明による携帯型電子機器の実施形態の分解斜視図である。 パッキン部品の周縁部の近傍を示す断面図である。 電池部パッキンの近傍を示す断面図である。 図1に示す携帯型電子機器の断面を示す説明図である。 パッキン部品における外部コネクタの近傍の形状例を示す断面図である。 リアカバーの主面の内壁に先端が接する凸形状部が設けられたパッキン部品を含む携帯型電子機器の例を示す説明図である。 パッキン部品とフレームとが一の2色成形部品である場合の例を示す断面図である。 パッキン部品が電気基板の周縁に嵌め込まれるように構成されている携帯型電子機器の例を示す断面図である。 パッキン部品がフレームの周縁に嵌め込まれるように構成されている携帯型電子機器の例を示す断面図である。 袋状に成形されたパッキン部品が電気基板を覆う携帯型電子機器の例を示す断面図である。 袋状に成形されたパッキン部品がフレームによって固定された電気基板を覆う携帯型電子機器の例を示す断面図である。 両面の周縁部が、厚さ方向にそれぞれ2箇所ずつ凸形状に成形されているパッキン部品の例を示す断面図である。 本発明の概要を示す分解斜視図である。 一般的な携帯型電子機器を示す分解斜視図である。 図15に例示した一般的な携帯型電子機器の断面を示す説明図である。
本発明による携帯型電子機器100の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明による携帯型電子機器100の実施形態の外観斜視図である。本実施形態では、携帯型電子機器100は、直方体状の携帯電話機であるとして説明する。
図1に示すように、本発明による携帯型電子機器100は、正面側の外装部品であるフロントケース1と背面側の外装部品であるリアカバー2とを含む。以下、フロントケース1における携帯型電子機器100の正面に相当する面をフロントケース1の主面といい、リアカバー2における携帯型電子機器100の背面に相当する面をリアカバー2の主面といい、フロントケース1における携帯型電子機器100の側面を構成する面をフロントケース1の側面といい、リアカバー2における携帯型電子機器100の側面を構成する面をリアカバー2の側面という。つまり、フロントケース1は、主面を構成する壁と側面を構成する壁である側壁とを含む。また、リアカバー2は、主面を構成する壁と側面を構成する壁である側壁とを含む。
フロントケース1の側面の端部とリアカバー2の側面の端部とは、携帯型電子機器100の側面で接する。フロントケース1の正面には、操作ボタン6および表示部28が設置され、マイクロフォン孔26およびスピーカ孔27が設けられている。また、フロントケース1の側面には、外部コネクタ孔25が設けられている。
図2は、本発明による携帯型電子機器100の実施形態の分解斜視図である。図2に示すように、操作ボタン6およびボタン基板51を挟んで、フロントケース1の主面の内壁とボタン固定フレーム7とがボタン固定ねじ21によって締結される。
また、マイクロフォン用防水シート10の一方の面が、フロントケース1の主面の内壁におけるマイクロフォン孔26を覆う領域に貼付される。そして、フロントケース1の主面の内壁におけるマイクロフォン孔26の周囲およびマイクロフォンの周囲を覆う側壁を有し、マイクロフォン用防水シート10およびマイクロフォン孔26を通過した音声が中空に形成されている内部を通過する立柱状のマイクロフォン用密閉部品11がマイクロフォン用防水シート10の他方の面の上に設置される。
なお、マイクロフォン用密閉部品11の側壁の一方の端部(マイクロフォン用密閉部品11の一方の開口部の周囲の側壁の端部)は、電気基板50に接し、当該電気基板50によってフロントケース1の主面の内壁の方向に力が加えられる。そして、マイクロフォン用密閉部品11の側壁の他方の端部(マイクロフォン用密閉部品11の他方の開口部の周囲の側壁の端部)は、マイクロフォン用防水シート10の他方の面に接し、電気基板50によって加えられた力にもとづいて、マイクロフォン用防水シート10をフロントケース1の主面の内壁に押しつける。
また、スピーカ用防水シート8の一方の面が、フロントケース1の内壁におけるスピーカ孔27を覆う領域に貼付される。そして、フロントケース1の主面の内壁におけるスピーカ孔27の周囲およびスピーカの周囲を覆う側壁を有し、スピーカによって出力された音声が中空に形成されている内部を通過する立柱状のスピーカ用密閉部品9がスピーカ用防水シート8の他方の面の上に設置される。
なお、スピーカ用密閉部品9の側壁の一方の端部(スピーカ用密閉部品9の一方の開口部の周囲の側壁の端部)は、電気基板50に接し、当該電気基板50によってフロントケース1の主面の内壁の方向に力が加えられる。そして、スピーカ用密閉部品9の側壁の他方の端部(スピーカ用密閉部品9の他方の開口部の周囲の側壁の端部)は、スピーカ用防水シート8の他方の面に接し、電気基板50によって加えられた力にもとづいて、スピーカ用防水シート8をフロントケース1の主面の内壁に押しつける。
マイクロフォン用防水シート10およびスピーカ用防水シート8は、空気を通過させるが水を通過させないメッシュ状に形成されている。マイクロフォン孔26を通過した音声がマイクロフォン用密閉部品11の内部を通過してマイクロフォンに入力されるように構成され、スピーカによって出力された音声がスピーカ用密閉部品9の内部を通過してスピーカ孔27から出力されるように構成されているので、マイクロフォン用密閉部品11およびスピーカ用密閉部品9を用いない場合に比べて、マイクロフォンおよびスピーカの音響特性を高めることができる。
電気基板50におけるフロントケース1の主面の内壁に向かい合う一方の面は、柔軟性のあるシリコンゴムが板状に成形されたパッキン部品4の一方の面に両面テープ5を用いて接着される。パッキン部品4における他方の面は、リアカバー2の主面の内壁に向かい合う。なお、パッキン部品4には、軟質性樹脂であれば、シリコンゴム以外のゴム材料やエラストマ、および一般的にパッキンとして使用されている材料が用いられていてもよい。
リアカバー2の主面の外壁の四隅の近傍には貫通穴を有する凹部がそれぞれ設けられ、当該貫通穴に応じた位置におけるリアカバー2の主面の内壁には凸形状部が設けられている。つまり、リアカバー2の主面の内壁の四隅の近傍には貫通穴を有する凸形状部が設けられている。
また、フロントケース1の主面の内壁における四隅の近傍には内壁に螺旋状の溝を有するねじ穴が形成された凸形状部が設けられている。そして、ハウジング用ねじ20によってフロントケース1とリアカバー2とが締結される。具体的には、リアカバー2とフロントケース1とは、リアカバー2の外壁に設けられた凹部の底面にハウジング用ねじ20の頭部の底面が接し、螺旋状の溝を有するハウジング用ねじ20の円柱部が貫通穴を通されてフロントケース1に設けられたねじ穴に取り付けられて締結される。
また、パッキン部品4、両面テープ5および電気基板50におけるフロントケース1に設けられた凸形状部およびリアカバー2に設けられた凸形状部に応じた領域には切り欠きが設けられ、パッキン部品4、両面テープ5および電気基板50は、フロントケース1に設けられた凸形状部およびリアカバー2に設けられた凸形状部に接触しないように構成されている。そして、パッキン部品4、および当該パッキン部品4に両面テープ5を用いて接着された電気基板50は、フロントケース1の内壁とリアカバー2の内壁との間の空間に、パッキン部品4の周縁部41を介してフロントケース1およびリアカバー2に浮動的に支持されて設置される。
図3は、パッキン部品4の周縁部41の近傍を示す断面図である。パッキン部品4における両面の周縁部41は、板状のパッキン部品4の厚さ方向にそれぞれ凸形状に成形された凸形状部を有する。そして、フロントケース1の側面を構成する壁である側壁の端部には、当該凸形状に応じた凹形状の溝1−aが形成されている。また、リアカバー2の側面を構成する壁である側壁の端部には、当該凸形状に応じた凹形状の溝2−aが形成されている。パッキン部品4における両面の周縁部41の凸形状部は、フロントケース1の側壁の端部の溝1−aまたはリアカバー2の側壁の端部の溝2−aに圧縮されて嵌め合わされ、外部からの水の侵入を防ぐ。
一端が外部機器(例えば、ACアダプタやヘッドフォン)に接続されたケーブル(例えば、USBケーブル)の他端が接続される外部コネクタ53は、フロントケース1の側面の外壁にコネクタ用ねじ23で締結されて固定される。そして、外部コネクタ53と電気基板50とは、フレキシブルケーブル54を介して接続される。
リアカバー2の主面の外壁には、ケーブル56が接続された電池55を収容する凹部である電池収容部が設けられている。そして、当該電池収容部の底面には、ケーブル56を通過させる貫通穴が設けられている。また、パッキン部品4および両面テープ5における当該貫通穴に対応する位置には、ケーブル56を通過させる貫通穴が設けられている。ケーブル56の一端は、電池収容部に設けられた貫通穴、パッキン部品4に設けられた貫通穴および両面テープ5に設けられた貫通穴を通過して、電気基板50に設置されたコネクタに接続される。電池55は、ケーブル56を介して電気基板50に電力を供給する。
リアカバー2の主面の外壁に設けられた電池収容部は、当該外壁に電池用ねじ22によって締結されて固定される電池カバー3によって覆われる。電池収容部の周縁には、電池部パッキン12が設置される。図4は、電池部パッキン12の近傍を示す断面図である。電池部パッキン12は、電池収容部の周縁に設けられた凹部の底面と電池カバー3において当該凹部の底面に向かい合う面とに接し、外部から電池収容部への水の侵入を防ぐ。
次に、各部品間の接続について図面を参照して説明する。図5は、図1に示す携帯型電子機器100の断面を示す説明図である。図5(A)は、図1に示す携帯型電子機器100の正面図である。図5(B)は、図1に示す携帯型電子機器100を側方から見た断面図である。図5(C)は、図1に示す携帯型電子機器100を上方から見た断面図である。
本実施形態の携帯型電子機器100の電気基板50は、フロントケース1およびリアカバー2に浮動的に接続されて設置される。すると、電気基板50にユーザによって操作ボタン6が押下されたことを検出するスイッチが設置されていた場合に、ユーザが操作ボタン6を押下するために当該操作ボタン6に与えた力がパッキン部品4によって吸収されてスイッチに伝達されず、当該ユーザの操作に応じた動作を行うことができなくなったり、ユーザによる操作ボタン6の操作感を損ねたりする。そこで、本実施形態の携帯型電子機器100は、フロントケース1およびリアカバー2に浮動的に接続されて設置された電気基板50とは別個に、操作ボタン6が押下されたことを検出するスイッチが設置されたボタン基板51が設置されている。そして、図5(B)に示すように、ボタン基板51と電気基板50とは、フレキシブルケーブル52を介して接続されている。
また、電気基板50とフロントケース1とは、スピーカ用密閉部品9およびマイクロフォン用密閉部品11を介して接続されるので、スピーカ用密閉部品9およびマイクロフォン用密閉部品11は、所定の形状に成形された軟質性のスポンジやゴムであることが好ましい。そのように構成された場合には、フロントケース1に加えられた力やフロントケース1の変形の影響を電気基板50に与えることを防ぎ、かつ、スピーカおよびマイクロフォンの音響特性の低下を防ぐことができる。なお、スピーカおよびマイクロフォンをフロントケース1の内壁に直接設置し、当該スピーカおよび当該マイクロフォンと電気基板50とがフレキシブルケーブル等のケーブルによって接続されていてもよい。
また、図5(C)に示すように、外部コネクタ53と電気基板50とは、フレキシブルケーブル54を介して接続される。
図15および図16に示す例では、電気基板150に、電池の電力供給端子に接続されるコネクタが設置されている。本実施形態の携帯型電子機器100の電気基板50はフロントケース1およびリアカバー2に浮動的に支持されて設置されるので、当該電気基板50に当該コネクタを設置する構成を採用した場合に、フロントケース1またはリアカバー2に加えられた力によって当該コネクタと電池の電力供給端子とが接触しない状態になることが考えられる。そこで、図5(B)に示すように、本実施形態の携帯型電子機器100における電気基板50と電池55とは電池55のケーブル56を介して接続されることが好ましい。そのように構成された場合には、フロントケース1またはリアカバー2に加えられた力によって電気基板50と電池55とが接触しない状態になることを防ぐことができる。
なお、リアカバー2における電池55の電力供給端子に応じた位置にコネクタが設置され、当該コネクタと電気基板50とがフレキシブルケーブル等のケーブルで接続されていてもよい。
また、電池55が電気基板50に搭載されていてもよい。しかし、本実施形態の携帯型電子機器100の電気基板50はフロントケース1およびリアカバー2に浮動的に支持されて設置されているので、電池55の重量を考慮してパッキン部品4の形状や材質が決定されることが好ましい。
また、図15に例示したように外部コネクタ53が電気基板50に固定されて設置されることが考えられる。しかし、そのように構成された場合に、本実施形態の携帯型電子機器100の電気基板50はフロントケース1およびリアカバー2に浮動的に支持されて設置されているので、電気基板50の位置がフロントケース1に対して変化すると外部コネクタ53も移動することになる。そうすると、フロントケース1に、外部コネクタ53が移動する範囲に応じた大きさの開口部を設けなければならず、防水性が低下したり、当該開口部を介して携帯型電子機器100の内部が視認されることによって美観が悪化したりすることになる。
そこで、本実施形態の携帯型電子機器100では、図2に示すように、外部コネクタ53をフロントケース1に固定して設置して当該外部コネクタ53と電気基板50とがフレキシブルケーブル54を介して接続されている。なお、外部コネクタ53を電気基板50に固定されて搭載され、当該外部コネクタ53とフロントケース1との間に軟質製のスポンジやゴムが加工された部品が挟まれて設置されていてもよい。そのように構成された場合には、防水性能の低下、および美観の悪化を防ぐことができる。
また、パッキン部品4における外部コネクタ53が設置される位置に対応する範囲が、フロントケース1に設けられた開口部の形状および大きさと外部コネクタ53の形状および大きさとに応じた形状であって、フロントケース1の側面の内壁と外部コネクタ53とに挟まれる形状に成形されていてもよい。図6は、パッキン部品4における外部コネクタ53の近傍の形状例を示す断面図である。図6に示す例では、パッキン部品4における外部コネクタ53が設置される位置の近傍の形状が、フロントケース1に設けられた開口部の形状および大きさと外部コネクタ53の形状および大きさに応じた形状であって、フロントケース1の側面の内壁と外部コネクタ53とに挟まれる形状に成形されている。
本実施形態の携帯型電子機器100の電気基板50はフロントケース1およびリアカバー2に浮動的に支持されて設置されているので、電気基板50が所定の共振周波数で振動することが考えられる。そこで、パッキン部品4の厚さを厚くしたり、パッキン部品4における両面テープ5で電気基板50が接着されている部分と周縁部41との間の領域の形状に変形しづらい形状を採用したり、当該領域を他の部品を用いて補強したり、パッキン部品4により固い素材を用いたりして、共振周波数を高くしてもよい。
また、パッキン部品4の厚さを薄くしたり、パッキン部品4における両面テープ5で電気基板50が接着されている部分と周縁部41との間の領域の形状に変形しやすい形状を採用したり、パッキン部品4により柔らかい素材を用いたりして、共振周波数を低くしてもよい。つまり、電気基板50の共振周波数を当該電気基板50の動作(より具体的には、電気基板50に搭載された部品の動作)に影響を及ぼさない周波数に設定することを考慮して、パッキン部品4の形状や素材が決定されることが好ましい。
また、携帯型電子機器100の用途等に応じて電気基板50の共振周波数をさらに高くする必要がある場合には、パッキン部品4におけるリアカバー2の主面の内壁に向かい合う面に、当該リアカバー2の主面の内壁に先端が接する凸形状部42が設けられていてもよい。図7は、リアカバー2の主面の内壁に先端が接する凸形状部42が設けられたパッキン部品4を含む携帯型電子機器100の例を示す説明図である。図7(A)は、リアカバー2の主面の内壁に先端が接する凸形状部42が設けられたパッキン部品4を含む携帯型電子機器100の正面図である。図7(B)は、リアカバー2の主面の内壁に先端が接する凸形状部42が設けられたパッキン部品4を含む携帯型電子機器100を側方から見た断面図である。
図7(B)に示す例では、パッキン部品4におけるリアカバー2の主面の内壁に向かい合う面に、当該リアカバー2の主面の内壁に先端が接する凸形状部42が設けられており、パッキン部品4がフロントケース1およびリアカバー2の側面の端部以外の部分に接し、共振周波数を高めることができる。また、パッキン部品4が携帯型電子機器100の正面側の方向および背面側の方向に振動した場合に、電気基板50の振動の振幅を制限することができる。
また、フロントケース1の内壁またはリアカバー2の内壁と電気基板50との間に、マイクロフォン用密閉部品11およびスピーカ用密閉部品9と同様な素材の部品が設置されたり、電気基板50の振動を抑制する専用部品が設置されたりしてもよい。
なお、複数の電気基板50を階層状または平面状に並べて固定するフレーム61がパッキン部品4に設置されていてもよい。そのように構成された場合には、複数の電気基板50を有する携帯型電子機器100に与えられた力による当該複数の電気基板50への影響を低減することができる。
さらに、パッキン部品4とフレーム61とが2色成形部品であってもよい。図8は、パッキン部品4とフレーム61とが一の2色成形部品である場合の例を示す断面図である。図8に示すように、パッキン部品4とフレーム61とが2色成形により1部品として携帯型電子機器100に搭載された場合には、パッキン部品4とフレーム61とがより堅固に固定される。また、両面テープ5などの固定用部品を使用する必要がなくなり、部品点数を削減することができる。そして、携帯型電子機器100の組み立て作業を容易化することができる。
パッキン部品4とフレーム61とがかしめ作業によって1部品に圧着されるように成形されていてもよい。そのような構成によれば、高価な2色成形用の金型を用いることなく、圧着工程を追加して、携帯型電子機器100の部品点数の削減や組み立て作業の容易化という効果を得ることができる。
また、パッキン部品4が電気基板50の周縁に嵌め込まれて構成されていてもよい。図9は、パッキン部品4が電気基板50の周縁に嵌め込まれるように構成されている携帯型電子機器100の例を示す断面図である。図9に示すように、パッキン部品4が電気基板50の周縁に嵌め込まれるように構成されている場合には、図5(B)、図7(B)に例示したパッキン部品4と電気基板50とが両面テープ5によって接着されている場合に比べて、両面テープ5が接着される部分におけるパッキン部品4の厚さの分だけ、電気基板50が設置されるための空間を狭くすることができる。
また、複数の電気基板50がフレーム61によって固定されている場合に、パッキン部品4が当該フレーム61の周縁に嵌め込まれて構成されていてもよい。図10は、パッキン部品4がフレーム61の周縁に嵌め込まれるように構成されている携帯型電子機器100の例を示す断面図である。そのように構成された場合にも、両面テープ5が接着される部分におけるパッキン部品4の厚さの分だけ、電気基板50が設置されるための空間を狭くすることができる。
また、パッキン部品4が電気基板50の周囲を覆う袋状に成形されていてもよい。図11は、袋状に成形されたパッキン部品4が電気基板50を覆う携帯型電子機器100の例を示す断面図である。図11に示す例では、袋状に成形されたパッキン部品4の内部に電気基板50が設置されている。そのように構成された場合には、電気基板50とパッキン部品4とを接着するための両面テープ5を用いることなく、電気基板50をパッキン部品4の内部に設置することができる。なお、袋状に成形されたパッキン部品4には、電気基板50を内部に収容するための開口部が設けられている。また、当該パッキン部品4には、電気基板50に設置された部品との接触を避けるための開口部が設けられていてもよい。
また、複数の電気基板50がフレーム61によって固定されている場合に、パッキン部品4がフレーム61によって固定された電気基板50の周囲を覆う袋状に成形されていてもよい。図12は、袋状に成形されたパッキン部品がフレームによって固定された電気基板を覆う携帯型電子機器100の例を示す断面図である。図12に示す例では、袋状に成形されたパッキン部品4の内部にフレーム61によって固定された電気基板50が設置されている。なお、袋状に成形されたパッキン部品4には、電気基板50を内部に収容するための開口部が設けられている。また、当該パッキン部品4には、電気基板50に設置された部品との接触を避けるための開口部が設けられていてもよい。
また、図3に示すように、本実施形態の携帯型電子機器のパッキン部品4における両面の周縁部41は、パッキン部品4の厚さ方向にそれぞれ1箇所ずつ凸形状に成形されている。しかし、パッキン部品4における両面の周縁部41が厚さ方向にそれぞれ2箇所ずつ凸形状に成形され、フロントケース1の側面の端部およびリアカバー2の側面の端部に、当該凸形状に応じた凹形状に溝がそれぞれ形成されていてもよい。図13は、両面の周縁部41が、厚さ方向にそれぞれ2箇所ずつ凸形状に成形されているパッキン部品4の例を示す断面図である。本実施形態の携帯型電子機器100のパッキン部品4には両面テープで電気基板50が接着されているので、電気基板50が振動した場合に、当該パッキン部品4の周縁部41に成形された凸形状部には当該パッキン部品4を携帯型電子機器100の内側に向かう方向に力が加えられ、パッキン部品4による防水性能が低下するおそれがある。
そこで、図13に示す例では、パッキン部品4の周縁部41の両面にそれぞれ2つずつ成形されている凸形状部のうち、電気基板50に近い方の凸形状部が携帯型電子機器100の内側に向かう方向に加えられた力によってパッキン部品4の周縁部41が携帯型電子機器100の内側に移動することを防ぐ。そして、パッキン部品4の周縁部41の両面にそれぞれ2つずつ成形されている凸形状部のうち、電気基板50に遠い方の凸形状部が携帯型電子機器100の外部からの水の侵入を防ぐ。よって、図13に示すようにパッキン部品4の周縁部41が成形されている場合に、防水性能の低下を防ぐことができる。
本実施形態によれば、パッキン部品4、両面テープ5および電気基板50は、フロントケース1に設けられた凸形状部およびリアカバー2に設けられた凸形状部に接触しないように構成され、電気基板50は、柔軟性のあるシリコンゴムが板状に成形されたパッキン部品4の周縁部41を介してフロントケース1およびリアカバー2に浮動的に支持されているので、フロントケース1またはリアカバー2に力が加えられた場合であっても、パッキン部品4における周縁部41と電気基板50が両面テープ5によって接着されている部分との間の領域が当該力を吸収するので、電気基板50への当該力の伝達を防ぐことができる。
また、フロントケース1またはリアカバー2に力が加えられたことに応じてフロントケース1またはリアカバー2が変形した場合であっても、パッキン部品4における周縁部41と電気基板50が両面テープ5によって接着されている部分との間の領域が当該変形に応じて変形するので、電気基板50の変形を防ぐことができる。
さらに、パッキン部品4の周縁部41に設けられた凸形状部が、フロントケース1の側壁の端部に設けられた溝1−aおよびリアカバー2の側壁の端部に設けられた溝2−aに嵌合するので、駆体部材を小型化することなく、携帯型電子機器100の外部からの水の侵入を防ぐことができる。
また、パッキン部品4を、電気基板50の支持に用いるので、電気基板50をフロントケース1に固定するためのねじ等の部品を増加させずに、上述した効果を得ることができる。
また、パッキン部品4の周縁部41における凸形状部をフロントケース1の側壁の端部の溝1−aおよびリアカバー2の側壁の端部の溝2−aにより密着させるために、より軟質な樹脂をパッキン部品4に採用した場合であっても、電気基板50に両面テープ5で接着されたり、電気基板50やフレーム61の周縁に嵌合されたりするので、当該パッキン部品4を容易にフロントケース1およびリアカバー2に取り付けることができる。
従って、本実施形態によれば、高い防水性能と高い強度とを両立することができる。
次に、本発明の概要について説明する。図14は、本発明の概要を示す分解斜視図である。図14に示すように、本発明による携帯型電子機器200は、正面側筐体201(図2に示すフロントケース1に相当)、背面側筐体202(図2に示すリアカバー2に相当)、電気基板203(図2に示す電気基板50に相当)、および支持部材204(図2に示すパッキン部品4に相当)を含む。正面側筐体201は、携帯型電子機器200の正面側の筐体である。背面側筐体202は、携帯型電子機器200の背面側の筐体である。電気基板203は、正面側筐体201によって一方の面が覆われ、背面側筐体202によって他方の面が覆われ、電気部品が搭載されている。支持部材204は、電気基板203を支持する軟質性樹脂である。
正面側筐体201および背面側筐体202は、携帯型電子機器200の側面を覆う側壁をそれぞれ含む。また、正面側筐体201の側壁の端部および背面側筐体202の側壁の端部には、凹形状の溝(図3に示す溝1−aおよび2−aに相当)がそれぞれ設けられている。支持部材204は、正面側筐体201の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する正面側凸形状部と背面側筐体202の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する背面側凸形状部とがそれぞれ形成されて正面側筐体と背面側筐体とに支持される周縁部214(図3に示す周縁部41に相当)を含む。
そのような構成によれば、電気基板203は、軟質性樹脂である支持部材204の周縁部214を介して正面側筐体201および背面側筐体202に浮動的に支持されているので、正面側筐体201または背面側筐体202に力が加えられた場合であっても、支持部材204における周縁部214と電気基板203が支持されている部分との間の領域が当該力を吸収するので、電気基板203への当該力の伝達を防ぐことができる。
また、正面側筐体201または背面側筐体202に力が加えられたことに応じて正面側筐体201または背面側筐体202が変形した場合であっても、支持部材204における周縁部214と電気基板203が支持されている部分との間の領域が当該変形に応じて変形するので、電気基板203の変形を防ぐことができる。
さらに、支持部材204の周縁部214に設けられた凸形状部が、正面側筐体201の側壁の端部に設けられた溝および背面側筐体202の側壁の端部に設けられた溝に嵌合するので、駆体部材を小型化することなく、携帯型電子機器200の外部からの水の侵入を防ぐことができる。
従って、本実施形態によれば、高い防水性能と高い強度とを両立することができる。
また、上記の実施形態では、以下の(1)〜(8)に示すような携帯型電子機器も開示されている。
(1)電気基板203を保持する保持部材(図2に示す両面テープ5または図8に示すフレーム61に相当)を備え、支持部材204は、保持部材を介して電気基板203を支持する携帯型電子機器。
(2)支持部材204と保持部材とは、2色成形によって一の部品に成形されている携帯型電子機器。そのように構成された場合には、電気基板203を支持部材204に固定する固定用部品を使用する必要がなくなり、部品点数を削減することができる。そして、携帯型電子機器の組み立て作業を容易化することができる。
(3)支持部材204と保持部材とは、かしめ作業によって圧着されている携帯型電子機器。そのように構成された場合には、高価な2色成形用の金型を用いることなく、電気基板203を支持部材204に固定する固定用部品を使用する必要がなくなり、部品点数を削減することができる。そして、携帯型電子機器の組み立て作業を容易化することができる。
(4)支持部材204は、周縁部214に囲まれ、電気基板203の外形に応じた形状の空間である収容部と、収容部に収容された電気基板203の端部を支持する基板支持部とを含む携帯型電子機器。そのように構成された場合には、電気基板203が設置されるための空間を狭く(より具体的には、薄く)することができる。
(5)支持部材204は、周縁部214に囲まれ、保持部材の外形に応じた形状の空間である収容部と、収容部に収容された保持部材の端部を支持するフレーム支持部とを含む携帯型電子機器。そのように構成された場合には、電気基板203が設置されるための空間を狭く(より具体的には、薄く)することができる。
(6)支持部材204は、周縁部214に囲まれ、電気基板203の外形に応じた袋状に成形されて内部に電気基板203を収容する収容部を含む携帯型電子機器。
(7)支持部材204は、周縁部214に囲まれ、保持部材の外形に応じた袋状に成形されて内部に保持部材を収容する収容部を含む携帯型電子機器。
(8)正面側筐体201の側壁の端部および背面側筐体202の側壁の端部には、複数の凹形状の溝がそれぞれ設けられ、支持部材204の周縁部214には、正面側筐体201の側壁の端部に設けられた複数の溝にそれぞれ嵌合する複数の正面側凸形状部と背面側筐体の側壁の端部に設けられた複数の溝にそれぞれ嵌合する複数の背面側凸形状部とがそれぞれ形成されている携帯型電子機器。そのように構成された場合には、電気基板203に近い方の凸形状部が携帯型電子機器の内側に向かう方向に加えられた力によって支持部材204の周縁部214が携帯型電子機器の内側に移動することを防ぐ。そして、電気基板203に遠い方の凸形状部が携帯型電子機器の外部からの水の侵入を防ぐ。よって、防水性能の低下を防ぐことができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)一方の筐体によって一方の面が覆われ、他方の筐体によって他方の面が覆われ、端部に凹形状の溝がそれぞれ設けられた前記一方の筐体および他方の筐体の側壁によって側面を覆われた電気基板を支持する支持部と、前記一方の筐体の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する正面側凸形状部と前記他方の筐体の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する背面側凸形状部とがそれぞれ形成されて前記第1の筐体と前記第2の筐体とに支持される周縁部とを備え、前記支持部と前記周縁部とは軟質性樹脂であることを特徴とする電気基板の支持部材。
(付記2)支持部材は、電気基板を保持する保持部材を介して前記電気基板を支持する付記1に記載の電気基板の支持部材。
本発明を、携帯型電子機器に適用することができる。
1 フロントケース
1−a、2−a 溝
2 リアカバー
3 電池カバー
4 パッキン部品
5 両面テープ
6 操作ボタン
7 ボタン固定フレーム
8 スピーカ用防水シート
9 スピーカ用密閉部品
10 マイクロフォン用防水シート
11 マイクロフォン用密閉部品
12 電池部パッキン
20 ハウジング用ねじ
21 ボタン固定ねじ
23 コネクタ用ねじ
25 外部コネクタ孔
26 マイクロフォン孔
27 スピーカ孔
28 表示部
41 周縁部
42 凸形状部
50、203 電気基板
51 ボタン基板
53 外部コネクタ
54 フレキシブルケーブル
55 電池
56 ケーブル
61 フレーム
201 正面側筐体
202 背面側筐体
204 支持部材

Claims (6)

  1. 正面側の筐体である正面側筐体と背面側の筐体である背面側筐体とを備えた携帯型電子機器であって、
    前記正面側筐体によって一方の面が覆われ、前記背面側筐体によって他方の面が覆われ、電気部品が搭載された電気基板と、
    前記電気基板を保持するフレームと、
    前記電気基板を支持する軟質性樹脂製の支持部材とを備え、
    前記正面側筐体および前記背面側筐体は、前記携帯型電子機器の側面を覆う側壁をそれぞれ含み、
    前記正面側筐体の側壁の端部および前記背面側筐体の側壁の端部には、凹形状の溝がそれぞれ設けられ、
    前記支持部材は、前記正面側筐体の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する正面側凸形状部と前記背面側筐体の側壁の端部に設けられた溝に嵌合する背面側凸形状部とがそれぞれ形成されて前記正面側筐体と前記背面側筐体とに支持される周縁部を含み、
    前記支持部材は、前記フレームを介して前記電気基板を支持する
    ことを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 支持部材とフレームとは、2色成形によって一の部品に成形されている
    請求項記載の携帯型電子機器。
  3. 支持部材とフレームとは、かしめ作業によって圧着されている
    請求項記載の携帯型電子機器。
  4. 支持部材は、周縁部に囲まれ、フレームの外形に応じた形状の空間である収容部と、
    前記収容部に収容された前記フレームの端部を支持するフレーム支持部とを含む
    請求項から請求項のうちいずれか1項に記載の携帯型電子機器。
  5. 支持部材は、周縁部に囲まれ、フレームの外形に応じた袋状に成形されて内部に前記フレームを収容する収容部を含む
    請求項から請求項のうちいずれか1項に記載の携帯型電子機器。
  6. 正面側筐体の側壁の端部および背面側筐体の側壁の端部には、複数の凹形状の溝がそれぞれ設けられ、
    支持部材の周縁部には、前記正面側筐体の側壁の端部に設けられた複数の溝にそれぞれ嵌合する複数の正面側凸形状部と前記背面側筐体の側壁の端部に設けられた複数の溝にそれぞれ嵌合する複数の背面側凸形状部とがそれぞれ形成されている
    請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の携帯型電子機器。
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