JP7286998B2 - 電子機器筐体 - Google Patents
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Description
第1の環状溝を開口端面に有するカバーと、
前記第1の環状溝に対向する第2の環状溝を開口端面に有するベースと、
前記カバー及び前記ベースの前記開口端面同士の間に配置され、かつ、前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝にそれぞれ嵌合する一対の環状リブを表面及び裏面に有する防水防振材と、を有し、
前記一対の環状リブの各々は前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝の各々の底部を押圧する頂上を有することを特徴とする。
図1に示すように、本実施例の電子機器の筐体101は略長方体形状部分を有している。筐体101は、それぞれの開口端面の間に防水防振材104を挟む、筒箱状部分を有するベース102と筒箱状のカバー105とから構成される。電子部品106を覆う筐体101のこれらベース102及びカバー105はそれぞれの開口端面に環状のフランジ部102F及び105Fを有している。フランジ部102F及び105Fは、ベース102とカバー105のそれぞれの開口端面側壁から外側に互いに平行に突出している。ベース102はその筒箱状部分を支える板状部分102Pをも有する。
図3は、電子機器の筺体の防水防振材104を示す斜視図である。図3に示すように、実施例の電子機器筐体における防水防振材104は、環状に連結された一定厚さの外側の平坦部104a1及び内側の平坦部104a3と、平坦部104a1、104a3の挟まれた中間に形成された表(おもて)面と裏面に突出する環状凸形状を有する一対の環状リブ109a、109bとから構成される。
図4は図2の二点鎖線Bで示す部分の部分断面図である。図4に示すように、ベース102はその開口端面にベース環状溝108を有する。カバー105は、その開口端面にベース102のベース環状溝108に対向するカバー環状溝110を有する。ベース102に環状配置されたベース環状溝108とカバー105に環状配置されたカバー環状溝110とは、防水防振材104に関して互いに対向して面対称に形成されている。また、ベース環状溝108及びカバー環状溝110は、防水防振材104の表面と裏面の一対の環状リブ109b及び109aにそれぞれ対向する。
防水防振構造を有する筐体101において、固定されているベース102の上に防水防振材104を挟んで、カバー105が取付ネジ107a、107b、107c、107dにて締結されることにより、ベース102から防水防振材104及びカバー105を介して伝播する電子部品106への振動を抑えることができる。さらに、ベース102側には外側の接触面120b1から接触面120b2そして内側の接触面120b3へ、カバー105側には外側の接触面120a1から接触面120a2そして内側の接触面120a3へ、の水分等の浸入経路を構成することで、外部からの水分等の圧力を減ずることで浸入を防止することができる。
以上のように第1の実施例によれば、防水防振材104に背中合わせの一対の環状リブ109a、109bを形成したことにより、外縁から内縁に沿って3段階の防水形状を配置することができる。これにより、一般的な面精度・形状公差で防水機能が保てるという効果を得られる。更に、一対の環状リブ109a及び109bへのカバー環状溝110及びベース環状溝108の底部の押圧接触は一対の環状リブ109a、109bの各々の頂上の形状を押し潰し変形して溝底接触面120a2、120b2を形成しているので、防水機能がより大きくなるという効果が得られる。
図7の例えば二点鎖線Eで示す部分すなわちベース102及びカバー105のそれぞれの開口端面には、互いに対向する複数対のカバー環状溝及びベース環状溝(後述する)が設けられている。また、防水防振材104は、同開口端面同士の間に該複数対のカバー環状溝及びベース環状溝にそれぞれ嵌合する複数対の環状リブ(後述する)を有している。
図8は、電子機器の筺体の防水防振材104を示す斜視図である。図8に示すように、防水防振材104は、環状に連結された一定厚さの外側の平坦部104a1及び内側の平坦部104a3と、平坦部104a1、104a3の挟まれた中間に形成された表(おもて)面と裏面に突出する環状凸形状を有する三対の環状リブ209a1、209a2、209a3と209b1、209b2、209b3とから構成される。おもて面では外縁側から内縁側に向けて第1、第2及び第3の環状リブ209a1、209a2、209a3が入子状に配置され、裏面では外縁側から内縁側に向けて第1、第2及び第3の環状リブ209b1、209b2、209b3が入子状に配置されている。
図9に示すように、ベース102の開口端面には、外縁側から内縁側に向けて第1、第2及び第3のベース環状溝208b1、208b2、208b3が入子状に配置されている。カバー105の開口端面には、外縁側から内縁側に向けて第1、第2及び第3のカバー環状溝210a1、210a2、210a3が入子状に配置されている。
防水防振構造を有する電子機器筐体101において、ベース102とカバー105で防水防振材104を挟んで取付ネジ207a、207b、207c、207dにて締結することにより、カバー105を介して伝播する電子部品106への振動を抑えると共に、ベース102側には第1、第2、第3、第4、第5、第6及び第7の接触面220b1、220b3、220b5、220b7まで、カバー105側には接触面220a1から接触面220a7までを浸入経路に構成することで、外部からの水等の圧力を減ずることで浸入を防止する。
以上のように第2の実施例によれば、第1、第2及び第3の環状リブ209a1、209a2、209a3、209b1、209b2、209b3を形成した防水防振材104により、外縁から内縁に沿って7段階の防水形状を配置したことで、入子状態のラビリンス構造が構成され、第1の実施例より、更に高い防水機能が保てるという効果を得られる。また、接触面220a2、220a4、220a6並びに接触面220b2、220b4、220b6を段階的に高くしたことにより、前述の多段に加えて二重の防水機能を付与している。
102…ベース
104…防水防振材
105…カバー
109a、109b、209a1、209a2、209a3、209b1、209b2、209b3、309a、309b…環状リブ
108、110、208b1、208b2、208b3、210a1、210a2、210a3…環状溝
Claims (5)
- 電子部品を収容する収容空間を有する電子機器筐体であって、
第1の環状溝を開口端面に有するカバーと、
前記第1の環状溝に対向する第2の環状溝を開口端面に有するベースと、
前記カバー及び前記ベースの前記開口端面同士の間に配置され、かつ、前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝にそれぞれ嵌合する一対の環状リブを表面及び裏面に有する防水防振材と、を有し、
前記一対の環状リブの各々は前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝の各々の底部を押圧する頂上を有し、
前記カバーと前記ベースの前記開口端面において、前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝と前記一対の環状リブとが成す対が入子状態で複数設けられ、
前記複数設けられている前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝と前記一対の環状リブとが成す対において、前記一対の環状リブの高さが外縁側から内縁側へ又は内縁側から外縁側へ段階的に高くなるように前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝が形成されていることを特徴とする電子機器筐体。 - 前記一対の環状リブの各々が前記第1の環状溝及び前記第2の環状溝の各々の底部に接触し、前記底部と前記環状リブとの間に水溜空間が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器筐体。
- 前記防水防振材と前記一対の環状リブの各々が二色成形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器筐体。
- 前記電子部品は前記カバーに固定され、前記ベースは外部の被取付部に取付けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の電子機器筐体。
- 前記カバー及び前記ベースの前記開口端面は前記カバー及び前記ベースのそれぞれのフランジに設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の電子機器筐体。
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